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インターンシップは参加したほうがいい?メリットやマナーを紹介

インターンシップは参加したほうがいい?メリットやマナーを紹介

インターンシップへの参加は、就活に役立つ有益な情報を得られるまたとない機会となります。ただし、インターンシップに参加するのであれば、事前に内容や注意点について知っておくことが大切です。そこで、ここでは、参加することで得られるメリットや一般的な実施期間、インターンシップマナーなどについて紹介していきます。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

インターンシップとは?目的と必要性

インターンシップとは、学生が実際に就労体験できる場を学生に提供するという制度です。ただし、どこまで業務の体験ができるかは、企業によって異なります。これは、機密情報を取り扱う関係があるからです。そのため、就労体験ではなく体験型プログラムを実施する企業も増えています。たとえば、以下のような内容です。

  • メーカー:工場を見学して製品の製造過程に立ち合い、専門器具の取り扱いを体験する
  • IT企業:プログラミングを実践して最後に発表し、フィードバックを受ける
  • 小売:グループワークで商品を企画、最後に発表し、フィードバックを受ける

「インターンシップに参加すると、就活で有利になる」と聞いたことがある人もいるでしょう。しかし、実際には採用にあたって特別な優遇があるわけではありません。ただし、参加した学生に先に採用セミナーの告知を行う企業などはあります。なお、インターンシップの対象となるのは就活生だけではありません。大学1年~2年生でも参加可能です。低学年のうちからインターンシップに参加しておくと、企業や業界を幅広く知ることができ、自分に足りないことやこれからすべきことなどが見えてくるでしょう。

インターンシップではグループワークや課題に取り組むことも多く、参加した学生は良い刺激を受けることができます。きちんと準備して参加すれば、得られるメリットは多いです。一方、企業側は採用候補者を探せ、学生たちをモニターにした市場調査もできます。インターンシップは企業、参加学生の双方にメリットがあるのです。

インターンシップが行われる時期

インターンシップが行われる期間は企業によって異なりますが、一般的な傾向はあります。そこで、インターンシップが盛んに行われる時期や一般的な期間を知っておくことが大切です。企業の多くは採用活動を3月1日から始めます。この日からエントリーの受付や説明会の開催などを行いますので、インターンシップはそれよりも前に実施する企業が多いです。一般的には夏から冬にかけて行われますが、通年で開催している企業もあります。開催する企業がもっとも多い時期は、学生が長期休暇に入る夏です。

なお、インターンシップに参加するときは実施期間の1~2カ月ほど前にエントリー(応募)する必要があります。気になる企業があるなら、早い段階でインターンシップの実施予定をチェックしておくことが望ましいです。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

インターンシップの参加期間

インターンシップの期間も、企業によってまちまちです。もっとも多いのは1日ですが、2~3日や1週間ほど行うところもあれば、繁忙期は短期でそれ以外の時期は1カ月程度の長期で実施するところもあります。参加期間が2~3日程度のインターンシップは、気軽に参加しやすく、予定も立てやすいでしょう。1~2週間程度あれば、企業の雰囲気をつかめるだけでなく、仕事内容もある程度把握できるようになります。志望企業が1カ月程度のインターンシップを実施しているなら、参加することが望ましいです。なぜなら、1カ月あれば、企業のカラーや働き方、仕事内容などが自分の希望に合っているかどうかを見極めることができるからです。

インターンシップに参加するまでの手順

インターンシップに参加するためには、いくつかのステップが必要です。参加するまでの一般的な流れを知っておきましょう。

1.参加したい企業を探す

興味をもっている企業や職種から選びましょう。就活支援サービスを活用すると、エリア別や人気別、条件別などで検索でき、探しやすく便利です。

2. 参加したいインターンシップにエントリー(応募)する

参加したい企業のインターンシップが見つかったら、エントリーします。ただし、エントリーしたからといって、必ず参加できるわけではありません。さらに、採用の連絡があるまでには平均して2週間ほどかかります。そのため、5~7社ほどまとめてエントリーする人が多いです。また、そのほうが効率的です。仮に、同じ時期に行われるインターンシップが重なってしまっても、事前に連絡すれば問題はありません。

