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経済学部の就職はどう?経済学部のメリットやおすすめ資格も紹介!

経済学部の就職はどう?経済学部のメリットやおすすめ資格も紹介!

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

数ある大学の学部の中でも経済学部就職に有利だ、という話を聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。「経済」という言葉のイメージからも、なんとなく経済学部は就職に強そうだという印象があるかもしれません。

そこで、実際に経済学部にはどんなメリットがあるのか、取れる資格や就職先にはどんなものがあるのかについて紹介します。

経済学部とはどんな学部?

経済学部とはどんな学部?

経済学部はその名の通り経済について学ぶ学部です。経済というと働いてお金を稼いだり買い物をしたり、といったお金の流れをイメージする人が多いかもしれませんが、それだけではありません。経済学では家庭・企業・政府を「経済の三主体」と呼んでいますが、この中でお金がどう流れ、全体としてどう影響し合っているのか、そしてそういった経済の動向を的確にとらえ、先の見通しを立てて社会全体を改善していくためにはどうしたらよいか、経済学はそんなことを考えるうえで重要な役割を果たす学問なのです。

経済学を大きく分けると理論経済学、応用経済学、そして思想と歴史の3つになります。理論経済学はお金の動きを数理的に分析するもので、家計や企業・市場といった小さい単位での経済活動を扱う「ミクロ経済学」と、国の経済全体を対象とした「マクロ経済学」が中心です。応用経済学は理論経済学で扱う内容を理論として体系化したもので、その中には賃金や雇用などに関する問題を取り扱う「労働経済学」、公共財や環境・都市・交通などを対象とした「公共経済学」、複数の国にまたがる経済活動を対象とする「国際経済学」などがあります。時代に応じて移り変わってきた経済の歴史や思想、政治経済学についても学びます。

その他に財政や金融論、労働経済や地方財政なども含め、幅広く経済全般について学ぶことができるのが経済学部です。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

経済学部の就職の際のメリット

経済学部の就職の際のメリット

大学で学んだことが仕事に直結する理系の学部に比べ、文系の学部就職に不利だ、と考えている人も多くいるかもしれません。そんななか「文系」くくられる経済学部は、文系であるにもかかわらず就職には有利だとされています。この章では経済学部が就職に有利と言われる理由について解説していきます。

経済学部の就職の際のメリット1.数学に強い

他の文系学部と比べて数字を扱う機会が多く、比較的数学に強いとされるのが経済学部の学生です。経済学ではお金の計算といった単純なものだけではなく、数式やグラフを用いたデータ分析も必要です。経済理論の中心ともいえるミクロ経済学・マクロ経済学では微分・積分や線形代数などの知識も必須となります。こうした数学そのもののスキルに加え、「数学的思考」というものも経済学を学ぶ上では大切です。これら理由から、企業は経済学部出身の学生に対し数学に強いという好印象を持っているのです。

経済学部の就職の際のメリット2.幅広い業界に行くことができる

経済学部出身の学生は幅広い業界を視野に入れ就職活動をすることができます。その一番の理由は経理・財務部門で戦力となりうるからです。どの業界の会社であっても経理・財務部門は必ず存在します。経済学部の学生は、こうした部門で必要なお金の流れに関する知識があるので、幅広い業界に需要があるのです。

また、経済学部では単にお金の管理に関する知識だけでなく、経済の動向を把握するための知識も身に着けることができます。会社の大切なお金を預かる経理の能力はもちろんのこと、今後の日本経済の動向、またグローバル化の中で世界経済の動向を把握するための知識や分析力は会社経営のためにも大きな力となるため、様々な業界からその能力を期待されているのです。

経済学部の就職の際のメリット3.実学を学んでいる

先ほど実用的なスキルが身につく理系学部に比べ、どちらかというと実用性に乏しく、ビジネスに役立つスキルを身に着ける機会の少ない文系学部は就職に不利と言われますが、経済学部は社会で実際に役立つ「実学」が学べるとされており、比較的就職には有利であるといえるかもしれません。

もちろん、大学で勉強したことがすぐそのまま仕事で使えるというわけではありません。しかし経済学の勉強を通して、仕事を身に着けるうえでの土台はすでにできているので、その点では他学部の学生に比べると企業にとって「使いやすい」「すぐに活躍してくれそう」なイメージがあるのです。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

経済学部の就職先

経済学部の就職先

比較的就職に有利とされる経済学部ですが経済学部の学生に人気のある就職先をピックアップして紹介します。

経済学部の就職先1.商社

ビジネスの最前線で活躍する商社勤務は多くの学生の憧れでしょう。特にグローバル化の波に乗って世界を相手にビジネスを展開する大手総合商社には多くの学生が殺到し、例年狭き門となっています。

こういった商社の場合、外国との取引があるため英語は必須ですし、海外出張や海外赴任などの可能性もあり、世界を夢見る人にとってはまさに夢の舞台です。その一方で高いコミュニケーション能力が求められますし、場合によっては政情不安定な国に行くこともあるなど、厳しい面もあります。一流商社マンといえばエリートのイメージがあるかもしれませんが、どちらかといえば強いメンタルを持った体育会系の人に向いているともいえるくらいです。しかしそうした厳しい条件を考慮してもやはり高いステータスと高収入は魅力です。

商社の採用では基本的に学部は問いませんが、世界規模でのお金の流れを取り扱うため、そうした知識のある経済学部出身者を多く採用する傾向にあります。外国語に関しては、英語だけでなく中国語やスペイン語のできる人も有利です。

経済学部の就職先2.金融業界

経済学部の学生の就職先として真っ先に金融業界を思い浮かべる人も少なくないでしょう。金融といえば銀行や証券会社のイメージが強いかもしれませんが、生保・損保といった保険会社もこのカテゴリーに含まれます。メガバンクなどの金融大手は安定性が高く高収入も望めるため、他の学部生からも非常に人気があります。金融業に直結する学問ともいえる経済学を修めているということで、経済学部の学生は他学部に比べて一歩先んじているともいえますが、金融大手は人気が高く他学部の優秀な学生も志望するため油断はできません。

経済学部では国内や世界のお金の流れについて学ぶのはもちろん、為替や株といった金融商品についても学ぶ機会があります。従って即戦力となりうるため、企業からも大きな期待が寄せられます。大学で学んだ知識を生かせる仕事にはやりがいもありますが、一方で厳しいノルマがあったり、激務でもあるなど決して楽な仕事ではありません。心身ともにタフであることが求められる業界といえるでしょう。

経済学部の就職先3.メーカー

メーカーも経済学部の学生に人気の業界です。メーカーというと技術系、すなわち理系のイメージがあるため意外に思う人もいるかもしれませんが、先に述べたように経理・財務部門はどこの業界の会社にもあり、メーカーもまた例外ではありません。経済学部の学生が持っているお金に関する知識は、メーカーの経理部門や経営部門でも生かすことができます。また、物の需要と供給についても学んでいるため販売戦略にも強く、マーケティング部門での活躍も期待できます。

技術系の場合はメーカーの中でもジャンルが限られますが、経済学部の場合は経理に関わるので特にジャンルの制限はなく、自動車や家電、IT機器から食品まで幅広いメーカーを狙うことができるのが強みです。同じ大学出身の先輩がいる企業なら、OB・OG訪問を通じてより有利に就職活動を進めることができるでしょう。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

経済学部の学生向け。就職に有利なおすすめ資格!

経済学部の学生向け。就職に有利なおすすめ資格!

経済学部の学生向けに、就職に有利になるおすすめ資格を、比較的簡単なものから超難関資格まで紹介します。

おすすめ資格1.日商簿記

経理・総務の仕事はもちろん管理職の仕事でも役立つのが簿記の知識です。簿記とは簡単に言ってしまうと企業の営業活動を帳簿に付ける技能のことですが、経理の仕事はただ帳簿を付けるだけでは終わりません。そこから貸借対照表や損益計算書といったいわゆる財務諸表も作成する必要があります。一般に「簿記」といった場合には、この財務諸表を理解し作成する能力も含まれます。従って簿記の資格を取っておくと、企業からは実務での即戦力になりうるとして高い評価を得ることができます。

簿記検定にはいくつかの種類がありますが、最もおすすめなのは日本商工会議所が主催する「日商簿記」です。これは1954年に開始した長い歴史のある検定試験で、知名度が高く最も一般的な簿記の資格といえます。ただし難易度も高いので、合格するためには十分な準備が必要です。

日商簿記には1級~3級とその下位にあたる初級がありますが、就職で有利となるのは2級以上です。2級では商業簿記・会計学に加え工業簿記と原価計算も試験範囲となっており、商業・工業簿記の全般的な知識があるかどうかを問われます。合格率は20%程度とかなりの難関ですが、それだけに価値のある資格です。試験は年に3回行われています。チャンスが多いので失敗しても再チャレンジの機会があり、余裕を持って臨むことができるでしょう。

おすすめ資格2.ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、保険や不動産、税金や年金、それにローンといったお金に関する相談を受ける仕事です。独立したコンサルタント的な仕事というイメージがあるかもしれませんが、企業に所属して活躍するファイナンシャルプランナーも多く、特に金融業界や不動産業界での需要が高いです。

ファイナンシャルプランナーという職業自体は資格がないとなれないというわけではありませんが、実際には専門知識を有することを証明するものとして資格が重視されています。ファイナンシャルプランナーの資格には国家資格の「FP(ファイナンシャルプランナー)技能士」と、民間資格の「AFP」「CFP」があります。FP技能士には1級から3級までがあり、3級は入門レベル、2級は基礎レベル、1級は上級レベルで、実務に役立てるためには2級以上が必要です。民間資格のAFPはFP技能士2級合格が受験資格となっており、上位資格のCFPは実務経験も必要です。

ファイナンシャルプランナーの資格体系は少々複雑ですが、学生のうちに取得して就職に役立てるなら、FP技能士2級を取得するのが良いでしょう。2級を受験するためにはまず3級に合格していることが必要ですが、どちらも試験は年3回行われています。学科のほかに実技試験もあります。

おすすめ資格3.公認会計士

公認会計士は会計に関する仕事の中で最上位ともいえる職業です。企業や団体の会計監査を行うのがその主な仕事ですが、中でも企業の社会的信用を支える財務諸表監査は公認会計士の独占業務となっています。弁護士や医師と並んで三大国家資格と呼ばれるほどステータスの高い資格ですが、その難易度も弁護士・医師に匹敵するレベルで非常に高く、在学中に取得するのは非常に難しいです。その分、持っているだけで注目され、就職活動を有利に運ぶ力となるでしょう。

公認会計士の試験には年2回の短答式試験と、年1回の論文式試験があり、短答式試験に合格してから論文式試験を受験する、という流れです。一度短答式試験に合格すれば、その後の論文式試験で不合格になっても、短答式試験は2年間免除となります。つまり、その間は論文式試験にだけ再挑戦すれば良い、というわけです。また、論文式試験にはいくつかの科目がありますが、合否は科目ごとに出され、2回目の試験では1回目に合格した科目は免除されます。一つ一つ積み重ねていって最終的に合格にたどり着く、という形で、最終的な合格率は約10%です。

公認会計士の資格を持っていると、企業のコスト削減や経営戦略に必要な知識を持っているとみなされ高い評価を得ることができます。また、コンサルティング業務で活用することもでき、非常に価値の高い資格といえます。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

経済学部の就職活動には可能性がいっぱい!

経済学部の就職活動には可能性がいっぱい!

経済学の知識というのは役に立つ範囲が非常に広く、また社会に出てすぐに使える「実学」でもあります。そのため経済学部の学生は幅広い業界を視野に入れて就職活動を行うことができます。とはいえ人気の業種や企業であれば、やはり競争率も高くなるので、資格取得などによってアドバンテージを高める努力も必要です。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

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佐藤 裕康
株式会社ジェイック 採用メディア「Future Finder」事業部長|ジェイックに新卒入社後、マーケティング業務に従事。その後、新規事業であるダイレクトリクルーティング事業の立ち上げを経験、事業責任者へ|資格:CFW(「7つの習慣」社内インストラクター資格)