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ガクチカの例文12選|見つけ出すための方法や作成方法を徹底解説。

ガクチカの例文12選|見つけ出すための方法や作成方法を徹底解説。

面接官の心を掴むガクチカを作成することは、就活成功への第一歩です。しかし、以下のように悩まれる就活生は多いのでは無いでしょうか?

「どんな経験を話せば良いのか分からない….」
「自分のアピールポイントが上手く伝えられない….」

こうした際に、この記事では複数のパターンで例文を紹介していきます。しかし、例文を単にトレースするだけでは意味がありません。

優れたガクチカを作成するには、結論からお伝えすると以下の3つの方法を通じて、ガクチカを見つけ出し、それを言葉で表現することができます。

  • 方法①|過去の経験を振り返る
  • 方法②|強みや特徴を洗い出す
  • 方法③|企業の求める人物像とマッチさせる

ただ、その際に以下の5つのポイントを押さえた上で、ガクチカを言語化していきましょう。

  • 具体的なエピソードを選ぶ
  • 成果・学びを明確にする
  • 企業の求める人物像と結びつける
  • 簡潔で分かりやすい文章にする
  • 熱意を伝える

この記事では、ガクチカ作成に役立つ、エピソードの見つけ方から効果的な書き方までを徹底解説します。さらに、様々なテーマ別の例文12選も紹介し、あなたのガクチカ作成をサポートします。

▼この記事でわかること
  • 自身の強みや特徴を活かせるガクチカのエピソードを見つけ出すことができ
  • 具体的な例文を参考に、魅力的なガクチカを作成することができる
  • 面接官に響くガクチカを作成し、自信を持って自己PRできるようになる

さあ、この記事を参考に、あなただけの魅力的なガクチカを作成し、就活を成功させましょう!

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ガクチカとは?

ガクチカとは?

ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略称で、就職活動において企業がよく質問する項目のひとつです。

企業がガクチカを問う理由は、就活生がどんな課題に取り組み、どんな成果や学びを得たのか知ることで、仕事に対する姿勢や人柄、成長力を見極めるためです。

単なる経験の列挙だけではなく、プロセスや行動に注目されます。

例えば、「アルバイトのシフトリーダーとしてスタッフの定着率を高めた」「ゼミ活動でメンバーをまとめ、プレゼン大会で入賞した」など、自分が主体的に動いた経験が求められます。

志望動機や自己PRと違い、ガクチカは「過去の具体的な行動や成果」を通して、自分の強みを証明する役割を持ちます。

自己PRが「自分の強みそのもの」を伝えるものであるのに対し、ガクチカは「その強みがどう発揮されたか」を伝えるものです。

企業側はガクチカで提示された行動から、就活生が入社後にどのように活躍できるかを見極めます。

すぐに例文を見たい方はこちら▶

ガクチカを見つけ出す方法

ガクチカを見つけ出す方法

就活生の中には、ガクチカを見つけだすのに苦労している方も多いです。

ここでは、ガクチカを見つけ出す方法を3つ紹介します。

ガクチカのテーマ探しに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

▼ガクチカを見つけ出す方法3選
  • 方法①|過去の経験を振り返る
  • 方法②|強みや特徴を洗い出す
  • 方法③|企業の求める人物像とマッチさせる

方法①|過去の経験を振り返る

1つ目のガクチカを見つけ出す方法は「過去の経験を振り返る」ことです。

ガクチカは、「自分がどんな行動を取り、何を学んだか」を伝える場であり、材料となる過去の体験を掘り出すことが不可欠だからです。

例えば、部活動やアルバイト、ボランティアやゼミ活動など、日常の中にも語れるエピソードはあります。

困難だった点や時間軸、役割を明確にし、行動から得た結果、結果から得た学びの流れを意識しましょう。

自身の経験から得られた、独自性のあるガクチカが評価に繋がります。

方法②|強みや特徴を洗い出す

2つ目のガクチカを見つけ出す方法は「強みや特徴を洗い出す」ことです。

同じ経験でも、「どんな姿勢で取り組んだか」が個性を表し、企業にとっても評価のポイントに繋がるからです。

例えば、「継続力」「周囲を巻き込む力」「課題発見力」など、経験を通して現れた行動パターンに着目しましょう。

他人からよく言われることや、褒められた経験も強みや特徴のヒントになります。

強みを明確にすることで、企業に「この人と働きたい」と思わせるガクチカに仕上がります。

方法③|企業の求める人物像とマッチさせる

3つ目のガクチカを見つけ出す方法は「企業の求める人物像とマッチさせる」ことです。

どんなに魅力的な経験でも、企業の方向性とずれていては評価に繋がりにくいためです。

例えば、「挑戦を歓迎する企業」には、現状に満足せず新たな方法に取り組んだ経験が、「チームワーク重視の企業」には、周囲と協力し目標を達成した経験を選ぶと効果的です。

企業のホームページや採用情報から、価値観や社風をリサーチし、それに合わせてアピール内容を調整しましょう。

「相手に刺さる表現」を意識することで、より相手に伝わりやすいガクチカが完成します。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

【例文】ガクチカの例文12選

【例文】ガクチカの例文12選

ここでは、テーマ別にガクチカの例文を12パターン紹介します。

例文と共に「このエピソードから読み取れる強みは?」「なぜこの例が効果的なのか?」「どの業界・職種に向いている内容か」についてもわかりやすく解説します。

ガクチカのテーマが決まらない、テーマは決まっているがどう書いたらいいか分からない方はぜひ参考にしてください。

  • ガクチカ例文1.部活
  • ガクチカ例文2.アルバイト
  • ガクチカ例文3.サークル
  • ガクチカ例文4.ゼミ活動
  • ガクチカ例文5.研究
  • ガクチカ例文6.資格
  • ガクチカ例文7.留学
  • ガクチカ例文8.インターンシップ
  • ガクチカ例文9.ボランティア活動
  • ガクチカ例文10.海外旅行
  • ガクチカ例文11.料理
  • ガクチカ例文12.学業

ガクチカ例文1.部活

まず1つ目に紹介するテーマは部活です。

部活動は学生時代に取り組んだ人も多く、長い時間を経験することで学びや苦労も多く、ガクチカのテーマにするには扱いやすいです。

部活をテーマにした例文は以下が挙げられます。

【例文】

大学ではテニス部に所属し、毎日の朝練と試合に向けた体力・戦術の向上に取り組みました。特に、主将としてチーム全体のモチベーションを維持しながら、個々の課題に向き合う体制づくりに尽力しました。その結果、団体戦で地区優勝を果たし、仲間とともに勝利を分かち合う喜びを経験しました。

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このエピソードから読み取れる強みとして、以下が挙げられます。

  • 継続力
  • リーダーシップ
  • チームビルディング
  • 主体性

この例が効果的な理由は以下の通りです。

  • リーダーとしての役割や課題解決への工夫が具体的に描かれており、成果と学びが明確なため
  • 自分だけでなく、周囲を巻き込む点が好印象を与える

この例が向いている業界や職種は以下が挙げられます。

  • 体育会系文化を重んじる企業(商社・メーカー・営業職)
  • チームで成果を上げることが求められる職種

ガクチカ例文2.アルバイト

2つ目に紹介するテーマはアルバイトです。

アルバイトでは、困難や失敗にも遭遇する場合も多く、そこから得られた知見や、課題解決力をアピールするのに有効です。

アルバイトをテーマにした例文は以下が挙げられます。

【例文】

飲食店でのアルバイトでは、接客業務に加え、売上が落ち込む平日の集客改善にも取り組みました。SNSを活用したキャンペーンを自ら提案し、実施した結果、平日ランチの売上が20%向上。マネージャーからも評価され、新人教育にも関わるようになりました。

ーーーーー

このエピソードから読み取れる強みとして、以下が挙げられます。

  • 課題発見力
  • 行動力 
  • 企画力 
  • 接客スキル

この例が効果的な理由は以下の通りです。

  • アルバイトという日常的な場面から、自ら工夫して成果につなげた点が評価されやすい
  • 数値で成果を示しており説得力もある

この例が向いている業界や職種は以下が挙げられます。

  • サービス業 
  • 営業職 
  • マーケティング職

ガクチカ例文3.サークル

3つ目に紹介するテーマはサークルです。

サークル活動は、団体で行うものであることから、チームワークや自主性をアピールするのに効果的なテーマです。

サークルをテーマにしたガクチカ例文は以下が挙げられます。

【例文】

映画研究サークルに所属し、学園祭での上映イベントを企画・運営しました。チーム内で方向性の意見が割れた際には、全員の意見を丁寧に聞き、共通項をもとに合意形成を図りました。その結果、来場者数が前年の1.5倍となり、アンケートでも高評価を得ることができました。

ーーーーー

このエピソードから読み取れる強みとして、以下が挙げられます。

  • 調整力 
  • 傾聴力 
  • 企画実行力 
  • 協調性

この例が効果的な理由は以下の通りです。

  • 自分の意見を押し通すのではなく、チームの中で調和を保ちつつ成果を出す力が表現されているため
  • 社会人としての協働力を示せている

この例が向いている業界や職種は以下が挙げられます。

  • 広告・イベント業界 
  • 人事や企画職 
  • クリエイティブ系

ガクチカ例文4.ゼミ活動

4つ目に紹介するテーマはゼミ活動です。

ゼミ活動は、学んだ知識を実務に活かす経験を伝えることで、採用担当者に入社後の活躍イメージをより具体的にアピールできるおすすめのテーマです。

ゼミ活動をテーマにした例文は以下のようになっています。

【例文】

マーケティングゼミでは、地元企業との共同研究で商品の販促戦略を立案しました。私はターゲット層の行動調査と分析を担当し、SNSを活用したプロモーション案を提案しました。最終プレゼンでは企業担当者から「実現性が高い」と評価を受けました。

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このエピソードから読み取れる強みとして、以下が挙げられます。

  • 論理的思考力 
  • 分析力 
  • プレゼン力 
  • 実行力

この例が効果的な理由は以下の通りです。

  • 学術的な知識を実務に落とし込むプロセスが伝わるため、ビジネス視点を持っている印象を与える
  • チーム内の役割も明確。

この例が向いている業界や職種は以下が挙げられます。

  • コンサル 
  • マーケティング職 
  • 企画職

ガクチカ例文5.研究

5つ目に紹介するテーマは研究です。

研究は学生時代に自身が興味を持ち、学生時代に大きく力を入れた経験のひとつと言えます。

研究は専門性に富んだ項目ですので、研究した分野と結びついた業種や職種への就職を目指す場合には非常に効果的です。

研究をテーマにしたガクチカ例文は以下が挙げられます。

【例文】

卒業研究では、地域産果物を活用した菓子製造の保存性に関する研究に取り組みました。試行錯誤の末、自然由来の保存料で一定の効果を得ることに成功し、学内発表会で優秀賞を受賞しました。自ら調査を重ね、粘り強く結果を出した経験です。

ーーーーー

このエピソードから読み取れる強みとして、以下が挙げられます。

  • 探究心
  • 粘り強さ
  • データ分析力
  • 課題解決力

この例が効果的な理由は以下の通りです。

  • 結果よりもプロセスを丁寧に語っている点が評価されやすい
  • 研究テーマが社会課題とリンクしている点も好印象を与える

この例が向いている業界や職種は以下が挙げられます。

  • 食品メーカー(研究・開発職)
  • 技術職
  • R&D職

ガクチカ例文6.資格

6つ目に紹介するテーマは資格です。

資格もガクチカとしては頻繁に選択されるテーマです。

取得には一定数の学習量や時間が必要なので、継続力や熱意をアピールしたい際には有効です。

特に就職したい業種や職種に活かせる資格を保持している場合は、専門的な知識やスキルがあることもアピールできるので効果的です。

【例文】

大学2年次に簿記2級の資格取得を目指し、約半年間の独学に取り組みました。学業やアルバイトとの両立は大変でしたが、毎日1時間の勉強を継続し、試験に合格することができました。学習計画の立案と、継続する力を身につけた経験です。

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このエピソードから読み取れる強みとして、以下が挙げられます。

  • 計画性
  • 継続力
  • 自己管理能力
  • 向上心

この例が効果的な理由は以下の通りです。

  • 限られた時間の中で成果を出すプロセスが明確であり、自律的な行動が伝わるため
  • 社会人基礎力として評価されやすい

この例が向いている業界や職種は以下が挙げられます。

  • 金融業界
  • 経理・事務職
  • コンサル業界

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ガクチカ例文7.留学

7つ目に紹介するテーマは留学です。

近年は海外事業へ乗り出す企業も多く海外事業への従事を目指す就活生には、意思をアピールするのに効果的なテーマです。

留学をテーマにしたガクチカの例文は以下が挙げられます。

【例文】

大学3年次にカナダへ半年間の語学留学を経験しました。言語の壁や文化の違いに苦労しながらも、現地の学生と積極的に交流し、英語でのディスカッション能力を高めました。この経験を通して、異文化理解力と対応力を身につけました。

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このエピソードから読み取れる強みとして、以下が挙げられます。

  • 適応力
  • チャレンジ精神
  • コミュニケーション力
  • 国際感覚

この例が効果的な理由は以下の通りです。

  • 困難な状況を自ら乗り越えたストーリーがあり、グローバルな素養をアピールできる
  • 将来の海外展開に強い企業との親和性が高い

この例が向いている業界や職種は以下が挙げられます。

  • 商社
  • グローバル企業
  • 外資系企業

ガクチカ例文8.インターンシップ

8つ目のテーマはインターンシップです。

インターンシップへの参加は企業への関心や入社への意欲を示す手段として有効です。

実務を体験して得た知見や、結果があれば提示することで説得力が増し、採用担当者も入社後の活躍を想像しやすくなります。

【例文】

IT企業の長期インターンシップに参加し、営業チームのサポートを担当しました。顧客管理シートの改善提案が採用され、業務の効率化に貢献しました。実務の中でPDCAを意識して行動する大切さを学びました。

ーーーーー

このエピソードから読み取れる強みとして、以下が挙げられます。

  • 主体性
  • 提案力
  • 改善意識
  • ビジネス感覚

この例が効果的な理由は以下の通りです。

  • 実際の企業の中での経験であり、即戦力に近い視点を持っていることを示せるため
  • 結果も示しており、説得力があるため

この例が向いている業界や職種は以下が挙げられます。

  • IT業界
  • 営業職
  • コンサル職

ガクチカ例文9.ボランティア活動

9つ目のテーマは、ボランティア活動です。

ボランティア活動への参加経歴があることで、自主的な参加の場合は自主性を、また社会貢献への意欲をアピールできます。

ボランティア活動をテーマにしたガクチカの例文には以下が挙げられます。

【例文】

地域の清掃活動に毎月参加し、リーダーとして新規参加者の受け入れや活動内容の改善に取り組みました。参加者アンケートをもとにコースや時間配分を見直した結果、定着率が向上しました。地域とのつながりを深める大切さを実感しました。

ーーーーー

このエピソードから読み取れる強みとして、以下が挙げられます。

  • 主体性
  • 改善力
  • 地域貢献意識
  • 運営力

この例が効果的な理由は以下の通りです。

  • 地道な活動に対して継続的に関わり、リーダーとして改善提案まで行っている点が評価されやすいため
  • 社会貢献意識もアピールできるため

この例が向いている業界や職種は以下が挙げられます。

  • 行政・NPO
  • CSR部門
  • 地域密着型企業

ガクチカ例文10.海外旅行

10個目に紹介するテーマは海外旅行です。

海外旅行といっても、単なる旅行経験を記しても意味がありません。

海外旅行での体験からどのようなことを学び、その学びから自分がどのように社会で活躍していきたいかまで深堀りしましょう。

海外旅行をテーマにしたガクチカの例文は以下が挙げられます。

【例文】

大学2年の春休みにヨーロッパ5カ国を1人で旅しました。各地で異なる文化や価値観に触れ、特に言語や習慣の違いに戸惑いながらも、自ら調べ、現地の人と積極的に対話を試みました。この経験から、多様な視点を理解する柔軟性と、未知の環境でも自分の考えを伝える力を身につけました。今後はこの経験を活かし、社内外の多様な人と円滑に連携しながら、新しい価値を生み出せる人材として貢献したいと考えています。

ーーーーー

このエピソードから読み取れる強みとして、以下が挙げられます。

  • 多様性への理解
  • 柔軟な対応力
  • 主体性
  • 異文化コミュニケーション能力

この例が効果的な理由は以下の通りです。

  • 海外旅行を単なる娯楽としてではなく、主体的な行動とそこから得た学びとして描いており、実体験から社会人として必要なスキルにつなげている点が説得力を持つため

この例が向いている業界や職種は以下が挙げられます。

  • グローバル展開を進める企業
  • 海外営業職
  • 国際部門のある企業
  • 多様な人と関わる必要がある企画
  • 人事職

ガクチカ例文11.料理

11個目に紹介するテーマは料理です。

料理は一見、趣味や日常的なことと思われがちですが、実はガクチカとして活用できる、深みのあるテーマです。

趣味として継続した経験や、工夫力、発信力をアピールするのに効果的です。

ここでは、料理の発信を行っている場合に活用できるガクチカ例文を紹介します。

【例文】

一人暮らしを機に自炊に挑戦し、毎日異なる料理を作る「30日チャレンジ」をSNSで発信しました。レシピ研究や盛り付けを工夫し、フォロワー数が3倍に増加。発信力と継続力を身につける良い機会となりました。この経験を通じて、身近なテーマを魅力的に伝える力と、自分の行動で人を動かす力を実感しました。入社後も、こうした発信力と行動力を活かし、商品の魅力を届ける企画やプロモーションに貢献したいです。

ーーーーー

このエピソードから読み取れる強みとして、以下が挙げられます。

  • 継続力
  • クリエイティブ力
  • 発信力
  • 挑戦力
  • 自己表現力

この例が効果的な理由は以下の通りです。

  • 日常の中の行動から、成果と工夫を可視化し、ビジネスでの「伝える力」と「やり抜く力」を表現できているから

この例が向いている業界や職種は以下が挙げられます。

  • 食品業界
  • 広報・SNS運用
  • マーケティング
  • 企画職
  • クリエイティブ職

ガクチカ例文12.学業

12個目に紹介するテーマは学業です。

学業は多くの学生に共通する経験だからこそ、「何をどう学び、どのような姿勢で取り組んだか」を具体的に伝えることが重要です。

特に、主体性・探求心・応用力といった、どの業界でも求められるような強みをアピールできます。

【例文】

経済学部でミクロ経済を中心に学び、特に消費者行動の分析に興味を持ちました。講義外でも関連論文を読み、独自のレポートを教授に提出したところ、高く評価されました。自ら学びを深める姿勢と論理的思考力を養うことができました。入社後はこの分析力と探究心を活かし、マーケットや顧客ニーズを的確に捉えた企画や提案を通じて、企業の価値創出に貢献していきたいと考えています。

ーーーーー

このエピソードから読み取れる強みとして、以下が挙げられます。

  • 知的好奇心
  • 論理的思考力
  • 探究心
  • 主体性
  • 学習意欲

この例が効果的な理由は以下の通りです。

  • 自発的に学びを深めたプロセスと、それを仕事へ応用しようとする意識が伝わるため
  • 論理的な構成が企業側にも信頼感を与えるため

この例が向いている業界や職種は以下が挙げられます。

  • コンサル業界
  • 企画職
  • マーケティング職
  • 教育関連
  • リサーチ系職種

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ガクチカ作成をする際のポイント

ガクチカ作成をする際のポイント

ここでは、ガクチカを作成する際に意識すべきポイントを5つ紹介します。

ガクチカを作成する際には、以下のポイントを押さえておくことで、採用担当者によりよい印象を与え、有利に就活を進められます。

ガクチカで他の就活生と差をつけ、内定に近づきましょう。

▼ガクチカ作成をする際のポイント
  • 具体的なエピソードを選ぶ
  • 成果・学びを明確にする
  • 企業の求める人物像と結びつける
  • 簡潔で分かりやすい文章にする
  • 熱意を伝える

具体的なエピソードを選ぶ

ガクチカを作成する際には、具体的なエピソードを選びましょう。

なぜなら、具体的なエピソードの方が説得力が増し、採用担当者に信頼感と印象を与えられるからです

例えば、「部活を頑張った」よりも、「試合で負け続けたチームを主将としてまとめ、地区大会で優勝を果たした」と書いた方が、説得力とリアリティがあります。

自分が経験した具体的な出来事を中心に構成することで、読み手に「その場にいたような感覚」を与えることができ、より伝わるガクチカになります。

成果・学びを明確にする

成果や学びを明確にすることも、ガクチカを作成する際に重要なポイントです。

なぜなら、企業は過去の行動を通じて、就活生が今後どのように成長するかを見ているからです。

例えば、「チームをまとめた経験」だけで終わらせず、「相手の立場に立って考える重要性を学んだ」といった学びを添えることで、より深いアピールになります。

結果の報告だけではなく、自分の内面の変化や成長を言語化することで、ガクチカに厚みが生まれます。

企業の求める人物像と結びつける

ガクチカは、企業の求める人物像と結びつけて伝えることも大切です。

なぜなら、どれだけ良い経験でも、企業が求めていない方向性では評価につながりにくいからです。

例えば、「一人でアプリの開発を行い、コンテストで優勝しました」というアピールをします。

しかし、企業側は「チームワークを大切にできる人材」を求めている場合、評価のポイントがずれているので、高い評価は期待できません。

企業の価値観や求めるスキルを調べたうえで、自分のエピソードと接点を意識して表現することが、伝わるガクチカのコツです。

簡潔で分かりやすい文章にする

簡潔で分かりやすい文章にすることも、ガクチカでは重要です。

なぜなら、長くなりすぎたり情報が多すぎると、読み手が本当に伝えたいポイントをつかみにくくなるからです。

例えば、「結論→理由→具体例→学び」の順を使えば、要点を整理して伝えられます。

誰が読んでもスムーズに理解できる構成を意識することで、相手にストレスを与えず、伝えたい魅力をしっかり届けられます。

熱意を伝える

ガクチカでは、熱意を伝えることも重要です。

エピソードそのものよりも、「その経験にどれだけ本気だったか」が印象を左右します。

なぜなら、企業は過去の熱量を通じて、「この人が入社後にどれだけ努力できるか」を見ているからです。

例えば、「1年間で100本のレポートを自主的に書いた」など、意欲的な行動や継続的な努力が伝わると、読み手の心にも響きやすくなります。

熱意を持って取り組んだことをエピソードに乗せて伝えることで、説得力のある、印象深いガクチカになります。

ガクチカに関するよくある質問

ガクチカに関するよくある質問

ここでは、ガクチカに関するよくある質問を3つ紹介します。

ガクチカ作成に関する疑問や不安を少しでも減らし、迷いのないガクチカ作成につなげてください。

▼ガクチカに関するよくある質問
  • ガクチカは趣味でもいいですか?
  • ガクチカは盛ったらバレますか?
  • ガクチカが本当に見つからない場合はどうすれば良いですか?

ガクチカは趣味でもいいですか?

ガクチカは趣味でも十分に使用可能です。

なぜなら、企業が知りたいのは「何をしたか」よりも、「どう考え、どう取り組んだか」だからです。

たとえば、料理やカメラなどの趣味でも、継続力や工夫力、発信力などのビジネスに通じるスキルを伝えられます。

しかし、ただの趣味で終わらせず、そこに込めた思いや行動の背景、得られた学びを伝えることが大切です。

趣味であっても自分らしさや価値観が伝わるエピソードであれば、十分に評価されるガクチカになります。

ガクチカは盛ったらバレますか?

結論から言うと、盛りすぎるとバレる可能性が高いです。

なぜなら、面接で深掘りされたときに、経験に基づくエピソードや感情のリアリティが薄いと、すぐに違和感を持たれるからです。

例えば、実際は3人でやった活動を「自分が中心になって10人をまとめました」と誇張すると、細かい質問に答えられずボロが出やすくなります。

ガクチカでは、盛るよりも見せ方を工夫することが重要です。

事実をベースに、何を考え、どう行動したかを丁寧に伝えることで、信頼と説得力に繋がります。

ガクチカが本当に見つからない場合はどうすれば良いですか?

まずは特別な経験でなくて良いと考えて、自分の行動を振り返ることが大切です。

なぜなら、ガクチカは成果の大きさではなく、そこに向き合った姿勢や学びが評価されるからです。

例えば、アルバイト、授業、趣味、日常の習慣でも、「工夫したこと」「続けたこと」「改善したこと」などがあれば、それは立派なガクチカになります。

大切なのは、「何をしたか」ではなく「どう取り組んだか」です。

小さな経験でも視点を変えれば、あなただけの強みが見えてきます。

ガクチカの例文12選~まとめ

ガクチカの例文12選~まとめ

ガクチカは、就活において印象を決めるカギになります。

正解がない分、多くの就活生が壁にぶつかるものでもあります。

しかし、いくつかのポイントを押さえることで他の就活生と差をつけ、有利に就活を進められます。

本記事では、ガクチカの例文12選から、ガクチカ作成時のポイントまでを紹介しました。

ガクチカ作成に悩んでいる就活生はもちろん、ガクチカのブラッシュアップにもお役立てください。

ガクチカとは-就活生が知っておきたい企業の意図や作成ポイント-
ガクチカの書き方~選考を突破するガクチカを書こう~
ガクチカがない就活生のためのガクチカの見つけ方

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佐藤 裕康
株式会社ジェイック 採用メディア「Future Finder」事業部長|ジェイックに新卒入社後、マーケティング業務に従事。その後、新規事業であるダイレクトリクルーティング事業の立ち上げを経験、事業責任者へ|資格:CFW(「7つの習慣」社内インストラクター資格)