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医療系の仕事とは?職種ごとに仕事内容を解説!

医療系の仕事を分野別に紹介!【分野ごとの代表的な仕事も解説】
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「医療系の仕事には何があるんだろう」と疑問に思っている方もいるかもしれません。この記事では、医療系の仕事を分野別にお伝えするとともに、それぞれの職種の仕事18種もまとめてご紹介します。医療系の仕事探しの一環として、ぜひ最後までご覧ください。

医療系の仕事とは

医療系の仕事とは

医療系の仕事とは、一言でいうと「人の健康と命にかかわる仕事」のことです。医療系と聞いてすぐにイメージできるのは「医師」や「看護師」といった仕事かもしれませんが、実はそれだけではありません。

たとえばMRIをはじめとする高性能機器をつくるメーカー、医薬品を生み出す研究者や開発者など、多くの仕事が合わさって医療業界全体を形作っているのです。

医療系の仕事の多くは患者のサポートがメインのため、これらの仕事に就く人には特に大きな責任がのしかかります。高度な知識が必要な場面も多く、医師免許をはじめ、国家資格取得が義務づけられている仕事も少なくありません。

一方で研修を受講すれば資格が与えられる仕事もあり、医療系のなかには未経験からでも目指せる仕事もいくつか存在します。

医療系の仕事を分野別で紹介

医療系の仕事を分野別で紹介

医療系の仕事は、大きく次の6つに分けられます。

  • 医療/治療
  • 医療サポート
  • リハビリ
  • 医療事務
  • 医療機器メーカー
  • 医薬品メーカー

まずはそれぞれの分野でどのような仕事をおこなっているのか、ざっくりと把握することから始めましょう。分野ごとの代表的な仕事は最後にまとめてご紹介しますので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

医療/治療

医療や治療の分野には、高い専門性が必要とされる仕事がそろっています。医師や看護師がその代表ですが、病気が起こる原因の解明をおこなう「医学研究者」のような仕事も忘れることができません。

医療の第一線で働く、やりがいの大きい仕事が医療治療分野には多い傾向もありますが、そのぶん最新の論文を読み込む、スキルアップに努める、といった陰の努力も欠かせません。高度なスキルをもつ証明として、ほとんどの仕事で資格取得も必須となっています。

医療サポート

医療サポートの分野には、救急救命士や管理栄養士などの仕事が含まれます。医師の指示のもと適切な処置をほどこす仕事が多く、あらゆる医療現場で日々大きな役割を果たしています。

ちなみに、少子高齢化に備えることを目的に「チーム医療」の大切さが叫ばれていますが、まさにその「チーム」を支える役割として期待されているのが医療サポートの仕事です。これからの日本を支える「大切なカギ」を握っている仕事ともいえるでしょう。

リハビリ

リハビリの仕事として代表的なのが、作業療法士、理学療法士といった専門職です。これらの仕事には、体の回復だけでなく「心の回復」も見据えた専門的なアドバイスが求められるケースが多く、高齢化が進む日本にとって欠かせない仕事ともいわれています。

なお「リハビリ」と一口に言っても、その仕事は千差万別です。扱う領域によって必要な知識や技能も大きく異なるため、それぞれの仕事ごとに多くの専門学校が存在しています。

医療事務

医療事務は、病院やクリニックで事務関連の業務をおこなう仕事です。「クラーク」や「診療情報管理士」が代表的な仕事といわれ、患者さんと窓口で接する「受付、会計業務」も大切な役割のひとつです。

資格不要の仕事がほとんどですが、医療にかかわる専門的な用語などは理解しておく必要があり、仕事によっては高いレベルの対人スキルも求められます。

医療機器メーカー

医療機器メーカーは、MRIをはじめとする大型機器から、注射器や包帯といったものまで、医療現場で使われるさまざまな製品の製造や販売をおこなう業界です。病院やクリニックを顧客とする会社が多く、景気の影響を受けにくい業界ともいわれます。

いまは、世界規模の健康意識の高まり、新興国の経済的な台頭も相まって、医療水準が加速度的に上昇している時代です。そのなかで世界トップクラスの品質を誇る日本の医療機器の需要が、今後ますます高まっていくことも予想されています。

医薬品メーカー

医薬品メーカーは、病気やケガの治療に必要な医薬品の製造販売をおこなう業界です。「製薬会社」ともいわれ、医療機関で処方される「医療用医薬品」を扱う会社、ドラッグストアなどで一般消費者向けに販売される「一般用医薬品」を扱う会社に大きく二分されます。

そしてこれらの会社以外にも、ジェネリック医薬品を専門に扱う会社、ゲノム医療に乗り出す会社など、多くの新興企業が誕生しているのも医薬品業界の特徴のひとつです。

医療/治療の仕事内容

医療系の代表的な仕事内容

医療/治療系の代表的な仕事として挙げられるのは、次の3つです。

  • 医師
  • 看護師
  • 医療系研究員

それぞれについて、見ていきましょう。

医師

医師は、患者に対して病気の治療や診断、予防などを行う仕事です。近年ではオンライン診療なども取り入れられています。

大学の医学部または医科大学を修了し、国家試験に合格したうえで、研修医として2年以上勤務することで、医師として働くことが可能になります。

一般内科、一般外科、小児科、耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科、整形外科、精神科、美容外科、産婦人科など診療科は幅広くあり、医師は自分の希望で、どの診療科を専門にするか決めることができます。「皮膚科・内科」などのように、診療科を複数兼ねるケースもあります。

働き方としては、自分で独立開業するか、勤務医として病院に勤めるかのいずれかが一般的です。診療科によってはある程度働き方を調整することもできる一方で、医師不足の現場などでは激務になってしまうこともあります。

アエラドット「6年間の学費は4700万円!医師になるまでにかかったお金」で実際にかかった費用を見てみると、大学の学費(6年間)で2800万円、浪人中の費用として1600万円かかったというケースが紹介されています。

医師になるには、本人の努力はもちろんですが、それ以外にそもそも実家が一定以上裕福であるなど、経済的事情や家庭環境も大きく影響します。そういった面でも、医療系の仕事ではもっとも難易度が高い職業といえるでしょう。

令和元年「厚生労働省 賃金構造基本統計調査」によると、医師の平均年収は1169万円です。

看護師

看護師は、患者の診察や診療のサポートを担う仕事です。医師を最も近くで支える役割をもつ一方で、患者と近い距離で接する仕事でもあります。そのため技術的な知見はもちろん、患者と良好な関係を築くコミュニケーション力、医師と患者の「橋渡し役」としての役割も、看護師には求められます。

看護師になるには、看護大学または養成所などで3年以上の教育を受け、国家資格に合格する必要があります。在学中は日々やることが多く、実際に病院で看護を体験する「看護実習」は、肉体的・精神的にも非常に大変だと言われています。

看護師の勤務先としては、病院のほか、保育園や介護施設などの福祉系の施設など、複数活躍できる場所があります。需要が高い仕事であることには違いなく、仕事に困ることはまずないでしょう。安定感もあり、家庭や子育てと両立しながら仕事を続ける看護師も多くいます。

厚生労働省「衛生行政報告例」によると、2018年時点での男女比は女性看護師が92.8%、男性看護師が7.8%と圧倒的に女性が多い職業ですが、近年では男性の就業者も増加傾向にあります。

看護roo!「「看護師は給料が高い」は本当?ナースの平均年収・給料の実態を分析、”高給イメージ”とのギャップが浮き彫りに」によると、看護師の平均年収は478万3000円です。

医療系研究員

医療系研究員とは、病気の原因やそのメカニズム、医薬品などの研究をおこなう仕事です。種類としては主に「基礎医学研究」と「臨床医学研究」と「社会医学研究」の3つに大別されます。

「基礎医学研究」では遺伝子や免疫をはじめとする科学的側面から、「臨床医学研究」では患者を治療する実際の現場の視点から、「社会医学研究」では社会におけるできごとと健康との関係性から、それぞれ治療法の研究がおこなわれています。

さまざまな情報・データなどを分析・活用し、病気の予防や治療法、診断方法や新薬の開発などを科学的に研究し、取り組みます。ほかの研究者と、共同研究をすることも多くあります。専門性はもちろんのこと、論理的思考なども大切な仕事です。

