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就活の自己分析の目的とは?効果的なやり方の7ステップ!

就活の自己分析の目的とは?効果的なやり方の7ステップ!

就職活動で「自己分析」は欠かせない作業の一つです。就活では業界や企業の情報を集めたり就活用のスーツを用意したり、様々な準備が必要になります。その中でも「自己分析」は絶対に外せない大切のです。

自己分析は就活になぜ必要なのでしょうか?大切なのは、自己分析を行うことを通じて自分が「自分を知る」ということです。自分の長所や短所を把握し、どんな仕事に就きたいか、などを確認することができます。自己分析の目的や効果的なやり方を詳しく紹介します。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

就活における自己分析の目的

就活における自己分析の目的

就活を始める場合には「自己分析」が非常に重要です。就活で実施される面接では、面接官は「どのような人材なのか」ということを主に判断するため、効果的にアピールする必要があるからです。

自分を知っていれば自分の長所や短所を把握できているので、より効果的に自己アピールをすることが期待できます。自己分析が不十分では、面接官に自分がどのような人材なのかをしっかりと伝えることができません。

エピソードが重要

面接官から長所と短所を問われた時に、ただ長所と短所を答えるだけでは良い印象を残すことはできません。自分の長所や短所を述べる時には、なぜそう思うのか、その根拠となるエピソードが必要となります。

例えば自分の長所が「責任感の強さ」だとすれば、どんな点から責任感が強いと言えるのかを面接官に具体的に伝えたほうが効果的です。「高校時代には部活のキャプテンをつとめました」とか「生徒会活動で自分の仕事を責任を持ってやり遂げました」などのエピソードがあると、自己PRもより説得力が増すのでオススメです。

ぶれない軸が出来上がる

また、自己分析を行うことで自分がどんな仕事に就きたいのか、仕事を通して何をしたいのかが見えてくるため、企業を選ぶ際の軸を確立することにも繋がります。ブレのない就活はロスが少ないので効率的な就活が望めます。

自己分析を行うことで、希望する仕事内容などのビジョンを明確に持つことができるため、入社後も仕事にやりがいを見い出すことが可能です。やりがいを持てるということは、続けていける仕事を見つけやすいということにつながります。

自己分析を始めるタイミング

自己分析を始めるタイミング

自己分析は、いつのタイミングで取り組めばよいのでしょうか。

就活の一番最初にやるべき

答えは、就活の一番最初です。就職先を決めるためや面接の準備のために、まずは自己分析に取り掛かりましょう。

自己分析を行わずに就活を始めても、就職先を絞り込むのに苦労したり、自分のどんなところをアピールすれば良いのかわからなくて困ったりしてしまいます。自己分析を面倒に感じ取り組まない方もいますが、結局、就活が進まなくなり、後から自己分析を行うというケースも少なくありません。

自己分析は就活に必要な作業ですので、後回しにせずに最初に取り組みましょう。

最初に行う理由その1:メリットがあるから

自己分析を行うことによって、自分の長所と短所を把握し効果的な自己PRを行うことができるというメリットを持っています。そのほかのメリットとしては、自己分析を行うことで自分が希望する企業を決めるための指針ができるので、その後の就活をスムーズに進めることができるという点が考えられます。

最初に行う理由その2:時間がかかるから

就活の最初に自己分析に取りかかるもう一つの理由は、自己分析を完了するまでには長い時間がかかるという点です。自己分析は頭の中で曖昧に考えるだけでは効果がないため、紙に書き出すなどのアウトプットが必要になります。

今までの自分を振り返り思い出しながら書き出すという作業を行うため、多くの時間と労力が必要になります。ただ思い出して書くだけではなく、できるだけ深く掘り下げることが重要なため、自己分析が数日で完了するということはありません。

自己分析は大変な作業だと認識してください。そのため「自己分析なんて時間の無駄」という意見も耳にします。確かに作業自体には時間がかかりますが、就活において最も大切な「自分で自分を知る」ということを得ることができるのでメリットのほうが大きいです。

また自己分析は自分だけでなく他人からの意見をもらうことで、より深く掘り下げることができますが、その分ここでも時間がかかります。深く掘り下げれば掘り下げるほど、就活に役立つ自己分析を得ることができるので、就活を始める際には時間に余裕を持って自己分析を始めましょう。

早ければ早いほうが、より正確な自己分析を行うことができるので、就活が本格的に始まる前に少しずつ手をつけておくと自己分析の作業に終われることを避けることができます。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

自己分析の手順

自己分析の手順

STEP1: 客観的なデータを手に入れる

自己分析の手順として、第一に客観的なデータを手に入れましょう。自己分析は主に自分で行うため、主観的になりやすいという特徴がありますが、主観的なデータだけでは見えない部分が多いため正確な分析はできません。

正確なデータでなければ就活に活用することが難しいので、できるだけ客観的に自己分析を進めていくことを心がけてください。特に多いのが主観だけで考えると途中でゴールを見失ってしまうというケースや、偏った分析になってしまうというケースです。

それに対し客観的なデータを用意すれば、主観的なデータと併用することができ、より深く精度の高い自己分析が可能になります。では具体的に、客観的なデータはどのようにして集めれば良いのでしょうか?

主観的なデータは自分から得ることができるので簡単ですが、客観的データは自分以外の外部に頼らなければいけません。外部とは自分以外の人間や、様々なサービスのことです。データ収集の方法には自分をよく知る家族や友人などに協力してもらう方法や、SPI適性診断や性格検査などの自己分析方法を利用する方法などがあります。

家族や友人に自分の特徴や正確の傾向などを質問し答えてもらいます。その人から見た自分がどのような人物かを客観的に捉えることができるので、できるだけたくさんの人に協力を頼みデータを収集するのがオススメです。

自己分析方法として様々なサービスが利用できるので活用しましょう。質問に答えていくだけで数分で完了する簡易的な自己分析サイトも多数あります。かなり細かい分析を行ってくれる有料サービスもありますので検討してください。

この方法のどちらか一つだけだと偏りが生じる場合がありますので、この2つを組み合わせてより多角的なデータを入手するのが理想的です。

STEP2:これまでの出来事を洗い出す

過去の出来事を洗い出していきます。ここが一番時間がかかる作業ですが、一番肝心な作業でもあるため、焦らず進めていきましょう。最初に白紙のノートを用意し「自己分析ノート」を作ります。

書き留めることができれば、なんでも良いのですが過去の出来事をどんどん書き出していくのでページ数が多いノートのほうがオススメです。

コピー用紙などの紙に書き留めてホッチキスなどで閉じる方法でも可能ですが、分厚くなることが予想されるのと、書き出した紙の順番がバラバラになってしまうこともあるためノートの方が便利です。ノートであれば、後で見返したい時にも見やすいので重宝します。

自己分析ノートの書き方のコツは、とにかくどんどん書くことです。書くことで様々なことを思い出すことができるので、まずは深く考えず書き付けていきましょう。書き出す内容はプライベートな情報のため、自己分析ノートを持ち歩くことはオススメできません。

紛失などを避けるために、自室で保管するのが最適です。またノートに書き込む作業も、一人で行ったほうが自分をよく見つめなおすことができます。ノートに書き出す作業は集中力が必要になるためテレビやスマホを切るなどの工夫をして、できるだけ集中できる時間を作りましょう。

書き出した項目について、それぞれ考察が必要になるのでノート1ページにつき1つの出来事を記入していくとまとめやすいです。幼少期・小学生時代・中学生時代・高校生時代・大学生時代に分けて、それぞれ嫌だったこと、良かったことなどを書き出していきます。

それに加えて自分が育った家庭の環境や親の教育の特徴なども書き出していきます。イメージ的には自分史を作るような感じで、できるだけ細かく記憶を洗い出していきましょう。

STEP3:これまでの出来事に疑問を持つ

自己分析ノートに、これまでの出来事を書き出し終わったら、それぞれの出来事について「なぜ?」という疑問を持って見返していきます。例を挙げて説明すると、幼少期に嫌だったこととして「兄とよくケンカをした」と書き込んだとします。

これに対して、なぜ自分にとって嫌だった記憶として残っているのかを考えてください。良い思い出の場合にも同様に、自分にとってどうして良かった記憶として残っているのかを考えていきます。つまり書き出した出来事に対して、なぜ「嫌」や「良い」と感じたかの原因を考えてみるということです。

1回だけではなく思いつく限り、「なぜ?」の問いかけを繰り返して書き出してください。「兄とよくケンカをした」のは、なぜかというと「おもちゃの取り合いになったから」と書き出したのならば、次になぜ取り合いになったのかを考えていきます。

「自分のおもちゃなのに、勝手に兄が遊ぼうとしたから」というふうに書き出したことに対し問いかけを行い、それに答えていくことで深く自己分析を掘り下げていくことが可能になります。

STEP4:これまでの出来事に対して考察する

自己分析ノートに書き出した項目について考察をします。ノートの出来事に対して「なぜ?」の問いかけを繰り返した後は、次に自分が何を思ったのかという点について問いかけてみます。

問いかけることによって、どうしてそのような感情が起きたのか理由が見えてくるので、より深い自己分析に繋げることが可能です。例えば「自分のおもちゃを取られて嫌だった」ということからは「自分の権利を大切にする性格」ということが考察できます。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

STEP5:これまでの出来事による結果を考える

自己分析ノートに書き込んだ出来事に対しての結果を考えていきます。その出来事によって自分がどのように変わったか、という点を考えることで自分の性格を把握することができます。

例で考えると、兄に自分のおもちゃを取られたことでケンカになったが、その結果「自分のおもちゃだから、勝手に遊ばないで欲しいと兄に訴えた」という点から考えて、自分が正しいと思ったことは、きちんと主張できる性格だということを読み取ることが可能です。

このように自分の性格を読み取っていくと自分の長所や短所が見えてきます。また面接などで長所や短所をアピールする際には、ノートに書き出した出来事が裏付けエピソードとして披露できるので、ただ長所や短所を述べるよりは印象に残すことができます。

STEP6:すべての内容から気づいたことをまとめる

次に、すべての内容から気づいたことをまとめていきます。自己分析ノートに気づいたことを書き込んでいきますが、その際には赤ペンを使用するなど色を変えて書き込むと効果的です。これまで書き出した出来事を客観的にとらえて書き込んでいくことで、さらに新しい気づきを発見することができます。

自己分析ノートのメリットは書き出すというアウトプットをおこなうことで、自分では気がつかなかった一面を発見できるという点です。

STEP7:就活に活かすためのポイントをまとめる

最後に、就活に活かすためのポイントをまとめていきます。自己分析ノートに書き込んだ気づいたポイントから、自分にマッチする職種や仕事内容を考察してみます。

自己分析ノートからわかった自分の性格などを踏まえて、どのような企業が自分に合うか、相性の良いと思われる上司はどのような人物なのかについても考えてみてください。自己分析ノートを見返しながら、まとめていくことで、自分の性格を客観的に捉えることが可能になります。

ノートにまとめながら新しいことに気がついたら、さらにノートに書き込んでいきます。そうすることで自己分析に深みが増し、自己アピールをする際にも言葉に説得力を持たせることができます。就活の間は常に自己分析ノートに目を通し、自分を振り返ってください。

ノートを見返してそこで気づきがあれば書き込むということを繰り返すことで、自己分析の精度はますます高まっていきます。自分で自分を深く知ることは、就活を行う上で大きな武器となるので自己分析ノートを大いに活用してください。

自己分析ノートによって明確になるポイントは、自分の性格・長所と短所・自分にとって大切なものが何かという3つの点です。このような点が明確になることで、企業を選ぶ際に譲れないものや妥協できる点がわかるようになり、企業選びのしっかりした軸を作ることができます。

自己分析は就活の基盤になる!

自己分析は就活の基盤になる!

自己分析は就活を始める際に、まず最初に取りかかるべき重要な作業です。自分を客観的に理解することで、面接で効果的な自己PRを行うことが可能になり、自分が無理せず頑張れる企業を見つけやすくなります。

これらは、企業選びの軸や就活の大切な基盤となりますので、できるだけ早く自己分析に取りかかることをオススメします。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

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佐藤 裕康
株式会社ジェイック 採用メディア「Future Finder」事業部長|ジェイックに新卒入社後、マーケティング業務に従事。その後、新規事業であるダイレクトリクルーティング事業の立ち上げを経験、事業責任者へ|資格:CFW(「7つの習慣」社内インストラクター資格)