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30代から手に職をつけて稼げる仕事10選!ロードマップや注意点も解説

30代から手に職をつけて稼げる仕事10選!ロードマップや注意点も解説

30代から手に職をつけるためには、自分が得意な領域を見極めるとともに、資格取得などでスキルアップを対外的に証明していくことが必要になります。

また、仕事によって手に職をつけられるかどうかが変わってきますので、30代からでも挑戦しやすい職種には何があるのか理解しておくことが重要です。

この記事では、30代から転職をつけて稼げる仕事を10個ご紹介しつつ、具体的なロードマップや手に職をつけるメリットとデメリット、注意点について分かりやすく解説します。

30代から手に職をつけて稼げる仕事10選

30代から手に職をつけて稼げる仕事としては、主に営業系の仕事か技術系の仕事の2つに分かれてきます。

特に技術系の仕事は、30代からであってもインプットをしっかりすることで即戦力として活躍することも可能であり、技術に比例して収入を上げていくことも期待できます。

中でも30代から手に職をつけて稼げる仕事としては、以下の10個が挙げられます。

  • 営業職
  • ITエンジニア
  • Webデザイナー
  • 宅地建物取引士
  • 電気工事士
  • 医療事務
  • 介護福祉士
  • 理学療法士
  • ネイリスト
  • 調理師

これらの仕事であれば、30代という年齢出会ってもスキルや資格取得によって手に職をつけられるだけでなく、中長期的に稼げる状態も作れるでしょう。

それぞれの仕事について詳しく解説しますので、仕事探しの参考にしてみてください。

営業職

営業職は30代からでも始めやすく、コミュニケーション能力を活かしやすい仕事です。成果に応じて年収アップが目指せるだけでなく、無形商材の営業など、より専門的な分野にキャリアチェンジしていくことも可能です。

平均年収618万円
関連する資格・宅地建物取引士
・ビジネスマナー検定
・ビジネス実務法務検定
向いている人・コミュニケーション力が高い人
・結果に向けて粘り強く動ける人
・自己管理が得意な人
就職方法・就職エージェントを活用して正社員就職を目指す
・知人紹介やSNS活用で内定を目指すことも可能

平均年収出典:厚生労働省「食品営業(食品メーカー) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

ITエンジニア

ITエンジニアは慢性的な人手不足で需要が高いため、30代未経験者であっても学習と努力次第でキャリアチェンジをすることが可能です。

実績を積むことで徐々に待遇を上げていけるだけでなく、フリーランスとしてかつ活躍できる点も、魅力的な仕事と言えるでしょう。

平均年収752万円
関連する資格・基本情報処理技術者試験
・AWS認定
・Oracle認定Javaプログラマ
向いている人・論理的思考力がある人
・新技術に興味がある人
・チームで協働できる人
就職方法・就職サイトや就職エージェントを活用して正社員就職を目指す
・プログラミングスクールを卒業し、就職先を紹介してもらう

平均年収出典:厚生労働省「システムエンジニア(基盤システム) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

Webデザイナー

Webデザイナーはセンスと技術の両方が求められますが、スクールや独学で知識をインプットすることが可能なため、30代からでもキャリアチェンジが目指せる仕事です。

働き方の自由度が高く、在宅で働きやすい点も魅力と言えるでしょう。

平均年収483万円
関連する資格・ウェブデザイン技能検定
・Adobe Certified Professional
・DTP検定
向いている人・デザイン感覚がある人
・ユーザー視点を持てる人
・自主的に学習できる人
就職方法・ポートフォリオを作成して求人に応募する
・SNSや動画投稿サイト経由で案件を発注してもらう
・クラウドソーシングで実務経験を積んで独立する

平均年収出典:厚生労働省「Webデザイナー(Web制作会社) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

宅地建物取引士(不動産営業)

宅地建物取引士は不動産業界で必須とも言われる国家資格であり、特に不動産営業として就職できれば、実績次第で高い年収を目指すことも可能です。

不動産営業は求人も多く、資格取得によってまさに手に職をつける状態を作り上げられる点も魅力です。

平均年収618万円
関連する資格・宅地建物取引士
・不動産コンサルティング技能試験
・賃貸不動産経営管理士
向いている人・顧客の要望に耳を傾け的確に判断できる人
・法律・税務などの細部に注意を払える人
・信頼関係を粘り強く築ける人
就職方法・不動産会社の求人に応募する
・企業が実施しているワンデー選考型の就職イベントに参加する

