
就活に失敗しても、学校にもう1年通える場合は新卒採用に引き続き応募でき、卒業後3年以内であれば「既卒枠」として新卒採用に応募できる会社も多いため、フリーター以外の道も残されています。
卒業後に公務員試験に挑戦する方や、派遣という働き方を選択する方も少なくありません。
この記事では、就活失敗後に検討したい10個の選択肢を紹介します。3つの質問に答えるだけで目指すべき進路が分かるフローチャートも用意していますので、ぜひ最後までご覧ください。
フリーター以外の選択肢もある!就活失敗後の10個の進路
就活に失敗しても、在学中の場合は就職留年をする、または秋冬採用や通年採用の企業に挑戦するといった選択肢があります。卒業する場合でも、既卒枠の求人に応募することで就活をスムーズに進められるケースも多いものです。
「自分はフリーターになるしかない…」と諦める必要はありません。3つのケースに分けて10個の進路を紹介しますので、就活がうまくいかず、この先どうすれば良いか悩んでいる方は参考にしてみてください。
| 在学中の場合 | ・就職留年をする・秋冬採用や通年採用の企業に応募する・大学院に進学する |
| 卒業する場合 | ・既卒枠に応募する(就職浪人)・「未経験歓迎」の中途枠に応募する・公務員就職を目指す・紹介予定派遣から正社員を目指す・職業訓練でスキルを身につける |
| フリーターとして働く場合 | ・「正社員登用制度」があるアルバイト先で働く・フリーランスとして働く |
在学中の場合
大学などに在学中で卒業するかどうか決めかねている方は、「就職留年」「秋冬採用・通年採用への応募」「大学院への進学」を考えてみましょう。
就活に失敗してフリーター生活を送ることを避けたい方の中には、もう1年大学に残り、いわゆる“就職留年”として再び就活に取り組む方も多くいます。
卒業年度の夏頃までに内定をもらえなかった場合は、8月以降に実施されることが多い「秋冬採用」や、いつでも応募を受け付けている「通年採用」の企業に目を向けてみるのも手です。
学部時代よりも高く評価される可能性があるため、特に理系の場合は院進も検討してみましょう。
1. 就職留年をする
就活に失敗した場合、就職留年をして再度新卒就活を行うといった方法も考えられます。
就職留年とは、就職活動に失敗した人が、再び就職活動をするためだけにあえて留年したり、休学してもう一度4年生を行うことを言います。
「たかが就職活動のために、なぜもう1年留年するのか」と感じるかもしれませんが、その理由は、「新卒という枠で」もう一度就活をできるというアドバンテージにあります。
新卒として就職活動ができるのは、人生で1度きりです。
新卒枠は大量募集で実務経験を問わないポテンシャル採用となるため、自分の魅力をアピールすることができれば、スキルがなくても大企業や有名企業に就職できるといった特徴があります。
この場合、学生という身分が継続されますので、就活に失敗してもフリーターになることはありません。
しかし、就職留年をするには、その期間の学費がかかることがあります。就職留年を選ぶ際は、両親に相談しましょう。
2. 秋冬採用や通年採用の企業に応募する
内定のチャンスは常にあるため、卒業する年の8〜9月頃になっても内定がなくて焦っている方は「秋冬採用」や「通年採用」にも目を向けてみましょう。
| 秋冬採用 | ・一般に8~10月以降に応募を受け付ける採用スタイル・「隠れた優良中小企業」に出会える可能性もある |
| 通年採用 | ・時期を決めず、いつでも応募を受け付けている採用スタイル・メガベンチャー(※)や外資系企業で多く導入されている |
※メガベンチャー:大企業並みの規模や知名度を持つベンチャー企業のこと
夏までに内定がもらえなくても、それだけで“就活失敗”とは言えません。挽回できるチャンスはまだ残されているので、まずは秋冬採用や通年採用を行っている企業を探してみましょう。
3. 大学院に進学する
就活を有利に進められる可能性もあるため、フリーター生活を避けたい方は大学院への進学も検討してみましょう。
特に理系の場合、「大学院以上」が応募条件の求人(研究開発など)も一部あり、大卒者よりも高い専門性を持っていると評価され、内定をスムーズに取れるケースも珍しくありません。
なお、院進にあたっては出願期限に注意が必要です。「6~8月(秋季選抜)」が一般的な期限ですが、なかには「11〜1月(春季選抜)」に設定している大学院もあるため、就活に失敗し、院進を検討している方は春季選抜への出願を目指すことを考えてみてください。
卒業する場合
就活に失敗し、学校を卒業することを考えている方は「既卒枠」や「未経験歓迎」の求人への応募を検討してみましょう。民間企業の正社員だけでなく公務員や派遣にも目を広げたり、職業訓練を通してスキルを獲得した後に就職を目指したりするのもおすすめです。
卒業後3年以内であれば、「既卒枠」として新卒採用に応募できる可能性があります。
フリーターではなく正社員就職を目指す場合は、「未経験歓迎」と記載のある求人をメインに応募することも一つの手です。公務員試験では過去の経歴を深く問われないため、卒業後の選択肢として検討しても良いでしょう。
4. 既卒枠に応募する(就職浪人)
新卒と同じ採用枠で内定をもらえるチャンスがあるため、就活に失敗して卒業を考えている方は、いわゆる“就職浪人”として「既卒枠」の求人に応募しましょう。
| 既卒採用(※1) | ・学校を卒業(中退)後、正社員経験がない若者を対象とした採用方式・卒業(中退)後3年間は「新卒」として応募を受け付ける会社が多い |
| 就職浪人 | 学校を卒業後、就職を目指して活動を続けている人を指す言葉 |
たとえば、正社員として上期(主に4月)に入社する若手社員の内訳を見ると、学歴を問わず「3年以内既卒者」が2割ほどを占めています(※2)。
| 大学卒 | 学歴計 | |
|---|---|---|
| 新卒就職者 | 82.3% | 81.5% |
| 3年以内既卒者 | 17.7% | 18.5% |
全ての企業が既卒を採用しているわけではありませんが、マイナビの2025年の調査では、上場企業の65.1%が既卒者を「新卒として受け入れる(予定)」と回答しています(※3)。
「フリーターになるしかない…」と諦める前に、まずは既卒として応募できる求人・企業を探してみましょう。
※1 参考:労働基準監督署「募集・採用にあたって3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」
※2 出典:労働政策研究・研修機構「若年既卒者の雇用動向―厚生労働省「雇用動向調査」二次分析―|図表2-2-3 正社員への若年入職者に占める新卒就職者と3年以内既卒就職者の構成比(2014年~2020年累計、男女計)」p.34
※3 出典:マイナビ「2026年卒企業新卒採用予定調査|既卒者採用について」(調査期間:2025年1月27日(月)~2月9日(日))p.126
5.「未経験歓迎」の中途枠に応募する
経歴やスキルに自信がなくても内定をもらえる可能性があるため、卒業後に就活を続ける方は「未経験歓迎」と記載のある求人に注目してみましょう。
中途採用は社会人がライバルになるため、職歴のない人は不利になりがちです。ただし中途採用の中には、社会人未経験者や、募集職種の仕事経験がない人を対象とした求人も多く存在します。
こうした求人では「人柄」や「ポテンシャル」を重視して採用が行われるため、社会人経験が少なくても正社員として就職できるチャンスがあるのです。
内定に少しでも近づきたい方は、まずは「未経験歓迎」の求人を探してみましょう。
6. 公務員就職を目指す
就活に失敗した…と引け目を感じている方は、公務員就職を検討してみることもおすすめします。公務員試験は“成績主義”(※)に基づいて実施されるため、民間企業に比べ、過去の経歴が採用で不利になりにくいからです。
公務員試験は「年齢制限」などを満たせば誰でも受験できます。そのため既卒者や中退者でも特に問題なく受験でき、実際に公務員就職を実現している方も少なくありません。
安定した給与や、充実した福利厚生が保障されている点も大きなメリットです。フリーターとして不安定な生活を送ることに不安がある方は、公務員就職も選択肢の一つとして考えてみましょう。
※成績主義:学歴や職歴、就活浪人といった経歴に関わらず、筆記試験や面接試験の「実際の点数(成績)」で平等に評価・採用する原則のこと
7. 紹介予定派遣から正社員を目指す
「正社員として働けるか不安がある」「卒業後に内定をもらえる自信がない」という方は、まずは派遣社員として働くのも一つの手です。
派遣とは別の企業(派遣先)に出向いて業務を行う働き方のことで、派遣会社に登録し、希望する条件に合った職場を紹介してもらえることが特徴です。
また、派遣求人の中には「紹介予定派遣」という選択肢もあります。
紹介予定派遣 |
|---|
| 派遣社員として一定期間働き、本人と企業が合意すれば正社員などに移行する仕組み |
正社員としていきなり働くことに抵抗がある方は、派遣(紹介予定派遣)から働き始めることも考えてみてください。
8. 職業訓練でスキルを身につける
就職で評価される専門スキルを身につけたい方は、職業訓練への参加も検討してみましょう。
職業訓練とは、就職に必要な知識や技術を習得できる公的制度です。
いくつか種類がありますが、学校を卒業してすぐの方は「求職者支援制度」に参加できる可能性があります。
| 求職者支援制度 | ・専門スキルを習得できる訓練(Webデザイン、医療事務など)をほぼ無料で受講できる・月10万円の給付を受けられる(条件あり)・就職活動もサポートしてくれる |
参考:厚生労働省「求職者支援制度のご案内」
「就活でアピールできる武器がほしい」「お金をかけずにスキルを手にしたい」と考えている方は、職業訓練も活用してみましょう。
フリーターとして働く場合
就活に失敗し、まずはフリーターとして働こうと考えている方は「正社員登用制度」がある職場を探してみましょう。個人で仕事を請け負う「フリーランス」も選択肢の一つです。
正社員登用制度がある職場で働くと、アルバイトから正社員へとステップアップできるチャンスがあります。
フリーランスとして働くと、組織のルールに縛られずに働けます。就活を通して「働きたい会社がない」と感じた人や、自分1人で達成したい夢がある人には適した働き方といえるでしょう。
9. 「正社員登用制度」があるアルバイト先で働く
フリーターとして働き始める場合でも、将来的に正社員を目指す場合は「正社員登用制度」が用意されているアルバイト先を選ぶのがおすすめです。
| 正社員登用制度 | 本人の希望や実績などに応じて「正社員」へと雇用形態を切り替えられる仕組み |
正社員登用制度を活用すると職場の雰囲気や仕事内容を理解したうえで正社員になれるため、「こんな環境だと思わなかった…」という入社後のミスマッチを減らせます。
卒業後、フリーターとして働きながら正社員を目指したい方は、まずはアルバイトからスタートし、その職場で正社員登用を目指すルートも検討してみましょう。
10. フリーランスとして働く
就活に失敗してどうしても就職したい企業が見つからなかった人や、自分1人で成し遂げたい夢やビジネスがあるような人は、フリーランスとして働くという道も検討できます。
フリーランスとフリーターについては明確な線引きが無いものの、一般的にフリーターはアルバイトやパートといった手段で、誰かに雇用をされて働く働き方です。
一方、フリーランスは自身のスキルを武器にして企業相手に自分を売り込み、プロジェクト単位で業務委託契約を結んで成果を納品するといった働き方になります。
フリーターもフリーランスも企業に属さない働き方ではありますが、フリーランスの方が高いスキルを求められるといった違いが見られます。
特に学生時代にプログラミングやエンジニアリング、ビジネススキルを学んできたような人は、就職ではなくあえてフリーランスという道を選んでいるケースも見られます。
就活失敗後は何をすべき?フリーターになる前に考えたい3つのこと
就活に失敗した方は、フリーターになる前に「もう1年大学に通えるか」「絶対に正社員として働きたいか」「今すぐ正社員として働きたいか」という3つの点について考えてみましょう。
【Q1】もう1年大学に通える?
| YES |
|---|
| ・学費の支払期限などをすぐに確認する・次年度の秋冬インターン情報を調べる・理系の場合:大学院進学を検討する |
| NO |
|---|
| ・秋冬採用の企業を調べる・民間企業か公務員就職かを考える ⇒ 民間企業で働きたい場合は【Q2】へ |
【Q2】絶対に正社員として働きたい?
| YES |
|---|
| ・「既卒枠」の求人を探す・「未経験歓迎」の求人を探す ⇒ 正社員を希望している場合は【Q3】へ |
NO |
|---|
| ・派遣会社に登録する・フリーランスを目指す(クラウドソーシングで案件を受注する) |
【Q3】今すぐ正社員として働きたい?
| YES |
|---|
| 既卒向けの求人サイト・就職エージェントに登録する |
NO |
|---|
| ・「正社員登用制度」があるアルバイト先を探す・職業訓練でスキルを身につける |
1. もう1年大学に通える?
まずは、次の質問にお答えください。
「あなたは、もう1年大学に通えますか?」
| YES |
|---|
| ・学費の支払期限などをすぐに確認する・次年度の秋冬インターン情報を調べる・理系の場合:大学院進学を検討する |
就職留年を視野に入れる場合、次年度の学費の支払期限や金額、留年の申請手続きなどをすぐに確認しましょう。
就活対策としては、まずは秋冬に開催されるインターン情報を調べてみてください。インターン経由で「早期選考」の案内を受けられると、本格的な就活シーズンが始まる前に内定をもらえる場合があります。
理系学生の場合は就活を一度ストップし、大学院への進学を検討するのも現実的な方法です。
| NO |
|---|
| ・秋冬採用の企業を調べる・民間企業か公務員就職かを考える |
卒業を予定している場合は、まずは4月入社を目指し、現在も採用を行っている企業を急いで調べましょう。
公務員を目指す場合は試験勉強を今すぐ始める必要があるため、民間企業で働くか、公務員就職を目指すかについても考えてみてください。
2. 絶対に正社員として働きたい?
卒業を間近に控えている、あるいはすでに卒業が決まっている方にお聞きします。
「あなたは、絶対に正社員として働きたいですか?」
YES |
|---|
| ・「既卒枠」の求人を探す・「未経験歓迎」の求人を探す |
卒業後に正社員就職を目指す場合、まずは「既卒枠」の求人に積極的に応募しましょう。卒業後3年以内であれば新卒と同じ枠で応募できる会社が多いため、経歴やスキルが不十分でも内定を獲得できる可能性があります。
中途社員として正社員を目指す場合は、「未経験歓迎」と記載がある求人を中心にチェックしてみてください。
| NO |
|---|
| ・派遣会社に登録する・フリーランスを目指す(クラウドソーシングで案件を受注する) |
「正社員にはこだわっていないけど、フリーターは避けたい」という方は、派遣として働くことも検討してみましょう。
「組織で働きたくない」という方は、クラウドソーシングサイトなどを活用し、フリーランスとして独立を目指すのも一つの方法です。
3. 今すぐ正社員として働きたい?
学校を卒業後、正社員として働くことを考えている方にお聞きします。
「あなたは、今すぐ正社員として働きたいですか?」
| YES |
|---|
| 既卒向けの求人サイト・就職エージェントに登録する |
正社員としてすぐに働き始めたい方は、既卒者向けの求人を扱う「求人サイト」や「就職エージェント」を活用するのが近道です。
特に就職エージェントを使うと、書類選考や面接のアドバイスを具体的にもらえます。1ヶ月ほどで内定が決まるケースも珍しくないため、就活に失敗した原因が自分では分からない方や、就職先をすぐに決めたい方はエージェントの力を借りてみましょう。
NO |
|---|
| ・「正社員登用制度」があるアルバイト先を探す・職業訓練でスキルを身につける |
まずはフリーターとして働きたい方は、アルバイト先を選ぶ際に「正社員登用制度」の有無を確認しましょう。
「自分には武器がない」と感じている方は、IT系職種や事務職などに必要な知識・スキルをほぼ無料で習得できる職業訓練を受けるのもおすすめです。
就活に失敗した原因5選
就活に失敗してしまう原因としては、主に以下の5つであることが多いです。
- 自己分析や企業研究を行わなかった
- 就活を早く始めなかった
- 応募書類や面接準備が不十分だった
- 応募企業が偏っていた
- 就職後に働くイメージを持てていなかった
もしこれから正社員を目指して就職活動をやり直す場合は、自分が就活に失敗した原因を知っておかないと同じ轍を踏むことになりかねません。
ここでは、就活に失敗した人の理由として主なものを5つご紹介しますので、自分がどうして就活に失敗してしまったのかの理解に繋げてみてください。
1. 自己分析や企業研究を行わなかった
就活を始める際、自己分析や企業研究を行っていないと闇雲に求人に応募することに繋がってしまうため、自分にマッチした求人を見つけられなくなります。
自分にマッチした求人に応募していないと、面接官にうまく自己PRができなくなるため、結果的に選考で見送りになってしまいます。
また、企業研究を行っていないというのも就活に失敗する原因の一つです。
求人票や企業のホームページ、就職口コミサイトなどの情報から企業研究を行わないと、その企業に応募した志望動機をうまく伝えられなくなります。汎用的な志望動機だと、熱意が伝わらず見送りになる傾向にあります。
このように、就職活動は求人に応募することだけだと勘違いしている人もいますが、実は求人に応募する前の準備段階から大きく差が出てくることを認識しておいてください。
2. 就活を早く始めなかった
就活に失敗してしまう人の多くは、就活そのものに取り組むスタートが遅いという共通点も見られます。
就活生の中には、経団連が面接を解禁する日から就職活動を始めれば良いと勘違いしている人いますが、真剣に就職活動に向き合っている人は、既にその時点で内定を複数獲得していることも珍しくありません。
就職活動の間においては、情報を早くキャッチし、誰よりも早く企業に対してアプローチを行っていく意識が大切です。募集企業も採用目標人数をできるだけ早く達成するため、早々に就活生を囲い込むように内定を出していきます。
このような理由で就活に失敗してしまうのは、自分のもとに上手く情報を収集できていないからだと言えます。仮に周囲の友人が早期に就職活動を始めていたとしたら、自分も焦って早めに就職活動を始めていたことでしょう。
その観点から考えると、自分のもとに正しい就活情報を適切なタイミングで入ってくるようにすることが重要だと言えます。
既卒枠での就活に当てはめるのであれば、就職エージェントなど就職活動支援のプロにアドバイスをもらいながら就職活動をすることで、情報を素早くキャッチできるようになり、就職を成功させられると考えられます。
3. 応募書類や面接準備が不十分だった
新卒就活では複数の企業に応募することも珍しくはありません。
ただ、学業やゼミ、サークルなどを行いながら就職活動を進めていくことになるため、エントリーシートを使い回すような就活生も珍しくはないでしょう。
また、新卒就活は書類選考が通過しやすい傾向にありますので、多くの企業と面接をすることも少なくありません。ただ、応募書類が不十分な人は無作為に応募してしまっているため、その企業に対する志望動機や適切な自己PRがうまく準備できず、結果的に噛み合わない会話を面接で行ってしまうこともあるでしょう。
このように、エントリーシートなどの応募書類や面接の前に準備しておくべきことが不十分だったという理由で、就活を失敗してしまう人も見られます。
4. 応募企業が偏っていた
就活においては、様々な求人の中から応募先を選ぶことができます。
賢い就活の方法としては、自分の興味のある業界をいくつか絞り、企業規模にかかわらず自分のスキルが発揮できそうな求人を見つけて応募していくというものが挙げられます。
しかし、応募企業が大企業や有名企業に偏っていたり、営業職は嫌だからといって専門的な職種にばかり応募していたりなど、応募先に偏りが見られると就活に失敗してしまうリスクが高まります。
就活を行う際に自分の理想や希望を叶えようとすること自体は正しいのですが、自分の実力を見誤る形で難易度の高い求人にばかり応募してしまうと、書類選考にすら通らないといったことも考えられます。
まずは自己分析で自分の強みと弱みを理解し、自分らしく働けそうな求人かどうかを偏見なく比較検討していくことが大切です。
5. 就職後に働くイメージを持てていなかった
そもそも就活に真剣に取り組めていないという場合、面接官にその心理が見られて失敗してしまうことが考えられます。なんとなく就活をしてみたものの、実は働きたいと思っていないような人は、面接での挙動にその心理が現れる傾向にあります。
本当に就職をしたいと思っているわけではないのであれば、とりあえずフリーターとして働いてみても良いのかもしれません。しかし、フリーターとして働く期間が長くなればなるほど正社員になることが難しくなっていきますので、気軽にフリーターをするとは考えない方が良いでしょう。
就活に失敗した人におすすめの職種
就活に失敗した人には以下のような職種がおすすめできます。
- 営業職
- 施工管理
- エンジニア
これらの職種であれば、今フリーターで職務経験がないような人でも採用してもらえる未経験者歓迎の求人募集が多い傾向にあります。
それぞれ仕事内容や向き不向きについて解説しますので、気になる職種を見つけたら求人の比較検討をしてみてください。
1. 営業職
営業職は法人や個人に対してサービスを提案して契約を取ってくる仕事です。
コミュニケーション能力さえあれば、フリーターであっても問題なく就職ができることに加え、実績を出して早々に高年収を稼ぐことも可能です。
体力や精神力に自信がない人だと営業職の仕事は向かないと考えられますが、活躍するのに特別なスキルが必要ない分、これから本気で仕事を頑張っていきたいと考えているフリーターの人におすすめできる仕事と言えるでしょう。
2. 施工管理
施工管理は、建築現場において大工などの職人や資材運搬業者など、あらゆる関係者を取りまとめてスケジュール通りに工事が完了するよう監督する仕事です。
人手不足の激しい仕事であり、未経験者であっても就職が可能です。加えて、資格を取得できると大規模な工事に携われるようになるだけでなく、年収を大幅に上げることもできます。
一方、施工管理は肉体的にも精神的にもハードな働き方をすることになります。
残業時間が長いことや、人間関係の板挟みにあって精神的にストレスを感じやすいといった特徴も見られます。
施工管理の働き方に不安を感じている人は、就職エージェントなどの第三者に働く魅力を聞いてみることがおすすめです。
3. エンジニア
エンジニアは、ITサービスやシステムを開発したり運用する仕事です。技術職の1つではありますが、慢性的に人手不足となっているため未経験者でも採用枠が用意されています。
エンジニアは働くことで手に職をつけられるだけでなく、将来的にフリーランスとして独立できるようなキャリアパスの幅の広さが魅力です。その一方、技術を身に付けるために毎日勉強をしなければならないという点は認識しておく必要があるでしょう。
就活に失敗したフリーターが正社員を目指す際の注意点
就活に失敗したフリーターが正社員を目指すときは「応募数を狭めない」ことが大切です。まずは、最低でも10社以上の応募を目指しましょう。
就活の“アピール材料”を作るうえで資格取得は有効ですが、勉強に多くの時間を費やしてしまい、結果的にフリーター期間が延びてしまうのは本末転倒です。
希望条件を絞り過ぎないことも注意点の一つです。求人を探す前に、「どうしてもゆずれないこと」と「満たしていれば嬉しいこと」をそれぞれ考えてみましょう。
1. 就活を後回しにしない
就職ができなかった時は、できるだけすぐに就活を再開するようにしてください。
就職ができず、どこの会社でも働いていないという状態は、職務経歴では空白期間が存在しているということになります。一般的に空白期間が長くなればなるほど、正社員として就職することが難しくなっていくと言われています。
空白期間を長くしないためにも、すぐに就活を再開することがポイントです。
また、真剣に就活を進めたいのであれば、複数の企業に同時に応募して常にどこかしらの企業と選考が進んでいる状況にすることも重要です。
多くの求人に応募すればするほど就職までの期間を短くできる期待も高められますので、行動量も意識するようにしましょう。
2. 一人で就活を進めない
就職ができなかったのは、就職活動のやり方や知識がないまま自分なりに就活を進めてしまったことが原因とも考えられます。正しい知識をインプットするためにも、就職エージェントを活用することがおすすめです。
就職エージェントに登録することで、自分専任のアドバイザーが担当につき、以下のようなサポートをしてくれるようになります。
- キャリアカウンセリングの実施
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 模擬面接の実施
- 自分にマッチした求人の紹介
- 企業との面接日時調整代行
- 面接後のフィードバック
- 入所日時の調整代行
このように、様々なサポートをしてもらえるだけでなく、就職活動を進める上で知っておきたい知識を詳しく教わることが可能です。
一度就活に失敗してしまったフリーターの人でも、就職エージェントを活用できれば理想の企業に就職できると考えられます。
3. できるだけ多くの求人に応募する
就活に失敗したフリーターは既卒枠として就職活動を再開させていくことになりますが、既卒枠の場合は新卒と異なり、書類選考で見送りになる回数が増えてくる傾向にあります。なぜなら、既卒枠は大量募集をする新卒枠に比べて採用枠が少ないからです。
こういった背景もあり、全体的に内定獲得率が高まることが考えられますので、できるだけ多くの求人に応募するよう意識してください。目安として、10社から20社は最低でも応募をするように行動してみてください。
4. 資格取得に時間をかけすぎない
就活に失敗した人の中には、アピールポイントを増やすために資格取得を検討するケースもあるかもしれません。確かに資格を取得できるとその知識を持っているアピールになりますが、資格があるからといって必ず就職ができるというわけではありません。
むしろ資格取得に時間をかけすぎてしまい、フリーターとしての空白期間が長引くことによって就活に不利になることも考えられます。したがって、資格取得に時間をかけすぎないようにすることも注意してください。
5. 条件を絞りすぎない
世の中には様々な求人がありますので、自分の理想の求人条件に全て合致したものを見つけたいと考えるかもしれません。しかし、求人に条件を絞りすぎてしまうと応募できる求人数が減ってしまうため、多くの応募ができなくなってしまいます。
就活に失敗したフリーターは出来る限り多くの応募をすることが内定獲得に必要なアクションとなってきますので、条件を絞りすぎずに就活を進めることを意識してみてください。
具体的には、どうしてもゆずれない条件を1つ設定し、「満たしていれば嬉しい」といった条件を3つ程度設定するのが目安となってきます。
就活に失敗した人によくある質問
最後に、就活に失敗した人によくある質問を2つ取り上げて解説します。
1. フリーターの就活は何ヶ月くらいが目安ですか?
フリーターの就活については、長くても3ヶ月程度を目安としてください。3ヶ月以上超えてくると、空白期間として自分の職務経歴に傷を残してしまうこともあります。
3ヶ月の間では、自己分析や求人の比較検討、求人応募から企業との面接まで完了させることが1つの目安となってきます。自分でスピーディーに就職活動を進められる自信がない場合は、就職エージェントを利用してみましょう。
2. 就活でバイトをしていないと不利ですか?
就活でバイトをしていないと不利ということではありません。
確かにバイトを全くしていないよりも、バイトをして社会経験を積んでいる方がアピールできることは増えてくるかもしれませんが、バイトをしていることそのものが就活に有利になるということではありません。
そのため、就活に失敗した人が就活を有利に進めるという観点だけでバイトを始めるのはおすすめできません。バイトで社会経験を積むよりも、正社員として働き始める方が自分のキャリアに有利に働きますので、早く就職活動を始めるようにしてみてください。
まとめ
就活に失敗したとしても、フリーター以外にいくつか考えられる選択肢があります。
フリーターとして働く期間が長引いてしまうと、今後の将来のキャリアを考えたときに様々なデメリットや避けるべき末路が考えられますので、なるべく早く就活を進めることをおすすめします。
就活を再スタートさせるに当たって少しでも不安を感じているような人は、就職エージェントの利用も検討してみてください。




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