ガクチカの対策で就活が変わる?~企業が評価する書き方とは~

ガクチカの対策で就活が変わる?~企業が評価する書き方とは~

ガクチカについて就活生は悩んでいる方が多いのではないでしょうか。学生時代に頑張ったことと広い括りで考えてしまうと、手が止まってしまう方も多くESや面接で困っている就活生もいると思います。この記事では、書き方やどのようにまとめていくべきかについて紹介します。

この記事のまとめ

1.ガクチカで企業から評価されるポイントを理解しよう

2.ガクチカの書き方をまずマネして作ってみよう

3.ガクチカの題材によってポイントが異なる

4.ガクチカは完成させたら他者に一度見てもらおう

「ガクチカ」:企業から評価されるポイントとは

「ガクチカ」:企業から評価されるポイントとは

ガクチカについては就活生が必ず頭を悩ませる内容ではないでしょうか。

ここでは、ガクチカについて簡単に紹介します。ポイントや企業が評価する学生時代に頑張ったことの違いについても紹介するので参考にしてみてください。

ガクチカとは

まず、「ガクチカ」とは何かを説明しておきましょう。ガクチカとは、面接やエントリーシート、履歴書などでよく出てくる「学生時代に力を入れていたことは?」という質問の略称で、今や就活生の間では常識となっている就活用語です。

以前からあった「自己PR」や「志望動機」と並ぶ鉄板の質問で、この質問欄には、主に学生時代に頑張ったことを具体的に書くことが求められています。就活生が学生時代にどんな努力をしたのかがすぐに分かるため、企業側が重要視しています。

ガクチカと自己PRの違いとは

就活生にある悩みとして「ガクチカと自己PRの違いがわからない」ということがあります。自己PRは、自分はどのような人間なのか、どんな強みがありどのような点が企業に貢献できるのか、という点が企業から見られます。

一方でガクチカは、ものごとへの姿勢や考え方、困難が起きたときにどう対処するのか、学生時代の経験から何を学んだのか、などが見られています。

いずれも「応募者がどのような人間なのか」「自社とマッチしているか」「入社後に活躍してくれそうか」を見るという点は同じですが、それぞれで企業が知りたいことは違うという点は理解しておきましょう。

ガクチカで見られるポイント

ガクチカで企業がチェックするポイントには、以下があります。

成果よりも努力の過程を見ている

企業がガクチカの内容で重要視しているのは、就活生が学生時代に頑張った成果そのものではなく、成果を得るためにどんな努力をしたかという「過程」です。

結果ではなく経験のレベルの高さや努力の過程に注目するのは、どんなことであっても学生時代に意欲的に頑張った経験のある学生は、就職後も努力する可能性が高いと見ているからです。

打ち込んだことが自社の業務と合うかどうか見ている

ガクチカから、学生時代に打ち込んだことが自社の業務に合うかなども見ています。そして、採用したい人材かを見極めるためのポイントのひとつにもなっています。たとえば社会貢献性の高い事業をしている企業で、応募者が学生時代ボランティアに本格的に取り組んでいたなどであれば、関心を持ってもらえる可能性は高いでしょう。

就活生が学生時代に興味を持って打ち込んできたことがその企業と通じるものであるなら、評価が高くなる可能性があります。

価値観や人間性を見ている

ガクチカには、応募者がどんなことに関心があり、何を考えどのように行動したのかとい

うエピソードを通じて、価値観や人間性を見ています。「自分のアイデアを形にする行動力があるんだな」「チームワークがあり仲間を尊重するタイプなんだな」などです。

新卒の採用選考ではまだ社会人経験のない学生を対象としているため、スキルや経験などで判断することができません。そのぶん、学生時代のできごとを通じてその人の人となりを知り、自社とマッチするかを見ているのです。

評価されるガクチカと評価されにくいガクチカの違い

企業から評価されるガクチカと評価されにくいガクチカには、それぞれ以下のような特徴があります。

評価されるガクチカ

企業は、成果そのものよりも「成果を出すためにどんな努力をしたのか」を知りたいと考えています。そのため、そこを効果的にアピールした文章にすることで、企業から評価されやすいガクチカになります。

ガクチカの内容を応募先企業の業務に役立つようなかたちや関連づけたかたちで伝えられると、評価はさらにあがる可能性があります。

わかりやすい言葉を選ぶことも大切です。自分が努力してきた様子を相手に明確にイメージしてもらえるよう、表現などに工夫してみましょう。

評価されにくいガクチカ

評価されにくいガクチカというのは、がんばった成果や結果をただ羅列しているだけのものです。もちろん、学生時代の輝かしい成果などは就活でもアピールできるものですが、ガクチカ では、そこだけを知りたいわけではありません。

また、ガクチカをマニュアル化してしまうと、面接で急に質問を振られたときに、上手に答えられない恐れがあります。そうなると、応用力がない人材とも思われかねません。

ガクチカを書くときは面倒がらずにしっかり順序立てて考え、自分の言葉で表現するようにしましょう。

ガクチカを企業が面接で聞く目的と理由

ガクチカを企業が面接で聞く目的と理由

ガクチカをなぜ、企業は面接中に必ずと言って良いほど聞いてくるのでしょうか。ここでは、就活中にガクチカを求められる理由や目的について解説します。

ガクチカの目的とは

企業がなぜガクチカを就活生に求めるのかについて紹介します。

目的1.学生の緊張をほぐすため

面接で学生が緊張していることを見越して、企業側はガクチカを聞いている場合が非常に多いです。ある意味、アイスブレイクの一環として聞いている企業もあり、学生側も必ず聞かれると思い、準備しているため場を和ませる一種の自己紹介として利用されます。

つまり、自己紹介をせずに、いきなりガクチカを聞いてくる企業も存在するのが事実です。どれだけ用意しているのかによって、企業側の印象も異なるのがガクチカになります。しっかりと準備をして企業へのアピールをうまくできるようにしておきましょう。

目的2.面接に対して準備してきているのか確認したい

企業側も時間を割いて面接を行ってくれています。ですが、学生を何十人と面接を行うので、企業側によっては工数を割くことができない企業もあります。なので、しっかりと面接の準備をしているのかどうかを確認するためにガクチカを聞いている場合もあります。

グループ面接の場合は、同じ議題に対して、それぞれがどのような回答を用意しているのかを面接官は確認しています。準備を行い、相手に分かりやすく伝えられる内容になっているのかどうか、話しが長すぎず、簡潔に伝えれるような内容になっているのかどうか。その準備量がガクチカの場合は反映されてしまいます。

企業は入社後も同様に、仕事に対して準備をしてくれるのかどうかを面接中に見ています。なので、ガクチカはふるい落としとして利用している企業も存在します。

目的3.ミスマッチを防ぎたい

企業は、新卒の採用活動に時間や費用など一定のコストをかけているため、ミスマッチはできるだけ避けたいと考えています。応募者の印象は申し分なくとも、面接で見た姿だけでは、相手のことをくわしく知るのはむずかしいといえます。

その人の価値観や考え方などの根本的な部分が企業と合っていない場合、せっかく採用しても早期離職になってしまったり、企業のなかで力を発揮できなかったりする可能性があります。そうなると企業側のみならず、応募者側もモチベーションが下がったり転職活動などの手間がかかったりして、お互いにプラスになりません。

企業はガクチカを応募者について知るための参考にし、社風や自社が求める人物像と合っているか、ミスマッチになってしまわないかなどを見ているのです。

ガクチカを面接で就活生に聞く理由とは

ガクチカの目的については、先ほど紹介した通りになります。次に、面接が就活正にガクチカを聞く理由について紹介していきます。

理由1.その学生の人となりをみたい

ガクチカの内容から、その人の人となりを見たいと企業は考えてます。

ガクチカの内容から、周囲の人とどのようなコミュニケーションを取るのか。仮に、入社した場合に、会社の先輩などとのコミュニケーションがうまくいくのかどうかなどを面接中に企業側を見たいと考えています。

新卒に限らず、退職し転職をする人の多くが、人間関係であると言われています。正確にいうと、その企業でうまく人間関係を構築できるのかどうかにかかっています。

企業によっては、コミュニケーションが活発な組織とコミュニケーションが少なく個人で行う仕事が多い企業など多種多様です。なので、企業も人となりについては重要視し、自社に合った人材を探すためにガクチカを聞いています。

理由2.その学生の得意なこと・好きなことを見極める

ガクチカを発表している時に、何が好きで、何が得意なのかどうか確認したいと企業は考えています。ガクチカとして、学生が自信を持って答えてくれる内容からその学生が仮に、企業へ入社した場合にどのような仕事をさせるべきなのか考えているためです。

苦手なこと・嫌いなことを行う必要が時にはありますが、会社側もそのような仕事を求めていません。基本的には、得意なこと・好きなことで活躍できないかどうか考えてくれています。

なので、企業はガクチカの内容からどのような仕事が得意そうなのかを考えているため、質問することが多いでしょう。

理由3.辛い時にどのような行動をするのか確認したい

学生時代に頑張ったことで苦労したこと・大変だったことがないことは少ないでしょう。そのしんどい時や辛い時に、その学生がどのような行動をするのかを企業は見たいと考えています。

その辛い時に、相談せずに一人で解決しようとするのか。一人で抱え込まずに、他の人に相談してチームとして解決してきたのか。その時の行動となぜそのような行動をするのか、その学生の考え方が聞きたいと考えているために企業はガクチカを聞いています。

理由4.物事に対しての振り返りができるのかどうか確認したい

先ほど紹介した「辛い時にどのような行動をするのか確認したい」にも関わります。その行動をした学生の考え方が知りたいと考えて企業はガクチカを聞いていると先ほど紹介しました。

そして、その行動をしたことに対して、今はどのように考えているのか。よりよくできる行動がなかったのかどうか。行動に対しての振り返り力を企業は見ています。社会人になると失敗することもあります。

しかし、その失敗を失敗のままにせずに、考え方や行動を改めることが出来る学生なのかどうかを企業は見たいと考えています。

理由5.何か起こった時に自分事と思って行動できるのか確認したい

全ての行動には結果がついてきます。しかし、時には求めていた結果とは異なる場合もあります。

その結果に対して、どれだけ当事者として考えていたか。自分事と思い、その結果を受け止めているのかどうかを企業は確認したいと考えています。

社会人になると学生時代のアルバイトよりも責任を伴った仕事をすることになります。その責任に対して、逃れるような発言や行動をされると企業も信用できないようになり、より大きな仕事を任せることが難しくなります。

なので、企業からすると、言い訳せずに、自分の行動や考え方を柔軟に変えることができる学生を求めています。

ガクチカがない就活生は?-ガクチカの見つけ方-

ガクチカがない就活生は?-ガクチカの見つけ方-

ガクチカを就活のエントリーシートに書いたり、企業にアピールしたりするためには、効果的なガクチカを見つけることが必要です。ここでは、以下のガクチカの見つけ方を紹介します。

  • さまざまなテーマでガクチカを書く
  • 成果の大きさや結果にこだわらずに書く
  • 自分が好きなことや得意なことから考える
  • 学生時代に書いたものを参考にする
  • 両親や友達に聞く

それぞれの方法について解説するので、就活生は自分に合った方法を一度試してみましょう。

方法1.さまざまなテーマでガクチカを書く

ガクチカを書くときに「どのテーマで書けばいいかわからない…」と、ガクチカが書けない就活生もいるかもしれません。学生時代にがんばっていたことが複数あったり、特定のことにだけ打ち込んでいたわけではなかったりした場合、とくに悩んでしまうでしょう。

ひとつのテーマに絞ることに時間がかかって進まないよりも、まずはいくつかのテーマでそれぞれガクチカを書いてみることをおすすめします。

部活や文化祭・体育祭などのイベント、アルバイト、資格の勉強、サークル活動、ゼミの発表など、力を入れて取り組んだ経験があることをまずは箇条書きにします。そのなかで印象に残っていることや「これはかなりがんばったな」というものがあれば、短くてもいいのでそれぞれガクチカを書いてみると良いでしょう。

そうすることで、過去の経験のなかでアピールできるエピソードが見つかりやすくなり、就活で使うガクチカのテーマを決めるのに役立ちます。

方法2.成果の大きさや結果にこだわらずに書く

「学生時代に目立った成果を残していない」「正直、たいしたことをやっていない」と考える就活生もいるかもしれません。

もちろん、部活動や学業などで結果を出したり、輝かしい成果を生んだりすることはすばらしいことです。しかし、そのようなエピソードしかガクチカに使えないというわけではありません。ガクチカで企業が重点的に見るのは、成果や結果そのものではなく、どのような努力をしたのかや、成功だけではなく失敗や苦労した点、何を大切にして取り組んでいたのか、などです。

むしろ「自分は学生時代、こんなにすごいことをした」という内容だけだとただの自慢になってしまったり、ほかの応募者でもっと優れたエピソードを持つ学生がいたりしたときに印象が薄れてしまったりすることもあるでしょう。

成果や結果にとらわれず、自分なりにがんばったと思えることは、自信を持ってガクチカに書きましょう。

方法3.自分が好きなことや得意なことから考える

自分が好きなことや得意なことをまず洗い出し、そこからガクチカのテーマを決めるのもよいでしょう。自分の好きなことならば夢中になって長時間やることができたり、ほかの人からすると大変そうに見えることでも、本人はなんとも思わず努力できたりすることが多いものです。

たとえば「大人数を集めてワイワイやるのが好き」という人の場合、学生時代を振り返ると、大学時代にサークルでイベントを企画したときのエピソードや、高校時代の体育祭でクラスをまとめるリーダーなどをやったエピソードがある人もいるかもしれません。

自分の好きなことや得意なことだからこそ主体的に考えたり、工夫していることも多いはずですから、おのずとガクチカの内容も充実したものになるでしょう。

方法4.学生時代に書いたものを参考にする

日記をつけていたり、手帳にその日のできごとを書き込んだりする習慣がある学生は、それらの内容を見てガクチカの参考にしてみるのもおすすめです。エピソードやそのときの自分の心情などが細かく書かれている場合、そのままガクチカに活かすことができるでしょう。

また、SNSをやっている場合は過去の投稿にさかのぼり、そこに書かれている自分の当時の気持ちなどを振り返って、ガクチカの参考にしてみるのもよいかもしれません。

方法5.両親や友達に聞く

自分ではなかなかガクチカのテーマが思いつかない、決められないという学生は、あなたのことを客観的に見ている周囲の人に相談してみるのも効果的です。

できれば知り合ったばかりの人や付き合いの短い人ではなく、昔からのあなたを知っていたり、関係の深い人に聞いたりするのがポイントです。たとえば、両親や兄弟姉妹、親しい友人、長年お世話になっているアルバイト先の人、学生時代にお世話になった先生などです。

自分では意識していなくとも周りの人に聞いてみれば、あなたががんばっていたことや、一生懸命打ち込んでいたことなどがたくさん出てくるはずです。

以下の記事にガクチカの例文を紹介しています。ガクチカを複数持っていると就活でも有利に働くので、会社によって異なるガクチカを紹介できるようにしておきましょう。

上記には、例文がありますが、実際にどのような内容を書くのかどうかなども検討しないといけなくなると思うので、自分に合ったガクチカを見つけておきましょう。

ガクチカの書き方~企業から評価される書き方をしよう~

ガクチカの書き方~企業から評価される書き方をしよう~

ガクチカを書く際は、おもに以下の点を意識しましょう。

  • 面接官に伝えたい自分の印象を決める
  • STAR法に当てはめていく
  • 伝えたい印象に合うエピソードを一つ決める
  • 抽象的な表現を具体的に直していく
  • そのエピソードから得られた学びや経験を決める
  • その経験を仕事でどのように活かしていくのかを決める

それぞれについて解説しますので、ガクチカを書くときの参考にしてみてください。

書き方1.面接官に伝えたい自分の印象を決める

ガクチカを書く前に、企業の面接官に伝えたい自分の印象を決めましょう。たとえば「粘り強く努力を継続していける力がある」「問題を発見し解決に向けて行動していける能力がある」などです。

自分にないものをアピールすることはできませんが、学生時代のできごとのなかで自分の強みや性格を象徴できるようなことをピックアップし、企業側に見せたい部分を決めておくと、ブレずに書けます。

書き方2.STAR法に当てはめていく

STAR法とは「Situation」「Target&Task」「Action」「Result」の頭文字を取ったものです。ガクチカを、このSTAR法に当てはめて考えていくとスムーズです。STAR法は、以下のように分けられます。

Situation…概要、成果

まずは、学生時代に力を入れたことを簡潔に述べます。結論から伝えることで、聞く側もそのあとの話の内容が頭に入りやすくなります。コンクールや大会などで残した成果があれば、それも冒頭で伝えます。

Target&Task…目標&課題

学生時代に打ち込んでいたことのなかで、自分が目標としていたことや、取り組むなかで出てきた課題などについて伝えます。目標や課題は特別なことでなくとも、自分なりの考えや経験をもとに伝えてかまいません。

Action…行動

目標を達成するためや、課題を解決するために取った自分の行動について伝えます。単独行動だけでなく、周囲へ向けた行動などについても伝えるとよいでしょう。

その次に、具体的な課題解決と目標達成に向けて取った自分の行動を伝えましょう。この際に自分のみで完結する事柄ではなく、チームにおいてや、自分ではない誰かに対してに働きかけた行動を記述したほうが自分の人柄が伝わりやすいです。

Result…結果

自分が学生時代に打ち込んだことや、そのなかで取った具体的な行動の結果、どのようなことを得られたのかについて伝えます。何を学んだのか、どう成長できたのかなど、自分の言葉で具体的に伝えるようにしましょう。

書き方3.伝えたい印象に合うエピソードをひとつ決める

ガクチカで何について話すかを決めたら、自分が面接官に伝えたい印象にマッチするエピソードをひとつ選びます。

たとえば学生時代の演劇部での活動で「自分だけでなく周囲を客観的に見て最善の行動をする力」を身につけたことを伝えたいのであれば「モチベーションの低いメンバーの相談に乗り、苦手とする部分の練習に付き合いやる気を取り戻してもらうことができた」などのエピソードを選ぶとよいでしょう。

書き方4.抽象的な表現を具体的に直していく

ガクチカでは、できる限り抽象的な表現は避けるようにしましょう。企業の採用担当者はあなたの学生時代の姿を見てきているわけではないため、具体的に伝えなければイメージしづらくなってしまいます。

「がんばった」「努力した」などの表現だけで終わらせるのではなく、何をどれくらいがんばったのかという内容や、努力した結果どう変化したのかなどについて伝えることが大切です。

書き方5.そのエピソードから得られた学びや経験を決める

ガクチカは、ただ自分が学生時代に打ち込んだことや熱中したことだけを伝えるものではありません。そこから何を学んだのか、どんな経験ができたのかなども伝える必要があります。

学びや経験は、大げさなものでなくて問題ありません。当たり障りのない内容よりも、自分なりに得たものや身についた力などについて伝えたほうが、独自性や説得力が出ます。

書き方6.その経験を仕事でどのように活かしていくのか決める

学生時代に力を入れた活動のなかで得た経験を、志望する企業でどのように活かせるのか、また活かしていきたいと考えているのかについて伝えます。

チームワークや問題解決能力、提案力など、部活やサークル、アルバイトなどの経験を通じて得た力をその企業のなかでどんなふうに活用できるのかというところまで、企業は知りたいと考えています。

ガクチカの具体的な伝え方について以下の記事で紹介しています。

就活生はガクチカができれば、より企業へ伝えることを意識して取り組みましょう。

ガクチカの題材によって異なるポイントやコツを紹介

ガクチカの題材によって異なるポイントやコツを紹介

ガクチカの題材について決まったら、次にどのように書いていくか決める必要があります。ここでは、以下の題材についてのポイントとコツを紹介します。ぜひ、就活生は参考にしてみてください。

ガクチカのポイント-題材別に解説-

ガクチカのポイントを題材別に解説します。

  • 学業
  • サークル活動
  • アルバイト
  • 留学
  • スポーツ
  • 趣味
  • 学外活動
  • ボランティア活動

就活生は自分のガクチカに沿ったポイントをガクチカに盛り込んでいきましょう。

学業アピールでガクチカを作成するポイント

学業をガクチカでアピールする場合、どうすればいいのか説明していきます。

本来、大学に通っている限り、話のネタはたくさんあるので、書くことに困らないはずです。本業である学業について、学んできたことをしっかり伝えることができれば「堅実な努力ができる真面目な人材」と評価してもらえる可能性が高くなります。

このとき、専門用語をどう使うかは注意が必要です。学生時代にしていた研究の中には、採用担当者が初めて知る内容もあるはずです。それを意識しないで、自分にとっては知っていることだからということで専門用語を何の説明もなしに使っていると、どんなに良い研究をしていたとしても、相手には伝わらないでしょう。

強い思いがあればあるほど、書きたいことはたくさんあると思いますが、分かりやすく共感してもらえるような内容を既定文字数の中で考えるようにしましょう。

また、応募先の企業とは直接関係のない分野だとしても、自分がしてきた努力を誠実にアピールできれば、採用担当者の心に届きます。分野が違うから採用されないのではないかと過度に心配することがないようにしましょう。

サークル活動をガクチカにするポイント

サークル活動をガクチカに書くこともできます。このとき、注意すべき点は、サークルの本活動以外の活動をアピールしてはいけない、ということです。

たとえば、テニスサークルに所属しているのに、学園祭のときの出店にどれだけ力を込めて取り組んだかというような内容では、肝心の本活動ではどうだったのか、と思われてしまいます。

学業に比べると、活動の自由度が高く、自分らしさをアピールできる機会でもあるわけですが、その分話が脇にそれてしまいやすい危険も潜んでいるため、自分が所属していたサークルの本活動で何を行い、どんな挑戦や困難に直面し、それをどのように解決するよう努力したかを意識して書くようにしましょう。

学生時代のアルバイト経験をガクチカにするポイント

学生時代にしていたアルバイト経験もガクチカの一つとして書くことができる内容です。

アルバイトは、学業やサークルをテーマにすることに比べると、「販売ノルマの達成」や「スキルの向上」など、直面する困難をどのように乗り越えたかという努力過程が、初めて聞く人にもイメージしやすく分かりやすいという特徴があります。

大学生であれば、アルバイトをしている学生がほとんどのため、アルバイトをガクチカにしたところで、ほかの就活生との差別化が難しく、自分をアピールできないのではないかと思うかもしれません。

しかし、アルバイトも一つの仕事です。新卒者のほとんどが正社員経験がないため、採用担当者は、就活生の仕事の取り組み方を判断する上で、それを知ることには大きな価値があると考えています。

それで、アルバイト経験をガクチカにする場合は、アルバイトをどのような態度で取り組み、どのようなスキルや習慣、考え方をそこから身につけたかを具体的例も出しながら書くようにすれば、良い評価を得られる可能性が高くなるでしょう。

留学についてのガクチカを書くポイント

留学経験は、多くの就活生が使用するテーマです。確かに、価値のある経験ですが、ほかにも似たような経験をした学生は少なくないため、留学したというだけの話なら、企業から高評価を得ることは難しいでしょう。

留学経験が単なる自慢話にならないようにするため、留学先で何を得てきたのか、をしっかり伝えることが重要です。留学経験を通して語学力が向上した、ということも挙げることができますが、それは誰でも当然のことなので、他の留学経験者にはないプラスアルファの魅力的なエピソードが必要となります。

海外での貴重な経験を通して、日本が改善できる点や世界に向けて誇れる点もあることなどが見えてくるはずなので、それらをガクチカに書くことができれば、常に問題意識を持って世界を見ているというアピールにもなり、グローバル化の進む企業では評価の対象となりえます。

スポーツについてのガクチカを書くポイント

スポーツは、ガクチカのなかでも比較的書きやすいテーマであるといえるでしょう。学生時代に、なんらかのスポーツをやっていたり続けていたりしていた人も少なくないはずです。

スポーツのガクチカを書く場合には、ありきたりな表現にならないよう注意しましょう。たとえば「上下関係が身についた」「忍耐力が身についた」「協調性を学んだ」などです。これらはどれも素晴らしいことですが、そのままストレートに伝えても、印象には残りにくいといえます。

ひとつの大会へ向けたエピソードや、特定の技術を身につけるために努力したエピソード、メンバー間でのできごとなど、数ある細かいエピソードのなかから自分が印象に残っているものをひとつ拾い、できるだけ表現に工夫することをおすすめします。

趣味についてのガクチカを書くポイント

たとえば、動画制作、手芸、ロードバイクなど、本格的に取り組んでいた趣味がある場合は、そのことをガクチカに書いてもよいでしょう。ただし、趣味についてガクチカを書く場合は、その趣味を通じて実際に得た学びなどがあるものを選びましょう。

たとえば漫画が趣味でそのことについて書く場合、漫画を自分で描き学園祭やコミックマーケットで販売したなどのエピソードはOKですが「○○という漫画の●●というセリフから、人を思いやる気持ちを学びました」などは、ガクチカの趣旨とかけ離れているためNGです。

そのほかに、ギャンブルなど就活の選考の場では深く話しづらい趣味を選ぶのも避けましょう。

学外活動についてのガクチカを書くポイント

全体のなかでは少数派かもしれませんが、学校生活よりもほかの活動のほうに本格的に取り組んでいたという人もいるかもしれません。

たとえば、自分でビジネスやWebサイトを立ち上げ運営していた、芸能活動をしていた、学生向けのイベントを企画して集客していた、ベンチャー企業で早期から働いていた、などです。このような経験をもつ学生は少数派であるため、差別化できるという点もあります。

ですが表現の仕方によっては、企業から「学業のほうは大丈夫なのか?」と思われてしまう可能性もあります。学校の勉強と両立していたことなどを添えたほうがよいでしょう。

ボランティア活動についてのガクチカを書くポイント

学生時代にボランティア活動に取り組んでいた場合には、そのことをガクチカにも書きやすいでしょう。社会貢献性も高いため、悪い印象を与える可能性は限りなく低いといえます。ただし、ボランティアで取り組んだ内容を書くだけになってしまわないようにしましょう。

また「老人ホームで利用者の方とレクリエーションをしたり一緒に話したりして、違う世代とコミュニケーションができてよかった」「地元の子どもたち向けのイベントの手伝いを通じて、子どもたちからパワーをもらえた」など、ただの感想になってしまわないようにすることも大切です。

ガクチカのコツ

ガクチカを作成する時のコツを紹介します。

コツ1.作成したガクチカを添削してもらう

ガクチカが完成すれば、ひとまず一安心ですね。しかし、内容が本当に的を得ているものか、他の人が読んでも理路整然としているか、など不安を感じることもあるでしょう。その場合は、学内のキャリアセンターで相談したり、先生に見てもらったりしてください。

ほかの人により伝わりやすい内容になるよう訂正点を教えてくれたり、さらに肉付けできる部分を気付かせてくれたりするでしょう。キャリアセンターの人は就活のプロですし、学校の先生は何度も就活生を助けてきたエキスパートと言える存在ですから頼りになります。

添削してもらうメリットは、自分ではよく書けていると思っていた内容でも、他人から見ると、分かりにくかったり説明が不足していたりする部分がはっきり理解できることです。その逆も同じく、自分では物足りないと思っていた部分が褒められて自信につながることもあります。

こうした第三者の目を積極的に取り入れ、人から評価されることを恐れなければ、作成したガクチカによりしっかりした根拠のある自信が持てるようになりますし、それがひいては就職活動全体に対する自信にもつながっていきます。

コツ2.友達のガクチカを参考にする

ガクチカがなかなか思いつかなかったり、自分の書いたガクチカに自信が持てなかったりする場合には、友達のガクチカを見せてもらうことをおすすめします。他人のガクチカを読むことで、自分のガクチカ に不足している要素がわかったり、書き方のヒントになったりします。

とくに、すでに内定をもらっていたり、選考が進んでいたりする友達のガクチカはより参考になります。すでに企業から一定の評価を受けているということになるため、可能であれば見せてもらうようにお願いしてみましょう。

コツ3.自分のガクチカに自信を持つ

ガクチカを考える際に「自分は学生時代に大したことをしていない」「がんばったけれど結果は残せていない」などと考えてしまい、困ってしまう就活生もいるかもしれません。

ですが、誰もが学生時代に輝かしい成果をあげたわけではありませんし、そうでなくともこれからの人生のほうが長いわけですから、なんら問題はありません。また、企業はガクチカで応募者の成果や実績そのものを知りたいわけではないため、気負う必要はないのです。

学生時代、自分なりに一生懸命取り組んだことがひとつはあるはずです。小さなエピソードのように見えてしまっても気にせず、自信を持って企業に伝えるようにしましょう。

ガクチカのNGな書き方

ガクチカのNGな書き方と注意点

ガクチカを書くとき、どんなにいいエピソードを持っていても、書き方やその内容次第では企業にあなたのせっかくの努力や経験を伝えにくくなってしまいます。ここでは、ガクチカのNGな書き方や注意点について解説します。

NG1.失敗や挫折ではなく成功体験のみのガクチカ

ガクチカでは、学生は自分が成功したことやうまくいったことを中心にアピールしてしまいがちです。「自分は有能な人材である」とアピールすることは大切ですが、成功体験だけのガクチカは、逆効果になることがあるため注意しましょう。

企業は、もしも学生が入社することになったとき、仕事をするなかで苦しいときや壁にぶつかったときなどにどのようにがんばるのか、ピンチをどう切り抜けるのかなどを、ガクチカを参考にイメージしたいと考えています。

そのため、成功体験だけだとあなたの人物像がわからなかったり、うまくいかないときにどう対応したりするのかが見えてこなかったりしてしまいます。ガクチカには、どんな失敗や挫折をしたのか、そのときにどんな行動をしたのかなども忘れずに書きましょう。

NG2.テーマを一つに絞っていない

「企業へアピールしたい」という想いが強すぎるあまり、複数のエピソードをガクチカで伝えるのは避けましょう。

たとえば「中学時代にサッカー部の副部長をつとめ市の大会で優勝した」「高校時代に勉強をがんばって第一志望の大学に受かった」「大学時代はスーパーのアルバイトを4年間つづけ、バイトリーダーになった」などのエピソードをひとつのガクチカにまとめようとすると、散らかった印象になってしまいます。

ガクチカでは、ひとつのテーマにしぼってその内容を深掘りし、自分の経験やそこで学んだこと、感じたことなどを伝えるようにしましょう。

NG3.説明文になってしまっている

ガクチカで大切なのは、単なる経験や事実の羅列をすることではありません。あなたがどのような行動をしたのかやどう思ったのか、何を感じてどのように変化したのか、などのプロセスを企業側に伝わるようにすることです。

エピソードの説明文のようになってしまうことで、あなたの過去のがんばりが伝わらないのは、就活において非常にもったいないことです。ガクチカでは事実の説明は簡潔にわかり安く書いたうえで、何をどうがんばったのかや、なぜそれに取り組もうと考えたのか、などを盛り込むようにしましょう。

ガクチカをブラッシュアップして有利に就活に挑もう!

就活において、だれも避けて通れない重要なガクチカについて説明してきました。

今回の記事を参考に作成に取り組んでみてください。ガクチカを作成することで、これまで頑張ってきたことを振り返ることができますし、それをまとめることで、自信を持って就活に臨めるようになります。

他の人にアピールできるポイントが自分にはあることをしっかり理解して、高評価を得られるガクチカをぜひ作成してくださいね。

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