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無い内定(NNT)についてー就活で企業から内定がもらえないとき

無い内定(NNT)について-就活で企業から内定がもらえないとき-

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

無い内定(NNT)」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。

就職活動が進むにつれ、企業から内定をたくさんもらう人がいる一方で、ひとつも内定がもらえないいわゆる「無い内定(NNT)」状態に陥る人も出てきます。

この記事では、7月または10月の段階で無い内定(NNT)状態になり、この先どうしようか悩んでいる就活生に向け、今できる対策を紹介していきます。

無い内定(NNT)とは-いつまでに内定があるといいのか-

無い内定(NNT)とは-いつまでに内定があるといいのか-

無い内定(NNT)とはどのような状態を指すのでしょうか。ここでは、無い内定(NNT)とは、そして無い内定(NNT)がいつまで続くとまずいのかについて紹介します。

無い内定(NNT)とは

経団連によって、内定は基本的に10月1日以降に出さなければならないと決められています。企業から採用通知を受け取って、労働契約が完了して初めて内定となります。

しかし、正式な通知書を受け取る前に、企業から口約束で「10月になったら内定を出します」と言われることがあるのですが、これを内々定と言います。この内々定の掛詞として生まれたのが「無い内定(NNT)」です。簡単に言えば内定を貰えていない状態のことで、その悲観的な状況を自虐的に表現する時に使われます。主にSNSや掲示板など、ネット上で使われることが多い言葉です。

いつまで無い内定(NNT)だとまずいのか

6月に採用をスタートして、9月には内定が出揃うのが一般的です。しかし、これはあくまで経団連の指針に従っている企業の場合です。経団連では就活のルールをを決めていますが、あくまで形式的なものなので、これに従わない企業もあるので注意してください。

7月頃には内々定を貰う就活生も出てきますが、まだその数はそれほど多くないため無い内定(NNT)だと悩む心配はありません。7月からでもしっかり行動すれば十分挽回できます。しかし、10月時点で内定を貰えていない方は注意が必要です。

すでに内定を得ている人が半数以上になるので、まだ無い内定(NNT)の状態にある方は就職活動以外の選択肢も考える必要が出てくるでしょう。

21卒の現状の内定率は?-2020年4月1日現在の内定率-

無い内定(NNT)の学生はどの程度いるのか、株式会社ディスコが調査した21卒の就活生の内定率のデータなどを参考にご紹介します。

21卒の内定率は?

株式会社ディスコの調査によると、2021年卒業予定の大学生の内定率は、2020年4月1日時点で34.7%という結果が出ています。

つまり、現在大学4年生の学生の約3人に1人は、すでにどこかしらの企業から内定をもらっているということになります。逆に、約3人に2人はまだ内定をもらっていないという結果でもあるため、現時点で内定をもらっている学生は、多数派ではないこともわかります。

2020年卒業の学生との前年比で比較すると、2020年卒の学生の4月1日時点での内定率は26.4%です。つまり、1年前に大学4年生だった学生のうち同時期に内定をもらっていた人は約4人に1人という計算になります。このことから、2021年卒業予定の学生のほうが、昨年よりも現時点での内定率は高いことがわかります。

エントリー社数や選考数は?

同じく4月1日時点でのエントリー社数は、2021年卒業予定の学生が24.6社、2020年卒業の学生が25.6社と、約1社程度の差です。内定をもらった学生は、平均20社以上にエントリーしていたことがわかります。

選考試験の受験者数は、エントリーシート提出社数は2021年卒業予定の学生が10.4社、2020年卒業の学生が9.4%社。筆記やWEB試験の受験社数は2021年卒業予定の学生が7社、2020年卒業の学生が6.2%社。2021年卒業予定の学生が3.9社、面接の受験社数は2020年卒業の学生が3.4%社です。

全体的に見ると、2021年卒業予定の学生のほうが、筆記試験、面接などの選考に進んだ会社数がやや多いことがわかります。

WEB化が進む就活市場

就活中にWEBによる企業のセミナーを受けた学生の数は、2021年卒業予定の学生が85.8%、2020年卒業の学生が63.7%と、前年比で20%以上増加しています。

また、ライブや録画などによる企業のWEBセミナーを受講した会社の数も、2021年卒業予定の学生が計11.5社、2020年卒業の学生が計7.3社という結果で、昨年よりも4社多い結果です。これらのデータから、就活のWEB化は昨年よりも進んでいることがわかります。

とくに、2020年は新型コロナウイルスの影響で、対面の説明会や採用選考を取りやめてWEBに切り替える企業も多いことから、すでに就活のWEB化に適応できている就活生や徐々に慣れてきている就活生も多いかもしれません。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

無い内定(NNT)になりやすい就活生の特徴

無い内定(NNT)になりやすい就活生の特徴

無い内定(NNT)になりやすい就活生の特徴としては、おもに以下があります。

  • やみくもにエントリーしている
  • こだわりなくとりあえず就活している
  • 不採用のたびに落ち込んでいる
  • 企業に合わせたアピールをしていない
  • 大手のみエントリーしている

それぞれについて解説していきます。

特徴1.やみくもにエントリーしている

内定がもらえず焦っている就活生は、やみくもに企業にエントリーするという行動をすることがありますが、その方法は逆効果といえます。

まず、企業ごとに時間をかけられないため、その企業のことをよくわからないままエントリーすることにもなりがちです。その結果、書類の内容や面接での受け答えなどが不十分で、早い段階で落とされてしまう可能性が高くなります。

仮にそれで内定をもらった企業があったとしても、ミスマッチや早期離職となってしまうケースが考えられ、いずれにしてもよい方法とはいえません。

特徴2.こだわりなくとりあえず就活している

学生のなかには「就活の時期になったからとりあえず(就活を)している」という人もいるかもしれません。その場合、自分のこだわりや重視しているポイントなどがなく、軸がはっきりしないまま就活を進めているケースも少なくないでしょう。

社会人経験がない状態では企業で働く自分をイメージしづらく、企業選びや職業選びなどにピンとこないという気持ちもわからなくはありませんが、就活の軸や企業選びの軸がないと自分に合った企業を見つけたり効果的なアピールができず、内定も遠のいてしまいます。

特徴3.不採用のたびに落ち込んでいる

エントリーをして不採用になるとそのたびに落ち込み、しばらく就活をしたくないと考えたり、どんどんマイナスの方向に考えたりしてしまう人がいます。エントリーをすれば内定をもらえる可能性と同じだけ不採用になる可能性も増えるため、憂鬱な気持ちになってしまうこともあるでしょう。

しかし、在学中に就活ができる期間は限られているほか、企業ごとに締め切りなどもあるため、毎回落ち込んで就活がストップしてしまうと、効率が悪くなってしまいます。

特徴4.企業に合わせたアピールをしていない

書類作成や面接準備など就活の基本的な対策はできていても、企業に合った個別のアピールができておらず、内定がもらえていないというケースがあります。企業ごとに求める人物像は異なるため、企業ごとに異なる対策を考え、効果的に自分をアピールしていくことが求められます。

たとえば、歴史ある昔ながらの企業に対して「自分の裁量で仕事をし、将来的には自分で事業をやりたい」などの自己アピールをしても、その企業の仕事の進め方や求める人材にはマッチしていない可能性が高く、採用されるケースは少ないでしょう。

特徴5.大手のみエントリーしている

リクルートワークス研究所が発表した「第36回ワークス大卒求人倍率調査」によると、2020年卒の学生を対象に募集した企業のうち、5,000人以上の企業の有効求人倍率は0.42倍で、前年の0.37倍から0.05ポイントアップしたものの、依然として低い倍率です。

売り手市場と呼ばれるようになった現在でも、大手企業はやはり狭き門であることに変わりはなく、内定が出やすい状況にあるわけではないようです。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

無い内定(NNT)になってしまう就活生の原因

無い内定(NNT)になってしまう就活生の原因

無い内定(NNT)になってしまう人にはいくつか原因があります。それを知っておけば対策もしやすくなるでしょう。

  • エントリー数が少なすぎる
  • コミュニケーション能力が低い
  • 企業研究が足りない
  • 自己分析が不十分
  • 自己PRがありきたり
  • 志望動機が弱い
  • 最低限のマナーがなっていない

ここからは、無い内定(NNT)になってしまう原因について詳しく解説していきます。

エントリー数が少なすぎる

エントリー数が少なすぎるのも、無い内定(NNT)になってしまう原因の1つです。当然闇雲にエントリー数を増やせば内定が貰えるわけではありません。しかし、エントリーする企業の数が少ないとバランスが悪くなる可能性が高くなり、内定を貰える確率が低下してしまいます。

大手企業なら求人倍率が0.4%程度のところも多くあります。これは1つの枠を3人程度で取り合わなければならないということです。人気の企業になれば倍率が10倍以上になるところもあるので、そういう企業ばかり選んでしまうと10社エントリーして1社内定が貰えるかどうかという計算になります。そんな確率の中で、10社程度しかエントリーしていなければ、無い内定(NNT)になってしまってもおかしくはありません。

大切なのはバランス感覚を持ってエントリーする企業を選ぶことです。条件の良い企業に就職したいと考える人は多いので、そういうところはどうしても求人倍率が高くなってしまいます。そういった企業ばかりにエントリーしてしまうと、後々後悔する確率が高くなるでしょう。

広い視野を持って行動し、低い求人倍率の企業もしっかりチェックしておくことで自分に合う企業が見つかりやすくなります。求人倍率だけでなく、志望する企業の条件も絞り過ぎないようにすることが大切です。採用傾向の異なる企業も受けることでリスクを分散し、内定に近づくことができます。

コミュニケーション能力が低い

面接が上手くいくかどうかも、内定を貰えるかどうかに大きく関わってきます。面接で失敗してしまい就活が上手くいかない人も多いですが、その原因の1つとして考えられるのがコミュニケーション能力の低さです。

面接を受ける時に、事前にどんなことを話そうか決めておくことも多いでしょう。もちろん、自分をしっかりアピールできるように話す内容を決めておくことも大切ですが、それ以上に重要になるのが話し方です。どんなに内容が良くても、それが面接官に伝わらなければ意味がありません。話し方が悪いと面接官に良い印象を与えることができず、不採用になってしまうこともあるので注意してください。

話し方で注意したいのが、言葉選びや話の構成です。適切な言葉で伝えないと、誤解を与えてしまい自分が思っているような伝わり方にならないケースもあります。また、適切な声の大きさで相手の目をしっかり見て話すことも意識しましょう。

話す内容を事前に暗記しておくのも1つの方法ですが、ただ暗唱したものを喋るだけだとあまり印象は良くなりません。しっかり感情を込めて、自分の意見や考えが相手に伝わるような話し方にすることが大切です。こういったポイントに注意しながら、面接の準備をしっかりしておきましょう。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

企業研究が足りない

内定を貰うためには、志望度が高いことをアピールしなければなりません。そのためには、企業研究をしっかりしておく必要があります。

時間をかけて企業研究を行うことで、応募先の企業の職種や、事業内容などの理解が深まり、志望度が高いことを証明しやすくなるでしょう。企業のパンフレットやホームページには、企業側が就活生に知っておいてほしい情報がたくさん載っています。しかし、就活生の中にはこういった情報を読み飛ばしてしまう人も少なくありません。

自社のことをしっかり理解していない学生は、滑り止めにされていると受け止められてしまい、不採用になってしまう可能性もあるので注意してください。大切なのは企業研究を行う時、企業のパンフレットやホームページを熟読しておくことです。その上で自身のキャリアや展望を具体的に話せるように準備しておけば、企業側に志望度が高いことをしっかりアピールできるでしょう。

自己分析が不十分

自己分析が不十分で就職活動の軸がブレてしまい、内定が貰えない人も多いです。一社一社の掘り起こしが浅くなると、魅力的な志望動機を考えることができません。なぜその企業を選んだのか、相手に熱意を伝えるためには自己分析をしっかり行うことが大切です。

時間をかけて落ち着いて自己分析を行えば、自身の就職活動の軸が見えてくるので、説得力のある志望動機を考えやすくなります。中には自己分析をした結果、自分には何の価値もないと感じてしまう人もいるかもしれません。

しかし、決して自分を嫌いになる必要はありません。新卒の方は社会経験がないため、どんな資質があるのか見いだせないこともあります。それが即不採用に繋がることはなく、ポテンシャルが重視されるので、見栄えの良さやアピールの上手さが内定を左右することが多いのです。就活が上手くいかない時は、営業が上手くいっていないせいだと割り切り、あまりネガティブにならず自己分析を進めましょう。

自己PRがありきたり

内定を貰うためには自己PRをしっかり行うことも大切ですが、ありきたりな自己PRだと自分の魅力が相手に伝わらず、内定を貰えないことが多いです。

物事をどのように頑張る人なのか、なぜ自社を選んだのかなどを企業は見ているので、それが伝わるような自己PRを考えるようにしましょう。成果ばかりを自己PRに入れてしまう人もいますが、それだけでは不十分です。具体性がないとありきたりな自己PRになりやすいので、成果を出すまでのプロセスで何を感じたのか、自分がどう考え行動したのかなどを具体的に具現化する必要があります。

企業はコストをかけて優秀な人材を採用しようとしているので、内定辞退は避けたいと考えています。「この人は内定しても辞退しそうだな」と思われると内定を貰えなくなるので、自分はどうしてもこの企業で働きたい、この領域でなければだめだという強い思いを伝えられるように準備しておくとよいでしょう。

主観だけで考えてしまうと、自己PRと企業が求めていることに差が出てしまうので、客観的に自分を見ることも大切です。企業側の視点から見て、どういうスキルをアピールすれば採用したいと思われるのかを考えてみましょう。

志望動機が弱い

書類選考と面接の両方で重視されるのが志望動機です。志望動機が弱いと評価が低くなり、内定を貰えないことがあるので注意してください。

志望動機が高ければ、企業への入社意欲や入社後の成長意欲が高いことをアピールしやすくなります。逆に志望動機が低いと企業の期待値は下がるため、採用しても自社への貢献度は低いだろうと思われてしまい、なかなか内定が貰えず無い内定(NNT)になってしまう可能性が高くなるというわけです。

自己PRと同じように、志望動機はその企業でなければならない理由を具体的に考えることが大切です。自分の価値観や過去のエピソードなどと結びつけながら、具現化するようにしましょう。

最低限のマナーがなってない

社会人として仕事をする上で欠かせないのがマナーです。最低限のマナーが身に付いていないと、就活生はマイナスの印象を持たれてしまうので注意しましょう。

面接の時には挨拶の仕方や服装はもちろんノックの回数など、様々なポイントをチェックされています。マナーに問題があると、その印象が強く残ってしまい採用可否に大きく影響する場合もあるのです。マナーが間違っていても、自分ではなかなか気付くことができません。

マナーに不備があることに気付かず就活を続けてしまい、いつになっても内定が貰えない人もいるので注意してください。就活を始める前だけでなく、就活している最中も自分自身のマナーを見直してみるとよいでしょう。その時は自分だけで判断せず、友達や家族に見てもらうとよいです。

第三者に見てもらうことで、自分では気付きにくいマナーの不備が見えてくることがあります。友人にお願いできない時は、自分の動きを動画で撮影してチェックしてみるのもおすすめです。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

無い内定(NNT)の就活生必見!-就活のポイントと注意点を解説-

無い内定(NNT)の就活生必見!-就活のポイントと注意点を解説-

無い内定(NNT)の就活生が内定をもらうための、または内定に近づくためのポイントや注意点について知りましょう。

無い内定(NNT)の学生が就活をする際のポイント

無い内定(NNT)の学生が、内定をもらうためのポイントをご紹介します。

ポイント1.エージェントを活用する

自分で企業を探したりエントリーしたりして内定がもらえないことが続いている場合、エージェントを利用してみるとよいでしょう。就活エージェントは、その人に合った企業を紹介してくれたり、サポートしてくれたりします。ほとんどの場合無料で利用できるほか、1対1で相談できたり、書類の書き方や面接対策などのアドバイスをもらうこともできます。

ただし、担当者と相性が合わない、自分が希望する業界や職種を紹介してもらえないなどの可能性はあります。その場合は、複数の就活エージェントを利用してみてもよいでしょう。

ポイント2.内定をもらっている就活生に相談する

すでに内定をもらっている就活生に話を聞くのは、有効な方法です。なぜなら、よほど採用難の企業やブラック企業などであれば別ですが、内定をもらっているということは就活に成功しているという証しであり、企業から採用したいと思わせるアピールが正しくできているからです。そのため、内定をもらうためのヒントを聞くことができるでしょう。

話を聞く場合は、自分が聞きたいことをあらかじめまとめておくとスムーズです。また、自分の現状を話し、どこに問題がありそうか聞いてみてもよいでしょう。思いもよらないところが抜けていたり、やり方が間違っていたりする部分が見つかるかもしれません。

ポイント3.不採用の企業は自分に合っていなかったと考える

企業から不採用通知が続くと、少なからずショックを受ける人が多いでしょう。「自分は社会から必要とされていない」などと考え、落ち込んでしまう人もいるかもしれません。

しかし、企業側は誰でもいいから採用したいわけではなく、企業の社風や求める人物像に合った学生、企業が必要とする知識やスキルを持った学生を採用するために選考をしています。きちんと事前準備をしたうえで不採用になるのは、その企業には自分という人材がマッチしていなかっただけに過ぎません。

不採用通知が来たら、なぜ落ちてしまったかを分析することは大切ですがあまり気に病まず「残念だったけれど次へ行こう」という切り替えをするようにしましょう。

無い内定(NNT)の人が就活をする際の注意点

無い内定(NNT)の人が就活をする場合、以下のことに注意しましょう。

注意点1.一人だけで就活をしようとしない

就活をがんばっているのに内定がもらえないということは、たとえば難易度の高い企業にしかエントリーしていない、書類や面接の受け答えの内容に不備がある、業界や企業研究ができていない、マナーが身についていない、自己分析ができていないなど、なんらかの理由があるはずです。

そのまま一人で就活をやっても、うまくいかない根本的な原因を理解できていないため、またしばらく無い内定が続いてしまうかもしれません。

就活仲間をつくって情報交換をする、就活エージェントを利用する、大学の就職課や就活に関する窓口やコールセンター、卒業生の社会人の先輩に相談するなど、孤立せずにほかの人を頼ったり、アドバイスをもらったりしたほうが、内定への近道となるでしょう。

注意点2.不採用が続いてもネガティブにならない

不採用が出ている時こそあいさつをしっかりする、明るい声や表情をつくるなど、基本的なことに力を入れて面接に取り組むとよいでしょう。

不採用が続いていると「どうせ次もダメだろう」とネガティブに考えてしまいがちです。そうなると自信がなさそうな表情や受け答えになってしまい、さらに内定が遠のくという負のスパイラル状態になってしまいかねません。そんなときこそ、あえてポジティブに考えたり態度に出したりすることが大切です。

能天気に何も考えないという意味ではなく「やるべきことはやってきたのだから自分を信じよう」「面接の機会をもらえたことに感謝して、自分のいいところを伝えよう」などの前向きな姿勢で、面接にのぞむのがポイントです。

そうすれば自信があるように見え、企業側からもよい印象を持ってもらうことができ、内定がもらえる可能性がアップするとという正のスパイラル状態になります。

注意点3.「就活だけで人生は決まらない」と考える

無い内定(NNT)の状況だと、なかには「内定をもらえなかったら人生終わり」などと悲観的に考えてしまう人もいるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。

内定をもらうことはゴールではなく、社会人生活のひとつのスタートに過ぎません。仮に就活がうまくいったからといって、その後、なんの問題もなく順調にやっていけることが約束されたわけではないのです。

なかなか内定がもらえない、入りたい企業に落ちてしまったなど、自分の理想通りにいかないことは現実に存在し、それは就活に限らず社会に出てからも同じです。「就活だけで人生が決まるわけではない」と考え、いまの自分ができることに最大限取り組みましょう。

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もし10月になっても無い内定(NNT)状態だったら

もし10月になっても無い内定(NNT)の状態だった場合、秋採用を狙う、大学院への進学を考える、就職浪人するなどを行動を起こす必要が出てくるでしょう。ここからは、10月になっても内定が貰えず悩んでいる方が取るべき行動について詳しく解説していきます。

秋採用を狙う

春や夏だけでなく、秋以降に採用を行っている企業も多くあります。そのため、10月時点で採用を貰えてなくても諦める必要はありません。秋採用は採用枠が少ないため難易度は上がってしまいますが、優良企業の募集が残ってることもあります。

また、中には辞退者が出てしまい再募集をかけている企業もあるので、そういう中から自分に合った企業を見つけられればよいのです。周りの人達が採用を貰い自分だけが無い内定(NNT)の状態で焦ってしまう人も多いかもしれませんが、秋採用でも良い企業と巡り会える可能性は十分あるので、諦めずに根気よく就活に取り組むことが大切です。

大学院に進学する

10月になっても内定を貰えていないなら、大学院に進学することも考えておくとよいです。大学院に進学すれば就職を先延ばしにできます。

それだけでなく、自分が学びたい分野へチャレンジしたり、専門学校で新しいスキルを身に付けて資格取得を目指したりすることができます。その場合は、数年後に就職活動することを見越して、どういったことを学べばよいか、どんなスキルが役に立つかを考えておくとよいです。

就職を諦めて大学院に進学することは決してマイナスではなく、学生という社会的な身分を確保しながら自分のペースで就職活動できるというメリットがあります。自分を磨いてより良い企業へ就職しようというポジティブな気持ちで、大学院への進学を考えてみてください。

就職浪人する

就職浪人になって、就職活動を続けてみるのも1つの方法です。就職浪人というのは、学校を卒業して「既卒」として就職活動をする人のことです。

学校は卒業してしまうので学生ではなくなりますが、学費をかけずに就職活動できるというメリットがあります。また学業に専念する必要がないので、就職活動にかける時間をたっぷり確保できます。

ただし、新卒ではなくなるので新卒枠の採用を受けられなくなる点には注意しましょう。また、学生でも社会人でもないという状態になるため、周りの目が気になって辛いという人もいるかもしれません。学費を払い続ける余裕がない、就職活動に専念したい、そういう方は新卒ではなくなるなどのデメリットを考えた上で、就職浪人するかどうか検討してみるとよいでしょう。

内定が無くても諦めない!まずは原因を探ろう

無い内定(NNT)になってしまっても、周囲の学生と比較して焦る必要はありません。なぜ内定を貰えないのか原因を1つ1つ潰して、諦めずに就職活動を続けていれば内定を貰うことはできます。就職を先延ばしにする方法や、時間を確保する方法はありますが、自分の将来の選択を狭めてしまうこともあるので、あくまで最終手段として考えておくとよいでしょう。まずはすぐに諦めずに、内定を1つ貰えるまで頑張ってみてください。

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佐藤 裕康
株式会社ジェイック 採用メディア「Future Finder」事業部長|ジェイックに新卒入社後、マーケティング業務に従事。その後、新規事業であるダイレクトリクルーティング事業の立ち上げを経験、事業責任者へ|資格:CFW(「7つの習慣」社内インストラクター資格)