
真面目な人に向いてる仕事は、正確さや集中力が求められる事務職や清掃職、警備職、工場スタッフ、Webライターなどがあります。ルーティンワークへの適性や、マニュアルを遵守することが評価される職種に適正をもっています。
記事では、紹介する職種の年収や必要なスキル、向いてる仕事や会社の特徴まで解説しています。自分に合った仕事を見つけ、就職・転職活動を成功させるためのコツも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
真面目な人におすすめの仕事19選
真面目さが強みの方は、事務職や人事などの仕事に適性があります。
または、清掃や警備、ケアマネジャーのような仕事でも活躍できる可能性が高いでしょう。
ここでは仕事内容や平均年収などを含め、真面目な性格の方におすすめの仕事を19個紹介します。自分自身の特徴に合った仕事を探している方は、ぜひ目を通してみてください。
1. 事務職
事務職は正確性と几帳面さが求められるため、真面目な人に向いています。
オフィスでのデータ入力、書類作成、電話対応などの業務を担当し、会社の事務的な業務を幅広くサポートする仕事です。
スケジュール管理やファイリングといった地道な作業も多く、細かな作業をミスなく確実にこなす必要があるため、慎重で責任感が強い真面目な人の特性を存分に発揮できます。
落ち着いた職場環境で働けることも多いため、一つひとつの仕事に丁寧に取り組みたい真面目な方にも適しているでしょう。
平均年収 | 510.9万円 |
役に立つ資格 | ・MOS ・日商簿記検定 ・秘書検定 |
必要なスキル | ・文書作成スキル(Word、Excelなど) ・スケジュール管理能力 ・データ入力の正確性 |
出典:厚生労働省「一般事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
2. 人事
人事は信頼性が求められる仕事のため、真面目な人に向いています。
採用活動では応募者の選考や面接を行い、社内では労務管理や人事制度の運用、給与計算などを担当します。
これらの業務は従業員の人生や会社の成長に直結するため、ルールを遵守し、公正に判断する真面目な姿勢が重要です。
社員の個人情報を扱う場面や、人事評価や給与計算においてはミスが許されない場面が多いことからも、丁寧で几帳面な仕事ぶりが特に評価される職種といえるでしょう。
平均年収 | 493.4万円 |
役に立つ資格 | ・社会保険労務士 ・キャリアコンサルタント ・メンタルヘルス ・マネジメント検定 |
必要なスキル | ・労働法に関する知識 ・採用実務スキル ・人事評価制度の運用スキル |
出典:厚生労働省「人事事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
3. 清掃職
清掃職は丁寧な作業が求められるため、真面目な人に向いています。
オフィスビルや商業施設、ホテルなどで床掃除や窓拭き、トイレ清掃などを担当する仕事です。
多くの場合、清掃箇所や手順がマニュアル化されており、時間内に確実に業務をこなすことが求められます。その点、真面目な人は細部まで気を配り、手を抜かずに作業できる方が多いため高い評価を得られるでしょう。
真面目な性格な人が持つ、同じ作業をコツコツと続けられる「忍耐力」も強みとして発揮できます。
平均年収 | 278.4万円 |
役に立つ資格 | ・清掃作業監督者 ・ビルクリーニング技能士 ・ハウスクリーニング技能検定 |
必要なスキル | ・清掃用具や洗剤に関する知識 ・汚れの種類に応じた対処法の知識 ・清掃スケジュールの管理能力 |
出典:厚生労働省「ビル清掃 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
4. 警備職
警備職は責任感と規律性が求められるため、真面目な人に向いています。
警備職は、人や財産の安全を守る仕事です。具体的には、施設や建物の出入り口での警戒業務や、敷地内の巡回警備、イベント会場の誘導などを行い、不審者や危険物の早期発見、緊急時の対応などを担います。
真面目な性格の人は、与えられた任務を確実にこなし、マニュアルやルールをしっかりと守る傾向があるため、警備業務と特に相性が良いでしょう。
淡々としたルーティン業務を苦に感じず、「物事に冷静に対応できる」という強みも活かせます。
平均年収 | 376.1万円 |
役に立つ資格 | ・交通誘導警備業務検定 ・警備業務検定 ・警備員指導教育責任者 |
必要なスキル | ・警備業法に関する知識 ・巡回 ・監視のマニュアル理解力 ・緊急対応マニュアルの理解力 |
出典:厚生労働省「施設警備員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
