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第二新卒は転職サイトを使うべき?【選び方や注意点も紹介】

第二新卒は転職サイトを使うべき?【選び方や注意点も紹介】
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「第二新卒は転職サイトを使ったほうがいいのかな」と疑問に思っていませんか?

1社目の会社を入社1~3年目で辞めたい、と考える第二新卒は少なくありません。そして、いざ転職活動を始めようと考えた時に、就活と同じく「サイト」を使うことを考える人も多いかと思いますが、「そもそも使うべきかどうか」で悩んでしまう人も多いことでしょう。

そこでこの記事では、第二新卒は転職サイトを使うべきかについてお伝えします。また、記事内では「転職エージェント」についても紹介していますので、転職活動に役立つサービスを探している人もぜひ参考にしてみてください。

【結論】第二新卒には転職サイトはあまりおすすめできない

【結論】第二新卒には転職サイトはあまりおすすめできない

結論からお伝えすると、第二新卒には転職サイトはあまりおすすめできません。その理由は、次のとおりです。

  • 理由1:転職活動のサポートが受けられないから
  • 理由2:企業のリアルな雰囲気が掴みにくいから

そもそも転職サイトとは、企業の求人を一覧で確認できるWebサイトのことです。自分で求人に応募し、企業と選考のやり取りを直接行いながら転職活動を進めていくサービスで、企業からの「選考を受けませんか?」といった声掛け、通称「スカウト」を受けられるのも特徴です。

一見するとメリットの多い転職サービスのように思えますが、上記2つの理由から、第二新卒がメインで使うサービスとしてはイマイチな部分もあります。では、それぞれの理由について解説します。

理由1:転職活動のサポートが受けられないから

転職サイトでは、転職活動のサポートを受けることができません。厳密には、たとえば転職サイト内に情報コンテンツがある場合、「履歴書の書き方」「面接のマナー」といったノウハウは手に入ります。しかし、結局は一人で転職活動を進めることに変わりはありません。

特に第二新卒の場合には、転職が初めてという人も多いでしょう。転職活動は学生時代の就活とは違うこともあるので、進め方に戸惑ってしまう人も少なくないですが、こうしたとき転職を相談できる相手の存在は心の安定に繋がります。その点、転職サイトはどうしても「孤独な戦い」になりがちです。そのため、転職活動が初めての第二新卒にはあまりおすすめできないのです。

理由2:企業のリアルな雰囲気が掴みにくいから

企業のリアルな雰囲気が掴みにくい、といった点も転職サイトをおすすめできない理由の一つです。企業のリアルな雰囲気とは、社内に活気はあるか、上下関係は厳しいか、といったことですが、こうしたことは求人票の文面にはなかなか表れません。

一方で、企業の雰囲気と自分がマッチしているかどうかは、快適に働いていく上で特に重視したいことでもあります。特に第二新卒の場合、会社選びでは「知名度」や「なんか楽しそう」といった感覚に頼り過ぎる傾向もありますが、こうした表面上の情報だけで会社を選んでしまうと、いざ転職した後に想像とのギャップに苦しむ可能性もあるのです。

なお、全国求人情報協会が発表したデータによると、早期転職を若手社員が考える理由のトップ3は次のとおりです。

  • 1位:仕事内容への不満
  • 2位:人間関係への不満
  • 3位:賃金への不満

全国求人情報協会|若者にとって望ましい初期キャリアとは(P.6)

特に「仕事内容」と「人間関係」については、求人票だけでは十分に把握できないことも多いものです。では、1~3位について具体的に見ていきましょう。

以下の記事では、第二新卒が転職に失敗してしまう理由も紹介していますので、合わせて確認してみてください。

第二新卒の転職は難しい?失敗理由を5つ紹介【成功のポイントも】

1位:仕事内容への不満

仕事内容への不満については、以下のようなことが当てはまります。

  • 簡単な仕事しかさせてもらえない
  • 休めないほど多くの仕事を振られる
  • 仕事との相性が合わない

会社員であれば週5日、最低でも40時間ほど働くことが一般的ですが、仕事に不満がある場合には苦痛に長い時間耐えなければいけません。特に第二新卒の場合、仕事を自分でコントロールできる立場でないことも多いため、仕事に対する不満やストレスはどうしても溜まりがちです。

2位:人間関係への不満

人間関係への不満については、以下のようなことが当てはまります。

  • 上司からキツイ言葉で叱られる
  • 先輩が仕事を教えてくれない
  • 自分の声に全く耳を傾けてくれない

会社勤めである以上、人間関係の問題が生じるのは仕方のない部分もあります。しかし、たとえば「若手だから」「仕事経験が少ないから」といった理由だけで理不尽な対応をしてくる上司や先輩などに対しては、若手社員の立場といえども納得のいかない場面も多いのかもしれません。

3位:賃金への不満

賃金への不満については、以下のようなことが当てはまります。

  • 成果を挙げてるのに年長の社員より給料が低い
  • 残業代が十分に支払われない
  • ボーナスの額が去年より減っている

給料の多さ・少なさに関しては、会社の業績などに連動するものでもあるため、1人の社員が何とかできる問題ではありません。ただし、たとえば年功序列の会社に務めている場合には、「40~50代の社員よりも年収が低い」といった事実に納得がいかない人も多いことでしょう。

また「残業代が支払われない」などの場合、賃金の問題というよりかは会社組織としての問題です。そして個人が社内の体制を変えることにも限界があるため、「それならば転職で環境を変えよう」と考える第二新卒も多いのです。

第二新卒で転職サイトの利用をおすすめできる人・できない人

転職サイトの利用をおすすめできる人、おすすめできない人の特徴をそれぞれ紹介します。

転職サイトは便利な半面、人によっては転職活動がうまく進まない要因になってしまう可能性もあります。まずはお伝えする特徴を参考にしつつ、もしも自分には向いていないと感じられるようであれば、この先で紹介する「転職エージェント」の利用も考えてみてください。

第二新卒で転職サイトの利用をおすすめできる人

まず、転職サイトの利用をおすすめできる第二新卒の特徴は以下のとおりです。

  • 転職活動に十分な時間を取れる人
  • 行きたい業界や仕事が明確に決まっている人

では、それぞれについて解説します。

転職活動に十分な時間を取れる人

転職活動に十分な時間を取れる人は、転職サイトの利用を検討してみても良いでしょう。

たとえば就活を思い出してみてください。自分で求人サイトから企業にエントリーし、ESを送り、面接日程を調整する、といった作業を応募する会社ごとに行っていたかと思います。当時も学業やアルバイトの合間を縫って進めていたかもしれませんが、社会人になると仕事をしながらの転職活動になるため、自由な時間が少ないぶん就活よりも忙しい日々が待っています。

それでも仕事があまり忙しくなく、自分の時間を十分に取れる人の場合には、転職サイトを使っての転職活動でも余裕を持って進められるでしょう。

行きたい業界や仕事が明確に決まっている人

行きたい業界や、やりたい仕事が明確に決まっている人も転職サイトの利用をおすすめできます。

そもそも転職サイトは多くの求人を確認でき、さらには若手社員を求める会社も多いため、第二新卒が応募できる求人はどの年代よりも多い傾向にあります。これは「選択肢が多い」という点でメリットとも言えますが、一方で「選択肢が多いからこそ迷いがち」といった側面もあり、特に業界や仕事が明確に決まっていない人の場合には、数ある求人の波に飲まれてしまう可能性もあるのです。

その点、就きたい仕事がしっかりと決まっている人の場合には、自分が目指す会社をピンポイントに選び取っていけます。つまり、求人の多さに踊らされる心配がないため、転職サイトを上手く使いつつ転職活動を進めていけるでしょう。

第二新卒で転職サイトの利用をおすすめできない人

次に、転職サイトの利用をおすすめできない人の特徴は以下のとおりです。

  • 誰かに相談しながら転職活動を進めたい人
  • 書類や面接をしっかりと対策したい人

では、それぞれについてお伝えします。

誰かに相談しながら転職活動を進めたい人

まず、誰かに相談しながら転職活動を進めたい人は転職サイトの利用はおすすめできません。転職活動を何度も経験している人であれば自分でサクサクと進めていけるかもしれませんが、第二新卒の場合、転職活動の進め方から職務経歴書の書き方、志望動機の答え方などを始め、分からないことが次々と押し寄せてくるものです。

そしてどの世界でも言えますが、自己流で進めるよりも、たとえばスポーツであればコーチや監督、勉強であれば学校の先生や塾講師など、その領域に詳しい人にアドバイスをもらうことで成果を手にしやすくなるものです。これは、転職活動も例外ではありません。

以上のことから、誰かに相談しつつ、着実に内定に近づいていきたい人については、転職サイトの利用はあまりおすすめできないのです。

書類や面接をしっかりと対策したい人

書類や面接をしっかりと対策したい人も、転職サイトをメインに使わないほうが良いかもしれません。そもそも転職サイト内にも、履歴書や職務経歴書の書き方や面接ノウハウなどのコンテンツが掲載されています。こうした情報でも対策は可能ですが、利用者全員に向けて書かれているので情報はどうしても広く薄くなりがちです。

一方で、100人の求職者がいれば100通りの経験があり、アピールポイントや、その伝え方もそれぞれ異なります。つまり転職サイトの情報だけでは、自分の状況に合わせた形での対策がしにくい、といった部分があるのです。そのため深い対策のもと、「万全の準備を重ねて選考に臨みたい」と考えている人にとっては、転職サイトの情報は心もとなく感じてしまう可能性が高いでしょう。

第二新卒は転職エージェントを利用してみよう

ここまで、転職サイトの利用をおすすめできる人、おすすめできない人の特徴をお伝えしてきました。ここまで見てきて、転職サイトの利用に少し不安を覚えている人もいるかもしれませんが、その不安は転職エージェントを使うことで解決できる可能性があります。

転職エージェントとは、専任の担当者が転職活動を全般的にサポートしてくれるサービスのことです。特に「就職カレッジ」は、第二新卒の転職活動をメインに支援している転職エージェントです。第二新卒が抱えがちな悩みや不安を深いところまで理解している担当者が、転職活動のパートナーとして次のようなサポートをさせて頂きますので、初めての転職活動でも安心して進められます。

  • 職務経歴書の添削や面接のアドバイス
  • 実際に足を運んだ企業のみを紹介

では、それぞれについてお伝えします。

マンツーマンの転職サポート

「就職カレッジ」では、第二新卒の方の転職を多くサポートしてきた担当者が、マンツーマンで支援させて頂きます。

たとえば、一人ではなかなか進めにくい「自己分析」の手伝いや、「何を基準にして会社を選んだらいいんだろう?」といった疑問や不安にもいつでもお応えします。また、応募企業への書類の送付や、面接日程の調整などもあなたと企業の間に立って行いますので、仕事で忙しい毎日を送る人でも転職活動をスムーズに進められるでしょう。

職務経歴書の添削や面接のアドバイス

選考の対策も充実しています。たとえば「印象が良い履歴書の書き方」や、「面接官に刺さる志望動機の伝え方」など、あなたの経験を踏まえ、一人ひとりの状況に合わせた形で対策可能です。

また、社会人としてのビジネスマナーなどを改めて学べる「無料就職講座」も受講可能です。転職後にも役立つ情報もお伝えしていますので、ぜひお気軽に参加してみてください。

実際に足を運んだ企業のみを紹介

就職カレッジでは、企業の紹介も行っています。そして紹介する企業には全て足を運び、「ここなら安心して紹介できる」と判断した企業を紹介させて頂いています。社内の雰囲気などの情報も熟知しているので、「入社後に感じるギャップを減らしたい」と考えている方にもぴったりです。

なお、優良企業と「書類選考なし」で面接できる機会もご用意しています。もちろん面接会に参加する企業にも実際に訪問しているので、安心して面接に臨めるでしょう。

第二新卒が転職サイトを選ぶ際のポイント

「転職サイト」と一口に言っても、さまざまなサイトが存在します。その中で第二新卒が利用しやすいサイトを使いたい場合には、次のポイントを意識してみましょう。

  • まずは求人数が多い転職サイトを利用する
  • サイトの使いやすさをチェックする
  • 転職ノウハウや企業情報の充実度を確認する

では、それぞれについて解説します。

まずは求人数が多い転職サイトを利用する

まずは、求人数の多さに注目してみてください。なぜなら、転職先の選択肢を広げられるからです。

そもそも転職サイトは、「総合型」と「専門型」に分けられます。

  • 総合型:あらゆる業界・職種の求人を扱う
  • 専門型:特定の業界・職種の求人を扱う

特に第二新卒は、未経験の仕事にも挑戦しやすい年代です。このとき、専門型のサイトだと選択肢が必然的に狭まってしまいますが、総合型のサイトだと色々な求人を確認できるので、自分の可能性を広げられます。

そのため「とりあえず求人を確認したい」「未経験業界・職種への転職を考えている」といった場合には、まずは多くの求人に出会える総合型のサイトを使ってみると良いでしょう。

サイトの使いやすさをチェックする

「サイトの使いやすさ」もチェックしてみてください。たとえば、以下の点を確認してみましょう。

  • 求人票は読みやすいか
  • 検索画面はごちゃごちゃしていないか

第二新卒は、ただでさえ多くの不安を抱えながら転職活動を進めていきます。こうした中で気持ちを切らさずに進めていくためには、ストレスなく使えるツールの存在が大切な意味を持ちます。特に、快適に使えるサイトの場合にはストレスフリーに求人を検索でき、不要なイライラを抱える心配もないので、モチベーションを切らさずに転職活動を進めていけるでしょう。

なお、サイトによっては専用の「スマホアプリ」を用意しているところもあります。こうしたアプリを使えばさらに快適に求人を検索できるので、サイト選びに迷った場合には、スマホアプリのある・なしを判断材料としてみても良いでしょう。

転職ノウハウや企業情報の充実度を確認する

転職サイトを使っての転職活動は1人で進めていくことになるので、掲載されている情報の充実度もしっかりとチェックしておきましょう。

たとえば、安心して働ける企業の選び方や、書類や面接の対策方法などはどのサイトにも掲載されていますが、サイトごとにそのボリュームには違いがあります。第二新卒の場合には右も左も分からずに進めていく可能性も高いので、知りたい情報にすぐにアクセスできる状態にしておくためにも、まずは情報量の多いサイトを選んでおくに越したことはありません。

また、求人票の情報量にも注目してみてください。特に、企業の「悪い面」も掲載しているサイトがおすすめです。こうしたサイトの求人を見ると企業の情報が深いところまで分かり、デメリットにも納得した上で応募できるので、入社後に感じるギャップを減らすことができます。

第二新卒が転職サイトを使う時のコツ

第二新卒が転職サイトを使う時は、次のコツを意識してみるのがおすすめです。

  • 転職サイトは複数社に登録する
  • Web履歴書は詳細に記入しておく
  • 「こだわり条件」でサクサク検索する

使い方次第によっては、転職サイトのメリットがさらに手に入ります。ぜひ、次に紹介するコツを踏まえて使ってみてください。

転職サイトは複数社に登録する

転職サイトは1社だけではなく、複数のサイトに登録しましょう。なぜなら、転職サイトによっては「独占求人」を扱っているところもあるからです。

独占求人とは、素の転職サイトに登録しないと見ることができない求人を指します。1つの転職サイトだけを使うと確認できる求人が狭まってしまうリスクがあるため、最低でも3つは同時に登録してみることをおすすめします。

ちなみに転職サイトで求人を探しつつ、転職エージェントでも求人を紹介してもらう、といったことも一つの方法です。この場合、両方の良いところ取りができるので、複数社を使う場合には転職エージェントを含めてみることも考えてみると良いでしょう。

Web履歴書は詳細に記入しておく

転職サイトに登録すると「Web履歴書」の記入を求められることがありますが、このWeb履歴書はできる限り詳しく記入しておくことがおすすめです。なぜなら、企業から送られてくるスカウトを増やせる可能性があるからです。

Web履歴書とは、紙の履歴書や職務経歴書の代わりとなるもので、企業によっては書類選考の際の判断材料とすることもあります。一方で「応募しませんか?」といったスカウトを企業が送る際に確認する資料でもあるため、自分の経歴やスキル、強みなどをしっかりと記入しておくほうが採用担当者の目に留まり、スカウトを受ける回数を増やせる可能性もあるのです。

書類選考が免除されることもある、自分が知らなかった企業に出会えるなど、スカウトを受けるメリットは少なくありません。こうしたチャンスをものにするためにも、Web履歴書はしっかりと記入しておきましょう。

「こだわり条件」でサクサク検索する

転職サイトを使って求人を探す際は、「こだわり条件」を使ってみることをおすすめします。こだわり条件とは「残業時間7時間以内」「第二新卒歓迎」など、主に働き方に関わる条件のことで、これらを設定することで自分が希望する企業の求人をサクサク見つけられるようになります。

「年収」や「勤務場所」などの一般的な検索条件ももちろん大切ですが、長く安心して働いていくためには、自分に適した働き方ができる会社に入ることも欠かせません。まずは自分にとっての「働きやすい条件」を考えつつ、それに即したこだわり条件を設定し、理想の会社を探していきましょう。

第二新卒が転職サイトを使う時に気を付けること

第二新卒が転職サイトを使う時に、気を付けたいことを3つお伝えします。

  • 求人票に書いてあることを信じ過ぎない
  • 条件を絞り込み過ぎない
  • 応募のやり取りなどでも気を抜かない

この3つに注意するだけでも、転職成功にグッと近づけます。では、それぞれについて解説します。

求人票に書いてあることを信じ過ぎない

求人票に書いてあることを過信するのは禁物です。なぜなら企業によっては、いわゆる「良いこと」しか書いていないこともあるため、その情報を信じて入社してしまうと後悔につながる可能性があるからです。

たとえば「成長できる環境です」と書かれていた場合、若手にもチャンスを与えるような会社である場合もありますが、一方で仕事量がとにかく多くて社員が疲弊しているにも関わらず、それを美化して「成長できる」と表しているケースも考えられます。

これは一つの例ではありますが、企業としては一人でも多くの人に応募してもらいたいと考えているため、現実とは異なる形で求人票を書いている可能性もあるのです。そのため、企業にはこうした思惑があることを踏まえた上で、求人票の情報はあくまで参考程度に捉えておくと良いでしょう。

条件を絞り込み過ぎない

先ほど「こだわり条件」についてお話しましたが、こうした条件は絞り込み過ぎないように注意しましょう。なぜなら、出会える求人が少なくなってしまうからです。

第二新卒は新しい仕事にもチャレンジしやすい年代でもあるため、まずは少しでも多くの求人に出会い、自分の興味関心がどの方面にあるのか、を探っていくステップを踏むことが大切です。一方で条件を設定し過ぎてしまうと、こうしたチャンスを自ら閉ざしてしまう可能性があるのです。

もちろん前述したように、こだわり条件を設定することで「自分が希望する求人をサクサク探せる」といったメリットは手に入ります。しかしこれは、「自分が希望する求人」がそもそもどういった条件を備えているのか、を理解できてからの話です。

そのため、もしも興味のある仕事が何かを探していく段階にいる場合には、まずは条件を絞り込み過ぎないように注意しましょう。

応募のやり取りなどでも気を抜かない

転職サイト経由で企業に応募すると、その企業の採用担当者と選考についてのやり取りを頻繁に交わすことになります。このとき、企業によっては応募の際のメールや、面接日程を調整する際の電話のやり取りを評価している場合があるので注意が必要です。

そもそも第二新卒は、「ある程度のビジネスマナーは理解している」といった認識を企業から持たれています。そのためビジネスメールや、電話の受け答えは「できていて当たり前」と思われている可能性が高いため、こうしたやり取りにいい加減さを感じられたり、マナーを理解していない、と思われたりしてしまうと、それだけで印象を大きく下げてしまう場合があるのです。

「応募の段階から選考は始まっている」との認識でいて損はないため、企業とのやり取りは細かいところまで気を抜かず、丁寧に行っていきましょう。

【6ステップ】第二新卒が転職サイトを利用する流れ

第二新卒が転職サイトを利用する流れを、次の6つのステップに沿って紹介します。

  • ステップ1:自己分析・経験の棚おろし
  • ステップ2:転職サイトに登録
  • ステップ3:Web履歴書を登録
  • ステップ4:求人を探す
  • ステップ5:スカウトに返信する
  • ステップ6:応募・面接

転職サイトを初めて使う人は、ぜひ参考にしてみてください。

ステップ1:自己分析・経験の棚おろし

まずは、転職サイトを使う「前」の準備から始めましょう。具体的には、自己分析と、経験の棚おろしに取り組んでみてください。

自己分析では、過去の仕事経験を振り返りつつ、自分の強みや弱み、または「どのような環境だと力を発揮しやすいか」といった転職活動の軸を整理していきましょう。

経験の棚おろしでは、入社してから今までの仕事経験を振り返り、たとえば先輩や上司から褒められたことはあったか、個人的にスキルアップを取り組んだことはあったかなどを思い出し、企業にアピールする材料を集めていきます。

ステップ2:転職サイトに登録

次は、転職サイトに登録するステップです。登録の際は、主に次の情報を入力します。

登録する情報の例としては以下のような情報があります。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 希望するID
  • パスワード

入力が終わると、登録完了です。IDとパスワードを入れて、転職サイトの利用を早速進めていきましょう。

ステップ3:Web履歴書を登録

次に「Web履歴書」の登録に移りましょう。転職サイトによって異なりますが、Web履歴書には職歴や、自己PRなどを入力する欄があることが一般的です。

書き方が分からない場合には、サイト内にWeb履歴書の書き方が掲載されていることもあります。書類選考やスカウトを受ける際にも使われる資料のため、できる限りしっかりと記入しておくことがおすすめです。

ステップ4:求人を探す

Web履歴書を登録したら、いよいよ求人を探していきます。このとき「第二新卒歓迎」「20代の管理職登用実績あり」などのこだわり条件があれば、それらを効率的に使いつつ求人を探していきましょう。

ステップ5:スカウトに返信する

転職サイトによっては企業からのスカウトを受けられるため、届いたスカウトの中で気になるものがあれば積極的に返信していきましょう。また、企業によってはWeb履歴書に記載の内容をじっくりと読み込んでスカウトを送っています。そのため繰り返しにはなりますが、Web履歴書の登録内容は可能な限り充実させておきましょう。

ステップ6:応募・面接

求人に応募し、書類選考通過の連絡が届くと、面接日程の調整へと移ります。転職サイトの場合、企業とのやり取りは自分自身で行う必要があるので、メールマナーなどは改めて確認しておきましょう。

面接を無事に通過し、内定をもらうと「条件通知書」を渡されるケースが一般的です。条件を確認し、問題なければ入社の意思を示します。その後、転職先の企業とは入社日の調整など、また現職の企業とは退職交渉などを進めていきます。

【Q&A】第二新卒が転職サイトを使う時に抱く疑問・質問

第二新卒が転職サイトを使う時に抱く、次の3つの疑問にお答えします。

  • そもそも「第二新卒」って?
  • 「第二新卒の転職は辞めとけ」って声も聞くけど……
  • 第二新卒の女性が転職サイトを選ぶポイントは?

では、それぞれについて見ていきましょう。

そもそも「第二新卒」って?

第二新卒とは、学校を卒業後、企業に新卒で入社した若手社員を指す言葉です。具体的には、新卒で入社した後「3年以内」の求職者が第二新卒と呼ばれるケースが多く、一般には25歳前後までを指します。なお中卒や高卒などであっても、卒業後1~3年の社員は第二新卒と呼ばれるため、この点において学歴は関係ありません。

より詳しい定義、また既卒やフリーターとの違いを知りたい場合には、次の記事も参考にしてみてください。

第二新卒って何?辞める理由トップ5を紹介【転職成功のポイントも】

「第二新卒の転職は辞めとけ」って声も聞くけど……

第二新卒に対して「転職は辞めたほうがいい」といったアドバイスを送る人の多くは、次の職場でも後悔する可能性があることを心配している人が多いものです。たしかに、第二新卒は社会人経験が少ないことから冷静な判断ができないケースもあるため、そうしたアドバイスは的を射ているともいえます。

一方で現実的な数字を見ると、若手社員の多くが転職を選択しているという事実も見えてきます。たとえば、厚生労働省発表の「新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況)」を見ると、新規高卒者の39.5%が、新規大卒者に限っては32.8%が就職後3年以内に転職しています。そのため、若手世代の転職は一般的という見方もできるでしょう。

転職するかで悩む人も多いかと思いますが、転職活動がしやすい環境になっているのもたしかです。最終的に今の会社に留まったとしても、転職活動をしてみたことは大きな経験値として残り続けます。そのため迷っている場合には、「まずは転職活動を経験してみる」といった気持ちで始めてみるのも手といえるでしょう。

厚生労働省|新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況)」

第二新卒の女性が転職サイトを選ぶポイントは?

転職サイトの中には、女性の転職に特化したサイトもいくつか存在します。こうしたサイトには、女性の働き方に理解のある企業の求人が多く集まっている傾向があり、「産休・育休実績あり」など女性に嬉しい条件でも求人を検索できるので、どれを使えば良いか迷う場合にはまずは女性特化の転職サイトを利用してみると良いでしょう。

まとめ

第二新卒は転職サイトを使うべきか、についてお伝えしてきました。結論からお伝えすると、転職活動のサポートが受けられない、企業のリアルな雰囲気が掴みにくい、といった理由から利用はあまりおすすめできません。しかし求人を一つでも多く確認したい場合などには、多くのメリットが手に入るサービスであることもたしかです。

一方で、もしも誰かに相談して転職活動を進めていきたい場合には、「就職カレッジ」の利用もぜひ考えてみてください。安心して働ける会社も紹介させて頂きますので、納得のいく転職活動を送れるでしょう。

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ABOUT US
近藤 浩充常務取締役
株式会社ジェイック 常務取締役 20~30代の既卒/フリーター層の就職支援事業、キャリア教育事業の統括責任者を歴任、マーケティング開発部門の事業部長(現任)として東証上場を果たす。IT×教育×職業紹介などテックを活用し、変化し続ける顧客のニーズを追求している。【著書】社長の右腕 ~中堅企業 現役ナンバー2の告白~