相談満足度93.5%の『就職カレッジ®』はこちら ▷

逆求人の逆とは?就活生にとってのメリットや活用のポイントを解説

逆求人の逆とは?就活生にとってのメリットや活用のポイントを解説

逆求人」が新たな採用方法として注目されつつあります。しかし、「逆求人」を利用するといったいどのようなメリットがあるのでしょうか。実は「逆求人」は企業だけでなく学生にとっても様々なメリットがあります。そこで、ここでは逆求人のメリットや活用のポイントについて解説していきます。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

逆求人ってそもそもなに?

これまでの求人方法は求人サイトやイベントなどを通じて企業が人員募集の情報を公開し、それに学生が応募するというスタイルでした。

一方で逆求人はその名の通り従来の方法とは逆で、学生が自らアピールをして企業からのアプローチを待つというスタイルです。そのため、逆求人は新卒採用におけるダイレクト・リクルーティングの手法の一つとされています。ダイレクト・リクルーティングとは、求人サイトへの掲載や人材紹介など外部に依頼して募集した人材をスクリーニングするという待ちの姿勢でなく、企業の人事担当者などが主体的に人材を発掘するという積極的な採用を意味します。

逆求人には学生が自分のホームページを立ち上げて自己アピールを掲載し、それを見た企業が採用のオファーを行ったり、逆求人のシステムを採用している就職支援サイトに登録する方法などがあります。その他にも、学生がイベントを運営して企業の目に留まることもあります。自分のスキルを活かせる仕事を得たい学生と意欲的な学生を積極的に採用したい企業をマッチするのに適したシステムとして注目されています。

逆求人がおこなわれるようになった理由

逆求人が行われるようになった背景には少子高齢化によって労働人口が減り、人材不足が起きていることが挙げられます。従来の方法で求人するだけでは新卒者を採用したい企業が十分な人材を確保できなくなってきているのです。

実際、2013年には計画通りに人材確保できている企業が約半数を占めていましたが、2017年には計画通りに人材確保できている企業は35%ほどに減少したという統計もあります。もはや企業が学生を選ぶのではなく、学生が企業を選ぶ状況になっていると言えるでしょう。

逆求人なら学生側は自分の希望や素質を理解してくれる企業からのアプローチを直接的に受けられ、企業側は積極的に自分をアピールするバイタリティ溢れる学生を見つけられることから、どちらにとってもメリットのある求人方法と言えます。

また、ダイバーシティの広がりも逆求人が行われるようになった理由に数えられます。多くの企業では生産性を高めるために、人材の多様性を求めるようになってきています。そのため、これまでとは違ったタイプの人材や自社に興味を持っていない人材にもアプローチしたいと考えるようになりました。性別や年齢、経験などが異なる人材を確保しようという風潮が高まっているのです。

逆求人は応募してくれるのを待つだけではなく、自ら人材を探すという攻めの求人が行えるため、ダイバーシティを実現したい企業にとって実りある採用方法です。主に中小企業やベンチャー企業が逆求人での採用に力を入れるようになっています。

就職活動で逆求人を活用するメリット

逆求人を活用することには様々なメリットがあります。ここでは特にメリットだと感じられるものを紹介していきます。

就職活動で逆求人を活用するメリット1:選択肢が広がる

就職活動で逆求人を活用するメリットとして、企業の選択肢が広がることが挙げられます。従来の方法で就職活動をする場合、自分の好きな分野やそれぞれの企業のイメージなど自分の価値観で応募する企業を選んでしまいがちです。業界研究や企業研究をしっかり行っているつもりでも、日本の企業を全て把握できるわけではありません。特に社会人経験がない学生は思い込みで応募する業界や企業を絞ってしまうケースも少なくありません。客観的な視点でなく主観的な視点で取捨選択してしまうため、応募する企業が偏ってしまうことも多いです。もちろん、それが必ずしも悪いわけではありませんが、選択肢は狭くなってしまうでしょう。

逆求人では企業からのオファーを待つため、全く知らない企業から連絡が来ることもあります。最初は知らない企業なので興味がないと思っていても、話を聞くうちに「こんな業界や仕事もあるのか」と興味が湧いてくる可能性もあるでしょう。逆求人のオファーを待つことで、思いがけない方向へ選択肢が広がることもあります。色々な分野の企業からオファーされることで、自分に向いている仕事や企業は何であるか再度真剣に考える機会になり、より客観的に捉えられるようになるでしょう。

就職活動で逆求人を活用するメリット2:自己分析につながる

新卒の就職活動で逆求人を活用すると、自己分析につながるというのもメリットです。逆求人で企業からオファーをもらうためには、自分の魅力をしっかりとアピールする必要があります。自分の魅力を見つけるには徹底的な自己分析をしなければならず、自己分析として過去の自分を振り返り、強みや弱みを洗い出さなければなりません。自分自身を厳しく精査するため、克服すべき課題なども明確になり自己のレベルを上げることができます。

また、逆求人を行えば企業の反応を確かめられるため、自己アピールに直結する自己分析がしやすくなります。企業からのオファーが来ない場合は自己分析が甘い可能性があるため、さらに深く自分自身を振り返り、よりよいアピール方法を練り直す必要があるでしょう。アピールの技術が上がるにつれ、自己分析能力も比例して上がっていくはずです。

就職活動で逆求人を活用するメリット3:多くの情報を得られる

新卒の就職活動で逆求人を活用すると、多くの情報を得られるというメリットもあります。情報は就職活動において大きな武器となるため、たくさん入手するに越したことはありません。逆求人では採用そのものに関するオファーだけでなく、インターンシップや就職イベントについての連絡が来ることもあります。それらのインターンシップや就職イベントに参加することで、そこで得た情報をもとに自分の適性を探ることもできます。個人で調べるだけでは得られない情報を得られますから、就職活動を有利に進めるのにも役立つでしょう。就職を見据えて自分を成長させる機会に恵まれるため、早い段階で逆求人に取り組めば効果的に就職活動の準備が行えます。

また、逆求人のイベントに参加すると同じように積極的に自分を売り込もうとしている仲間にも出会えるため、貴重な情報を共有することも可能です。自分が知らない逆求人のイベントを教えてもらえたり、面接の対策を一緒に行ったりとお互いのモチベーションを高めながら楽しく活動できるでしょう。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

逆求人で企業が求めている人物像は?

逆求人で企業が求めている人物像は企業にマッチしており、即戦力として働けるスキルやポテンシャルがある人です。企業は逆求人を利用している学生は就職に対する意欲や関心が高いと思っているため、その期待に応えるためにもしっかり自分自身をアピールして積極性を見せる必要があります。社会人になると人からの指示を待つのではなく主体的に動くことが求められますが、逆求人を利用して積極的に企業へアピールを行えば、主体性がある意欲的な人物であることを伝えることが可能です。

また、企業は即戦力を求めているため、具体的なスキルや経験、能力を示すことで自社にマッチする人材であるかの判断がしやすくなり、オファーを送りやすくなります。そのため、企業が求めている人材であるとすぐに判断できるように、スキルや能力などを簡潔にまとめておくことも重要です。決められた文字数の中で効果的にアピールすることがより多くのオファーを得る秘訣でもあります。

企業から逆求人をもらう方法

逆求人を活用するためには、まず企業からオファーを貰う必要があります。ここでは企業からオファーを貰うための方法をご紹介します。

企業から逆求人をもらう方法1:サイトへの登録

企業から逆求人をもらう方法として、逆求人サイトへの登録があります。逆求人のサイトに登録して自己アピールなどを記入すると、それを見て興味を持った企業が連絡をくれます。企業が逆求人サイトから人材を探す場合、スキルや経験などを選んで検索をかけるため、できるだけ詳細な情報を登録した方が検索に引っかかりやすく、プロフィールを見てもらえる可能性が上がります。利用者の多いサイトに登録するのは利用する企業も多いことから、たくさんの企業に見てもらえるというメリットもありますが、競争率が高くなるという難点もあります。そのため、1つの逆求人サイトだけでなく、複数のサイトを利用するとより多くの企業の目に留まるチャンスを得ることができるでしょう。

逆求人を行うのは中小企業が多いというイメージがありますが、大手企業でも逆求人サイトを利用して人材確保を図っているところもあります。ただし、大企業からのオファーを受けるなら早期に登録するのがカギとなります。少しでも出遅れてしまうと、大企業からのオファーを貰うのは難しくなるでしょう。また、逆求人サイトには自己分析ツールが付いていることも多く、オファーを受けた企業が本当に自分にマッチしているのかを客観的に判断するのにも役立ちます。

企業から逆求人をもらう方法2:イベント参加

企業から逆求人のオファーをもらうには、イベントに参加するという方法もあります。従来の合同説明会はそれぞれの企業が設けたブースを学生が訪問するというスタイルでしたが、逆求人イベントでは学生が設けたブースに企業が訪問するという正反対のスタイルになります。合同説明会のように1対大人数ではないため、興味を持ってくれた採用担当者とマンツーマンでコミュニケーションを取ったり、より詳しい話ができるのがメリットです。また、学生のブースだけでなく、企業が設けた相談ブースや面接対策ブースなどもあるので採用担当者からアドバイスを貰ったり、面接対策のコツを伝授してもらったりと就職活動に役立てることができます。

そのほか、参加者の人数を絞って少数精鋭で行い企業とのマッチング率を高めるイベントやブースを設けず学生から企業への自己アピールを行うイベントが開催されることもあります。定期的に開催されるイベントと不定期で開催される大きなイベントなど様々なタイプの逆求人イベントがありますから、オファーを得るためにはできるだけたくさんのイベントに参加するのが良いでしょう。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

逆求人のオファーを得るコツ

ここまで企業からオファーを貰う方法をご紹介してきました。ここからは、効率よくオファーを得るためにすべきことや、コツをご紹介します。

逆求人のオファーを得るコツ1:自己PRを工夫する

逆求人のオファーを得るコツは自己PRを工夫することです。魅力的な自己PRを行ってこそ、多くの企業からオファーを得ることができます。どれほど高いスキルや能力があっても、上手く自己PRできなければ企業に自分の魅力を伝えることはできません。逆求人サイトではプロフィールに注目が集まりがちですが、自己PRがきちんと書かれていなければオファーはなかなか得られないのが通例です。ただし、だらだらと自分の長所を書き連ねるだけでは逆効果です。なぜなら採用担当者は多くの学生をチェックするため、プロフィールや自己PRの細部までじっくり読むわけではないからです。そのため、すぐに自分の強みが伝えられるよう、結論から書き始めるなどアピール方法を工夫する必要があるでしょう。

では、何を一番にアピールすればよいかというとスキルや資格、経験です。学生ではスキルや経験はないと思われがちですが、部活やサークルなどでの実績やアルバイトを通してなど何かしらアピールできる部分はあるはずです。心に刺さるエピソードなどを通して効果的に記載しましょう。資格はTOEICや簿記など持っている資格は漏らさず記載することが大事です。また、アピールポイントの伝え方もただ単に協調性があるとまとめるのではなく、協力しながら物を作ることができるなど、より具体性のある言葉で表現するのがベターです。

逆求人のオファーを得るコツ2:印象のよい写真を使う

逆求人のオファーを得るコツとしては、印象のよい写真を使うことも大事です。逆求人サイトに登録してオファーを待つ場合、プロフィールや自己PRの内容だけでなく、登録した写真もチェックされます。ただし、逆求人サイトに載せる写真は履歴書やエントリーシートのように証明写真を使う必要はありません。スーツを着る必要もなく、人柄が分かるような写真ならOKです。だからといって、どんな写真を使って良いわけではなく、採用担当者に見られることを意識して自分の魅力が伝わる写真を選びましょう。採用したら活躍してくれそうだという良いイメージを持ってもらえる写真を選ぶことが大切です。表情が暗かったり、社会人としてふさわしくない身なりをしている写真は避けた方が無難です。グループ写真ではなく、1人で写っている写真を選ぶのが原則です。

逆求人を活用してチャンスを広げよう!

逆求人を利用すると、一般的な求人よりも採用についてより多くのチャンスに巡り合える可能性があります。逆求人で効果的に企業にアピールするにはサイトを利用したり、イベントに参加するなど積極的に行動することが大切です。自分の能力を活かした仕事に就きたいなら、逆求人を活用してチャンスを広げるのが良いでしょう。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

就職カレッジのココがすごい!


こんな人におすすめ!

  • 自分に合った仕事や場所を見つけたい
  • ワークライフバランスを重視したい
  • 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい

CTAボタン

ABOUT US
佐藤 裕康
株式会社ジェイック 採用メディア「Future Finder」事業部長|ジェイックに新卒入社後、マーケティング業務に従事。その後、新規事業であるダイレクトリクルーティング事業の立ち上げを経験、事業責任者へ|資格:CFW(「7つの習慣」社内インストラクター資格)