5. ケアマネジャー
ケアマネジャーは利用者の生活を支える責任ある立場のため、真面目な人に向いています。
ケアマネジャーとは、介護が必要な高齢者や障害者のケアプランを作成する仕事です。
利用者の状態や希望を細かく聞き取り、医療機関や介護事業者と連携して最適な支援体制を構築することが求められます。その点、真面目な人は細かな部分まで配慮し、丁寧に対応する傾向があるため、利用者やその家族の信頼を得やすいでしょう。
介護保険制度の複雑なルールを正確に理解し、遵守する必要もあるため、ルールをしっかりと守る真面目な性格も大きな強みになります。
平均年収 | 421.6万円 |
役に立つ資格 | ・介護福祉士 ・介護支援専門員 ・認知症ケア専門士 |
必要なスキル | ・計画力 ・介護手順の知識 ・福祉用具の使用スキル |
出典:厚生労働省「介護支援専門員/ケアマネジャー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
6. 塾講師
塾講師は教育に携わる責任ある立場のため、真面目な人に向いています。
進学塾や学習塾で小中高生に教科の指導を行い、テスト対策や受験指導、宿題のサポートなどを担当します。
真面目な人は、教えるべき内容を確実に押さえ、丁寧に指導ができるため生徒からの信頼を得やすいでしょう。
継続的な努力と実績を積み重ねることで、教室長などの管理職へのキャリアアップも可能です。真面目にコツコツと取り組める人にとって、こうした「成長の道筋が見えやすい」という点も大きなやりがいにつながるでしょう。
平均年収 | 414.8万円 |
役に立つ資格 | ・教員免許 ・専門教科に関わる資格(英検、実用数学技能検定など) |
必要なスキル | ・指導教科の専門知識 ・学習計画の立案スキル ・解法説明の表現力 |
出典:厚生労働省「学習塾教師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
7. ビルメンテナンス
ビルメンテナンスは正確性と安全性が求められるため、真面目な人に向いています。
オフィスビルや商業施設の設備管理を担当し、空調や電気設備、消防設備、エレベーターなどの点検や保守を行う仕事です。
真面目な人は、決められた点検スケジュールを確実にこなし、チェックリストの項目を一つも見落とさない丁寧さがあるため、ビルメンテナンスのような業務とも相性が良いでしょう。
安全管理に関わる仕事という点からも、真面目な人の「責任感の強さ」も十分に活かせます。
平均年収 | 442.1万円 |
役に立つ資格 | ・電気工事士 ・ボイラー技士 ・建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) |
必要なスキル | ・電気設備に関する知識 ・空調・給排水設備の点検スキル ・ビル管理法令の理解力 |
出典:厚生労働省「ビル施設管理 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
8. ルート営業
ルート営業は信頼性が特に必要な仕事のため、真面目な人に向いています。
ルート営業とは、既存の顧客を定期的に訪問し、商品の補充や新商品の案内、顧客ニーズの把握などを行う仕事です。
真面目な人は約束をしっかりと守り、丁寧な対応を心がける傾向があるため、顧客と長期的な信頼関係を築きやすいでしょう。
訪問スケジュールの設定や、商品知識の習得など、コツコツと取り組む業務が多い点からも、真面目な人の「着実に物事を進められる」という特性も活かせます。
平均年収 | 447万円 |
役に立つ資格 | ・ビジネス実務法務検定 ・ファイナンシャルプランナー ・販売士 |
必要なスキル | ・商品 ・サービスに関する商品知識 ・見積書や請求書の作成スキル ・取引先との契約手続き知識 |
出典:マイナビエージェント「法人営業|職種別平均年収ランキング」
9. 工場スタッフ
工場スタッフは正確さや注意力が必要な作業が中心のため、真面目な人に向いています。
製造ラインでの部品の組み立て、機械操作、製品検査、梱包作業などを担当し、決められた手順に従って製造工程を進める仕事です。
多くの工場では作業マニュアルが整備されており、決められた手順を正確に実行することが重視されます。
その点、真面目な人はルールを守り、周囲の安全にしっかりと注意を払う傾向があるため、品質管理が厳しい製造現場においてはその姿勢が特に高く評価されるでしょう。
平均年収 | 340.1万円 |
役に立つ資格 | ・フォークリフト運転技能免許 ・危険物取扱者 ・電気工事士 |
必要なスキル | ・作業マニュアルの読解力 ・生産機械の操作スキル ・品質検査の基本知識 |
