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自己分析を就活で活かすには~基本のやり方や注意したいポイント~

自己分析を就活で活かすには~基本のやり方や注意したいポイント~

自己分析をしたものの就活で活かせずに、企業との面接もうまくいかない人の話をよく耳にします。ここでは、基本的なやり方や就職活動でのポイントを紹介します。自分にあった方法も見つけると企業選びなども簡単に出来てしまうのでぜひ実践してみましょう。

この記事のまとめ

1.「自己分析」とは自分自身「を」分析すること

 2.自己分析は、就活前から準備しておこう

 3.自己分析で、現状と将来を考えよう

 4.自己分析のやり方はたくさんあるので、自分に合ったやり方を見つけよう

 5.就活や面接で自己分析を活かすには、どのように仕事で活かすのかまで考える

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

「自己分析」とは

「自己分析」とは

自己分析とはその名の通り自分自身を分析するということ、もっと言えば自分自身の強みや弱み、価値観や性格をより詳しく把握するためのものです。

就職活動や転職活動では自分の他にも大勢の応募者がおり、また面接官も多くの応募者を見ているため抽象的な表現では他の応募者との差別化ができず、更に面接官側としても実際に入社してからどのような活躍をするかのイメージが湧きません。

そんな中で内定を得るためには、じっくりと自己分析を行い他の人にはない自分の魅力を明確にし、選考の場で具体的にアピールすることが必要となります。

就職や企業選びの際に自己分析をする目的

就職や企業選びの際に自己分析をする目的

就職活動や転職活動の際に自己分析をする目的として、自分自身の強みや価値観をもとに自分に合った企業や職種を見つけることはもちろん、自分の特徴や価値観を再確認し自分が将来どのような仕事をしてどういったキャリアを積んでいくのかといった点まで非常に多岐に渡ります。

また自分自身の現状や将来設計を具体的にすることによって、自己PRや志望動機に具体性や説得力を持たせ、自信を持ってアピールできるようになるためにも自己分析はとても重要です。

自己分析は企業との面接、就活前からしよう

自己分析は企業との面接、就活前からしよう

自己分析を始める時期についてですが、これはできるだけ早めに始めましょう。

というのも、自己分析を早く始めておけばその分時間をかけて自分の特徴や自分に向いた職種を考えることができ、より効率的に業界や企業へのリサーチができるようになります。

逆に自己分析を行うのが遅れてしまうと、自分の就きたい職種の業界や企業研究ができなかったり、その業界・企業が自分に向いているのかといった正しい判断もできない状況になってしまいます。

もちろん就職活動や転職活動においては業界研究や企業研究も重要なのですが、そもそもこれらは自己分析の情報をもとにして行う必要があります。

つまり自己分析とは、就職活動や転職活動の基礎になるものです。そのため、就職活動や転職活動を決めたときにはまず最初に自己分析を行うようにしましょう。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

自己分析のやり方を一挙紹介!

自己分析のやり方を一挙紹介!

自己分析は就活で必要ではあるが、自分ではどのようにしていけばいいのか分からないという声をよく耳にします。ここでは自己分析のやり方について紹介します!

実際の就活や面接対策などでも活用して、企業からの内定が取れるように取り組んで活きましょう。

自己分析のやり方1:自己評価

具体的な自己分析のやり方ですが、まずは自己評価について解説します。

自己評価とは自分自身の過去を振り返り、過去の出来事に対して自分の考えや価値観を客観的に分析することです。

自分の過去を振り返って、というと特別な出来事を思い出す必要があるのかと思うかも知れませんが、必ずしもそうではありません。

自分の日常で感じた出来事や些細な習慣を振り返り、そのことについて客観的に振り返るだけでも十分に自己分析を行うことはできます。慣れていないうちは自分自身の強みや弱みを客観的に把握するのが難しいかも知れませんが、自己分析とは一回行えばいいというものではありませんので、何度も繰り返し自分自身と向き合い、その中で少しずつ客観的に自分を評価できるようにしましょう。

自己分析のやり方2:他己評価

次に他己評価について解説します。

他己評価は自己評価と違い、他人に自分はどのような人かを聞き、自分の特徴や強みを分析することで自分では気づいていなかった特徴や長所短所を把握するために行います。

他人に自分の長所や短所を聞いた際に評価が共通している部分は大きな強みとなりますし、逆に自分の評価と他人の評価が大きく異なっていた場合には内面と外面とのギャップが存在していることになります。そういった自分自身では気づけない点を把握するためにも他己評価は必ず行うようにしましょう。

他人に自分のことを聞く際には家族や友人といった身近な人に聞くのが手軽ですが、その他にも様々な環境に身を置く人、同年代だけでなく複数の年代の人に聞くことで様々な視点からの意見をもらえます。

更に他者からの評価を知ることで、自分自身の知らなかった一面だけでなく既に把握できていた特徴にも根拠が生まれ、自己分析に対する説得力が増すこともありますので、自己分析を行う際には自己評価だけでなく他己評価もしっかりと分析しましょう。

自己分析のやり方3:客観評価

客観評価というと他己評価に近いもののように感じますが、実際は大きく異なります。他己評価は他人と自分自身の関係性によって変化が生じることもありますが、客観評価とはそういった先入観にとらわれない具体的な評価のことです。

最近では客観評価を行うために役立つツールが多く存在しており、インターネット上でも無料で利用できる客観評価用の診断ツールが多数公開されています。

診断ツールでは複数の質問に答えることで、自分自身の特徴をまとめて表示することができたり向いている職種を表示したりと様々なものが公開されています。診断ツールで診断しただけでは詳細な自己分析はできませんが、診断結果をもとに自己分析を始めたり、自己評価や他己評価と照らし合わせて更に自己分析を深めていけば、より効果的な自己分析を行うことができるでしょう。

自分で自己分析するときの基本の手順

自分で自己分析するときの基本の手順

自己分析について解説しましたが、新卒での就職活動などで具体的にどうやって自己分析を行えばいいかわからないという方もいると思います。そこで次は自己分析をする際の基本手順を解説していきます。

まずは2,3年前からの自分の過去の出来事を振り返り、その中から自分の特徴を表していることを思い出していきます。

例えば自分がこうしたいと強く思った瞬間や、過去にされて嫌だったこと等、特別なことでなくとも自分の特徴が表れていると思うことをできるだけ多く思い出しましょう。特徴的な行動などが見つかったら、次はその行動について「なぜそういった行動をとったのか」「なぜそう思ったのか」など、できるだけ具体的に理由を掘り下げていきましょう。

また複数の出来事を比較し、共通する価値観や自分の強みを見つけるため、一つではなくできるだけ多くの出来事を思い出し、同じように掘り下げていきます。

いくつかの出来事を比較し、自分の強みや明確な価値観がわかったらそれらを具体的にどう仕事に活かすことができるかを考えて行くことが自己分析の基本的な手順です。自分自身のことを振り返るのが苦手だと言う方は、あえて自分の目標を先に決め、その目標に対して役立つ特徴や強みをピックアップし、そこから掘り下げていくというのも一つの方法です。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

自己分析の方法を紹介~自分に合った就活対策~

自己分析の方法を紹介~自分に合った就活対策~

自己分析を行うには上記の手順の他にも様々な方法がありますので、それらも一緒に紹介します。

実際に自己分析を活かして、企業選びや面接の対策をしていかなければいけません。ここでは、就活で使える自己分析のやり方を紹介するのでぜひ一度試してみてください。

「自分史」を作成する[自己分析の方法1]

過去の自分の経験を書き出した「自分史」を作成すると過去の経歴などが自分でもより詳しく理解することができます。

更に過去の経験を書き出すだけでなく、過去の出来事で一番記憶に残っている思い出や苦労したこと、楽しかった出来事や悲しかった出来事等を自由に書き出してそれについて深く考察していくとより理解が深まります。また出来事を思い出したら、その出来事を書き出すだけでなくなぜその出来事を思い出したのかまでしっかり書き出してみると志望動機を考える際に参考になります。

わかりやすくするために小学校、中学校、高校と要所要所で区切って書き出していくのも効果的で、そうすることでより鮮明に思い出すこともできます。

モチベーショングラフを作成する[自己分析の方法2]

自分史に近い物ですが、モチベーショングラフを作成するのも良いでしょう。

過去の出来事の中で自分自身のモチベーションがどのように変動してきたかをグラフ化することで、どのようなことに熱心に取り組んできたか、反対にどういったことにはモチベーションが上がらなかったかということがひと目で分かるようになります。

自分史に近いものになるので、自分史を作る際には合わせてモチベーショングラフも作成してみるとより自己分析を深めることができます。

自分への質問を繰り返す[自己分析の方法3]

手軽に行えるもので、自分自身に質問を繰り返すといった自己分析方法もあります。具体的にどういった質問をするかというと以下の通りです。

  • 過去熱中して取り組んだものは?
  • どうしてもやめられないことは?
  • 苦手な人の特徴はなにか
  • 過去にアルバイトをしていた場合、アルバイトを通して何を学んだか

これらの他にも思いついたことはどんどんと自分自身に質問していきましょう。質問の答えは時間が経つと変わることもあり、それも含めて自己分析に活用することができますので質問をした際にはノートなどに質問の内容と答えを日付とともに記録していきましょう。

自己分析シートを活用する[自己分析の方法4]

強みと弱みを明確にしたいのであれば、自己分析シートを活用すると効果的です。

自己分析シートは過去の出来事を直接書き出していくのではなく、「行動力」「コミュニケーション能力」といった特定のワードに対して合致する出来事は何かを記していきます。

就職活動や転職活動で必要な能力に対する出来事を考えていき、考えても出てこなかったものが自分の弱い部分になり、逆に多くの出来事を思い出せるものは自分の強みとなります。

マインドマップを作る[自己分析の方法5]

多くの出来事や目標などを考えすぎてしまい、情報が散乱してしまった場合にはマインドマップを作成してみましょう。

作り方としては、無地の用紙などの真ん中に自分の考えている中での一番大きい割合を占めるものの単語を書き、そこから線を伸ばして連想される単語を書き足していくことになります。自分の考えをアウトプットすることにより思考が整理できますし、図として書き出すことであとから見返したときにもわかりやすいといったメリットがあります。

自己分析するときに注意したいポイント

自己分析するときに注意したいポイント

自己分析をする際に注意するポイントも解説します。

自己分析に慣れていないときには自分の悪いところばかりが目についたり、長所であってもマイナス評価をしてしまうこともあります。

もちろんそれも自己分析の結果ではあるのですが、就職活動や転職活動の際にはできるだけマイナスに感じるような表現を使うことは避けましょう。自分の短所しか思いつかないという場合でも、言い換えをすることによって短所を長所に変える事もできます。具体的には以下のように言い換えてみましょう。

  • 人に流されやすい=協調性がある
  • 心配性=慎重な性格
  • 計画性がない=臨機応変に仕事を進める

また仕事と言っても様々な種類が存在しています。ある仕事では適性がなくとも別の仕事には向いているという可能性もあります。無理に自分の理想の仕事に合う強みを見つけるのではなく、自分ならではの強みを見逃さないこと、そのために様々な角度から自己分析を行い正しく評価していくことが重要です。

自己分析後に就活に活かすやり方とは

自己分析後に就活に活かすやり方とは

自己分析によって自分の長所や短所、特徴を分析したあとは、それらを客観的に裏付けるエピソードをまとめていきましょう。

自己PRなどでも「私の長所はコミュニケーション能力が高いことです」というだけでは具体性がありませんが、「私の長所はコミュニケーション能力が高いことです。誰とでもすぐに打ち解けることができるのでアルバイト先では新人教育をよく任されていました」といった具合に一つエピソードを加えるだけでも、話に具体性や説得力が生まれます。

また面接の場では予想外の質問をされることも少なくありません。

そんなときのために予め複数のエピソードを用意しておくことができれば、予想外の質問にも臨機応変な回答をすることができます。ただし、多くのエピソードを用意しておいてもそれらが抽象的な物ばかりですと効果がなく、更に具体性がないエピソードではせっかくの強みも伝わらないこともありえます。

面接官は自分のことを一切知らない相手だと認識し、そんな相手にも端的に自分の長所が伝わるような具体的なエピソードを用意しましょう。

併せて自分の強みを説明するだけではただの自己紹介で終わってしまいます。その強みをどのように仕事に活かせるかまでを伝えられるように、事前に伝え方や表現などをよく考え練習しておくと良いでしょう。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

自己分析はできるだけ早くから対策しよう

自己分析はできるだけ早くから対策しよう

就職活動における自己分析について解説をしましたが、自己分析はなるべく早くから始めることが望ましいです。時間をかけてじっくりと自己分析を深めることによって自分に適した職業や業界が把握できるだけでなく、面接の場などでも自分の長所や特徴を具体的に相手に伝えることができるようになります。しっかりと準備を整え、自分に適した企業からの内定を目指しましょう。

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佐藤 裕康
株式会社ジェイック 採用メディア「Future Finder」事業部長|ジェイックに新卒入社後、マーケティング業務に従事。その後、新規事業であるダイレクトリクルーティング事業の立ち上げを経験、事業責任者へ|資格:CFW(「7つの習慣」社内インストラクター資格)