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中卒でも働ける仕事とは?履歴書の書き方も解説!

中卒でも働ける仕事とは?履歴書の書き方も解説!
中卒FV

※1. 2018/2/1~2018/7/31の当社研修参加者の内、当社が把握している就職決定者の割合
※2. 2005/5/1~2020/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3. 調査期間:2021年9月17日~9月19日(日本コンシューマーリサーチ)

中卒でも働ける仕事には何があるんだろう?とお探しの方もいるのではないでしょうか。

中卒でも就職は可能です。なぜなら、中卒であっても人材が欲しい会社は多いからです。

こちらの記事では、中卒でも働ける仕事や履歴書の書き方をご紹介しております。こちらの記事を読むことで、中卒者でもつける仕事の見極めや履歴書の書き方を理解できて、中卒としての就職活動を有利に進めることが出来ます。

中卒でも働ける仕事はあるがデメリットも多い

中卒でも働ける仕事はあるがデメリットも多い

中卒でも働ける仕事はたくさんありますが、働くうえでデメリットになることも多く、具体的には以下の5つです。

  • 正社員になりづらい
  • 職種や就職先の選択肢が狭い
  • 基本給が少ない傾向にある
  • 出世が困難
  • 挑戦できる資格に限りがある

それぞれのデメリットを、以下で詳しく解説していきます。

理由1:中卒は正社員の割合が低い

厚生労働省が行った平成30年の調査によると、学歴別の正社員割合は以下の通りで、中卒は35.4%と明らかに低い結果です。

最終学歴正社員の割合
中学卒35.4%
高校卒56.3%
専修学校卒66.6%
高専・短大卒66.2%
大学卒80.9%
大学院卒84.3%

中卒だと、企業の採用担当者からも、以下の印象を持たれやすいです。

  • 学習意欲が低い傾向がある
  • 嫌なことがあると、すぐに辞めてしまいそう

学歴社会の風潮は年々減りつつありますが、まだ学歴による採用格差は残っていると考えられます。

参考:「厚生労働省:平成30年若年者雇用実態調査の概況」

理由2:中卒は職種や就職先の選択肢が狭い

中卒は、職種や就職先の選択肢が狭いこともデメリットです。実際に「大卒以上」や「高卒以上」など、学歴がないとなれない職業は多くあります。

例えば、医師になりたいと思ったら、大学の医学部を卒業しなければなりません。また、JRでも、採用規定を以下のように定めています。

  • 新幹線の運転士:大卒以上
  • 駅員や乗務員:高卒以上

このように、中卒だと職種や就職先の選択肢が限られます。

理由3:基本給がすくないことが多い

中卒の人は、同じ職種でも大卒や高卒の人たちに比べて、基本給が少ないことが多いです。その理由は「大卒や高卒の人は、中卒の人よりも多くのことを学んでおり、より高い価値を提供できる」と考えられているからです。

ただし、以下のような道を選ぶことで、高収入を得ることもできます。

  • 基本給の高い求人に採用される
  • 成果がインセンティブに反映される仕事を選ぶ(営業職など)
  • 独立して自力で稼ぐ

「中卒だが高収入を得たい」と考える人は、このような道に挑戦してみましょう。

理由4:出世が困難

一般的に高学歴な人の方が出世スピードが早いので、中卒だと出世が困難になりがちです。特に大企業になるほど、この傾向が強いです。

理由5:資格取得の条件を満たせない

資格を取得しようと思っても、中卒だと受験資格がないことも多いです。例えば、美容師になりたいと思っても、美容学校は「高卒以上」でないと入学できません。他にも受験資格が「高卒以上」となっている資格はたくさんあり、中卒だと進みたい道が限られてしまう点も大きなデメリットです。

中卒でも働ける仕事10選

ここでは、中卒でも働ける仕事の中で、おすすめの仕事10選を紹介します。

  • 営業職
  • 販売員
  • 飲食業
  • 公務員
  • 介護士
  • 工場勤務
  • 建設業
  • 運転手
  • 警備員
  • オペレータースタッフ

それぞれの「仕事内容」「平均年収」「向いている人」の3点も紹介しているので、中卒でも働ける仕事を探している人は、参考にしてください。

仕事1:営業職

営業職は、自社の商品やサービスを提案して、受注・購入につなげる仕事です。

営業職は、営業成績で評価されることが多いです。そのため、未経験でも「ポテンシャルが高い」と思われれば、中卒でも採用される可能性は十分あります。実際に、営業職で活躍している中卒の人は一定数います。ただし、大企業の営業職になると、そもそも採用されない可能性が高いです。

営業職全体の平均年収は500万円程度ですが、実績に応じてインセンティブが設けられている会社が多いです。そのため、年収は人によって大きく異なります。

  • 論理的思考ができる
  • 行動力と分析力がある
  • 人と関わることが苦痛でない
  • 計画性がある

以上の特徴に当てはまる人は、営業職の適性があるといえます。

仕事2:販売員

販売員は、アパレルや携帯ショップなど、店舗で接客をする仕事です。商品知識に加えて、コミュニケーション力なども求められるため、採用時に学歴はあまり重視されません。

販売員の平均年収は300万円程度です。

  • その人にあった話や提案ができる
  • クレームなどにも真摯に対応できる

向いているのは、以上の特徴に当てはまる人です。

仕事3:飲食業

飲食業は「キッチンで調理」もしくは「ホールで接客」が主な業務で、学歴で採用されることが少ない職種です。

平均年収は、350万円程度といわれています。ただし拘束時間が長い職場も多く、時給換算すると飲食業はそこまで高くないのも特徴です。

  • チームプレーが苦痛でない
  • 仕事をテキパキ処理できる
  • 体力に自信がある

以上の特徴に当てはまる人は、飲食業に向いています。

仕事4:公務員

公務員試験は受験資格がないので、中卒の人でも挑戦できます。ただし、学歴条件はないものの、以下2つの注意点は押さえておきましょう。

  • 一部の職種に限られる
  • 年齢制限が設けられていることが多い
  • 周りに合わせられる
  • 安定した生活を送りたい

また公務員試験は、決して簡単な試験とはいえません。そのため、一生懸命勉強する覚悟は必要です。

平均年収は、300万円程度といわれています。少なく感じるかもしれませんが、中卒だとこれくらいで、学歴も収入に影響しやすい職業です。

  • コツコツと仕事に取り組める
  • 地域に貢献したい
  • 周りに合わせられる
  • 安定した生活を送りたい

公務員に向いているのは、以上の特徴に当てはまる人です。

仕事5:介護士

介護士の主な業務は、老人ホームやデイサービスなどで、利用者の世話をすることです。介護士は人手が足りていない職場が多いので、無資格・未経験からでも就職しやすいことが強みです。中卒でも経験を積んで介護福祉士の資格を取得するなど、働きながらスキルアップもできます。

平均年収は、380万円程度です。ただし、介護職は夜勤が発生する職場も多く、その分、年収が高めになっています。

  • 人と接することが好き
  • 気配りすることが苦痛でない
  • 夜勤やシフト制の勤務でも問題ない

以上の特徴に当てはまる人は、介護士の適性があるでしょう。

仕事6:工場勤務

工場勤務は、主に加工・検品するライン作業や、部品を集めるピッキングを行います。業務内容は細かくマニュアル化されていることが多く、1つ1つの仕事は覚えやすくなっています。一方で、夜勤や休日出勤が発生することや体力が重視される点は、人によっては大変と感じるかもしれません。

工場勤務の平均年収は、350万円程度です。経験を積めば、いろんな資格取得に挑戦できます。資格を取得できれば、資格手当など収入アップにつながることも多いのも特徴です。

  • 1人で黙々と作業するのが好き
  • 速く正確に作業をこなすのが得意
  • 夜勤やシフト制の勤務でも問題ない

以上の特徴に当てはまる人は、工場勤務に向いているでしょう。

仕事7:建設業

建設業の中でも、以下の職種は中卒でも働ける職種です。

  • 鳶職
  • 塗装作業
  • 解体作業

建設業の平均年収は、500万円程度です。繁忙期は残業が発生することも多いですが、その分、年収も高くなるといえるでしょう。

  • 体力に自信がある
  • 安全、慎重に作業できる
  • 計画的に行動できる

以上の特徴に当てはまる人は、建設業に向いているといえるでしょう。

仕事8:運転手

運転手は、トラックのように荷物を運ぶ仕事と、バスやタクシーのように人を送り届ける仕事に分かれます。トラックやタクシーの運転手も、学歴があまり左右されず、中卒でも働ける職種です。一方で、長時間労働になりやすく、ある程度の体力が必要な点は大変でしょう。

平均年収は、トラック・バス運転手で450万円程度、タクシー運転手で330万円程度といわれています。

  • 体力に自信がある
  • 長時間の運転が苦痛でない
  • 辛抱強い
  • 1人の時間が好き

運転手に向いているのは、以上の特徴に当てはまる人です。

仕事9:警備員

警備員は、主に以下の業務を行います。

  • 交通誘導
  • 巡回警備

繁忙度は高くない仕事ですが、季節や天候によっては、過酷な環境の中で働かなければなりません。

警備員の平均年収は330万円程度です。

  • 体力に自信がある
  • 夜勤など、交代制勤務が苦痛でない
  • 責任感や集中力がある

以上の特徴に当てはまる人は、向いているでしょう。

仕事10:オペレータースタッフ

オペレータースタッフは、顧客からの問い合わせに対して、応答する仕事です。体力的な疲労は少ないですが、クレーム対応などが発生すると精神的に疲れることもあるでしょう。

平均年収は、350万円程度です。

  • パソコン作業が好き
  • 顧客対応が苦痛でない
  • 相手の話を傾聴できる
  • 気持ちの切り替えが早い

以上の特徴に当てはまる人は、オペレータースタッフに向いているといえるでしょう。

中卒の履歴書の書き方

ここでは、中卒の人が求人に応募する際の、履歴書の書き方について解説します。知っておきたいポイントは、主に以下3点です。

  • 高卒中退の場合は、最終学歴が「中卒」扱いになる
  • 高校中退は、明記するのが基本
  • 中卒の理由は、履歴書に書かなくてよい

以下、それぞれを詳しく解説します。

書き方1:高卒中退の場合は最終学歴が中卒

高校を中退した場合は、最終学歴は「中卒」となります。また、高卒認定試験に合格した人も、学歴は中卒です。高卒認定試験は「高校卒業程度の学力を持っていることを証明する資格」なので、実際に高校を卒業していないと高卒にはなりません。これらの点を理解したうえで、求人に応募しましょう。

書き方2:高校中退の明記

高校を中退したことは、記載する方が好ましいです。家庭の事情や経済的理由など、自分ではどうしようもない理由だった場合は、面接で聞かれてもそのまま答えれば問題ありません。一方「勉強が嫌になった」「周りに馴染めなかった」などの理由で高校を中退した場合は、面接で以下のように伝えましょう。

「当時は、ネガティブな理由で高校を中退しましたが、現在は学歴をカバーしようと、〇〇の資格取得に向けて一生懸命勉強しています。」

履歴書は高校中退したことを正直に記載し、面接で少しでも前向きな姿勢をアピールすることが重要です。

書き方3:中卒の理由は履歴書とは別で書く

中卒の理由は、履歴書とは別で書きましょう。履歴書の学歴欄には「〇〇中学校 卒業」とだけ記載します。

履歴書と別の紙を用意して、中卒になった理由を書いても大丈夫です。

また、面接では中卒の理由を詳しく聞かれる可能性もあるため、以下2点を面接で答えられるようにしておきましょう。

  • 高校や大学に行っていない期間で学んだこと
  • 今後どう頑張っていくか

ここでも、前向きな姿勢を伝えることが重要です。

まとめ

以上、中卒の人が働ける仕事を紹介しました。中卒であることのデメリットを理解したうえで、自分にあった仕事を選んでいきましょう。

楽しくやりがいのある仕事を選べば、結果的にスキルアップできて年収も徐々に上がっていきます。履歴書を書く際のポイントを参考にして、求人に応募してみましょう。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ゼロフリ」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター