
ニートが正社員になるためには、アルバイトから正社員を目指す方法を検討したり、ニートに特化した就職エージェントを活用するなど、あなたの状況に合わせた進め方を見つけることが非常に大切です。
この記事では、ニートの方が正社員になるための具体的な方法、正社員になれる理由、そしておすすめの業界・職種を徹底解説します。さらに、企業が未経験者歓迎の求人を多く出している現状や、卒業後3年以内なら既卒枠で応募できる制度も紹介します。
この記事を読んで、ニート生活から抜け出し、自信を持って正社員として活躍するための第一歩を踏み出しましょう!
- ニートから正社員になる方法として、アルバイトからの正社員登用、転職エージェントを利用した就職などがある
- ニートから正社員になるためには、他責にしない姿勢、変化を受け入れる意志などが大切
- ニートから正社員になる際におすすめの職種は、営業職やサービス職など




この記事の目次
ニートから正社員になる方法
ニートから正社員になるには、就職エージェント、求人サイト、ハローワーク、職業訓練などの就職支援サービスを活用する方法や、アルバイトからの正社員登用、紹介予定派遣、インターンシップなど様々な方法があります。
どれを選ぶかはあなたの状況や希望によって異なります。
以下に、選び方のポイントをいくつかご紹介します。
- 自分のペースで進めたい場合⇒求人サイト
- 手厚いサポートを受けたい場合⇒就職エージェント、ハローワーク、サポステ
- スキルを身につけたい場合⇒職業訓練
- 段階的に社会に慣れたい場合⇒アルバイトからの正社員登用、紹介予定派遣、インターンシップ
どの方法が良いか迷ったら、まずは就職エージェントやハローワーク、サポステなどに相談してみましょう。専門のスタッフがあなたの状況や希望を丁寧にヒアリングし、最適な方法を提案してくれます。
1. 就職エージェントに求人を紹介してもらう
就職エージェントに登録することで、自分専任のアドバイザーが担当につき、就職活動における幅広いサポートを受けながら内定を目指せるようになります。
ニートの就職支援に特化しているエージェントも増えてきており、はじめての就職活動でも安心して利用できます。
就職エージェントに登録した後はキャリア面談を行い、自分の希望や強みに合致している求人を紹介してくれるようになります。また、履歴書の添削や模擬面接の実施などを無料で行ってくれるため、希望する職場からの内定獲得率を高めることが期待できます。
職歴に関係なく、自分本来の強みや考え方が活かせる求人を紹介してくれるため、自分で求人を探すよりも、効率的に腰を据えて働ける職場を見つけられる点が就職エージェントを使うメリットと言えます。
2. 求人サイトを使って正社員を目指す
自分のペースで就職活動を進めたいと考えているニートであれば、求人サイトの利用が考えられます。
求人サイトでは職種や勤務地、未経験歓迎を始め、様々な条件で求人を検索して自分で応募先を見つけていくといった方法になります。
とにかく数多くの求人をスマホ1台で同時に比較検討できますので、とりあえずどんな求人があるのかを見てみたいニートにおすすめできます。また、スカウト機能を活用し、企業側からオファーをもらって面接に臨むこともできる点が、他の方法と異なる特徴と言えるでしょう。
ただし、求人サイトの場合は書類の準備や面接対策、求人の応募先の検討等を全て1人で行わなければなりませんので、丁寧なサポートを受けながら就職活動を進めていきたいと考えている場合は、就職エージェントやハローワークなども併用すると良いでしょう。
3. ハローワーク経由で求人に応募する
ハローワークは国が運営している公的な就職支援機関であり、全国各地に設置されている点が特徴です。最寄りのハローワークに行くことで掲載されている求人を検索できたり、職業相談や就活セミナーを通じて就職活動を進めていくことが可能です。
ニートやフリーターなど様々な人がハローワークで就職活動に取り組んでいるため、自分と同じ境遇の人と一緒に就職活動が進められている実感を持てるという点が、他の就職活動方法では見られない特徴です。また、若者や就職氷河期など世代に応じた支援が充実していますので、自分に合った支援を受けやすい点もハローワークならではのメリットと言えます。
4. 職業訓練を活用する
職業訓練はハローワークで利用できる支援制度の1つであり、就職に必要なスキルを無料で身に付けた上で就職を目指していく方法です。
パソコン操作や介護、簿記、プログラミングなど、実務に直結する様々なコースが用意されているため、就職したい仕事が明確な人に特におすすめできます。
また、職業訓練期間中は所定の条件を満たすことで、毎月10万円を受け取りながら職業訓練の受講ができる「求職者支援制度」を利用できることがあります。
実務に直結するスキルを身に付けながら将来働く就職先を見つけたいと考えている人は、職業訓練の活用も検討してみると良いでしょう。
5. 地域若者サポートステーションでサポートしてもらう
地域若者サポートステーション(通称:サポステ)は、15歳から49歳までの就職に悩む人を対象に就職支援を行っている厚生労働省委託の施設のことを言います。
サポステでは、キャリアカウンセリングや職場体験などの支援を無料で受けられるため、社会経験のないニートに特に向いている方法です。
全国すべての都道府県にサポステは設置されており、足を運ぶことで専門のスタッフが就職に対する悩みに寄り添いながら、段階的に就職までの準備をサポートしてくれます。
働くことそのものが初めてという人向けに運営されている施設ということもあるため、就職活動そのものに強い不安を感じているニートは、まずはサポステを利用してみるのも良いでしょう。
6. アルバイトから正社員登用を目指す
いきなり正社員になることに恐怖心を感じてしまうようなニートの場合は、アルバイトから正社員登用を目指してみるのも有効な手段となります。
アルバイトであれば正社員よりも比較的業務がシンプルということもあり、まずは社会経験そのものを積むことが可能です。
バイト先によっては、一定期間アルバイトとして働いた後に正社員として雇用切り替えができる「正社員登用制度」が利用できるケースがあります。
特に飲食、販売、製造のバイトにおいては、真面目に働くことで同じ職場・仕事内容のまま正社員になれるため、長期的なキャリア形成が築けるでしょう。
仮に正社員登用を活用して正社員になれなかったとしても、アルバイト経験を履歴書に書いて他の企業への正社員就職に役立てることもできるため、まずは短期間でも良いのでアルバイトから始めてみるというのも検討してみてください。
7. 紹介予定派遣で正社員になる
正社員はアルバイトだけでなく、派遣から目指すことができます。
特に紹介予定派遣という制度を使うことで、派遣として実務経験を積んだ後にそのまま派遣先に就職できるため、職場の雰囲気を把握した上で正社員になれるといった特徴があります。
紹介予定派遣では、派遣期間が終了する際に派遣先の企業と本人の両方が合意をした場合に、派遣から正社員に雇用を切り替えることができます。
実際の業務内容と職場の雰囲気を理解してから正社員になれるため、精神的にも無理なく社会復帰できる点がポイントです。
紹介予定派遣は派遣会社による就職サポートもありますので、履歴書の添削や面接練習などによって正社員になれる可能性を引き上げられるという点もメリットと言えるでしょう。
より正社員に近い働き方で社会経験を積んだ後に、正社員を目指していきたいと考えているニートにはおすすめできます。
8. インターンシップを受け入れている職場を探す
近年では、学生だけでなく成人した人向けのインターンシップ制度も広まりつつあるため、職歴がないニートが、インターンシップで社会復帰の1歩を踏み出すといったことも可能になってきています。
特に中小企業やベンチャー企業では、インターンから正社員就職に繋がる可能性が高くなっています。
インターンシップで実際に働く現場を体験することにより、自身の強みと弱みを理解することができます。また、職場でのコミュニケーションを積むことで、ニート期間で失ってしまった自信や対人スキルを取り戻すことができるでしょう。
インターンシップは、アルバイトや紹介予定派遣よりも応募のハードルが低い傾向にあるだけでなく、数日間から数週間程度の短期間のプログラムもあるため、「まずは一歩、何でもいいので経験をしてみたい」と考えているニートに有効な手段と言えます。
ニートでも正社員になれる?
正社員経験がないニートでも、就職支援サービスや職業訓練制度など正社員に向けた様々な準備に取り組み、アピールポイントを言語化することができれば、正社員になる事は十分に可能です。
昨今では実務経験を問わない求人や、新卒以外の募集を強化するような会社が増えてきていることもあり、ニートだからといって正社員就職ができないような市況感ではなくなってきています。
ニートから正社員になる上で重要になってくるのが、行動を起こすことです。行動を起こさない限りいつまでたっても正社員になることはできませんので、就職エージェントやハローワークなど、自分にマッチしているサポートを受けられるサービスを利用することから始めると良いでしょう。
もしいきなり正社員になることが不安であれば、アルバイトや派遣などから徐々に社会の設定を持ち、自信をつけてから正社員を目指すのも有効です。
ニートでも正社員になれる理由
ニートでも正社員になれる理由を細かく分解すると以下の通りとなります。
- 【理由1】求職者よりも求人数の方が多い
- 【理由2】未経験者歓迎の求人が多い
- 【理由3】卒業後3年程度なら、既卒枠で活動できる
現在の日本は慢性的な人手不足で、有効求人倍率が1.26倍と求人数が求職者を上回っている「売り手市場」です。
また、企業は未経験者を歓迎する傾向が強まっており、営業・介護・ITなどではポテンシャル重視の採用も増えています。さらに、卒業後3年以内であれば既卒枠として応募でき、意欲次第で正社員就職も十分可能です。
これらの理由から、ニートでも正社員になれる環境は整っており、早めの行動が鍵となります。
それぞれの理由について詳しく解説しますので、自信を持って正社員を目指してみてください。
【理由1】求職者よりも求人数の方が多い
日本の労働市場では、少子高齢化の影響もあって慢性的な人手不足が生じています。
実際に厚生労働省が発表している「一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)」を見てみると、有効求人倍率が1.26倍となっています。
有効求人倍率が1倍を超えているという事は、求職者よりも求人数の方が多いということを示します。
具体的に先ほどの数値で言えば、1人の求職者に対して1.26件の求人があるということになりますので、求職者にとっては売り手市場と言えるでしょう。
加えて、有効求人倍率は平成26年度以降1倍を超え続けているため、ニートを含む求職者にとっては就職をしやすい状況が長らく継続しているとも言えます。
このように、求人そのものが求職者よりも多いことから、ニートでも正社員になれると言えます。
【理由2】未経験者歓迎の求人が多い
先程触れた通り、有効求人倍率が1倍を超え続けている状況ということもあり、企業規模にかかわらずすべての企業で人材獲得が難しくなっています。
これを受けて、各企業は自社の募集条件を緩和する動きをとっているため、未経験者歓迎の求人が多くなっているというのもニートが正社員になれる理由として挙げられます。
特に営業職、サービス職、介護職、IT系の職種においては、実務経験や社会人経験よりも人柄やポテンシャルを重視して採用する傾向が強まっています。ニートであれば、良い意味で他の会社に染まっていない人材とも言えますので、自社の文化に合わせて成長できるといった期待を持たれることもあります。
社会人経験がないニートでも、面接さえうまく乗り越えられれば正社員就職ができる求人も多く、就職エージェントやハローワークの模擬面接を活用することをおすすめします。
【理由3】卒業後3年程度なら、既卒枠で活動できる
多くの企業では、最終学歴となる学校を卒業した後3年以内であれば、既卒枠として通常の募集枠とは別のルートで応募できることがあります。
これによって、大学や専門学校を卒業してすぐにニートになってしまった人でも、有利な条件で正社員を目指せるケースがあります。
既卒枠は新卒枠と異なり、より高い意欲やポテンシャルが重視される傾向にあります。
面接対策に取り組む事はもちろん、自分の強みをしっかりと言語化しておくためにも自己分析に取り組むことが重要です。
新卒でうまく就活ができずにニートになってしまった人でも、諦めることなくすぐにでも行動すれば、充分に正社員になれるチャンスがあると言えるでしょう。
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ニートから正社員になれない人の特徴
ニートから正社員になれない人の特徴をご紹介します。ニートから正社員になるために必要なことは「きっかけ」と「行動」ですが、何かしらの理由をつけて行動できない人の特徴があります。自分もそうなってしまっていないか、確認していきましょう。
1. 他責にする
何事も他責にする人は、ニートから抜け出すことはむずかしくなります。他責とは、起こってしまったことを、自分でない何かのせいにすることです。
たとえば、学生時代のアルバイト先の上司に怒られたことをきっかけでバイトを辞め、その後ニートになってしまった場合h人が、ニートになったことをアルバイト先の上司のせいにし続けることです。
起こったことを他責にしてしまうと、自分自身の反省ができず同じことを繰り返してしまいます。他責の反対語で自責があります。起こったことは、自分にも要因があると考え、反省し改めていく姿勢がとても重要です。
2. 変化を嫌う
変化を嫌う人は、ニートから抜け出せません。人間は本能的に「ホメオスタシス(恒常性)」といって、一定の状態を維持する力が無意識に働いてしまうため、身体は変化を嫌っています。たとえば、一度楽な生活をしてしまうと、つい楽な方に流されようとしてしまいます。
ホメオスタシスの力に逆らって行動をするには、強く意識を持って行動する以外にありません。身体は変化を嫌うことを理解した上で、意識的に変化を起こしていくことが必要です。
筋トレや早起きなどと同様に、強い意識で習慣化することが、変化を起こすポイントです。
偏見を持つ
偏見を持つ人も、ニートから正社員になれません。偏見とは偏った見方のことですが、言い方を変えると、「知らないことを決めつけて判断すること」です。
「肉体労働は大変そうだからしたくない」「営業はノルマが辛そうだから嫌だ」など、知らないことに対して決めつけてしまい、自分の可能性を自分で閉ざしてしまいます。
知らないこと、やったことがないことに対して敬意をもって、自分で体験するまで軽率に判断しないことが、就職先を考える上で非常に重要です。
3. ネガティブ思考
ネガティブ思考の人も、ニートから抜け出しづらくなります。ネガティブが続くと、負のスパイラルに入ってしまい、ネガティブ思考から抜け出せなくなります。
「思考は現実化する」という有名な言葉もあるように、ネガティブな思考は、ネガティブな現実をもたらします。特に「自分はダメなやつだ」と思い続けると、自分に自信を持つことができなくなり、よりネガティブになっていくでしょう。
自分の思考は自分でしか変えられません。また、事実は自分の捉え方で変わります。ニートであることをネガティブに捉えるのか、またはニートである期間を自分と向き合う大切な時間だったと捉えるのかで、その後の行動は変わるでしょう。
メカニズムを理解し、意識的にポジティブな思考を持つことを心掛けましょう。
4. 行動力がない
行動力がない人は、ニートから抜け出せません。ニートから抜け出すには、行動力が必要になりますが、はじめての行動は特に怖れてしまいがちです。また、行動をするには動機が必要です。
あなたがニートから抜け出したいのであれば、その気持ちはどこから来るのか自分に問いかけてみましょう。「友人と比較して焦った」「親を心配させたくない」などさまざまな気持ちがあるでしょう。
そのなかで、自分を行動させる源泉になりえる気持ちを整理し、行動するための動機を作り出すことが大切です。
ニートから就職ができなくて困っている方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
ニートから正社員になるまでの具体的なステップ
ニートから正社員を目指すためには、具体的に以下のようなステップを踏んでいくことが重要です。
- まずは生活リズムを整える
- 自己分析をして強みと弱みを理解する
- 就職サービスに登録する
- 履歴書を作成する
- 求人を比較検討して応募する
- 面接をして採用される
それぞれのステップをあらかじめ理解しておき、すぐにでも就職活動を進めるのに役立ててみてください。それぞれのステップについて詳しく解説します。
1. まずは生活リズムを整える
ニート正社員を目指すのであれば、まずは生活リズムを整えることから始めましょう。
昼夜逆転の生活をしていると面接で頭を働かせることができず、どれだけ就職活動をしても正社員になれないことになりかねません。
生活リズムを整えるといっても基本的なもので大丈夫です。朝晩決まった時間に起きるようにして、三食を栄養バランスよく食べる、適度に散歩などで運動するなど、基本的な生活リズムを整えるだけで就職活動に向けた土台を整えることができます。
また、生活リズムを整えることで心身が安定するため、就職活動で自信を持って動けるようになるのもポイントです。
いきなり理想的な生活リズムに切り替えることが難しくても、少しずつ改善する意識を持っておくと良いでしょう。
2. 自己分析をして強みと弱みを理解する
就職活動を進めるにあたっては、いきなり求人に応募するのではなく、まずは自分のことをよく理解するためにも、自己分析に取り組むことが重要です。
自己分析を通じて自分の強みと弱みを言語化できれば、自身に向いてる仕事や面接で自己PRに活用できるアピールポイントが見えてきます。
特にニートの場合は、ポテンシャルの高さを面接でアピールすることが求められますので、ニートの期間でどういったことに取り組み、どのような感情の変化があったのかをいつでも説明できるようにしておくことがポイントです。
自己分析にあたっては様々なツールが用意されていますが、どういった方法で取り組めばいいかプロから教えてもらいたいと考えている場合は、就職エージェントのアドバイザーに相談することがおすすめです。
3. 就職サービスに登録する
ニートから正社員を目指す上では、就職サービスの利用が不可欠とも言えます。
就職エージェントやハローワーク、地域若者サポートステーションなど、サポート機能が充実しているサービスを使うことで、ニートからでも安心して正社員を目指せるでしょう。
ニートの就職サポートが充実しているサービスであれば、自己分析や企業研究、書類作成や模擬面接の実施、求人の紹介など幅広いサポートを受けられるため、初めて就職活動に取り組むニートでもスムーズに正社員を目指すことができます。
4. 履歴書を作成する
就職サービスに登録したら、履歴書の作り込みを行います。
職歴がないニートであっても、学歴や取得した資格、自己PRの欄を作り込むことで、熱意やポテンシャルの高さをアピールすることができるため、面接にたどり着くためにも必ず履歴書の作成に力を込めるようにしましょう。
オンラインの就職サービスを使っている場合は、Web上の履歴書を作り込むことになりますが、会社によっては独自に用意されている履歴書を準備する必要があります。
どのような内容で履歴書を作り込むかによって書類選考の通過率に影響してきますので、就職エージェントなどのサポートを受けることもおすすめです。
5. 求人を比較検討して応募する
就職サービスに掲載されている求人は、自分が就職先に求める条件と照らし合わせながら比較検討し、積極的に応募していくことが重要です。
ただし、やみくもに求人に応募するとブラック企業に就職してしまうリスクが高まるため、必ず求人票の待遇や仕事内容についてしっかりと見極めることを意識してみてください。
また、ニートが求人に応募する際は、未経験者歓迎の記載があるか、研修制度が整っているかといった点をチェックすることも重要です。
求人サイトを使う場合、それらの条件を設定した上で求人検索をすることを忘れずにしておきましょう。
6. 面接をして採用される
書類選考に通過すれば面接の実施となります。
面接の回数は企業ごとに異なりますので、あらかじめ求人票から確認しておくと良いでしょう。
また、ニートが面接をする場合は、ニートになった理由や、これからどういうキャリアを歩んでいきたいかなど、過去と将来にフォーカスした質問が多くされることになりますので、就職エージェントやハローワークの模擬面接に取り組んでおくことが非常に大切です。
無事に面接に通過すれば、正社員として採用してもらえます。
ニートから正社員を目指す人におすすめの業界・職種
ニートから正社員を目指す人におすすめの業界職種をご紹介します。
おすすめのポイントは、人手不足で求人が多いことです。
業界視点と職種視点でご紹介していきます。あなたの性格によって、向いてる仕事を選んでみましょう。
ニートにおすすめの業界
業界別におすすめの理由をご説明します。
製造業界
製造業界は日本の代表的な業界です。共通するのはものづくりをしている企業であり、工場を持っています。中でもおすすめなのは自動車製造の期間工です。
学歴不問で未経験OK、寮も完備しており、入社お祝い金が出る場合もあるためです。
期間工でニートを抜け出し、お金を貯めながら、次の正社員就職を目指すことは一般的です。
介護業界
介護業界はニートを抜け出すのにおすすめの業界です。
慢性的に人手不足であり、求人数も多いためです。体力が必要な仕事ですが、直接的に人の役に立つ実感もあり、仕事のやりがいを感じやすいといわれます。
資格なしで働くことができますが、就職前に「介護職員初任者研修(講習時間130時間)」にて知識を身につけることが多いです。
清掃業界
清掃業界もニートから抜け出すのに有効な業界です。
清掃業は希望する人が少なく、慢性的な人手不足なためです。清掃する物件により、夜間であったり、朝早くから午前中であったり、仕事の時間が異なるので自分が働きやすい時間を選べることもメリットです。
仕事中は1人で黙々と作業することが多く、コミュニケーションが苦手な人にもおすすめです。
物流業界
物流業界もニートにおすすめな業界です。
最近ではネットショッピングの利用が広がり、物流業界は人手不足に陥っているためです。
運転免許は必要になりますが、仕事は基本1人で行うことが多く、コミュニケーションが苦手でも安心です。車の運転が好きな人には特におすすめです。
IT業界
プログラミングやコーディングの知識があるならIT業界はおすすめです。
どこの企業もデジタル化の波に乗り遅れないよう、急ピッチでIT化を進めているためです。ITスキルを面接等で証明できれば、未経験でも採用される可能性があります。
他業界に比べても、給料も高く、今後の将来性も期待できます。
ニートにおすすめの職種
職種別におすすめをご紹介します。
営業職
ニートに営業職はおすすめです。
営業職はほとんどが未経験歓迎であるためです。さらに、「コミュニケーション力」「交渉力」「自己管理力」など仕事に必要なスキルを上げるには最適な職種でもあります。営業職で就職し、数年間スキルを磨いて、その後のキャリアアップを目指すことができます。
営業はノルマが怖いという声もありますが、「ノルマに満たず残業を強いられる」「ノルマ達成できないと給与が下がる」などのブラック企業でないことが確認できれば問題ないでしょう。
サービス職
サービス職もニートにはおすすめです。飲食のホールからホテルのフロント、アパレルの販売など多種多様で、自分に合った就職先が選べるためです。
未経験者歓迎の仕事がほとんどで、比較的簡単に就職することが可能です。また、正社員は店長候補になることが多く、真面目に何年か働けば、お店を任せてもらえることもあるでしょう。
ニートから正社員になるためのコツ
ニートから正社員になるコツをご紹介します。
ニートからの就職活動には、履歴書や面接など不安な要素が多いでしょう。コツを押さえることで、正社員になる可能性を大幅に上げることができますので、1つずつ確認していきましょう。
【履歴書編】ニート期間にしていたことをアピールする
履歴書では、ニート期間にしていたことをアピールしましょう。
仕事に役立つ勉強などをしていれば、印象がよくなるからです。具体的には、以下のようなことをアピールすると効果的です。
- 資格の勉強をしていた
- プログラミング学習をしていた
- 英会話の勉強をしていた
ただ遊んでいたわけではなく、将来に向けて準備していたことが伝われば、採用される確率が上がります。
ニートの履歴書の書き方を知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
【面接編】よくある質問への対策をする
ニートの人が面接でよく聞かれる質問があるので、答え方を対策しておきましょう。
具体的には下記のようなことを聞かれます。
- なぜ働いていなかったのですか?→資格取得の勉強をしていたためです。
- 働こうとは思わなかったのですか?→家庭の事情で働くことができませんでした。
- 仕事にはついてこられそうですか?→経験のある業務ですので、大丈夫です。
ある程度の質問は想定できるので、事前に答えを準備しておきましょう。
ニートの面接対策を知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
「書類選考なし面接対策あり」の転職エージェントを利用する
履歴書作成や面接対策が不安であれば、以下のふたつのメリットがある「書類選考なし/面接対策あり」の転職エージェントを利用しましょう。
- 履歴書を作成しなくてよい
- 面接で何を話せばいよいか教えてくれる
私たちジェイックは「書類選考なし/面接対策ありの転職エージェント」です。
書類選考なしで複数の優良企業と面接ができますので、履歴書や面接が不安な方にも有益です。
ニートから正社員を目指したい方は、ぜひご相談ください。
まとめ
ニートから正社員になる事は決して不可能ではありません。
慢性的な人手不足が起きていることもあり、求職者よりも求人数の方が多く、社会人経験がないニートでも面接対策をしっかりすれば正社員になりやすい状況と言えるでしょう。
初めての就職活動で不安を感じているニートであれば、ニート向けの就職エージェントの活用がおすすめです。
専任のアドバイザーと二人三脚で理想の正社員就職を目指すためにも、まずは一歩踏み出してみることを意識してみてください。






当社の就職に関するコンテンツの中から、ニートの就職活動に不安を感じている方向けに、就活で困りがちなことを解決するための記事をまとめました。
- ニートから就職するには?就活の方法と成功させるポイントを解説
- ニートの就活は何からすべき?就職活動のやり方の流れとコツを解説!
- 無職から正社員に就職するには?賢い就活方法とポイントを解説
- ニートから社会復帰するには何からすべき?怖い原因と対処法も解説
- ニートでも安心!ニートの面接必勝法は?
- ニートの履歴書の書き方!空白期間や志望動機のポイントを例文付きで解説
- ニートにおすすめの仕事25選【向いている仕事の特徴も解説】
- ニートOKの就職支援サービスと正社員就職のステップを解説!
- 高卒ニートは就職できる?職歴なしで正社員になる方法を解説!
- 大卒ニートの割合はどれくらい?末路や就職のコツを解説
- 30代ニートの就職は難しい?ニートの割合や社会復帰の方法を紹介
- ニートが就職するのにおすすめのサイトは?就職サイト7選を紹介