
既卒で公務員に就職できるか知りたいと思っていませんか?この記事では、既卒の就職状況、公務員のメリットとデメリット、公務員試験のコツ、民間企業も視野にいれる、民間企業に就職する方法を解説しています。記事を参考に就活を始めましょう。
この記事の目次
既卒で公務員に就職できる?~既卒の現状について紹介~

結論、既卒でも公務員に就職できます。
公務員は、既卒者も募集しており、実際に採用される人もいるからです。
国家公務員・地方公務員ともに既卒の人が応募できる枠があるので、チェックしてみましょう。
ただし新卒と比べると既卒の就職率は低い
文部科学省と厚生労働省が発表した、2019年の大卒の就職率は97.6%です。
一方、マイナビが発表した2019年の既卒の就職率は43.3%です。つまり、既卒の就職率は、新卒の半分以下なのです。
平成30年の有効求人倍率は1.61倍であったり、既卒枠を設ける企業が増えてるとはいえ、既卒の就職率はまだまだ厳しい現実があります。
既卒の就職率が低い主な理由は、下記のとおり。
- 計画性がないと思われるから
- 内定がもらえなかった=何か問題がある人と思われるから
ただし、公務員は既卒と新卒の壁はあまりありません。既卒でも、公務員試験に合格すればいいだけだからです。
既卒の就職のデメリットが公務員だと弱まるので、公務員を目指す既卒の人も多いですね。
参考:マイナビ「2019年度 マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」
公務員が人気の理由
次に、「公務員が人気の理由」についてご紹介をいたします。
公務員が人気の理由は、下記の3つです。
- 給与が安定している
- 福利厚生が手厚い
- 社会的信頼の高さ
それでは、早速ですが上記3つの人気の理由についてご紹介していきます。
理由1:給与が安定している
まず、1つ目の人気の理由としては「給与が安定している」です。
公務員と分類されている仕事は、とても給与が安定します。なぜなら、公務員とは国の納税から給与が出されているからです。公務員の給与には特に景気が悪いからと言って影響を受けないのです。
一般的な企業に就職をして給与をもらうと景気の悪化だったり、売り上げ次第で社員の給与にもその影響が来るようになっているのです。
また、現在では成果主義である会社も多くなってきているのです。成果を出すことが出来なければ、なかなか昇給も出来ないというのが現状なのです。
公務員として就職して仕事をすることによって、仕事の成果など特に関係なく年功序列という形での昇給をしていくのです。なので、公務員が人気の理由としては、仕事をしっかりとこなしていることによりかなり安定している給与が約束されているからなのです。
理由2:福利厚生が手厚い
次に、ご紹介する人気である理由は「福利厚生が手厚い」です。
公務員として仕事をすることによって、ほとんどの企業は福利厚生が機能をしていない中で公務員は手当の質や量が良いのです。公務員としての主な福利厚生としては「住宅手当」「休日勤務手当」「通勤手当」「扶養手当」と主な福利厚生が4つもあるのです。一般的な企業に就職する事により、有給休暇がとても取ることが出来ない環境だったり固定残業代で残業代がでないなどといったような事が起こりますが、公務員として仕事をすることによってはそのような心配がなくなるのです。
また、公務員は産休や育休といった休みを取りやすく、社会復帰がとてもしやすいような環境となっているのです。なので、福利厚生が手厚いという事も公務員が人気の理由なのです。
理由3:社会的信頼の高さ
最後にご紹介する人気である理由は、「社会的信頼の高さ」です。
公務員と分類をされている仕事に就くことによって雇用の安定があるのです。なので、今後のリストラなどを心配する必要がほとんどありません。
民間企業に就くことによって倒産するかもしれないという事が付いて来たり経営が困難になってしまうといった際に早期退職やリストラなどを心配しなくてはならないのです。
それとは逆に、公務員の職に就くと雇用が安定しているため、ずっと安定をしている収入が見込めるのです。そのため、ローンが組みやすいなどといった傾向にあるのです。
また、公務員は安定をしているといったイメージが強く付いているので、親戚や結婚相手から好印象を持たれ、信頼をされていることが大体なのです。
このように公務員によって社会的な信用の高さも公務員が人気である大きな理由なのです。
