これから伸びる業界は?不況になっても影響を受けにくい仕事を徹底解説

これから伸びる業界は?不況になっても影響を受けにくい仕事を徹底解説

「これから伸びる業界を知りたい」「成長産業で仕事をしたい」と考えている就活生もいるでしょう。新型コロナウイルスの影響で人々の生活方法は変わり、それに伴い世の中のサービスの内容などにも変化が出てきています。また、昔と消費者行動が変化したことや少子高齢化により、需要が増えているビジネスもあります。この記事では、これから伸びる業界の情報やメリットについてご紹介します。

これから伸びる業界一覧

これから伸びる業界一覧

これから伸びる業界として予測できるものには、以下があります。

  • IT業界
  • 健康食品業界
  • EC業界
  • 介護業界
  • 半導体業界
  • バイオ医薬品業界
  • 産業用ロボット業界
  • インターネット広告業界

これから伸びる業界である理由とその根拠について、それぞれご紹介します。

業界1:IT業界

IT業界がこれから伸びる理由は、以下があります。

  • 将来的な需要が高い
  • さまざまな業種で必要とされている

経済産業省の「IT分野について」によれば、2030年には、IT人材の数は約79万人不足することが予測されています。

引用:経済産業省「IT分野について」

そのため、最も将来性が期待できる業界のひとつであるといえます。さまざまな業種でITの力が必要とされており、これまでアナログが主だった場所でもIT化が進むでしょう。

この業界の強みは、AIやその周辺システムを作りだせることです。2000年ごろにIT革命として業界が注目を集めて以来、時間が経っているため、業界が古くなっているのではないかと思うかもしれません。しかし、ITに関わる人材を生み出すことが容易でないため、常に人材が不足している業界です。

IT業界では、IT技術がさまざまな業態と結びつきながら、職種を増やし続けてきました。企業が持つビッグデータを分析するデータサイエンティストや、サイバー攻撃などから企業データを守るセキュリティエンジニアなど、新しい職種が続々と生まれています。

技術的成長が続く限り、新たなシェアを作り出すIT業界は、今後の成長が見込まれると考えて間違いないでしょう。

業界2:健康食品業界

健康食品業界がこれから伸びる理由は、以下があります。

  • 政府が制度などで後押ししているから
  • 安定的に市場が成長しているから

特定保健用食品などをはじめとする健康食品は、ドリンクやフードなどがスーパーやコンビニエンスストアでも販売されており、健康志向な風潮もあり安定した需要が続いています。2015年には機能性表示食品制度ができたことで、消費者庁への届出までの工程が簡略化されたこともあり、参入企業も増えてきています。

三井住友銀行の「健康食品業界の動向~『健康』をキーワードに成長する市場の戦略方向性」の資料によれば、健康食品の市場規模は年々増加し、2017年時点では、約1.2兆円であることが試算されています。

引用:三井住友銀行「健康食品業界の動向~『健康』をキーワードに成長する市場の戦略方向性」

健康に関心の高い中高年のみならず若年層にも消費者が増えてきていること、大手のみならず中小企業の市場参入などもあり、今後も伸びていくことが予測されます。

業界3:EC業界

EC業界がこれから伸びる理由は、以下があります。

  • 年々市場規模が拡大している
  • 巣ごもり消費など長期的な需要も見込まれる

経済産業省の「電子商取引に関する市場調査」によれば、2018年のBtoC-EC取引の市場規模は約18兆円です。2011年の約8.5兆円と比べると、倍以上の結果となっています。なかでも物販系やサービス系は、今後もさらなる需要が予測されています。

引用:経済産業省「電子商取引に関する市場調査」

新型コロナウイルスをきっかけとした「巣ごもり消費」が増えたことで、店舗での買い物ではなくインターネット上で商品を購入し、自宅に届けてもらうという方法を選ぶ人も増えました。感染拡大が落ち着いたあとも、EC店舗の需要が一気に減るとは考えにくいでしょう。

業界4:介護業界

介護業界がこれから伸びる理由は、以下があります。

  • 高齢化社会のため確実に需要が続く
  • AIやロボットが導入されても人手は必要

日本は1995年以来、高齢化社会に突入しており、内閣府の「令和元年版高齢社会白書(全体版)」調査によれば、2018年時点では65歳以上の人口は3,558万人で、総人口に占める高齢者の割合は28.1%と、約4人に1人以上が高齢者となっています。

引用:内閣府「令和元年版高齢社会白書(全体版)」

同時に少子化問題が起こっている日本では、高齢化社会を支える人手が足りなくなることも予想されています。介護分野の場合、人間だけでなく産業用ロボットなどの導入が拡大していくことも考えられますが、高齢者への細やかなケアやサポートは引き続き人の力が求められていくでしょう。

業界5:半導体業界

半導体業界がこれから伸びる理由は、以下があります。

  • 人々のライフスタイルが変化している
  • 世界的にも電子機器の需要は見込まれる

WSTS(世界半導体市場統計)の「WSTS 2020年春季半導体市場予測について」によれば、2021年の世界半導体市場は、2020年よりも6.2%増となることが予測されています。

引用:WSTS 2020年春季半導体市場予測について

新型コロナウイルスの影響で、世界的に在宅勤務を推奨したりする企業が増えたことや、自宅でインターネットなどを利用して過ごす時間が増えたことから、電子機器の需要拡大によって恩恵を受けていることが考えられます。これから世界経済が回復してくれば、半導体業界はさらに成長していくことが期待されます。

業界6:バイオ医薬品業界

バイオ医薬品業界がこれから伸びる理由は、以下の通りです。

  • 大手医薬品メーカーも注目している
  • バイオ医薬品の販売数が伸びている

岡三オンライン証券の「【業界図鑑】医薬品業界 ~ バイオ医薬品市場の潜在力」記事によれば、2019年には武田薬品工業がアイルランドのバイオ医薬品メーカーであるシャイアー社を買収したり、アメリカのバイオ医薬品メーカーであるアッヴィ社が販売した医薬品「ヒュミラ」が2018年に世界的に最も売り上げたりしたことがわかっています。

引用:岡三オンライン証券「【業界図鑑】医薬品業界 ~ バイオ医薬品市場の潜在力」

生物を利用したバイオ医薬品は現代医療に欠かせない医薬品であり、関節リウマチやがんなどの病気治療や予防などにも役立てられています。今後も、世界的な需要が見込まれるでしょう。

業界7:産業用ロボット業界

産業用ロボット業界がこれから伸びる理由は、以下の通りです。

  • 世界的に必要とされている
  • 企業の労働者不足やコスト削減に貢献できる

国際ロボット連盟(IFR)の「World Robotics: Industrial Robots 2017」によると、世界の産業用ロボットの販売台数は、2011年から2016年の間で、平均14%ずつ増えていることがわかっています。

引用:国際ロボット連盟(IFR)「World Robotics: Industrial Robots 2017」

また同調査では、2016年度の日本のロボット販売数は38600台と、世界15ヶ国のうち中国、韓国に続き第3位という結果です。

労働者不足の解消や企業のコスト削減のためにも、人間の代わりに作業をしてくれる産業用ロボットの市場規模は、今後も拡大していくことが予測されます。

業界8:インターネット広告業界

インターネット広告業界がこれから伸びる理由は、以下の通りです。

  • テレビや新聞よりも市場規模が拡大
  • スマートフォン広告の需要が増えている

近年では新聞やテレビよりも、インターネット広告業界が著しい成長を遂げています。テレビ広告の衰退とともに、インターネットでの広告が意識されるようになり、市場規模は年々増加傾向となっています。

矢野経済研究所の「インターネット広告市場規模推移と予測」によれば、2018年度のインターネット広告国内市場規模は約1.6兆円で、2023年度には約2.8兆円に拡大することが予測されています。

引用:矢野経済研究所「インターネット広告市場規模推移と予測」

なかでもスマートフォン広告の市場規模が大きく、手軽に見れるスマートフォンなどの広告の需要は、スマートフォンに代わる機器が登場しない限りは今後しばらく続くことも予想されます。

これから伸びる業界で働くメリットと注意点

これから伸びる業界で働くメリットと注意点

これから伸びる業界で仕事をすることのメリットと注意点について知っておきましょう。

これから伸びる業界で働くメリット

これから伸びる業界を選んで働くことで、以下のようなメリットを得られるでしょう。

仕事を失うリスクが低い

これから伸びる業界は、それだけ社会から必要とされることが見込まれており、長期的な需要も高いといえます。働きはじめてからなんらかの事情で職場を辞めることになったとしても、業界自体が伸びているのであれば、転職先も比較的見つけやすいでしょう。

衰退しつつある業界は利益も減っているため人員削減などの可能性がありますが、これから伸びる業界で働くことで、失業の心配を減らすことができます。

貴重な経験やスキルを得られる

これから伸びる業界で働く中では、新たな技術やシステムをいち早く使用したり、成長業種に注目する多くの産業との折衝の機会を得たり、新規事業の立ち上げなどに参加したりする機会は、すでに成熟しきった業界よりも多くあるでしょう。

ほかの仕事に就くことでは得られなかった貴重な経験を通じて成長できたり、これからの時代に長期的に必要とされるようなスキルを身につけられたりする可能性があります。

仕事のやりがいを感じられる

衰退しつつある業界で働き、需要のなさや売り上げダウンなどを目の当たりにすると、モチベーションが下がったり仕事のやりがいを感じられなくなったりする可能性があります。

「ただ働いて収入を得られればよい」というよりも、自分の仕事が誰かの助けになったり喜ばれたりしたほうが、多くの人は働く意義を感じやすいでしょう。これから伸びる業界に身を置くことで、世の中から必要とされていることを実感しながら働くことができるため、自分の精神面にもよい影響を与えてくれます。

これから伸びる業界で働く注意点

これから伸びる業界で仕事をする場合、以下のような注意点があります。

これから伸びる業界=働きやすいとは限らない

成長している業界や需要の高い業界だからといって、必ずしも、働きやすい労働環境とは限りません。給料が安く仕事がハード、人の入れ替わりが激しいなどの職場もあります。

これから伸びる、将来性のある業界であることと、職場の労働環境が整っていることは別です。企業選びをする際には、さまざまな角度から調べて見極めたほうがよいでしょう。

不慮の事態が起きる可能性もある

今回の新型コロナウイルスなどのように「予期せぬ事態」が起きてしまう可能性は、今後もゼロではありません。大規模な感染症や災害、世界的な不況など、自分たちの力では防ぎようのないことが原因で、業界が大きく傾く可能性もあります。

「これから伸びる業界」だから絶対に安心だ、というわけではないことを理解しておきましょう。

これから伸びる業界に就職するかは自分次第

これから伸びる業界を就職先に選ぶことは、一長一短です。よいこともたくさんあるものの、その仕事が自分にマッチしていなければ、せっかく就職しても早期離職になるかもしれません。これから伸びる業界に就職するかどうかは、最終的には自分次第です。「選択肢のひとつ」として考え、納得のいく就活をしましょう。

なお、これから衰退する業界については、以下でご紹介しています。

これから衰退する業界は?就職前に今後の日本のビジネスを予測して仕事探しをしよう!

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これから衰退する業界について知っておきたい就活生は、ぜひ参考にしてみてください。

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