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ESの自己PRの書き方を紹介!エントリーシートの例文あり

ESの自己PRの書き方のポイントとコツを紹介~エントリーシートの例文あり~

ES自己PRの書き方のポイントとコツを紹介します。就活生は、エントリーシートでどのように自分をアピールすればいいのかわからない方が多いと思います。この記事では書き方のポイントと構成のコツなどを紹介します。例文も参考にしてみてください。

この記事のまとめ

1.伝えたい内容の部分は表現を工夫しよう

2.企業に伝わりやすい構成で文章を作成しよう

3.自己PRはどれだけ自己分析に時間をかけることができたかが大事

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ESの自己PRを書く理由と企業が求める能力とは

ESの自己PRを書く理由と企業が求める能力とは

多くの企業がなぜESに自己PR欄を設けているのでしょうか。また、企業が就活生に求める能力にはどのようなものがあるのかについて紹介します。

自社の求める人材かどうかを判断する

企業が人材を採用した場合、どのような貢献をしてくれるのか、そして会社が成長するための戦力になる人物かを自己PR欄を通して判断しようとしています。

社風に合う人材かどうかを判断する

採用した人物が会社の雰囲気に馴染むか、長く働きつづけてくれるかどうかは企業にとって重要な問題です。お互いのミスマッチを防ぐために、自己PRから人物像を把握しようとしています。

ごまかしが効かない自己PRで内面を読み取る

志望動機などの内容ならある程度誇張したり、カッコよく書くこともできます。

しかし、自己PRはごまかしが効かないものです。応募者の本当の考え方や内面を見るために、自己PR欄が設けられているのです。

ESの自己PRで企業が求める就活生とは

自己PRを作成するときは、企業がどんな性質の人材を欲しているかを理解しておきましょう。そうすることでPRすべき点を探しやすくなります。

ここで日本経済団体連合会(経団連)が2018年11月に公表した「新卒採用に関するアンケート調査」の結果について説明しておきます。

経団連が1997年度より行っているもので、2018年度の調査は2018年7月20日~9月7日、経団連企業会員1,376社を対象に実施され、このうち597社から回答を得ました。企業が選考時に重視する要素のランキングは以下となりました。

1位「コミュニケーション能力」

コミュニケーション能力は2018年の調査結果も含めてそれまでの16年間連続で1位です。コミュニケーション能力にすぐれた人材をたいへん多くの企業が望んでいることを知っておきましょう。

2位「主体性」

主体性は10年連続で2位に位置しています。主体性とは「自分の意志」や「判断」で責任を持って行動する態度や性質を指します。

主体性もコミュニケーション能力に次いで重要項目として企業が求めていることを認識しましょう。

3位「チャレンジ精神」

チャレンジ精神は3年連続で3位です。ただし、いろいろなES作成の意見を読んでみると、チャレンジ精神をESで自己PRとして述べるときは注意が必要だという意見がありました。

単に「チャレンジ精神」を示すだけでは必ずしも企業で活躍する資質があることの証明にはなりません。

「私にはチャレンジ精神があり、このような具体的な経験で成果をあげたので、貴社でも○○業務で活躍できます」という流れを作っておくのがおすすめです。

4位は「協調性」

協調性について、下記の「協調性のアピールの仕方」の章でも説明しています。ぜひ参照してください。

5位は「誠実性」

勤勉性や真面目さとも呼ばれます。真心をもって人や物事に対することという意味もあります。自己コントロール力も関係する項目です。

以上の結果をふまえて、自己分析の結果と照らし合わせてみましょう。アンケート結果のランキング上位の要素に自信が持てる人は、その項目を積極的にアピール材料にして自己PRにするとよいでしょう。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ESでの自己PRの書き方の手順を紹介!

ESでの自己PRの書き方の手順を紹介!
  1. 自己分析を行い、書く内容を決める
  2. 文章作成のポイントを押さえながら文章を作る
  3. 企業へ伝わりやすい文章構成にする
  4. 例:コミュニケーション能力と協調性の伝え方とは

以下に自己分析の方法について説明しました。ぜひ試してみてください。

まず人生の出来事を洗い出す

まずは、自分のこれまでの人生を振り返ってみましょう。頑張ったこと、楽しかったこと、苦労したことなど、いろいろな出来事を思い出してください。

理由を分析しよう

次にそれぞれの出来事についてその理由を分析してみましょう。たとえば、なぜ自分はこのことで頑張れたのか、なぜ楽しかったのか、なぜ苦労したのかというようにです。

理由を掘り下げる

「なぜ~」というふうに理由を掘り下げていくと自分の性格、考え方を言語化できるようになります。言語化できれば、それは文章で伝えるときの項目になります。

前向きな項目を自分のセールスポイントにする

出来事に対する理由を掘り下げていって、自分の性格や考え方に気づいたら、そのなかから前向きなものをESの自己PRに書くためのセールスポイントとして選びましょう。

文章作成のポイントを押さえよう

自己PRの文章を作成するときに、ぜひおさえておきたいポイントがあります。採用につながりやすいESを作成するためにも、以下のポイントに注意してみましょう。

要点は最初に述べる

「私の強みは~です」といった簡潔な文章でセールスポイントを表現しましょう。

これまでの体験を時系列順に長々と書くといった文章は避けましょう。あくまでも読みやすさ、分かりやすさを意識しましょう。

表現を工夫しよう

企業の採用担当者はたくさんのESを読んでいます。

「向上心がある」「コミュニケーション能力がある」といった長所は重要な項目ですが、よくある表現なので担当者の興味をひきつけにくいです。あなたの個性を理解してもらえる、キラリと光るインパクトのある表現を心がけてみましょう。

セールスポイントの根拠を示そう

要点を最初に書いたら、説得力をもたせるために、長所を生かして成功した実際の経験について具体的に述べましょう。

セールスポイントは業務でどのように生かせるかを述べよう

自分のセールスポイントがこのように企業で生かせる、つまり企業が求めている人物像に自分がマッチしていることを示しましょう。自分らしさのアピールのみに焦点をあてていると企業とのマッチングについて伝えられません。

「私のこういった部分は、貴社の職務の○○部門において活かせると思います」といった流れも作っておきましょう。

自己PR作成で使える文章の型:PREP法

自己PR作成で効果的な文章の型を用いることもおすすめです。その一つであるPREP法(プレップ法)について以下で説明していきます。

PREP法の構成

Point(要点)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(要点)の順に文章を組み立てていきます。

PREP法で最初に書くのは

PREP法で自己PRを作成する場合、まず自分はどんな人物なのかを一言で述べましょう。次に、なぜそう言えるのか、その理由を述べましょう。

文章の出だしは関心を持って読んでもらうために大切です。分かりやすく簡潔に書き始めましょう。

具体例をあげる

最初にあげた自分の人物像について、その主張の根拠となる具体例をあげて詳しく説明しましょう。最後にもう一度要点を述べて結論を強く印象づけるようにしましょう。

PREP法のメリット

PREP法は、すぐに要点を把握できて、ストーリー仕立ての書き方がわかりやすいという特徴があります。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

自己PR作成で使える文章の型:SDS法

自己PRの作成で効果的な文章としてSDS法もあります。以下にSDS法の書き方などをあげておきましょう。

SDS法とは

「Summary、Details、Summary」の略です。Summary(全体の概要)、Details(詳細の説明)、Summary(全体のまとめ)の順に文章を組み立てます。

SDS法の流れ

まず全体の要点を簡単に述べます。次にそれを詳しく説明します。そして最後にもう一度、要点を述べるというのがSDS法の流れです。

SDS法のメリット

同じ内容を3回繰り返すというシンプルな構成のため、要点が印象深く明確に伝わるというメリットがあります。

SDS法の注意点

最初と最後に同じ内容を述べるのですが、全く同じ表現を使わないように工夫する必要があります。同じ内容を表現しているけれど、文章としては異なるような書き方をしましょう。

例1:コミュニケーション能力のアピールの仕方

多くの企業が求めているコミュニケーション能力にすぐれていることを自己PRにする場合、次のようにすると効果的な文章の作成につながります。

「コミュニケーション能力があります」という書き方はしない

「コミュニケーション能力があります」と書くと抽象的過ぎて伝わるところが少なくなりがちです。

また、多くの人が同様の書き方をしている可能性があり、インパクトがない書き方になってしまうかもしれません。

具体的な表現を心がける

たとえば「相手の本音を引き出すのが得意」「自分の考えを論理的に伝えることができる」など、自分のアピールしたい点が具体的に伝わるように工夫してみましょう。その上で、なるべく簡潔に書くようにします。

裏付けとして実例を述べる

次に、自分が能力を発揮して成し遂げた事柄を具体的に述べましょう。部活でのこんな体験をしたとか、アルバイトでの経験などのエピソードを紹介しましょう。アピールしたい能力を裏付けるような例をわかりやすく示しましょう。

例2:協調性のアピールの仕方

多くの企業が求めている協調性の能力ですが、協調性にすぐれていると自己PRする場合、次のようにするとアピールが伝わりやすくなります。

企業が求める「協調性」とは

企業における協調性とは、「自分より組織を優先して行動する性質」を指します。「誰とでも仲良くなれる性質」ではありませんので注意が必要です。

チームで仕事を行うときにメンバーと協力して全体の生産性を上げられる人を意味します。

このため、学校や、これまで働いた職場で仲間をサポートして、チームとして仕事を達成した実体験を記するのがおすすめです。

企業にあわせて協調性をアピール

上下関係の厳しい企業に対する自己PR文なら、チームの和を乱さない謙虚さをアピールしましょう。

個人の実力重視の企業に対する自己PR文なら、顧客との信頼関係を築く能力をアピールしましょう。

企業風土とは、その企業が持っている独自の価値観や規則を指しますが、応募する企業の風土を考慮して自己PRを行いましょう。

ESの自己PRを記入する際の注意点と良くない例

ESの自己PRを記入する際の注意点と良くない例

WEB上の「自己PRの例文」をそのまま使わない

WEB上にはすぐれた自己PRの例文がたくさん掲載されています。

しかしこれをそのままコピーするのは厳禁です。採用担当者は多くの応募書類を見ていて経験も豊富です。

コピーした文章はすぐに気がつきます。ESシート作成に苦労する気持ちはわかりますが、構成などを参考にするのにとどめて、そのまま使うのは避けましょう。

話し言葉、顔文字、記号は使わない

自己PRの文章に話し言葉、顔文字、記号は使わないようにしましょう。自己PR文は企業に対する応募書類です。

一人の社会人としてきちんとした行為で対応できるかといった点も見られていると考えましょう。友達や仲間どうしの会話といった文体は、ここでは避けるようにしましょう。

丁寧に書く

書類を手書きする場合、文字の大きさやラインを揃えるように意識しましょう。

手書き書類を求める企業は、書き手の慎重性や丁寧に書かれたかどうかといった点にも注目しています。整った印象が伝わるように配慮しながら書類を作成しましょう。

記入枠は8割程度埋める

書類の文字を書く欄に文章を記入するときは、だいたい8割程度埋めるのがよいとされています。あくまでも目安です。余白が大きいのもあまり感心しません。

また、小さな文字でびっしり埋め尽くすように書きこむのも読み手にあまり良い印象を与えない場合が多いため、避けるようにしましょう。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ESの自己PRで良くない例

自己PRの良くない例もあげておきます。一通り自己PRを書いた後で、以下のような文章になっていないか冷静に確認してみましょう。

一文が長い

一つの文章が長いと、読み手に意味が伝わりにくくなる場合があります。一生懸命に文章を書いているとどうしても長めの文になったりします。

推敲のときに注意してみるようにしましょう。

抽象的な表現

「いろいろなことに興味を持って」「さまざまなことを経験した」といった書き方は、「私には能力があります」と述べているだけで具体的ではありません。根拠となるエピソードを欠かさないようにしましょう。

エピソードが多すぎる

逆に、いろいろなエピソードを盛り込みすぎると、それぞれの内容が浅くなってしまいます。経験をアピールすることは大切ですが的を絞って伝えるように工夫しましょう。

当たり前のことをアピールしない

「時間を守る」など、社会人として当たり前のことはアピールから外すようにしましょう。自己PRでは、自分の魅力を端的に伝えるようにしましょう。

カタカナ語を乱用しない

「ソリューション」「バリュー」「ファクト」などカタカナ語の頻発は避けましょう。日本語で表現しきれないため、きちんと意味を理解してカタカナ語を使用するなら大丈夫です。

しかし、曖昧な解釈のまま使用すると、浅い印象でしか伝わらないことになりかねません。

具体的・論理的な自己PRを作成しよう

自己PRは、ESのとても重要な部分です。何をどう書いていいのか分からないまま自己PRを作成すると、あいまいで中身の無い文章になってしまいます。

結論を最初と最後に述べるなど、わかりやすい文章構成を意識し、セールスポイントには必ず裏付けとなるエピソードを付け加えるようにしましょう。

具体的で論理的な自己PRを作成できれば、選考を通過する可能性が高まります。ぜひ効果的な文章を書いて就職活動を成功させましょう。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

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佐藤 裕康
株式会社ジェイック 採用メディア「Future Finder」事業部長|ジェイックに新卒入社後、マーケティング業務に従事。その後、新規事業であるダイレクトリクルーティング事業の立ち上げを経験、事業責任者へ|資格:CFW(「7つの習慣」社内インストラクター資格)