既卒で目指せる公務員の種類
次に、既卒でも目指せる公務員の種類についてご紹介いたします。
既卒が目指すことが出来る公務員の種類は下記の3つです。
- 国家公務員
- 地方公務員
- 公安系公務員
それでは、上記の3つについてご紹介いたします。
国家公務員
まず、既卒が目指せる公務員の種類1つ目は「国家公務員」です。
国家公務員は、中央省庁や裁判所など国家の運営に関わる業務に携わる公務員です。
また、国家公務員には、下記の2種類があります。
- 国家公務員総合職
- 国家公務員一般職
それでは、上記の2つに分けてさらに細かくご紹介いたします。
国家公務員総合職
まずは、国家公務員の中の「国家公務員総合職」についてご紹介をしていきます。
初めに、「国家公務員総合職」と呼ばれている方たちは、一般的に言うと「官僚」と呼ばれている人達の事なのです。ですので、世間一般に知られているような公務員と比べるとイメージが異なるという事があるのではないでしょうか。
公務員とはいっても、定時という事は存在しないのです。また、任せられた仕事は責任が重く、責任を問われた際には辞職をしなければならないというようなかなり厳しい環境での仕事を行わなければならないのです。
ですが、仕事の責任はとても重い分、収入だったり手当だったりはかなり手厚いのです。
また、「国家公務員総合職」は基本的な一般教養に加え、政治に関した知識だったりその他の学問など幅広い学力が条件になっているので、難易度としてはかなり難しいのです。
国家公務員一般職
次に、国家公務員の中の「国家公務員一般職」についてご紹介をしていきます。
国家公務員一般職という職種は、事務の作業が中心になっており、先程ご紹介をさせていただきました「国家公務員総合職」の手助けをするような仕事と言えるものです。
大卒の方だけというわけではなく、高卒の方でも受験の資格があり、毎年多くの方々が「国家公務員一般職」を受験するのです。なので、求人倍率が高く受験の難易度は高いという事でとても有名になっています。試験勉強には時間をしっかりと取って、覚悟を決めたうえで臨まなくてはほとんどの確率で合格ができるとは言えないでしょう。
また、待遇の面で見てみると、総合職に比べてしまうと流石に劣ってしまうが、安定している収入や待遇は得られるのです。
地方公務員
2つ目にご紹介する既卒が目指せる公務員の種類は「地方公務員」です。
次は、地方公務員についてなのですが、「地方公務員」はこの名前にもある通りなのですが、日本の各地の公務員の事なのです。
一言で「地方公務員」と言ったとしても、様々な種類の職種があるのです。そして、教員の方々も「地方公務員」な中に入っているのです。
教員の場合は、「教育採用試験」といった試験を受けて合格をしなければならないという事が絶対条件になってはいるのですが、その他にも教員免許を持っておかなければならないのです。
国家公務員の「総合職・一般職」に2つに比べるとやはり待遇は下がってしまうものの、そんなに大きな差ではないのです。これから生活を行っていくことには困らないほどの収入を得ることが出来るでしょう。
公安系公務員
そして最後にご紹介をするのは「公安系公務員」です。
公安系公務員についてですが、「治安・秩序」を守っているような仕事を行ているような人達の事なのです。警察官や自衛官、また消防士の方々をひっくるめて「公安系公務員」となっているのです。
この、「公安公務員」は先程ご紹介をした「国家公務員・地方公務員」といった公務員とは異なり、実技試験といったものや柔道や剣道と多くのスキルが必要とされるのです。
学力だけを身につけるという事だけではなく身体面で及ばないというような点があった際には、試験を受けたとしても合格をする可能性はないでしょう。
公安系公務員では、文武両道が求められるのです。
公務員の試験には年齢制限がある
次に、公務員試験の年齢制限についてご紹介をしていきます。
年齢制限がない場合
私たちが現在住んでいる日本という国では、昔は就職をするにあたって厳然とした年齢制限というものが存在していました。新聞を手に取り求人欄を見てみると「30歳以下限定」というような条件だったり「40歳未満限定」だったりと求人にも多くの条件が付いていました。ですが、雇用対策法の改善などもあり、2007年の10月から求人における募集や採用の年齢制限などは禁止というような義務化がされていきました。なので、今までついていた就職・転職の年齢の条件というのはなくなったのです。
年齢制限のある場合
ですが、例外もあるのです。それは、労働基準法という形で定められている危険有害業務などに従事をしている場合や定年未満での労働者を募集する場合などは年齢制限を付けるというような事が出来るのです。また、原則としては年齢不問なのです。応募の報告を行う際なども若者を勧誘していると疑われるような表現をしないよう国の方からの指示があるのです。ですが、次第に緩くなってきていて、公務員の試験には依然として年齢制限が設けられたのです。
また、公務員の年齢制限に関しては下記の記事を参考にしてみてください。
参考:公務員試験の年齢制限は何歳なのか【ひと目で分かる上限の一覧付き】
既卒で公務員に就職するメリット・デメリット
では、既卒で公務員に就職するメリットとデメリットを解説します。
メリットとデメリットを理解した上で、公務員を目指すか検討してください。
公務員に就職するメリット
公務員に就職するメリットは、下記の5つです。
- 安定している
- 福利厚生が良い
- 年功序列
- 社会的な信用がある
- ローンが通りやすい
1つずつ解説しますね。
①安定している
一番のメリットは、安定していることでしょう。国や地方が崩壊しない限り、仕事があるからです。
民間企業では終身雇用が崩壊していますが、公務員はいまだに終身雇用。原則的にクビもないので、定年まで安定して働けます。
②福利厚生が良い
公務員は、福利厚生がしっかりしています。
- 有給休暇
- 産前産後休暇
- 育児休暇
- 退職金
- 年金制度
上記のように、福利厚生は充実しています。
福利厚生を重視する人は、公務員が良いですね。
③年功序列
公務員は基本的に年功序列です。そのため、部下に越されることも少ないですし、長く勤めるほど有利です。
民間企業では出世競争がありますが、公務員は年功序列。
競争したくなくて、長く働きたい人には良いですね。
④社会的な信用がある
公務員は社会的な信用が高いです。
公務員=しっかりした勤め先という印象が強いからです。
- 親戚の集まり
- 大学の友人との飲み会
- 中学・高校の同窓会
上記のような場所では、みんなから「いいねぇ」と言われることが多いでしょう。
「しっかりした仕事に就職した人」という信用がほしい人には、公務員が良いでしょう。
⑤ローンが通りやすい
住宅ローンやカーローンなど、大きい借入の審査が通りやすいです。公務員は安定しているので、金融機関もお金を貸しやすいからです。
例えば、マイホームを購入するときは、民間企業の社員と差が出やすいです。
民間企業の社員なら3000万円しか借りれないところを、公務員なら4000万円借りることができるということもあります。
ローンを組んで買い物をするときは、公務員が強いです。
公務員に就職するデメリット
一方、公務員に就職するデメリットは、下記の4つです。
- ブラックな職場もある
- 給料が安い(民間より稼げない)
- 転勤や部署移動が多い
- 年齢を重ねるほど民間に転職しにくい
1つずつ見ていきましょう。
①ブラックな職場もある
公務員はブラックな職場があります。公務員には、労働基準法が適用されないからです。
実際に存在するブラックな職場の事例は、下記のとおり。
- 繁忙期は徹夜
- 毎日帰りが23時すぎ
- 妊婦なのに出張がある
- 3日くらい家に帰れない
労働基準法はあくまでも民間企業の従業員を守るためのものなので、公務員は関係なしです。
②給料が安い(民間より稼げない)
公務員の給料が民間企業より高かったら、問題ですよね。税金が給料だからです。
市民の反感を買ってしまいます。
よくある公務員と民間企業の給料の関係性は、下記のとおり。
- 景気が良いと、民間企業の方が給料が高い
- 景気が悪いと、公務員の方が給料が高い
「公務員は給料が高い」というイメージがもっている人は、不景気時代を生きている時間が長いからです。
景気が良いときは、民間企業の社員の方が給料が高いです。
③転勤や部署移動が多い
公務員は、定期的に転勤や部署異動があります。
理由は様々ですが、1つは「癒着を防ぐため」ですね。
例えば、警察官が長く同じところにいて、地域住民に情を抱くのはマズいですよね。いざというとき、逮捕できなくなってしまいます。
公務員の種類によって異動の理由は様々ですが、長く1つの仕事をしたい人には不向きです。
④年齢を重ねるほど民間に転職しにくい
最大のデメリットは、キャリアチェンジしにくいこと。
特に、30歳を超えてから民間企業への転職は難しいですね。なぜなら、営利目的の仕事をしてないから。
民間企業はすべて「営利目的」で仕事をしています。つまり、お金を儲けるために仕事をするんです。
公務員は非営利なので、ビジネススキルは身につきません。だから、30歳を超えてから民間企業への転職が難しいんです。
20代ならまだ若さでキャリアチェンジは可能ですが、それ以降は民間企業も欲しがりません。
一番怖いのは、30代以降に職場の人間関係のトラブルが起きたとき。退職するにも転職しにくいので、なんとか耐え続けるしかありません。
公務員はうつ病になる人も多い理由は、ここにあります。平成29年度、地方公務員で「精神及び行動の障害」を発症した人は1400人を超えています。
実は、公務員は「つぶしがきかない」という側面もあるのです。
参考:一般財団法人地方公務員安全衛生推進協会の「地方公務員健康状況等の現況」
既卒で公務員を受ける試験のポイント
既卒で公務員を目指す場合の、筆記試験と面接の対策を解説します。
だいたいどの公務員試験も、以下のような試験内容となってることが多いです。
- 一次試験:筆記試験と小論文
- 二次試験:面接
採用されるための試験対策を見ていきましょう。
筆記試験の対策
筆記試験の対策は下記のとおりです。
- 1日8時間は勉強する
- 勉強期間は1年を想定する
- 最初は筆記試験の勉強のみ(小論文は後でいい)
- 各教科の参考書と問題集を1冊ずつ買う(あれこれ買わない)
- 1冊の問題集を完壁に解けるまで、何周も繰り返す
- 次に過去問集を買い、完壁に解けるまで何周も繰り返す
- 小論文対策は、試験の2ヶ月前くらいからでOK
- 可能なら公務員試験の予備校に通う
公務員試験は、筆記試験がかなり重要です。筆記試験に合格しないと、次の面接にいけないからです。
既卒の強みは時間があること。
1日8時間の勉強時間を死守できれば、かなり高い確率で筆記試験に合格できます。
面接の対策
面接の対策は、筆記試験に合格してからで遅くありません。
既卒ならではの質問は「なぜ就職しなかったんですか?」です。納得のいく答えを用意しましょう。
よくある回答例は「公務員になるために勉強していたから」ですね。民間で働く気がないという意味なので、本気度も伝わりやすいです。
あと、公務員の面接でよく聞かれるのが「なぜ公務員なのか?」です。
NG回答は下記のとおり。
- 安定してるから
- 定時に帰れそうだから
- 楽そうだから
なぜ公務員になりたいのか、根拠をもって話しましょう。
よくある回答例は「地域に貢献したい」ですね。※地方公務員の場合ですが。
地域に貢献したくなったエピソードをそえて話すと、伝わりやすいです。
既卒で公務員よりも民間企業へ就職するべき?
公務員と民間企業で、就職しやすいのは民間企業です。
公務員の合格率は、種類にもよりますが20~30%くらい。一方で民間企業の就職率は90%以上です。
この理由はシンプルで、民間企業の方が数が多いからです。
前述のとおり、平成30年の有効求人倍率は1.61倍で人材不足の状況。数多くの民間企業では人が足りていないので、民間企業の方が就職しやすいのです。
結論、公務員希望の既卒の人は、民間企業も視野に入れて就職活動するのが無難です。
公務員浪人が続く悲劇
公務員にこだわり続けるリスクもあります。公務員試験に合格する保証はないからです。
いつまでも公務員試験に合格できないと、年齢を重ねてしまいます。
正社員で働いたことがない期間が続くと、さすがに民間企業でも採用されにくいです。「公務員試験に落ちまくっている=ダメな人」に見えてしまうからです。
社会人経験もないので、民間企業でも不採用になる確率が上がります。
結果、公務員にもなれないし、民間企業にも雇ってもらえない最悪の状況になります。そのまま引きこもりニートになってしまう人もいるくらいです。
そのため、公務員試験を受ける際は今後のことも考えておきましょう。
- あきらめるラインを決めておく
- 民間企業と併願する
上記のような対策を取っていればよいでしょう。
あなたの人生の目的は「公務員になること」ではなく、あなたらしく生きることです。
民間企業も視野に入れて就活しましょう。
既卒で民間企業へ就職するための方法を紹介
既卒で民間企業に就職する手順は、下記のとおりです。
- 自己分析
- 業界分析
- 企業分析
- 志望動機や自己PRを作成
- 面接対策
簡単に1つずつ解説します。
自己分析
まずはあなた自身を知りましょう。
あなたが何をしたいかわからないと、どんな企業にエントリーすればいいかわからないからです。
自己分析するときは、過去の出来事を書き出すと良いですね。
- あなたが得意なこと
- あなたが好きなこと
- どんなときにやりがいを感じるか
- どんなときにやる気を失うか
上記のようなことを実際に書き出して分析しましょう。あなたがやりたい仕事が見えてくるはずです。
また、ジェイックでは自己分析についての記事を書いているので気になった方は是非読んでみて下さい。
業界分析
あなたがやりたいことがわかったら、それを叶えられる業界を探しましょう。
誤って違う業界に入ってしまうと、苦痛でしかないからです。
業界分析の方法としては、以下のような方法で効率的に行っていきましょう。
- ネットで調べる
- 業界の本を買ってみる
- SNSで業界人をフォローする
企業分析
業界が定まったら、業界内のどの企業に就職するか絞り込みましょう。
企業によって、中身が全然違います。自己分析結果も元にして、あなたが良いと思える企業を探しましょう。
注目すべきは「事業内容」です。「どんなビジネスをしている企業なのか」に興味をもたないと、就職しても続かないからです。
- 給料
- 休み
- 残業
- 福利厚生
くれぐれも、上記のような条件だけで企業を選ばないようにしましょう。
志望動機や自己PRを作成
企業を絞れたら、志望動機と自己PRを作成しましょう。履歴書に書かないといけないからです。
自己分析・業界分析・企業分析がしっかりできてると、志望動機と自己PRはすんなり書けるものです。
もし書けないなら、自己分析からやり直してみましょう。
また、ジェイックでは志望動機の書き方についてご紹介をしている記事があるので気になった方は、是非読んでみて下さい。
面接対策
民間企業は書類選考が通った後は、面接選考です。そのため、面接対策も早いうちからやっておきましょう。
特に「なんで就職しなかったんですか?」という質問には、完壁に答えられるようにしましょう。
面接の練習で効果的なのは、あなたが話しているのをスマホで撮影して見てみることです。自分が話している姿を確認することで、あなたの弱点がわかります。
例えば、以下のような弱点です。
- 声が小さい
- 話がわかりにくい
- 目が泳ぐ
録画するとこのような弱点が如実に見えてきます。自分を客観視する意味でも有効ですね。
具体的な就活方法
既卒の具体的な就活方法は、下記の3つです。
- ハローワーク
- 就職サイト
- 既卒向けの就職エージェント
特徴を1つずつ解説します。
ハローワーク
国が運営する、就職の相談窓口です。
ハローワークのメリットは下記のとおり。
- 地元の中小企業の求人が多いので、地元で働きたい人には良い
- どの町にもある
一方、ハローワークのデメリットは下記です。
- 既卒に特化しているわけではない
- ブラック企業の求人票もある
- 求人検索がわかりにくい
あなたの希望に合うようなら、ハローワークに行ってみましょう。
就職サイト
就職サイトで就活することも可能です。
メリットは下記のとおり。
- 既卒向けの求人情報を見れる
- 気軽にスマホで求人を探せる
- 登録すると求人情報がメールで送られてくる
- 自分のペースで就活できる
一方、デメリットは下記です。
- 求人情報に良いことしか書かれていない
- 応募は自分でやらないといけない
- 書類作成や面接対策のサポートはない
- どの企業が自分に合うかわからない
自分のペースで就活したい人で、なおかつ自分で企業を決められる人におすすめです。
既卒向けの就職エージェント
既卒向けの就職エージェントは、担当者がついて就職をサポートしてもらえます。
メリットは下記のとおり。
- 既卒を積極的に採用している企業がわかる
- あなたに合う企業を紹介してくれる
- 書類や面接のサポートをしてくれる
- 担当者がつくので心強い
一方、デメリットは下記です。
- 就職サイトのように大量の求人情報を見れない
- 自分1人で就活したい人には不向き
既卒の就職のプロにサポートしてもらいたい人は、既卒向けの就職エージェントに相談しましょう。
既卒でも就職できるが、新卒より就職率が低い
公務員はメリットもあるが、デメリットも多い
公務員試験は勉強時間の確保が重要
公務員希望の既卒の人は、民間企業も視野に入れて就活する
既卒で民間企業に就職するなら、正しい就活をする