商社とは?-就活生が知るべき総合商社と専門商社の違いを解説-

商社とは何?総合商社・専門商社の特徴や働くメリットとは?

商社について就活生は違いがあることを知っていますか。この記事では、総合商社と専門商社の違いについて紹介します。また、就活生が知るべき企業のメリット・デメリットを紹介するので仕事として商社で働きたいと考えている就活生は一読してみましょう。

商社とは-就活生が知るべき総合と専門商社の違いとビジネスモデルを解説-

商社とは-就活生が知るべき総合と専門商社の違いとビジネスモデルを解説-

商社について就活生が知るべきことを紹介していきます。商社について、その歴史や総合商社と専門商社の違いについて紹介します。就活生は自分のしたい仕事を見つけるためにも商社自体にビジネスモデルについても解説するので就活に活かせるようにしましょう。

商社とは

商社とは、主に他企業の製品およびサービスなどを買いたい相手に販売する業務を生業にしている企業を指しています。企業間の需要と供給をマッチングさせる仲介役と言った方がイメージしやすいかもしれません。国内外を問わずあらゆる地域の企業が対象となるため、自社製品に欠かせない素材を海外から輸入したいが貿易のノウハウを持たない国内企業などを支える役割も担っています。

「商品の販売」という共通点からメーカーと混同されがちですが、メーカーが自社製品を作っているのに対して商社は自社製品を作っておらず、あくまで他社の製品やサービスを取り扱っているのが大きな違いです。また、商社を大きく分類すると「総合商社」と「専門商社」の2種類に分けられます。

商社の歴史

日本における商社のルーツは、1865年に坂本龍馬が長崎に設立した「亀山社中」から始まったと言われています。亀山社中はイギリスの貿易商人トーマス・ブレイク・グラバーから長州藩が必要としていた大量の最新式小銃と蒸気船(ユニオン号)一隻を薩摩藩名義で仕入れ、薩摩藩が必要としていた米500俵と引き換えに長州藩へと引き渡しました。商社という名称はまだ一般市民に浸透していませんでしたが、薩長の需要と供給をマッチングさせたうえで商品の仕入れ・運搬・販売までを担っていたのですから、まさに商社の業務と言えるでしょう。

その後、1870年代には岩崎弥太郎が三菱商事の前身となる九十九商会を、1890年代には井上馨らが三井物産の前身となる先収会社を設立し、1955年ごろから「商社」という名称が定着するようになりました。

商社の違い-就活生が知るべき商社の種類-

商社の違いについて解説します。就活生は総合商社と専門商社の違いを理解していますか。その違いや種類を理解しておかないと、就職後のギャップに繋がる可能性があります。ここでは、就活生が知るべき商社の違いについて解説します。

総合商社の特徴

総合商社とは、特定の分野に限らず幅広い商材を扱う商社を指しています。総合商社が取り扱う商品は実に3万種類を超えるほど豊富だと言われており、ガスや金属といった資源はもちろん自動車をはじめとする機械類やアパレルなど、ジャンルを問わず多岐にわたるのが特徴です。だからこそ、総合商社を言い表す「カップラーメンからロケットまで」というフレーズが多用されているのでしょう。

総合商社は海外でも「Sogo shosha」と呼ばれるほど日本独自の形態とされていますが、国内で総合商社と呼ばれている企業はそう多くはありません。基本的に7社に対してのみ用いられているのが実情で、一般的には「三菱商事」「伊藤忠商事」「丸紅」「三井物産」「住友商事」の5社を五大商社、さらに「豊田通商」と「双日」を加えた7社を七大商社と呼び分けています。

専門商社の特徴

総合商社が広範囲の商品を扱うのに対し、専門商社とは「日用品」をはじめ「化学製品」や「情報と通信」といった特定の分野および業種の商品やサービスを専門的に取り扱う商社を指しています。つまり、どの専門商社に就職するかによって取り扱う商品がガラリと変わってしまうのです。ただし、専門商社だからといって扱う商品が必ずしも1種類とは限りません。中には複数の商品を扱っている専門商社も多いため、就職先として専門商社を選ぶ時はメイン商材だけでなく、二次的な商品も考慮に入れておくべきでしょう。ちなみに、海外では日本的な総合商社より専門商社の方が多いのが特徴です。

商社のビジネスモデル

最後に商社のビジネスモデルについて紹介します。ビジネスモデルを理解しておくことで就活生は自分のクライアントや仕事の働くイメージがより一層明確になると思います。ビジネスモデルを理解し、企業との面接の対策にも使えるので参考にしてみましょう。

商社のビジネスモデル1:トレーディング

商社の基本的かつ伝統的なビジネスモデルとして代表的なのが「トレーディング」です。商社におけるトレーディングとは、他企業の商品やサービスを販売して得る手数料によって利益を生み出す仕組みを指しています。言い換えれば、グローバルな物流網をはじめ販路の構築、さらには情報収集力によるマーケット分析といった商社ならではの強みを活かしたビジネスモデルと言えるでしょう。とはいえ、インターネットが普及するにつれて素材の調達から開発、販売までを独自で行うメーカーも増えているようです。そのため、商社を介するからこそ得られる付加価値を提供できるかどうかが重要視されています。

商社のビジネスモデル2:事業投資

さまざまな事業に対し、投資して利益を得る「事業投資」も商社の収入を支えているビジネスモデルの一つです。従来、大半の商社ではトレーディングをメインの事業と位置づけていましたが、メーカー間で直接取引をするケースが増えるにつれて商社の存在意義が薄れてきました。そのため、従来のように売手から調達した商品を買い手に販売する仲介業務だけでなく、原料調達から加工や製造を経て流通販売やアフターサービスまでをトータルで網羅する「バリューチェーンの構築」を強化するための事業投資に力を入れる商社が増えてきたのです。

商社における事業投資には、投資先の企業価値を高める効果も含まれています。だからこそ、資金だけでなく人材やノウハウなども投入しているのです。

商社とメーカーの違いについて解説

商社とメーカーの違いについて解説

商社とメーカーは「商品」を扱うという共通点はあるものの、おこなっている内容は異なります。ここでは、商社とメーカーの違いについて解説します。

商社とメーカーの違いとは

商社とメーカーの企業としての一番の違いは、商社は商品の流通をおこない、メーカーは商品の製造をおこなう企業であるという点です。メーカーのおもな役割は、商品を製造することです。商社は自社で商品を製造することはなく、メーカーの商品の営業サポートや販路の開拓などをおこないます。

ただし、商社は自社で商品を製造するわけではないものの、商品を製造するために必要な原材料や素材の調達を担当することなどはあります。一方でメーカーも、商品の流通をすベて商社に頼っているわけではなく、自社のなかに商社機能を備えているメーカーもあります。

メーカーの特徴を解説

メーカーの仕事や企業の特徴には、おもに以下があります。

特徴1.商品企画や製造に関する職種がある

自分たちで商品を製造するメーカーには、商品企画、研究開発、製造、生産管理などの職種があります。

どのような商品をつくるか考えたり、実際に試作品をつくったり改善して完成に近づけたり、商品を作る工程を担当したり、商品の出荷などを管理したりする仕事がある点が、メーカーの特徴です。また、メーカーの宣伝・広報では、自社商品をPRしたりブランド価値を上げたりするための業務をおこないます。

特徴2.幅広いジャンルがある

「メーカー」とひとことでいっても、そのジャンルはさまざまです。食料品、自動車、製薬、日用品など、あらゆる商品を製造するメーカーがあります。

また、必ずしも完成品や、消費者に向けて売られているものだけを製造する企業だけがメーカーではありません。たとえば店頭で商品の陳列などに使用される什器や住宅の建築資材、自動車の部品などを製造している企業もメーカーのひとつです。

特徴3.自社ですベて担当するわけではない

メーカーは、自社で商品企画から製造までを担当していますが、実際の業務をすベて自分の企業でおこなっているとは限りません。たとえば、生産ラインの一部を外部の製造メーカーに委託していることもあるのです。

商品開発やブランディングなどは自社でおこない、実際の商品の製造は技術力を持つ外部業者に頼んでいるというケースもあります。メーカーは自分たちで商品をつくっていることには違いないものの、実際の製造は必ずしも自社で担っているわけではないことを理解しておきましょう。

また、「製品を販売する相手が誰か」によってメーカーは2つのタイプに分類できる。企業に向けて製品をつくっている、B to B(=Business to Business)型と、一般消費者に向けて製品をつくっているB to C(=Business to Consumer)型だ。

メーカーのビジネスモデルとは

メーカーのビジネスモデルについて紹介します。就活生は以下の違いが商社にはあることを意識しておきましょう。

モデル1.BtoB

企業を対象に商品を製造・販売するビジネスモデルです。たとえば、メーカーの商品製造に必要な機械をつくって販売するメーカーや、アパレル製品に使用する繊維を製造して販売するメーカーなどがあります。

モデル2.BtoC

一般消費者を対象に商品を製造・販売するビジネスモデルです。たとえば、化粧品やお菓子、飲料、家電製品、文具などです。消費者は店頭はもちろん、インターネットショッピングなどでもメーカーの商品を購入できます。メーカーのサイトで、自社の商品を販売するところもあります。

商社で就活生におすすめの企業とは-商社の職種も解説-

商社で就活生におすすめの企業とは-商社の職種も解説-

商社で就活生におすすめの企業を紹介します。また、商社の職種の違いについても解説するので就活生は自分に合った仕事であるのか考えながら読んで見ましょう。

おすすめな商社の企業

就活生におすすめな商社の企業を紹介します。就活において、倍率が高く、人気の商社を紹介していきます。歴史のある総合商社であることが多いので、商社について興味のある就活生は参考にしてみましょう。

おすすめな商社の企業1:三井物産

旧三井物産は、1876年に三井財閥の支援を受けて創業した歴史ある総合商社です。その後、1945年に行われたGHQによる戦後の財閥解体を経て旧三井物産の業務を引き継ぐ第一物産が設立されました。さらに、1959年には全事業合同を果たして現在の三井物産となっています。日本を代表する五大商社だけあって、日本屈指のビジネス街である東京の丸の内に本社を構えているだけでなく、アジアや北米など世界65カ国に126カ所の海外拠点を置き、グローバルにビジネスを展開しているのも三井物産の特徴です。

三井物産の事業は、「機械・インフラ」「エネルギー」「生活産業」「次世代・機能推進」「化学品」「金属」の6分野に分かれており、連結子会社や持分法適用会社を含めて約460社にものぼる巨大な組織体制を誇っています。

おすすめな商社の企業2:三菱商事

日本初の株式会社と言われる三菱商事は、1950年に設立された総合商社です。そのルーツは明治維新にまでさかのぼり、坂本龍馬の海援隊から岩崎弥太郎に受け継がれて誕生した九十九商会が発端だと言われています。三井物産と同様に日本の五大商社に名を連ねており、東京の丸の内に構えた本社を中心に世界90カ国200以上の拠点で活動し、グループ全体の従業員数が約7万2000人にものぼる巨大グローバル企業です。

三菱商事の本体は「生活産業」から「地球環境・インフラ事業」まで事業内容を8つのグループに分割し、広範囲な分野で事業を行っています。地球環境の維持に貢献する「所期奉公」、活動の公開性と透明性を堅持する「処事光明」、全世界的および宇宙的視野に立脚した事業展開を図る「立業貿易」という3つの企業理念を掲げているのも、グローバルにビジネスを展開している三菱商事ならではの特徴でしょう。

おすすめな商社の企業3:住友商事

東京の晴海に本社を持つ住友商事は、1919年に設立された総合商社です。業界で住友商事を表現する時「石橋をたたいても渡らない」というフレーズが多用されているのは、他の商社に先駆けて複数のリスク管理手法を取り入れた経緯があるからでしょう。とはいえ、慎重さが商社にとって必ずしもネガティブに作用するとは限りません。確かに他の商社と比べると大きな挑戦を避ける傾向があるものの、むしろ堅実な経営による圧倒的な安定性こそが住友商事の強みです。2018年6月1日時点では国内に22カ所の拠点を、海外には108カ所の拠点を置いています。

おすすめな商社の企業4:伊藤忠商事

みずほグループ系列である伊藤忠商事は1949年に設立された総合商社で、古くから商いが盛んだった大阪の梅田に本社を構えています。戦前から多数の紡織会社を傘下に持つ伊藤忠財閥の中核企業として世界最大の繊維商社とも呼ばれていました。そのため、現在でもアパレル系を得意とする総合商社として高く評価されています。また、食料をはじめ生活資材や情報通信、保険や金融など非資源分野全般に強みを拡大しているのも伊藤忠商事の特徴です。世界63カ国に約120カ所の拠点を持ち、得意とする繊維はもちろん幅広い分野でビジネスを展開しています。

おすすめな商社の企業5:丸紅

東京の日本橋に本社を持つ丸紅は、1949年に設立された総合商社です。元々、伊藤忠商事の兄弟会社だった丸紅も繊維商社として活躍していました。ですが、現在ではみずほグループの大手総合商社として農業資材を扱うヘレナ事業をはじめエネルギーや金属といったさまざま事業を手掛けており、中でも穀物事業を得意としているのが特徴です。日本におけるコーヒーシェア30%、世界のエチレントレードシェア30%といった輝かしい業績が目を引くのも、世界131カ所に拠点を構えている丸紅ならではの魅力と言えるでしょう。

商社の職種を紹介-就活生は自分に合った仕事を見つけよう-

次に、商社の職種について紹介します。就活生だとどうしても営業職だけ見えてしまうかもしれませんが、商社にもたくさんの職種があります。ここでは、自分に合った商社の職種を見つけて就活をしていきましょう。

商社の職種1:営業

商社における代表的な職種として「営業」が挙げられます。一般的な企業の営業担当であれば特定の顧客が対象となりますが、商社の営業は企業同士をつなぐパイプ役も担っているのです。そのため、相手企業2社とこまめにコミュニケーションをとりつつ双方と足並みを揃えて契約の交渉を進めなければなりません。また、基本的にデスクワークよりも外回りの方が多いのも商社の営業ならではの特徴です。中には、会社に戻らず仕事をする営業スタッフも珍しくありません。

商社の職種2:営業事務・貿易事務

営業担当者のサポート役を担っている「営業事務」も、商社にとっては欠かせない人材と言えるでしょう。デスクワークが多く電話応対や書類整理といった基本的な仕事内容は一般的な営業事務と同じです。ですが、商社における営業事務の場合、取引先が海外の企業であればビジネスレベルの語学力が求められるケースも珍しくありません。また、原料や製品を輸出入するケースが多い商社では、税関を通す通関手続きを行う「貿易事務」も重要な職種です。商社の貿易事務は外国語の読み書きはもちろん通関手続きに必要な幅広い知識が求められるのが特徴で、海外事業が多い商社ほど営業事務と貿易事務を分けて採用する傾向が見られます。

商社の職種3:事業企画

活躍の場が幅広く、商社の花形とも呼ばれているのが「事業企画」という職種です。どのような分野に進出するかを踏まえたうえで取引先の選別を行い、新たな事業を立ち上げるために必要な事業企画を立案します。マーケティングとしての役割を担っているといった方が分かりやすいかもしれません。また、他企業への投資計画を立案する経営支援も事業企画の業務に含まれます。その他、経営問題を解決するために経営計画を立てたり経営戦略を考えたりと、コンサルティング業務を担うケースが多いのも事業企画の特徴です。だからこそ、事業企画の人材には市場を的確に捉える広い視野や将来性を見極める観察力などが求められているのでしょう。

商社で働くメリット・デメリットを紹介

商社で働くメリット・デメリットを紹介

次に商社で働く場合のメリットとデメリットを紹介します。商社は華やかな印象を持っている就活生も多数いると思います。しかし、メリットだけでなくデメリットを理解して、就活を行うべきです。ここではそれぞれ解説するので自分の働き方に合っているのか照らし合わせてみましょう。

商社で働くメリット

商社で働くメリットは数多くありますが、ここでは代表的な2点についてご説明しましょう。

年収が一般的な企業に比べて高い

基本給だけなら通常の企業より多少高いという程度ですが、ボーナスの高さが際立っているうえ大手商社であれば入社1年目でも高額ボーナスが期待できます。しかも福利厚生や営業手当てなども手厚く、中には海外赴任手当てによって給料が国内勤務の2倍になったというケースも少なくありません。事実、平均年収が1000万円を超える有名商社もあるほどです。

また、商社ではインセンティブ制度を取り入れている企業が多いでしょう。こうした仕事をして成果を出せば出すほど、年収や目に見える形で評価されることが商社で働くメリットになります。インセンティブ制度について詳しく知りたい就活生は以下の記事を一度参考にしてみてください。

商社以外にもインセンティブ制度を導入している企業は多くあります。インセンティブ制度のように実力主義を好む学生は一度どういった業界や職種でインセンティブ制度を活用しているのかを調べるのもいいでしょう。

グローバルな舞台で活躍できる可能性がある

このメリットこそ国内のみならず海外で働くチャンスが多い商社の特権です。しかも、海外勤務の場合は現地の外国人だけでなく他の国から派遣されてきた競合他社のスタッフと顔を合わせることも珍しくありません。国際的に活躍する同業者との人脈が広がるのですから、大きな魅力と言えるでしょう。

有意義な交流ができる

商社は職種にもよりますが転勤が多かったり、海外に数年間駐在したりするなど、グローバルに働くことができる業種です。そのため、商社での仕事を通じて国内外のビジネスマンや企業とかかわることができ、有意義な交流ができます。

将来独立して自分で事業をすることや、ほかの業界や企業などでも働いてみたいと考えているのであれば、人脈が広いに越したことはありません。商社のリソースを活用していろいろな人と交流することで、自分の価値観を深めることもできます。その結果、幅広い人脈から得た知見などを仕事に活かすこともできるでしょう。

ビジネススキルが身につく

商社で働く場合、多くの取引先と関係性をつくっていったり、新たな事業に投資をしたり、メーカーが商品製造に使用する原材料を仕入れるための交渉をしたりするなど、数多くの経験ができます。総合商社の場合はビジネスのスケールが大きいことも多く、ほかの業界ではできないような仕事を担当できる可能性もあります。

商社で第一線として働くことができれば、コミュニケーション能力や交渉・商談力、リーダーシップなど、働くうえで欠かせないビジネススキルを身につけることができるでしょう。

商社で働くデメリット

次に、商社で働くデメリットを紹介します。就活生はどうしてもイメージやいい印象のみで企業を選んでしまう傾向があります。しかし、両面理解していないと入社後のギャップに苦しみ早期退職になるケースもあります。商社のデメリットも理解していきましょう。

仕事量が多く、残業になる場合が多い

上記のメリットでも紹介した通り、年収が一般企業に比べて高いのが特徴です。しかし、その反面として仕事量が多く、残業になる場合が非常に多いでしょう。まず商品の理解をすることに加えて、プレゼンの資料も企業ごとに必要になってきます。

また、商品がリニューアルすると、その都後勉強して、企業へ説明へ行く必要があります。給料が多い半面で、多忙になることが多く、売上に直結する仕事だからこその責任感も伴うこともデメリットの一つになるでしょう。

転勤・異動が多くストレスがかかりやすい

グローバルで仕事ができるメリットの反面、転勤や異動が多いのも特徴の一つであり、デメリットでもあります。商社の規模にもよりますが、商品の説明のために一時的に異動になるケースもあれば、外国へ長期的に行くことになるかもしれません。

転勤や異動によるストレスは本人が自覚している以上にあるものです。また異動先によっては働き方が異なる可能性もあるので、不規則な働き方や労働になる場合もあるのもデメリットの一つでしょう。

仕事にやりがいを感じない可能性もある

商社というと華やかな印象がありますが、商社の仕事が自分にとってやりがいを持てるか、楽しいと感じられるかはまた別の問題です。規模の大きい商社の場合、働く人数や部署も多く、仕事の内容によっては、仕事の醍醐味などを感じにくい可能性もあります。

商社は就活生が憧れる人気業界のひとつですが、企業のネームバリューや給料面などは優れていたとしても、必ずしもそこで自分にとっておもしろい仕事ができるとは限らない、という点には注意が必要です。

下積み期間が長くなることがある

商社の場合、大手などの大企業は意思決定のスピードなどが遅かったり、人材育成の観点から、時間をかけて社員を育てたりするケースもあります。そのため、ベンチャーや中小企業などのように、若いうちから自分で裁量を持って仕事をしていけるような環境ではない可能性が考えられます。

「ひとつの企業でキャリアを積み、定年まで働きたい」という学生にとっては問題ありませんが「スピーディーに成長したい」「自分でどんどん仕事をすすめていきたい」と考える人にとっては、物足りなさを感じてしまうかもしれません。

商社で働くことが向いてる就活生と向いていない就活生の特徴

商社で働くことが向いてる就活生と向いていない就活生の特徴

商社で働くことが向いてる就活生と向いていない就活生の特徴についてそれぞれ解説していきます。自分の商社が合っているのかどうか一度確認してみましょう。

向いてる就活生の特徴

商社で働くことに向いている就活生の特徴としては、以下が考えられます。

特徴1.コミュニケーション能力が高い

たとえば商社の営業職などの場合、取引先の人と関係性を築いていく必要があります。会社の顔として相手のニーズを汲み取ることはもちろん、円滑に仕事をすすめたり、失礼のない対応をしたりする能力が求められます。そのため、マメに連絡を取ったり、ときには会食や飲み会などに参加したりすることなどが苦にならないほうがよいでしょう。社外の人のみならず、車内の人間関係にも気を配れることも大切です。

人と接することが好き、年代が異なる人でも臆せず話せる、相手に合わせた接し方ができる、などの強みがある人は、適性があるといえるでしょう。

特徴2.英語が苦手ではない

業務内容にもよりますが、商社では、海外と取引をする機会も多くあります。また、海外出張をしたり外国に駐在したりする可能性も考えられます。会話だけでなく、メールや文書のやりとりなどで英語を使うことも多いでしょう。

商社の場合、ある程度英語力を求められる可能性が高いといえます。学生時代に留学経験がある、TOEICのスコアが高いなどの学生は、商社で働くための資質のひとつがあるといえます。

特徴3.体力・精神力に自信がある

商社の仕事では、長時間飛行機に乗って海外へ行ったり、国内を行き来したりすることもあります。また、いまは働き方改革などの影響で昔とくらべると緩和されている可能性が高いですが、部署や時期によっては激務となることもあるでしょう。また、責任の重い仕事にストレスやプレッシャーなどを感じる可能性もあります。

学生時代にスポーツをやっていた、忙しくても体調を崩しにくい、失敗してもすぐに気持ちを切り替えられるなど、ある程度のタフさを持っている人のほうが適しているといえます。

以下の特徴があるように理系よりも文系が得意とするようなコミュニケーション能力や英語などの外国語ができることが商社の就職においては必要になってきます。また、体育会系の体力・精神力に自信がある就活生も商社では活躍できる可能性が高いでしょう。

以下に、文系の就職についてや、体育会系に進める業界・仕事を紹介しているので参考にしてみてください。

今までの経験や価値観に合った企業へ就職できるように企業や業界の分析をしていきましょう。

向いていない就活生の特徴

向いていない就活生の特徴について解説します。商社といっても、仕事内容や社風は様々なので一概には言えませんが、以下の特徴がある就活生には商社で働くことは辛く感じ可能性があるので注意が必要です。

特徴1.競争心が弱い

商社の多くが、実力主義や成果主義である傾向が強いです。その分、成果を出せば出すほど給料や昇給が出来る分やりがいのある仕事とも言い換えることができます。

そのため、競争心が弱い就活生にとっては、商社で働くことは辛いと感じることが多いでしょう。営業の場合は、ノルマが毎月決まっており、会社によっては個人の成績が可視化できるようになっています。

それを目に見える成果だからやりがいのある仕事と捉えるのか。自分には、もっと着実にコツコツとした仕事がいいと思うのかは自分で一度考えてみましょう。

特徴2.転勤が難しい/出来ない

転勤が難しい、もしくは出来ない就活生は商社で働くことは難しいかもしれません。商社ではグローバルで働くことが出来、外国での仕事の多いので成長できる機会がたくさんあります。

しかし、それぞれの事情で転勤ができない。もしくは転勤することが難しい就活生にとってはグローバルで働くことは嫌だと思う人もいるでしょう。人のよって、大切にしたい価値観が異なることは当たり前なので、転勤が難しい/出来ない就活生にとっては商社で働くことは少し難しいでしょう。

注意としては、総合職と一般職でも商社での働き方が異なるということです。事業内容や企業によっては、地域限定の募集をしているケースもあるので就活生は目指している企業がどのような募集をしているのかも必ずチャックしておきましょう。

以下に一般職と総合職の違いについての記事があるので気になる就活生は確認をしておきましょう。

就職してから、実はイメージと違ったとなると早期退職にも繋がります。違いについては理解をしておきましょう。

特徴3.残業はしたくない

商社では実力主義な社風が多いため、どうしても労働時間が長くなりがちです。その分だけ給料を多くもらえるケースが多いので、やりがいに感じている社会人が多いのが事実です。やればやった分だけ、給料や目に見える形としてあるほうが自分のモチベーションを維持できる人にはおすすめになります。

しかし、仕事以外にも他にしたいことがあるや残業を出来るだけしなくても済むような仕事に就きたいと考えている学生には商社で働くことはイメージとは異なる結果になりかねません。

社会人として働く上で大切な価値観や軸を定めておくことで優先順位を明確にして起きましょう。そうすることで、おのずとやりたい仕事や向いてる仕事が見えてくるでしょう。

商社で働くために就活で身に付けるべきスキルとは

商社で働くために就活で身に付けるべきスキルとは

最後に商社で働くために就活生が身に付けておくべきスキルについて紹介します。就活は社会人としてのスタートであってゴールではありません。実際に商社へ入社して活躍することで意味のあるものになります。ここでは必要なスキルについて紹介していきます。

商社で働くにあたって必要なスキルは?

商社で働くにあたって必要なスキルについて紹介します。

  • コミュニケーション能力
  • プレゼンテーション能力
  • リーダーシップ
  • 企業立案の場合は、マーケティング知識も...

商社で働くといっても業務内容は様々です。その中でも必要とよく言われているスキルについて紹介をしていきます。

コミュニケーション能力

第一に必要になっているスキルがコミュニケーション能力になります。商社で求められるコミュニケーション能力とは、「相手のニーズを引き出す傾聴力」になります。

学生がよくコミュニケーション能力と社交性を同じ意味に捉えているケースがありますが、これは全くの別物です。商社で働く場合は、何百万・何千万という取引をすることもあるでしょう。

その選択をする決裁者自身が必要だと納得して契約を行う必要があるので、その契約を勝ち取るためには社交性だけでなく傾聴力が必要になってきます。

プレゼンテーション能力

コミュニケーション能力は傾聴力と説明しましたが、その上でプレゼンテーション能力も必要になってきます。プレゼンテーション能力はいかにして、自社のサービスがその会社にベネフィットをもたらすのかを完結に伝える力になります。

そういった意味では、就活の面接で見られていることが多いのが、このプレゼンテーション能力でしょう。自分という商品をいかにしてその企業で役に立つのか。自分という商品を面接官にいかにして必要と思ってもらうのか。そういったスキルは面接だけでなく、今後の社会人として働く上でも合った方がいい能力になります。

リーダーシップ

商社で働くというよりも、社会人として働く上で必要なスキルにもなりますが、リーダーシップはどの業界・職種でも必要なすきるになります。

各企業でリーダーシップを求めていることが多いですが、それだけリーダーとなれる人材が不足しているということです。リーダーシップとは、企業や業界によっては求められている能力が異なります。

自分の目指している企業のリーダーシップについて考え、面接などの逆質問に活用することもできるでしょう。

企画立案の場合は、マーケティングの知識も...

最後に、営業ではなく商社のなかでも企画立案を行う事業部に配属された場合は、マーケティングの知識も必要になってきます。

企画系は就活生に人気の仕事になりますが、多くの知識がないと難しい仕事でもあります。特に、その企画の効果性(行ったことによる効果がどのくらいあったのか)を測定するには、マーケティング知識や数学などの数値を見る力も必要になってきます。

商社などで、企画などもやってみたいと考えている就活生は、徐々にこのような知識も養ってみましょう。

就職活動では商社も選択肢に入れよう

新規参入のベンチャー企業が勢いを強みにしているのに対し、経験値を積み重ねてきた歴史や幅広い事業展開こそが商社の特徴です。グローバルな舞台で働けるうえ高い年収も期待できるのですから、多くの新卒者が商社に魅力を感じるのも当然かもしれません。確かに競争率が低いとは言えませんが、就職先に迷っているなら商社も選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

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