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第二新卒を採用する企業が増えている!-価値を再認識しよう-

第二新卒を採用する企業が増えている!-価値を再認識しよう-
第二新卒FV

第二新卒採用したいと考えている企業が増えてきています。労働人口が減少していく中で、人手不足の企業が増えているためです。

そのため、新卒入社至上主義の日本においては、中途採用区分ではあるものの新入社員に近い位置づけとして別枠を設け、積極的に第二新卒の採用を行う企業も多くなってきています。そこで、企業が第二新卒を採用するメリット、企業が第二新卒に求めるものや第二新卒として採用されるポイントなどを紹介します。

第二新卒に対して企業が抱く価値は?

第二新卒に対して企業が抱く価値は?

第二新卒は社会人経験が浅いため、入社後即戦力としての活躍は期待できない反面、以下のような第二新卒ならではの価値があると考えられています。

若いため入社後も長く働いてもらえる

第二新卒のボリュームゾーンはおおよそ24歳〜26歳。定年時の年齢が一般的に60歳であることを考えると、まだまだ若いと判断される年齢です。若いうちから自社で経験を積み、長く戦力として活躍して欲しいと考えるのはどの企業でも同じこと。年齢が若いというだけで立派な価値の一つになります。

学ぶ意欲も力も高いため教育の効果が高い

第二新卒は経験年数の長い中途採用と違い、他社での経験がそれ程長くないため、自社の社風による教育が比較的容易であると判断されます。そのため同じ自社教育を行う場合でも、若手世代の方が費用対効果が高いと考えられています。また基本的なビジネスマナーが既に備わっているため、新卒には必要なその部分の教育コストが省ける点は企業にとってもメリットでしょう。

社風に馴染める柔軟性を備えている

流行をつくるのは圧倒的に若者が多いことのように、若い世代の方が変化に柔軟に対応し適応していく力も高いと言われています。これは会社内においても同じ評価で、固定観念にとらわれない若手世代の方が前職での癖やルールに縛られず、早い段階で自社の社風に馴染み仕事をこなしてくれると期待されています。

企業が第二新卒を採用するメリットは?

第二新卒を採用する企業が増加している理由は企業にとってもメリットが大きいからです。具体的には以下のような点がメリットであるといわれています。

新卒採用の時期と重ならないため採用しやすい

新卒採用のピークは毎年3月〜6月と決まっていますが、第二新卒の採用は中途採用区分であるため、特に採用時期を区切っていない企業がほとんどです。これには新卒採用活動で忙しい人事担当者の負担軽減というメリットがあるのは勿論のこと、必要な時期にスピーディーな採用活動を行うことができる点も利点でしょう。また新卒入社とは違い第二新卒は採用決定から入社まで、あまり間をあけずに入社してもらえる点もメリットとして考えられています。

新卒同様ポテンシャル重視で採用できる

企業の大多数は即戦力として第二新卒を採用しようとはしていません。自社でしっかりと教育をし、今後を担ってくれる若手を育成しようという観点から採用を決定する場合がほとんどです。これはほとんど新卒採用と同じ、能力ではなく意欲を重視した採用活動ですから、第二新卒用に特別な試験を課す必要が無い点は、メリットとして挙げられるでしょう。唯一違う点は、第二新卒は中途採用となるためほとんどの場合、同期と呼ばれる人がいません。そのため自社の若手社員と上手くやっていけるかどうかは、年配の中途採用者と比べても厳しくチェックする傾向にあるようです。

第二新卒が企業にアピールできるものは?

第二新卒は未経験の新卒と即戦力スキルを持つ中途採用の、ちょうど中間地点に位置していると考えられます。裏を返せば中途半端な位置づけと捉えられかねないポジション。中でも年次の近い新卒者とは比較対象としてどうしても比べられがちです。では新卒とは違い、第二新卒がアピールできる点はどこなのかを考えてみます。

基本的なビジネスマナーや一般常識

新卒入社の場合、具体的な業務内容を覚えるよりまず先に、電話応対やメールの書き方、名刺交換の仕方など社会人としての基本的なビジネスマナーを身につけるところから始めなければなりません。一方で第二新卒はこれらのビジネスマナーを既に身につけています。また第二新卒は新卒と違い、短期間ながらも社会に出て働いた経験がありますから、良い意味で社会について冷静に判断することができます。そのため新卒にありがちな採用前のイメージと、採用後の現実とのギャップ問題を克服している場合も多く、この点も新卒と比べられた場合アドバンテージがあるでしょう。

社会人としてのコミュニケーション能力

新卒とは異なり就業経験を持つ第二新卒は、社会人として会社や組織で働く自覚が既にできています。そのため社内外問わず、どの立場の人とも適切なコミュニケーションを取ることができるでしょう。ポテンシャル採用において、企業側に「この人なら周囲の社員とも上手く関係を築いていける」と思わせられることは大変重要です。

新卒よりも仕事に対する理解力が高いこと

第二新卒は前職の経験を自分にフィードバックした上で、転職先へ応募していると判断されます。そのため、新卒よりも具体的なイメージを持って仕事内容を理解することができると考えられているのです。ですから志望する企業や職種について自分なりに理解を深めた上で、前職の経験を交えながらアピールすることができれば、第二新卒ならではの強みとなるでしょう。

第二新卒が企業に採用されるポイント!

第二新卒が企業に採用されるポイントは大きく分けて以下の二つが挙げられます。意欲重視で採用されるということは、応募者全員がほぼ横一線といえるでしょう。ポイントを的確に見極め、周到に準備をすることが採用を獲得する上で大切になってきます。

応募先企業と自分の将来の夢が一致している

新卒、第二新卒とも就職活動を行う上で大きなウェイトを占めるのは面接です。その面接で重要なポイントは一貫性があること。ここでの一貫性とは自分が将来描いている目標や希望と、応募した企業の仕事が結びついていることをいいます。志望動機の一例として「自分の目標を御社の〇〇という業務を通じて実現させたい」などがよく見られます。この志望動機の良さは一貫性があることがよく分かることと、簡潔で伝わりやすいことです。面接はいわばコミュニケーションの場ですから、自分が理解するだけではなく相手に正しく理解してもらわなければなりません。転職を機会に自分のキャリアを棚卸しして、一貫性のあるプレゼンをして下さい。

応募職種と企業の研究がしっかりとできている

一貫性があるプレゼンに説得力をもたせるためには、企業研究が不可欠です。第二新卒の採用はポテンシャル重視ではありますが、企業や職種について無知な人材が、熱意だけで採用されることはまず考えられません。反対に企業や職種について自分なりに研究し咀嚼したものと、意欲や熱意を絡めてアピールすることができれば、採用される可能性はグッと高くなると言えます。

就活しても企業に採用されない原因はどこにあるのか

人材難であるとはいえ、応募先企業から100%採用されるということは考えにくいです。仮に不採用となってしまった場合は、なぜ不採用となってしまったのか見直す必要があります。以下に見直しのポイントを挙げてみました。

自分の希望と応募先に矛盾がある

採用されるポイントで紹介した『一貫性』がなかったことが考えられます。自分が描いている将来設計と、応募先企業が行っている業務の関連性が弱いと、行動が矛盾していると判断されかねません。また自分の中では繋がっていたつもりでも、面接官に意図が正しく伝わっていなければ、それは繋がっていたことにはなりません。転職活動は誰が聞いても納得できるようなストーリーを組み立てることが重要です。

転職理由がネガティブ

転職を検討する理由の多くは給与や待遇、職場の人間関係など後ろ向きなものであると言われています。しかし本音はネガティブな理由だったとしても、転職活動を始めた理由はあくまでポジティブなものとして語るべきです。例えば人間関係が理由なら発想の転換をして「新しい環境でチャレンジしたいと思ったから」など、前向きな理由にした方が自分でも納得しやすいはずです。また企業側は前職期間の短い第二新卒を採用する上で、「またすぐ辞めてしまうのではないか」という懸念を抱いています。その不安を払拭するためにも、前向きな転職理由とともに、今度は長く働きたいと思っている意思を明確に伝えましょう。

企業を見極めるための注意点にも配慮しよう

紹介してきたように企業側にとって第二新卒を採用するメリットは多く、『第二新卒歓迎』という求人も多くなってきています。転職をするなら若い方が有利であることは間違いありません。しかし第二新卒の転職には意外な落とし穴も存在します。その一例を挙げてみます。

社内事情に気をつける

第二新卒を積極的に行う企業は、言い換えれば若手の人材不足に困っているということです。業績が好調で業務拡大のためなどポジティブな理由から、積極的に若手の登用を行っている企業なら問題ありませんが、労働環境が芳しくなく離職者が多い、新入社員の定着率が悪いなどネガティブな理由から募集をしていることも考えられます。ですから企業についてなるべく多くの情報を集めるようにし、可能であれば社内事情にも配慮するようにしましょう。

情報源として転職エージェントを活用する方法も

情報収集が必要不可欠とはいえ、企業の実態を探るのは中々難しい作業でもあります。会社のホームページなどから得られる情報には限りがありますし、新卒時の就活のように転職者向けに会社説明会などを開催する企業はほとんどありません。では一体どのようにして、志望企業の情報を得るのが良いのか。おすすめは転職エージェントを利用すること。エージェントは企業から依頼を受けた人材紹介のプロですから、一般には出回らない内部情報にも詳しい場合が多く、情報源として積極的に利用することで転職活動をスムーズに進めることができるでしょう。

企業へ採用されるようなアピールを!専門家のアドバイスが効果的

企業に採用されるような効果的なアピールをするためには、事前の準備が非常に大切です。しかしこの準備、時間がかかるだけでなく、一人で進めるには難しい部分も出てきます。家族や友人のサポートが得られる環境であれば進みは早いのですが、完全に一人となると挫折する方も少なくありません。

第二新卒の採用への分かれ道は自己アピール力にあり

第二新卒の転職には、一貫性がありかつ意欲的で熱意を感じられるアピールが大事であることは紹介しました。繰り返しになりますが、就業経験が短い第二新卒の転職では、経験値や能力値よりも今後の伸びしろやポテンシャルが重要視され採用に至るケースが多いです。しかも面接という限られた時間の中で、最大限に自分の魅力や能力を伝えるアピールをしなければなりません。また「話したいことはあるのに、自己アピールをどう組み立てていくのがよいか」「自分の売りは本当にこれだけなのか」など、自己アピールに苦手意識を抱く人も少なくないでしょう。このような悩みを解消する方法の一つに、専門家の助けを借りるという手段があります。

専門家から客観的なアドバイスを受けることが採用への近道

転職の専門家、つまり転職エージェントの主な仕事は転職を希望する人に企業を紹介することです。しかしエージェントはただ企業を紹介して終わりではなく、転職希望者が転職先を見つけ転職活動を終えるまでサポート。また志望先の企業情報を紹介するのは勿論、面接に向けて志望動機の整理や自己アピールの添削なども手助けしてくれます。自己アピールが苦手な人は、自己評価も苦手である場合が多いです。しかしエージェントに相談すれば、客観的に転職市場における強みと弱みを分析しアドバイスを貰うことも可能。まさに転職活動を支えてくれる良き伴走者と言えるでしょう。

活動中に不安に思った時も

みんなで一斉に就活をし愚痴を言い合えた新卒時とは違い転職活動は一人です。活動中の悩みや不安にストレスを抱えてしまう場面も多くあるでしょう。そんな時も相談できる人が居てくれると心強いのではないでしょうか。エージェントにはこれまで沢山の人を企業に紹介してきた実績がありますから、きっと良い解決策を提案してくれます。

第二新卒の就活は企業が採用したくなるアピールを!

第二新卒を歓迎する求人が増えているとはいえ、現状は新卒に比べて不利な状況の中で活動しなければなりません。ですが、第二新卒は企業にとってもメリットとなる部分が大きい魅力的な人材です。また転職を希望する側も第二新卒であることを効果的に利用できれば、転職市場において優位な立場で活動を進めることができます。

第二新卒の武器とアピールポイントはやはり若さとポテンシャル。そしてこの武器を最大限活用するために効率的な手段が専門家への相談です。積極的に専門家を活用して情報を集め、これまでの経験を活かした自分ならではの魅力的なアピールをつくることができれば、転職活動もスムーズに進めることができるでしょう。

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近藤 浩充常務取締役
株式会社ジェイック 常務取締役 20~30代の既卒/フリーター層の就職支援事業、キャリア教育事業の統括責任者を歴任、マーケティング開発部門の事業部長(現任)として東証上場を果たす。IT×教育×職業紹介などテックを活用し、変化し続ける顧客のニーズを追求している。【著書】社長の右腕 ~中堅企業 現役ナンバー2の告白~