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ニートから正社員になる方法【おすすめの業界や職種も紹介】

ニートから正社員になる方法【おすすめの業界や職種も紹介】
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ニートだが正社員として働きたい」という方もいるのではないでしょうか。ニートから正社員になることは可能ですし、ニートの状態から就職して、いまは正社員として活躍しているという人も少なくありません。ニートから正社員になれる理由から、なれない人の特徴、おすすめの業界職種や就職するコツをご紹介しています。

ニートでも正社員になれる理由

ニートでも正社員になれる理由

結論から言うと、ニートから正社員になることは可能です。最大の理由は、日本は少子高齢化が進み、労働人口が減っていくためです。経済産業省の試算では、2050年の日本の人口は1憶人を割り込むと予想されています。

さらに高齢化が進み、労働人口が大幅に減っていきます。具体的には、2020年に6404万人いる労働人口が、2065年には3946万人まで減少する予測が立てられています。

参考:経済産業省「2050年までの経済社会の構造変化と政策課題について」、みずほ総合研究所「少子高齢化で労働力人口は4割減」

みずほ総合研究所「少子高齢化で労働力人口は4割減」

少子高齢化→労働人口の減少→企業の人手不足→正社員採用の増加の流れになっているいまは、ニートからでも正社員になれるチャンスです。

【理由1】有効求人倍率はバブル時代を超えている

現在の有効求人倍率は、非常に高い水準です。有効求人倍率とは、有効求人数(件)を有効求職者数(人)で割ったものです。たとえば、有効求人数が120件で、有効求職者数が100人ならば有効求人倍率は「1.2」となり、1人の求職者に対して1.2件の求人があることになります。

1990年のバブル時代のピークで「1.43」、2009年に起こったリーマンショックで「0.45」まで下落しましたが、その後2018年まで右肩上がりを続け、2019年の有効求人倍率は、なんと「1.55」となっています。世界的に見ても高い水準なので、やる気があれば就職できるといえるでしょう。

参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」

ただし、2021年現在は新型コロナウイルスによる影響から有効求人倍率が下がっていますから、また景気が盛り返すにはしばらく時間がかかりそうです。とはいえ焦ったりあきらめたりせず、できることに取り組みましょう。

【理由2】未経験者歓迎の求人は多い

未経験者歓迎の求人は、意外と多くあります。マイナビ転職が実施した調査では、掲載している求人の「78.4%」が未経験者歓迎の求人だったというデータもあります。

引用:マイナビ転職

新卒または経験者でないと、正社員にはなれないという考えがあったかもしれませんが、全く逆です。企業は人手不足を埋めるため、未経験でも採用して、自社で教育する方法が一般的になっています。ニートからでも、いきなり正社員採用を狙うことが可能です。

【理由3】卒業後3年程度なら、既卒枠で活動できる

あなたが専門学校や大学を卒業して3年程度であれば、既卒(卒業後に正社員としての就業経験がない求職者)として就職活動を行うことが可能です。

2010年に厚生労働省は「既卒3年以内は新卒枠で応募受付をするように」と「青少年雇用機会確保指針」に追加をしています。つまり企業に対して、既卒を新卒同様に扱うように指導をしているのです。

さらに、同省の労働経済動向調査での「新卒者の採用枠で、正社員の募集に既卒者が応募可能だった事業所の割合」は、2011年には「27%」でしたが、2017年には「46%」まで増加しています。

既卒となった理由は面接で必ずといってよいほど聞かれますが、新卒同様に大手企業を狙える可能性もあります。

ニートから正社員になれない人の特徴

ニートから正社員になれない人の特徴

ニートから正社員になれない人の特徴をご紹介します。ニートから正社員になるために必要なことは「きっかけ」と「行動」ですが、何かしらの理由をつけて行動できない人の特徴があります。自分もそうなってしまっていないか、確認していきましょう。

他責にする

何事も他責にする人は、ニートから抜け出すことはむずかしくなります。他責とは、起こってしまったことを、自分でない何かのせいにすることです。

たとえば、学生時代のアルバイト先の上司に怒られたことをきっかけでバイトを辞め、その後ニートになってしまった場合h人が、ニートになったことをアルバイト先の上司のせいにし続けることです。

起こったことを他責にしてしまうと、自分自身の反省ができず同じことを繰り返してしまいます。他責の反対語で自責があります。起こったことは、自分にも要因があると考え、反省し改めていく姿勢がとても重要です。

変化を嫌う

変化を嫌う人は、ニートから抜け出せません。人間は本能的に「ホメオスタシス(恒常性)」といって、一定の状態を維持する力が無意識に働いてしまうため、身体は変化を嫌っています。たとえば、一度楽な生活をしてしまうと、つい楽な方に流されようとしてしまいます。

ホメオスタシスの力に逆らって行動をするには、強く意識を持って行動する以外にありません。身体は変化を嫌うことを理解した上で、意識的に変化を起こしていくことが必要です。

筋トレや早起きなどと同様に、強い意識で習慣化することが、変化を起こすポイントです。

偏見を持つ

偏見を持つ人も、ニートから正社員になれません。偏見とは偏った見方のことですが、言い方を変えると、「知らないことを決めつけて判断すること」です。

「肉体労働は大変そうだからしたくない」「営業はノルマが辛そうだから嫌だ」など、知らないことに対して決めつけてしまい、自分の可能性を自分で閉ざしてしまいます。

知らないこと、やったことがないことに対して敬意をもって、自分で体験するまで軽率に判断しないことが、就職先を考える上で非常に重要です。

ネガティブ思考

ネガティブ思考の人も、ニートから抜け出しづらくなります。ネガティブが続くと、負のスパイラルに入ってしまい、ネガティブ思考から抜け出せなくなります。

「思考は現実化する」という有名な言葉もあるように、ネガティブな思考は、ネガティブな現実をもたらします。特に「自分はダメなやつだ」と思い続けると、自分に自信を持つことができなくなり、よりネガティブになっていくでしょう。

自分の思考は自分でしか変えられません。また、事実は自分の捉え方で変わります。ニートであることをネガティブに捉えるのか、またはニートである期間を自分と向き合う大切な時間だったと捉えるのかで、その後の行動は変わるでしょう。

メカニズムを理解し、意識的にポジティブな思考を持つことを心掛けましょう。

行動力がない

行動力がない人は、ニートから抜け出せません。ニートから抜け出すには、行動力が必要になりますが、はじめての行動は特に怖れてしまいがちです。また、行動をするには動機が必要です。

あなたがニートから抜け出したいのであれば、その気持ちはどこから来るのか自分に問いかけてみましょう。「友人と比較して焦った」「親を心配させたくない」などさまざまな気持ちがあるでしょう。

そのなかで、自分を行動させる源泉になりえる気持ちを整理し、行動するための動機を作り出すことが大切です。

ニートから就職ができなくて困っている方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

ニートは就職できないの?就職を成功させる方法を解説!

ニートから正社員を目指す人におすすめの業界・職種

ニートから正社員を目指す人におすすめの業界・職種

ニートから正社員を目指す人におすすめの業界職種をご紹介します。おすすめのポイントは、人手不足で求人が多いことです。業界視点と職種視点でご紹介していきます。あなたの性格によって、向いてる仕事を選んでみましょう。

ニートにおすすめの業界

業界別におすすめの理由をご説明します。

製造業界

製造業界は日本の代表的な業界です。共通するのはものづくりをしている企業であり、工場を持っています。中でもおすすめなのは自動車製造の期間工です。学歴不問で未経験OK、寮も完備しており、入社お祝い金が出る場合もあるためです。

期間工でニートを抜け出し、お金を貯めながら、次の正社員就職を目指すことは一般的です。

介護業界

介護業界はニートを抜け出すのにおすすめの業界です。慢性的に人手不足であり、求人数も多いためです。体力が必要な仕事ですが、直接的に人の役に立つ実感もあり、仕事のやりがいを感じやすいといわれます。

資格なしで働くことができますが、就職前に「介護職員初任者研修(講習時間130時間)」にて知識を身につけることが多いです。

清掃業界

清掃業界もニートから抜け出すのに有効な業界です。清掃業は希望する人が少なく、慢性的な人手不足なためです。清掃する物件により、夜間であったり、朝早くから午前中であったり、仕事の時間が異なるので自分が働きやすい時間を選べることもメリットです。

仕事中は1人で黙々と作業することが多く、コミュニケーションが苦手な人にもおすすめです。

物流業界

物流業界もニートにおすすめな業界です。最近ではネットショッピングの利用が広がり、物流業界は人手不足に陥っているためです。

運転免許は必要になりますが、仕事は基本1人で行うことが多く、コミュニケーションが苦手でも安心です。車の運転が好きな人には特におすすめです。

IT業界

プログラミングやコーディングの知識があるならIT業界はおすすめです。どこの企業もデジタル化の波に乗り遅れないよう、急ピッチでIT化を進めているためです。ITスキルを面接等で証明できれば、未経験でも採用される可能性があります。他業界に比べても、給料も高く、今後の将来性も期待できます。

ニートにおすすめの職種

職種別におすすめをご紹介します。

営業職

ニートに営業職はおすすめです。営業職はほとんどが未経験歓迎であるためです。さらに、「コミュニケーション力」「交渉力」「自己管理力」など仕事に必要なスキルを上げるには最適な職種でもあります。営業職で就職し、数年間スキルを磨いて、その後のキャリアアップを目指すことができます。

営業はノルマが怖いという声もありますが、「ノルマに満たず残業を強いられる」「ノルマ達成できないと給与が下がる」などのブラック企業でないことが確認できれば問題ないでしょう。

サービス職

サービス職もニートにはおすすめです。飲食のホールからホテルのフロント、アパレルの販売など多種多様で、自分に合った就職先が選べるためです。

未経験者歓迎の仕事がほとんどで、比較的簡単に就職することが可能です。また、正社員は店長候補になることが多く、真面目に何年か働けば、お店を任せてもらえることもあるでしょう。

ニートから正社員になる方法

ニートから正社員になる方法

ニートから正社員になる方法をご紹介します。方法としては大きく2つの方向性があります。

  • アルバイトから正社員を目指す
  • 転職エージェントを活用する

それぞれについてご紹介します。

アルバイトから正社員を目指す

ニート期間が長く、いきなり正社員になるのは不安という方には、アルバイトからはじめて正社員を目指す選択肢があります。

正社員になると、基本的には1日8時間働くことになりますが、アルバイトであれば自分の体力に合わせて時間も調整することができます。ニート期間が長い人には、社会に慣れる期間を調整できることもメリットでしょう。

アルバイトから正社員になる際に知っておくべき2つの制度をご紹介します。

社員登用制度

社員登用制度は、アルバイトから正社員になれる制度です。アルバイトをはじめる際に、社員登用制度があるかどうか調べて応募しましょう。

会社によって正社員試験を受けられるまでの期間はさまざまですが、一定期間働き、働きぶりが評価されることで試験を受けさせてもらえます。

現在では、70%ほどの会社で社員登用制度を設けていますが、実際に正社員になった実績がない会社もありますので、面接時などに実績を確認しておきましょう。

無期労働契約

無期労働契約とは、期間の定めのない労働契約のことです。以前は無期労働契約=正社員でしたが、2013年の労働契約法の改正により、有期労働契約の更新が通算5年を超えた場合は、労働者の申し込みにより雇用期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換できることになりました。

無期労働契約についての考え方は以下のように企業ごとにさまざまなため、注意が必要です。

  • 無期契約社員化→アルバイトや契約社員の契約期間を無期とするだけで、処遇条件の改善がない
  • 限定社員化→一定の条件(勤務地、職務内容、勤務時間)を限定し、正社員として扱う
  • 正社員化→条件なしで正社員化する

正社員を目指す場合、これらを確認しておきましょう。

転職エージェントを利用する

転職エージェントとは、正社員として働きたい利用者と、働き手を求める企業を結び付けることで、企業側から報酬をもらうビジネスを行っています。利用者は無料で利用することができます。

転職エージェントの利用で、プロに支援してもらい、ニートからでも正社員を狙うことができます。あなたがまだ20代なのであれば、転職エージェントを使って、一気に正社員を目指すことをおすすめします。

一般的な転職エージェントでは、職歴がないと登録できない場合もありますが、ニートやフリーターに特化したエージェントを選ぶことで、成功確率を上げることができるでしょう。

ニートから正社員になるためのコツ

ニートから正社員になるためのコツ

ニートから正社員になるコツをご紹介します。ニートからの就職活動には、履歴書や面接など不安な要素が多いでしょう。コツを押さえることで、正社員になる可能性を大幅に上げることができますので、1つずつ確認していきましょう。

【履歴書編】ニート期間にしていたことをアピールする

履歴書では、ニート期間にしていたことをアピールしましょう。仕事に役立つ勉強などをしていれば、印象がよくなるからです。具体的には、以下のようなことをアピールすると効果的です。

  • 資格の勉強をしていた
  • プログラミング学習をしていた
  • 英会話の勉強をしていた

ただ遊んでいたわけではなく、将来に向けて準備していたことが伝われば、採用される確率が上がります。

ニートの履歴書の書き方を知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

ニートの履歴書の書き方!簡単に志望動機を書く方法

【面接編】よくある質問への対策をする

ニートの人が面接でよく聞かれる質問があるので、答え方を対策しておきましょう。 具体的には下記のようなことを聞かれます。

  • なぜ働いていなかったのですか?→資格取得の勉強をしていたためです。
  • 働こうとは思わなかったのですか?→家庭の事情で働くことができませんでした。
  • 仕事にはついてこられそうですか?→経験のある業務ですので、大丈夫です。

ある程度の質問は想定できるので、事前に答えを準備しておきましょう。

ニートの面接対策を知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

ニートの面接は怖いものではない!空白期間の質問の答え方

「書類選考なし面接対策あり」の転職エージェントを利用する

履歴書作成や面接対策が不安であれば、以下のふたつのメリットがある「書類選考なし/面接対策あり」の転職エージェントを利用しましょう。

  • 履歴書を作成しなくてよい
  • 面接で何を話せばいよいか教えてくれる

私たちジェイックは「書類選考なし/面接対策ありの転職エージェント」です。書類選考なしで複数の優良企業と面接ができますので、履歴書や面接が不安な方にも有益です。ニートから正社員を目指したい方は、ぜひご相談ください。

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池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」