内定ブルーとは?不安の解消方法を知って自分と向き合おう!

内定ブルーとは?不安の解消方法を知って自分と向き合おう!

内定ブルーになってしまっている就活生もいるのではないでしょうか。せっかく就活をして企業の内定をもらったにもかかわらず、入社前に不安な気持ちが続くのはつらいものです。この記事では、就活を終えた学生が内定ブルーになりやすい原因や不安の解消方法などについて解説します。

内定ブルーとは

内定ブルーとは

内定ブルーは、就活が終わり企業への就職先が決まったにもかかわらず不安になってしまうことです。内定ブルーの意味や、内定ブルーになりやすい背景について解説します。

内定ブルーとはどんな状態?

就職活動は辛いことの連続ですから、内定を勝ち取ることができたときの喜びはひとしおです。学生生活を終えたあと社会人として活躍する自分の姿を想像して、気持ちは高まっていくことでしょう。ただその一方で、内定を勝ち取ることはできたものの不安に苛まれてしまう学生も多くいます。新たな生活を送る準備を進めていく上で、いろいろな不安にとらわれて動けなくなってしまうのです。

こうした状態を「内定ブルー」といいます。出産を控えた妊婦さんが憂鬱な気持ちを抱えてしまうことを「マタニティブルー」と言いますが、それになぞらえた言葉です。

内定ブルーになる背景

内定を承諾したものの本当にその会社に決めてしまってよかったのか、その会社に入った後、自分は本当に社会人として活躍して行けるのか。内定ブルーになってしまった学生は、そんな不安を抱えています。

「内定獲得は基本的に嬉しいことなのだから、それで憂鬱になる人間は少数派だろう」と考えがちですが、内定ブルーに陥る学生は意外に多いのです。内定ブルーは、誰にでも起こり得るということを認識しておきましょう。

内定ブルーは、就活という多忙な時期が終わり、少し気持ちに余裕が出てきたタイミングでなりやすいといわれています。就職活動中は、とにかく忙しいもの。自己分析や自己PRを考え、面接や筆記試験の準備をし、場合によっては遠方にある試験会場まで何度も出向かなければなりません。

忙しいだけに不安になる余裕がなく、少し気持ちにゆとりが出た途端、それまで気付かなかった不安が噴出してしまう。それが内定ブルーです。就活終了後、何となく憂鬱な気持ちになってしまったら、内定ブルーが原因かもしれません。

内定ブルーになる理由

内定ブルーになってしまう大きな理由の一つが、新しい環境に対する期待と不安です。学生にとって、就活の果てに獲得した内定は自分にとって初めての勤め先です。アルバイト経験があったとしても、正社員として働き始める以上やはり特別な場所になります。学生時代に別れを告げ、社会人として暮らし始める場所と言い換えることもできるでしょう。それだけに就職先を決めるということは、人生の大きな選択肢の一つであり、そこに不安が生じるのはどうしても避けられないことなのです。

どんなに業界研究や企業研究を行っていたとしても、自分自身が内定先で働いている姿を明確に想像するのは難しいものがあります。具体的にどんな仕事を任されるかは入ってみないことには分かりませんし、一緒に働く人がどんな人なのかもやはり働き始めてやっと分かることです。

社会人として働く経験がないことが、イメージのし辛さに拍車をかける側面もあります。はっきりイメージできないからこそ想像だけが先走ってしまい、期待や不安が大きくなってしまうのもやはり当然のことと言えるでしょう。

内定ブルーが原因で内定辞退をする学生もいる

「内定後、少し憂鬱な気持ちになるだけならそんなに大きな問題ではない」と思ってしまいがちですが、内定ブルーになった結果、うつ状態になったり、突然内定辞退を行うような学生も決して少なくありません。単なる気持ちの落ち込みだと甘く考えないことが大切です。

ただ、全ての内定ブルーがマイナスの結果をもたらす訳ではありません。内定辞退を行って自分を見つめ直した結果、就活の軸がよりはっきりと定まり、夏・秋採用や次年度採用の就活に向けて動き出す学生もいます。また、内定ブルーになって大いに悩んだ結果、内定先に対する覚悟が決まったという学生もいます。

大切なのは内定ブルーを回避することではなく、どのように乗り越えていくかなのです。

内定ブルーの原因と解消方法

内定ブルーの原因と解消方法

内定ブルーは、就活後の悩みのひとつになってしまうことがあります。内定ブルーになってしまう原因と解消方法について解説します。

内定ブルーになる原因は?

内定ブルーになってしまう原因には、以下のようなものが考えられます。

原因1:そもそも社会人になるのが怖い

内定ブルーの原因には、社会人になることに対する恐れもあると指摘されています。「社会人は学生とは違う」というのはよく聞く文句です。就職活動中に企業側から言われたことがある人も多いのではないでしょうか。

実際に、社会人は自分でお金を稼いで自立することが求められる立場です。仕事という行動に対して責任を負うことも求められます。これは学生時代と比べるとかなり大きな変化です。それだけに自分にできるかどうか不安になり、恐怖心に繋がってしまうことも多いのです。

原因2:内定先で成果を出せるか不安

成果が出せるか不安、というのも内定ブルーの原因の一つです。お金を受け取る以上、成果を出すことが求められるというのも、学生と社会人の大きな違いと言えるでしょう。社会人として成果を出して会社に貢献していけるのか、企業の一員として上手くやっていけるのか不安になってしまうのです。

「働くことに対するイメージが湧きにくい」というのも理由の一つです。アルバイト経験のある学生は多いですが、「社会人と学生バイトは違う」と言われてしまうと、そもそも働くことそれ自体が何なのか分からなくなってしまうのではないでしょうか。そうなると余計に自分は活躍できるのか、アルバイトとの違いが分からず失敗を繰り返してしまうのではないかと心配になってしまうのです。

原因3:今の内定先がベストなのかわからない

内定承諾した企業が自分に合っているのか、この就職先が自分にとってベストな選択肢なのかという不安も存在します。この不安は、第一志望ではなく第二・第三志望の会社に入社を決めた学生が陥ることが多いです。

内定承諾をすれば、それ以外の企業に入社する選択肢は自ずと消えてなくなります。いわば他のまだ見ぬ企業や、現在選考中の企業を諦めることでもあるのです。あるいは、就職先を決める覚悟ができていない状態でもあります。他の企業に対する憧れや揺らぎが存在すると、不安はますます大きくなってしまいます。

原因4:面接時のイメージと違う部分があった

内定を受けるまでに、業界や企業に付いていろいろなことを調べているはずです。そうした自分の中にある情報と、面接のときなどに触れるイメージが違っていると、その齟齬が不安の種になってしまうことがあります。

就活を続けていると「ミスマッチが離職に繋がる」という情報も耳にする機会が多いため、自然と不安になってしまうのです。また、就活中はその企業の魅力的な部分を見ようとしていることが多いのですが、内定が決まってその企業で働くことが現実味を帯びてくるとまた違ったものが見えてきます。そこにギャップを感じてしまうのは仕方がないといえます。

原因5:親が内定先に納得していない

就職活動中に、親の意見を参考にする人も多いかと思います。親は最も身近にいる社会人の先輩ですし、親身になって話を聞いてくれる相手でもありますから、自然と頼りにする機会も多いのではないでしょうか。

そんな親が就職先に納得していないと、自分が望んで決めた企業であるにも関わらず「この企業でいいのか」と不安になってしまうものです。親だけではなく、親戚や先輩など周囲の人間に反対されてしまって不安になるというケースも少なくありません。

冷静に考えてみれば、自分よりも親の方がその企業について詳しいということは、親がその企業で働いているなど特殊な事情を除いてまずあり得ません。親であっても、所詮は周囲の一意見に過ぎないのです。ただ、信頼している人に反対されてしまうと不安になるのが人間というもの。自分で決めた内定先であっても、意思が揺らいで心配になってしまうことがあるのです。

内定ブルーの解消方法

内定ブルーになった場合、どのように乗り越えていけばいいのでしょうか。ここでは、内定ブルーの解消方法を解説します。

解消方法1:内定先の企業をよく知る

不安がなぜ生まれるのかといえば、内定先のことがよく分からず、想像が先走ってしまうからです。自分がどんな企業で働くことになるのか、より具体的なイメージが持てるように、内定先の企業の知識を蓄えていくといいでしょう。

具体的なイメージがつかめない、働く自分の姿が想像できないというときは、企業との接触機会を増やすのがおすすめです。春夏までに内定をもらっていると、実際に働き始めるまでに一年近い期間が空くことになります。するとどうしても気持ちが離れ、余計に不安になってしまうものです。内定式や懇親会を開いている企業ならば積極的に参加して、就職から意識を離さないように努めましょう。

もし内定先の企業がこうしたイベントを開いていない場合は、自分から内定先の商品を手に取ったり、イベントに参加するなどしてみるといいでしょう。内定先でインターンを実施しているならば、参加することでよりイメージを明確にすることができます。実際に一緒に働くことになる人たちと早めにコミュニケーションを取れるため、そういった意味でもおすすめです。

解消方法2:先に社会人になった先輩に相談してみる

不安な気持ちは、誰かに聞いてもらうことで軽くすることができます。社会人としてやっていけるのかという漠然とした気持ちを、実際に働いている先輩に打ち明けて聞いてもらいましょう。

内定ブルーになってしまう人は決して珍しくありません。社会人としてしっかり働いている先輩でも、学生時代は自分と同じように不安な気持ちを抱えていたかもしれません。気持ちを打ち明けて共感してもらうことで、不安は随分と軽くなっているはずです。また近い立場の先輩に話を聞くことで、社会人としての実情や実態を知ることもできます。美化されていない情報は、社会人として働く自分をイメージする上で非常に貴重です。

解消方法3:自分が志望した理由を振り返ってみる

「本当に今の内定先でいいのだろうか」と不安になったら、一度自分がなぜその企業を志望したのか振り返ってみるとよいでしょう。

いくつか内定をもらった上でその企業を選んだのであれば、何が自分にとって決め手となったのか考えてみましょう。また、内定をもらったのがその一社だけだったとしても、数ある企業の中からそこを受けると決めた理由が必ずあるはずです。そうした理由を振り返ると、自然と自分の中の就活の軸を思いだし、熱意を再確認することができるでしょう。また、他の企業を選ばなかった理由もはっきりと分かり、よりその企業で働く覚悟を固めることができます。

解消方法4:内定先のことはいったん忘れて学生生活を楽しむ

いろいろな方法を試したけれど、どうしても不安が拭いきれない。そんなときは、一度内定先のことを忘れてみましょう。内定ブルーに向き合うことは非常に大切ですが、憂鬱な気分というのは努力で必ず解決できるものではありません。ずっと向き合っていると精神的に疲労してしまいますし、憂鬱な気分が更に憂鬱を呼んでしまうことも多くあります。真正面から向き合うのを止めて、気分転換に努めましょう。

就職活動が忙しくて学生生活が疎かになっていたという場合は、今一度学生生活を楽しんでみましょう。学生でいられるのもあと僅か。この貴重な時間を無駄にする手はありません。学生生活の最後に勉強に没頭してみるのもいいのではないでしょうか。

就職活動が終わったお祝いに旅行に行ったり、ショッピングや趣味の時間を持つのもおすすめです。内定ブルーはいわば一過性のものであり、楽しく過ごしているうちに自然と解消されていることも多いと覚えておきましょう。

解消方法5:どうしても納得いかなければ就活を続ける

どうしても他の企業に対する未練を断ち切れない、内定先のことを知れば知るほど不満が大きくなっていくというときは、思い切って内定を辞退して就職活動を再開するという選択肢もあります。

未練が残ったまま働き始めても全力で働くことは難しいでしょうし、せっかく入ってきた新人がやる気不足では企業側も不幸です。お互いに「こんなはずじゃなかった」という結果になるよりも、思い切って学生のうちにリスタートをかけるのも一つの方法です。

ただし、就職活動を再開することにはリスクもあることを覚えておきましょう。最初の就活に比べると卒業までの時間は短いですし、また運よく内定がもらえるとは限りません。必ずいい結果に結びつく訳ではないことを理解した上で、行動することが大切です。

また、内定辞退をする場合は、誠意をもって対応することが望まれます。一度は縁あって働こうと決めた企業ですから、失礼のないようにしましょう。

内定ブルーは自分に向き合っている証拠

内定ブルーになってしまうのは、それだけ自分の将来を真剣に考え、自分に向き合っているからです。だからこそ、一時的な落ち込みで安易に内定辞退してしまうのではなく「それだけ自分は真剣なんだ」とポジティブに捉えるようにしてみてください。

また、自分が内定ブルーに陥っている原因を考え、対処していくことで解決する場合もあります。たくさんの学生が足を取られがちな内定ブルーを、上手に切り抜けていきましょう。

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