
新しい仕事について情報収集していますか?AIに仕事が奪われてしまう、新型コロナウイルスの感染拡大によって存続が難しい業種がある、など仕事に関するシビアなニュースが多い昨今ですが、そんな時代だからこそ生まれる新しいビジネス、新しい職種についてまとめてみました。
この記事の目次
新しい仕事とは

AI(人工知能)の進化によって今ある仕事がAIに代替される、なくなる仕事があるというオックスフォード大学による調査がありますが、その一方で、AI時代だからこそうまれる新しい仕事もあるようです。また、2020年春頃から始まった新型コロナウイルスの感染拡大はまだまだ収まる気配がなく、感染防止に端を発したいわゆる「新しい生活様式」が浸透する中で生まれる新しい働き方や新しい仕事も増えています。ここではAIとウィズコロナの2つのキーワードからから、新しい仕事を紹介します。
新しい仕事~AIによってうまれる新しい仕事~
AIの進化によってなくなる仕事もあれば、新しく生まれる仕事があります。米ITサービス大手「コグニザント(Cognizant)」が出版した著書『What to do when machines do everything(機械が全てを行うとき、人間は何をすべきか)』では、今後新たに生まれるだろう仕事が紹介されています。
- データ探偵
- ゲノム・ポートフォリオ・ディレクター
- 散歩・会話の相手
- 倫理的な調達(ES)責任者
- 最高信用責任者(CTO)
- サイバー都市アナリスト
- 人間と機械の協働責任者
- 人工知能(AI)事業開発責任者
- BYO(個人所有機器活用)ITファシリテーター
- エッジコンピューティング専門家
- フィットネス・コミットメント・カウンセラー
- デジタル仕立屋
- AI支援医療技師
- 財務健全性コーチ
- 量子機械学習アナリスト
引用元:『What to do when machines do everything』 出版:コグニザント(Cognizant)
AIに「使われる側」ではなくAIを「使う」「開発する」側であることが淘汰されない新しい仕事の条件となるようです。また、「散歩・会話の相手」のように、AIが台頭する中で人間でしかできないこと、人間味にもスポットがあたっています。下にはAI時代ならではの職業をピックアップして解説します。
データ探偵
インターネットやIoT機器などから得られるビッグデータを解析して、ビジネスに役立つ答えや助言を与える仕事。
倫理的な調達(ES)責任者
企業活動において必要になる調達の倫理性を確認し、問題がないかどうかを確認し、問題がないことを担保していく責任者。AIが発達しても倫理にかかわる最終判断は人間がくだすことになりそうです。
人工知能(AI)事業開発責任者
文字通り、AIを使った事業の開発責任者です。サービスの開発~AIの品質管理やコスト管理、営業面まで幅広い知識が必要となります。
新しい仕事~ウィズコロナによってうまれる新しい仕事~
新型コロナウィルスの感染拡大によって私たちの生活様式、消費行動はがらりと変わりました。ハーバード大学の科学者たちが発表した予測には、新型コロナウイルスによる医療崩壊を防ぐためには2022年まで断続的なソーシャル・ディスタンシング期間が必要になるとあります。このような状況の中、世界的に生活や教育、労働のデジタル化が一気に進み、「オンライン学習事業」や「オンライン会議システム」が急激に成長を遂げています。旅行会社がVRと実体験を融合させた「バーチャル修学旅行」のようなサービスを開発したように、既存の業界も生き残りを掛けて様々なサービス開発に乗り出しています。コロナ禍に伸びている事業で代表的なものは下記です。
- 通販
- 郵送・宅配
- 通信事業
- ゲーム
- 動画配信
- 医療相談(オンライン)
- オンライン学習、習い事
ウィズコロナの世界に最適化されサービスはまだまだ過渡期にあり、アイディア次第で商機やチャンスを生み出せるおもしろい時代だといえるかもしれません。どの企業も若者の新しいアイディアを求めているといえるでしょう。
参考:NEDO 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構によるレポート「コロナ禍後の社会変化と 期待されるイノベーション像」
新しい仕事に就職するには

AIによって既存の仕事がなくなってしまう、AIに仕事が奪われてしまう、というシビアな話を耳にする一方で、AIは私たちの生活を豊かにして、新たな仕事をも生みだしています。ウィズコロナで既存の産業がなくなると騒がれる一方で、新しく生まれるビジネスもたくさんあります。時代は常に変化し続けており、その中で生き生きと働き続けるためには、常に時流を読んで新しい知識を勉強すること、新しいものを拒まずに積極的に取り入れ利用する姿勢が重要です。
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