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ニートに警備員をおすすめできる理由を解説!仕事内容や年収も紹介

ニートに警備員をおすすめできる理由を解説!仕事内容や年収も紹介

ニートから警備員への就職は、「人とあまり関わらずに働ける」「仕事内容が比較的覚えやすい」といった理由からおすすめできます。

この記事では、警備員の具体的な仕事内容や平均年収、警備員に向いている人の特徴などについて解説します。

求人の探し方や、ニートが警備員に就職するためのポイントも紹介しますので、就活に不安を感じている方もぜひご覧ください。

ニートに警備員をおすすめできる理由

ニートの方の中には「人間関係を減らして働きたい」と考えている方が多いかと思いますが、その点、警備員は人とあまり関わらず働けるためおすすめです。

また、仕事内容も比較的シンプルで覚えやすく、未経験歓迎の求人が多いことも魅力の一つです。

では、こうしたポイントをふまえ、ニートの方に警備員への就職をおすすめできる理由を4つ紹介します。

人とあまり関わらずに働ける

警備員の仕事は業務中に人と関わることが少ないため、人付き合いが苦手なニートの方でも始めやすい仕事といえます。

特に「施設警備」や「夜間警備」は業務中に人と接触する機会が少なく、決められた場所を一人で巡回したり、モニターを見守ったりする仕事が中心です。

商業施設の閉館後の警備や、工場の警備では、少人数のチームで広いエリアを担当することが多く、人と話す機会もそこまで多くありません。

このように警備員は人との関わりが少ないため、人と話すのが苦手な方や、コミュニケーションに不安を感じている方に適した仕事といえるでしょう。

仕事内容を比較的すぐに覚えやすい

警備員の仕事はマニュアルに従って進めることが多いため、ニートの方でも比較的早く業務を覚えられる可能性があります。

業務内容には決められた手順があり、巡回ルートや緊急時の対応なども流れが決まっていることが多いため、未経験でも必要な知識や技能をスムーズに習得できるでしょう。

たとえば出入管理に関わる業務は、入館者への確認項目や、カギの管理方法などが明確に決まっており、数日で業務を覚えられる場合もあります。

このように警備員の仕事内容は覚えやすいため、ブランクが長い方や社会経験が少ないニートの方でも、安心して挑戦しやすい職種といえるでしょう。

未経験歓迎の求人が多い

未経験者を歓迎する警備会社が多いことも、ニートの方に警備員をおすすめできる理由の一つです。警備業界は人手不足が続いているため、未経験者を積極的に採用する会社が多いからです。

警備員に必要な知識やスキルは入社後に学べるため、採用では人柄や就職意欲を重視する警備会社も少なくありません。

「責任感がある」「真面目に働ける」といった姿勢を評価してもらえるケースも多く、採用において特別な知識や実績を求められないことが多いことも特徴です。

そのため、スキルや経験に自信がないニートの方でも安心して応募できるでしょう。

研修が充実している会社が多い

未経験者向けの研修制度が整っていることも、ニートの方に警備員をおすすめできる理由です。

警備員は人々の安全を守る一方で、自分の身にも危険が及ぶ可能性があるため、警備会社には社員の「教育(研修)」が義務づけられています。

未経験の場合、基本的には「新任教育」として20時間以上の研修を受ける必要があり、主に以下の内容を学びます。

  • 警備に関連する法令知識
  • 警備員としての基本動作
  • 自身の安全を守るための技術

必要な知識や技術を基礎から学べる体制があるため、警備の仕事が初めての方でも安心して業務をスタートできるでしょう。

警備員の仕事の種類

警備員は人の安全や財産を守る仕事ですが、大きく分けると次の4つに分類できます。

  • 1号警備(施設警備)
  • 2号警備(雑踏・交通誘導整備)
  • 3号警備(運搬警備)
  • 4号警備(身辺警備)

警備員への就職を考えているニートの方に向けて、それぞれの仕事内容を紹介します。

特徴や働き方に違いがあるため、自分に合った警備業務を選びましょう。

1号警備(施設警備)

1号警備(施設警備)は、オフィスビルやショッピングモール、マンション、工場など、様々な施設の安全を守る仕事です。

主な業務は以下の通りです。

  • 定期的な巡回で異常の有無を確認する
  • 防犯カメラやセンサーによる監視業務
  • 来訪者の受付や出入管理
  • 鍵の管理・開閉館業務
  • 緊急時の初期対応

たとえば大型商業施設では、開店前から営業中、閉店後まで施設内の安全確認を行い、イベント時や災害時には来場者の安全確保や避難誘導も担います。

施設警備は来訪者の受付や、緊急時のお客様のサポートも行うため、警備業務の中では人と接する機会が比較的多い仕事といえるでしょう。

2号警備(雑踏・交通誘導整備)

2号警備(雑踏・交通誘導警備)は、人や車の流れを適切に管理し、周囲の安全を守る仕事です。

主な業務は以下の通りです。

  • イベント会場での混雑整理
  • 歩行者や車両の安全な誘導
  • 交通整理や渋滞の緩和
  • 工事現場周辺の安全確保
  • 事故や災害時の避難誘導

花火大会などの大規模イベントでは、会場内や駅周辺で来場者を安全に誘導する役割を担います。工事現場でも、作業車両の出入りや、歩行者の安全な通行を確保するうえで交通誘導警備員が欠かせません。

屋外の業務が中心で、体力が必要ですが、多くの人々の安全を守る仕事をしたいニートの方は2号警備を検討してみましょう。

3号警備(運搬警備)

3号警備(運搬警備)は一般に「現金輸送」と呼ばれ、貴重品や現金などを安全に輸送する仕事です。

主な業務は以下の通りです。

  • 現金や貴重品の安全な輸送
  • ATMへの現金補充や回収
  • 輸送中の警戒監視
  • 輸送ルートの事前確認と安全確保
  • 緊急時の対応と連絡

運搬警備は通常、複数人のチームで行われ、ドライバー、警備員、監視役などが役割分担をして業務を進めます。

高額な現金を扱う場合は武装警備員が同行することもあり、高い緊張感のなか正確に業務を遂行することが求められます。

責任も重い仕事ですが、警備員として専門性を高めていきたい方には適した仕事といえるでしょう。

4号警備(身辺警備)

4号警備(身辺警備)は、いわゆる「ボディガード」として要人や著名人を守る仕事です。

主な業務は以下の通りです。

  • 要人の身体的安全の確保
  • 移動経路の事前確認と安全確保
  • 不審者や危険の早期発見と対処
  • 緊急時の避難誘導
  • 周囲の状況把握と情報収集

たとえば外国の首相が来日する際は、複数の身辺警備員がチームを組み、周囲の警戒や直接的な護衛を行うことが一般的です。

4号警備は専門性が高い仕事ですが、他の警備業務でスキルを高めることで就職に近づける可能性もあります。関心があるニートの方は長期的な視点を持って努力を重ね、身辺警備を目指していきましょう。

警備員の仕事内容

警備員の仕事内容は多岐にわたりますが、基本的には次の5つに分けられます。

  1. 巡回
  2. 監視
  3. 出入管理
  4. 受付・案内
  5. 緊急対応

仕事のイメージをしっかりと掴んでおきたいニートの方は、これから紹介する内容を確認しておきましょう。

1. 巡回

巡回とは、施設内を定期的に見回り、不審者や火災などの異常がないかを確認する業務です。

巡回中は、施錠状況や不審物の有無、設備の異常がないかを一つひとつ丁寧に確認します。

たとえば商業施設では、バックヤードや非常口の施錠を確認し、不審な荷物が放置されていないかを点検します。

巡回は、異常をいち早く察知し、危険を未然に防ぐ業務のため、警備員に求められる「観察力」や「判断力」をまさに活かせる仕事といえるでしょう。

2. 監視

監視とは、カメラやモニターを使って不審な動きを見つけ、トラブルを未然に防ぐ仕事です。

最近ではAIを活用した監視システムを導入し、人の目と技術を組み合わせることで効率的に安全を確保する施設も増えています。

目立つ仕事ではありませんが、見えないところで人々の安全を支える、まさに“縁の下の力持ち”といえる仕事です。

長時間モニターを見続けたり、黙々と作業をしたりする場面が多いので、「集中力」に自信があるニートの方に向いている業務といえるでしょう。

出入管理

出入管理とは、建物や敷地への出入りをチェックし、関係者以外の侵入を防ぐ仕事です。具体的には、IDカードの確認や、入退室の記録管理などを行います。

最近では、顔認証システムなどの最新技術と、人による目視確認を組み合わせた管理方法が増えており、警備員にはこうしたシステムを操作するスキルも求められます。

セキュリティを守りつつ、外部とのスムーズなやり取りにも貢献しているという点で、施設運営に欠かせない仕事といえるでしょう。

3. 受付・案内

受付・案内は、主にオフィスの出入り口付近で来訪者の対応を行い、関係部署への取り次ぎをする仕事です。

訪問目的や相手先を確認しながらスムーズな案内を行うと同時に、不審な人物かどうかを見極める「セキュリティ意識」を持った対応が求められます。

常に人の目に触れるポジションだからこそ、“会社の顔”としての自覚と責任も求められます。受付の対応ひとつで企業の印象が決まることもあり、こうした点において重要な役割を担う仕事といえるでしょう。

4. 緊急対応

緊急対応とは、火災や事故などの緊急事態が発生した際に初期対応を行う仕事です。

たとえばコンサート会場で火災が発生した場合は、観客の避難誘導や初期消火を行い、救急隊や消防隊へ速やかに引き継ぎます。

応急処置の知識も必要とされるなど、人命に関わる重要な役割を担うことも特徴といえるでしょう。

冷静な判断力と迅速な行動力が求められるため、責任感を持って行動できるニートの方や、緊急時に落ち着いて対応できる方に向いている仕事です。

警備員の年収

厚生労働省発表の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、警備員の平均年収は376万円(※)です。

年齢平均年収
  ~19歳270万円
 20~24歳351万円
25~29歳407万円
30~34歳426万円
35~39歳448万円
40~44歳458万円
45~49歳474万円
50~54歳431万円
55~59歳394万円
60~64歳315万円
65~69歳269万円
70歳~249万円

出典:厚生労働省「令和5年 賃金構造基本統計調査|職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)

※年収の算式(概算)=「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」千円以下は切り捨て

年代でいうと「45〜49歳」が474万円でトップです。理由としては、管理ポジションに就いている人が40代に多いことが考えられます。

なお、日本人の平均年収が460万円という点から考えると、警備員の場合、40代に関しては平均年収並みの給与が手に入る可能性があるといえそうです。

出典:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査

警備員に向いている人の特徴

警備員は人々の安全や社会の秩序を守る仕事のため、「責任感があること」が重要な資質の一つです。

周囲の状況に常に気を配る必要があるため、「集中力が高い人」や「冷静に物事を判断できる人」も適性があります。

これらの特徴に当てはまるニートの方は、警備員への就職を前向きに考えてみましょう。

では、それぞれの特徴について具体的に解説します。

責任感が強い

警備員は責任感を活かせる仕事です。施設や人々の安全を守るだけでなく、与えられた業務を確実に遂行するために真面目に取り組む姿勢が欠かせないからです。

たとえば商業施設での警備では、混雑時でも持ち場を離れず、周囲に気を配ることが求められます。不審者や危険な状況を見逃さないよう、どんな場面でも冷静に対応することも大切です。

責任感のある人は「小さな油断が大きな事故につながる」と意識し、細心の注意を払いながら業務に取り組めるでしょう。

人々の安全や財産を守る仕事だからこそ、責任感が強い人は警備員に向いているのです。

集中力が高い

警備員には、高い集中力も求められます。長時間にわたって周囲の状況を注視し、わずかな異変も見逃さない姿勢が必要な仕事だからです。

たとえば夜間警備では、静かな環境の中でも緊張感を持続しつつ、施設の安全を守ることが求められます。

集中力が高い人は、単調になりがちなモニター監視業務でも警戒を怠らず、異常を素早く察知できるでしょう。

警備の仕事は地道な作業も多いですが、それでも集中力を活かしてコツコツと取り組めるニートの方にとっては、自分の強みを発揮できるという点でもやりがいを感じられる仕事といえるでしょう。

冷静な判断力がある

状況を冷静に判断できるニートの方も警備員に向いています。予期せぬトラブルが発生した際も、感情に流されずに対応することが求められる仕事だからです。

たとえば商業施設で急病人が発生した場合は、救急車の手配や応急処置を行いながら、周囲の動揺や混乱を抑えるなど、短時間で様々な業務をこなす必要があります。

ちょっとしたトラブル対応から緊急時の危機管理まで、人々の安全を守る重要な役割を担う警備員にとって、判断力は欠かせないスキルの一つです。

どんな状況でも落ち着いて行動できる方にとって、警備員は自分の強みを発揮できる仕事といえるでしょう。

警備員に向いていない人の特徴

警備員は自発的な行動が求められる場面があるため、受け身な性格の人にはあまり向いていません。

忍耐力がなかったり、決断力に欠けたりする人も仕事をうまくこなせない可能性があるでしょう。

そのため、これらの特徴に当てはまるニートの方は一度冷静になり、警備員として長く働けそうか考える時間を持つことをおすすめします。

性格が受け身

受け身な性格の人は、警備員の仕事にあまり向いていません。状況の変化に応じて自発的に判断し、行動することが求められる仕事だからです。

たとえば不審者を発見した場合、「確認すべきか、様子を見るべきか」と迷っている間に状況が悪化してしまう可能性があります。

指示されたことを正確にこなせる人でも、予期せぬ事態が起こった時に自ら行動を起こすのが苦手であれば、初期対応が遅れるリスクもあるのです。

警備の仕事は「まずは自分が対応する」という意識が大切なため、受け身な性格の人よりも、積極的に行動できるニートの方のほうが向いているでしょう。

忍耐力がない

忍耐力に欠ける人も、警備の仕事は苦労する可能性が高いでしょう。単調な作業が多いぶん、集中力を維持し続けることが求められる仕事だからです。

たとえば夜間警備は異変がない場合がほとんどですが、“もしもの時”に備えて警戒心を維持することが欠かせません。

一方で忍耐力の弱い人は、巡回やモニター監視といった単調な作業に飽きやすく、気が散りやすい傾向があります。注意力が低下し、重要な異変を見逃してしまう場合もあるでしょう。

警備業務は地道な作業をコツコツ続ける力が欠かせないため、根気強く取り組むことが苦手な方は大変さを感じるかもしれません。

決断力がない

決断力がない人も、警備員の仕事は大変さを覚える可能性があります。緊急時には、瞬時の判断と行動が必要な仕事だからです。

たとえば来訪者が立入禁止エリアに侵入しようとした場合、「関係者かもしれない」と迷っている間に無断侵入を許してしまうこともあるでしょう。

決断力が弱い人は、選択を迫られると「これで良いのだろうか」と悩み続け、行動が遅れがちです。

警備業務はマニュアルがありますが、想定外の事態に遭遇することもあります。限られた情報の中でも判断を素早く下す力が重要なため、優柔不断な方は警備業務を難しく感じてしまうかもしれません。

警備員以外にもニートにおすすめの仕事を知りたい方は、以下の記事も読んでみてください。

警備員の求人の探し方

警備員は未経験者を歓迎している求人が多く、特にハローワークには全国各地の警備員求人が数多く掲載されています。

その他には、求人サイトや就職エージェント、警備会社の公式ホームページなど様々な方法で探すことが可能です。

ここでは警備員の求人を見つけたいニートの方に向けて、警備員の求人の探し方を4つ紹介します。

1. ハローワーク

警備員の求人を一つでも多く確認したい方は、ハローワークを利用してみましょう。

ハローワークとは全国各地に設置されている就職支援施設のことで、厚生労働省が運営しています。

地域密着型の警備会社を中心に、小・中規模の企業の求人が多数掲載されています。求人数が豊富なため、警備未経験でも応募しやすい求人や、ブランクがある方を積極的に採用している求人など、ニートの方でも応募しやすい求人が揃っていることも特徴です。

ハローワークは無料で利用でき、未経験OKの求人も多く見つかるので、警備員の仕事を探している方は利用してみましょう。

2. 求人サイト

求人サイトは、自分のペースで求人を探したい方におすすめです。

求人サイトとは、企業の採用情報が一覧で掲載されているWebサイトのことで、スマートフォンやパソコンからいつでも求人を検索できます。

たとえば「未経験OK」「ブランクOK」といった検索条件を設定することで、希望にマッチする求人を簡単に絞り込めます。

勤務地や年収、平均残業時間など、細かい条件を設定できるサイトも多いので、希望の求人を効率よく探したい方にもぴったりです。

自分に合った警備員の仕事をじっくり見つけたいニートの方は、求人サイトを活用しましょう。

3. 就職エージェント

就職エージェントは、自分に合った警備員求人を紹介してほしい方におすすめです。

就職エージェントとは、専門的なサポートを受けながら就職活動を進められるサービスです。選考のアドバイスや、応募企業との面接日程の調整などを受けることができ、希望や性格などを踏まえた求人も提案してくれます。

非公開求人も保有しているため、大手警備会社や、給与が高い求人などを紹介してもらえる可能性があることもメリットといえるでしょう。

就職活動の進め方も一から教えてくれるので、就職活動が初めてのニートの方は就職エージェントに登録してみてください。

4. 警備会社のホームページ

警備求人の探し方としては「直接応募」も挙げられます。

直接応募とは、警備会社のホームページにアクセスし、人材を募集している場合はそのサイト経由で応募する方法です。

警備員のインタビューや福利厚生の詳細を掲載している会社も多く、仕事内容や職場の雰囲気を詳しく理解できるのがメリットです。

一部の警備会社は、自社ホームページのみで人材を募集しているケースもあります。

そのため、企業の情報を事前にしっかり確認したい方や、求人サイトには掲載されていない求人を探したいニートの方は、警備会社のホームページもチェックしてみると良いでしょう。

ニートが警備員への就職を成功させるポイント

ニートの方が警備員への就職を成功させるには、あらかじめ「警備員の仕事に求められる強み」や「業務の特徴」をしっかりと理解しておくことが重要です。

また、志望動機には「なぜ警備員なのか」という理由を明確に含めることで、就職意欲の高さを採用担当者にアピールしましょう。

では、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

自己PRには警備員に必要な強みを盛り込む

警備員への就職を目指す方は、警備員に求められる強みをアピールすることが大切です。

警備の仕事は責任感・集中力・体力などが求められるため、採用担当者はこれらの資質が応募社にあるかチェックしているからです。

そのためまずは自己分析を行い、自分にこれらの強みがあるかを確認しましょう。そのうえで日常生活のエピソードと強みを結びつけて伝えると、説得力のある自己PRになります。

自己PRの例
私は、最後まで物事をやり遂げる性格です。
これまでの生活の中では、一度決めたことは途中で投げ出さずに取り組んできました。こうした継続力や真面目さは、日々の巡回や監視など、着実に業務を遂行することが求められる警備員の仕事にも活かせると考えています。

このように、ニートの方は自宅での行動を例に挙げても問題ありません。

重要なのは、警備の仕事に必要な強みを持っていることを伝えることです。具体的な場面を交えてアピールし、警備員として適性があることをしっかり伝えましょう。

志望動機には仕事内容への理解を示す

志望動機では、警備員の仕事内容を理解していることをアピールすることが大切です。

単に「興味があったから」といった理由だけでは、「どの仕事でもいいのでは?」「就職先の候補にとりあえず追加しただけでは?」と採用担当者に思われてしまう可能性があるからです。

「警備員として働きたい」という思いを明確に伝えるためにも、業務内容への興味や関心を示しましょう。

志望動機の例

人々の安全を守る仕事に就きたいと考え、御社の施設警備職を志望しました。
施設警備は、24時間体制での巡回やモニター監視などを通じて、利用者の安心と安全を支える大切な役割を担っていると感じています。
私自身、責任感を持って物事に取り組む姿勢には自信があるため、この力を活かし、警備員として着実に成長していけるように努力してまいります。

このように業務への理解を示すことで、警備の仕事への本気度をアピールできます。

志望動機を伝える時は、形式的な言葉ではなく、「本気で警備の仕事に取り組みたい」という姿勢を具体的に伝えましょう。

まとめ

警備員の仕事に興味があるニートの方に向けて、仕事内容や年収などを解説しました。

次の4つの理由から、ニートの方の就職先として警備員はおすすめできます。

  • 人とあまり関わらずに働ける
  • 仕事内容を比較的すぐに覚えやすい
  • 未経験歓迎の求人が多い
  • 研修が充実している会社が多い

今回解説した就活のコツも参考にしつつ、警備員の仕事にチャレンジしてみましょう。

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池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」