就職率81.1%の『就職カレッジ®』はこちら ▷

ハローワークで給付金を貰う方法【職業訓練給付金と教育訓練給付金】

ハローワークで給付金を貰う方法【職業訓練給付金と教育訓練給付金】

「ハローワークで受け取れる給付金について知りたい」と思っていませんか?この記事では、職業訓練給付金と教育訓練給付金の二つについて、その基礎知識を細かく紹介していきます。この記事をもとに、それぞれの制度のイメージを掴みましょう。

ハローワークで受給できる給付金は多岐にわたる

ハローワークで受給できる給付金は多岐にわたる

ハローワークでは、さまざまな給付金を受給できます。そのなかでもこの記事では、仕事を探している人に役立つ次の2つの給付金を紹介します。

  • 職業訓練給付金
  • 教育訓練給付金

職業訓練給付金

職業訓練給付金(職業訓練受講給付金)とは、職業訓練を受けることによって支給されるお金のことです。

職業訓練とは、キャリアアップに必要な知識やスキルを身につけることができる公的な就業支援制度のことで、「ハロートレーニング(ハロトレ)」とも呼ばれます。

教育訓練給付金

教育訓練給付金とは、スキル向上やキャリアアップのために学んだことによる費用のうち、国から還元されるお金のことです。「教育訓練給付制度」がその主体で、給付金の額や講座などを定めています。

なお、教育訓練給付金は大きく次の3つに分かれます。

  • 一般教育訓練給付金
  • 特定一般教育訓練給付金
  • 専門実践教育訓練給付金/教育訓練支援給付金

一般教育訓練給付金

厚生労働大臣が指定する講座などを受講し、その受講が終了すると、受講料として支払ったお金の一部が戻ってきます。これは「一般教育訓練給付金」と呼ばれ、教育訓練給付金のなかでもメジャーな給付金の1つです。

特定一般教育訓練給付金

講座などの受講前に「訓練前キャリアコンサルティング」を受け、所定の手続きを済ますことで「特定一般教育訓練給付金」をもらうことができます。

厚生労働大臣が指定する講座などを受講し、その受講が終了すると受講料として支払ったお金の一部が還ってくる点は一般教育訓練給付金と同じですが、特定一般教育訓練給付金の場合には「訓練前キャリアコンサルティング」を受講しなければいけません。

専門実践教育給付金/教育訓練支援給付金

長期間の受講が必要な分野に対し、その講座を修了した場合には「専門実践教育給付金」が支払われます。

それに加え、昼間通学制の専門実践教育訓練を受講しているなど、特定の条件を満たす場合には「教育訓練支援給付金」が支給されます。なお教育訓練支援給付金は、2022年度までの時限措置のついた制度です。

職業訓練給付金の受給条件や申請の流れ

職業訓練給付金の受給条件や申請の流れ

職業訓練給付金の受給資格や申請の流れについて解説します。

「よくある質問」にも回答しますので、参考にしてみてください。

職業訓練給付金の基礎知識

まずは、職業訓練給付金の基礎知識からお伝えします。

次の3つに分けて見ていきますので、職業訓練給付金のイメージを膨らませていきましょう。

  • 受給できる対象者
  • 受給条件
  • 支給額

受給できる対象者

職業訓練給付金は、次のすべての要件を満たす人が受給できます。

  • ハローワークに求職の申し込みをしていること
  • 雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないこと
  • 労働の意思と能力があること
  • 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと

受給条件

職業訓練給付金を貰うには、基本的には次の要件をすべて満たしていることも必要です。

  • 本人の収入が月8万円以下
  • 世帯全体の収入が月25万円以下
  • 世帯全体の金融資産が300万円以下
  • 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
  • 全ての訓練実施日に出席している
  • 職業訓練給付金を同時期に受給して訓練を受けている人が世帯のなかにいない
  • 過去3年以内に、偽り、そのほか不正行為により特定の給付金の支給を受けたことがない

支給額

職業訓練給付金の支給額は、月額10万円です。そのほか、職業訓練実施機関までの経路に応じた交通費が「通所手当」として支払われ、場合によっては「寄宿手当」が月額10,700円支払われます。

申請の流れ

職業訓練給付金の申請の流れは、主に次のとおりです。

  1. ハローワークで求職の申し込み
  2. 受給審査(受講申込書をハローワークに提出)
  3. 選考を受ける(面接、筆記試験など)
  4. 合格者向け説明会に出席

受給審査の際には、次の書類が必要となります。

  • 個人番号確認書類(原本/マイナンバーカードなど)
  • 身元確認書類(運転免許証など)
  • ハローワークから交付された各種様式(受講申込書など)
  • 直近3ヶ月以内に交付された住民票謄本の写しまたは住民票記載事項証明書(世帯の構成および続柄が記載されたもの)
  • 事前審査申請日の前月に得た申請者本人および全ての同居配偶者等の収入を証明する書類(賃金明細書など)
  • 申請者本人または同居配偶者等が保有する事前審査申請日の残高が50万円以上である全ての預貯金通帳または残高証明(直近1ヶ月以内に交付されたもの)
  • 給付金の振込先となる通帳
  • その他、ハローワークが求める書類

職業訓練給付金についてよくある質問

職業訓練給付金について、次の3つの質問にお答えします。

  • 給付金の審査は厳しい?
  • 職業訓練給付金がもらえるのはいつから?
  • 職業訓練給付金のデメリットはありますか?

給付金の審査は厳しい?

職業訓練給付金の審査は、一般的にみると「厳しい」とされています。

そもそもハローワークは、就業率を上げることを目的に運営されています。つまり「給付金がほしい」「無料で勉強がしたい」といった人は運営の趣旨とはズレるため、こうした人を排除するために厳しい審査が行われているのです。

職業訓練給付金がもらえるのはいつから?

職業訓練給付金は、講座等受講中の1ヶ月ごとに原則支給されます。

具体的には、指定された日にハローワークに出向き、その日を起算としておよそ1週間後に口座に給付金が支払われることが多いようです。

参考:

厚生労働省|職業訓練受講給付金(求職者支援制度)

職業訓練給付金のデメリットはありますか?

職業訓練給付金の大きなデメリットは、申し込みから受講まで時間がかかることです。

「申し込み」→「選考」→「説明会の参加」とステップを踏む必要があり、場合によっては受講開始まで数ヶ月かかることもあります。そのため「スキルを早く身につけたい」「少しでも早く就職を決めたい」といった人はもどかしい思いをしそうです。

教育訓練給付金の受給条件や申請の流れ

教育訓練給付金の受給条件や申請の流れ

教育訓練給付金の受給資格や申請の流れについて解説します。

ここまで紹介してきた「職業訓練給付金」とは別の制度となるので、混同しないように注意して読み進めていきましょう。

教育訓練給付金の基礎知識

まずは、教育訓練給付金の基礎知識からお伝えします。

次の3つに分けて見ていきますので参考にしてみてください。

  • 給付金ごとの対象者
  • 給付金ごとの支給額
  • 自分にあった給付金の見つけ方

受給できる対象者

教育訓練給付金を受給できる対象者は、それぞれの給付金ごとに定められています。

まず、一般教育訓練給付金の対象者は次のとおりです。

  • 厚生労働大臣が指定する訓練を修了
  • 雇用保険に通算3年以上加入(※1)
  • 離職した場合は受講開始から1年以内

特定一般教育訓練給付金の対象者は次のとおりです。

  • 厚生労働大臣が指定する訓練を修了
  • 雇用保険に通算3年以上加入(※1)
  • 離職した場合は受講開始から1年以内
  • 講座などの受講開始1ヶ月前までに「訓練前キャリアコンサルティング」を受け、ジョブ・カードを作成し、ハローワークで受給資格確認を行う

専門実践教育給付金の対象者は次のとおりです。

  • 厚生労働大臣が指定する訓練を修了
  • 雇用保険に通算3年以上加入(※2)
  • 離職した場合は受講開始から1年以内

なお、特定の条件を満たす講座などを受講した場合に専門実践教育給付金と合わせて支給される「教育訓練支援給付金」に関しては、「専門実践教育訓練の受講開始時に45歳未満であること」などの条件が定められています。

※1支給を初めて受ける場合は1年以上。受講開始日時点で被保険者でない方は、離職日の翌日以降、受講開始日までが1年以内であること

※2支給を初めて受ける場合は2年以上。受講開始日時点で被保険者でない方は、離職日の翌日以降、受講開始日までが1年以内であること

受給条件や支給額は給付金の種類によって異なる

教育訓練給付金で受給できる金額も、それぞれの給付金ごとに異なります。

まず一般教育訓練給付金の場合には、支払った額の20%(最大10万円)が還元されます。

特定一般教育訓練給付金の場合には、支払った額の40%(最大20万円)が戻ってきます。

そして専門実践教育給付金の場合には、受講料の50%(年間上限40万円)が最大3年間支給されます。さらに訓練を終えたあとに資格などを取得し、1年以内に就職に結びついた場合には残りの20%の追加支給が受けられます(年間上限56万円)。

また教育訓練支援給付金の場合には、原則として離職する直前の6ヶ月間に支払われた賃金額から算出された基本手当に対し、その日額に相当する額の80%が支払われます。

自分にあった教育訓練給付金を見つける方法

教育訓練給付金は2021年時点で4つあり、どれを選べばよいか迷ってしまう人もいるかもしれません。こうした場合には、次に紹介する資格ごとに給付金を選択するのがおすすめです。

そもそも教育訓練給付金は、その給付金ごとに対象となる資格が定められています。そのため取得を考える資格が決まれば、適用を受ける給付金が自然と決まってくるのです。

教育訓練給付金制度が活用できる資格一覧

教育訓練給付金が活用できる資格(講座)を、次の給付金ごとに一覧にして紹介します。

  • 一般教育訓練給付金
  • 特定一般教育訓練給付金
  • 専門実践教育給付金/教育訓練支援給付金

なお、対象となる資格を詳しく知りたい場合には「教育訓練給付制度 厚生労働大臣指定教育訓練講座検索サイト」を確認してみてください。

一般教育訓練給付金

一般教育訓練給付金が対象とする資格(講座)は、ほとんど全ての資格にわたります。

一例を挙げると、次のとおりです。

  • 国家資格(宅地建物取引士、行政書士など)
  • パソコン系の資格
  • デザイン系の資格
  • 服飾系の資格

このように幅広い分野の資格が対象とされていることが特徴で、通学・通信問わず、受講形態もさまざまなものが指定されています。

特定一般教育訓練給付金

特定一般教育訓練給付金が対象とする資格(講座)は、主に「速やかな再就職および早期のキャリア形成に資する資格」と定められています。具体的には次のとおりです。

  • ファイナンシャルプランニング技能士
  • 社会保険労務士
  • 介護職員初任者研修
  • 大型自動車第一種・第二種免許

上記以外にも、さまざまな資格が対象資格として認定されています。

専門実践教育給付金/教育訓練支援給付金

専門実践教育給付金(教育訓練支援給付金)に関しては、高度な技能取得が求められる資格が対象とされています。具体的には次のとおりです。

  • 弁護士
  • 作業療法士
  • データサイエンティスト

今後の成長が期待される「IT分野」に関わる多くの資格が認定されていることが大きな特徴で、これらは「第四次産業革命スキル」としても大きな期待が寄せられています。

教育訓練給付金制度についてよくある質問

教育訓練給付金制度について、次の3つの質問にお答えします。

  • 在職中やアルバイトで利用できる?
  • 会社にばれることなく利用できる?
  • 教育訓練給付金はいつからもらえる?

在職中やアルバイトで利用できる?

教育訓練給付金は、在職中の人やアルバイトでも利用できます。ただし、雇用保険の被保険者であることが必要です。

会社員の場合には雇用保険には加入していますが、アルバイトの場合には次の条件を持たす場

合に雇用保険に加入することとなっています。

  • 週間の所定労働時間が20時間以上
  • 31日以上の雇用見込みがあること

つまりアルバイトの場合には、上記の条件を満たしていれば雇用保険には加入しているため、教育訓練給付金の受給対象者とみなされるのです。

会社にばれることなく利用できる?

教育訓練給付金は、基本的には会社にばれることなく利用できます。支給を希望する本人がハローワークと直接手続きをするため、会社がその間に入ることがないからです。

教育訓練給付金はいつからもらえる?

教育訓練給付金が振り込まれるタイミングは、申請後5日~10日が一般的です。

なお支給の申請は、基本的には受講修了日の翌日から起算して1ヶ月以内に行わなければいけません。

参考:

ハローワークインターネットサービス|教育訓練給付制度

まとめ

まとめ

ハローワークには、再就職を目指す人、またキャリアアップを目指す人を支援する制度が数多く用意されています。そのなかでも職業訓練給付金と教育訓練給付金は利用者が多く、費用を抑えて学べるなどメリットも多い制度です。

一方で、それぞれの制度の中身は少し複雑で、申請を考えてもその複雑さから諦めてしまう人も少なくありません。とはいえ制度の概要をいったん押さえてしまえば、実は手続きはそこまで難しいものではないのです。

繰り返しにはなりますが、職業訓練給付金と教育訓練給付金は支出を押さえつつ勉強ができ、資格取得なども目指せるメリットの多い制度です。今回お伝えした情報を踏まえ、ぜひ利用を考えてみてください。

【共通】CTAボタン