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【海外就職する方法】おすすめの国、10職種、ポイントも解説

【海外就職する方法】おすすめの国、10職種、ポイントも解説

海外就職し、働いてみたい」と思っている方もいるのではないでしょうか。海外で働くことで視野が広がり、日本では叶わないようなことも経験することができるかもしれません。

実際に海外で勤めることを考えると少々ハードルが高く思えてしまうかもしれませんが、事前にポイントや流れを押さえて臨めば、海外での就職も夢ではありません。

この記事では、海外での就職に向いている人の特徴、実際に就職するときの国選びのポイント、海外就職しやすい職種などについて具体的にご紹介します。海外での就職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

海外就職は難しい?未経験から就職する3つの方法

海外就職は難しい?未経験から就職する3つの方法

「海外で働いてみたい」と思っていても、未経験の状態から就職することはできないと諦めているい人もいるかもしれません。

実際には、未経験であっても海外で就職することは可能です。未経験から海外で就職する方法3つを見ていきましょう。

方法1.現地の求人にエントリー

未経験から海外で就職する1つ目の方法は、現地の求人に直接エントリーする方法です。

応募したい企業の目処が立っている場合にはこちらの方法が早いでしょう。

基本的には日本で就職先を探すのと同じように、海外の求人へ直接応募を行うことになります。

エントリー先は、現地国の企業や、現地へ進出している海外企業などさまざまです。応募したい企業のサイトを訪問して、求人ページから応募してみましょう。

実際に海外へ出向いて就職を探す方法もありますが、日本国内から応募する場合はWebサイトから問い合わせることをおすすめします。

応募が確認され、エントリーが正しく受理されていれば、後日連絡が来るはずです。

企業が決まっていない場合や応募方法がわからない場合は、海外企業を紹介してくれる求人サイトやエージェントを活用してみても良いかもしれません。

応募の際は現地の言葉でやり取りする可能性が高いため、英語や現地の母国語のスキルが必要になります。

方法2.日本企業から海外転勤

未経験から海外で就職する2つ目の方法は、日本企業に就職してから海外転勤する方法です。

海外転勤を目指す場合は、海外支社や現地法人のある日本企業へ入り、その後海外へ転勤する流れになります。入社後に海外転勤の声がかかる場合もあれば、公募に応募するパターンなどもあり、転勤までの道のりは会社によってさまざまです。

この場合、滞在期間や仕事内容については基本的に会社が決めることになります。

滞在期間や仕事内容を自分で自由に決めたい場合は、必要な技術やスキルを習得できたタイミングで現地企業への転職活動を行うのもひとつの手です。

一度日本企業で経験を積んでから応募することで、海外への転勤や転職がしやすくなります。

方法3.ワーキングホリデー

未経験から海外で就職する3つ目の方法は、ワーキングホリデーを活用して海外で働く方法です。

18歳から30歳までであれば、26か国の協定国でワーキングホリデービザを取得することができます。ワーキングホリデービザが取得できれば、1年~3年間長期滞在する権利と現地で働く許可を得ることができます。

基本的にはワーキングホリデービザを取得し、渡航してから現地で仕事を探す流れになります。

ワーキングホリデー終了後には、帰国してから日本で就職する場合もあれば、現地就職する場合もあります。期間終了後に現地就職する場合、ワーキングホリデービザから就労ビザへ切り替える流れになります。※ビザの条件や取得方法は国によって異なります

そのまま現地就職を目指す場合は、期間中にスキルを習得できる働き先を探すと良いでしょう。

海外と日本の就職活動の違い

実際に海外で就職活動を行う場合、日本の就職活動との違いを押さえておくことでスムーズに就職活動が進められます。

海外と日本の就職活動ではどのような違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴を見ていきましょう。

海外の就職活動

海外では日本のような新卒採用や中途採用といった一括採用の枠がなく、基本的に条件に適した人材を一年中募集している場合がほとんどです。

そのため、研修制度も日本のようには整っていない場合が多いです。

また、日本と比べてインターンシップが重要視される傾向が強く、インターンシップ期間を経てから正社員雇用となるケースもあります。

採用基準は国ごとにそれぞれ傾向が異なりますが、一般的に即戦力が求められることになります。そのため、いかに自分の持つスキルや技術をアピールできるかが重要となるでしょう。

就職後についても、日本のような終身雇用制度の概念がないため、基本的にはスキルや成果が重視される傾向にあります。

日本の就職活動

日本の就職活動というと、黒いリクルートスーツを着た若者が一斉に就職活動を行うイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。

日本では新卒採用や中途採用などで一括採用が行われます。しかし、これは他国にはほとんど見られない日本固有の特徴です。

就職後についても、入社直後は仕事の流れがわからないことが前提とされる場合が多く、海外企業と比べて日本企業の研修制度はかなり手厚いものとなっています。

また、昇進制度についても海外では成果が問われるのに対し、日本では終身雇用における年功序列の考え方が根強いです。そのため、基本的には長く働けば働くほど給与水準も上がる傾向にあります。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

海外就職に向いている人

これから海外就職を考えている人にとって、具体的にどのような人が海外就職に向いているのか、気になりますよね。

ここでは、海外就職に向いている人の特徴と、その理由を説明します。

向いている人1.自分をアピールできる

積極的に自分をアピールできる人は海外就職に向いています。

海外の求人では、日本人だけでなくネイティブたちとの競争となるケースも多々あります。そのため自分に自信を持って強くアプローチすることができなければ、そもそも採用されづらいという側面もあるでしょう。

また、就職後も自分の成果をきちんとアピールしないと、なかなか報酬や労働条件は上がっていきません。日本では、自分の成果は上司や会社が評価してくれるものという認識が強いですが、海外では自分がアピールしないと評価されづらいです。

英語や外国語のスキルに限らず、普段から自信を持った態度で周りと接することができる人は、海外就職が成功しやすく、就職してからも比較的ストレスを感じることなく働き続けることができるでしょう。

向いている人2.積極的に交渉できる

自分から積極的に交渉することができる人も海外就職に向いています。

実際に海外で就職するときも、直接現地の企業にエントリーする場合などは基本的に自分自身で交渉しながら話を進めていくことになります。

日本で暮らしていると、お金や条件の交渉をすることに対してなんとなく気が引けてしまう人も多いのではないでしょうか。

しかし、企業側もできるだけ人件費は少なく済ませたいと考えているため、あまりに弱気な態度を見せてしまうとどんどん不利な条件を押し付けられてしまいかねません。

就職後についても、日本のように長く働けば昇進できる年功序列の制度ではなく実績や成果が重きとされるため、自ら交渉してお給料を上げてもらうといった場面も多々出てくるでしょう。

そのため、交渉力は磨いておきたい力のひとつです。

向いている人3.慣れない環境に順応できる

慣れない環境に順応することが得意な人も海外就職に向いています。

海外で就職をするとなると、周りの環境がガラッと変わることになります。職場の環境だけでなく、言語、風土、文化など、生活環境そのものが日本国内での生活とは全く異なるものへと変わります。

そのストレスは想像以上に大きいものです。今までと違った環境に対して抵抗感がある人の場合、海外での生活を苦痛に感じてしまうことがあるかもしれません。

現地の就職先でも、働くうえで今までよりも視野を広げたり、日本にいた時とは異なった視点で考えなければならないような場面も出てきます。

新しい環境へ飛び込むことがストレスになりづらい人は、比較的負担が少なく海外就職を行う事ができるでしょう。

海外就職に向いていない人

一方で、海外就職に向いていない人が無理に海外へ行ってしまうと、なかなか適応できずにストレスや苦痛を感じてしまう場合があります。

前述したとおり、自分の意見をなかなか言うことができない人は、そもそも海外での就職が難しい場合があります。

また、交渉に苦手意識を持っている人は、就職できたとしても、条件面などで不利な条件などを押し付けられてしまい苦労してしまう可能性があります。

海外で就職するとなると、あらゆるやり取りを英語や現地の言語で行う必要が出てきます。普段使っている日本語でも自己主張や交渉が苦手な場合、なおさらハードルが高いことのように感じてしまうのではないでしょうか。

アピール力や交渉力に苦手意識を持っている人は、まずは日本で働きながらこれらの力を身に着けると良いでしょう。

また、新しい環境に飛び込む勇気がなかなか持てないという場合についても、海外就職のステップのひとつとして、まずは日本企業で必要なスキルや経験を積んでいくのはひとつの手です。

安心できる日本の環境で、ゆくゆく挑戦してみたいと思っているジャンルの職種に就いてみると良いでしょう。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

海外就職する国選びのポイント

それでは海外で就職する場合、どのように渡航する国を選べばよいのでしょうか。

就業ビザ取得の難易度、生活環境、経済面についてなど、就職先の国を探すうえで押さえておきたいリサーチポイントについて具体的にご紹介します。

ポイント1.就業ビザの難易度

まずはじめにチェックしておきたいのが、現地国の就業ビザの取得難易度についてです。

通常旅行などの渡航であれば、日本のパスポートは信頼が高いためパスポートや観光ビザだけで入国できます。しかし、海外で正式に就職する場合、就業ビザの取得が必須になります。

日本企業から海外への転勤辞令が出た場合については企業が申請まで行ってくれる場合がほとんどですが、それ以外のケースは自分で申請の手続きを行わなければなりません。

就業ビザを取得するためには、現地国ごとに定められた条件をすべてクリアしている必要があります。具体的には年齢制限や職種制限、就労経験などで、国によって詳細は異なります。

基本的には就職する先が決まってから就業ビザを取得する流れになるため、内定をもらっても就業ビザが取れないとなってしまっては元も子もありません。

国選びの際は、まずは候補の国について就業ビザの取得条件がどうなっているのか調べてみると良いでしょう。

明確に就職したい企業が先に決まっている場合は別ですが、これから渡航先の国を決めたいと思っている場合は、就業ビザの条件を考えながら決定することをおすすめします。

ポイント2.治安・衛生・生活環境

治安・衛生環境・生活環境についても国選びの際には押さえておきたいポイントのひとつです。

就職が決まった場合、働いている間は実際に現地の国で暮らさなければなりません。

世界から「日本人は水と安全はタダだと思っている」といわれるほど、日本の環境は整っています。

国によっても異なりますが、世界へ踏み出すと、日本のように整った環境が当たり前のものではないことに気が付きます。たとえ先進国であっても、日本ほど深夜に安心して出歩くことができるような国はほとんどないくらいです。

また、食べ物などの衛生面環境が整っていない国の場合、例えば胃腸が弱い人だとレストランの水を飲んだだけでお腹を壊してしまうといったトラブルも考えられます。

治安が悪かったり、衛生環境が悪かったりする国で働くことになった場合、せっかく就職できたとしても安心して普段の生活を送ることができなくなってしまう可能性があります。

仕事と関係ないところでストレスを抱えてしまっては非常にもったいないですよね。

国選びをするときには、なるべく治安や衛生環境、生活環境の整った環境かどうかを事前にリサーチするようにするとよいでしょう。

ポイント3.親日国

日本人にとって、海外就職先が親日国であると非常に暮らしやすいです。第一印象の時点からそっけない態度を取られてしまうよりは、温かく迎えられた方が嬉しいですよね。

海外へ出ると、相手に悪気はなくとも「日本人である」という括りで見られる場面は少なからずあります。そして、日本に対して持っている印象やイメージは国ごとにそれぞれ大きく異なります。

親日国の場合、私たち日本仁に対して好意的な態度で接してくれる場合が多いです。

例えば、街を歩いていても「日本から来たの?」と声をかけてくれたり、日本食のレストランを見かけたり。アジア圏であれば、日本車メーカーの車やバイクがいたるところを走っている国もたくさんあります。

日本から離れて違う国で暮らすことになっても、こういった一面があると現地に対して自然と親近感を持つことができるでしょう。

また、親日国の人たちの中には日本語を勉強している人がいる場合もあり、簡単な日本語であれば通じるようなケースもあります。

親日国であればすべてが良いというわけではありませんが、海外就職先を悩んだ場合には、国選びの視点のひとつとして加えてみるのも良いかもしれません。

ポイント4.英語・日本語の認知度

英語や日本語の認知度についても、国選びで押さえておきたいポイントのひとつです。

海外就職する場合、現地の言語でビジネス会話や日常会話をすることになります。

そのため基本的には自分で必要な言語を習得する必要がありますが、英語や日本語の認知度が高い国であった方が、やはり暮らしやすくはなります。

現地の母国語が英語でなくても双方が英語が使える場合、コミュニケーションの幅が非常に広がります。例えば、現地語が上手く出てこなかったり、相手に伝わらなかったりした場合でも、英語でもう一度伝え直してみることで通じるケースなども出てくるかもしれません。 

また、英語と比べて認知度はかなり低くなりますが、日本語が認知されている場合も暮らしやすくなるでしょう。

アジア圏など、国によっては日本語がある程度認知されていたり、日本語の勉強をしている人がいたりする場合もあります。日本人の多いエリアや日本食レストランなどでは、メニューが日本語で書かれていることもあります。

たとえ簡単な言葉だったとしても、日本語を聞いたり目にしたりするだけで、心強さを感じることができるでしょう。

ポイント5.物価水準

現地の物価水準についても国選びで押さえておきたいポイントのひとつです。

物価が高い方が良いか、低い方が良いかは就職先や働き方によってそれぞれ異なります。

たとえば現地で直接就職する場合、現地の通貨で給与が支払われるため、物価水準が高い方が給与も上がります。そのため、帰国までに給与を貯めて貯蓄がしやすくなるケースがあります。

ただし、就職中は現地の物価水準で暮らすことになるため、物価が高いと場合によっては生活費に圧迫されてしまう可能性もあるため注意が必要です。実際に想定している滞在期間や、現地で必要な生活費用との兼ね合いも考えると良いでしょう。

一方で日本企業から海外支社に勤務する場合などは、給与はほとんど場合日本円を基準に支払われることになります。そのため、物価が低ければ低いほどほど生活費が抑えられてゆとりが生まれることになります。

国選びの際には、就職してからもゆとりのある生活が送りやすくなるよう、自分のイメージしている働き方に応じて現地の物価水準も考慮してみるとよいでしょう。

海外就職をおすすめできる国

海外就職する国選びで注目しておきたいポイントについて解説しましたが、具体的にどのような国がおすすめなの?と疑問に思われた方もいるかもしれません。

ここからは、例として海外就職をおすすめできる人気の国5選をご紹介していきます。

人気の国1.オーストラリア

1つ目にご紹介するおすすめの国は「オーストラリア」です。

オーストラリアは過ごしやすい気候で治安も良く、旅行や観光だけでなく海外就職にも人気の国のひとつです。公用語が英語なため、英語さえできれば話すことができますし、英語のスキルを活かした仕事にも就きやすいです。

また、日本食のレストランなども多く、日本人にとって生活しやすい環境です。物価が高いため現地で必要な生活費は高くなりますが、その分最低賃金や給与水準も高い傾向にあるため、現地企業に就職するのであればそれほど問題にならないでしょう。

また、他の国と比べて差別も少なく、親切な人が多い国民性のため安心して暮らしやすい特徴があります。

人気の国2.ヨーロッパ諸国

2つ目にご紹介するおすすめの国は「ヨーロッパ諸国」です。

歴史的建造物や、美しい街並みのイメージに憧れを持っている人も多いのでないでしょうか。

ヨーロッパといっても国ごとに異なりますが、先進国も多い為、衛生面や生活環境でも暮らしやすい国が多いため海外就職に人気です。ドイツやフランスなどでは日本食レストランも多く存在しており、日本食が食べたくなったときにも困りません。

また、ヨーロッパの中でもチェコやスロバキアなどの東欧であれば比較的物価が安いため、生活費用を抑えて滞在することが可能です。

英語圏以外の国の場合は基本的に現地語が必要になるため、言語スキルの習得は必要になります。

人気の国3.アメリカ

3つ目にご紹介するおすすめの国は「アメリカ」です。

アメリカには多数の人種が集まっているため、あらゆる価値観に対して寛容な雰囲気があります。一度アメリカで働いてみることで、視野を広げるきっかけとなるかもしれません。

また、アメリカには日本人が多く住んでいるエリアもあります。人脈を辿れば日本人同士でコミュニケーションをとることにも苦労しないでしょう。

基本的にネイティブレベルの英語力が求められますが、スキルや技術を磨いていきたいというチャレンジ精神のある人にはおすすめの渡航先です。

また、アメリカでは年齢に関係なく就職できるところも特徴です。

人気の国4.インド

4つ目にご紹介するおすすめの国は「インド」です。

年々人口が増えているインドは、世界中で見ても今後飛躍的に成長する可能性を秘めている点が一番の魅力です。

昨今では日本企業の進出も増えており、日本とインドの外交関係は良好であるといわれています。

アメリカなどの先進国と比べると衛生面や治安は心配な面もありますが、新興国ならではのビジネスチャンスが広がっています。

また、就業ビザで働く場合、最低年収はアジア諸国と比べても高い水準にあります。

現地での物価は安い傾向にあるため生活費は押さえられ、全体的にゆとりをもった生活がしやすい点もメリットです。

新興国で働いてみたい!という人にインドはおすすめです。

人気の国5.シンガポール

最後にご紹介するおすすめの国は「シンガポール」です。

シンガポールは世界の中でもトップクラスで住みやすい国です。

アジア諸国の中でも特に治安が良く、交通機関も整っているため私たち日本人にとって非常に暮らしやすい環境となっており、教育や医療についても優れているといわれています。

物価は高い傾向にありますが、日本食レストランや日本人向けのショップも充実しており、簡単に日本のものを手に入れることができます。

また、質の高い生活を求めてシンガポール移住している日本人も多く、現地でのコミュニティーにも困らないでしょう。

海外で働きたいけれど不安な場合や、安全・安心な国が良い!という場合にシンガポールはおすすめです。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

海外就職しやすい7職種

自分の働きたい国がいくつかイメージ出来たら、仕事内容や職種についても具体的に考えてみましょう。

今回は海外就職しやすい7職種についてご紹介します。仕事内容や向いている人の特徴、求人例についても解説していきます。

職種1.コールセンター

仕事の内容

日本企業が海外進出した先での問い合わせ対応として、コールセンターで日本人の求人を行っている場合があります。また、現地企業が日本へ進出している場合、日本人向けの対応役として日本語が武器になるケースもあります。

勤務先はメーカーやサービス会社などさまざまですが、基本的にはユーザーからの問い合わせに応えたり、受発注の受付をおこなったりする業務がメインになります。

この仕事に向いている人

数々の問い合わせやクレームに対応する必要があるため、常に冷静な判断をすることができるひとはこの仕事に向いているでしょう。

また、電話でしゃべることが苦にならない人の方が向いています。

求人例

・月収:7000リンギット(約19万円)~+各種手当(成績優秀手当・夜勤手当)(マイナビ転職グローバル

・勤務地:マレーシア プタリン・ジャヤ

・仕事内容:フードデリバリーサービスの利用者様からの問い合わせ対応を担当 

職種2.生産管理

仕事の内容

生産管理も海外就職しやすい職種のひとつです。

日系の製造企業やメーカなどが海外に進出して工場や拠点をおいている場合、海外勤務者を募集しているケースがあります。

基本的には日本の生産管理と同様に進捗や実績の管理を行ったり、納期調整などを行ったりします。

現地の拠点に日本語スキルを持つ人が少ない場合は、現地のスタッフと日本側との連絡業務などを行う場合もあります。

この仕事に向いている人

納期調整や正確な管理が求められるため、細かいところに気を配ることのできる人は向いているしょう。また、交渉力が必要とされる場合も多いです。

求人例

・年収:100,000~120,000万ペソ(約220万〜270万円)+住宅手当(カモメアジア転職

・勤務地:フィリピン・ラグナ

・仕事内容:成形ゴム部品の製造企業での、進捗管理と実績管理、納期管理など 

職種3.貿易管理

仕事の内容

貿易管理は、貿易にかかわる商社やメーカーなどの企業で貿易の管理をする仕事です。

貿易に関する書類の作成や、管理、連絡業務などを中心に行い、出荷や配送に関連する作業を行う場合もあります。

基本的には輸出入の管理を行うため、海外の取引先とのやり取りも頻繁に発生することになります。そのため交渉力や、ある程度の語学のスキルが必要な仕事です。

この仕事に向いている人

交渉力に自信がある人はこの仕事に向いているでしょう。また、身に付けた語学のスキルを活かしたい場合にもおすすめです。

求人例

・年収:450万円~700万円(キャリアインデックス

・勤務地:欧州、北中米、東南アジア、中東、東アジアなど

・仕事内容:海外営業・輸出入貨物取扱など

職種4.通訳・翻訳

仕事の内容

通訳や翻訳などの職種でも、海外勤務の求人が募集されている可能性が高いです。こちらは他の職種と比べてイメージがわきやすいかもしれません。

基本的には外国語で書かれた文章を日本語へ訳したり、現地の人が外国語で喋っている内容を日本語へ訳したりします。

公的な文書を訳すような場合もあれば、個人から依頼を受けるような場合もあり、働き方はさまざまです。

この仕事に向いている人

言語に興味を持っている人や、言葉に対して好奇心のある人はこの仕事に向いているでしょう。細かいところに気配りができる人にもおすすめです。

求人例

・月収:2,500万ルピア(約20万円)+住宅手当(カモメアジア転職

・勤務地:インドネシア カラワン

・仕事内容:社内の通訳業務と資料作成等駐在員のサポート業務

職種5.日系企業の海外支社事務

仕事の内容

日系企業が海外進出している場合、海外支社の事務員を募集している場合があります。この場合も海外就職しやすいケースです。

基本的には日本企業で行う一般事務作業を海外支社でそのまま行うイメージです。具体的な業務としては、連絡業務、資料作成、データ管理などがあります。

業務内容によっては現地の言語を使ったやり取りが発生するケースもあるため、英語や語学スキルは習得しておくと便利です。

この仕事に向いている人

サポ―ト業務になるため、コミュニケーション能力が高い人はこの仕事に向いているでしょう。ある程度決められたルーティンワークの中で仕事がしたいという人にもおすすめです。

求人例

・月収:80,000-150,000 ペソ(約18万~33万円)(doda

・勤務地:フィリピン

・仕事内容:総務アシスタント

職種6.海外駐在員

仕事の内容

海外駐在員とは、日本企業へ就職して海外転勤となった社員のことを指します。

海外駐在員の仕事内容は勤め先の企業によってそれぞれ大きく異なります。

たとえば海外にある自社の工場管理をしたり、海外で進行している商品開発のプロジェクトチームに携さわったりするなど、さまざまなケースが考えられます。

基本的には狭き門といわれ、駐在員の枠はそこまで多くないケースがほとんどです。そのため現地の言語やコミュニケーションスキルは必須となるでしょう。

この仕事に向いている人

高い専門知識があり、コミュニケーションが得意な人は海外駐在員に向いているでしょう。

安定した収入を得ながら海外勤務したい場合にもおすすめです。

求人例

・年収:800万円~1500万円(マイナビ転職

・勤務地:タイ

・仕事内容:現職のCFOの後任 ・日本、タイ、インド、シンガポールの全拠点の会計・税務・財務・ファイナンスの統括など

職種7.留学エージェント

仕事の内容

留学エージェントは、日本の留学生をサポートする仕事です。

留学エージェントでも、人気の留学先などの現地で駐在を募集している場合があります。

仕事内容は、留学して原地へ到着した日本人のサポートがメインになります。サポートする内容は、生活に関することから、進路相談、現地でのお悩み相談など多岐にわたります。

留学生をサポートする立場として、英語や現地語でのコミュニケーションが必要となるため、語学スキルの習得が必要な職種です。

この仕事に向いている人

困っている人を助けたいという人や、人の話を聞くことが上手な人はこの仕事に向いているでしょう。自身が留学をしたことがある場合も、相談側の気持ちがわかって仕事に活かせるかもしれません。

求人例

・時給:1,000円(アメリカ掲示板

・勤務地:アメリカ、不問

・仕事内容:留学プランの提案、見積もり、案内、受け入れ可否の確認留学生活に関するアドバイス

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

英語ができなくても海外就職できる3職種

海外就職をしたいと思っていても、「自分には英語ができない」と悩んでいる人もいるかもしれません。

職種や企業によっては、英語のスキルがなくても就職できるケースがあります。

英語ができなくても海外就職できる3職種についてご紹介します。

職種1.日本語教師

仕事の内容

日本語教師であれば、英語ができなくても海外就職のチャンスがあります。海外の人への教育となるため現地の人とのコミュニケーションは必要になりますが、日本語の話し方や書き方などを教えることになるので英語のスキルがなくても前向きにコミュニケーションをとる姿勢を見せることができれば仕事をスムーズに行うことができるでしょう。

勤務先はヨーロッパ、アジアなどさまざまです。

この仕事に向いている人

人に何かを教えることが好きな人はこの仕事に向いているでしょう。

また、人と話す事が好きな人にもおすすめです。

求人例

・月収:1,200ドル(約13万円)(カモメアジア転職

・勤務地:カンボジア プノンペン

・仕事内容:カリキュラム作成、必要教材の準備、技能実習生への日本語授業の実施

職種2.ホテルスタッフ

仕事の内容

ホテルスタッフや飲食店・レストランのウエイトレスなどでも求人の条件に英語を必要としないケースがあります。

仕事内容としては接客、清掃、食事提供などがメインになります。

接客するときにお客さんとのやり取りは発生しますが、日本ほどの徹底されたサービスではない場合も多く、確認事項などの必要最低限で良い場合も多です。また、清掃業務などのは英語を必要としないため必要最低限のコミュニケーションをとることができれば就職のチャンスがあります。

この仕事に向いている人

誰かに喜んで貰う事が好きな人はこの仕事に向いているでしょう。

また、接客業に興味がある人にもおすすめです。

求人例

・月収:1,500 USD~1,800 USD(約16万円~19万円)(手取り)(GJJ海外就職デスク)

・勤務地:インドネシア

・仕事内容:フロント業務、接客、ゲストリレーションのローカルスタッフ管理、滞在客の問い合わせ対応、苦情対応、その他ゲストリレーション業務全般

職種3.観光ガイド

仕事の内容

海外の観光地に訪れた日本人向けのツアーガイドであれば、英語ができなくても就職のチャンスがあります。

基本的には、日本人に人気のスポットで、現地を訪れた日本人へ向けて見どころやまわりかたの説明などのガイドを行う仕事です。

この仕事に向いている人

人に喜んでもらうのが好きな人はこの仕事に向いているでしょう。

また、旅行が人にもおすすめです。

求人例

・月収:15万円~(求人ボックス

・勤務地:ニュージーランド

・仕事内容:日本からご旅行に来られるお客様のガイド業務

まとめ

今回は、海外就職する方法やおすすめの国、海外就職しやすい10職種などをご紹介しました。

海外の就職経験がないと不安に感じてしまいがちですが、国や職種を正しく選べば問題なく海外に就職することができます。

まだ自分の経験やスキルが足りないと感じる人は、国内で就職して経験を積んでから海外に行く方法を考えましょう。専門性が高いほど海外でも重宝されますし、語学に自信がなくても採用されやすくなります。

今回ご紹介したポイントをおさえて、自分に合った海外就職の方法や就職先を見つけてみてくださいね。

「海外 就職」によくある質問

未経験から海外就職する方法とは?

海外で働いてみたくても、未経験では就職できないと諦めていませんか?未経験でも海外で就職することは可能です。「海外就職は難しい?未経験から就職する3つの方法」の章で具体的に紹介していますので、ぜひご覧ください。

海外就職が向いている人とは?

海外就職を考えている人にとって、具体的にどのような人が海外就職に向いているのか気になりますよね。「海外就職に向いている人」の章では、海外就職に向いている3つのタイプの特徴と、その理由を解説しています。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ゼロフリ」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター