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社会貢献できる仕事14選!種類や向いている人・就職方法を解説

社会貢献できる仕事14選!種類や向いている人・就職方法を解説

社会貢献できる仕事って何があるの?社会貢献できるの仕事に就きたいけど、自分でもできるのか心配…。」と悩んでいる方も多いと思います。

この記事では、社会貢献できる仕事の種類や就く方法を解説します。また、社会貢献できる仕事に向いている人や向いていない人についても紹介しています。

自分に合う仕事を探していきましょう。

社会貢献できる仕事とは?

そもそも社会貢献とは、社会の利益になる行動を指します。顧客に対して物やサービスを販売して利益を得るのではなく、誰かを助けたり感謝されたりすることが、社会貢献できる仕事です。
また、社会貢献には「直接的な社会貢献」と「間接的な社会貢献」の2種類が存在しています。直接的な社会貢献とは、ボランティア活動や寄付などです。一方、間接的な社会貢献とは、直接的な利益はありませんが、関わることで最終的に利益が発生することを指します。

en転職の「仕事を通じた社会貢献」に関する調査では、仕事を通じた社会貢献に関して、関心のある人は「92%」ですが、実際に仕事を通じて社会貢献に取り組んでいる人は「24%」です。

つまり、仕事を通じた社会貢献に関して興味はあるものの、実際に行動できていない人は多いということです。もしくは、仕事を通じて間接的な社会貢献を行なっているにもかかわらず「自分の仕事は社会貢献ではない」と考えている可能性があります。

社会貢献に関する興味が強いにもかかわらず、仕事に通じていない場合は、再度仕事を選ぶと満足度が向上するかもしれません。そのため、社会貢献に関して関心が高い人は、仕事選びに注力する必要があるでしょう。

引用:en転職「仕事を通じた社会貢献」に関する調査

社会貢献できる仕事の種類

社会貢献は直接的と間接的の2つですが、仕事の種類はそれだけではありません。社会貢献と聞くと「無償でサービスを提供する」と考えてしまいがちですが、仕事の中には報酬が発生するものもあります。

ここでは、社会貢献できる4つの仕事の種類について解説します。

1. 人の命に関わる仕事

人の命に関わる仕事は、社会貢献につながります。特に医療関連の仕事は社会貢献と結びつきやすく、イメージする方も多いでしょう。医師や看護師などの医療に携わる仕事は、社会貢献することを求められています。
また、人の命に関わる仕事は自衛隊・救急隊なども含まれており、緊急時に人命の救助を実施します。自衛隊は事故や事件に関わらず、災害時は人命救助なども行う仕事です。人の命に関わる仕事は、過酷な状況下で業務を遂行する必要があるため、国家資格の取得が義務付けられています。

自衛隊や救急隊員も誰でも簡単になれるわけではなく、入隊試験に合格する必要があります。人の命に関わる仕事は、直接的な社会貢献となるため、実感を感じやすいです。

2. 人の教育に関わる仕事

人の教育に関わる仕事とは、教員が代表的な例です。日本国憲法第26条に規定される三大義務の一つ「保護する子女に普通教育を受けさせる義務」にもある通り、教育には教育を受ける義務があります。

中学校までは義務教育となるため、誰しも教育を受ける権利があり、それを提供するのが教員です。教員は社会貢献を感じやすい職種で、子供の成長を直近で見れます。例えば、同じ小学校に6年間勤める場合、小学1年生の子供が6年生まで成長し、卒業するところまでみと届けることができます。

また、社会で活躍する人材は小学校・中学校で教育を受けて育っているため、教育の社会貢献度を実感できるでしょう。

3. 人の安全に関わる仕事

人の安全に関わる仕事とは、警察官が代表的な例です。発生した事件への対応やパトロールなどの活動が社会貢献につながります。日本は世界的に見ても比較的治安の良い国ですが、警察官を中心とした人の安全に関わる仕事をしている人が存在するから保たれています。

また、検挙した犯罪者を調べて適正に対処する検察官・裁判官や受刑者の公正や指導を行う保安官も、人の安全に関わる仕事です。間接的な社会貢献ではあるものの、多くの人が活動しているからこそ、安定した治安を維持できていると言えるでしょう。

4. 地域や国際社会に関わる仕事

地域や国際社会に関わる仕事とは、国際公務員やWHOの職員などが代表例です。様々な人と関わりながら生活している現代社会において、地域や国際社会に関わる仕事は、社会貢献度が高いと言えるでしょう。
また、地域の治安を維持して、円滑な生活を手助けしてくれる区役所・市役所の職員、町内会の役員も社会貢献できる仕事です。警察官や医者ほど直接的な社会貢献ができる仕事ではありませんが、地域住民が一人ひとり円滑に暮らしていけるのは、地域や国際社会に関わり、従事してくれる人がいるからです。

社会貢献できる仕事14選

世の中には様々な社会貢献できる仕事が存在しています。しかし、具体的に社会貢献できる仕事とは何なのでしょうか。ここでは、直接的・間接的に社会貢献できる仕事14選を解説します。

1. 医師

医師は病気や怪我に苦しむ人を治療し、健康的な生活を取り戻す仕事のため社会貢献性の高い仕事といえます。

地域医療に尽力する医師、最先端医療の研究に携わる医師など、様々な分野で多くの医師が活躍していますが、「人々の命と健康を守る」という点は共通しています。

医師の仕事は決して楽ではありませんが、患者の方から感謝の言葉をかけられたり、回復していく姿を見たりすることで大きなやりがいを感じられます。

社会の役に立っている実感を直接得やすいのは、医師ならではの魅力といえるでしょう。

平均年収1436.5万円
役に立つ資格医師免許
おすすめな人・人の役に立ちたい人
・コミュニケーション力が高い人
・責任感が強い人
・学習意欲が高い人
・ストレス耐性がある人

出典:厚生労働省「内科医 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

2. 看護師

看護師は健康的な生活に向けてサポートする仕事のため、社会貢献性の高い仕事といえます。

勤務場所は病院だけでなく、診療所や訪問看護ステーション、介護施設、学校など多岐に渡ります。看護師が活躍している場所は多いため、地域社会の健康維持に広く貢献している仕事といえるでしょう。

また予防接種や健康診断など、人々の健康を守るための大切な役割も担っています。

看護師免許は更新し続ければ生涯有効なため、長期的に社会貢献をしたい人にもぴったりです。

平均年収508.2万円
役に立つ資格・看護師免許
・准看護師免許
・専門看護師
・認定看護師
おすすめな人・人の役に立ちたい人
・社会貢献を長期的にし続けたい人
・責任感が強い人
・コミュニケーション力が高い人
・体力に自信がある人

出典:厚生労働省「看護師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))イト(日本版O-NET))

3. 保育士

保育士は「未来を担う人材を育てる」という側面がある仕事のため、社会貢献性の高い仕事といえるでしょう。

日々の遊びや学びを通して子供たちの社会性や創造性、協調性を育むことは、これからの社会を担っていく人材の育成につながります。

共働き世帯の増加に伴い、両親が安心して仕事ができるように子供たちの保育を担う、という重要な役割も保育士は担っています。

このように保育士は、子供だけでなく、その親も含めた家族全体の生活を支えている仕事ともいえるのです。

平均年収396.9万円
役に立つ資格・保育士免許
・幼稚園教諭免許
おすすめな人・子供が好きな人
・体力がある人
・コミュニケーション力が高い人
・ポジティブ思考の人
・忍耐力がある人

出典:厚生労働省「中学校教員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)

4. 教師

教師は「教育」という側面から社会の発展を支える、社会貢献性の高い仕事です。

教師は勉強を教えるだけでなく、日々の関わりの中から生徒一人ひとりの個性や強みを見出し、子供たちの可能性を広げる役割も担っています。

生徒会や部活を指導し、リーダーシップや協調性を育むことも大切な仕事です。

いじめや不登校、貧困など、子供たちが抱える様々な問題に対応する機会も多いため、こうした面からも社会に貢献している実感を得やすい仕事といえるでしょう。

平均年収660.6万円
役に立つ資格教員免許
おすすめな人・子供が好きな人
・教育に関心がある人
・人に教えるのが得意な人
・責任感がある人
・熱意を持って指導できる人

出典:厚生労働省「中学校教員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

5. 弁護士

弁護士は人々の権利を守り、困っている人を助ける仕事のため社会貢献性の高い仕事といえます。

弁護士は民事事件や刑事事件など、様々な法的トラブルに対応します。

弱い立場に置かれている人や、被害に遭った人を守る仕事のため、まさに社会の役に立っている仕事といえるでしょう。

“法律の専門家”として無料の法律相談や講演会を行うこともあり、こうした活動を通して市民の法律知識向上にも寄与しています。

平均年収1121.7万円
役に立つ資格・弁護士資格
・外国法事務弁護士
・知的財産管理技能検定
・MBA(経営学修士)
おすすめな人・正義感が強い人
・論理的思考力が高い人
・コミュニケーション力が高い人
・粘り強い人
・学び続ける意欲がある人

出典:厚生労働省「弁護士 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

6. 警察官

警察官は治安に直接関わっている仕事のため、社会貢献性の高い仕事といえます。

人々が安心して過ごせる生活を送るうえで、警察官の存在は欠かせません。犯罪や事故を未然に防ぐ活動や、困っている人を助ける活動を通して地域社会に貢献しています。

地域住民の防犯意識を高めるために「防犯教室」なども実施しており、こうした面からも社会貢献性の高い仕事といえるでしょう。

平均年収755万円(※)
役に立つ資格・「警察官採用試験」合格
・自動車運転免許
おすすめな人・正義感が強い人
・体力に自信がある人
・精神的にタフな人
・冷静に判断できる人
・コミュニケーション力が高い人

出典:総務省「令和5年地方公務員給与の実態|第1 調査結果の概要表‐14職種別平均給料月額及び諸手当月額(全地方公共団体)
※手当込の月給×12+賞与(賞与は「月給×4.5ヶ月」で計算)

7. 自衛官

自衛官は「国民の生命・財産を守る」という重要な使命を担っているため、社会貢献性の高い仕事です。

たとえば災害時には救助や復興支援活動など、人々の生活に直接関わる任務に取り組みます。

国際平和協力活動に参加することで、世界の平和と安定に貢献していることも特徴です。

その他、学校での防災訓練や体験学習などを通して、子供たちの防災意識や安全意識の向上にも寄与しています。

平均年収370万円~652万円
役に立つ資格・「自衛官採用試験」合格
・「高等学校卒業程度認定試験」合格(一部隊員を除く)
・普通自動車運転免許
おすすめな人・愛国心が強い人
・体力に自信がある人
・精神的にタフな人
・団体行動が得意な人
・規律を守れる人

8. 消防士

消防士は「火災や災害から人々の命と財産を守る」という点で社会貢献性の高い仕事といえます。

大きな火災が起きると住民には成す術(すべ)がほぼなく、消防車の到着を待つことが唯一の希望と言っても過言ではありません。

消防士がいないと救えない命があるため、まさに人命救助の第一線で働く、社会貢献性の高い仕事といえるでしょう。

また、火災予防活動などを通して「防火」に対する意識を地域社会に育んでいくことも消防士の大切な仕事の一つです。

平均年収350.2万円
役に立つ資格・「消防官採用試験」合格
・救急救命士
・危険物取扱者
・大型自動車運転免許
おすすめな人・人の役に立ちたい人
・体力に自信がある人
・精神的にタフな人
・チームワークを大切にできる人
・状況を冷静に判断できる人

出典:厚生労働省「消防官 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」

9. 介護士

介護士は高齢者や障害者の生活を支援する仕事のため、社会貢献性の高い仕事といえます。

具体的な業務は、食事や入浴の介助、掃除・洗濯・調理などの家事援助です。

利用者の話し相手になったり、施設内でのイベントを企画したりするなど、入居者の方が明るく楽しく過ごせるようなサポートも大切な仕事です。

日本は世界でも有数の高齢化社会であり、介護士の需要はますます高まっています。

また、障害者の自立支援や社会参加を促進する、という点でも介護士の存在は欠かせません。

平均年収371.4万円
役に立つ資格・介護職員初任者研修
・介護福祉士実務者研修
・介護福祉士
・社会福祉士
おすすめな人・聞き上手
・体力がある
・気遣いができる
・人と話すのが好き
・小さな変化に気づける

出典:厚生労働省「施設介護員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

10. NPO法人

NPO法人は「社会的な課題の解決」を主な目的として活動しているため、社会貢献性の高い仕事といえます。

NPO法人は一般的な会社のような営利(お金儲け)を目的としておらず、あくまでも社会貢献活動をメインとした団体です。

貧困や環境問題、人権問題といった様々な社会問題の解決に向け、啓蒙(けいもう)活動や政策提言などを通してアプローチしています。

社会貢献に情熱を持つ人々が集まっているため、同じ志を持った仲間と働けることもNPO法人の魅力といえるでしょう。

平均年収645.5万円
役に立つ資格特になし
おすすめな人・社会貢献意欲の高い人
・コミュニケーション力が高い人
・企画力がある人
・行動力がある人
・問題解決力が高い人

出典:厚生労働省「NPO法人職員(企画・運営) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

11. 国際公務員

国際公務員は世界規模の課題解決に取り組む仕事のため、社会貢献性が高い仕事といえます。

国際公務員とは「国際連合」などの国際機関で働く職員のことで、貧困や飢餓、環境問題といった地球規模の課題解決に向けて活動しています。 

具体的には、紛争の予防や平和構築、人道支援、開発援助などの仕事に携わります。 

より良い世界の実現に貢献できる点は、国際公務員ならではのやりがいといえるでしょう。

平均年収478.3万円
役に立つ資格・語学系の資格
・米国公認会計士(CPA)
・弁護士資格
おすすめな人・語学力が高い人
・コミュニケーション力が高い人
・異文化への理解が深い人
・協調性がある人
・問題解決力が高い人

出典:厚生労働省「国際公務員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

12. 理学療法士

理学療法士は身体に障害を持つ人々の生活をサポートする仕事のため、社会貢献ができる仕事といえます。

理学療法士は、病気や怪我、加齢などで身体機能が低下した人を支援する仕事です。運動療法や物理療法を用いて、痛みの軽減や、筋力・関節の動きの改善、歩行訓練などを行います。

患者一人ひとりの状態に合わせたプログラムを作成し、その人の人生に寄り添いながら社会復帰を支えられるため、社会貢献性が高い仕事といえるでしょう。

平均年収432.5万円
役に立つ資格・理学療法士国家資格
・認定理学療法士
・専門理学療法士
・普通自動車免許
おすすめな人・細かな変化に気づける人
・前向きな性格の人
・体力に自信がある人
・忍耐力がある人
・コミュニケーション力が高い人

出典:厚生労働省「理学療法士(PT) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

13. 作業療法士

作業療法士は心身に障害がある人のリハビリを支援する仕事のため、社会貢献ができる仕事といえます。

作業療法士は、食事や着替えなどの日常動作の訓練、仕事や趣味といった社会生活に必要な活動の支援、認知機能の改善訓練などを行います。 

患者さんの心身の回復を促しつつ、社会参加に向けて支援できる点は作業療法士ならではのやりがいです。「人の役に立ちたい」という思いが強い人に適した仕事といえるでしょう。

平均年収432.5万円
役に立つ資格・作業療法士国家資格
・認定作業療法士
・介護支援専門員
・福祉住環境コーディネーター
おすすめな人・人の役に立ちたい人
・粘り強く相手に向き合える人
・共感力が高い人
・手先が器用な人
・観察力がある人

出典:厚生労働省「作業療法士(OT) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

14. 刑務官

刑務官は社会復帰を促す仕事のため、社会貢献性が高い仕事といえます。

刑務官は、刑務所内での受刑者の生活指導や職業訓練、教育などを行い、社会復帰に向けたサポートを行う仕事です。

受刑者に更生を促すことで再犯を防止でき、それによって治安を守れるため、社会に貢献している実感を得やすい仕事といえるでしょう。

平均年収640万円
役に立つ資格・刑務官採用試験の合格
・国家公務員採用試験(総合職試験)の合格
・精神保健福祉士
・社会福祉士
おすすめな人・正義感が強い人
・観察力がある人
・体力に自信がある人
・精神力が強い人
・思いやりがある人

出典:総務省「令和6年国家公務員給与等実態調査の結果|I調査結果の概要(職員数、平均年齢、平均経験年数及び平均給与月額)
※「公安職俸給表(一)」を参照/手当込の月給×12+賞与(賞与は「月給×4.5ヶ月」で計算)

社会貢献度の高い業界4選

社会に貢献できる仕事をしたい人は、次の4つの業界への就職を検討してみましょう。

  • 医療業界
  • 福祉業界
  • 教育業界
  • 環境サービス業界

1. 医療業界

医療業界は「人々の健康を支え、命を守る」という重要な役割を担っているため、社会に貢献できる業界といえます。

医療従事者は、病気や怪我の治療、予防などを通して、人々の生活の質の向上に貢献しています。

医師や看護師だけでなく、薬剤師、理学療法士、作業療法士など、様々な専門職がチームでサポートすることで健康的な社会を築き上げていることも特徴です。

高齢化社会の進展や、生活習慣病の増加などに伴い、近年では医療業界の役割はますます重要になっています。

医療業界の職種(例)

  • 医師
  • 看護師
  • 看護助手
  • 薬剤師
  • 理学療法士

2. 福祉業界

福祉業界は様々な困難を抱える人をサポートしているため、社会貢献性の高い業界といえます。

介護や保育、障害者支援、生活困窮者の支援をはじめ、福祉業界が携わる分野は広いですが、どれも「その人らしく生きることをサポートする」という点は共通しています。

生活の質の向上や、社会参加の促進に寄与しているため、社会的に特に重要な役割を担っている業界といえるでしょう。

高齢化や少子化、経済格差による貧困など、日本では社会福祉に関わる問題が多様化していることもあり、福祉業界の需要はこの先もますます高まることが予想されています。

福祉業界の職種(例)

  • 介護士
  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士
  • 保育士
  • 児童指導員

3. 教育業界

教育業界は「子供たちの成長を支え、未来を担う人材を育成する」という点において社会貢献性の高い業界といえます。

知識を教えるだけでなく、人格形成や社会性を育むことも教育機関の重要な役割の一つです。

たとえば小学校では道徳の授業や学級活動を通して、思いやりの心や責任感、協調性を育む指導が行われています。

“個性を大切にしよう”という意識が強い現代だからこそ、「子供たち一人ひとりの可能性を最大限に引き出す」という役割を担う教育業界の重要性は高まっていくでしょう。

教育業界の職種(例)

  • 小学校教諭
  • 中学校教諭
  • 高等学校教諭
  • 特別支援学校教諭
  • 大学教員

4. 環境サービス業界

環境サービス業界は「持続可能な社会」の実現に大きな影響を与えているため、社会貢献性の高い業界といえます。

環境サービス業界とは、地球環境を保全・改善するサービスを提供している業界です。具体的には、以下のような取り組みを行っている企業群を指します。

  • 再生可能エネルギーの開発
  • 環境汚染の防止
  • 自然災害対策

地球温暖化や気候変動問題をはじめ、環境に関わる課題は世界規模でますます複雑化・深刻化しています。

こうした状況において「この先の世代に豊かな自然を引き継ぐ」という使命を担っている環境サービス業界は、より一層重要な役割を果たしていくでしょう。

環境サービス業界の職種(例)

  • 環境エンジニア
  • 環境保護活動家
  • 環境コンサルタント
  • 廃棄物処理作業員
  • 環境分析技術者

社会貢献できる仕事に向いている人、向いていない人

社会貢献できる仕事は、多くの人に興味を持ってもらえますが、必ずしも自身に向いているわけではありません。ここでは、社会貢献できる仕事が向いている人、向いていない人について解説します。

向いている人

社会的な課題を解決したいと考えている人は、社会貢献できる仕事に向いています。世の中の様々な仕事が社会貢献につながる可能性があるものの、直接的に関与しないケースもあるでしょう。

一方、医師や看護師・NPO法人などは、社会貢献がメインの業務内容となるため、課題を解決したいと考えていなければ続けることはできません。マイペースでも、社会の役に立ちたいと考えている場合は、社会貢献できる仕事を検討してみてください。

向いていない人

営利目的を中心とした仕事をしたい、責任を追いたくないと考える人の場合は、社会貢献できる仕事に向いていない可能性があります。利益を目的とする場合、社会への影響とは別に活動するケースがあります。

また、社会貢献できる仕事に関与したくないと考える人は少ないですが、大きな責任を感じたくないと思う場合は、社会貢献できる仕事に向いていないと言えるでしょう。

社会貢献できる仕事は未経験でも就ける?

社会貢献できる仕事は、全くの未経験でも就くことが可能です。例えば、介護士などは、専門的な資格は存在するものの、必ず取得が必要なわけではありません。資格・経験がない場合でも就職できるでしょう。

ただし、未経験で社会貢献できる仕事に就く場合は、医師や看護師に比べて給与・待遇面が劣る傾向にあります。社会にとって重要な活動ではあるものの、営利を重要視していないことから、給与は低く福利厚生も少ないです。

そのため、社会貢献できる仕事で、キャリアアップや年収増加を考えている場合は資格の取得や現場で経験を積むことが重要と言えるでしょう。

社会貢献できる仕事に就く方法

社会貢献できる仕事に就くためには、様々な方法が存在します。ここでは、社会貢献できる仕事に就く5つの方法を解説します。

NPO法人で働く

社会貢献できる仕事に就くためには、NPO法人で働く方法があります。各種NPO活動目的に沿った内容で求人を募集しています。NPO法人の公式HPで、活動内容や勤務条件・待遇の確認が可能です。

また、NPO法人は一般職よりも求人数が少ないため、NPO法人に特化した求人サイトを利用することで効率的に探せます。学歴は重要視されますが、社会課題の解決意欲が非常に重要です。

さらに、NPO法人の多くが職員数20名以下となるため、優秀な人材が求められる傾向にあります。あらかじめ解決したい社会的課題に関する知識、実際のアクションを提示することで働ける可能性が高いです。

社会的企業に就職する

社会的企業に就職することで、社会貢献できる仕事に就く方法があります。社会的企業とは、営利目的による活動だけではなく、社会的貢献活動・関連事業を実施している会社のことを指します。

社会に存在する課題を認識し、解決しようとする活動は非常に意義のある行動と言えるでしょう。また、社会的活動を行なっている企業はIT関連の業種に多いため、大企業もしくはスタートアップになる傾向があります。

スタートアップの場合は、NPO法人と同じような待遇になるため、合わせて確認しておくと良いでしょう。

CSR担当者を目指す

社会的企業に就職する際は、CSR担当者を目指しましょう。CSR担当者とは、ただ言われた業務をこなすのではなく、社会貢献に関する指揮を取る人材のことです。

ただし、CSR担当者を目指すのは、NPO法人や社会的企業に就職する以上に難易度が高いです。多くの企業もCSR担当者を設立しているわけではないため、入社する前に必ず確認しておきましょう。

自身でNPOを立ち上げる

NPO法人に入社するのではなく。自身で立ち上げることで社会貢献に関する仕事に就くことができます。社会貢献に関する仕事は、非常に重要なことですが、自分一人の力では対応できません。

また、NPO法人の中に自身が解決したい課題を目標としていなければ、入社する必要性がないでしょう。そのため、自分自身でNPO法人を立ち上げて課題を解決する方法があります。

しかし、NPO法人の立ち上げには様々な条件が存在し、一般企業の設立よりも難易度が高いです。あらかじめ規定に則った対応を確認しておきましょう。

副業・プロボノとして関わる

NPO法人や企業に入社しなくても、社会貢献に関する仕事を始めることが可能です。休みの日にボランティア活動を実施したり、プロボノとして関わることもできます。また、副業感覚で社会貢献に携わることも可能です。そのため、必ずしも団体に所属しなくても、社会貢献は可能と言えるでしょう。

公務員になる

社会の秩序と安定を守る公務員になることで、社会貢献に関わることが可能です。公務員は生活を円滑に回すことや、危険から守ることができます。給与や待遇も安定しているため、自身の生活を守りながら社会貢献ができるでしょう。

ただし、公務員になるためには、公務員試験に合格する必要があります。一定期間は公務員試験の勉強をする必要があり、試験も年に1回しか行われません。そのため、日程と学習内容を把握してから、公務員を目指すようにしましょう。

社会貢献できる仕事に就職するための対策

社会貢献ができる仕事に就職したい人に向けて、おすすめの対策を4つ紹介します。

  • 就きたい仕事に必要な強みを理解する
  • 仕事の大変な面も理解しておく
  • 社会問題に関わるニュースをチェックする
  • ボランティアに参加する

就きたい仕事に必要な強みを理解する

まずは、興味がある仕事に必要な強みを理解することが重要です。

「社会貢献できる仕事」と一口にいっても様々な仕事があり、それぞれの仕事で必要な強みが異なるからです。

社会貢献できる仕事に求められる強み(例)

  • 看護師:判断力、観察力、共感力
  • 消防士:リーダーシップ、精神的な強さ、協調性
  • 教師:指導力、忍耐力、責任感

自分の強みを闇雲にアピールするのではなく、まずは求人情報や企業のウェブサイトなどを参考に、その仕事に必要なスキルや経験、人物像などを確認しましょう。

就きたい仕事に必要な強みを理解しておくことで的外れのアピールを防ぐことができ、より効果的に自己PRを伝えられるようになります。

仕事の大変な面も理解しておく

社会貢献ができる仕事に就くには、仕事の大変な面を理解しておくことも大切です。やりがいだけを求めて入社すると、体力的・精神的な厳しさを前に挫折してしまう可能性が高いからです。

たとえば教師は「子供たちの成長をサポートできる」という点で社会貢献性が高い仕事ですが、長時間労働や、生徒一人ひとりに公平な評価を与える難しさなど、大変な面がいくつもあります。

「大変なことは理解しているか?」といった質問を面接でされることもあるため、社会貢献ができる仕事に関しては良い面だけでなく、仕事の大変な面を事前に理解しておくことが大切です。

社会貢献できる仕事の大変な面(例)

  • 教師:長時間労働、公平な評価の難しさ、精神的なストレス
  • 介護士:重労働、夜勤、利用者とのトラブル
  • 警察官:不規則な勤務、危険な任務、責任の重さ

社会問題に関わるニュースをチェックする

就職対策としては、社会問題に関わるニュースをチェックしておくことも有効です。

なぜなら社会貢献性が高い仕事に本当に興味があるかを確認するために、「最近気になるニュースはありますか?」といった質問を面接でされるケースが多いからです。

「あなたはどう思いますか?」と重ねて質問される場合もあるため、気になるニュースについては自分の考えも言語化しておきましょう。

「最近気になるニュースはありますか?」への回答例

子供の貧困問題に関わるニュースに関心があります。

先日、〇〇というNPO法人が実施している「学習支援事業」についての報道を見ました。経済的な困難を抱える家庭の子供たちに学習の機会や居場所を提供することで、将来の選択肢を広げる支援をしているとのことでした。私自身、子供の貧困問題に強い関心があり、こうした取り組みは経済的な支援につながるだけでなく、子供たちの自己肯定感を育むうえでも非常に効果的だと感じています。

ボランティアに参加する

「本当にこの仕事で働きたい」という熱意を伝えるためにも、ボランティアに参加しておくこともおすすめです。

たとえば介護士として働きたい人は、次のようなボランティアに参加してみましょう。

  • 高齢者施設での食事介助
  • 障害者施設での身体介護

ボランティア経験に関しては、その経験を通して得られた学びや気づきを志望動機に含めるのもおすすめです。

積極的な姿勢をアピールできるため、「熱意を持って仕事に取り組んでくれそう」といった良い印象を企業に与えられるでしょう。

ボランティア経験の伝え方(例)

高齢者施設でボランティアをする中で、私から積極的にコミュニケーションを取ることで心を開いてくれる入居者の方が多く、こうした経験から会話の大切さを学びました。

貴社は「積極的なアプローチ」を大切にされていると伺い、その姿勢に感銘を受けております。

貴社の介護士として働かせていただく際は、ボランティア経験で身につけた積極性を活かし、利用者一人ひとりとコミュニケーションを取ることを心掛けていきます。

就職カレッジを利用して社会貢献できる仕事にチャレンジ

自分が社会貢献できる仕事に向いているのかわからない場合は、就職サポートサービスを利用して自己分析を行いましょう。

特に就職カレッジは、専任のアドバイザーが求職者の強み・弱みを客観的に分析し、最適な職種を提案してくれます。フリーター・大学中退に特化したサービスを展開しているため、初めての就活でも安心して利用できます。

また、NPO法人への就職サポートも実施しているため、どのような希望にも対応可能です。また、これまでに20,000人以上の就職を支援しており、高い就職成功率を誇ります。サービスは無料で利用可能なため、社会貢献できる仕事にチャレンジする際はおすすめです。

下記にて、就職カレッジのおすすめポイントを3つ解説します。

本当にやりたい仕事を見つけられる

就職カレッジでは、専任のアドバイザーが利用者の自己分析をサポートします。アドバイザーの考えや希望をもとに、本当にやりたいことを見つけることができるでしょう。また、何を目指せば良いのかわからないと考えている場合も、アドバイザーが親身に話を聞いてくれます。

どんな企業が向いているのかわかる

就職カレッジは、独自の経験をもとに利用者がどんな企業に向いているのかアドバイスします。NPO法人に入社すべきなのか、社会的企業を目指すべきなのか導き出します。自分に最適な企業を見つけることで、効率的な企業研究・面接対策が可能です。

ビジネスマナー・面接対策も同時に学べる

就職カレッジは、専任のアドバイザーが自己分析やビジネスマナーなど、就活に重要な部分をサポートします。定期的に実施している無料の就活講座では、ビジネスマナー以外の履歴書添削や面接対策を行います。

就活に関する様々な知識を同時に学べるため、どのように就職活動を実施すれば良いかわからないと悩んでいる方に最適なサービスと言えるでしょう。

まとめ

以上、社会貢献できる仕事の種類や就く方法を解説しました。

社会貢献できる仕事は数多く存在しており、誰でも目指すことができます。また、直接的に社会貢献を行う仕事であれば、大きなやりがいを感じることもできるでしょう。

しかし、人の命や生活を守ることが多いことから、責任重大な仕事でもあります。仕事の割に給与が少なく、待遇も悪いケースもあるでしょう。そのため、本当に社会貢献できる仕事に向いているのかわからない方も多いでしょう。

このような場合は、就活サポートサービスの就職カレッジがおすすめです。就職カレッジなら、専任アドバイザーが自己分析や面接対策など、就活に必要な手厚いサポートを提供します。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター