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仕事がめんどくさいと感じたときの対処法ー仕事を休むべきケースも

仕事がめんどくさいと感じたときの対処法【仕事を休むべきケースも】

仕事めんどくさい…」と感じている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、仕事がめんどくさいと感じたときに試したい対処法や原因をご紹介するとともに、いったん仕事を休んだほうがよいケースもお伝えします。どうしても仕事をする気になれない人は、参考にしてみてください。

まずは気軽に相談する

仕事がめんどくさいときの対処法

仕事がめんどくさいときの対処法

仕事がめんどくさいと感じたときの対処法を紹介します。「やる気が起きない」「集中力が続かない」と悩んだときは、まずは次の5つを試してみましょう。

  • 100%を目指さない
  • 仕事を小さく分ける
  • こまめに休憩をとる
  • ゴールの時間を決める
  • ご褒美をつくる

それぞれについて、ご紹介します。

100%を目指さない

まずは、仕事で100%を目指すのをやめましょう。仕事をめんどくさいと感じる人のなかには、実は「完璧主義」の人が少なくありません。こうした人は、ふだんは仕事に100%の力で臨んでいることもあり、何かのきっかけで集中の意図が途切れると、その反動で一気に仕事をめんどくさく感じてしまうことがあるのです。

もちろん、100%の力で仕事に臨むことは大切です。しかし「100%を目指さない」と決めることで気持ちにゆとりが生まれ、仕事に対してのモチベーションを取り戻せることもあるでしょう。

こまめに休憩をとる

「目の前の仕事を一気に終わらせてしまおう」と考え、仕事に取り組み続ける人もいるかもしれませんが、それはあまりおすすめできません。なぜなら、途中で仕事をめんどくさく感じ、結局は仕事が終わらず落ち込むといった、負のスパイラルに陥りがちだからです。さらには、人が集中できる時間は1時間も持たないともいわれています。

そこで、仕事の合間に「こまめに休憩を挟むこと」を強く意識してみてください。めんどくさい仕事ほど早く終わらせてしまいたいものですが、常にモチベーション高く望み続けるためには息抜きは欠かせません。3分間目を閉じる、5分間ストレッチをする、といったことだけでも気持ちはリフレッシュできるので、ぜひ試してみてください。

仕事を小さく分ける

仕事をめんどくさく感じるときは、目の前の仕事を小さく分けてみることも効果的です。

たとえばプレゼンの準備をする場合、データを用意する段階から資料の作成、上司の確認や当日の発表までやることが多く、「すべての作業をこなさないと……」と考えると、気も滅入ってしまいます。一方で「今日はデータ集計のなかでもコレだけを終わらせよう」と仕事を細分化しておくと、仕事に対するハードルをぐっと下げられるのです。

また、大規模プロジェクトの準備やイベントのリーダーなど、任される仕事が大きくなるときほど、ときに仕事がめんどくさく感じてしまうものです。こうしたときこそ、まずは仕事を小さく分け、やるべきことにだけ集中できる環境をつくり出してみてください。

ゴールの時間を決める

仕事を終わらせる「ゴールの時間」を決めてしまうのもおすすめです。なぜなら、仕事へのモチベーションが上がりやすくなるからです。

上司から任された仕事があった場合、ダラダラ取り組むのと「めんどくさいけど明日の午前中までに終わらそう」とゴールを決めるのとでは、どちらが仕事に対して意欲が上がりやすいかは明白です。試験勉強なども同じですが、終わりの時間を決めておかないと集中力はすぐに途切れてしまうのです。

ちなみに、残業続きの人は終わりの時間を意識しないまま取り組んでいるかもしれません。この場合、「今日も残業か……」と落ち込むより前に「今日は絶対に19時までに仕事を終わらせる」と決めてみると、仕事への集中力も増すのでおすすめです。

ご褒美をつくる

どうしてもやる気が起きないときは、自分への「ご褒美」をつくっておくのも手です。たとえば「月曜日を乗り切ったら好きなものを食べに行く」「土曜日は少し奮発して高いマッサージを受けに行く」と決めておくだけでも、仕事に対する意欲を取り戻せることがあります。

そもそも、仕事だけに頭が一杯になってしまうと、毎日が仕事を中心に回っているように感じられるものです。仕事が大好きな人ならまだしも「仕事がめんどくさい」と感じている人のなかには、その仕事が苦痛に感じている人も多いかもしれません。