平均年収出典:厚生労働省「住宅・不動産営業 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

電気工事士

電気工事士は国家資格を取得することで、30代からでも安定的に収入を得られる仕事です。

実務経験を積むとともに、より上位の資格を取得すれば、独立をしてさらに高収入を目指せるため、現場で技術を発揮したい人に向いている仕事と言えます。

平均年収547万円
関連する資格・第二種電気工事士
・第一種電気工事士
・電気主任技術者
向いている人・手先が器用で実務に抵抗がない人
・機械や図面を理解する能力がある人
・高所作業や体力仕事にも対応できる人
就職方法・電気工事士を募集している求人に直接応募する
・スクールでの学習を修了させて求人を紹介してもらう

平均年収出典:厚生労働省「電気工事士 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

医療事務

医療事務は資格がなくても未経験から始められる仕事であり、就職先となる病院やクリニックは需要が高いこともあって、実務経験を積むことで手に職をつけられます。

女性にも人気が高い仕事のため、家庭と両立しながら働ける点もポイントです。

平均年収481万円
関連する資格・医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®️)
・診療報酬請求事務能力認定試験
・医療事務OA実務能力認定試験
向いている人・正確性と集中力を持って事務処理できる人
・患者対応に丁寧かつ礼儀正しく接する人
・特殊なソフトウェア(電子カルテ)の操作が苦にならない人
就職方法・医療機関や調剤薬局の求人に応募する
・派遣会社に登録して、医療事務の案件を紹介してもらう
・医療事務の資格スクールを卒業し、求人を紹介してもらう

平均年収出典:厚生労働省「医療事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

介護福祉士

介護福祉士は、高齢化が進む日本社会において今後も需要が高く、関連資格を取得しつつ経験を積むことができれば全国各地で働くことが可能です。

実際に未経験から就職した後に関連する介護系の資格取得を実現している人も多く、やりがいと安定性を両立できる点がポイントです。

平均年収376万円
関連する資格・介護福祉士
・介護福祉士実務者研修
・認知症ケア専門士
向いている人・人に寄り添って感情を共有できる人
・体力があり、身体介助に苦にならない人
・臨機応変に対応できる人
就職方法・介護施設や訪問介護の求人に応募する
・ハローワークで職業訓練をした後に求人を紹介してもらう

平均年収出典:厚生労働省「施設介護員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

理学療法士

医学療法士は、リハビリの専門家として医療現場で活躍する仕事であり、国家資格が必要になる点から手に職をつけたい30代に向いています。

資格取得までには一定の学習時間と費用がかかってきますが、専門性の高さと安定した収入が魅力的な仕事と言えます。

平均年収444万円
関連する資格・理学療法士国家試験
・JSSR日本スポーツリハビリテーション学会
・認定トレーナー・認定
・専門理学療法士
向いている人・人の身体構造に関する理解がある人
・根気強くリハビリを支援できる人
・対人対応が得意な人
就職方法・理学療法士国家試験に合格する
・資格を取得した上で、病院やリハビリセンターなどの求人に応募する

平均年収出典:厚生労働省「理学療法士(PT) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

ネイリスト

ネイリストは美容技術と接客スキルを身に付けられる仕事であり、業務経験を積んでサロンを開業するなど、手に職をつけやすい仕事です。

30代からでも知識のインプットがしやすく、美容系の仕事に挑戦したいと考えている人に特に向いています。

平均年収329万円
関連する資格・ネイリスト技能検定
・ジェルネイル技能検定
・ネイルサロン衛生管理士
向いている人・手先が器用で細かい作業が得意な人
・コミュニケーションが得意な人
・流行に敏感でデザインを学ぶ意欲ある人
就職方法・美容系やネイルの専門学校を卒業し、就職先を紹介してもらう
・ネイルサロンの求人に直接応募する

平均年収出典:厚生労働省「ネイリスト – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

調理師

調理師免許を取得できれば、年齢や勤務地を問わず様々な場所で活躍できるため、手に職をつけることが可能です。

経験を積むことで独立することも可能であり、30代から脱サラして飲食店を開くような人も多くいることから、飲食業に興味がある人に特におすすめできます。

平均年収369万円
関連する資格・調理師免許
・食品衛生責任者
・サービス接遇検定
向いている人・味覚・嗅覚・視覚に敏感な人
・体力があり長時間労働にも耐えられる人
・チームで連携して調理できる人
就職方法・調理師専門学校を卒業する
・経験を積みたいレストランやホテルに直接応募意思を伝える

平均年収出典:厚生労働省「西洋料理調理人(コック) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

30代が手に職をつけるための具体的なロードマップ

30代がこれから手に職をつけるためには、闇雲に求人に応募するのではなく、事前に明確な計画を立てることが重要になってきます。また、目標を立てるだけでなく、ゴールから逆算して就活やスキルアップに取り組むことで、手に職をつけられる可能性を高めることが可能です。

加えて、どのように手に職をつけていきたいかによって、具体的に行動するプラットフォームが異なります。正社員の場合は就職エージェント、副業やフリーランスの場合はクラウドソーシングサイトを使うのが良いでしょう。

ここからは、30代が手に職をつけるための具体的なロードマップについて詳しく解説します。どのように行動していけばいいか分からないと考えている30代の人は参考にしてみてください。

1.具体的な目標設定をする

30代から手に職をつけたい場合は、まずどんな状態を目指したいか具体的な目標設定をすることが重要です。

「収入を増やしたい」「できるだけリモートワークで働きたい」「独立をするために挑戦したい」など、自分の理想とする働き方を具体的に言語化することで、やるべきことをクリアにできます。

合わせて、手に職をつけるという言葉の定義を自分なりに理解しておくこともポイントです。将来的にフリーランスになれるレベルのスキルを身に付けることなのか、会社員として様々な企業で働ける水準での実績を身に付けたいのかなど、何を持って手に職をつけられている状態なのかを定義付けておきましょう。

目標が漠然としていると途中で迷いやすくなり、行動の一貫性がなくなってしまいますので、具体的な職種・時期・環境まで定め、やるべきことを逆算できる状態を作りましょう。

目標設定をすることにより、情報収集やスキルアップにも集中でき、モチベーションの維持にも繋がります。

2.目標から逆算して就活やスキルアップに取り組む

明確な目標設定ができたら、そこから逆算して就活やスキルアップのスケジュールを組みましょう。もし必要な資格がある場合は、事前に試験日や目安の勉強時間を理解しておき、日々の学習計画を立てることも重要になります。

また、転職活動をする際は転職先の求人情報を事前にチェックし、求められるスキルや実務経験を把握することによって効率的に準備が進められます。

特に在職中の30代の場合は、限られた時間の中で就活を進める必要がありますので、就職エージェントを活用して就活の効率化を目指すのも良いでしょう。

3.手に職をつけられるサービスに登録する

30代で手に職をつけるためには、適切なサービスを活用することもポイントです。正社員として手に職をつけたい場合は就職エージェントを活用し、副業やフリーランスといった形で手に職をつけたい場合は、クラウドソーシングサイトの活用が考えられます。

就職エージェントもクラウドソーシングサイトも、どちらも無料で利用することができるため、自分の現在地や目標設定のゴール状態に応じて選ぶことがポイントです。どちらを活用すればいいか分からない場合は、ひとまずどちらのサービスにも登録しておくことがおすすめです。

ただし、登録するサービスが多くなりすぎるとかえって迷いを生じさせてしまうこともありますので、最初のうちは多くても5つ程度のサービス登録に留めておくと良いでしょう。

就職エージェント

就職エージェントに登録することで自分専任のアドバイザーが担当につき、30代の転職を手厚くサポートしてくれるといった特徴があります。

未経験の職種にチャレンジする際も、自分では見つけられないような求人を紹介してくれたり、履歴書や職務経歴書の添削をしてくれるため、転職の成功率を引き上げることが可能です。

加えて、アドバイザーが面接対策や条件交渉を行ってくれますので、今の家計状況を悪化させることなく手に職をつけられる仕事への転職も期待できます。特に未経験者や30代の転職支援実績の豊富なエージェントを選ぶことがポイントです。

クラウドソーシングサイト

クラウドソーシングサイトは、30代からスキルを活かした副業やフリーランスとしての独立を目指す人にとって有効な手段です。例えばWebライターやデザイナー、動画編集者などのクリエイティブ系の仕事は、クラウドソーシングサイトで複数の案件が募集されています。

未経験からであっても、低単価案件をこなすことでポートフォリオを作成でき、スキルと信用を積み上げていくことも可能です。自宅で柔軟に働くこともできるため、育児や本業が忙しくても両立しやすい点がポイントと言えます。

4.家族に相談しつつ次のキャリアを定める

30代は仕事だけでなく、結婚や育児、住宅購入など様々なライフイベントが多く発生するタイミングです。したがって、キャリアチェンジをする場合は、自分の判断だけで決めるのではなく、家族との十分な話し合いをすることも大切になってきます。

例えば、手に職をつけるために資格取得のスクールに通うとなれば、費用や学習時間の確保が必要になりますので、家庭や家計への影響も大きくなります。あらかじめパートナーに相談して理解や協力を得ることで、心身ともに安定した状態で手に職をつけるチャレンジに取り組めます。

パートナーがいるような30代の場合は、必ず事前に相談しておく意識をもっておきましょう。

30代が手に職をつけることのメリット

30代が手に職をつけることには、柔軟な働き方を実現できるといったメリットがあります。

自身の精神状況やキャリアに対する価値観の変化があっても、手に職をつけていれば柔軟に働き方を変えることができるため、精神的に安心できるといったメリットも享受できるでしょう。

また、手に職がつくような仕事は、技術力や知識が求められるといった共通点があるため、結果的に年収を引き上げることも期待できます。

ここからは、30代が手に職をつけることの3つのメリットについて詳しく解説します。

柔軟な働き方を実現できる

手に職をつけることで、正社員のみならずフリーランスや副業など、柔軟な働き方を実現しやすくなるといったメリットがあります。特にITスキルが求められるエンジニアや、Webデザイナーなどの仕事はパソコン1つで完結するため、場所や時間に縛られることなく働けるといったメリットも見られます。

30代になると、子育てや家族の介護といったライフイベントも発生してきますので、勤務時間や働き方を自分で調整できる環境は魅力的と言えます。加えて、リモートワークや在宅勤務といった選択肢も取りやすくなりますので、生活の質が向上するといった副次的なメリットも感じられるでしょう。

今までの会社員の働き方のイメージから脱却し、より柔軟な人生を歩みたい場合は、手に職をつけられる仕事に挑戦してみるのもおすすめです。

精神的に安心できる

30代を超えると将来や仕事の安定性に悩む人が増えますが、手に職をつけることで「自分にはスキルがある」という自信が生まれ、精神的に安心できるといったことも見られます。

仮に勤め先の会社の業績が悪くなったとしても、スキルがあれば再就職や副業、フリーランスなど複数の選択肢を持てるため、焦ることなく対応できるでしょう。

特に大企業に分類されるような会社の場合は、手に職を持っているような市場価値の高い人材が評価されやすいため、将来的な転職活動においても有利に働きます。自身の人生やキャリアに漠然とした不安を感じている30代は、手に職をつける価値があると言えるでしょう。

年収を上げられることも

手に職をつけられる仕事は、技術や知識、スキルが評価基準になっていることが多いため、スキルを身に付けて年収を上げられるといったメリットもあります。特に電気工事士や理学療法士など有資格者が働ける仕事であれば、努力次第で高収入を目指しやすくなります。

また、身に付けたスキルを活かして副業として取り組むことができれば、複数の収入源を確保して、これまでよりも高い年収を目指すことも期待できます。

手に職をつけて会社に依存しない働き方ができることで、経済的なリスク分散と収入アップの両方を実現でき、プライベートや将来の生活水準を大きく引き上げることもできるはずです。

30代が手に職をつけることのデメリット

30代が手に職をつけることには多くのメリットがある一方で、そもそも転職をつけるまでに時間や費用がかかったり、仕事を覚え直す体力が必要といったデメリットが挙げられます。

また、手に職をつければ必ず年収が上がるというわけではなく、転職先の職種や業界によっては前職よりも待遇が悪くなってしまう可能性がある点には、あらかじめ注意しておく必要があります。

ここからは、30代が手に職をつけることのデメリットを3つご紹介しますので、メリットと合わせてしっかりと理解しておいてください。

手に職をつけるまで時間や費用がかかる

30代から新しい分野で手に職をつけるためには、ある程度まとまった時間や費用がかかるといったデメリットがあります。

例えば資格取得を目指す際は、数ヶ月から1年単位での学習期間が必要になるだけでなく、スクールや通信講座の受講料が数万円から数十万円単位でかかることも珍しくありません。

加えて、職種によっては資格取得をして就職ができたとしても、実務経験を積む期間が必要になるため、すぐに収入アップに繋がらないケースがある点にも注意が必要です。

30代から手に職をつけたい場合は、金銭的にも時間的にも家計への少なくない影響がある点は認識しておいてください。

仕事を覚え直す体力が必要

30代から新しい職種に転職する場合は、仕事を最初から覚え直す体力が必要といったデメリットも挙げられます。20代の頃のように自然と体や頭が順応するわけではなく、体調管理や自己管理をしっかりしておかないと、強いストレスを感じる可能性もあるでしょう。

特にエンジニアを始めとした技術系の仕事においては、慣れない作業や用語に戸惑うことが多かったり、年下に頭を下げながら仕事を教えてもらう必要もありますので、体力だけでなく精神力が求められる点も認識しておかなければなりません。

体力やメンタルにおいて不安がある人は、いきなり職場をガラッと変えるのではなく、まずは副業から取り組んで徐々に正社員を目指していくなど、段階的に慣れていくようなステップを踏むのもおすすめです。

前職よりも待遇が悪くなる可能性がある

新しい分野に正社員として転職する場合は未経験転職になるため、前職に比べて一時的に待遇が悪くなる可能性がある点もデメリットとしては見逃せません。

未経験から正社員就職ができたとしても、初めのうちは新卒同様の年収しかない求人も見られますので、転職活動においては求人票をしっかりとチェックしておくことが重要です。

また、資格を取得しても実務経験が浅いうちは年収が低くなりがちなため、将来的にどの程度まで収入を伸ばせそうかを見極めた上で、今後のキャリアを選択していく意識を持っておきましょう。

手に職をつけたい30代が注意すべきポイント

手に職をつけたいと考えている30代は、うまい話に踊らされないように注意する必要があります。

合わせて、手に職をつけるためには時間が必要であることや、ライフステージと働き方のバランスを意識することに注意しておかないと、思ったようなキャリアを歩めずにストレスが溜まる原因にもなりかねません。

ここからは、手に職をつけたい30代が注意すべきポイントを3つご紹介します。

情報商材やSNSには気を付ける

SNSやネットが普及した結果、様々な情報にアクセスできるようになりましたが、中には30代で手に職をつけたい人を狙った高額な情報商材や副業詐欺が見られるため、注意する必要があります。

「未経験からでも簡単に月収100万円が稼げる」など、過剰な表現をしている情報商材には特に注意が必要です。

また、SNSなど匿名性が高いサービスを用いて情報収集をしていると、思わぬトラブルに繋がりかねないので、公的期間が実施する講座や、実績のある教育機関のサービスを活用する意識を持っておいてください。

安易に自己投資をしてしまうと失敗に繋がるだけでなく、結果的に遠回りになる可能性もありますので意識的に注意しましょう。

すぐに手に職をつけることはできない

手に職をつける事は短期間で実現できるものではありません。少なくとも数ヶ月から1年以上の継続的なインプットとアウトプットが必要になるケースも少なくなく、すぐに手に職をつけようとすると、かえってスキル習得に時間がかかってしまうこともあるでしょう。

手に職をつける場合は、短期的な視点ではなく中長期的な視点で検討することがおすすめです。徐々にスキルを積み上げ実績に繋げていくといった姿勢を持っておくことで、安定したキャリア構築が可能になり、結果的に手に職をつける状態を実現できます。

ライフステージや働き方のバランスを意識する

30代はライフステージが大きく変わる時期のため、手に職をつけることと家庭や健康のバランスをどのように取るかも重要になってきます。特に結婚や子育て、親の介護などがある場合は、自分1人だけでなく家族との相談を通じて方向性を決めるよう意識しておきましょう。

転職活動をしようとする場合は、収入が不安定になる期間を見据えてあらかじめ貯蓄を準備しておくなど、現実的な対策を取っておくこともポイントです。

まとめ

30代から手に職をつける事は、今後の働き方や収入の安定を図る上で非常に重要な選択肢と言えます。営業職やエンジニア、医療系の仕事など未経験からでも挑戦できる仕事は数多く存在しますので、正しい手順を踏んでキャリアチェンジを実現していく意識を持つことが重要です。

どうしても自分1人で手に職をつけるイメージが湧かない場合は、就職エージェントを活用することも検討してみてください。

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ABOUT US
池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」