SPIの試験対策は練習あるのみ?~問題の概要を理解して就活を成功させよう~

SPIの試験対策は練習あるのみ?~問題の概要を理解して就活を成功させよう~SPIを受検することになった場合、どのように予習や対策をしていいか分からない場合があります。SPIはどのような試験で、準備は何をすればいいのでしょうか。

これから、SPIの意味や試験の種類・試験対策・対策を始めるタイミングについてご説明します。また、SPI性格検査や能力検査などの例題もご紹介しますので、参考にしてみてください。

この記事のまとめ

 1.SPIを行うのは自社との相性を科学的に判断したいから

 2.性格検査と能力検査の2つの対策をしておこう

 3.テストの傾向がわからば、あとは練習あるのみ

SPIの試験とは

SPIの試験とはSPIとは「Synthetic Personality Inventory」の略語で、総合適性検査のことを指します。リクルートから提供されていて、応募者の基礎能力や性格・職務遂行能力・興味関心などを知るための適性検査です。

企業の採用試験で用いることが多く、面接の会話では読み取れないことを分析するために行います。2018年の調査によると、1年間で利用した企業は13,000社以上でした。受検後、すぐに結果が出るため、採用面接の数時間前に行うことも可能です。

SPIの試験の種類

SPI検査には「性格検査」「能力検査」の2種類があり、2つを併せて受検することで適切な結果が出ます。

SPI試験の性格検査

性格検査とは生まれつきの性向や気質などを把握するための試験です。物事の感じ方や考え方を多角的に問い、応募者の「人となり」を判断しています。

 

質問は300問あり、当てはまるものを選択する方法です。ペーパーテストの場合は40分、テストセンターでは30分で行うため、じっくりと考えずに素早く答えていきます。

SPI試験の能力検査

能力検査とは、仕事をするにあたって必要な基礎能力を把握する試験です。能力検査には「言語分野」と「非言語分野」があり、どの職種でも必要な知的能力を測定しています。

 

言語分野で出題されるのは文章の理解力を測定する国語、非言語分野では論理的思考力や計算能力を測る数学に関する問題です。企業によっては、英語も出題されます。

 

能力検査の出題数は受検方式で異なり、ペーパーテストの場合は言語分野が40問で30分、非言語分野が30問40分です。

 

テストセンターは答えた内容に応じて次の問題を変えていくIRT方式で、時間は35分としています。つまり、テストセンターで受ける能力検査は、問題数や難易度がそれぞれ異なるのです。

つまり、就活生は性格検査と能力検査の両方を対策しないといけないことがわかりますね。

SPIを実施する意義

SPIでは、応募者が持つ知的能力を見極めることで、業務を遂行できるかの判断ができます。価値観や性格なども分かるため、社内で馴染めるかも判断しやすくなるのです。

つまり、適性のある人を選びやすくなり、採用後のミスマッチを防ぐのに役立つでしょう。試験結果を残しておき、就職後の配属先を決める時、結果を参考にする企業もあります。

SPIの試験会場

SPIの試験は受検する会場によって「テストセンター」「インハウスCBT」「WEBテスティング」「ペーパーテスティング」に分かれます。

テストセンターは、SPIを提供するリクルートが用意した専用会場で行う方法です。パソコンで選択式の問題を答えていきます。

インハウスCBTとは、応募先企業でパソコンから受検する方法です。

WEBテスティングは、応募者の学校や自宅から受けられ、インターネット環境があるパソコンを持っていれば、どこでも受検できます。

ペーパーテスティングは、応募先企業が会場を用意し、マークシートを使って答えていくものです。

SPI性格検査の例題と試験対策

SPI性格検査の例題と試験対策性格検査はどのような問題が出るのでしょうか。これから、例題を2つご紹介します。

例題1

あなたの日常の考えや行動に、どのぐらい当てはまりますか。以下の5問に対して最も近いものを「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」「どちらかといえば当てはまらない」「当てはまらない」の中から1つ選択してください。

①何事も継続が大切だ

②欲はないほうだ

③いろいろな場所に出かけるのが好きだ

④新しいものは試してみたい

⑤早く立ち直るほうだ

例題2

「A思いやりがないのはよくない」と「B不合理はよくない」の2つがあります。以下から最も近い選択肢を1つ選んでください。

①Aに近い

②どちらかといえばA

③どちらかといえばB

④Bに近い

このように2つのパターンで出題されるケースが多いので、SPIの受講前にどのように問題が出題されるのか理解しておきましょう。

性格検査の試験対策

SPIにおける性格検査では、自分の感じたことや考えている内容を正直に答えます。制限時間があるため、じっくりと考えるよりは、深く考えずに直感で答えていくといいでしょう。

企業に気に入られようと取り繕い、実際の考えと違う回答をすると、自分の性格とは異なる結果になってしまいます。それを参考にしている企業も多く、採用後のミスマッチに繋がる場合もあるのです。

性格検査の対策では、何かを勉強しておく必要はなく、テンポよく答えられるように慣れておくといいでしょう。性格検査はどんどん進めないと、制限時間内に終わらないこともあります。的確に素早く答えていくためには、あらかじめ自己分析をするのが効果的です。

自己分析によって、自分の思考パターンや人となりを整理しておくと、性格検査で選びやすくなります。

自己分析に不安な就活生は以下の記事を参考に自己分析をしていきましょう。

SPI能力検査の例題と試験対策

SPI能力検査の例題と試験対策能力検査の言語分野と非言語の2種類で能力検査を行います。それぞれについて例題と対策を紹介するので、就活生は参考にしてみてください。

能力検査・言語分野の例題

言語分野の例題を2種類紹介します。

例題1

「インドと韓国」の関係性を考え、同じ関係のものをA~Dから選択してください。

A自動車とエンジン

B日本酒と米

Cライターとたばこ

Dドラムとギター

この問題の答えは、Dのドラムとギターになります。その理由は、インドと韓国が「並列関係」になっているからです。自動車とエンジンの場合「エンジンは自動車の一部」、日本酒と米は「米は日本酒の材料」、ライターとタバコは「ライターがないとタバコを使用しづらい」という関係性があります。A~Cの場合、2つの関係は並列にならないため、答えはDになるのです。

例題2

「世の中のありさま」を意味するのに合う言葉を、A~Eから選択してください。

A世相

B世間

C外観

D流布

E席巻

これらの5つの選択肢の中で、世の中のありさまを示しているのは、Aの世相です。

能力検査・言語分野の試験対策

能力検査の言語分野では、語句の意味や用法・文法の並び替え・空欄補充・長文読解などが出題されます。よって、語彙を増やすために、ことわざや四字熟語・対義語・類義語を覚える勉強が必要です。

単語帳や学習アプリを使うと、毎日少しずつ効率的に学べます。また、1つの単語を見た時に、類義語や対義語を考える癖をつけると、日常的に語彙を増やすことが可能です。例えば、「方法」という単語があった場合、類義語は「手段」「仕方」「やり方」など、2つ~3つほどの単語を出していきます。分からない時はすぐに調べると、しっかりと勉強したことが頭に入るでしょう。

長文問題は出題傾向をつかみ、答えることに慣れておきます。よって、問題集などで量をこなすことが大切です。文章を速く読んで理解するためには、日頃から読書をして訓練もします。その際には、読む時間を測ったり、要点を押さえながら読んだりする癖をつけるといいでしょう。過去問題をたくさん読んでいると、出題者が聞きたいことや出題の意図が分かるようになってきます。そうなると、本を読んでいる時にでも、「出題者はここを聞くかもしれない」という重要ポイントが分かるのです。

能力検査・非言語分野の例題

次に非言語分野の例題について紹介します。問題を見てもらえばわかりますが、練習すれば必ずできるような問題ばかりなので対策していきましょう。

例題1

男性3人と女性3人の6人が一列に並び、写真撮影を行います。男女で交互に並ぶのは、以下の何通りですか。

①36通り

②54通り

③72通り

④108通り

⑤720通り

この問題の答えは72通りです。並び方で左から奇数を男性にした場合、男性は「3×2×1」で6通りあります。女性が偶数に並んだ時も、同じように6通りです。

それぞれの男性に対して、女性も6通りあるので、「6×6」で36通りあります。また、奇数と偶数が男女逆になることもあるので、「36×2」で72通りになるのです。

例題2

男性3人と女性3人の6人が一列に並ぶ際、A君とB君は横並びにすると決まりました。その場合、並び方は何通りになりますか。

①120通り

②144通り

③180通り

④240通り

⑤360通り

この問題の答えは240通りです。A君とB君を1つのかたまりとして考えて5人で計算します。よって「5×4×3×2×1」で120通りです。

ただし、A君とB君の並ぶ位置は2通りなので、「120×2」で240通りになります。

能力検査・非言語分野の試験対策

数学的な問題になる非言語分野では、計算を素早く行う必要があります。よって、できるだけ多くの問題を解き、経験値を高めておくといいでしょう。

数学が苦手な場合は、簡単なものから解き始め、理解できる問題数を増やすことが大切です。そのような対策をとることで、SPIの本番でも確実に解けるようになります。

また、分からなかった問題は正解と解答方法を確認し、次は理解できている状態にしましょう。解けなかった問題のみノートに書き出し、苦手分野のみが記載されたノートを作るのも手段です。試験前に見直すと、苦手なところを重点的に復習できます。

SPIを企業がする理由と対策を行うべき時期

SPIを企業がする理由と対策を行うべき時期SPIを採用の参考にしている場合、「SPI自体の対策をしたか」をみている企業もあります。よって、しっかりと対策をしておくことで、「就職したい」という真剣な気持ちが結果に表れるでしょう。

例えば、文系を選考している人が能力検査でいい成績を出せば、数学などの勉強もしたとして、好印象になります。つまり、積極性や問題解決能力など、SPIに取り組む態度を評価する企業もあるのです。

SPI対策を行う時期

応募する企業によって、SPIを行うタイミングは異なります。エントリー後に行う場合や面接選考と同じ日にする企業もあるので、試験日を把握した上で対策やスケジュール決めをすることが大切です。

面接選考と同じ日にする企業では、エントリーから3ヶ月以上も開いてSPIをすることもあります。エントリー後すぐに行う場合は、早めに勉強することが必要です。つまり、試験日を把握することは重要ですが、いつ試験を受けるにしても、対策は早めにしておくといいでしょう。

例えば、SPIの勉強を半年前から始めて、1ヶ月前からは復習を重点的にするのが望ましいです。試験前には他の勉強や対策もするため、忙しくなってしまいます。また、試験直前になって詰め込む知識は忘れやすいです。よって、忙しかったとしても、SPIの勉強は早い時期から、毎日少しずつ行うのがいいでしょう。

就職支援サービスを行っているサイトの調査によると、SPIの準備を始めるのは、大学3年生の1月~3月という結果が多くなりました。つまり、約3ヶ月~6ヶ月は勉強をしていることになります。テストセンターで受ける時は、あらかじめ予約が必要です。

よって、スケジュール管理も意識しなければなりません。時期によっては、予約数が多くなって希望の日程で受けられない場合もあるのです。

SPIを受検したくない人は

採用試験でSPIを導入している企業は多いですが、応募者が「SPIの勉強はしたくない」「SPIで性格などを判断されたくない」と思うこともあります。そのような時には、SPIを実施していない企業を選択するのも一つの手段です。

募集要項には採用試験方法などが載っていて、SPIを実施するか否かが記載されている場合もあります。募集要項を確認しても実施するか不明な場合は、企業に直接問い合わせて聞いてみてもいいでしょう。

SPIを実施しているのは、資金力がある大企業や中小企業などになります。SPIを受けたくない場合、応募する企業の数が少なくなり、企業に就職できる確率は減ってしまうかもしれません。

ただし、将来が有望なベンチャー企業などを目指すことはできます。ベンチャー企業は書類選考やSPIより、面接を重要視していることが多いです。よって、SPIを受けなくても、就職先の選択肢はあるでしょう。SPIの受検に悩んでいる場合は、就職や転職の支援サービスを利用し、希望を伝えながら相談することも可能です。

例えば、ジェイックが提供する「就職カレッジ」はそのようなサービスの一つで、専任アドバイザーへの相談や就職支援講座などのサポートが受けられます。

SPI対策で大切なのは数をこなして回答のスピードを上げること

SPIには性格検査と能力検査があり、特に能力検査は事前に勉強しておくことが大切です。試験の時期は企業によって異なるので、いつ受けてもいいように早くから対策をするといいでしょう。

また、SPI対策で大切なのは、数をこなして経験を積み、答えるスピードを上げていくことです。これを参考に、SPIについて理解してみてください。

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