こうしたとき、仕事のほかに楽しみがないと暗い気持ちのまま毎日を送る可能性もあり、この状態はとてもつらいものです。

そのため仕事へのモチベーションが上がらない場合には、仕事以外の「自分の時間」を充実させることにも目を向けてみてください。目の前の仕事を乗り切ったあとの楽しみがあると、気持ちに余裕も生まれやすくなります。すると不思議なことに、イヤだった仕事にも意欲的に取り組めるようになることも多いのです。

仕事がめんどくさいと感じる理由

仕事がめんどくさいと感じる理由

仕事がめんどくさいと感じる理由は人それぞれですが、なかでも共通する理由を5つ紹介します。

  • 仕事がおもしろくない
  • 気を遣う場面が多い
  • 何のための仕事かわからない
  • 頑張っても評価されない
  • 残業続きで疲れている

それぞれについて、見ていきましょう。

仕事がおもしろくない

「仕事がおもしろくない」と感じ、仕事をめんどくさく感じてしまう人は少なくありません。多少ハードワークであっても、その仕事を楽しく感じていればモチベーション高く臨めるものです。

一方で、たとえ「残業ほぼなし」「定時」で帰れるホワイト企業だとしても、任された仕事に楽しさが見出せない場合には、働いている時間がずっと苦痛に感じてしまうケースも多いのです。

気を遣う場面が多い

誰かに気を遣う場面が多い仕事も、めんどくさく感じてしまう可能性があるでしょう。

たとえば、ひとつのプロジェクトを進める場合、同じ部署の先輩や上司だけでなく、他部署の社員や、場合によっては社外のパートナーとの調整作業も仕事として入ってくることもあります。なかには、気難しい人やそりが合わない人などもいるでしょう。

気を遣う人が多いと、常に緊張してしまい、仕事中に休まるヒマがありません。すると家に帰っても心が落ち着かず、次の日の仕事を考えると気持ちが落ち込んでしまう人も多いのです。

何のための仕事かわからない

「何のためにこの仕事をやっているんだろう」と思ってしまうと、その仕事に対してめんどくさい気持ちが沸き上がってくるものです。特に入社間もない若手社員は、上司や先輩の仕事を手伝うサポートなどがメインになることも少なくありません。

この場合「この仕事は一体何の役に立つのか」と不審に感じてしまうこともあり、仕事のモチベーションがどうしても上がりづらいのです。

頑張っても評価されない

どんなに仕事を頑張っても上司から注意ばかりされる、先輩から怒られる、「こんなことできて当たり前」と言われるといった状況だと「頑張ろう」という気持ちは起きづらいものです。

仕事の過程で取り組んだ工夫や改善に目を向けてくれないなど、結果ばかり求められる環境で働いている人のなかには、仕事に対してのモチベーションが上がり切らない人も多いかもしれません。

残業続きで疲れている

いつまで経っても仕事が終わらないと、たとえ好きな仕事であってもつらく感じてしまう人も多いでしょう。

残業が多いということは、自分の時間が必然的に少なくなってしまうことを意味します。そして睡眠時間を削ってしまうと、仕事に対する集中力も長くは続きません。すると心身ともに回復せず、残業が続いてさらに疲労が積み重なっていくといった悪循環に陥ってしまうことも多いのです。

仕事を休んだ方がよい場合

仕事を休んだ方がよい場合

「仕事をめんどくさい」と感じる気持ちの裏には、実は思わぬ症状が潜んでいることもあります。特に以下5つのうち、どれかひとつでも当てはまる場合には、身体や心の健康を優先させ、仕事を休むことも考えてみてください。

  • 次の日の仕事を考えると眠れない
  • 憂うつな気持ちがずっと続いている
  • いつもはしないミスが増えた
  • 指示が理解できない
  • 職場の居心地がとにかく悪い

それぞれについて、見ていきましょう。

次の日の仕事を考えると眠れない

次の日の仕事を考えると眠れない場合は、心身ともに悲鳴を上げているサインともいえます。睡眠の質は、その日の疲れを取るだけでなく、次の日のモチベーションも左右する大切なものです。

その睡眠のバランスが崩れると「仕事を頑張ろう」という気持ちはどうしても湧いてきません。この場合は、まずはカラダを休めることを優先すべきといえるでしょう。

憂うつな気持ちがずっと続いている

憂うつな気持ちがずっと続いている場合も、休息を取ることを優先してください。

特に、大好きな趣味に打ち込んでいるときや、家族や友人に会っているときも気分が落ち込んでしまう場合には、疲れが相当溜まっている証拠かもしれません。

いつもはしないミスが増えた

いつもはしないミスが増えたときも要注意です。集中力が削がれている可能性が高く、ミスを繰り返す自分に落ち込み、仕事に対しての意欲がさらに下がっていってしまうリスクもあります。

「いつもと何か違うな……」と感じたときこそ一度立ち止まり、有給を使って休むなど、まずは自分の健康に目を向けましょう。

指示が理解できない

上司や先輩からの指示が理解できない場合も、今すぐ休んだほうがよいサインといえます。仕事がめんどくさいと感じているときでも、指示はいつも通り理解できることは多いものです。

一方で自分の心が疲れきっている場合には、そもそも仕事の指示を聞ける状態になく、何を言われても頭に入らないほど余裕を失ってしまっていることもあるのです。

職場の居心地がとにかく悪い

いわゆる「パワハラ」や「モラハラ」が横行している場合はもちろん、先輩や上司と相性がどうしても合わないなど、人間関係の問題もストレスの大きな要因となります。

すぐに離職するのではなく、状況によっては、異動を申し出る、転職を考えるなどの選択肢も検討してみてください。

「仕事がめんどくさい」に潜む危険なサイン

「仕事がめんどくさい」に潜む危険なサイン

「仕事がめんどくさい」という気持ちには、危険なサインが潜んでいることがあります。場合によってはうつなどにつながるリスクもあるため、注意してください。

厚生労働省制作のサイト「こころの耳」を参考に、以下の3つに分け、それぞれに潜むうつ病のサインをお伝えします。

  • 「こころ」の面
  • 「からだ」の面
  • 「行動」の面

それぞれについて、見ていきましょう。

「こころ」の面

「こころ」の面では、次のサインに注意しましょう。

  • 憂うつ感(気分が落ち込む/何事にも悲観的/憂うつ)
  • おっくう感(何事にも興味がもてない/何をするにもおっくう)
  • 焦り、不安感(イライラして落ち着かない/不安)

普通の状態であれば、これらの状態がずっと続くことはないはずです。

「からだ」の面

「からだ」の面では、次のサインに注意しましょう。

  • 睡眠の変化(朝早く目覚めてしまう/夜中に何度も目が覚める/寝つきが悪い)
  • 食欲、体重の変化(食欲がない/「おいしい」と感じられない/食欲が急に増えた/体重が減った、または増えた)
  • 疲労がとれない(朝から疲れきっている/疲れが取れない)
  • その他の変化(頭が重い/肩首が重い/下痢や便秘が続く)

「ちょっと体調が悪い」と軽く見るのではなく、早めに対応しましょう。

「行動」の面

「行動」の面では、次のサインに注意しましょう。

  • 遅刻、欠勤(遅刻が増えた/会社を休むことが増えた)
  • 出社拒否(会社に行きたくない)
  • 会話(口数が減った/「自分はダメな人間だ」など否定的な言葉が増えた)
  • 日常生活(テレビを見なくなった/人との接触を避けるようになった)

「これまでの自分とは何か違う」という状態が、目安になります。

辛いと感じたら迷わず相談へ

ここまで紹介してきた「サイン」が当てはまった場合には、うつ病などの可能性を疑うことも考えてみてください。今は、誰でも簡単に相談できる窓口も多く用意されています。ひとりで抱え込まず、次のような窓口に迷わず相談してみましょう。

  • こころの耳相談
  • ほっとライン
  • 国の基準を満たした有料相談機関

それぞれについて、ご紹介します。

こころの耳相談

「こころの耳相談」は、仕事の悩みを無料で相談できる窓口です。電話だけでなく、メールやSNSを使って気軽に悩みを相談できます。

ほっとライン

「ほっとライン」は、違法な時間外労働や、過重労働による健康障害などの労働条件に関する相談ついて、専門知識を持つ相談員が無料で相談に乗ってくれる窓口です。誰でも、全国どこからでも利用でき、匿名でも相談できます。

国の基準を満たした有料相談機関

有料ではありますが、国が規定した条件を満たす登録相談機関を厚生労働省が発表しています。信頼のおける機関に相談したい人は、利用してみてください。

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ABOUT US
高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター