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新卒で辞めたら人生終わり?転職のメリデメや後悔するケースも解説

新卒で辞めたら人生終わり?転職のメリデメや後悔するケースも解説
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新卒辞めた人生終わりになってしまうのではないかと、不安に感じてなかなか退職の検討を進められていない人も多いのではないでしょうか?

この記事では、新卒で入社した会社を辞めることで、本当に人生終わりになってしまうのかどうかについて解説します。

あわせて、新卒の会社を辞めて転職することのメリットデメリットや、人生が終わらなかった体験談についてもご紹介しますので、新卒で入った会社を退職するか悩んでいる人は参考にしてみてください。

新卒で辞めても人生終わりではない理由3選

新卒で辞めても人生終わりではない!

結論から先に言いますと、新卒で辞めたとしても人生終わりになることはありません。

世の中には新卒の会社を辞めて転職している人は多くいますし、転職後により良い人生を送っているケースも決して少なくありません。

まずは、新卒で辞めても人生終わりではないという点について、データを参考にしつつ解説していきます。

①毎年300万人程度は転職している

株式会社ビズリーチが国の調査結果をまとめたデータによれば、2018年以降の転職者数は毎年300万人前後で推移していることが分かります。

日本の労働人口は7,000万人前後となっていますので、実に5%程度の社会人が毎年転職している計算です。20人に一人は転職していると言い換えれば、毎年の転職者は意外と多いということが実感できるのではないでしょうか。

もちろんこの転職者のデータには、既に転職を経験している人もいれば、新卒で初めて転職をしたという人も混ざっています。

ただ、転職市場そのものが非常に好調ということは、新卒で辞めても次の就職先が見つけやすい状況とも言えます。

このように、転職する人が毎年多くいるという事実だけでも、新卒で辞めたら人生終わりになるわけではないということが分かると思います。

②新卒から転職を意識する人は年々増加傾向

新卒の人だけに目を向けてみると、実は新卒で入社した時点から転職すること、つまり新卒の会社を辞めることを考えている人が年々増加傾向にあることが分かります。

転職サイトdodaの調査では、新社会人でdodaに登録した人の数は、2011年から2022年で約28倍まで増加していることが発表されています。

これは、入社直後から今後のキャリアを見据えて行動するような新卒が増えているという現実があり、もはや新卒を辞めると人生終わりになるとは思われていないような環境に変化していると言えるでしょう。

なお、今後も新卒入社の瞬間に転職サイトに登録するといった動きは増えていくことが想定されますので、新卒の会社を辞めることはメジャーになってくるかもしれません。

③求人数も増加を続けている

新卒の会社を辞めたとしても、次の職場を見つけやすい市況感であれば人生終わりになるリスクは低いと考えることができます。

就職のしやすさを測る指標としては、有効求人倍率というものが挙げられます。

有効求人倍率とは「求人数÷求職者数」で求めることができ、有効求人倍率が1.0以上だと求職者よりも求人数が多い状況のため、就職しやすいとされています。

そこで独立行政法人労働政策研究・研修機構がまとめたデータを見てみると、リーマンショックが起きた後の2010年から右肩上がりで有効求人倍率が上がっていることが分かります。

2013年からは有効求人倍率が1.0を下回ったことがないため、就職しやすい状況が続いていると読み解くことができるでしょう。

ちなみに、2021年〜2022年にはコロナが世界的に流行ったこともあり、企業のビジネスにも大きな影響を与えました。同時に有効求人倍率も一時的に大きく下がりましたが、2022年の後半には既に持ち直していることもあり、再び有効求人倍率は右肩上がりを続けています。

このように、たとえ新卒の会社を辞めたとしても就職しやすい状況が続いているため、仕事が全く見つからずに人生終わりになってしまう可能性は極めて低いと考えられます。

新卒で辞めても人生が終わらなかった体験談3選

データからは新卒で辞めたとしても人生終わりにならないことが分かりましたが、気になるのは実際に新卒を辞めた人の体験談ではないでしょうか。

ここからは、就職カレッジ®︎を利用して新卒の会社から別の会社に転職した人の体験談を3つご紹介します。

①新卒入社後、残業と職場の雰囲気に退職を決意したAさん

Aさんは実家に近い東京支店で営業職として内定を獲得しました。

しかし、入社直前にいきなり大阪勤務を命じられたり、もらえると言われていた家賃補助も貰えず、入社2カ月で月残業時間が100時間程度。加えて数字意識の強いギスギスした環境など、とにかく心身ともに疲弊する毎日を過ごしていました。

このまま続けていても生活ができないと感じ、Aさんは新卒の会社を退職。退職した会社の先輩に紹介され、就職エージェントの利用を始めます。

エージェントとのやりとりを通じて自分の強みを再認識し、好きなものに携われる商社に転職を決めることができました。

今では前職で感じていたようなギスギスした環境を一転し、アットホームな雰囲気の会社で定時帰りの日々を過ごしています。

川瀬美奈さんの就職成功体験談 – ジェイック 就職カレッジ®︎

②新卒入社後、ハードすぎる環境に退職したBさん

Bさんは元々大学で学んでいた美術を活かせる仕事に就くべく、舞台制作を行う中小企業に新卒入社しました。

あまり仕事や会社のことを調べずに入社したこともあり、入社後は想像以上に厳しい毎日が待ち受けていたのです。

11時始業と遅めスタートではあるものの、夜は終電が基本。終電で帰れない時は社員全員が会社の借りているマンションに寝泊まりするといったハードすぎる職場環境でした。

また、業界特有の雰囲気にも馴染むことができず、心身ともに疲れ切ってしまったBさんは退職を決意。ひとまずはアルバイトで生計を立てますが、心境の変化があり再び正社員として働くことにします。

利用した就職エージェントの勧める求人の中から、大学時代の経験を活かせるWeb制作会社に内定をもらい、無事転職先が決まりました。

就職後は分からないことでも気軽に聞ける雰囲気で、仕事で悩んだ時も親身に相談に乗ってくれる社員が多く、働きやすさを実感しているようです。

総じて、新卒で入社した会社を辞めてよかったと、晴れ晴れした気持ちで毎日仕事に励んでいます。

S・Hさんの就職成功体験談 – ジェイック 就職カレッジ®︎

③新卒入社した会社を2週間で退職したCさん

Cさんは新卒就活でしっかりと努力をして、納得のいく内定先に新卒入社することができたものの、3つの理由から入社後2週間で退職するといった経験をしました。

「勤務条件が入社前に聞いていたことと全く違うこと」

「入社当日から8時〜21時と長時間残業をさせられたこと」

「毎日飲み会に参加させられ、セクハラも受けたこと」

これらの理由により、入社して1週間働き、その次の週には休職して退職することにしました。

辞めた後に両親に相談したところ、フリーターにならずに正社員としてまた働きなさいと背中を押してもらえたことで、就職エージェントにすぐさま登録。小さい頃から両親が従事していた医療に携わる会社にすぐ入社することができたのです。

再就職先の仕事量はやや多いものの、それでも新しいことを学べて利用者との距離感も業務にやりがいを感じられていて、マネージャーに昇格するためにいきいきと働けているそうです。

A・Sさんの就職成功体験談 – ジェイック 就職カレッジ®︎

新卒で辞めたら人生終わりと言われる理由

新卒で辞めても問題ないことが、データからも体験談からも明らかにはなっていますが、それでもなお新卒入社した会社を辞めたら人生終わりと言われることがあります。

ここからは、なぜ新卒で辞めると人生終わりと言われるのかについて、3つの理由を解説します。

ひと昔前は終身雇用が前提だったから

ひと昔前までは、今とは異なりほとんどの会社で終身雇用が前提とした働き方になっていました。そのため、新卒で採用してくれた会社を退職することは、愚かな行為として捉えられており、退職金ももらえなくなることから人生終わりと言われていたのです。

しかし、現在は転職によるスキルアップを目指す若者が増えてきていることや、ビジネスの変化のスピードが早くなっていることから、終身雇用制度が崩壊しかけているといっても過言ではありません。

このように、まだ終身雇用を前提とした働き方が主流だった人たちが「新卒で辞めることは人生終わり」と言っているに過ぎないと捉えることができます。

社会のレールから外れると思われるから

働くことは国民の義務と考える人も多く、働いていない人に対する世間の目は厳しいものになっています。これは、日本人の「同調圧力に弱い」という国民性があるからと考えることができます。

子供の頃から義務教育を受け、高校に進学し、その後は就職か大学への進学がレールとして定められていました。その後は誰しもが働き、老後を迎えるというのが世間一般でいう普通の人生と認識している人もいます。

したがって、新卒で入社した会社を辞めるということは人生のレールから外れることと思われやすく、もう普通の人生に戻って来れない=人生終わりとして言われるようになったと考えられます。

ちなみに、現在では転職が当たり前になっていて、人生のレールから外れるようなことはありませんので安心してください。

スキルが身に付いていないから

特に新卒入社してから数年しか経っていない人が退職する場合は、スキルが身に付いていないまま退職することは人生終わりに近づくと考えられがちです。

よく「どんな仕事でも3年は続けた方がいい」と言われますが、これには3年も勤めればある程度仕事を一人で進めるためのスキルが身につけられるという一般論が背景にあります。

そのため、3年も経たずに新卒の会社を辞めると、スキルが身に付いていないので現職以上の会社にいくことはできないとされ、人生終わりと言われることに繋がるのです。

ただ、先ほどの体験談にもあった通り、新卒の会社を辞めても新しい会社でスキルを身につけていくことは十分に可能だと言えます。「入社したら3年は続けろ」という声は無視しても大丈夫です。

新卒が会社を辞める理由3選

就職活動にどれくらい力を入れていたかは人それぞれですが、新卒として入社するには相応の時間も労力もかかります。

そんな苦労をして入社した会社を、なぜ辞めるのでしょうか?

ここからは、株式会社ビズヒッツが発表した「初めての転職に関する意識調査」のデータを参考に、新卒が会社を辞める理由を3選にしてご紹介します。

給料や労働環境が合わないから

先ほど取り上げた体験談にもありましたが、入社後に給料や労働環境などの会社の体制に問題を感じて辞める決断をする人は多い傾向にあります。

給料は新卒という時点でほぼ横並びではあるものの、残業代が支払われなかったり、元々知らされていた手当が支給されなかったりなどのトラブルに巻き込まれることは少なくありません。

また、労働環境も就職前と後で大きく実態が異なっていたという声もよく耳にします。

新卒なのにいきなり月数十時間の残業をさせられたり、勤務先が内定時の説明と違っていたりと、実態と異なる働き方に対して不信感を感じることもあるはずです。

このように、事前に会社から聞いていたことと違う実態を目の当たりにした時、新卒であっても辞めることを検討するのは当然のことと言えるでしょう。

人間関係に悩んでいるから

入社前と後で悪いギャップを感じれば感じるほど、新卒であっても会社を辞めたいと考えやすくなります。

労働環境や仕事内容はある程度入社前から情報収集はできるものの、人間関係については実際に入社して働いてみなければ分からないことが多く、悪いギャップを感じやすい要素と言えます。

「配属ガチャ」という言葉が一時期流行ったように、総合職として新卒入社すると、配属先や部署、上司や同僚はすべて会社側が決定します。運良く風通しのいい部署に配属されれば問題ありませんが、自分と性格が合わない人と働くことになれば、人間関係に悩むことになるでしょう。

特に新卒の時は、仕事のしかたが何も分かりませんので、困ったら助けを求めやすい環境でないとすぐにストレスが溜まっていってしまいます。

事実、人間関係の悪さを理由に退職する人は年々一定数存在しますので、新卒の人の辞める原因としても多い傾向にあります。

スキルアップや将来性が見込めないから

先ほど触れたデータにもあったように、入社時から転職によるスキルアップを考えている新卒が増えています。もし新卒の会社でスキルアップが見込めないと感じるような時は、すぐに職場を変えるために転職を考えることでしょう。

また、会社の業績が年々悪化していて、将来性が見込めないといったケースも退職を考えるきっかけになりやすいです。業績が悪いと昇給も昇格もできませんし、挑戦できる機会が極端に減るためやりがいも低くなるかもしれません。

このような理由で新卒の会社を辞める場合は、「次に就職しようとする会社であれば自分のキャリア設計を実現できるか」という観点で求人を探すのがおすすめです。

新卒で辞めなきゃ良かったと後悔するケース

新卒で辞める人は毎年いますが、中には辞めなければ良かったと後悔する人もいます。

会社を辞めるのは自由ですが、基本的に辞めた後は戻れませんので、後悔のない選択をするためにも、退職を後悔するケースについて理解しておきましょう。

転職先の方が年収が下がるケース

転職はキャリアアップを目指す手段としても使われますが、転職先の方が前職よりも年収が下がるケースがあります。

特に未経験からできる仕事に就職する場合や、今の会社よりも規模の小さい職場に転職する場合は、給料が下がることがあります。

給料は毎月固定で入ってくる収入になりますので、転職によりライフスタイルを大きく変えなくてはならなかったり、買いたいと思っていたものも買えなくなったりと、生活に大きな影響をもたらす可能性があります。

転職する際は、まず求人票で給料額をしっかり確認することはもちろん、昇給の平均金額や昇格による給料アップ幅をあらかじめ調べておくことが大切です。

就職先が見つからずフリーターになるケース

会社を辞めることだけを考えて行動した結果、就職先が見つからずにフリーターになるといった場合も後悔する理由となります。

一見フリーターは働けば働いた分稼ぐことができるので、一時的には前職よりも収入が上がったという実感を持てることがあります。

しかし、フリーターは健康保険や年金の負担が重かったり、仕事が常に不安定であることから、決して安心して続けられる働き方とは言えません。

また、フリーターとしての期間が長くなれば正社員として復帰するハードルも高まってしまいますので、将来的にも後悔する可能性が高いでしょう。

フォロー体制が整っていないケース

新卒の会社を辞め、無事に転職先を見つけて就職できたとしても、フォロー体制が整っておらず後悔することもあります。

新卒という存在は多くの会社で大切にされますので、手厚い研修が用意されていることがほとんどです。コストや時間もかけて研修プログラムが用意されているため、スキルや人間関係をある程度構築した上で現場配属してもらうことができます。

しかし、転職による中途入社者になると、研修が数日しか用意されていなかったり、研修なしにいきなり現場で働くことを求められたりと、不安なまま働かなければならない状況も考えられます。

「前職の方が、周りの人がフォローしてくれていた」と感じ、新卒の会社を辞めたことを後悔している人も少なくありません。

新卒で辞めるメリットデメリット

新卒の会社を辞めることには、メリットだけでなくデメリットも存在します。それぞれいい点と悪い点の両方を理解した上で、本当に自分は辞めるべきなのかを判断してください。

自分で納得した上で選んだ選択であれば、人生終わりと思うことは起きないはずです。

新卒で辞めるメリット

まずは、新卒で辞めるメリットとして以下の3点をご紹介します。

  • 精神的なストレスから解放される
  • 労働環境が整った会社に勤められる
  • 第二新卒枠で就職活動できることもある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

精神的なストレスから解放される

会社を辞めたいと感じている状態は、決して精神衛生上好ましい状態とは言えません。仕事内容にしろ、人間関係にしろ、何らかの観点で会社に対して不満を持っていることでしょう。

会社を辞めることで、それらの精神的なストレスから一気に解放されるため、毎日仕事について悩む必要がなくなるのは大きなメリットです。

人間は何かに悩んでいる状態が続きすぎると、どんどんメンタルが落ち込んでいって最終的にはうつ状態に繋がることもあります。

また、精神と身体の健康はリンクしていますので、病気にかかりやすくなったり、日常生活でも細かなトラブルが頻発することもあるでしょう。

健康に毎日を過ごせるようになるのは、会社を辞める最大のメリットといっても過言ではありません。

労働環境が整った会社に勤められる

新卒で入社した会社がブラック企業であった場合、会社を辞めることで労働環境をリセットすることが可能です。加えて、念入りに就職活動を行えば労働環境が整った会社に勤められるのも大きなメリットの一つです。

この記事の序盤で触れた体験談のように、新卒で入社した会社で月100時間の残業をしていたり、セクハラや飲み会が多いなど劣悪な労働環境にあった人でも、転職により定時帰りや雰囲気のいい職場で働くといった理想が実現できます。

ただ、きちんと次の就職先を吟味せず、適当に転職活動をしてしまうと再びブラック企業に就職してしまう可能性がありますので注意してください。

第二新卒枠で就職活動できることもある

新卒入社して3年経過していない場合は、第二新卒枠として就職活動することが可能です。

第二新卒とは、新卒入社してから3年未満程度を目安に転職活動をしている人のことを指す言葉で、企業によっては第二新卒をメインに募集をかけていることもあります。

普通の中途採用は基本的に経験者採用がメインとなりますので、スキルや実績のない人だと応募すらできませんが、第二新卒枠であれば未経験からでも就職できる可能性があります。

募集人数としても多い求人が大半のため、就職しやすいのも特徴です。求人票に「第二新卒歓迎」などと書かれている場合は、積極的に応募していくと良いでしょう。

新卒で辞めるデメリット

続いて、新卒で辞めるデメリットとして以下の3点をご紹介します。

  • 勤務期間によっては内定が取りづらくなる
  • 焦って行動するとブラック企業に入社しやすい
  • 社会的信用が低くなる可能性も

それぞれ詳しく見ていきましょう。

勤務期間によっては内定が取りづらくなる

新卒入社して1年も経たないほどの短期離職をしている場合、内定が取りづらくなるというデメリットがある点は押さえておいてください。

企業は人を一人採用するだけでも多額のコストを支払っていますので、できるだけ長く働いてくれそうな人を採用する傾向にあります。

そのため、企業は前職を数ヶ月で退職したような人に対し、「この人は採用してもすぐに辞めてしまいそうだ」と感じ、見送りの判断をするケースが多いのが現実です。

新卒入社した会社の在籍期間が短ければ短いほど、書類選考と面接両方の通過率が下がることもありますので、その上で辞める判断をしましょう。

焦って行動するとブラック企業に入社しやすい

会社を辞めてから転職活動をする場合、数ヶ月間は収入がない状態が続きます。貯金を切り崩しながら生活することになりますので、どんどん減っていく口座残高に焦りを感じてしまうと、ブラック企業に入社するリスクが高まります。

ブラック企業は退職者がホワイト企業に比べて格段に多いため、常に人手不足です。したがって、履歴書や面接上多少の問題があるような人でもすぐに採用する傾向にあります。

これらのことから考えると、焦りからしっかり求人情報を吟味できない求職者と、誰でもいいから人が欲しいブラック企業がマッチングしてしまい、結果的に求職者にとって望ましくない就職が決まってしまうのです。

社会的信用が低くなる可能性も

新卒に限らず、会社を退職すると社会的信用が低くなることもあります。

社会的信用とは、自分とは関係のない第三者が自分をどれくらい信用してくれるのかというものであり、特に金融機関での借入の審査で重視されます。

具体的には、今の会社を1年以上継続していないと借入審査に通過できないなど、社会的信用の低下が生活に直結してくることもあります。

また、恋愛などの人間関係においても、新卒の会社を辞めたことがマイナスにはたらくケースも考えられるでしょう。

こうした社会的信用の問題は、会社を辞める際に必ずついて回るもののため、事前によく理解しておくことが大切です。

人生終わりを避ける!新卒から辞めずに続けるコツ

新卒の会社を辞めるデメリットを知り、「もう少し今の会社で頑張ってみたい」と思った人は、ここで解説する3つのコツを意識して明日から働いてみてください。

自分なりのやりがいを見つける

やりがいをもって働くことは、仕事を長続きさせる上で非常に大切です。

ただ、やりがいは上司や会社から与えられるものではありません。自分が仕事をどう捉えるかによってやりがいを持てるかどうかは変わります。

新卒の会社を辞めたくないのであれば、どんなに小さくてもいいので自分なりのやりがいを見つけるようにしましょう。

「昨日よりもミスが減った」「ノルマは達成できなかったけど、先月よりも契約を一件取れて成長できた」など、少しずつやりがいを感じられるようになれば、今の会社で頑張るモチベーションを維持できるはずです。

人間関係について上司に相談してみる

人間関係に悩んでいるという場合は、思い切って上司に相談してみるのがおすすめです。

上司に相談することにより、異動が叶って人間関係をリセットできるかも知れません。異動により人間関係の問題が解決すれば、転職をする必要がなくなります。

もし上司との人間関係に悩んでいて、上司に相談することができないのであれば人事部に直接相談するのも良いでしょう。

副業や勉強でスキルアップを目指す

今の会社はそのまま続けつつ、副業や勉強などの自己研鑽を重ねてスキルアップを目指すのもおすすめです。

残業が少なめな会社で働いていることが条件とはなりますが、自己研鑽してスキルアップすることで現職で活躍できる幅を増やせたり、次の転職で年収を上げることに繋がるかもしれません。

また、もし副業が順調に軌道に乗れば、現職で給料が低いというストレスを感じることも無くせるでしょう。

次は辞めない!長続きする会社に就職するコツ

新卒の会社をすぐに辞めてしまうことに悩んでいるのであれば、次に就職する先では長く働き続けたいと考えるはずです。

最後に、長く働き続けられる会社に就職するためのコツを3点解説します。

自己分析で自分の強みと弱みを言語化

就職・転職活動を始める際は、いきなり求人に応募するのではなく、まずは自己分析から始めるようにしましょう。

自己分析をすることで、長所や短所を言語化することができるため、自分に合っている仕事を特定したり、自分らしく働ける会社の条件を明らかにすることができます。

自己分析の方法はいくつかありますが、最も簡単に取り組めるのは「自問自答方式」の自己分析です。気になる人は以下の記事を参考にしてみてください。

自己分析を簡単に進める質問70選!社会人を目指す・転職活動を進める人必見

企業研究で自分に合った会社か判断

仕事を長続きさせるためには、自分らしく伸び伸びと働ける職場環境かどうかというのも大切です。

企業を知るためには、求人票だけでなく企業ホームページや口コミサイトなどを幅広く調査する企業研究が大切になってきます。企業研究に真剣に取り組めば、入社後に悪いギャップを感じるリスクを大きく減らすことが可能です。

企業研究のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。

企業研究のやり方で就活が変わる?-自分に合ったやり方を見つけよう-

就職エージェントに求人を紹介してもらう

自分に向いてる仕事が分からなくなってしまった場合は、就職エージェントを利用して求人を紹介してもらうのもおすすめです。

就職エージェントはカウンセリングを通じ、あなたが本当にやりたいと思っている仕事を見つけるサポートを行い、適した求人を紹介してくれます。上手く活用することで、就職活動を大幅に効率化できるだけでなく、自分では検索できない非公開求人を紹介してもらうこともできます。

初めての転職活動で不安なことも多いはずですので、就職のプロであるエージェントを上手く利用し、安心して働ける職場を見つけましょう。

まとめ

新卒で入社した会社を辞めたからといって、人生終わりになるわけではありません。これはデータからも体験談からも分かる事実です。

ただ、新卒の会社を辞めるのにはメリットだけでなくデメリットがありますし、人によっては退職を後悔することもあります。

そのため、今の会社を続けるのか転職するのかを見定めた上で、どうするのかを自分の判断で決めることが最重要です。

もし新卒の会社を辞めるのであれば、就職エージェントを活用して自分らしく働ける職場を見つけましょう。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ゼロフリ」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター