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高卒で消防士になるには?試験難易度や年収などまるっと解説!

高卒で消防士になるには?試験難易度や年収などまるっと解説!
高卒FV

※1. 2018/2/1~2018/7/31の当社研修参加者の内、当社が把握している就職決定者の割合
※2. 2005/5/1~2020/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3. 調査期間:2021年9月17日~9月19日(日本コンシューマーリサーチ)

高卒で消防士になるにはどうしたらいいのか、気になる人は多いのではないでしょうか。

この記事では、高卒から消防士を目指すためのステップや、大卒の消防士との違い、消防士になる時の注意点などについて詳しく解説します。

高卒から消防士を目指したいと考えている人は参考にしてみてください。

高卒が消防士になるためのステップ

高卒が消防士になるためのステップ

高卒でも消防士になることは可能ですが、民間企業のように面接だけをして就職することはできず、難しい採用試験を突破しなくてはならないなど、消防士になるためには様々な関門を乗り越える必要があります。

ここでは、高卒が消防士になるためのステップについて解説します。

ステップ1.働く自治体を選ぶ

消防士は分類上公務員に属しますので、消防士として働くということは、消防庁や地方自治体に就職するということになります。

従って、地方自治体ごとで採用選考試験が進むことから、まずは自分が働きたい自治体を選ぶところから就職活動がスタートします。

働く自治体の選び方は人それぞれであり、「自分の生まれ育った地域に根ざして安全を守りたい」と考える人もいれば、「消防士としての採用人数が多い自治体を選びたい」と考える人もいます。

どのような選び方でも問題はありませんが、年度によっては希望の自治体が消防士を募集しないこともありますので注意が必要です。

ステップ2.難しい採用試験を突破する

高卒でも大卒でも、消防士になるためには、各自治体で実施される消防士採用試験を突破しなければいけません。

この消防士試験の倍率は地方自治体によって異なりますが、令和2年度の東京消防庁における合格倍率はⅢ類(高校卒業程度を対象)で7.7倍と非常に難しい壁であることが分かります。

また、この消防士採用試験は面接だけでなく、筆記試験や面接、体力検査など幅広い試験内容となっていますので、心身共に高い水準の能力を持っていなければ消防士になることはできません。(自治体によって試験内容に違いあり)

詳しい試験内容については後ほど解説しますが、しっかりと対策を練ることが重要になることはいうまでもありません。

ステップ3.半年間消防学校に通った後消防士として働ける

難関の消防士試験を突破し、消防官として無事に採用されると、全寮制の消防学校に半年間通うことになります。

消防学校では、消防官として必要な機材の使い方や救命方法を始めとした基礎教育を半年間受けます。

その後、東京消防庁の場合は実際に都内の消防署に配属され、約半年間の実務教育を受けることで、一人前の消防士として国民の安全を守る仕事をしていきます。

高卒と大卒の消防士の比較

高卒でも消防士になることは可能ですが、短大卒や大卒でも消防士になることができます。

そこで気になるのが高卒と大卒の消防士で何が変わるのかということではないでしょうか。

ここからは、学歴によって消防士として働くことにどんな違いがあるのかについて、東京消防庁を例に解説します。

受験資格と採用枠数

まずは消防士試験の受験資格と、採用枠数について確認しておきましょう。

受験資格と採用枠数

参考「東京消防庁:令和3年度東京消防庁 職員募集

選考区分が数字になっているので分かりづらいかもしれませんが、受験資格や後述する試験内容から、「Ⅰ類が大卒向け、Ⅱ類が短大卒向け、Ⅲ類が高卒向け」に用意されていることが分かります。

高卒の消防士は一定数募集がかけられていることが明白ですが、大卒の消防士の方が採用枠が多いのも事実としてあることを認識しておきましょう。

試験内容

東京消防庁の採用試験案内では、試験種類によってⅠ類(大卒向け)とⅢ類(高卒向け)で試験内容が以下のようになっていることが書かれています。

試験内容

高卒と大卒で試験内容が変わるのは第一次試験の教養試験と論文試験のみとなっています。

それぞれの詳しい試験内容については後ほど解説しますが、試験範囲は高卒も大卒でも変わらないものの、求められる知識レベルに差があります。

また、論文試験については高卒の方がやや優しい作文試験となります。

総じて、試験内容については高卒と大卒でレベルが調整されているのみとなっている点が特徴です。

収入

東京消防庁における初任給は選考区分によって以下のように分かれています。

選考区分初任給
Ⅰ類約253,300円
Ⅱ類約232,900円
Ⅲ類約213,900円

高卒と大卒の消防士では、初任給に約4万円の差があります。

学歴による初任給の差は、民間企業においても存在しますので、消防士だから特別に違いがあるとは言えないでしょう。

また、収入は消防士としてキャリアを積み上げていくことで上がっていきますので、その点も民間企業と大きな違いはありません。

キャリア

キャリアについて、高卒と大卒で違いがあるかについて、東京消防庁は以下のような回答をしています。

「採用区分により、昇任試験(選考)を受験するために必要な勤務年数に違いはありますが、それ以外の違いはありません。昇任試験は公平・厳正な競争試験で行われます。」

引用「東京消防庁:採用情報 よくある質問

公式的には昇進に学歴は関係ないとしているものの、一方で昇進スピードや一定以上の階級への昇格には学歴が関わってくるという話もあります。

これから消防士を目指す高卒の人は、特に学歴がキャリアに影響するかを悩んでしまうのではなく、自分が消防士として活躍するイメージだけを持って、試験勉強をすることをおすすめします。

高卒が消防士になるために受ける採用試験の詳細|難易度や試験日は?

高卒が消防士になるためには、消防士採用試験を突破しなくてはいけませんが、その試験内容についても理解しておきましょう。

消防士採用試験の内容は各自治体によって異なりますが、ここでは東京消防庁の消防士試験を例に解説します。

筆記試験|教養試験

一次試験では教養試験として5肢択一式の問題を2時間かけて45問解いていきます。

出題分野は以下の通りです。

【知能分野】

  • 文章理解
  • 英文理解
  • 判断推理
  • 空間概念
  • 数的処理
  • 資料解釈

【知識分野】

  • 人文科学:国語・歴史・地理
  • 社会科学:法学・政治・経済・社会事情
  • 自然科学:数学・物理・化学・生物

消防士は公務員ということもあり、出題分野は相当幅広いことが分かります。

加えて、教養試験の点数が一定に達しない場合は、同時に行われる論文試験の採点は行われませんので、まさに消防士試験の最初の関門と言えます。

回答方式は選択式になってはいるものの、真剣に試験対策を行わなければ筆記試験を突破することは難しいでしょう。

筆記試験|論文試験

一次試験では論文試験も実施されます。

高卒が受験することになるⅢ類では、作文試験を1題出され、1時間30分をかけて800字以上1200字程度で回答します。

Ⅲ類の作文試験の過去問は以下の通りです。

・これからあなたが働く上で、報告・連絡・相談がなぜ必要なのか、あなたの考えを具体的に述べなさい(令和2年度)

・都民に信頼されるためにあなたが消防官になって努力すべきことを具体的に述べなさい(令和元年度)

・社会人として自分の能力を向上させる上で,これからあなたはどのような努力をしていくか具体的に述べなさい(平成30年度)

それぞれ、難しくて答えられないといった問いではないものの、いきなり出されると戸惑ってしまう人が多いかもしれません。

「伝わりやすく、分かりやすい文章の書き方」を特訓しつつ、「自分が消防士として具体的に働くイメージを持てているか」が論文試験の突破の鍵となりますので、コツコツと地道に努力していく必要があるでしょう。

適性検査

適性検査は、消防官としての適性の検査です。

東京消防庁の公表では上記の説明のみとなっていますが、この検査の内容としては、「クレペリン検査(簡単な足し算を制限時間の限り行う)」や「性格診断」などが行われると言われています。

いずれも知能・知識を測るための試験ではなく、どんな人物なのかを検査するのが目的として実施されると考えられています。

身体・体力検査

無事に第一次試験を突破できたら、第二次試験に移ります。

第二次試験は「身体・体力検査」と「面接」の2つの科目を受験することになります。

身体・体力検査については、高卒大卒問わず、性別の違いで以下のような基準が設けられています。

身体・体力検査

引用「令和2年度 東京消防庁消防官(Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類)採用試験案内」(pdf)

上記の他にも、消防官の職務遂行に必要な健康診断なども行われます。

視力は眼鏡やコンタクトレンズなどの矯正後のものでも問題ありませんが、肺活量や体力検査に問題があると、せっかくペーパー試験を通過しても落ちてしまうことになります。

高卒が消防士を目指すのであれば、勉強だけでなく体力作りにも励む必要があると言えるでしょう。

面接

消防士試験の第二次試験では個人面接も行われます。

面接での質問内容は定められたものではありませんが、消防士として働く覚悟を見極めるような質問がされます。

とあるサイトでは、消防士試験の面接で聞かれる質問例として、以下のようなものが記載されていましたので、参考程度に確認しておくといいかもしれません。

  • 消防の仕事はどんな仕事だと思うか
  • 仕事で痛々しい現場を見ることになるが大丈夫か
  • 火は怖くないか
  • 体力作りのために何かやっていることはあるか
  • 誰かを助けたことはあるか
  • 何故ここの消防を受験したか
  • 他に受験している消防はあるか
  • 他の消防とここの消防の違いは何か
  • 自己PRはあるか

高卒消防士の仕事内容

高卒で消防士になると、どのような仕事をすることになるのでしょうか。

ここでは、現場に出て直接国民の安全を守っている、現場消防官の4つの仕事内容について解説します。

警防|消火活動・火災調査

警防は災害時に誰よりも早く消火・救急活動を行う消防士のメインとなる仕事です。

噴水を行い鎮火させることはもちろん、高層階に取り残された人の救出のための「はしご隊」、水難事故に遭っている人を救助する「水難救助隊」など、災害において人命を救助するあらゆる任務を遂行します。

もちろん災害救助は危険な状況の中で行うことも珍しくなく、消防士としての覚悟を背負えない人には到底できない仕事です。

予防|火災の予防指導

消防士は災害発生時だけでなく、そもそも災害を発生させないような予防業務も重要な仕事です。

建物に設置されている防火設備の検査を行う「消防同意・建物検査」、建物や店舗に立ち入り消防設備の状況を検査する「防火査察」、火災の原因や損害を調査して他の火災事故の解決に活かす「火災調査」などの業務があります。

このように、消防士は火災が発生する時以外も火事と向き合っているのです。

救助|災害時の救助救援

人命救助も消防士の重要な仕事の一つです。

山岳や海、災害後の現場など、あらゆる場所において助けを求めている人の救助を行い、人命を守ります。

救助業務は一瞬の判断の過ちが人命に直結することもありますので、体力はもちろん、救助資材を適切に使用するための高度な知識や、人命を助けたいという強い決意が非常に重要となっています。

救急|急病人の搬送

救急隊として救急車両に乗り込み、容態が急変している人の元へ駆けつけて医療機関に搬送する救急業務も消防士が行います。

救急車の必要性は年々高まっており、その件数も増えています。

消防士は体力だけでなく、医療知識や蘇生技術などの能力も求められる仕事なのです。

高卒で消防士になるメリット

ここからは高卒で消防士になるメリットについて解説します。

メリット1.仕事のやりがいが分かりやすい

消防士は仕事の目的や業務、目指すべき世界が具体的なので、やりがいが分かりやすく感じやすいといったメリットがあります。

業務内容である消火活動や救急搬送は、人の命に直結します。

社会人でありがちな「仕事にやりがいを見いだせない」といった悩みを消防士で感じることはほとんどないでしょう。

また、やりがいを感じて仕事を続けられるというのは、自分の心の安定にも繋がります。

消防士は心身共に健康でなければ仕事は務まりませんので、仕事を通じてメンタルが安定するのは嬉しいポイントではないでしょうか。

メリット2.地域に根ざして腰を据えて働ける

消防官になれば、長い間地域に根ざして働けるといったメリットもあります。

消防庁のプレスリリースによると、消防官は不足しているというと言われていますので、人手が余って辞めさせられるということは考えられません。

加えて、消防という行為は、一部が機械に代替されてきてはいるものの、ほぼ確実になくならないものです。

従って、消防士という仕事が無くなることはまずないでしょう。

また、既に解説した通り消防士は地方公務員に属しますので、全国転勤の可能性が非常に少なくなっています。

これらのことから考えて、自分の体力が続く限りは腰を据えて働ける仕事だと言えます。

一方、業務の多くが自分の命に直結し、殉職する可能性もありますので、100%安心安全に働くということはできない点に注意が必要です。

メリット3.平均年収が民間企業より高い

総務省:令和2年地方公務員給与の実態によると、消防士の月額平均基本給は330,590円であることが分かります。

また、消防士にはこれに加えて賞与や、各種手当、職能給などが加算され、おおよその年収は600万円〜700万円と言われています。

一方、厚生労働省:令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概要では、高卒の平均月収は295,000円となっており、これに賞与を加えるとおおよそ400万円程度の年収であると考えられます。

これらのことから、高卒が民間企業で働くよりも消防士として働いた方が平均年収が高くなるといったメリットがあります。

もちろん、消防士は「消防士として働きたいからこそ」なるべき仕事ですので、稼ぐことを目的として就職するべき仕事ではありませんが、消防士を目指している人にとってはメリットと言えるのではないでしょうか。

高卒で消防士になるデメリット

高卒で消防士になることはデメリットも存在しますので、メリットと合わせて確認しておきましょう。

デメリット1.働くことが命の危険に繋がる

消防士として働く最大のデメリットが、災害救助や消火活動といった業務の多くは命の危険に直結していることです。

平成30年中の消防士の公務中における死傷者の状況は以下の通りです。

死者7人
負傷者1,247人
消防職員数165,438人
死者・負傷者率0.75%

参考「総務省消防庁:令和元年版消防白書-2.公務による死傷者の状況

参考「総務省消防庁:令和元年版消防白書-第2章第1説消防体制

上記のデータから、消防士として1年間働いていると、およそ1%の確率で何らかの負傷をする可能性があることが言えます。

民間企業で働いていて負傷をすることはほとんどないと考えられますので、命の危険無しに業務と向き合うことはできないということは、消防士を目指す上で理解しておかなければいけません。

デメリット2.上下関係が厳しい

消防士は今でこそ女性消防士が台頭してきていますが、やはり男性が多い職場環境なのは変わりません。

また、体育会系の人も多いと言われており、上司のいうことに従順に従わなければならないといった上下関係の厳しさがあります。

もちろん、任務を円滑に遂行していくには組織の統一性が重要ですので、消防士にとって上下関係が厳しいことが必ずしも悪いということではありませんが、上下関係の厳しい職場で働きたくない人には精神的なストレスになってしまうことでしょう。

デメリット3.他のキャリアを歩めなくなる可能性がある

日本全ての職種を見てみても、消防士の仕事は個別性が高く、消防士以外には絶対に務まらないものであることは分かると思います。

しかしこのことは逆に、「消防士のスキルは他のどの仕事に対しても汎用的に使えるものではない」ということの裏返しとも考えることができます。

これはデータからも読み取れる仮説となっています。

平成28年における消防士の普通退職(定年以外の理由)者数は906人であり、同年の消防士の人数は160,319人であることから、消防士の退職率は0.56%と非常に低いことが分かります。

これは、暗に消防士から転職するのが難しいという根拠とも考えることができます。

他にも、「消防士という地方公務員の安定が無くなるのを恐れて違うキャリアを歩めない」なども考えられ、総じて消防士は他のキャリアを歩めなくなる可能性が高いと言えるでしょう。

高卒から消防士に向いている人

ここからは高卒で消防士になることに向いている人について解説します。

少なくとも自分自身で消防士に向いていると思えていなければ、採用試験で落とされてしまいかねませんので、以下のような要素が自分にあるかを自問自答してみてください。

正義感が強い人

消防士の仕事内容は、そのどれもが誰かを救うことですので、正義感が強い人であれば仕事に誇りを持って取り組めることでしょう。

また、災害発生時には自らの危険を顧みずに負傷者の救助を迅速に行う必要があり、正義感の強さがスピードに関わってきます。

従って、正義感が強いことは消防士になる上で必須のマインドセットであると同時に、活躍をするための要素とも言えます。

どんな状況でも瞬時に理解し判断できる人

災害現場では1秒の迷いが取り返しのつかない結果に繋がることもありますので、どんな状況でも瞬時に判断できる人に向いています。

また、救助時にはあらゆる状況が想定されるため、どんなに不利な状況においても冷静に物事を見極める瞬発力も大切です。

集団行動が好きな人

消防士として業務をする上で、集団行動は欠かせません。

個人行動をする機会は消防士にはほぼありませんので、チームで一丸となって物事に取り組むことが好きな人には向いているでしょう。

一方、個人行動しかできないような場合は、職場環境そのものがアンマッチになる可能性が極めて高く、消防士として働くのには適さないかもしれません。

高卒から消防士に向いていない人

ここからは高卒から消防士になるのに向いていない人について解説します。

適性がなければ基本的に採用試験で落とされてしまいますが、運良く採用されたとしても精神的に苦痛を受ける毎日を過ごさなくてはならなくなるかもしれません。

1.危険なことをしたくない人

何度も解説している通り、消防士の仕事は決して安全なものではありません。

火中を進んでいかなくてはいけないこともありますし、断崖絶壁の中捜索活動をすることもあるでしょう。

このような危険を冒してまで知らない誰かを助けたいと思えないような人には、消防士という仕事は向いていないと言えます。

もしこのような考えを持っていて、消防という組織で働くために消防士を検討している人であれば、事務職での就職活動を検討してみるといいでしょう。

消防庁や消防署では、消防士以外の人も働いていますので、違う道に進むのもいいかもしれません。

2思いやりの心に欠ける人

消防士が救助した人は、多くの場合衰弱しています。

思いやりの心に欠け、「救助→運搬→安全確保」を事務的に行っていると、負傷者の異変に気づけずに誤った判断をしかねません。

消防士として働く以上、常に救助対象のことを気にかけて、救助対象が何を思っているか、どうしたらつらい気持ちがまぎれるかなど、思いやりの意識を高く持つことが求められます。

3.仕事はお金を稼ぐための手段だと思っている人

高卒消防士の平均年収は、民間企業に勤める高卒の平均年収よりも高くはなっていますが、「仕事はお金を稼ぐための手段だと思っている人」は消防士になるべきではありません。

消防士は迅速な人命救助がミッションですので、休日でも有事の際は出動しなくてはいけないケースもあります。

そのような時に「残業代は出るのか」「休日出勤手当は入るのか」といったお金に関係することばかり考えてしまえば、救助活動に支障が出ることもあり得ます。

とにかく目の前の困っている人を助けるということに集中するよりも、先にお金のことが頭に浮かぶような人は、別の仕事を検討することをおすすめします。

高卒が消防士になる時の注意点

最後に、高卒が消防士になる時の注意点について解説します。

本当にやりたい仕事かを考える

まずは消防士が自分にとって本当にやりたい仕事なのかを考えるようにしましょう。

消防士は人命を救うヒーローのような存在である一方、出動がない日は身体作りや訓練、点検など地道な準備が続きますので、必ずしも救助というやりがいが毎日あるということではありません。

加えて、消防士の業務には死傷するリスクが拭えませんので、本当にやりたい仕事だと思えなければ早期退職に繋がる可能性があります。

「自分は何故消防士になりたいと思ったのか」「消防士になって何を成し遂げたいのか」といった自問自答を繰り返すことは、後悔のない選択に繋がるだけでなく、採用試験にも応用できるのでおすすめです。

夜勤も存在する

消防士はいつでも救援要請に応えることができるようにしておく必要がありますので、当然夜勤も存在します。

東京消防庁では交代制勤務を採用しており、一回の勤務時間は8:30-翌朝8:30となっています。

週の平均時間は38時間45分ですので、均すと1日7-8時間の勤務にはなりますが、24時間勤務して非番→休み→勤務という民間企業の完全週休二日制とは全く異なる勤務体系ですので、休みを合わせづらいと感じてしまうこともあるでしょう。

また、勤務中は常に神経を張り巡らせておかなくてはいけませんので、慣れないうちは身体への負担が大きくなりやすい点にも注意が必要です。

民間企業への就職も検討しておく

消防士採用試験はそれぞれの自治体で原則年に一回しか行われませんので、もし落ちてしまうと次のチャンスは来年となります。

加えて、自分の希望する自治体が1年間募集をしないことも考えると、民間企業への就職も念頭に入れておく必要があると言えます。

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※1. 2018/2/1~2018/7/31の当社研修参加者の内、当社が把握している就職決定者の割合
※2. 2005/5/1~2020/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3. 調査期間:2021年9月17日~9月19日(日本コンシューマーリサーチ)

まとめ

高卒でも消防士になることはできますが、難関の消防士採用試験に合格する必要があります。

また、消防士は業務自体が特殊ですので、向き不向きがはっきり出ることは認識しておきましょう。

もし消防士採用試験と並行して民間企業の就職活動を始めたいと考えている高卒の人には、就職カレッジの登録がおすすめです。

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