3. 面談やエントリーシートの提出が求められる

企業によって異なりますが、面接が実施されたりエントリーシートの提出が求められたりすることもあります。必要であれば、事前に準備しておくと安心です。面接が行われるときは、特に指定がなければ、スーツかオフィスカジュアルにしましょう。清潔感のある身だしなみを心がけることが大切です。

4.インターンシップに参加する

インターンシップへの参加が決まったら、前日までに持ち物を確認し、そろえておきましょう。当日は交通機関のトラブルなどで遅れることがないように、早めに家を出て余裕をもって到着することが望ましいです。大切な機会ですので、企業の様子や仕事の流れ、現場の雰囲気をチェックし、積極的にスキルを学ぶ姿勢で取り組みましょう。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

インターンシップに参加するメリット

インターンシップに参加するメリット1.業界の理解が深められる

インターンシップに参加すると、さまざまなメリットがあります。そのうちの1つが、業界に対する理解を深められることです。就職活動においては、業界や企業の研究をすることが欠かせません。インターンシップでは実際に企業で就労体験ができるため、外からではわかりづらい業界や業種、企業の事業内容などを深く知ることができます。広く業界や企業を知るためにも、まずは複数の企業の短期インターンシップに参加し、企業を絞り込むといいでしょう。そして、気になる企業の長期インターンシップに参加すれば、効率的な就活が可能です。

ただし、就活をする学年になってからではインターンシップに参加できる回数に限りがあります。そこで、1~2年のうちから参加しておくと良いでしょう。多くの業界や企業をリサーチでき、就活を始めるときに大いに参考になります。

インターンシップに参加するメリット2.志望動機を明確にできる

インターンシップに参加するメリットとして、「志望動機が明確になる」ことも挙げられます。就活では、エントリーシートや履歴書で「志望動機」を書く必要があります。もし、志望動機が曖昧な内容であったり同業他社にもあてはまるような内容だったりすれば、選考を通るのは難しいでしょう。「どうしてその企業、その職種を志望するのか」を明確に伝えることが重要です。志望企業のインターンシップに参加していれば、実際にその企業で業務を体験し、外からではわからない会社の雰囲気や働く社員の声など企業の魅力や実態も把握できます。

そのため、エントリーシートや履歴書の志望動機の欄にも、リアルな心情を絡めた説得力のある内容を書くことが可能です。文章に重みや深みが出て、企業への良いアピールとなるでしょう。

インターンシップに参加するメリット3.仕事がイメージできる

入社後の仕事がイメージできることも、インターンシップに参加する大きなメリットです。インターンシップでは、職場で社員が働く様子を見学したり実務の一部を経験したりでき、社員から話を聞く機会もあります。そのため、「この企業に入社したらこんな仕事、働き方をする」ということがイメージしやすいのです。職場に活気があり雰囲気が良い、業務にやりがいがあるなどポジティブな印象を持てれば、企業への印象がさらに良くなります。ここに就職したいという気持ちも高まるでしょう。

反対に、憧れていた企業だったにも関わらず、インターンシップに参加したら「社風や企業理念、働き方が合わない」「業務にやりがいを感じない」など自分とは合っていないと感じるケースもあります。そのときはほかの企業に目を向けることもでき、入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。

インターンシップに参加するメリット4.社会人との接点が持てる

「すでに働いている社会人の接点が持てる」ことも、メリットとして挙げられます。大学生のうちは、同じような価値観を持つ学生同士で集まる機会が多く、視野が狭まりがちです。自分とは価値観の異なる学生や社会で活躍する先輩に接して交流できることは、視野が広がる良い刺激となるでしょう。また、新しい出会いや人とのつながりなど、人脈を広げる好機ともなります。インターンシップでは、ほかの参加者と協力して課題に取り組んだりディスカッションをしたりしますので、それらの経験も自分を成長させる良いきっかけとなるでしょう。

インターンシップに参加するメリット5.スキルアップにつながる

社会人として必要なスキルの向上につながることも、インターンシップに参加することで得られるメリットです。たとえば、インターンシッププログラムの一環で実際に営業を行う経験を重ねれば、営業力が養われるでしょう。デスクワークを担当すれば、大学で課題を作成するのとは異なる、業務で必要なパソコンスキルを身に着けられます。ディスカッションを重ねることで、論理的思考を磨く機会もあるでしょう。もちろん、インターンシップに参加したからといって、これらのスキルが一朝一夕で向上することは難しいです。

しかし、社会人として必要なスキルや経験とはどのようなものか、そのなかで自分に不足しているものは何かを客観視できることは大きな意味があります。不足している部分を補うためにこれから自分がすべきことが理解でき、就活でアピールするべきポイントが把握できることで、効率的な就活を行うことが可能です。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

知っておきたいインターンシップマナー

知っておきたいインターンシップマナー1.身だしなみ

インターンシップの参加者といっても、企業の一員として業務にあたる以上、学生気分、お客様気分でいてはいけません。参加する際は、注意すべきマナーがあります。その1つが、身だしなみをきちんと整えることです。清潔感があり、仕事がしやすい服装をしましょう。企業の雰囲気やカラーにもよりますが、基本的には男性でも女性でも黒や紺、グレーなどの落ち着いた色のスーツにするのが無難です。髪は長ければきちんとまとめ、女性は派手なメイクやネイルは控えましょう。メイクをしないのも社会人としてふさわしくありませんので、ナチュラルメイクを心がけます。男性はヒゲをきちんと剃ることも大切です。

まれに「おしゃれをすることが身だしなみ」と考えている人がいますが、これは少し違います。「おしゃれは自分のためにするもの」であり、「身だしなみは相手のためにするもの」と心得ましょう。

知っておきたいインターンシップマナー2.言葉遣い

インターンシップで注意すべきマナーとして、言葉遣いに注意することも大切です。インターンシップでは、たくさんの人たちとコミュニケーションを図る必要があります。相手に不快感を与えるような言葉遣いにならないよう、十分に気をつけることが必要です。相手への敬意を忘れず、地位や年齢、立場に合った言葉遣いを意識しましょう。基本的に、ビジネスシーンでは敬語が必須です。友達と話すような馴れ馴れしい言葉遣いをしてはいけません。とはいえ、普段から使う習慣がないと、適切な敬語を使うのは難しいものです。そのため、慣れていない自覚があるなら日頃から敬語を取り入れ、丁寧な話し方をするように意識すると良いでしょう。

また、クッション言葉を使うと、柔らかな印象を与えることができます。クッション言葉とは、「失礼ですが」「申し訳ございませんが」「恐れ入りますが」などのフレーズです。いきなり本題に入らず、ワンクッション置くことで、相手も聞く態勢を整えることができます。また、否定文はきつい印象を与えてしまうものです。そこで、なるべく肯定文に変えるようにしてみましょう。たとえば、「できません」というのではなく「いたしかねます」、「いません」ではなく「席を外しております」に言い換えるなどです。こういったささやかなテクニックを覚えておくと、職場の人間関係を円滑にするのに役立ちます。

知っておきたいインターンシップマナー3.挨拶・お辞儀

「きちんと挨拶・お辞儀をする」ことも、基本的で重要なマナーです。普段の生活でも、挨拶がきちんとできる人は感じが良いものです。インターンシップ先でもきちんとした挨拶ができれば、印象が良くなり、高く評価される傾向があります。それほど挨拶は大切です。緊張してぎこちなくなっても構いませんので、初日の自己紹介から出社したときや外出するとき、最終日まで、状況に合わせて適切に挨拶するよう心がけましょう。

たとえば、出社したときは明るくはきはきと「おはようございます」、外出するときは「行ってまいります」、社内でほかの社員とすれ違うときは「おつかれさまです」などと挨拶します。インターンシップの最終日には、「お世話になり、ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えましょう。

挨拶をするときは、お辞儀もします。会釈(頭の角度が15℃)・敬礼(30℃)・最敬礼(45℃)の3種類があり、状況に応じて使い分けましょう。たとえば、社内でほかの社員とすれ違うときなどは、会釈で構いません。朝夕の挨拶や上司への挨拶は敬礼が適切です。改まったお礼をするとき、謝罪をするときは最敬礼します。状況に合わせ、表情や姿勢に注意することが大切です。

知っておきたいインターンシップマナー4.お礼状の書き方

インターンシップに参加したら、あまり日を開けず、速やかにお礼状を出しましょう。これは、迎え入れてくれたことに対する感謝の気持ちを企業に伝えるためです。このとき、マニュアルを丸写しにしてはいけません。受取った相手が読んだとき、「ただ形式的に書いただけだ」とわかってしまいます。相手が読んで嬉しいと思えるような内容にすることを意識しましょう。たとえば、インターンシップ中に印象に残ったことや刺激を受けたことを伝えると好印象です。また、個人的にいろいろとお世話になった社員がいるのであれば、名前を出して感謝の言葉を述べると良いでしょう。なお、お礼状は手書にするほうが丁寧な印象を与えますが、メールでも構いません。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

インターンシップを行う企業を選ぶポイント

インターンシップに参加する理由は、幅広く業界・企業を知るためや自分のスキルアップのため、就活の判断材料にするためなどさまざまでしょう。スキルアップや判断材料にするために参加するのであれば、企業はしっかり選ぶことが必要です。とはいえ、インターンシップへの参加を希望する学生が増えたことで、実施企業も大幅に増加しています。そのため、情報が多すぎて、却ってどの企業にすればいいかわからないという学生が少なくありません。そこで、ここでは、インターンシップに参加する企業を選ぶポイントについて説明します。

選ぶポイントは、「希望する業界」「やりたい職種」「プログラムの内容や勤務条件」です。商社や金融、メーカーなど、漠然とでも就職を希望する業界があるなら、そのなからインターンシップに参加する企業を絞り込みましょう。ただ、就活前から1つの業界に絞りすぎる必要はありません。2、3の業界から探してみると、就活の際の選択肢も広まります。業界に対するこだわりはなく、営業や経理事務などやりたい職種が決まっているときは、その職種で募集している企業を探しましょう。同じ職種でも、業界や企業によって業務の方法などは異なるものです。複数の企業に参加することで、自分に合った業界や企業が見つかりやすくなります。

希望する業界も職種も特にないときは、プログラムの内容や勤務条件から探してみるのも1つの方法です。企業によってプログラムの内容は異なります。ほかでは経験できないユニークなプログラムを実施しているところもありますので、気になるインターンシップに参加するといいでしょう。そのほか、土日も参加できるなど、勤務条件で選ぶ方法もあります。税理士などの専門職を目指しているなら資格が活かせるところを、大学の単位が必要なら認定される企業を選ぶなど、目的に合わせて選ぶのも良いでしょう。将来の選択肢が増やせるか、社会感覚が身につくかなどをチェックして選ぶことも大切です。

インターンシップに参加して就活をスムーズに進めよう!

就活をスムーズに進めるためには、インターンシップに参加することが大切です。参加することで、実際の企業の雰囲気や業務の内容、求められるスキルなどが把握でき、志望動機を明確にしたり必要なスキルに向けて勉強したりできます。まずは、参加するまでの流れや得られるメリット、押さえておくべき注意点などを理解しておきましょう。そうすることで、不安を解消し、就活に向けて役立つ時間を過ごせます。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

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佐藤 裕康
株式会社ジェイック 採用メディア「Future Finder」事業部長|ジェイックに新卒入社後、マーケティング業務に従事。その後、新規事業であるダイレクトリクルーティング事業の立ち上げを経験、事業責任者へ|資格:CFW(「7つの習慣」社内インストラクター資格)