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就活がうまくいかない理由とは?企業選びのコツや面接対策も解説

就活がうまくいかない理由を知ろう!企業選びのコツや面接対策方法も解説

就活うまくいかず企業から内定がもらえない」「このままではニートになってしまう…」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。この記事では、あなたの就活がうまくいかない原因や対策方法、就活に成功に企業から内定をもらえる人の特徴について解説します。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

就活がうまくいかないと感じる就活生が多い

就活がうまくいかないと感じる就活生が多い

あなたの就活がうまくいかないのはなぜなのでしょうか。現在の就活生の状況を参考に、その原因について知っておきましょう。

現在の就活生の就活状況

いまの就活生の就活の状況は、以下のようになっています。

就活生が内定をもらえる平均は2社

以前実施された就活に関するアンケート調査結果によると、就活生がエントリーした企業数の平均は34社で、うち内定にいたった企業の平均は2社という結果が出ています。(出典:2018年卒「マイナビ学生就活モニター調査」)

つまり、就活生は15社以上の企業に応募して、ようやく1社の内定がもらえるという計算になります。1社ごとに企業説明会へ行くなどしてその企業のことを調べたり、エントリーシートなどを作成したり、SPIを受験したり、企業へ向けた面接対策の準備をしたりすることなどを考えると、内定をもらうまでにはある程度時間を要することが考えられます。

逆にいえば、就活のやり方を間違えなければ「企業からの内定をもらうこと」「卒業後の就職先を確保すること」へのハードルはそれほど高くないという状況もうかがえます。

第一志望に入社できる就活生は約3人に1人

アンケート調査結果によれば、就活をしていた学生のうち、第一志望の企業に内定をもらって入社できた人の割合は、全体の32.6%という結果になっています。(出典:平成29年10月「キャリタス就活学生調査」)

つまり、就活をおこなった結果第一志望の企業から内定をもらうことができるのはおよそ3人に1人であり、あとの2人は第一志望の企業には受からなかった、ということになります。

もちろん、第一志望にしていた企業の競争率が極端に高かったり、就活をすすめるうちに自分のなかの志望順位が変わったり、第一志望ではなかったけれど自分に合った企業に入社できたりするケースもあるため、第一志望の企業に受かることがすべてではありません。

しかし、就活をして自分がもっとも入りたい企業に入れる可能性は、それほど高いわけではなさそうです。

就活がうまくいかないと感じるのはなぜか

現在は売り手市場ということもあり、アンケート調査の結果を見ても、ある程度就活をすれば、内定はもらえているということがわかります。

そのため「就活をしたのに就職先がどこにもない」という事態にはなりにくく、よほどのことがなければ、しっかりと就活をすれば、どこかしらの企業には入社できる可能性が高いと考えておいてよいでしょう。

しかし就活生にとっては、「内定をもらえること」そのものと「行きたい企業から内定をもらえること」の重みはまったく異なるものかもしれません。自分が希望する企業には落とされ、志望度が低い企業からしか内定をもらえていないという状況が、就活生が「就活がうまくいかない」と感じる原因になっていると考えられます。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

就活がうまくいかない学生の事例

就活がうまくいかない学生のよくあるケースを参考に、どこが問題で就活がうまくいっていないのかを見てみましょう。

大手志向のAさん

Aさんは「絶対に大手に就職したい」という考えが強く、誰もが知るような大手企業や有名企業ばかりにエントリーしています。大手企業は競争率も高いこともあり、書類審査の時点で落とされたり、よくて一次面接止まりだったりすることが続いています。気づけば、大手企業へのエントリー数は50社を超えましたが、未だ内定は出ていません。

ポイント

大手企業は全国から応募が殺到して倍率が高かったり、優秀な学生も数多くエントリーしていたりするため、内定へのハードルは高くなっています。大手しか受けないという就活のやりかたをしていると、内定をもらえないまま時間が過ぎていくこともあり得ます。