医療系研究員になるためには、基本的には大学で医療技術学を学ぶなど、専門機関で知識・技術を学ぶことが必要です。

doda「あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑」によると、医療系研究員の平均年収は489万9000円です。

医療サポートの仕事内容

医療サポートの仕事内容

医療サポートの代表的な仕事として挙げられるのは、次の3つです。

  • 救急救命士
  • 臨床検査技師
  • 管理栄養士

それぞれについて、見ていきましょう。

救急救命士

救急救命士は、「救命措置」のエキスパートです。災害現場での応急処置、救急車のなかでの重症患者に対する救急措置など、救急現場の最前線で活躍しています。

基本的には、法律で許可された範囲の処置を担当します。脈を測定する、出血を止めるなどの措置や、必要に応じて気道確保などの医療行為をすることもあります。自分たちの対応や判断が患者の生死に影響することも少なくないため、非常に責任のある仕事です。

要請を受けてから救急車で現場に出動し、必要に応じて救急救命処置を行い、病院へ搬送し、医師へと引き継ぎます。患者は子どもから高齢者まで幅広く、ケンカやアルコール中毒などが起きた際には、繁華街へ出動することもあります。

救急救命士として働くためには、まずは各地の消防本部で「消防官」として採用されることが必要です。そのため、救命救急士になるにはまず地方公務員試験に合格し、消防官にならなければいけないということは理解しておきましょう。

スタディサプリ進路「救急救命士の気になる?年収・給料・収入」によると、救急救命士の平均年収は約600万円です。

臨床検査技師

臨床検査技師とは、医師の診断治療に欠かせない「医療データ」を提供する仕事です。具体的には、血液学的検査や心電図脳波検査などを用いて、データの収集や結果の読み取りをメインにおこなっています。

臨床検査技師の仕事は「検体検査」と「生体検査」の2つに分けられます。検体検査は、患者の血液などを調べて病気の原因を調べたり、細胞の標本を作成したりするものです。生体検査は、心音図や脳波などを検査し、患者の身体からデータを採るものです。MRI検査や腹部エコー検査などを担当すると考えるとイメージしやすいでしょう。

基本的には検査が必要な患者への対応がメインになるため、病院のほか、健康診断を実施する健診センターや、検査を専門とするクリニックなどが主な勤務先です。検体検査をメインにする場合は臨床検査センターなどに勤めることが多く、この場合、患者と接することはほぼありません。

臨床検査技師JOB「臨床検査技師の平均年収・給料相場」によると、臨床検査技師の平均年収は約493万円です。

管理栄養士

管理栄養士は、主に患者相手に食事栄養の指導をおこなう仕事です。同じような仕事に「栄養士」がありますが、管理栄養士は国家資格のため、より高度な知識が必要とされます。

管理栄養士の活躍の場は広く、病院や介護施設以外にも、学校や園、企業の社員食堂などでもその存在が求められています。

病院で管理栄養士として働く場合、大きく「給食部門」と「臨床部門」の2つに分けられます。給食部門では、入院患者に提供する食事の献立作成や発注、調理などを行います。臨床部門では主に病棟に勤務し、入院患者への栄養管理計画書作成、入院および外来患者の栄養指導などを担当します。

病院勤務の場合はシフト制になることも多く、早番や遅番など、やや不規則な勤務体系になるケースもあります。

求人ボックス給料ナビ「管理栄養士の仕事の年収・時給・給料情報」によると、管理栄養士の仕事の平均年収は約316万円です。

リハビリの仕事内容

リハビリの仕事内容

リハビリ系の代表的な仕事として挙げられるのは、次の3つです。

  • 作業療法士
  • 理学療法士
  • 言語聴覚士

それぞれについて、見ていきましょう。

作業療法士

作業療法士は、日常生活に必要な応用的動作のリハビリを担う仕事です。ときには手芸や絵画といった技法を用いつつ、生活にスムーズに溶け込むためのサポート、そして身体機能の回復や日常生活への適応を、患者と共に目指します。

生活をスムーズにするための例としては、文字を書く、顔を洗う、入浴するなどの動作のサポートやケアがあります。これらの場合、基本的には、細やかな手指の動きなどに対するリハビリが中心となっています。また、精神や発達における障害へのリハビリを担当する作業療法士もいます。

作業療法士の職場としては、総合病院や整形外科、リハビリテーションセンター、福祉施設などがあります。対象となる患者は、高齢者、病気・事故によってリハビリが必要な人、精神疾患から社会復帰を目指す人、発達障害のためサポートが必要な子どもなど、さまざまです。

求人ボックス給料ナビ「作業療法士の仕事の年収・時給・給料情報」によると、作業療法士の仕事の平均年収は約352万円です。

理学療法士

理学療法士は、主に運動全体にかかわるリハビリを担う仕事です。たとえば義足の装着や歩行の手伝い、車いすの操縦サポートも仕事のひとつです。脳性まひ患者から小児患者まで、その対象疾患は広く、高度なリハビリ技能が求められる仕事としても知られます。

理学療法士は、作業療法士と比較すると、身体の基本的な大きな動きに対するリハビリを主に担当します。たとえば、歩く、立つ、寝返りを打つ、などです。主な職場は作業療法士と似ていますが、スポーツチームなどで働くケースもあります。基本的には、医師などほかの専門家と連携して取り組んでいきます。

理学療法士は、深刻な身体の症状を持つ人だけを担当するわけではありません。軽度の椎間板ヘルニアや、若いときのスポーツによる怪我などに対しても、回復に向けてリハビリを担当します。ストレッチやマッサージの方法など、日常で取り組める方法をアドバイスすることもあります。

求人ボックス給料ナビ「理学療法士の仕事の年収・時給・給料情報」によると、理学療法士の仕事の平均年収は約352万円です。

言語聴覚士

言語聴覚士とは、「話す」「聞く(理解する)」「食べる」の3つの面でリハビリをおこなう仕事です。たとえば先天性の障害をもつ人、事故や病気、老化などによる症状を持つ人を対象に、心理学の知識も交えてサポートを実施します。

言語聴覚士は主に、対象者が食べたり飲みこんだりできるようにするための支援や、人とコミュニケーションを取れるようになったりするための取り組みをしています。

言語聴覚士の職場としては、総合病院やリハビリテーションセンター、診療科としては口腔外科、耳鼻咽喉科、介護・福祉施設などがあります。老化により、食べることや話すことに支障が出てきた高齢者などへのニーズも高く、高齢者向け施設にも活躍の場は多くあります。

求人ボックス給料ナビ「言語聴覚士の仕事の年収・時給・給料情報」によると、言語聴覚士の仕事の平均年収は約353万円です。

医療事務の仕事内容

医療事務の仕事内容

医療事務の代表的な仕事として挙げられるのは、次の3つです。

  • クラーク
  • 医療秘書
  • 診療情報管理士

それぞれについて、見ていきましょう。

クラーク

クラークとは、医師や看護師を事務的な面からサポートする仕事です。「医療クラーク」「ドクターズクラーク」などと呼ばれることもあります。

大きくは「外来」と「病棟」の2種類に関する仕事があり、外来では外来患者に関する事務業務、病棟では入院患者に関する事務業務を行います。クラークの大きな特徴として、主に医師や看護師の業務の事務的サポートとして働くことが中心になる、という点があります。

病院のナースステーションなどに勤め、入院患者の受け入れや必要書類の作成、面会者を受け入れる窓口業務から電話対応まで、さまざまな事務仕事を担っています。基本的には、病棟に常駐して働くことになります。

未経験からでもでき、資格などが必要ない仕事ではあるものの、正社員求人は少ないという点には注意が必要です。

求人ボックス給料ナビ「病棟クラークの仕事の年収・時給・給料情報」によると、病棟クラークの仕事の平均年収は約288万円です。

医療秘書

医療秘書は、主に医師や病院経営者の秘書、または医局の専属秘書として業務をする仕事です。大きくは、一般企業の秘書と同じようなイメージで考えると良いでしょう。

医師や役員のスケジュール管理・問い合わせ対応をはじめ、看護師と医師との「橋渡し役」としての役割を担うこともあります。会計事務や受付業務をおこなう医療秘書も多く、その仕事内容は多岐にわたります。多忙な医師に代わり、医師の学会出席における資料作成や情報収集といった業務を担うこともあります。

なお、場合によっては「クラーク」と「医療秘書」が分かれておらず、同じスタッフが担当している病院もあります。

医療秘書技能検定という資格試験もありますが、資格がなくとも働くことは可能ですビジネスマナーやパソコンスキルなど、一般的な仕事における基礎を備えている必要があります。

学校法人三幸学園「医療秘書の給料・年収はどれくらい?|医療|学校法人 三幸学園」によると、医療秘書の平均年収は320万円です。

診療情報管理士

診療情報管理士とは、カルテの管理や診療情報の分析をしたり、入退院患者のサマリーチェックなどをしたりする仕事です。経営の効率化が医療業界全体の課題とされるなか、そのIT知識を駆使しつつ、医療情報のデータベース化、診療統計などの仕事をメインに取り組んでいます。

カルテは患者の過去の診察や治療について記録されているもので、その数は膨大です。適切に管理することにより医師の診察がスムーズになるため、重要な業務を担っているということになります。

表に出て患者と接することはほぼないものの、診察を陰で支える存在として知られています。情報管理のスペシャリストとして、情報漏洩などに対する意識の高さも求められます。

診療情報管理士の仕事の場合、診療情報管理し認定試験を受けて資格を取得する方法もあります。この場合、所定の通信教育または大学・専門学校で特定の単位を取得していれば、試験を受けることができます。

学校法人三幸学園「診療情報管理士の給料・年収はどれくらい?|医療|学校法人 三幸学園」によると、平均年収は340~360万円です。

医療機器メーカーの仕事内容

医療機器メーカーの仕事内容

医療機器メーカーの代表的な仕事として挙げられるのは、次の3つです。

  • 営業
  • アプリケーションスペシャリスト
  • サービスエンジニア

それぞれについて、見ていきましょう。

営業

医療機器メーカーの営業は、病院やクリニックを相手に医療機器の提案販売を担当する仕事です。MRIや人工透析装置といった大型機器を手掛ける会社に勤める営業社員の場合には、現場の医師と対等に話せるだけの商品知識の習得が特に必要とされています。

医療機器メーカーが扱う機器としては主に、診断機器、検査機器、手術の際に使用する機器の3種類があります。病院で必ず必要な機器を扱うため、需要は高い仕事といえます。

MRとの違いは、取り扱う商品です。同じ営業職であっても、MRの場合は医薬品を扱います。医療機器の開発・製造を行うメーカーのほか、複数のメーカーの医療機器を扱うディーラーもあります。

doda「あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑」によると、医療機器メーカーの営業の平均年収は512万円です。

アプリケーションスペシャリスト

アプリケーションスペシャリストとは、営業社員と一緒に病院に足を運び、自社製品の効果や性能を説明する仕事です。営業社員よりも専門的な知識が要求される仕事のため、「臨床工学技士」などの国家資格取得者が多く務める傾向にあります。

アプリケーションスペシャリストは、実際に医療機器を操作して見せたり、詳細を説明したりする仕事であるのが特徴です。臨床検査技師を経て、アプリケーションスペシャリストになる人もなかにはいます。基本的には、営業担当者に同行して仕事をすることになります。

なお、直接販売促進をする立場ではないものの、製品開発のための情報収集や、販売促進のための企画立案などを実施するケースはあります。

臨床検査技師JOB「アプリケーションスペシャリストの仕事内容・働き方」によると、アプリケーションスペシャリストの平均年収は360~420万円です。

サービスエンジニア

サービスエンジニアとは、自社の医療機器の点検やアフターフォローを担当する仕事です。自社製品に対する深い知見はもちろん、医師や臨床検査技師など、製品を実際に使用する相手との円滑なコミュニケーションも求められる仕事です。

働き方としては、総合病院などに常駐するパターンと、病院に訪問するパターンの2種類があります。点検や修理などを行うほか、報告書を書いたり、情報共有をしたりするのも業務の一環です。修理が必要なときのみならず、定期的に巡回して点検するのが一般的です。

医療機器の動作ミスなどが起きてしまうと、患者の命に影響を与えてしまうリスクがあります。安全に医療機器が作動し、使用できるようにするためには、サービスエンジニアは責任あるポジションの仕事といえるでしょう。

Carearte「医療機器サービスエンジニアとは?仕事内容5つと年代別平均年収」によると、サービスエンジニアの平均年収は350~450万円です。(※20~30代の場合)



医薬品メーカーの仕事内容

医薬品メーカーの仕事内容

医薬品メーカーの代表的な仕事として挙げられるのは、次の3つです。

  • MR
  • 研究開発
  • PMS

それぞれについて、見ていきましょう。

MR

MRとは、自社の医薬品を医療機関に対して提案する仕事です。病院やクリニックの医師と話す機会も多く、現場で起きている問題や課題を把握することも大切な役割です。MRが収集した「現場の声」は、医薬品の新規開発や、既存医薬品の改良を図るために活かされます。

医師や薬剤師などの医療従事者に対して、医薬品の安全性や効能・効果、副作用などの情報を伝えます。なお、自社製品を扱うMRのほかに、複数のメーカーの医薬品営業を代行するコントラクトMRもあります。

基本的には病院やクリニックを回ることになるため、要普通免許となっている企業が比較的あります。また、医薬知識を常にアップデートしていく必要があり、企業によっては試験の受験を義務づけている・または支援しているところもあります。

MRは医薬品を扱う仕事ですが、営業という職種柄、文系出身者もいます。年収が高めに設定されているのも魅力である一方、向き不向きが大きい仕事ともいえます。

マンパワーグループ「【最新版】製薬会社の年収ランキング 製薬会社の年収が高い理由まで解説!」によると、平均年収は約500万円~700万円です。(※20~30代の平均年収)

研究/開発

研究や開発は、医薬品を生み出す「最前線」に位置する仕事です。化学物の性質理解や品質の確認など、医薬にかかわる高度な知識が必要とされる仕事で、特に安全性のチェックには大きな責任が伴います。長期的かつ粘り強い取組みが必要とされるのも、医薬品の研究開発職の特徴です。

基本的には、新薬のもととなるものを見つけ出し、有効性や安全性を調べる実験などを担当するのが「研究」で、人を対象とした実験を行ったり、製造・販売を認めてもらうための認可などを担当したりするのが「開発」です。

部門ごとに分かれて仕事をすることが多く、たとえば開発は、臨床企画、データサイエンス、開発薬事など、役割によって分けられているのが一般的です。

注意点としては、研究・開発の仕事をしている人は、基本的には理系の大学院か、医学部や薬学部などの6年生の学科出身者がメインになっている点です。研究・開発の仕事に就くにはある程度の学歴・経歴が必要になることは覚えておきましょう。

マンパワーグループ「【最新版】製薬会社の年収ランキング 製薬会社の年収が高い理由まで解説!」研究・開発の平均年収は約400万円~550万円です。(※20~30代の場合)

PMS

PMSとは、現場で実際に使用されている医薬品の有効性や安全性を確認する仕事で、「市販後調査」とも呼ばれる役割です。

「自社で想定した通りの使われ方がされているか」といった点を中心に情報収集をし、収集した情報を研究、開発部門にフィードバックします。そしてそれらの情報は、より品質の高い医薬品づくりのために活用されています。

注意点として、就職や転職でいきなり未経験からPMSの職種に就くことはほぼ不可能で、企業が求める経験や知識が必須になるという点です。たとえば特定の領域の製品知識や、法規制や公的規格にまつわる知識、製薬メーカーでの実務経験などです。

リクナビNEXT「PMS【製造販売後調査】、安全性情報担当」の求人情報によると、PMSの平均年収は450万円~です。(※2021年9月27日時点での情報/目安は最低年収)

まとめ

医療系の仕事についてご紹介しました。医療系というと、医師や看護師といった職業を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし実際には数多くの職種があり、患者と直接触れ合わずとも、医療に貢献している仕事もたくさんあります。

医療系の仕事に興味がある方は、仕事内容はもちろん、自分の適性や希望する働き方、資格取得の有無や学費など、さまざまな視点から考え、検討することをおすすめします。

「医療系 仕事」によくある質問

医療系の仕事で迷っている人

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医療系の仕事を他にも知りたい方  

本記事で紹介した医療系の仕事を、他にも知りたい方もいると思います。「就職相談」では、医療系の仕事に就職する上での悩みなどをプロのアドバイザーに話し、アドバイスや解決のヒントを得ることができます。興味のある方、就職する上でお悩みのある方は、是非ご相談ください。

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