出典:厚生労働省「工場労務作業員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
10. プログラマー
プログラマーは注意力や向上心が求められる仕事のため、真面目な人に向いています。
プログラマーは、ソフトウェアやアプリケーションを開発するためのコードを書く仕事です。
真面目な人は細かな「構文ルール(プログラムを記述する際の決まり事)」を守り、ミスが少ないコードを書く傾向があるため、高品質なプログラムを提供できます。
技術革新のスピードが激しいIT業界において、常に新しい知識を学び続ける「向上心」も職場では高く評価されるでしょう。
平均年収 | 557.6万円 |
役に立つ資格 | ・基本情報技術者試験 ・応用情報技術者試験 ・Javaプログラミング能力認定 |
必要なスキル | ・プログラミングスキル ・ネットワークの知識 ・デバックスキル(バグの修正スキル) |
出典:厚生労働省「プログラマー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
11. Webライター
Webライターは正確性が重視される仕事のため、真面目な人に向いています。
Webサイトやブログ、企業メディアに掲載される記事を執筆する仕事で、取材、リサーチ、構成づくり、文章作成などを担当します。
真面目な人は情報の正確さを大切にし、事実確認を丁寧に行うため、信頼性の高い記事を作成できます。
高品質な記事の作成・提出にあたっては、締め切りを厳守する「責任感」や、文章の校正を細部まで行う「几帳面さ」も活かせるでしょう。
平均年収 | 351万円 |
役に立つ資格 | ・WEBライティング技能検定 ・日本語検定 ・SEO検定 |
必要なスキル | ・SEOライティングの知識 ・読者層に合わせた文章構成力 ・CMS(WordPressなど)の操作スキル |
出典:求人ボックス 給料ナビ「ライターの仕事の年収・時給・給料」
12. Webマーケター
Webマーケターは地道な改善活動が必要なため、真面目な人に向いています。
Webサイトやアプリの集客戦略を立案し、SEO対策やリスティング広告などを活用して成果を上げることが求められる仕事です。
ユーザー行動の分析やコンテンツ改善も重要な業務ですが、その点、真面目な人はデータを細かく分析し、PDCAサイクル(※)を着実に回す傾向があります。
そのため、地道な施策の積み重ねが求められるWeb領域でも成果を出しやすいでしょう。
※計画・実行・評価・改善の流れ
平均年収 | 645.5万円 |
役に立つ資格 | ・Google広告認定資格 ・ウェブ解析士 ・ネットマーケティング検定 |
必要なスキル | ・アクセス解析ツール(Google Analyticsなど)の操作スキル ・SEO・SEMの知識 ・広告運用の知識 |
出典:厚生労働省「Webマーケティング(ネット広告・販売促進) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
13. リーガル(法務)担当
リーガル担当は正確性と法令遵守の姿勢が求められるため、真面目な人に向いています。
企業活動が法律に則(のっと)って行われるように管理・監督し、契約書の作成や確認、法的リスクの分析、コンプライアンス体制の整備などを担当します。
真面目な人はルールを重視し、細部まで抜かりなくチェックする傾向があるため、法的文書の精査や法令の確認作業に向いています。
「正義感の強さ」や「誠実な姿勢」も、企業の信頼を守るリーガル担当として働くうえで大きな強みとなるでしょう。
平均年収 | 478.3万円 |
役に立つ資格 | ・ビジネス実務法務検定 ・知的財産管理技能検定 ・行政書士 |
必要なスキル | ・契約書の作成 ・審査スキル ・会社法・民法・労働法の知識 ・知的財産権に関する知識 |
出典:厚生労働省「企業法務担当 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
14. 士業
士業は高い専門性と倫理観が求められる職種のため、真面目な人に向いています。
士業とは、一般に「◯◯士」という国家資格が必要な専門職を指します。具体的には、弁護士、税理士、社会保険労務士、司法書士などが該当し、それぞれの専門分野で法律や制度に基づいた業務を行います。
法的な手続きや専門的なアドバイスを提供し、クライアントの権利や利益を守ることが求められるため、真面目な人が持つ「正確性」や「勤勉性」という特徴を存分に活かせるでしょう。
平均年収(例) | 内科医:1436.5万円 税理士:746.7万円 社会保険労務士:947.6万円 |
役に立つ資格(例) | ・医師国家試験合格 ・税理士試験合格 ・社会保険労務士試験合格 |
必要なスキル | ・専門分野の法律 ・制度の知識(医師法、税法、社労法など) ・申請書類の作成スキル ・関係機関との折衝スキル |
出典:厚生労働省「内科医 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
出典:厚生労働省「税理士 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
出典:厚生労働省「社会保険労務士 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
15. 公務員
公務員は規則とマニュアルに基づいた業務が中心のため、真面目な人に向いています。
国や地方自治体で働き、住民サービスの提供や行政事務を担当することが一般的です。具体的には、税務、福祉、教育、都市計画といった様々な領域において、社会の基盤を支える役割を担います。
真面目な人は規則やルールを遵守する傾向があるため、法令に基づいた業務が多い公務員との相性も良いでしょう。
窓口対応や文書審査など、公平・公正な対応が求められる場面も多いため、真面目な人が持つ「誠実さ」や「責任感の強さ」という特性も活かせます。
平均年収 | 478.3万円 |
役に立つ資格 | ・行政書士 ・社会福祉士 ・公認会計士 |
必要なスキル | ・法令や条例に関する基礎知識 ・行政文書作成スキル ・住民対応の実務知識 |
出典:厚生労働省「地方公務員(行政事務) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」


16. 経理
経理は正確性と注意力が求められる仕事のため、真面目な人に向いています。
経理は、会社の「お金の流れ」を管理する仕事です。具体的には、日々の入出金管理や、請求書の処理、決算書類の作成などを担当します。
真面目な人は細かな数字の確認や入力を丁寧に行う傾向があるため、ミスが許されない経理業務においてその力を十分に発揮できるでしょう。
税法や会計基準に沿った正確な処理が必要な場面も多いため、真面目な人が持つ「ルールを遵守する姿勢」も活かせます。
平均年収 | 484.6万円 |
役に立つ資格 | ・日商簿記検定(1級・2級) ・税理士試験科目(簿記論など) ・MOS |
必要なスキル | ・簿記 ・会計知識 ・仕訳 ・帳簿記入スキル ・決算書作成の実務スキル |
出典:厚生労働省「経理事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
17. 図書館司書
図書館司書は丁寧さが求められる仕事のため、真面目な人に向いています。
司書とは、図書館の書籍や資料の管理、整理、分類を行う仕事です。利用者の資料検索や情報収集のサポートも大切な業務の一つです。
真面目な人はルールや手順をしっかりと守る傾向があるため、決められた分類システムに従って本を整理する業務に適性があります。
傷(いた)んだ本の修復や、適切な保存環境の維持も任される可能性があるため、真面目な性格の人が持つ「几帳面さ」も大きな強みとなるでしょう。
平均年収 | 551.4万円 |
役に立つ資格 | ・司書資格 ・司書補 |
必要なスキル | ・分類法 ・目録法の知識(NDC・MARCなど) ・蔵書検索システムの操作スキル ・図書の選定 ・収集スキル |
出典:厚生労働省「図書館司書 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
18. 品質管理
品質管理は注意力の高さが必要な仕事のため、真面目な人に向いています。
品質管理とは、製品の製造過程や完成後の検査を行い、規格や基準に合っているかを確認する仕事です。
真面目な人は細部まで注意深く観察する傾向があるため、小さな不具合も見逃さずに発見することが求められる品質管理の仕事に適性があります。
決められた検査手順を確実に実行し、品質基準を厳格に守る姿勢も必要なため、真面目な性格の人が持つ「責任感の強さ」も活かせるでしょう。
平均年収 | 688.2万円 |
役に立つ資格 | ・品質管理検定(QC検定) ・品質管理責任者 ・技術士(経営工学部門) |
必要なスキル | ・品質基準や規格の知識(ISOなど) ・不良品の分析・原因特定スキル ・検査機器の操作スキル |
出典:厚生労働省「生産・品質管理技術者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
19. 介護福祉士
介護福祉士は、利用者の尊厳と安全を守る責任ある仕事のため、真面目な人に向いています。
高齢者や障害者の日常生活を支え、食事・入浴・排泄の介助や、生活相談、レクリエーション支援などを行う仕事です。
真面目な人は一つひとつの業務に丁寧に向き合う傾向があるため、ケアプランに沿って確実に業務をこなす介護福祉士の仕事と相性が良いでしょう。
服薬管理や身体状態の観察など、利用者の健康に関わる場面も多いため、真面目な性格の人が持つ「責任感の強さ」も現場で高く評価されるはずです。
平均年収 | 420万円 |
役に立つ資格 | ・介護福祉士 ・介護福祉士実務者研修 ・認知症ケア専門士 |
必要なスキル | ・介護技術(食事・入浴介助など)・利用者の状態観察スキル・介護記録の作成スキル |
出典:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果|第89表 介護職員の平均給与額等(月給・常勤の者),サービス種類別,保有資格別(介護職員等処遇改善加算を取得している事業所)|全体 保有資格あり ※平均給与額を12倍した値」p.161
真面目な人に向いてる仕事・会社の特徴
具体的な仕事名をご紹介する前に、まずは真面目な人に向いてる仕事や会社の特徴がどんなものかについて解説します。
ここで取り上げる3つの特徴のうち、どれか一つにでも当てはまっていれば、真面目な人にとって働きやすさを感じやすい仕事と考えられますので参考にしてみてください。
マニュアルが用意されている
真面目な人の性格上、あらかじめ決められているルールに従って対応することが得意という傾向があります。そのため、対応する業務が細かくマニュアル化されているような仕事とは非常に相性がいいです。
マニュアルが用意されている仕事の特徴としては、どんな人であっても同じ品質で対応することが重要となる仕事となりますので、具体的には事務職や公務員、受付業務などが挙げられます。
また、マニュアルがしっかり完備されていますので、どのような人も仕事を覚えやすいという特徴もあります。このことから、未経験者の応募を歓迎する求人が多いというのも特徴の一つとして挙げることができます。
業務範囲が明確に分けられている
真面目な人は、自分に与えられた役割を理解し、その範囲で対応すべきことにしっかり対応するのが得意です。そのため、業務範囲が明確に分けられている仕事に向いています。
例えば良くみる募集職種として「総合職」というものが挙げられますが、総合職の業務範囲は曖昧なケースが多く、上司からの指示によっては想定していない業務まで任されることがあり得ます。
また、従業員がそこまで多くない会社だと、分業体制が整っていないことも多く、一人一人が担う業務の線引きが曖昧です。「こんなことまでやらなければならないのか」と感じることも少なくないでしょう。
業務範囲が明確に分けられていないと、真面目な人はなにをすればいいかが分からなくなってしまい、仕事にストレスを感じることもあり得ます。
求人票の仕事内容の欄を見て、入社後に行う業務がしっかりと明記されているかどうかを確認するのがおすすめです。
上司と部下の風通しがいい
真面目な人は、仕事でミスをすることを極端に避けたがります。ただ、仕事をしていく中で自分一人の判断や知識だけではどうしようもできないことと対面することも珍しくありません。
自分では分からないことに対してミスなく仕事をこなすためには、上司に相談することが重要になるわけですが、それには上司と部下の風通しの良さが強く影響してきます。
風通しの悪い職場だと、真面目な人は上司の顔色を伺ってしまうので質問ができない状況になりかねません。誰にも聞けないまま自分の判断で業務を進めてしまい、後から上司に怒られるという負のスパイラルを感じることも十分考えられます。
このことから、真面目な人に向いてる職場の特徴として、上司と部下の風通しがいいことが挙げられます。
真面目な人が避けるべき仕事や会社の特徴
真面目なことは基本的に社会人としてメリットが多いものの、仕事や職場の雰囲気によっては真面目さが裏目に出てしまうことも考えられます。
真面目な人に向いてない仕事に就いてしまうと、働くことにストレスを感じることになりますので自分らしい仕事ができません。ここで紹介する特徴を持つような仕事にはなるべく就かないように注意しましょう。
仕事の進め方が属人的で統一性がない
真面目な人は、自分が次に何をすればいいのか分からない状況に置かれると、極端に不安やストレスを感じやすい傾向にあります。
従って、仕事の進め方が社員一人ひとりで異なるような属人性の高い仕事・会社は向きません。
マニュアルがあるべき仕事にも関わらず用意されていない職場や、そもそも臨機応変に対応することが常に求められるような仕事は、どうしても仕事の進め方が属人的になりやすいです。
このような属人性の高い働き方を求められるのは、どちらかというと中小企業に多い傾向にあります。求人票からは読み解きにくい特徴となりますので、気になる人は面接の時に仕事の進め方について聞いてみるのがおすすめです。
評価制度が定められていない
真面目な人は、正しくないことに対しての拒否感を強く持つ傾向にあります。
また、コツコツと努力することが得意という長所がありますが、その努力を認められない時に強いストレスを感じるといったことも傾向として見られます。
このことから、評価制度がしっかりと定まっていないような会社だと、真面目な人は強いストレスを感じながら働かなければならないので向かないと言えるでしょう。
部下である自分を評価するのは当然自身の上司となりますが、人によっては仕事の実績ではなく単純に好き嫌いで評価を下しているケースが見られます。
これは、会社として評価制度をしっかりと整備していないことが原因の一つと考えられます。
正当な評価をされない状況だと、どれだけ真面目に頑張っても収入を上げられないので、働き続けることに馬鹿馬鹿しさを感じることもあるでしょう。
結果的にその会社に勤める意欲をなくし、短期離職に繋がることもあり得ます。
メンタルで休職している人が多い
メンタルの問題で休職している人が多い会社は、特に真面目な人にとって向いていません。
精神的な体調不良が多いということは、仕事の割り振りが極端に偏っているためと考えられます。真面目な人は基本的に上司からの信頼も厚く、かつ仕事ができる人も多いのでたくさんの仕事を依頼されるケースも珍しくありません。
当然真面目な人ひとりに仕事が偏ればその人の抱える責任やプレッシャーも大きいものになりますので、メンタルを壊しやすくなってしまいます。
これらのことを踏まえると、メンタルで休職している人が多い会社というのは、真面目な人が多い会社とも考えられるのです。
メンタルで休職している人が多そうかどうかを判断するには、就職口コミサイトなどでの投稿を見てみるのがおすすめです。




真面目な人が仕事で成果を出すためのコツ
真面目な人は仕事で活躍しやすい傾向にありますが、真面目というだけでは仕事で成果を出すことは難しいでしょう。
ここでは、真面目な人が成果を出して評価されるのに意識しておきたいコツを3つご紹介します。
真面目に取り組むことが評価される職場を見つける
最も効率的に仕事で成果を出したいのであれば、真面目に取り組むことそのものが評価される職場を見つけるのがコツになります。
工場スタッフや事務職などの仕事は、決められた作業をミスなくこなすことで評価される典型例です。このような職場であれば、真面目に業務と向き合う以外に特に意識しなくても仕事で成果を出すことが可能です。
もし今の職場でどうしても評価されないというのであれば、真面目さが直接の武器になるような仕事・職場に転職することも視野に入れてみると良いでしょう。
一度間違えたことは二度と間違えないよう意識する
真面目な人であっても、仕事でミスをしてしまうことはあります。その際は、二度目は間違えないように強く意識しましょう。
自分だけのメモに注意点をメモしておいたり、セルフチェックの工程を挟んだりと工夫することで同じミスをすることが避けられます。
このような意識をすることで、やがてミスをしない人材として上司から評価されることも考えられ、管理職などの上のポジションに昇格することもあり得ます。
真面目であることをしっかりと武器に使うためにも、自分の行った仕事の結果がどうだったのかを自分で確認し、これからの業務に活かしていくようにしてください。
評価されるまでコツコツ継続する
真面目な人は、なにか一つの案件で華々しく評価されるというケースが少ない傾向にあります。そのため、評価されるまでコツコツと業務に向き合う継続力が非常に大切になってきます。
継続力はどんな人でも発揮できる能力というわけではありません。何かを続けることは、それだけで社会人として認められるべきスキルの一つとなります。
真面目さを取り柄としてキャリアを歩んでいくのであれば、まずは目の前の仕事をミスなくしっかり継続し切るということを念頭において働くようにしましょう。




真面目な人が就職活動を成功させるためのコツ
真面目な人が就職活動を成功させるためには、いくつか意識しておくべきコツがあります。
ここでは4つのコツをご紹介しますので、これから就職活動を始めようと思っているのであれば参考にしてみてください。
「真面目」という言葉をそのままアピールしない
真面目であることは働く上で、基本的にプラスになることは間違いありません。
しかし、面接の場で真面目さをアピールされると、人によっては「頑固で融通が効かない人」というネガティブなイメージに繋がる恐れがあります。そのため、就職活動においては真面目ということをそのままアピールするのは避けた方が良いでしょう。
具体的には、「どんな物事にも真剣に向き合える」などの言い換えをするのがおすすめです。
自己PRの言い換えについては様々な例がありますので、以下の記事も参考にしてみてください。
言葉遣いや挙動・姿勢を意識的に正す
真面目さを口でアピールしたとしても、挙動が伴っていなければ本当に真面目な人なのか怪しまれてしまいます。
心身ともに真面目であることを面接官に認識してもらうためには、言葉遣いや面接時の姿勢などを意識的に正すようにしてください。
具体的には以下のような観点を持って面接に臨むと良いでしょう。
- 敬語は正しく使う
- タメ口はどんな面接官であっても絶対に使わない
- 入退出時のマナーを守る
- 椅子に座っている時は常に背筋を伸ばす
- 相手の目を見て話す
このような点を意識することで、自分が本当に真面目な人であることをアピールできます。
王道の就職活動フローを真似る
真面目な人であれば、王道の就職活動フローに沿って活動した方が内定までの効率が高まると考えられます。
基本的な就職活動のフローは、
自己分析→企業研究→応募→応募書類・面接対策→面接
となりますので、この流れに沿ってまずはアクションを考えていくようにしてください。
もし就職活動がうまくいかない、どうしたらいいか分からないという人は、この後ご紹介する就職エージェントにサポートしてもらうのもおすすめです。
就職エージェントを活用する
真面目な人が就職活動を成功させたいと考えるのであれば、就職エージェントの活用が最も近道になります。
就職エージェントを利用することで、担当のエージェントが自己分析や企業研究の方法をレクチャーしてくれます。それだけでなく、自分の素養や希望に合った求人を紹介してくれますので、仕事やプライベートが忙しい人でも就職活動を前進させやすくなります。
また、職場の雰囲気や評価制度の大枠などネットに載っていない情報も教えてもらえますので、非常に有利に選考を進められるでしょう。
就職エージェントは無料で利用できますので、気になるサービスを見つけたらまずは登録がおすすめです。


真面目な人が就職活動をする時の注意点
最後に、真面目な人が就職活動を進める上で意識しておきたい注意点を3つ解説します。
多くの人が関わる仕事はなるべく避ける
仕事は組織で行うものですので、基本的にどんな仕事であっても誰かしらの関係者が存在します。ただ、多くの人が関わる仕事だと、真面目さが仇となるケースも考えられます。
具体的には、「真面目すぎて仕事がしづらい」「融通が効かず、チームワークに向いてない人」などのネガティブな評価を受けることもあるでしょう。
求人票の仕事内容をしっかり確認し、どれくらいの関係者と仕事を進めていくのかをイメージづけておいてください。
面接官が不真面目な職場は要注意
面接をしていると、たまに面接官に不真面目さを感じるケースがあるかもしれません。面接官から不真面目さが伝わってくる職場は非常に危険ですので、入社するかはしっかりと吟味してください。
面接官は、その瞬間において企業の顔となる存在です。その面接官が不真面目な印象を与えるということは、会社全体の規律が怪しいと考えられます。そのため、真面目な人が入社後ストレスを溜めることもあるでしょう。
具体的には、以下のような特徴が面接官から見られた場合、不真面目な職場環境かもしれないと疑ってみてください。
- 面接日時を間違える
- 面接時間に遅れてきて詫びない
- 家族構成や交際状況など、面接で聞いてはいけないことを平気で聞いてくる
- 自分のことを呼び捨てで質問してくる
- 面接後の結果連絡が全く来ない
- 求人票と面接官が話す内容に違いがある
これ以外にも、違和感を感じるポイントがあったら、その企業は注意しておくようにしましょう。
一社に一生勤めるという意識は持たなくて良い
真面目な人は入社したら絶対に長く勤め上げなければならないと思ってしまうかもしれませんが、もっとライトに働くことを考えても問題ありません。
一社に一生勤めるという意識を持ってしまうと、求人の選択肢が狭まってしまったり、選考を進めるスピードが遅くなってしまうことも考えられます。
今は転職が普通のことになってきていますので、まずは自分のスキルが伸ばせそうな仕事や職場に就職することだけを考えるのがおすすめです。




まとめ
真面目な性格は働く上でプラスとなり得ますが、真面目さが仇となるような仕事に就いてしまうと返ってストレスが溜まりやすくなってしまいます。
これから仕事選びをしていく段階であれば、この記事で紹介した15個の仕事からまずは選んでいくと良いでしょう。
また、真面目な人が就職活動をする時は、いくつか意識しておきたいコツや注意点があります。もしそれらのポイントを忘れてしまわないか不安な人は、就職エージェントにサポートしてもらうのがおすすめです。
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