就活の準備不足のBさん

Bさんは「とりあえず気になった企業にエントリーする」という方法で就活をしています。エントリーシートの書き方も見よう見まねで、適性検査の勉強も試験の数日前からスタートする程度。運よく面接まで進んでも言葉に詰まったりうまく答えられなかったりして、落ち続けている状況です。

ポイント

就活は、準備が欠かせません。仮に準備や対策をしないまま内定をもらい、入社できた企業があったとしても、その企業のことや自分の適性などもわからないまま働きはじめることになるため、ミスマッチになる可能性も高くなります。

情報収集ができていないCさん

Cさんは、周囲が就活をする時期になってきたため、自分もなんとなく就活をスタートさせました。とりあえず大手の就職サイトに登録して、その就職サイトが主催する合同説明会などに行く程度で、エントリーした企業も数社。「絶対にここに入りたい」という企業にも出会えておらず、漠然と就活を続けています。

ポイント

就活でよい企業と出会ったり、自分に合った仕事を見つけたりするためには、情報収集が欠かせません。まずは大手の就職サイトに登録する学生がほとんどですが、ひとつの就職サイトだけでは、得られる情報や企業との出会いも限られてしまいます。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

就活がうまくいかない原因

就活がうまくいかない原因

就活がなかなかうまくいかない時は、まずなぜうまくいかないのか原因をはっきりさせる必要があります。色々な原因が考えられますが、その中からよくある原因を7つ紹介します。

  • 自己分析がしっかりとできていない
  • 大手の企業ばかり見ている
  • 業界・企業研究が不足している
  • 面接対策がしっかりできていない
  • 選考に落ちた理由を理解できていない
  • 社会人に必要なビジネスマナーを身につけていない
  • 面接の時のマナーが身についていない

それぞれについて詳しく紹介していきます。

原因1.自己分析がしっかりできていない

内定をもらうためには、応募した企業に自分の魅力をしっかりアピールしなければなりません。そのために必要になるのが、自己分析です。自己分析がしっかりできていないと自分をうまく売り込むことができず、就活に失敗してしまうことがあります。

どのような仕事に適性があるのかについても、自己分析をすることで浮かびあがってきます。自己分析が中途半端な場合、自分には何が向いているのかがわからないため、ミスマッチの仕事を選んでしまう可能性があります。また、自分の性格とはあきらかに合わない社風の企業に就職してしまう、ということもあるかもしれません。

原因2.大手の企業ばかり見ている

就活している人の中には、大手の企業に就職したいと考えている方もいるでしょう。そのときに大手の企業ばかり見てしまうと視野がせまくなり、自分に合った企業を見逃してしまう可能性があります。大手企業への就職を目指すのは悪いことではありませんが、それに固執してしまうと就活がうまくいかないことがあるため注意が必要です。

大手企業は人気も高いため、内定をもらうのはハードルが高い傾向にあります。学歴や経歴、資格、知識やスキルの優れた学生と同じ土俵で戦うことも多くなるため、企業側の選別も厳しいものになっているといえるでしょう。

原因3.業界・企業研究が不足している

就活で重要になるのが、業界・企業研究です。自分が興味のある業界や、働きたいと思える企業を徹底的に研究することで、自分との相性が見えてきます。これらが不十分だと「どういう企業が自分に合っているのか分からない」「思っていた仕事と違っていたなど」うまく就活が進まないことがあります。

業界・企業研究をきめ細かくおこなうことは、面接でも役立ちます。志望動機や自己PRなどにその内容を盛り込み、なぜその業界・企業を選んだのか、自分のどの部分を活かして貢献できそうと考えてるのかなど、説得力をもって伝えることが可能です。

原因4.面接対策がしっかりできていない

面接では担当者からさまざまな質問がされ、応募者がどういう人間なのかをチェックされます。面接対策がしっかりできていないとしっかり受け答えができず、担当者によい印象を与えることができません。面接の練習不足が、就活がうまくいかない原因になることもあるので注意しましょう。

たとえエントリーシートや適性検査の内容や結果がよくても、面接での評価があまりよくなかった場合、合否に影響することもあります。応募者が入社すれば社員の一員となり、面接官からすればともに仕事をすることになる可能性もあることから、実際に会ったときの印象が重視されるためです。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

原因5.選考に落ちた理由を理解できていない

選考に落ちた時に、何もせずそのままにしていると就活はうまくいきません。なぜ落ちてしまったのか原因を理解せず、何の対策もしないで次の選考にチャレンジしても、なかなかよい結果は出ないでしょう。

あきらかな準備不足で落ちた場合は仕方がありませんが、とくに注意したいのが、自分なりに万全の対策をしたはずなのに落ちてしまった場合です。企業が求める人物像ではなかった、より条件に合うほかの応募者がいた、などの理由で落とされることもありますが、もしかすると、就活において自分でもまだ気づけていない問題点があるかもしれません。

原因6.社会人に必要なビジネスマナーを身につけていない

ビジネスマナーが身についていないせいで、就活がうまくいかないケースもあります。社会に出て仕事をする上で、ビジネスマナーは必要不可欠なものです。ビジネスマナーが身についていないと思われるだけで、大きなマイナスポイントになるので注意してください。

たとえば、メールの文章で敬語を使えない、応募書類の間違いを修正テープで消して書き直している、などがあります。細かなビジネスマナーは内定をもらってから、または入社後の研修などで学ぶことになりますが、最低限のビジネスマナーは理解しておくべきでしょう。

原因7.面接の時のマナーが身についていない

面接の時に、採用担当者は応募者の立ち居振る舞いや話し方、身だしなみなどを見て、基本的なマナーが身についているかをしっかりチェックしています。どんなに能力がある人でも、マナーのせいで悪い印象を与えてしまい、減点されてしまうケースもあるのでマナーを身につけておくことは大切です。

面接で見られているマナーとしては、相手の目を見て話しているか、姿勢が悪くないか、あいさつをするときはしっかりと頭を下げているか、清潔感のある髪型や服装をしているか、などです。特別なことではなく基本的な部分だからこそ、できていない場合はマイナスの印象となってしまうこともあるでしょう。

就活がうまくいかない人がうまくいく方法とは

就活がうまくいかない人がうまくいく方法とは

就活を成功させるためには、あなたのうまくいっていない現状を把握したうえで、以下のような方法を試してみましょう。

方法1.自己分析を丁寧に行う

就活を上手く進めるためには、自己分析をきちんと行うことが大切です。自己分析を丁寧に行えば、自分がどんなスキルを持っているのか、何を得意としているのかを把握することができます。企業分析や業界分析も就活を行う上で重要な作業になりますが、自分のことを事細かに理解しておくことで、自分の能力を活かせる企業を見極めやすくなるのです。就活を成功させるためには、自分をうまく売り込むことも重要になります。

自己分析ができていないと、企業に対して自分の何をアピールすればよいのか分からなくなってしまいます。自己分析を行う時は、主観的に自分を見るのではなく客観的に自分の特徴を見ることも大切です。客観的に自分を見つめ直すことで、今まで分からなかった自分のアピールポイントが見つかり、うまく自分を企業に売り込むことができるようになるでしょう。

方法2.就職先の視野を広げる

就職希望先を絞り込む時に、大手ばかりに注目してしまい就活がうまく進まなくなってしまう、大手病という言葉があります。これを打破するためには、視野を広げることが大切です。大手に就職したいと考える人は多いですが、大手以外の選択肢を消してしまうことは、自分の可能性を狭めてしまうことにも繋がります。会社の規模ばかり重視してしまうと、自分が本当にしたいことは何なのかを見失ってしまうことがあるので注意してください。

また、大手以外の企業もしっかり調べておくことで、それぞれの企業の違いを把握しやすくなります。給与面や仕事内容、働く環境などを比較しやすくなり、より深く企業研究できるようになるでしょう。最終的な目標が大手への就職であったとしても、それ以外の企業もしっかり見ておくことで、自分の可能性を広げることができます。

方法3.業界・企業研究を丁寧に行う

よい志望動機が作れないせいで、就活がうまく進まないケースがあります。これは、企業の分析をしっかり行うことで打破できます。業界研究や企業研究がしっかりできていないと、志望動機が曖昧になってしまい、面接官へのアピールが不十分になる可能性があります。なぜこの企業に応募したのか明確な動機がないと、面接官に「他の企業でもよいのではないか」などマイナスの印象を与えてしまうかもしれません。

企業分析はもちろんですが、業界分析もしっかり行うことが大切です。自分が希望する業界で、その企業がどういう状態なのかを把握できれば、より明確な志望動機を作ることができます。志望動機を見るのは現場で働いている人なので、自分以上に応募先の企業のことを知っているのは当然です。その人を納得させる志望動機を作るためには、しっかりと企業分析を行うことが必要になります。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

方法4.面接の練習をしっかりする

就活をうまく進めるためには、面接の練習をしっかりしておくことも大切です。面接の練習が不十分だと、本番で自分が言いたいことを全て伝えることはできません。しっかり自分の意見を伝えられるようにするために、第三者に協力してもらい面接練習しておくとよいでしょう。友達や家族など、第三者と面接練習することで、自分ではなかなか気付けない客観的な意見を聞くことができます。

面接の時の会話は、普段している会話とは全く違います。普段されることがない質問も出てくるので、どういう意図で質問されているのかをくみ取り返答しなければなりません。そのためには、普段から面接用の受け答えを練習しておく必要があるのです。面接で聞かれる質問にはテンプレートのようなものがあるので、それを普段の面接練習に取り入れてしっかり答えられるようにしておきましょう。

方法5.選考後の反省をする

就活で大切になるのが予習と復習です。勉強と同じように、事前準備として予習を行い、何かミスがあった場合は復習をすることで反省点を見つけ出すことができます。就活では様々な企業を受けることも珍しくありません。その中で、選考後に自分に何が足りなかったのか、どこにミスがあったのかを振り返り反省しておけば、それを次の選考に活かせます。

面接で必要になる技術は日常生活で自然に身に付くものではありません。何社も選考を受け、反省を繰り返しながら技術を身に付ける必要があります。そうすることで、徐々に失敗を減らすことができ、就活がうまく進むようになるというわけです。

方法6.ビジネスマナーを確認する

ビジネスマナーが身に付いていないと、相手に不快な印象を与えてしまう可能性があります。社会に出て仕事をするために、ビジネスマナーは必要不可欠です。学生気分のままで社会に出ても、うまく仕事をこなすことはできないでしょう。メールや電話の仕方、名刺の渡し方など、仕事をする上で必要になるビジネスマナーは数多くあります。

こういったマナーを事前に身に付けておき、企業の方を不快にさせないようにすることが、就活をうまく進めるためのポイントです。

方法7.面接のマナーを確認する

面接の時にマナーができておらず、減点されて落とされてしまうケースもあります。マナーを守ることも実力のうちなので、正しいマナーを身に付けて面接に臨むことも大切です。間違ったマナーを身に付けてしまうと、習慣になってしまうため簡単には直せなくなります。

マナーの間違いに気付いた時は、就活が始まる前に正しいマナーをマスターしておきましょう。面接官は面接の時に細部までマナーのチェックをしています。

相手はプロなので、ちょっとしたマナーの間違いもチェックされ、減点の対象となります。面接に慣れてきた人も、1回1回細部までマナーのチェックをしておきましょう。身だしなみも重要なマナーの1つです。髪型はもちろん、ネクタイやスーツ、靴など全身の身だしなみに気を配って、面接官の印象を落とさないように気をつけてください。

方法8.就職エージェントを活用する

就活がうまく進まないと悩んでいる方は、就職エージェントの利用も考えてみるとよいでしょう。自分にマッチする企業を紹介してくれるだけでなく、書類選考や面接のサポートまで受けられるサービスです。自分の問題点が分からない時も、就活のプロが問題点を見つけ出し改善するためのアドバイスをしてくれます。

手厚いサポートが受けられるサービスなので、高い費用がかかるのではないかと不安になる方もいるかもしれませんが、就活生なら無料で利用できるので安心してください。エージェントを利用して内定をもらった場合は、内定先の企業から報酬をもらう仕組みになっているので、就活生が費用を負担することはありません。

就活がうまくいかない人の特徴とうまくいく人の特徴とは

就活がうまくいかない人の特徴とうまくいく人の特徴とは

就活がうまくいかないのには、なんらかの理由があります。就活がうまくいっていない学生は、そもそもの原因や対策方法について理解しましょう。

就活がうまくいかない人の特徴

就活がうまくいかずなかなか内定がもらえない就活生には、以下のような特徴があるかもしれません。

自己分析ができていない

自己分析がきちんとできていないと、履歴書の内容や面接での発言に一貫性がなくなったりブレたりしてしまい、就活がうまくいかないことがあります。

就活がうまくいかない状態がつづくとあせってしまい、小手先のテクニックを乱用したり「とにかくどこでもいいから内定がほしい」と、ひたすら企業にエントリーしたりする就活生がいますが、逆効果になってしまうこともあるため注意が必要です。

就活がうまくいかない本質は、気持ちのあせりやエントリーのしすぎではありません。自己分析ができておらず、就活の軸や企業選びの軸が自分のなかで定まっていないことが原因です。企業の面接官は年間を通じてたくさんの就活生を見ているため、自己分析ができていないことをエントリーシートや面接などの段階で見破られる可能性は高いでしょう。

就活の準備が足りていない

いくら売り手市場になっているからといっても、しっかりと時間や労力をかけて就活に取り組んでいなければ、うまくいくはずがありません。

「企業説明会へ行ったりOB訪問をしたりするのがつかれる」「SPIの対策が面倒」「面接の練習をやりたくない」など、やるべき準備をやっていなければ、ほかの就活生と大きく差がついてしまいます。仮にそれでどこかの企業から内定がもらえたとしても、長続きせず、また就活をしなければいけなくなる可能性が高いでしょう。

一気にいろいろすすめようとするのではなく、そもそも自分が就活をする理由を振り返り、目指す将来像などをある程度明確にしてみましょう。そのうえで「今日は企業研究を一社終わらせる」「帰宅してから1時間は就活の準備にあてる」など、実現可能な目標を立てて取り組んでいくことをおすすめします。

大手にばかりエントリーしている

就活で大手志向になること自体は、問題はありません。大手企業に入社すると、社内のリソースを活かしてスケールの大きな仕事にかかわることができたり、安定した雇用や待遇を受けることができたり、ファーストキャリアとして大手企業を経験しておくことで、将来転職することになった場合でも役立ったりすることがあるからです。

しかし、大手企業にしかエントリーしていないのは問題です。大手企業はネームバリューがあるためなにもしなくても学生が集まり、高い倍率で争うことになります。そのなかで企業側からふるいにかけられるため、学歴や経歴、スキルや保有資格などに優れたところがないと、早い段階で落とされてしまう可能性もあります。

中小企業であっても実はシェアナンバーワンの企業や、隠れた優良企業はたくさんあります。おこなっている事業内容が地味であったり、企業自体の知名度はそれほど高くなかったりするだけで、やりがいのある仕事ができる環境の中小企業は少なくないのです。

社風によっては早い段階で仕事をまかせてもらえるなど、部署や業務が細分化されていることが多い大手企業よりも、充実した仕事ができるケースもあります。

就活では中小企業も受けつつ、大手企業を受けるというやり方がおすすめです。中小企業で内定をもらっていれば気持ちにゆとりが生まれ、その余裕が面接でもあらわれるため、伸び伸びと自分をアピールできるようになります。

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就活がうまくいく人の特徴

就活を成功させ、企業から内定をもらっている人にはある特徴があります。仕事や企業選びの基準が明確、目的意識がある、などです。ここでは、就活がうまくいく人の特徴について解説します。

目標が明確である

就活を成功させている人は、目標を明確に設定している人が多いです。目標が曖昧なまま闇雲に行動しても、就活をうまく進めることはできません。目標は時間ごとに細かく設定することが大切です。「今月まで」など具体的な数字を設定しておけば、より自分がやるべきことが明確になります。また、大きな目標を設定する時は、それまでの過程にも細かく目標を決めておくとよいです。

最終的な目標だけ設定してしまうと、やるべきことを絞り込みにくくなるので注意してください。例えば大手企業に就職したいという目標を設定した場合は、企業研究を細かく行う、今月中にビジネスマナーを身に付けておくなど、それを達成するために必要な細かな目標も設定しておきましょう。同時にキャリアの目標も明確に設定しておけば、志望動機を作りやすくなります。

行動に目的意識がある

目的意識を持って行動している人ほど、就職を成功させているケースが多いです。何かする時に具体的な結果を想定して行動すれば、目標を達成するための意欲が湧いてきますし、何をすべきかが見えやすくなるでしょう。就活の対策本を読む人も多いですが、その本を読むことが目的になっていると思うような結果が出ません。色々な本を読んだことに満足してしまい、結局対策法が身に付いていないケースが多いからです。

大切なのは対策法を身に付けることで、本を読むことは過程にすぎません。自分が何のために行動をしているのか、ゴールを具体的に想定して行動するようにしましょう。目的を見失いそうな時は、就活をしている時に感じたこと、身に付いたことを細かくメモに残して可視化しておくとよいです。ゴールを見失いそうな時、そのメモを見直すことで次の行動の質を上げることができます。

当事者意識があり目標に貪欲である

就職を成功させるためには、自分の将来のために就活を行っているという意識を持つことが大切です。就活が作業的になってしまい、やらされているという気持ちで取り組んでしまうと、就活はうまく進みません。主体的に就活に取り組んでおけば、就職してからの不満も少なくなります。

就活の中には、「なぜこんなことをしているのか」「これに何の意味があるのか」など、無意味に思えることがあるかもしれません。しかし、企業研究や面接対策、ビジネスマナーの練習など、どれも就職を成功させるために必要なものです。無意味だと思っても、就職を成功させるために必死に取り組むようにしましょう。

時には回り道してしまうこともありますが、それを拒まずに貪欲に就活を行うことが、内定を勝ち取るためのポイントです。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

就活がうまくいかない時のポイントと注意点

就活がうまくいかない時のポイントと注意点

就活がうまくいかない理由がわかったら、どうすればいいのか考えて行動にうつしましょう。ポイントや注意点をご紹介しますので、就活生はぜひ参考にしてみてください。

就活がうまくいかない時のポイント

就活がうまくいかない学生は、以下のことにとりくんでみるとよいでしょう。

大手志向ならば視野を広げてみる

大手企業を目指しているもののなかなか内定をもらえない就活生は、すこし視野を広げてみましょう。

誰でも知っている大手企業として、知名度の高いマスコミやメーカー、商社、金融などを受ける人が多いかもしれません。しかし、企業名を聞いてもピンとこないけれど、実は市場シェアトップの大手企業や、あつかう商品やサービスは地味であっても、その業界では知らない人がいないほどの大手企業も存在します。また、本社がオフィス街の中心ではなく関東近郊などの郊外にある大手企業は、やや競争率が低い傾向にあります。

「どうしても大手ではたらきたい」という就活生は、現時点でまだチェックできていない大手企業にも目を向けてみましょう。

まずは一社内定をもらうことを目指す

就活がうまくいっていない場合、自分の目標や課しているハードルが高すぎる可能性があります。自分にとって難易度の高い企業ばかり受けていたり、受ける企業の数を絞りこみすぎていたりするなどです。その場合、まずは企業から内定をもらうことを目標にして取り組んでみましょう。

たとえ第一志望ではなかったり、志望度がそれほど高くない企業であったりしても「もしもほかがダメでも就職先がある」という状況は、安心感につながります。また、内定をもらえるということは、自分の就活のやり方が間違っていないことの証明にもなります。

「受かればどこでもいい」という姿勢は考えものですが、まずは一社内定をもらうことを目指してみるとよいでしょう。

新卒の就活のためのサービスを活用する

新卒を対象とした就活のサービスのほとんどは無料で利用できるため、活用してみましょう。近年は売り手市場ということもあり、企業側も人材をもとめています。複数のサービスを利用することでよい企業と出会える可能性が広がるでしょう。

たとえば、大手の就活サイトにしか登録していないのであれば中小やベンチャー企業が運営する就活サイトにも登録してみる、専門のコンサルタントがつく就活エージェントに登録する、逆求人サイトに登録してオファーを待つ、新卒向けのハローワークに行ってみるなどの方法があります。

専門のコンサルタントや相談員などには、企業や求人の紹介だけでなく、適性のある仕事の相談や書類の添削、面接対策、就活全般の悩みなどに乗ってもらうこともできます。現状を相談して問題点を改善することが、就活の突破口となる可能性もあるでしょう。

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就活がうまくいかない時の注意点

どうしても就活がうまくいかない時は、以下のことに注意したほうがよいでしょう。

自己否定をしない

周りがどんどん内定をもらって就活を終えたり、つぎつぎに不採用通知がきたりすると、あせりや苦しさを感じてしまう就活生はいるはずです。「自分はどこにも必要とされていない」「社会には自分の居場所がない」などと考えてしまうこともあるかもしれません。

しかし、就職先が決まらなかったり企業の選考で落とされたりしたからといって、それらのできごとがあなたの人間性を否定しているわけではありません。

シンプルに、エントリーした企業にはマッチしなかっただけであったり、自分よりも企業が求めている人物像に近い学生がいたりしたという事実があるだけです。「どうせ自分なんて」「自分はダメ人間なんだ…」などと、自己否定をするのはやめましょう。

ただし、自己分析ができていない、書類に不備がある、面接で全然話せないなどの理由で落とされている場合は問題です。いまいちど、自分の就活を振り返ってみましょう。

リフレッシュや気分転換も必要

就活をつづけていると、途中で煮詰まってしまったりつかれて投げ出してしまいたくなったりする人もいるかもしれません。その場合、思いきっていったん就活から離れるのもひとつの手段です。

「就活に役立つかどうか」は気にせず行きたい場所へ旅行へ行ったり、見たい映画や読みたい本を読んだり、好きなアーティストのライブや気になるイベントへ出かけたりするなど、自分が楽しめることをやるとよいでしょう。その結果気分転換ができ、前向きな気持ちで就活に取り組めるようになることがあります。

また、外を散歩する、ゆっくり眠る、好きな音楽を聞くなど、ふだんの就活の合間にちょっとした休憩をはさむのも効果的です。

いまの立場でできることをすべてやる

就活は地道な作業の連続ですから、内定をもらう魔法のような方法があるわけではありません。逆に、努力や苦労をせずに内定をもらえた企業があったとして、そこへ入社しても仕事へのモチベーションがあがらなかったり、ミスマッチですぐに転職を考えたりする可能性も高いでしょう。

就活がうまくいかない学生は、いま自分ができること、やるべきことに実直に取り組みましょう。エントリーシートや履歴書をブラッシュアップする、SPIや面接対策を万全にしておく、合同説明会に参加してまだ出会っていない企業について知る、選択肢をひろげてエントリー数を増やすなど、限られた時間でもやれることはたくさんあります。

あれこれ悩んだまま動けなくなってしまうよりも、いまできることにすべて取り組むことで、悔いのない就活ができるでしょう。

就活がうまくいかないときにやりがちなNG行動

就活がうまくいかないときに、学生がやってしまいがちなNG行動には以下があります。

やみくもにエントリーする

内定がもらえないとあせってしまい、かたっぱしから企業にエントリーする学生もいるかもしれませんが、それが逆効果になる可能性もあります。準備をしないままエントリーをしても落ちてしまう可能性が高く、面接まですすんでもきちんと回答できないこともあり得ます。

内定をもらうまでにある程度多くの企業を受けることは必要ですが、自分が興味のない企業や、もしも内定をもらっても入社する気がない企業にエントリーしても、時間のムダになってしまうでしょう。

就活がうまくいっている人に嫉妬する

就活をしていると、大学の同級生や就活仲間などが自分よりも先に内定をもらうケースがあります。自分の就活がうまくいかず落ち続けていると、仲間の合格を素直に喜べない気持ちになってしまうかもしれません。

うまくいっている人をうらやましく感じる気持ちを持つのはおかしなことではありませんが、内定をもらった相手に嫉妬しても、自分の状況は何も変わりません。嫉妬してしまう場合は相手と距離をおくか、どのような対策をしていたのかや面接では何を聞かれたのかなど、自分の就活の参考になるような質問をするとよいでしょう。

就活をやめてしまう

就活がうまくいかないからといって、就活そのものを辞めてしまうことのないようにしましょう。就活をしないまま卒業すると既卒の状態になり、就活へのモチベーションがより下がってしまうこともあり得ます。また「なぜ学生時代に就活をしていなかったのか」と聞かれたときに、答えに困ってしまうこともあるでしょう。

一時的に就活から離れたりペースを落としたりするぶんには問題ありませんが「就職よりも進学してもっと勉強したい」「ほかにやりたいことができた」などの前向きな理由以外で、就活をやめてしまうことは避けましょう。

自暴自棄になる

一社も内定がもらえず長期間就活を続けていると「がんばって準備してもムダ」「どうせエントリーしたって受からない」などと思ってしまう人もいるでしょう。ですが自暴自棄になり、遊び歩いたり引きこもってダラダラと過ごしたりしてしまうのはおすすめできません。

就活に限らず、ものごとがうまくいかないことや、自分の思い通りにすすまないことはたくさんあります。また、就活の結果だけで人生が決まるわけでもありません。気分転換をするなどして冷静になり、自分ができることをひとつずつやっていきましょう。

ネットにネガティブな書き込みをする

就活でエントリーされた企業に次々に落とされてしまったり、第一志望の企業に落ちたりした場合でも、企業に関するネガティブな情報をネットに書き込むのはやめましょう。ネットの書き込みはずっと残ってしまうほか、そんなことをしても自分の就活がうまくいくわけでもありません。

たとえば2chなどの掲示板に「あの企業は感じが悪かった」「あの企業はブラック」など事実と違うことを書き込むとそのときはスッキリするかもしれませんが、あきらかに度を超えた書き込みをした場合、特定されてしまい書いたことがバレてしまう可能性もあり得ます。

悔いのない就活を送ろう

今回の記事を通して、就活がうまくいかない原因や解決の糸口をつかむことができたでしょうか。自分にマッチした企業を見つけ、内定を勝ち取るのは簡単なことではないので、悩みを抱えてしまうのは当然かもしれません。

大切なのは、原因を特定し解決策を見つけ出すことです。将来を決めるのは自分自身なので、今回の記事を参考にしながら目標を持ち、結果に貪欲になって就活を進めてみてください。

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佐藤 裕康
株式会社ジェイック 採用メディア「Future Finder」事業部長|ジェイックに新卒入社後、マーケティング業務に従事。その後、新規事業であるダイレクトリクルーティング事業の立ち上げを経験、事業責任者へ|資格:CFW(「7つの習慣」社内インストラクター資格)