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第二新卒が歓迎される理由は?企業のニーズに合わせた就活をしよう

第二新卒が歓迎される理由は?企業のニーズに合わせた就活をしよう!

第二新卒といえば、一度は就職しながらも会社を辞めた経験を持つ人です。退職経験があると、次の就職では不利になってしまいそうな気がします。しかし、実は、就職戦線において第二新卒は企業から歓迎される傾向があります。それはなぜでしょうか。また、企業はどのような人物像を期待しているのでしょうか。第二新卒の就活のポイントと注意点を紹介します。

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第二新卒の特徴とは?

第二新卒の特徴とは?

そもそも第二新卒とは具体的にどのような人たちのことなのでしょうか。自分が本当に「第二新卒」なのか、も含めて特徴を確認していきましょう。

第二新卒とは

「第二新卒」には、決まった定義はありません。一般的には学校を卒業した後、一度就職をしたものの数年で離職して求職活動をしている人のことを指しています。大学を卒業した人の場合では、おおよそ24~27歳の年齢になるでしょう。学校を卒業したけれども社会人として仕事をした経験のない「既卒」や、これから卒業する「新卒」の人たちと違う点は、期間は短くても社会人経験があることです。

第二新卒の特徴は

一言でいうなら、と「若さ」がありながら、社会人の「経験」も持っているということです。短いながらも社会人経験があるので、最初の会社で最低限のビジネスマナーは教えられていますし、前職で得たスキルもあります。しかし、前の会社でのキャリアが短いため、そこでの経験に固執することは少なく、柔軟性を持っているのが最大の特徴といえるでしょう。若いだけあって、自分の経験が十分でないことはよく承知しているのです。これは、会社にとっては育て甲斐のある人に思えます。つまり、第二新卒は企業が積極的に採用したい魅力がある人材といえるでしょう。

歓迎される第二新卒!入社後の成長への期待が大きい

第二新卒は企業から歓迎される存在だといわれます。その理由を列挙してみましょう。

即戦力になる

新人教育をする必要がなく即戦力として活用できるというのが、第二新卒が好まれる大きな理由です。第二新卒はビジネスマナーなどの研修を前の会社で受けているので、改めて基本的なことを教える必要がありません。新卒の場合、挨拶の仕方、名刺の渡し方など基礎的なマナーを教え込まなければなりません。新入社員を教育するには人的・時間的なコストがかかるものですが、それを省くことができるのは第二新卒を採用する大きなメリットでしょう。

会社になじむ柔軟性がある

多くの場合、第二新卒は20代ですので新しい環境に適応する力があります。企業にはそれぞれ独自の社風をもっていますが、若い世代であれば、どのような社風でも受け入れてなじんでくれることが多いのです。30代や40代になるとスキルはあっても柔軟性に乏しく、どうしても、前の会社の風習を引きずる傾向があります。その点、第二新卒は新卒に近い初々しさを持っている点も高く評価されています。

伸びしろがある

若いだけあって、今後の成長に期待できます。一度は就職に失敗しているのですから、二度目は退職しないという強い決意を持って一生懸命仕事に打ち込む人が多いのです。将来、ビジネスマンとして大きく飛躍する可能性が高いということも、第二新卒が歓迎される理由です。第二新卒を採用する企業は若者の将来性に賭けているともいえます。

新卒採用よりも高い能力がある

経営状態は悪くなくても知名度が低いために、新卒採用ではあまり人材が集まらない企業もあります。しかし、第二新卒で次の就職先を探すときには、企業のネームバリューよりもその企業の実情や労働環境に魅力を感じて応募しようと考える人も出てきます。このような企業にとっては、第二新卒で採用する人は新卒で採用した社員よりも高い能力を持っていることが多いのです。

企業が求める第二新卒像とは?

企業側は第二新卒に対して、何を求めているのでしょうか。企業に求められているスキルを的確にアピールして、就活を有利に進めていきましょう。

仕事に対する熱意・意欲

第二新卒に求められるものは、仕事への「熱意・意欲」です。厚生労働省の調査で、新卒で就職した会社を3年以内に退職する人は、大卒では3割を超えるという調査があります。早期離職者は決して珍しくはないため、就職後、早々に離職してもそれほど問題にはされません。ただし、仕事や人間関係が嫌になって逃げ出してきたような人は、これからも同じようにすぐに辞めてしまうのではないかという不安を持ちます。そのため、今度は仕事を辞めないという確証がほしいのです。企業は、「今度こそ、一生懸命に頑張りたい」という熱意を重視します。

スキルがなくても大丈夫

企業は、第二新卒に基本的なビジネスマナーがあることは期待していますが、必ずしも特殊なスキルを期待しているわけではありません。もちろん、アピールできるようなスキルを持っていればそれに越したことはありません。しかし、特に技能がなくても就職できる可能性は大きいといえます。というのも、第二新卒には「若さ」という武器があるからです。今後の成長を予感させるだけのものがあれば、就職戦線を勝ち抜くことができます。

第二新卒が歓迎されやすい転職時期

多くの企業では、中途採用は時期に関係なく行われています。ですから、第二新卒は時期にこだわらすに転職活動をするのがいいでしょう。常に情報をチェックしておくべきです。しかし、特に、第二新卒向けの求人が増える時期があります。

4月(春)

年度初めの時期は新入社員が入ってくる時期ですから、新たな社員を採用する余地はないように思えるでしょう。しかし、新卒で入社予定だった人が急に辞退して、早急に新たな人員を採用しなくてはならないこともあるのです。また、12月にボーナスをもらってから退職届を提出する人もいます。そのせいで企業は欠員を埋めようとして、1~3月に新しい社員を募集することが多くなります。4月からの入社であれば、新卒者と一緒に研修に参加して配属されることが可能ですから、企業はできれば4月の採用を進めようとして、1~3月に採用を始めることもあります。

10月(秋)

異動などで人員が不足しがちなのが、下半期のスタートである10月頃です。6月にボーナスをもらって退職した人の欠員を補うために採用されるケースもあります。夏が終わって新たな気持ちで業務を開始する時期でもあり、採用や新人研修をするタイミングとしては好まれます。

第二新卒が就活を成功させるポイント

「就活を成功させる」とは、内定をもらうことではありません。自分に合った会社に入ることが成功といえます。ここでご紹介する就活を成功させる方法は、何も第二新卒に限ったことではありませんが、必ず意識すべきポイントになっていますので確認しておきましょう。

急な思い立ちで退職をしない

新卒で入社したものの、思い描いていた仕事とは違う内容の仕事であったり耐えられないほどのパワハラを受けたりして、退職したいと思い詰めることもあるでしょう。心身を病むくらいなら退職する方がずっとましです。しかし、「もう、辞めたい」と考えても即座に退職せず、就活のことを考えて退職のタイミングを決めましょう。就活期間や次の会社に入社する時期などを考えて、じっくりと退職の時期を見極めることが大切です。

譲れない条件を考える

転職に際して、これだけは譲れない条件を1つか2つ程度、決めましょう。たとえば、「残業が多くない」「成長できる職場」「自分のスキルを活かせる仕事」などです。一度、会社に就職しており、そこで何らかの壁に当たったのですから、比較的現実的に考えられるはずです。これだけは避けたい、逆に、これだけは大切にしたいことを見つけておきましょう。それが、次に就職した会社で後悔しないために重要です。

転職は人生のチャンス

転職を機に将来を見通して自分の適性・適職をよく考えてみましょう。そもそも、なぜ新卒で入った会社を辞めようと思ったのでしょうか。本当にしたい仕事とは何でしょうか。そのようなことを考えるうちに、自分が仕事に求めるものも見えてくるでしょう。第二新卒は企業からは可能性が高く評価されているのですから、未経験の職種に挑戦することも可能です。新しくスキルを積み上げることができる、人生のチャンスととらえましょう。

第二新卒が就活する上で注意すべき点は?

上述したポイントと同じく、こちらも第二新卒の方が就活するにあたって意識しておくべきポイントとなっております。まだ転職を考えている段階の方に見ていただきたい内容となっていますので、在職中の方は参考にしてみてください。

前向きな退職理由にする

若さも柔軟性もある第二新卒ですが、強いていえば、ただ1つだけマイナスポイントがあります。それは、新卒で入社した会社を辞めてしまったということです。企業は、「また辞めるのではないか」という不安を感じています。ですから、就職活動では、企業が抱くその不安を払拭する必要があります。つまり、前の会社を退職した理由が大切です。面接で「なぜ、会社を辞めたのですか」と尋ねられたときには、「職場に嫌な人がいたから」「残業が多かったから」などのネガティブな退職理由を口にしないようにしましょう。「成長できる職場ではなかった」「将来のためにスキルを身に付けるため」など、ポジティブな退職理由が必要です。

転職先を決めてから退職する

退職してしまってから次の仕事を探そうとすると、なかなか見つからずに焦ってしまうことがあります。そのため、本来ならば入社すべきでない会社に就職してしまう危険性も生まれます。できれば、在職中に転職活動を行い、新たな職場を見つけたあとで退職するようにするとよいでしょう。すぐに再就職先を見つける自信がない人は、特に気をつけたいものです。

自分の欠点を見つめて克服しよう

就職活動で前向きな退職理由を述べることは大事です。しかし、実情とかけ離れた退職理由を言っても、企業の採用担当者には本当かどうかわかってしまうものです。もしも「前向きな退職理由」を探しても見つからない場合は、「反省」をしてみましょう。最初の就職がうまくいかなかったというのは、もしかすると自分の企業を見る目がくもっていたり、仕事観が誤っていたりしたのかもしれません。就職のミスマッチを起こした自分の欠点をしっかり見つめることも必要です。自分にもこのような間違いがあったという反省に立って、素直に自分のミスを認めましょう。面接では、それを次の就職で克服したいと言うことで、前向きな姿勢が伝わるでしょう。

優良企業の求人なら転職エージェント!

企業から歓迎される第二新卒で就職する場合は、またとないチャンスともいえます。この際、できれば優良企業に就職したいものです。第二新卒が次の企業への就職をスムーズに行うためには、自分ひとりで活動するよりは転職のプロである転職エージェントに相談すると有利です。転職エージェントを利用するメリットは、いくつもあります。

サポートしてくれる人がいる

転職エージェントでは、求職者ひとりひとりに担当者(キャリアアドバイザーまたはカウンセラーなど)がつきます。転職希望者は担当者と一緒に就職に向けて頑張っていくことになります。担当者は転職希望者を数多く見てきたプロです。あなたの適性を見極めて、ふさわしい企業を紹介してくれます。

相手の企業との仲介をしてくれる

転職エージェントは、転職先の企業とのつながりもあります。面接日程の調整や給与の交渉までも行ってくれるのです。万一、選考で落とされてしまった場合、「なぜ、採用されなかったのか」ということを尋ねてくれます。これによって、自分ではわからない自分の欠点に気づくこともあり、それを次の会社の面接に活かすこともできます。

非公開求人に応募可能

転職エージェントに登録すると、「非公開求人」といって転職サイトやハローワークなどでは見ることができない特別の求人に応募することが可能になります。非公開求人は、優良企業が効率的な採用のためにエージェントに依頼して希望者を求めていることが多く、条件の良い求人が見られます。転職エージェントは多数の非公開求人を持っていますから、もしかすると、あこがれの一流企業からの求人に出会える可能性もあります。

無料で利用できる

転職エージェントを利用するときに、料金を請求されることはありません。というのも、エージェントは採用する企業側から報酬を得ているからです。エージェントから紹介された人を採用した企業は、エージェントにお金を払います。エージェントが登録した人が採用されるように最善を尽してくれるのは、そうしないと利益が出ないからでもあるのです。

デメリットはないの?

こんなに優れた転職エージェントですが、もし、デメリットがあるとすると担当者との相性が悪いと転職活動が楽しくないということでしょう。エージェントにいる人たちはプロとはいえ人間ですから、ウマが合わない担当者と出会うこともあるかもしれません。そのようなときは、エージェントに言って担当者を変更してもらうことができます。最初から複数の転職エージェントに登録しておき、それぞれの担当者と面談して、より自分に合っていると思えるエージェントを中心に利用してもよいでしょう。

第二新卒は企業から歓迎される人材!強みを活かして転職しよう

第二新卒を採用したいと考えている企業はたくさんあります。特に、新卒で満足できる人材を採用できなかった企業は、次なる採用チャンスとして第二新卒にねらいを定めています。柔軟でポテンシャルがあり、しかも社会人としての経験を活かせる第二新卒は、企業から歓迎される人材です。面接では、これまでの社会人の経験をアピールしながら新しい会社での仕事に意欲があるところを見せましょう。反省すべき点があれば、素直に認める姿勢も大事です。転職エージェントに登録した場合は、担当者も協力してくれます。自信をもって優良企業への就職を成功させましょう。

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ABOUT US
近藤 浩充常務取締役
株式会社ジェイック 常務取締役 20~30代の既卒/フリーター層の就職支援事業、キャリア教育事業の統括責任者を歴任、マーケティング開発部門の事業部長(現任)として東証上場を果たす。IT×教育×職業紹介などテックを活用し、変化し続ける顧客のニーズを追求している。【著書】社長の右腕 ~中堅企業 現役ナンバー2の告白~