
未経験でもできる仕事には、需要が高く多くの人手が必要な仕事があげられます。
日本にはたくさんの仕事がありますが、未経験者を歓迎している求人・企業は多くあります。
この記事では、未経験でもできる仕事を20選にしてご紹介します。
それぞれ仕事内容や向いてる人の特徴についても解説しますので、これから正社員就活をしたい人は参考にしてみてください。


この記事の目次
未経験でもできる仕事の特徴
未経験でもできる仕事を具体的に紹介する前に、そもそも未経験でもできる仕事にはどういった特徴があるのかをまとめると以下の通りです。
- 需要が多く、多くの人手が必要になる仕事
- 特別な専門知識がそこまで必要にならない仕事
- 研修や育成体制が整っている仕事や会社
この3つの特徴のいずれかを満たしていれば、未経験からでも就職して働きやすさを感じられるはずです。それぞれ詳しく解説します。
需要が高く、多くの人手が必要になる仕事
昨今は多くの会社が人手不足を嘆いており、求人募集をしても応募が中々集められずに未経験者でも採用するケースが増えてきています。その背景として、社会からの需要が高すぎて多くの人手が必要だからというものが挙げられます。
例えばIT業界で言えば、ITツールやシステムのニーズは飛躍的に増え続けているにも関わらず、開発を担えるようなエンジニア経験者がいないことで会社として仕事を受注できないといったケースが往々にしてあります。
ニーズがあるにも関わらず、人手不足によって仕事を受注できない状況を打破するため、未経験者を採用して自社で教育を行うといった体制にシフトしている会社は少なくありません。
特別な専門知識がそこまで必要にならない仕事
特別な専門知識が不要な仕事であれば、未経験者でも仕事を覚えて活躍しやすいでしょう。もちろんどの仕事も中堅以上になればそれぞれの専門性が必要になってきますが、勉学的な専門知識の要否は仕事によって変わります。
イメージしやすい例で言えば営業職と研究職の比較が挙げられます。
後者の研究職の方が、仕事をする上で営業職よりも高い専門知識を求められます。こうした専門的な知識が必要な求人については、求人票の段階で「募集条件」にその旨が明記されていますし、専用の採用枠が設けられています。
逆に言えば、募集条件に求められる知識が細かく書かれていない場合、未経験でも正社員として就職できると考えられます。
研修や育成体制が整っている仕事や会社
頻繁に未経験者を採用している企業には、研修制度や育成体制が十分に整っていることがほとんどです。求人広告などでは、教育体制の万全さを全面に出している会社も少なくなく、しっかりと求人比較をすれば未経験でも正社員になりやすい仕事を見つけられます。
特に今回ご紹介する20個の仕事では、多くの会社で未経験者を正社員として採用している傾向がありますので、教育体制が整っていて、自分の雰囲気に合う会社を見つけられるように求人を吟味してみてください。
未経験でもできる仕事おすすめ20選!
未経験でもできる仕事でも、特におすすめできるのは次の20個の仕事です。
それぞれ詳しく解説しますので、仕事選びの参考にしてみてください。
なお平均年収に関しましては、厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」より引用しております。
営業職 [未経験でもできる仕事 1/20]
会社や個人に対して商材やサービスを提案し、契約を取ってくる仕事です。
どのような業態・規模の会社でも営業職が募集されていることもあり、トップレベルに未経験から正社員になれる求人が多いのが特徴です。
歩合制の企業であれば、契約を取れば取るほど誰でも高収入が狙えるのもポイントです。
また、コミュニケーション能力が必要になりますが、特別な資格が必要にならないため未経験からでも働いてくことができます。
| ①平均年収 | 480~580万円 |
| ②必要なスキル | ・コミュニケーション能力 ・行動力 ・粘り強さ ・交渉力 ・向上心 |
| ③向いてる人 | ・知らない人と話すのが得意な人 ・やりたい仕事が見つけられない人 ・頑張りに応じて収入を増やしたい人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントで営業職の求人に応募する |
Webマーケター [未経験でもできる仕事 2/20]
Web広告やサイトのアップデートなどを活用し、自社のサービスが売れる仕組みを考える仕事です。難しい仕事のように感じますが、年々需要が高まっていることもあり、未経験から正社員になれる求人が増えてきています。
仕事で活躍していくためには、トレンドや情報を収集する能力が重要になってきますが、自分がやった仕事の成果が目に見えて数字で分かるため、やりがいを感じやすいのが特徴です。
| ①平均年収 | 630万円 |
| ②必要なスキル | ・計数能力 ・分析力 ・企画力 ・情報収集力 |
| ③向いてる人 | ・自分の仕事の成果を数字で知りたい人 ・世の中に強い影響力を与える仕事がしたい人 ・トレンドに合わせて企画を考えられる人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントでWebマーケターの求人に応募する ・Webマーケティングアシスタントとして就職し、 経験を積んでWebマーケターにキャリアアップする |
経理 [未経験でもできる仕事 3/20]
会社で日々生じる取引を取りまとめたり、月次・年次の決算書を作成したりするなど、経営に関する数字を取り扱う事務職です。Excelスキルとある程度の計数能力さえあれば、未経験から正社員になれる求人を多く見つけられるでしょう。
会社にもよりますが、経理の仕事はマニュアル化されていることもあり、未経験者でもすぐに業務を始められる体制の企業も多いのが特徴です。未経験から就職したい場合は、日商簿記検定などの資格を取得しておくのがおすすめです。
| ①平均年収 | 450万円 |
| ②必要なスキル | ・計数能力 ・丁寧さ ・責任感 ・ある程度のExcel操作スキル ・集中力 |
| ③向いてる人 | ・デスクワーク中心の仕事がしたい人 ・大量の数字を目の前にしても問題なく処理できる人 ・会社の業績に直結するような仕事を責任感持って取り組める人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントで経理の求人に応募する ・派遣会社に登録し、経理の求人を紹介してもらう |
総務 [未経験でもできる仕事 4/20]
会社の経営にとって必要ではあるものの、他の部署の管轄にはならない仕事を担うのが総務です。具体的には、会社のレクリエーションの企画や株主総会の事務局、備品やオフィスの整備などが業務となってきます。
気配りができればある程度の業務を遂行できるため、未経験からでも正社員として活躍しやすいのが特徴です。転職だけでなく、社内異動で総務になることもできますので、気になる人は就職した会社の人事や上司に聞いてみると良いでしょう。
| ①平均年収 | 490万円 |
| ②必要なスキル | ・コミュニケーション能力 ・献身性 ・自発性 ・気配り ・好奇心 |
| ③向いてる人 | ・様々な仕事に広く関わりたい人 ・困っている人を助けるような仕事をしたい人 ・ワークライフバランスを重視して働きたい人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントで総務の求人に応募する ・派遣会社に登録して総務の求人を紹介してもらう ・社内異動希望を出して総務に異動する |
人事 [未経験でもできる仕事 5/20]
採用活動や会社の人事制度に携わる仕事です。特に採用活動においては、高い対人スキルが求められますが、大量採用をするような企業はとにかく人事の人手不足に嘆きやすいため、未経験から正社員採用をする求人が多く掲載されています。
業務では常に人の心に寄り添う必要がありますので、相手の気持ちを考えて行動することが大切です。
| ①平均年収 | 490万円 |
| ②必要なスキル | ・高い対人スキル ・行動力 ・計数能力 ・計画力 ・企画力 |
| ③向いてる人 | ・人の気持ちを考えて常に行動できる人 ・数字にコミットして働ける人 ・何事にも先回りして行動できる人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントで人事の求人に応募する ・派遣として人事アシスタントの経験を積み、 人事職にステップアップする |
システムエンジニア [未経験でもできる仕事 6/20]
ITシステムやアプリの開発において、設計や要件定義などを担う仕事です。幅広いITスキルが求められる専門職ですが、社会からの需要が非常に強く、未経験で採用して自社で研修をするといった企業が右肩上がりに増えています。
入社後も常に勉強が必要な仕事ですが、その分手に職をつけられますので、中長期的にキャリアアップしたい人におすすめです。
| ①平均年収 | 550万円 |
| ②必要なスキル | ・幅広いIT知識 ・プログラミングスキル ・論理的思考力 ・コミュニケーション能力 ・トラブル対応力 ・計画力 ・マネジメント能力 |
| ③向いてる人 | ・手に職をつけて市場価値の高い人材になりたい人 ・複数人と協力して一つのシステムを作りたい人 ・将来的にフリーランスとして働きたい人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントでシステムエンジニアの求人に応募する ・プログラマーとして経験を積んだ後にキャリアアップする ・独学でシステムエンジニアの知識を学び、 クラウドソーシングサイトで案件を受注する |
プログラマー [未経験でもできる仕事 7/20]
システムエンジニアが作った要件や仕様に従って、プログラミングをひたすらに行っていく仕事です。社会からの需要が極めて高まっていることもあり、研修制度を整えた企業が未経験採用を行い、自社でプログラマーとして教育するような求人が増えてきています。
また、プログラミングスクールも台頭してきており、プログラミングのスキルを学んでから就職するといった就職方法があるのも特徴です。
| ①平均年収 | 550万円 |
| ②必要なスキル | ・プログラミングスキル ・論理的思考力 ・情報収集力 ・学習意欲 ・納期意識 |
| ③向いてる人 | ・分からないことがあったらすぐに自分で調べられる人 ・常に学習意欲を絶やさずスキルアップができる人 ・手に職をつけて将来的に独立をしたい人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントで研修体制が整っている プログラマーの求人に応募する ・プログラミングスクールに通って就職先をあっせんしてもらう ・独学でプログラミングを学び、クラウドソーシングサイトで案件を受注する |
ヘルプデスク [未経験でもできる仕事 8/20]
主に会社のIT部門に属し、従業員のIT周りの質問に回答する仕事です。会社によっては、社内システムの刷新や運用などを行う場合もあります。IT知識が必要な仕事ですが、マニュアルが用意されている会社も少なくありませんので、未経験から正社員になることは十分可能です。
比較的落ち着いて働ける人気な仕事でもあるため、面接にはしっかりと対策をして臨みましょう。
| ①平均年収 | 534万円 |
| ②必要なスキル | ・記憶力 ・瞬発力 ・対話力 ・説明力 |
| ③向いてる人 | ・困っている人のためになる仕事をしたい人 ・マニュアル通りの仕事がしたい人 ・相手に分かりやすく説明するのが得意な人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントでヘルプデスクの求人に応募する ・社内のシステム部門に異動希望を出す ・派遣会社に登録し、ヘルプデスクの求人を紹介してもらう |
製造スタッフ [未経験でもできる仕事 9/20]
工場に勤め、機械製品や自動車の組み立てを担う仕事です。特に期間工の仕事であれば、非正規雇用ではあるものの、一定期間で多くの収入を稼ぐことができるという点が魅力的なポイントです。
業務も非常にシンプルな肉体労働となっていますので、体力や腕力、忍耐力さえあれば未経験でも十分活躍していくことができます。
| ①平均年収 | 400~500万円 |
| ②必要なスキル | ・体力 ・集中力 ・継続力 ・責任感 |
| ③向いてる人 | ・一人で黙々と作業をする仕事がしたい人 ・体力には自信がある人 ・指示通りに作業をするような仕事がしたい人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントで製造スタッフの求人に応募する ・完成車メーカーが募集する期間工の求人に応募する |
平均年収出典:日総工産株式会社「期間工(期間従業員)の年収は一般企業の正社員よりも高い?」
整備士 [未経験でもできる仕事 10/20]
自動車や飛行機など、主に人が乗り込むような乗り物の点検や整備を担う技術職です。整備士の国家資格が必要になりますが、実務経験を積めば職人のように手に職をつけられるのが魅力的なポイントです。
就職先はディーラーが主となり、全国どこででも働きやすいのも特徴です。
| ①平均年収 | 469万円 |
| ②必要なスキル | ・技術力 ・集中力 ・論理的思考力 ・学習意欲 |
| ③向いてる人 | ・職人のような仕事に憧れる人 ・車やバイクのメンテナンスをするのが好きな人 ・手に職をつけたい人 |
| ④仕事に就くためには? | ・整備士の国家資格を取得し、 ディーラーなどに就職する |
CADオペレーター [未経験でもできる仕事 11/20]
建築現場や精密機器の分野において使用されるCADソフトを使い、製図や設計書を作成する仕事です。CADソフトを使いこなすスキルが必要ですが、近年需要が増加している仕事ということもあり、未経験者を受け入れる体制を整えている会社が増えています。
未経験から正社員としてものづくりに携われる数少ない仕事ですので、クリエイティブな仕事をしたい人におすすめできます。
| ①平均年収 | 461万円 |
| ②必要なスキル | ・CADソフトを使いこなす知識 ・集中力 ・コミュニケーション能力 ・丁寧さ ・責任感 ・スケジュール管理能力 |
| ③向いてる人 | ・対話の中で何を求められているのか想像できる人 ・ものづくりに携わりたい人 ・一つのスキルを極めてみたい人 |
| ④仕事に就くためには? | ・建築会社にCADオペレーターとして正社員就職する ・CADオペレーターの専門学校に入学して就職先を紹介してもらう |
施工管理 [未経験でもできる仕事 12/20]
建築現場において、建築スケジュール通りに工事が完了するように調整業務などを担う仕事です。ある程度の規模の現場になると資格が必要になってきますが、実務経験を積む目的であれば未経験から正社員として就職することができます。
とにかく人手が足りていない仕事ということもあり、求人が多く募集されていますので、経験を積めれば将来的に就職先に困ることはないでしょう。
| ①平均年収 | 620万円 |
| ②必要なスキル | ・調整力 ・計画力 ・マネジメントスキル ・交渉力 ・コミュニケーション能力 ・体力 |
| ③向いてる人 | ・計画通りに物事を進めるのが好きな人 ・専門性の高い仕事に挑戦したい人 ・地図に残る仕事がしたい人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントで未経験歓迎の施工管理求人に応募する ・工務店や建築会社などで現場仕事の経験を積み、 施工管理にキャリアチェンジする |
ビルメンテナンス [未経験でもできる仕事 13/20]
オフィスビルや大型商業施設に常駐し、建物のボイラーや空調などの機器のメンテナンスを行う仕事です。就職後には電機系の資格取得が求められる傾向にありますが、就職時には未経験でも正社員として就職しやすいのが特徴です。
トラブルがない限り日常点検のみで仕事が終わりますが、職場によっては夜勤があることもありますので、体力が求められる点はあらかじめ理解しておきましょう。
| ①平均年収 | 432万円 |
| ②必要なスキル | ・機械や電気に関する幅広い知見 ・集中力 ・観察眼 ・学習意欲 ・体力 |
| ③向いてる人 | ・黙々と作業をするような仕事をしたい人 ・夜勤があっても体力的に問題がない人 ・普段と違うところに気づきやすい人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントでビルメンテナンスの求人に応募する (電気工事士やボイラー技師などの資格を取得できておくと 未経験からでも正社員就職しやすい) |
コンサルタント [未経験でもできる仕事 14/20]
経営や事業に関する課題に対して、的確に分析を行って解決策を提案する仕事です。優れた地頭や論理的思考力さえあれば、コンサルタントの実務未経験者であっても内定は十分狙うことができます。
ただ、社会人経験がない人がいきなり就職するにはハードルが高いため、営業職など類似した仕事から転職するのがおすすめです。
| ①平均年収 | 780万円 |
| ②必要なスキル | ・論理的思考力 ・分析力 ・仮説思考 ・高いコミュニケーション能力 ・計画力 ・タスク管理能力 |
| ③向いてる人 | ・身体的にも精神的にもタフな人 ・キャリアアップと年収アップを同時に叶えたい人 ・考えることが何よりも好きな人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントでコンサルティング会社の求人に応募する ・営業職などの経験を積んでからコンサルタントにキャリアチェンジする |
Webデザイナー [未経験でもできる仕事 15/20]
Webサイトやロゴ、バナーなどWeb上に掲載されるクリエイティブをデザインする仕事です。デザイナーとついていますが、美術系の大学を卒業している必要はなく、デザインの基本とクライアントの要望を意識してアウトプットできれば未経験者でも就職は可能です。
業務ではWebデザインソフトを使いますので、独学で使い方を学んでおけると、未経験からの就職成功率を上げられるでしょう。
| ①平均年収 | 480万円 |
| ②必要なスキル | ・Webデザインソフトを使いこなすスキル ・コミュニケーション能力 ・表現力 ・クリエイティブ能力 ・デザインセンス ・学習意欲 |
| ③向いてる人 | ・デザインを仕事にしたい人 ・イメージを形に表すのが得意な人 ・パソコンを使ってものづくりに挑戦したい人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントでWebデザイナーの求人に応募する ・Web制作会社に就職して知見を積んだ後に Webデザイナーにキャリアチェンジする ・Webデザインについて学んだ後、 クラウドソーシングサイトで案件を受注する |
Webライター [未経験でもできる仕事 16/20]
Webメディアに掲載される記事を執筆する仕事です。論理的な文章を書く力は必要になりますが、未経験者でも学歴に関係なく正社員就職できるのがポイントです。複数の記事を同時に執筆することもありますので、タスクやスケジュールを管理するスキルが求められます。
正社員としてだけでなく、副業やフリーランスという形で働きやすいのもポイントですので、将来独立したい人にもおすすめできる仕事と言えます。
| ①平均年収 | 341万円 |
| ②必要なスキル | ・文章能力 ・情報収集力 ・自己発信力 ・論理的思考力 ・計画力 |
| ③向いてる人 | ・読者の気持ちになって文章を書ける人 ・一人で黙々と集中する仕事がしたい人 ・好奇心が強く、どんなことでも興味を持てる人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントでWebライターの求人に応募する ・WebメディアのホームページからWebライター募集に応募する ・クラウドソーシングサイトでWebライターの案件を受注する |
平均年収出典:株式会社カカクコム「ライターの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」
販売職 [未経験でもできる仕事 17/20]
アパレルショップや量販店などで接客や品出しを行う仕事です。人手がとにかく必要な仕事となりますので、募集される求人の大半は未経験者歓迎となっている点が特徴です。
自分の好きなブランドや製品に囲まれて仕事ができるため、好きなことを仕事にしやすいといった特徴もあります。ただ、1日中立ち仕事になることもあり、コミュニケーション能力に加えて体力が求められる点は認識しておいてください。
| ①平均年収 | 357万円 |
| ②必要なスキル | ・コミュニケーション能力 ・体力 ・行動力 ・簡単な計数能力 ・気配り |
| ③向いてる人 | ・コミュニケーションと体力だけには自信がある人 ・好きなブランドの製品に囲まれて仕事をしたい人 ・接客が好きな人 |
| ④仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントで販売職の求人に応募する ・販売職のアルバイトから正社員登用してもらう |
ウェディングプランナー [未経験でもできる仕事 18/20]
挙式をしようと考えているカップルに対して、最適なプランを提案して結婚式を成功に導く仕事です。高いコミュニケーション能力や計画力が必要ですが、未経験でも正社員として活躍できる求人が多いのが特徴です。
業務では対人スキルを身につけられるため、営業職やコンサルタントなどの別職種への転職がしやすいという点も魅力的なポイントと言えます。
| ①平均年収 | 381万円 |
| ②必要なスキル | ・高いコミュニケーション能力 ・サポート能力 ・傾聴力 ・企画力 ・情報収集力 |
| ③向いてる人 | ・相手の幸せを心から祝福できる人 ・誰かのために頑張る仕事がしたい人 ・誰かの一生の思い出に残るような仕事がしたい人 |
| ④仕事に就くためには? | ・結婚式場の運営会社の求人に応募して就職する ・結婚式場のアルバイトから正社員登用してもらう |
カスタマーサポート [未経験でもできる仕事 19/20]
自社の商品やサービスを使っている会社を担当し、困り事がないかのフォローや、よりサービスを活用してもらうためのサポートをする仕事です。コミュニケーション能力があれば誰でも活躍できることもあり、未経験者募集をする求人が増えています。
サポートだけでなく、より上位のプランを契約してもらうような営業的側面もありますので、別職種へのキャリアチェンジがしやすい点が特徴です。
| ①平均年収 | 417万円 |
| ②必要なスキル | ・高いコミュニケーション能力 ・営業力 ・献身性 ・課題発見力 |
| ③向いてる人 | ・相手の立場になってコミュニケーションが取れる人 ・困っている人を助ける仕事がしたい人 ・会話の中から課題や論点を見つけるのが得意な人 |
| ④仕事に就くためには? | ・カスタマーサポートの正社員求人に応募する |
平均年収出典:株式会社カカクコム「カスタマーサポートの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」
受付 [未経験でもできる仕事 20/20]
会社やオフィスの受付に常駐し、来客対応をメインに行う仕事です。業務が非常にシンプルであり、未経験者でも正社員として活躍しやすい点が特徴です。
ただ、近年は受付をタブレットに代替するような会社も増えてきていますので、将来性という点では若干心細いリスクがある点については注意しましょう。
| ①平均年収 | 346万円 |
| ②必要なスキル | ・コミュニケーション能力 ・丁寧さ ・高いビジネスマナー |
| ③向いてる人 | ・会社の顔として恥ずかしくない挙動が取れる人 ・どんな人ともハキハキと明るく会話ができる人 ・テキパキと行動できる人 |
| ④仕事に就くためには? | ・受付職の求人に応募して就職する (会社によっては総務が受付を兼務しているケースもある) ・派遣会社に登録し、受付の求人を紹介してもらう |


未経験からでも仕事が見つかる理由
未経験者からでも仕事が見つかる理由としては、少子高齢化による人手不足や企業の採用方針の変化が挙げられます。
経験よりもポテンシャルや人柄を重視する企業が増えてきており、実際に研修制度を整備している職場も多くなってきています。
また、各企業も研修制度や柔軟なキャリアパスを導入し始めており、スキルがない状態からでも挑戦しやすい環境が整っていることが、未経験からでも仕事を見つけやすい理由と言えます。
ここでは、未経験からでも仕事が見つかる理由について詳しく解説していきます。
少子高齢化で全国的に人手不足だから
日本は慢性的に少子高齢化といった問題を抱えており、働き手となる人口が減少しているといった事実があります。
その結果、様々な業界で人手不足が深刻化しており、未経験者を含む幅広い層から人材を確保しようとしている企業が増えています。
実際に厚生労働省が発表している「一般職業紹介状況」によれば、有効求人倍率は平成26年度以降1.0倍を上回り続けています。
これは求職者1人に対して求人数の方が多いということを表しており、企業は求人を出してもなかなか採用ができない状況にある裏返しと言えます。
中小企業のみならず、大企業でも人手不足の悩みを抱えているため、求人の間口が広がり、結果的に「経験がないから応募や内定獲得ができない」といった状況は少なくなっています。
ポテンシャルや人柄を重視する採用が増えているから
近年企業は採用においてスキルや実務経験だけでなく、ポテンシャルや人柄を重視する採用が増えてきている傾向にあります。
マイナビキャリアリサーチlabの調査によれば、「第二新卒人材を採用する予定がある」と回答した採用担当者は80.9%にも上っていますので、ポテンシャルや人柄を重視する企業が多いことが分かります。
この背景には、価値観の多様化や新しい働き方への対応が求められる時代になったことが挙げられます。特に未経験から就職を目指す場合は、コミュニケーション能力や学ぼうとする意欲、チームワークなど目に見えないソフトスキルが重視されるため、面接でのアピールに役立てると良いでしょう。
特にサービス業や営業職、カスタマーサポートなどコミュニケーションが中心の仕事においては、経験よりもコミュニケーション力を重視することも多く、未経験からポテンシャル枠で採用してもらえるケースも増えています。
研修制度に力を入れている企業が増えているから
未経験者を採用する企業の多くは、入社後の研修制度を充実させています。
これは企業側が未経験者を採用してイチから育成するといった姿勢を強めていることが挙げられます。
特にITや製造業、小売業を始めとして、現場で必要な知識やスキルを習得する研修プログラムを導入する企業が増えてきています。
株式会社矢野経済研究所の調査によれば、企業向け研修サービスの市場規模は年々増加をしていることが挙げられていることからも、研修制度に力を入れている企業が増えていることの裏付けと言えます。
こういった仕組みが用意されているため、未経験からの就職であっても、就職後に新たな知識をインプットして現場で活躍しやすい状況になっています。
未経験者が就活を進める際は、研修制度が充実しているかも重要な判断ポイントとして認識しておくと良いでしょう。
さまざまな働き方やキャリアパスが広がり始めているから
社会の価値観や企業の働き方改革、終身雇用の崩壊など様々なキャリアパスが広がっていることも、未経験から仕事が見つかる理由として挙げられます。
日経リサーチ× HR総研のアンケート調査によれば、多様な働き方を重視する企業の割合は、およそ半数を占めています。
このことからも、例えば非正規雇用から正社員登用を目指すキャリアパスや、リモートワークを取り入れながら新しい職種に挑戦するといった働き方は、今までよりしやすくなっていると言えるでしょう。
今では1つの企業でキャリアを築くのではなく、スキルを身に付けながら転職を重ねるキャリアも一般的となっており、未経験から徐々に幅広いキャリアを身に付けている人も多く見られます。
未経験者が内定を獲得するための5つのステップ
未経験者が内定を獲得するためには、まずは自己分析と業界研究を徹底して行い、自分にマッチした仕事を見極めることから始めましょう。
その後就職サービスに登録し、キャリア面談を通じて応募書類を整えることが就職準備として重要なステップとなってきます。
未経験者の場合、求人に応募する際は特に書類選考で見送りになるケースも少なくないため、気になる企業にたくさん応募していくことがポイントです。
内定獲得までのアクションを計画的に進めることで、未経験者でも内定を獲得しやすくなります。ここでは内定獲得までを5つのステップに分けて詳しく解説します。
1. 自己分析と業界研究を進める
未経験から就職を目指す場合、まずは自己分析と業界研究を進めることが重要です。
自己分析においては今までの経験を棚卸しし、自分の強みや価値観、働きたい理由を明確に言語化します。その上で業界や職種を選ぶようにすることで、効率的に求人を比較検討することが可能です。
合わせて業界研究を行い、どういった業界があるのかや将来性、成長性、働き方などを確認していきます。インターネットや求人サイトの情報だけでなく、実際に働いている人の口コミを参考にすると、現実的なイメージを持てるだけでなく、求人の選択肢を広げることにも繋がります。
自己分析や業界研究はインターネットで調べるだけでもある程度進められますが、イチからプロに教わりたいと考えている人は、就職エージェントのアドバイザーに相談してみるのも良いでしょう。
2. 就職サービスに登録する
自己分析と業界研究で就活の土台を整えられたら、続いては就職エージェントや求人サイトなどの就職サービスに登録します。
特に未経験の場合は、就職エージェントを使うことで希望条件にマッチした求人を紹介してもらえるだけでなく、応募書類の添削や面接対策のサポートを受けられるためおすすめです。
求人サイトは幅広い情報収集に適しているものの、就職サポートは受けられませんので、たくさんの求人を比較検討しながら就活の進め方を全面的にバックアップしてもらうためにも、就職エージェントと求人サイトは併用して利用することを検討してみてください。
3. キャリア面談を経て応募書類を準備する
就職エージェントの場合は、自分専任のアドバイザーとキャリア面談が実施できるため、面談を通じて自分の強みや希望条件を整理しましょう。
未経験者の場合職務経歴書に実務経験が書けない場合も多いため、これまでのアルバイト経験や資格取得などをアピールポイントとして記載します。
加えて、履歴書に記載する志望動機や自己PRは、企業ごとにカスタマイズして熱意を伝えることが重要になります。特に経験のない職種や業界に挑戦する際は、アドバイザーのアドバイスを参考にして仕上げることが重要です。
未経験就職は書類選考で見送りになるケースも多く、面倒に感じてしまうかもしれませんが、入念に対策を行うことを心がけてください。
4. 求人に応募する
準備が整ったら、実際に求人に応募し始めます。未経験者の場合は内定獲得率を少しでも高めるためにも、「未経験者歓迎」と記載されている求人を中心に、複数応募することがポイントです。応募数を増やすことで面接機会が増え、経験値を積むことができます。
ただし、応募や面接の数をとりあえずこなすのではなく、応募先の企業研究をしっかりと行い、応募書類や志望動機に反映させる事は徹底させましょう。
また、求人サイトや就職エージェントの応募だけでなく、ハローワークを通じた応募やオフラインで行われている合同説明会への参加など、様々なチャネルを活用することもポイントです。
5. 面接〜内定
書類選考に通過した場合、面接を受けることができます。面接においては未経験であることをネガティブに捉えるのではなく、成長したいという意欲やポテンシャルをしっかりとアピールしましょう。
具体的には、「なぜその業界や職種を選んだのか」や「どのようなキャリアを歩んでいきたいと考えているのか」を明確に伝えることがポイントです。
特に未経験者を採用する企業は、教育コストをかける分長く働いてくれそうかを見極める傾向にあります。したがって、就職後に長期的に働いて活躍したいなどのキャリアプランを具体的に話せると、好印象を与えることができます。
面接の回数は企業によって異なりますが、未経験者採用の場合は1回から2回程度が基本となってきます。すべての面接に通過することができれば、無事に内定が獲得できます。
未経験者が就職しやすい求人の特徴
未経験者でも採用されやすい求人は、成長産業に属する企業に多く見られます。特にITや物流、介護等は堅調なニーズがあるものの、人手不足が深刻なため、研修制度を整備して教育に力を入れている企業も多くなっているのが特徴です。
また、求人票に書かれている業務内容が読み解けるかどうかという点も、未経験からの就職を目指す上でポイントになってきます。ここからは、未経験者が就職しやすい求人の特徴を3つに分けて解説します。
1. 会社が成長産業に属している
応募しようとしている求人が成長産業に属している場合、需要が拡大しているため人手不足が深刻であり、未経験者を積極的に採用している傾向があります。
このような企業は、人材確保のために研修制度を整備し、未経験者をイチから育てる環境を用意しているため、就職後にスキルを身に付けることもできるでしょう。
また、成長産業は市場規模の拡大が見込めることもあり、長期的なキャリア形成を考える上でも有利にはたらきます。
求人の応募を検討する際は、業界の将来性や企業の成長戦略を確認することで、企業研究を深められるだけでなく、就活の方向性も明らかにすることが可能です。
2. 研修制度のアピールがされている
求人票に研修制度に関する記述が書かれている場合、未経験者を積極的に受け入れていることが考えられるため、就職しやすい求人と言えます。
中でも研修内容が明確に記載されている企業は、従業員教育に相当の力を入れている証拠とも言えるため、応募前に研修期間やサポート体制、OJTの有無を確認することをおすすめします。
さらに、研修後のキャリアパスや評価制度が整っているかを求人から確認しておくことが重要です。
スキルを身に付けながら成長できる環境を選ぶことで、未経験からでもスムーズに経験を積んでいけるだけでなく、将来的に転職を重ねてスキルアップを実現し、高い年収を目指していく土台にも繋げられます。
3. 求人票の仕事内容を読んで働くイメージがつく
未経験者が就職後に円滑に業務に慣れていくためにも、求人票に具体的な業務内容や1日の流れが記載されているなど、働くイメージがつくかどうかも確認することが大切です。
求人票から働くイメージを持てれば、応募のハードルが下がるだけでなく、就職後にミスマッチを起こしにくくなります。
一方、抽象的な表現ばかりの求人や読んでも理解できないような仕事内容の場合、就職してから業務が自分にマッチしないといったことに繋がり、短期離職をしてしまうリスクが高まります。
面倒に感じるかもしれませんが、少しでも就職しやすい求人を見定めるためにも、求人票をしっかりと読み込むことを意識してください。
未経験者が就職しにくい求人の特徴
未経験者の場合は、専門的な資格が必要になる職種や大量の新卒採用を行う企業、即戦力を求めるポジションだと就職がしにくい傾向があります。
このような企業や職種は、採用条件に実務経験や特定のスキルを前提としている場合が多いため、未経験からの挑戦は現実的ではないでしょう。
経験者を募集している求人は、仕事内容欄や募集資格の内容を確認すれば見定めることができます。
求人票をしっかりと確認し、未経験からの就職を目指す自分にマッチしている求人かどうかを見定めることで、より効率的に就活を進めることが可能です。
ここからは、未経験者が就職しにくい求人特徴を3つご紹介します。
1. 専門的な資格が必要な職種
医療や法律、建築など専門的な資格が必要とされる職種は、未経験者がすぐに就職する事が難しいのが実態です。
例えば看護師や弁護士、建築設計士などは、資格を取得するのに数年単位での学習が必要です。したがって、資格がなく実務未経験で応募しても採用される可能性は低いため、応募は避けておいた方が良いでしょう。
未経験から専門的な資格が必要な職種を目指す場合、まずは資格取得を優先することが先決です。ほかにも、同じ業界内で資格不要の事務職やサポート職で経験を積みつつ、資格取得を目指す方法もあります。
将来的に専門職を目指す場合は、その業界に何らかの職種で関われる仕事からスタートするのも良い選択肢と言えます。
2. 新卒を大量に採用している企業
新卒一括採用を重視している企業においては、未経験者の中途採用枠を制限している傾向が見られ、内定獲得の難易度が高まりがちです。
特に大手企業は新卒を計画的に採用し、長期育成を前提とした仕組みが整っているため、中途枠において未経験者採用を積極的に行わないことも少なくありません。
したがって、未経験から正社員として就職したい場合は、ベンチャー企業や中小企業、成長産業の企業を中心に応募していくことが重要です。どうしても大手企業に就職したい場合は、そうした企業で実務経験を積んだ後に、転職によるキャリアアップを目指すといったキャリアプランがおすすめです。
企業ごとに採用方針は大きく変わりますので、ネット上からうまく調べられない場合は、就職エージェントのアドバイザーに質問してみるのも良いでしょう。
3. 即戦力となる実績が重視される職種や企業
営業成績やマネジメント経験、エンジニアリング技術など即戦力としての実績を重視しているような職種・企業の場合は、未経験者が就職しにくい傾向があります。例えば、管理職やエキスパート職は即戦力が前提となりますので、応募条件で「実務経験○年以上」などと明記されていることが多くなっています。
即戦力を求める求人に未経験から挑戦したい場合は、まずはアシスタント職などの業務からキャリア経験を積んでいくことが一般的です。
即戦力のみを募集しており、成果重視の企業の場合は、入社直後から結果を求められるなど、ストレスやプレッシャーがかかることも多いため、未経験者の場合は応募を避けておいた方が無難です。
未経験でもできる仕事に正社員就職するコツ
この記事で紹介したような、未経験でもできる仕事に正社員就職するコツとしては以下の3つが挙げられます。
- 未経験歓迎で募集している求人に応募する
- 気になる求人を見つけたら早めに応募する
- ポテンシャルをアピールできるよう自己分析する
それぞれ解説しますので、認識した上で就職活動に臨みましょう。
未経験歓迎で募集している求人に応募する
今回紹介した仕事であっても、経験者をメインに募集している求人は少なからず存在します。
未経験者であっても経験者を募集している求人に応募できますが、採用される可能性は極めて低くなってしまいますので、募集条件などを確認し、未経験者を積極募集している求人に絞って応募しましょう。
求人サイトによっては、未経験者歓迎の求人に絞って検索できるものもありますので、求人検索時に活用してみてください。
気になる求人を見つけたら早めに応募する
未経験でもできる仕事は応募が集まりやすく、かつ採用枠がそこまで多いわけでもありませんので、応募にためらっていると募集が締め切られてしまうことがあります。
少しでも気になる求人を見つけたら、採用枠がなくなってしまう前に積極的に応募するのがおすすめです。
ポテンシャルをアピールできるよう自己分析する
未経験者の採用の場合は、今までの経験ではなくポテンシャルでのみ選考判断をされることになりますので、自分のポテンシャルを最大限アピールできるよう自己分析を行いましょう。
自己分析のやり方については、詳しく以下の記事で解説していますので、この記事と合わせて参考にしてみてください。
未経験からできる仕事に就職する際の注意点
未経験からの就職においては、最初から高待遇を求めないように注意することが必要です。また、年齢が上がるにつれて未経験就職の難易度は高まっていくため、早めの行動を意識しましょう。
合わせて、未経験者歓迎の求人であっても不採用になる事は十分に考えられますので、面接での志望動機や意欲のアピールをするためにも面接対策に取り組みましょう。
さらに人間関係や職場環境は入社しないと分からない部分が多かったり、就職後に学び続ける姿勢が求められるなど、未経験就職だからこそ注意すべきポイントはいくつか考えられます。
ここからは、未経験からできる仕事に就職する際の注意点を5つご紹介しますので、就活を本格的に始めるまでにしっかりと認識しておいてください。
最初から高待遇を目指すことはできない
未経験から就職する場合、最初から高収入や管理職のポジションを目指す事は現実的ではありません。むしろ企業は未経験者を採用する際、教育コストや育成期間を見込んでいるため、序盤は給与水準が低めに設定される傾向がある点には注意が必要です。
ただし、就職後にスキルや実績を積み上げることで、将来的に昇給やキャリアアップをするチャンスは残っています。したがって、初年度の待遇だけで求人を判断するのではなく、将来どれぐらいの待遇で働けるのかも調査した上で応募する求人を選ぶことを心がけてください。
年齢が上がるにつれて就職難易度が高まる
未経験からの就職は、一般的に年齢が上がるほど難しくなります。理由として、企業は採用後の育成やキャリア形成を考えた上で採用をするためです。未経験就職の場合は若い人材の方が採用されやすい傾向がある点には注意が必要です。
特に30代後半以降になると未経験就職は難しいと言われているため、未経験就職を実現させたい場合は、出来る限り早いうちに行動していくことがポイントです。
ただし、年齢が高かったとしても、コミュニケーション能力や面接でのアピールポイントを整理すれば、未経験就職を実現することも可能なため、少しでも年齢に不安を感じている場合は、就職エージェントに相談することがおすすめです。
未経験者歓迎求人でも不採用になることがある
求人の中には、「未経験者歓迎」と書かれているものもありますが、そのような記載がある求人でも不採用になるケースは少なくありません。
「歓迎」という言葉は、あくまでも応募資格を満たす条件のことを指しているため、未経験者が必ず採用されることを意味していないという点には注意しましょう。
未経験から就職を目指す場合は、応募時の志望動機や自己PRをしっかりと準備し、就職後にどのように成長していきたいのかを明確に伝える必要があります。少しでも採用の可能性を高めるためにも、就職エージェントやハローワークでも面接に取り組んでおくと良いでしょう。
会社の人間関係は就職しないと分からない
未経験から新しい業界や職種に挑戦する際、人間関係に不安を感じる人も少なくありませんが、実際の職場の雰囲気や人間関係は求人票や面接だけでは判断しにくいのが実態です。
実際に入社してみないと分からない部分は多いため、あらかじめ企業の就職口コミサイトをチェックしておくことをおすすめします。また、面接の際にはどういった性格の人が働いているかであったり、チーム構成を逆質問してみることも有効です。
いずれにせよ、就職前にすべての情報を事前に把握しきる事は難しいため、どんな人間関係でもうまくやっていけるようなコミュニケーション力を身に付けておく意識を持っておいてください。
就職後に知識のインプットが求められる
未経験から就職した場合、入社後に業務知識やスキルを積極的にインプットしていく姿勢が欠かせません。たとえ企業が研修を用意していたとしても、業務の全てを教えてもらえるわけではありませんので、自己学習が重要になる点には注意しましょう。
せっかく未経験から就職できたとしても、就職後のインプットを怠ると成長が遅れるだけでなく、評価にも影響します。就職はゴールではなくスタートであることを認識した上で、未経験就活に取り組むことを意識してみてください。
よくある質問
未経験者に人気な職種としては、以下のようなものが挙げられます。
・ITエンジニア
・営業職
・事務職
・販売職
・企画職
中でもITエンジニアは、需要の高さや手に職がつけられるという点で未経験者に人気です。
人によっては、プログラミングスクールや独学などある程度のスキルを身に付けた上で面接に臨むケースも見られるため、多くの人が応募するような職種での就職を目指したい場合は、意欲の高さや志望動機の作り込みを徹底的に取り組むことをおすすめします。
人とのコミュニケーションをなるべく抑えたい場合は、データ入力やWebライター、プログラマーなどパソコンをメインに使う仕事がおすすめです。
対面でのやりとりが少なく、コミュニケーションはチャットが基本なため、人とあまりしゃべらずに済むでしょう。
ただし、完全に1人で完結する仕事は少なく、報告や業務の進捗状況の共有は必要になりますので、最低限のコミュニケーションスキルが求められる点はあらかじめ認識しておいてください。
精神的な負担を減らし、できるだけ楽に働きたいと考えている人には、在宅で働けるような仕事や軽作業系の仕事が向いています。例えばWebライターやWebデザイナーなどの仕事は、在宅ワークで周囲に誰もいない中で業務が進められるため、ストレスが少ない傾向が見られます。
また、シンプルな軽作業が中心の倉庫スタッフや清掃職、工場スタッフなどは人間関係のトラブルが少なく、精神的な負担を感じにくいでしょう。
ただし、働きたくないという気持ちをそのままにしていると、そもそも就職ができないことに繋がりかねませんので、将来的なキャリアを見据えつつ、無理のない範囲で働ける仕事を選ぶ意識を持っておくことをおすすめします。
まとめ
未経験でもできる仕事は非常に多く存在しますので、求人サイトで求人を検索する時は、「未経験歓迎」にチェックを入れて検索するのがおすすめです。
また、未経験から正社員を目指せる求人は応募が多く集まりやすいため、自己分析をした上で応募するのが良いでしょう。
自分だけで自己分析を進めることに自信がない人は、就職エージェントのサポートを活用してみるのも一つの手です。








































