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面接でニュースについて質問されたらどう回答する?就活生がするべき対策やポイントを紹介

面接でニュースについて質問されたらどう回答する?就活生がするべき対策やポイントを紹介

面接では、ニュースについて質問されることが就活生は多いです。この記事では「ニュースの質問にどう回答すればよいかわからない」「面接官の目的を知って対策をしたい」という方のために、面接でのニュースに関する質問回答について、おすすめのニュース、注意点などについて解説します。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

面接でニュースに関連する質問をする理由

面接でニュースに関連する質問をする理由

面接でニュースに関する質問をするのには理由があります。企業の面接官が質問をする意図を知り、対策を行いましょう。

質問の意図は?

面接のニュースの質問を企業の面接官が行う意図には、以下のようなことが考えられます。

質問の意図1.人柄を知るため

面接で気になるニュースを聞く意図の1つとして、「応募者の人物像を知ること」が挙げられます。ニュースといっても、連日報道されるような大事件から特定の分野でしか知られていないニッチな内容まで数多くあるものです。そのなかからどのようなニュースを取り上げるかによって、企業は応募者がどのような分野、テーマに興味・関心を持っているかが分かります。さらに、そのニュースのどこに興味をひかれたのか、どのように捉えているのかを聞くことで、応募者の考え方を知ったりコミュニケーションをとったりする狙いがあるのです。

気になるニュースの質問は「うまく答えられる自信がない」「聞かれたくない」と思う応募者もいるでしょう。しかし、この質問にうまく答えることができれば、応募者にとって興味や関心があることをアピールでき、自分を印象付けられる絶好の機会となります。

質問の意図2.情報感度を見るため

社会人になると、業界関係のニュースはもちろん、経済や社会の問題、出来事を知っておくことが求められます。なぜなら、ビジネスを発展させ売上を上げるためには、社会の動向を把握し、流れに乗り遅れないようにすることが不可欠だからです。また、幅広くアンテナを張り巡らせておけば、意外なところでビジネスチャンスが得られる可能性もあります。社会の出来事に関心を持ち、常にニュースをチェックしている人と判断されれば、仕事においても自ら積極的に情報を得ようとするだろうと期待されるのです。

反対に、世の中のニュースをまともに知らないと判断されると、「常識がない」「活躍が期待しづらい」などマイナスの印象をも持たれてしまう可能性があります。

質問の意図3.考えを持っているか見るため

面接で「最近気になるニュースは何ですか」と問われたら、そのニュースがどのようなものかを伝えるだけでは不十分です。そのニュースについて、自分はどう考えたかも伝える必要があります。なぜなら、企業は、この質問によって応募者がトレンドや常識、一般知識を持っているかだけではなく、自分で考える力があるかどうかも測っているからです。また、情報を正確に理解しわかりやすく伝えられる力があるかも見ていますので、ニュースは正しく簡潔に伝える必要があります。

ニュースを伝える際の一例を挙げましょう。旅行業界や小売業界などを目指す場合に適している例です。「最近気になったニュースは、2019年度の訪日外国人数が過去最高を更新したことです。訪日人数でもっとも多いのは中国ですが、1人あたりの個人消費額はフランスやスペインからの旅行客のほうが多いことに特に興味を惹かれました。国別のニーズを把握し、外国人旅行客をうまく取り込むことができればビジネスチャンスが広がるのではと考えています」

ニュースの内容を正しく説明できなかったり、具体的な自分の意見も述べなかったりすると、「自分の考えを持っていない」という印象を与えかねません。すると、「採用しても業務で自分の意見を述べず、人任せにするかもしれない」と思われる可能性があります。社会人になれば、指示に従うばかりではなく自分の意見や考えを伝える機会が多くなります。就活生は日頃から自分で考えて話すことを心がけると良いでしょう。

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うまく回答できない時に企業から持たれてしまう可能性のある印象

面接でニュースに関する質問に答えられない、またはうまく回答できない場合、企業からは以下のような印象を持たれてしまう可能性があります。

世の中のことに関心が薄い

仕事をするうえでは、どの業界や職種で働くにしても、世の中のできごとやトレンドなどが企業の業績に影響したり、仕事に変化をもたらしたりすることが少なくありません。また、クライアントとの世間話などで、ニュースについて話す機会も考えられます。

あまりにもニュースを知らないと「これから社会人になろうとしているのに、世の中のことに関心が薄くて大丈夫なのか」と思われてしまうかもしれません。

自分の意見を伝える力が弱い

面接でニュースについて回答する場合、ただ「このニュースが気になった」ということを伝えるだけではなく「自分はこう思っている」「こういう課題があるからこういう改善策が必要だと考えている」など、自分の意見もセットで伝えることになります。

自分の意見を明確に相手に伝える能力は、仕事でも必要になるものです。その能力が弱いと「何を考えているかわからない」「言いたいことが伝わってこない」という印象を持たれてしまう可能性があります。

業界のことを調べていない

気になるニュースについて回答する際には、志望する業界のニュースを選んだり、話題のニュースと業界を関連づけたりすることも多くあります。回答に説得力をもたせるためには、業界について充分に研究したり、最新の動向を押さえたりしておく必要があります。

企業側を納得させられるような回答ができない場合「うちの業界についてあまり知らないんだな」「本気で入社したいわけではなさそう」などと思われてしまうこともあるのです。

回答に必要な要素

気になるニュースを問う質問への回答には、いくつか注意したいポイントがあります。まず、先にも述べたとおり、ニュースの内容を説明するだけでは不十分です。また、ニュースに対する単なる感想を述べるのも適切とはえません。そのニュースをどのように捉え、どういった意見を持っているかを伝えることが大切です。そこで、回答は以下のように組み立てると良いでしょう。

  • 選んだニュースの概要説明:例「○○というニュースに興味があります」
  • そのニュースに興味を持った理由:例「なぜなら、今後××となる可能性が高いと考えたからです」
  • 自分自身のニュースに対する見解:例「私自身は、△△するべきではないかと考えています」

ニュースに対する意見では、そのニュースが業界や企業にどのような影響を与えると考えられるか、それに対して自身はどのようなアクションを取っていきたいと考えているかまで踏み込めるとより良い回答となります。これは、志望企業に深い興味を持っていて、自分ごととして捉えられているという印象を与えられるからです。ただし、このとき「絶対に〇〇になります」「〇〇しなければなりません」など、断定しすぎないようにしましょう。なぜなら、「思考の柔軟性に欠ける」「ほかの意見を受け入れない人」といった印象を与える可能性があるからです。

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面接の回答で取り上げるニュースの内容とおすすめの情報源

面接の回答で取り上げるニュースの内容とおすすめの情報源

面接の回答で取り上げるニュースで、おすすめの内容があります。ここでは、面接でのニュースに関する回答をする際のポイントについて解説します。

おすすめのニュース内容

面接でニュースに関する質問を企業の面接官が行う場合、就活生が回答するのにおすすめの内容には以下のようなものがあります。

おすすめの内容1.業界関連のニュース

面接で気になるニュースについて聞かれたとき、どのようなニュースを選べば良いかは悩むものです。これは、面接を受けている企業や業界に関連したニュースにすると良いでしょう。なぜなら、業界への関心の高さや企業研究の成果をアピールできるからです。なお、会社はクライアント企業や下請け企業など、ほかの業界とも連携して成り立っています。そのため、業界に関連したニュースといっても、志望企業やライバル企業関係のニュースを取り上げなければいけないということはありません。少しでも関わりがある企業のニュースでも構わないし、業界全体に関係した内容でも問題でも良いのです。

おすすめの内容2.経済関連のニュース

志望している企業に関連する業界でこれといった二ュースが見つからないときもあります。その場合は、経済関連のニュースにすると良いでしょう。たとえば、「日銀の介入」「消費税増税」などといった具合です。とはいえ、経済政策に関するニュースは回答として選ばれやすく、誰でもある程度の意見を用意しているものです。そのため、ニュースの表面だけをなぞった浅い知識しかなかったりありきたりな内容を述べてしまったりすると、ほかの応募者との差別化を図るのは難しいでしょう。

どこかで少し見かけただけの意見を適当にまとめたりせず、経済専門誌などを読み、気になるニュースを深く理解しておくことが大切です。経済全般の動向を知ることができるため、気になるニュースという質問に対する回答を用意できるだけでなく、社会に出てからも役立つ知識となります。なお、経済といっても難しい話題を無理して扱うことはありません。「キャッシュレス決済」など、生活に身近なニュースを取り上げるのも良い方法です。

おすすめの内容3.社会問題に関するニュース

たとえば「少子化」「児童虐待」「高齢者による交通事故」「いじめ」「貧困」など、私たちの生活に身近な社会問題について取り上げると、社会への関心が高いという印象を持ってもらうことができます。社会問題は特別なことではなく、どれも自分や自分の身の回りに起こりうることも多いため等身大の立場で考えることができ、選んだ理由や意見などを伝えやすいでしょう。

ただし「いじめはよくない」などの当たり前の意見ではなく、その問題を解決したり、よい方向に変化させたりするためにはどうすればよいのかについて伝える必要があります。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

避けたほうがよい内容

気になるニュースの回答として、避けたほうが良いテーマもいくつかあります。うっかり話題にしてしまい、面接で評価を下げてしまうことのないように気を付けましょう。

1.政治や宗教に関連したニュース

政治は、面接の担当者がどのようなスタンスかわからないため、内容によっては相手の印象を悪くする可能性があります。たとえば、「○○政党は信用できない」と言ったとしましょう。面接官がその政党の支持者であれば、心証を損なう可能性があります。同様に、宗教も相手の捉え方が分からないためリスクが高く、避けたほうが無難です。

2.スポーツやエンターテインメントに関するニュース

面接は気になったニュースを知る交流の場などではなく、自社に貢献できる能力がある人物かどうかを見極める場です。こういった話題は、面接の場においては「意識の低い人」という印象を与えてしまう可能性があります。とはいえ、志望する企業がスポーツ関連やエンタメ関連であれば、テーマのチョイス次第では問題ないでしょう。

3.誰でも知っているニュース

たとえば、「大都市でテロが起きた」というニュースは広く知られ、話題になります。すると、よほど深く鋭い切り口で語らない限り有効なアピールとはなりづらく、印象に残りにくくなってしまうのです。集団面接の場合は、ほかの応募者と同じになることもあるでしょう。選考の場での回答という意識を強く持ち、ほかの就活生と差をつけられる内容を選ぶことが大切です。

おすすめの情報源

面接のニュースに関する質問への対策としてチェックしておきたい、おすすめの情報源について解説します。

就活生が面接対策のためにニュースをチェックしやすい、スマホやパソコンなどから見られるサイトもご紹介します。

おすすめの情報源1.日経新聞

気になるニュースという質問にきちんとした回答をするためには、日頃からアンテナをはって情報を収集することが大切です。情報源として望ましいものに、日経新聞が挙げられます。これは、面接対策という観点からみて経済関連のニュースが特に充実し、ビジネスパーソンにも良く読まれているからです。新聞を定期購読することもできますが、手続きなどが面倒な人もいるでしょう。その場合は、コンビニで購入することもできます。また、電子版を利用するのも便利でしょう。スマホ向けのアプリにすれば、就活の合間や移動中に読むこともでき、隙間時間を有効活用できます。

おすすめの情報源2.インターネットニュース

Yahooニュースやスマートニュースなど、インターネット上のニュースサイトを活用するのも良い手段です。スマホやタブレットなどで手軽に情報を収集することができます。インターネットニュースを活用する利点の1つが、ニュースの内容だけでなく閲覧者の意見も知ることができる点です。ほかの人がどのような意見を持っているのかが分かり、ニュースでよく分からなかった点が閲覧者のコメントで理解できることもあります。ただし、なかには根拠もなく批判しているコメントなどもあるため、悪い影響を受けないように注意しましょう。

数あるニュースサイトのなかでも、就活生におすすめなのはNewsPicksです。これまでにニュースを読んだ経験があまりないと、読んでも何が問題なのかよくわからないということもあるでしょう。NewsPicksは、ニュースだけではなくそれに対する弁護士や経済評論家、コンサルタントなどの専門家や著名人のコメントも読むことができ、ニュースを深く理解し正しく捉えるのに役立ちます。

おすすめの情報源3.ビジネス雑誌

インターネットニュースは頻繁に更新され、新聞も毎日届きます。慣れていないと追いかけるのが大変で、負担に感じる人もいるでしょう。また、何が重要なのかよく分からないままとりあえず目を通しているということも起こりがちです。その場合は、ビジネス系雑誌を読んでみましょう。重要な出来事や問題の経緯や背景を解説していることが多く、気になるニュースを深く理解しやすいです。特に、志望業界の業界雑誌は有益です。一般のメディアではほとんど報道されていないようなニッチな業界情報を知ることもでき、業界研究にも役立ちます。業界を深く知っていれば、志望動機に組みこんで説得力を持たせることもできるでしょう。

書店で取り扱いがない場合は、電子書籍で購読すると便利です。移動時間などに手軽に目を通すこともできます。

おすすめの情報源4.NHKオンライン

NHKが運営する公式サイトです。ニュースのカテゴリには最新ニュースが簡潔にまとめられており、ジャンルごとに見やすくなっているため、随時チェックできます。

面接対策としてニュースに関する回答を考える場合、作成している途中で新たな情報が入ってくることも少なくないため、NHKのようなテレビ局が運営するサイトであれば、信ぴょう性も高く情報を入手しやすいといえます。

おすすめの情報源5.ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

ニューヨークに本社を持つダウ・ジョーンズ社が発行する日刊経済新聞の日本版です。世界の最新動向を知ることができるほか、金融やテクノロジー、社会問題などに関するニュースも豊富に掲載されています。

日本のみならず世界のニュースに関心がある就活生や、ある程度専門的な知識が必要とされるニュースを選びたいと考えている就活生は、こちらのサイトが役立つでしょう。

おすすめの情報源6.東洋経済オンライン

東洋経済新報社が運営するサイトです。政治・経済やビジネス、マーケットなど、業界関連のニュースをチェックしたい際におすすめです。専門家や記者などが裏付けを取って書いている記事のため、信頼性という点においても安心です。

海外や企業の最新動向や分析などが具体的に書かれているため、ひとつのテーマを選んだり、決めたテーマをさらに掘り下げていったりするのに役立ちます。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

面接のニュースに関するポイントと注意点

面接のニュースに関するポイントと注意点

面接でニュースに関する質問に回答する際には、以下のポイントと注意点を意識するようにしましょう。

面接のニュースに関するポイント

面接でニュースに対して回答する前に、意識しておきたいポイントには以下があります。

ニュースには毎日目を通しておく

面接で回答するニュースが決まっても、なんらかの方法で1日1回はニュースに目を通しておくようにしましょう。そうすることで自分の中の情報が古くなることを避けることができ、面接の回答もブラッシュアップできます。

また、日々のニュースをチェックして世の中の状況を知っておけば、もしも面接官から予期せぬ質問をされたときにも、あせらずに答えられる可能性が高まります。

複数の情報源をチェックする

面接で回答するニュースを決めたら、できるだけ多くの情報源から情報収集をしましょう。テレビのニュース、新聞、ニュースサイトなどのほか、雑誌や書籍、専門家のコラムなども参考にして見ることをおすすめします。

新聞の場合、可能であれば複数の新聞社の記事をチェックしておくとよいでしょう。新聞社ごとに切り取る内容や情報量なども違うため、参考になります。

無理をしすぎない

「業界に関連するニュースについて答えられるようにしておこう」と考えるのはよいことですが、無理をしてあまりにも高度な内容のニュースを選ぶと、そもそもその内容を自分でも理解しきれない、ということが起こり得ます。

その結果上手に話せなかったり、突っ込まれたときに言葉に詰まったりする可能性もあるでしょう。また、面接官であってもすべてのニュースを知っているわけではありません。マニアックなニュースの場合、面接官が知らずにあまり共感してもらえない可能性もあります。

志望する業界に関する勉強は必要ですが、そのなかでもできるだけ自分が回答しやすいテーマや、難解な専門用語などを使わなくても説明できるような内容のニュースを選んだほうがよいでしょう。

面接のニュースに関する注意点

面接でニュースに関する質問に回答する際には、以下の注意点を意識するようにしましょう。

ニュースの内容が合っているか確認しておこう

たとえば金額や人数、日付などの数字が関連するニュースの場合、事前に自分が得た情報が正しいものであるかを確認しておきましょう。準備の段階で勘違いをしていたり、間違って覚えていたりして、その内容をそのまま面接で話してしまう可能性もあります。

また、個人のブログやSNSの書き込みなどを参考にするのは避けましょう。ひとつの意見として見ておくのは問題ありませんが、その情報が正しいという保証はありません。必ず、新聞や公式ニュースなどの正確な情報をチェックすることをおすすめします。面接でニュースに関する質問に回答する際には、以下の注意点を意識するようにしましょう。

気になるニュースを答えられないのは避けよう

気になる理由について問われたとき、「特にありません」「普段ニュースを読まないので知りません」などの回答だけは避けましょう。なぜなら、先にも述べましたが、「問題意識が低い」「常識がない」などのマイナスイメージを与えかねないからです。これまでニュースをチェックする習慣がなかった就活生は、特に注意しましょう。聞かれたときに焦らずきちんと回答できるように、日頃から意識してニュースを確認することが大切です。

選んだニュースが古くないか注意しよう

「最近気になるニュース」と聞かれたときの「最近」とはどのくらいの範囲を指すのか、悩むものです。数日という人もいれば3カ月程度は最近に入るという人もいるでしょう。面接で聞かれたときは、なるべく直近から10日以内のニュースを扱うことが望ましいです。これは、ビジネスパーソンの多くは基本的に毎日ニュースを確認しているため、何カ月も前のニュースを出すと古く感じる可能性があるからです。古いニュースを出すと、「普段はニュースをあまりチェックしていない人」という印象を与えてしまいかねません。

ただし、たとえば「消費税増税」「働き方改革」など、施行はされたけれど影響自体はこれから分かるものもあります。このような内容であれば、回答の材料として使っても問題はありません。なお、通常は、面接は1回限りではなく何回か行われます。前回の面接から時間が経ってから再度面接を受ける場合は、気になるニュースの質問に対する回答は改めて作り直しましょう。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

面接で取り入れたいニュースと例文

面接で取り入れたいニュースと例文

面接で回答する際の参考にしたい2020年のニュースと、業界別の例文をご紹介します。

面接で使える2020年のニュース

2021年卒の就活生が面接で使える、最新のニュースについて知りましょう。2020年4月時点では新型コロナウイルス関連のニュースがメインとなっているため、それに関連のあるニュースを3つご紹介します。

ニュース1.東京オリンピックの延期

新型コロナウイルスの影響により、2020年7月に予定されていた東京オリンピックの開催が2021年7月23日になり、約1年間延期されることが発表されています。これまでの歴史のなかでも、オリンピックの日程延期は史上初のできごとです。

面接で回答する際のポイント

ただオリンピックが延期になったことを伝えるのではなく、そのことにより具体的にどのような影響があったのか・それに対してどのように対応していくべきなのかや、業界に関する内容を話す場合には各企業の対策などについて言及するとよいでしょう。

ニュース2.旅行者激減

新型コロナウイルスの影響で、日本観光政府局によると、2020年2月の外国人旅行者は前年比で約58%、中国人観光客は約88%と、大幅に減少していることがわかっています。そのため、観光業をはじめとする外国人向けビジネスなどが打撃を受けています。

面接で回答する際のポイント

新型コロナウイルスが原因で苦境にある業界があるなか、現状を正しく把握し、自分なりの改善策を述べられるとよいでしょう。旅行業界などを受ける場合、売り上げが落ちている業界を否定するようなニュースを選ぶのは避けましょう。

ニュース3.テレワークの増加

株式会社パーソル総合研究所が今年3月、全国約2万人を対象に実施した調査によると、新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で、47.8%が入社してはじめてテレワーク(在宅勤務)を実施したと回答しています。テレビ東京など、これまでテレワークがむずかしいとされていたテレビ局でも在宅で仕事をしながら番組放送に踏み切る業界も登場しています。

面接で回答する際のポイント

新型コロナウイルスをきっかけにテレワークを導入・実施した企業や業界も多く、新型コロナウイルスが収束してからも、以前よりもテレワークが増えるなど働き方が変化することも予想されます。テレワークのみならず企業独自の対策などに言及したり、働き方と関連づけて話したりしてもよいでしょう。

面接で気になるニュースについて答えるときの例文

金融、マスコミ、ITという就活生にも人気の高い3つの業界でニュースについて回答する際の例文を、よい例と悪い例に分けてご紹介します。

金融業界のよい例

「私が最近気になったニュースは、御社が、新型コロナウイルス感染症で影響を受けた個人事業主に対し、30万円を無利子で融資することを決定したというニュースです。

感染症という個人では防ぎようのない疫病の影響で、働き方や働いている業界によっては大幅に収入が減ってしまったり、仕事を失ってしまったりした方も多いことが考えられます。そのなかで、生活に困っている人々に対し、迅速な金銭的な助けとなる御社の対応は素晴らしいものであると感じました。

今後も自然災害などで、同様のことが起きる可能性もあります。私が御社に入社した際には、イレギュラーな状況が起きた際にも苦労している方々の助けになれるような存在となり、御社にもお客様にも貢献できる仕事をしたいと考えております。」

よい点

業界に関連する内容でありつつ「生活困窮者への無利子融資」という学生でも理解しやすい内容を選んだことで、自分の言葉で意見を伝えることができています。ニュースと絡めて入社後のことに言及できているという点もよいでしょう。

マスコミ業界のよい例

「私が気になったニュースは、御社をはじめとするテレビ局数局が、新型コロナウイルス感染防止の対策として、テレワークを導入したというニュースです。私はこれまで、テレビ局ではその業務内容から、自宅での仕事は難しいのではないかと考えておりました。

しかし今回テレワークの導入があり、自宅にいながら無事に番組を放送されていたのを見て、マスコミ業界の新たな働き方に驚いたとともに、不可能と思われていたことを可能にした御社や局員の方々の行動力や実行力にも感動いたしました。今後も、有事の際にはこのような働き方が実現できるということの証明にもなったと感じています。

入社したら、固定概念にとらわれることなく自分のベストを尽くし、あきらめずにできる方法はないか試行錯誤しながら、よい番組づくりに貢献していきたいと考えています。」

よい点

タイムリーなニュースを選びつつ、業界の働き方と関連づけて自分の考えを伝えることができています。業界への関心だけでなく、ひとつのニュースから上手に話を展開させることができています。

IT業界のよい例

「私が最近気になったニュースは、○○社が開発した不動産マッチングアプリ「●●」の登録者数が、当初の約5倍に伸びたというニュースです。

新型コロナウイルスの影響で、外出して物件探しするということがむずかしくなっている現在、アプリを活用することで効率的に物件を探すことができているという点に、あらためてアプリのニーズを感じました。

マッチングアプリには、利用者が手間や費用をかけることなく目的を達成できるというメリットがあるため、どのような状況にあっても役立つ存在であると考えます。

今後は、飲食や人材などのほかにも、さまざまな分野でマッチングアプリの需要が高まることが予測されます。御社に入社したら、大学時代に培ったプログラミングの技術を活かし、新たなマッチングアプリ開発に取り組みたいと考えています。」

よい点

業界に直接関係のあるニュースを選び、その内容に具体的に言及しています。業界への関心度や入社後に実現したいことなども自然に入れることができているため、聞きやすい内容になっています。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

金融業界の悪い例

「私が最近気になったニュースは、○○銀行の20代の社員が、過度のノルマが原因で精神的な病気になり、退職を余儀なくされてしまったというニュースです。

働き方改革がすすんでいる現在でも、まだ労働環境が整備されていない企業も少なくないことがわかっています。成果をあげるために一定のノルマを与えてプレッシャーをかけることも理解できますが、精神的に追い込まれてしまうほどのノルマは問題であると考えます。

私も、入社後はノルマを達成できるよう努力しながら、心身の体調に注意し、困ったことがあったら早めに周囲の人に相談するなどして対応していきたいと考えています。」

悪い点

業界のニュースを選ぶ時には、あえて悪いニュースは選ばない方がよいでしょう。面接官も同じ業界にいる従業員として気にしていたり、たとえ自分の会社のことではなくても、あまりよい印象を持たれなかったりします。

マスコミ業界の悪い例

「私が最近気になったニュースは、タレントの○○さんが未成年飲酒をしていたというニュースです。○○さんは数多くのドラマやCMにも出演されており、私も高校生の頃からファンだったため、非常にショックでした。

もちろん、未成年でもお酒を飲みたいという想いはあったり、友人たちと集まる場所であればそのような雰囲気になったりすることもあるかもしれません。しかし、メディアに出ており社会的な影響も大きいタレントの方は、特に注意すべきであると考えています。

私も若者の一人として社会人の自覚を強く持ち、御社に入社してからも、行動には一層注意して参りたいと考えています。」

悪い点

基本的に、芸能人に関する情報やゴシップ情報などはタブーです。マスコミの場合は特に、そのタレントを起用した番組を制作していたり、CMに出演したりしている可能性も高いため、就活の面接で触れるべきテーマではありません。

IT業界の悪い例

「私が最近気になったニュースは、若者のパソコン離れです。10代の若者にアンケートを取ったところ、日常的なデジタルツールの利用はスマートフォンの利用が約7割で、ノートパソコンの利用は約2~3割程度という結果が出ていました。

私はこの結果を見て、スマートフォンの手軽さや便利さが若者に普及している反面、ノートパソコンは持ち運ぶ際に重く、通信環境がなければ利用できないというデメリットが、不便に感じられているのではないかと考えました。

しかし、持ち運びやすい軽量のノートパソコンやスマートフォンにはない機能があるなどパソコンにも利点はたくさんあるため、若者にもノートパソコンの良さがもっと広まるべきだと考えています。」

悪い点

ニュースの内容は事実だとしても、志望するIT業界がパソコンユーザー向けのサービスをメインに開発しているなどの場合「わざわざうちの会社を受けなくてもよいのでは?」など、印象が悪くなってしまいます。ニュースへの考察も、独自性がないものに見えます。

就活の面接対策のために情報収集をしよう

本記事では、面接でよく聞かれる「気になるニュースは何ですか」という質問について、どのように準備すると良いかを解説しました。付け焼刃の知識で回答すると、面接官に知識の浅さを指摘されるなど失敗しかねません。面接でパニックにならないためにも、日頃から志望業界や経済のニュースをチェックする習慣をつけ、情報収集を行うようにしましょう。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

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