
高卒でも稼げる仕事としては、未経験で就職しやすい営業職や施工管理などがあります。
また、学歴関係なく受験できる資格として知られる「ファイナンシャル・プランナー」や「中小企業診断士」などを取得する方法もあります。
この記事では、高卒でも稼げる仕事を12個紹介すると共に、給料がいい職業の特徴や、稼げる業界も3つ紹介します。
「今よりも高い収入を手にしたい」と考えている高卒の方は、ぜひ最後までご覧ください。
高卒でも稼げる仕事の年収目安
高卒の平均年収は460万円のため、“高卒でも稼げる仕事”の年収目安は「461万円以上」といえます。
なお大卒の平均年収は624万円のため、高収入を手にしたい方は「年収600万円」を一つの目安として目指してみても良いでしょう。
この記事では、平均年収600万円以上かつ、高卒でも挑戦できる施工管理や広告営業といった仕事も紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
▼高卒・大卒の平均年収(年齢別)
| 年齢層 | 高卒 | 大卒 |
|---|---|---|
| 20~24歳 | 347万円 | 363万円 |
| 25~29歳 | 390万円 | 465万円 |
| 30~34歳 | 431万円 | 531万円 |
| 35~39歳 | 463万円 | 616万円 |
| 40~44歳 | 488万円 | 673万円 |
| 45~49歳 | 514万円 | 751万円 |
| 50~54歳 | 533万円 | 803万円 |
| 55~59歳 | 529万円 | 863万円 |
| 60~64歳 | 415万円 | 623万円 |
| 65~69歳 | 338万円 | 493万円 |
| 70歳~ | 308万円 | 502万円 |
出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査|学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
「きまって支給する現金給与額×12」+年間賞与その他特別給与額(従業員数10人以上/男女計 ※1,000円以下は切り捨て)
高卒でも稼げる仕事12選
高卒でも稼げる仕事としては、営業職や施工管理などが代表的です。
施工管理や港湾荷役作業員のように、人手不足の仕事も学歴関係なく募集が活発で、人材確保のために高収入を提示する会社も少なくありません。
実力次第で多くのインセンティブ(成果に応じて支給される追加の給与)が手に入る可能性がある、住宅・不動産営業や広告営業、自動車営業のような営業職もおすすめです。
ここでは、高卒の平均年収460万円を大きく上回る、平均年収590万円以上の仕事かつ、高卒でも挑戦しやすい仕事を12個紹介します。
1. 住宅・不動産営業
住宅・不動産営業はインセンティブ制度があるケースが多いため、高卒でも稼げる仕事といえます。
マンションや一戸建て住宅の販売、土地や投資用物件の仲介を行い、顧客のニーズに合わせて最適な物件を提案して契約につなげることが主な業務です。
不動産業界では「成果報酬型」の給与体系が一般的で、この場合、売上実績に応じて歩合給が支給されます。学歴よりも営業力や提案力が重視され、住宅1件で数十万円、投資用物件で100万円以上のインセンティブがつくことも珍しくありません。
このように実力次第で年収が大きく変動し、年収1,000万円以上を稼いでいる人も多いため、平均年収も610万円ほどと高水準となっています。
| 平均年収 | 618.3万円 |
| 役に立つ資格 | ・宅地建物取引士 ・住宅ローンアドバイザー ・ファイナンシャル ・プランニング技能検定 |
| 仕事に就くには? | ・不動産会社、住宅メーカー、工務店に就職する ・宅建資格を取得し、営業経験を積んでから独立して不動産仲介業を開業する |
出典:厚生労働省「住宅・不動産営業 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
2. 広告営業
広告営業はインセンティブを手にしやすいため、高卒でも稼げる仕事といえます。
企業に対してテレビCMや新聞広告、Web広告などの宣伝媒体を提案し、クライアントの商品やサービスに最適な広告プランを作成・提案することが主な業務です。
広告営業は成果報酬制度が一般的なため、契約金額に応じて歩合給が支給されます。営業力や提案力が重視される仕事なので、高卒でも実績次第で高収入を目指せるでしょう。
大型案件を獲得すれば基本給に加えて高額のインセンティブを得ることも可能で、平均年収も610万円ほどと高水準です。
Web広告の需要は急速に高まっているため、デジタル広告の知識を身につけることでこの先も安定して高収入が手に入る可能性もあるでしょう。
| 平均年収 | 618.3万円 |
| 役に立つ資格 | ・ウェブ解析士 ・Google広告認定資格 ・営業士検定 |
| 仕事に就くには? | ・広告代理店、メディア企業、Web制作会社に就職する ・営業職の経験を積み、広告業界への転職を目指す |
出典:厚生労働省「広告営業 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
3. 自動車営業
自動車営業もインセンティブ制度があるため、高卒でも稼げる仕事といえます。
中古車販売店などにおいて新車や中古車の販売を行うことが主な業務で、顧客のニーズをヒアリングし、試乗や見積もり、契約手続きまで一貫して担当します。
販売台数に応じた成果報酬制度を導入している店舗が多く、1台販売するごとに数万円のインセンティブが支給されるほか、高級車や輸入車では十数万円にのぼるケースもあります。
学歴よりも接客力や商品知識が重視されることが特徴で、平均年収も約590万円と高水準です。
自動車に関する専門知識や、信頼関係を築く力をもとにリピーターや紹介顧客を増やすことで、学歴に関係なく安定的にインセンティブを稼げるでしょう。
| 平均年収 | 594万円 |
| 役に立つ資格 | ・普通自動車免許 ・中古自動車査定士 ・損害保険募集人 |
| 仕事に就くには? | ・自動車ディーラー、中古車販売店に就職する ・自動車に関する知識を身につけ、接客経験を積んでから自動車販売の仕事に転職する |
出典:厚生労働省「自動車営業 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
4. 施工管理
施工管理は人手不足が続いており、学歴関係なく採用が活発なため高卒でも稼げる仕事の一つです。
建設現場で工事の進行管理、品質管理、安全管理などを担当し、工程表の作成や作業員への指示、資材の管理など多岐にわたる業務を行います。
建設業界では未経験者の採用が積極的に行われており、高卒でも現場経験を積みながら「施工管理技士」などの国家資格を取得することで昇給・昇進を期待できます。
平均年収は640万円ほどと高めで、危険手当や現場手当などの各種手当が支給される会社が多い点も魅力です。
建設需要は今後も安定して続くと見込まれており、経験と実績を積めば将来的に独立を目指すことも可能です。
| 平均年収 | 641.6万円 |
| 役に立つ資格 | ・施工管理技士(建築・土木・電気・管工事など) ・建築士 ・宅地建物取引士 |
| 仕事に就くには? | ・建設会社、ゼネコン、工務店に就職する ・建設系の専門学校や職業訓練校で基礎知識を学んでから現場で経験を積む |
出典:厚生労働省「建築施工管理技術者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
5. ヘルプデスク
ヘルプデスクは需要が高まっているため、高卒からでも稼げる仕事といえます。
企業内のパソコンやソフトウェアの使い方などに関する問い合わせに対応し、電話やメール、チャットなどを通じて技術的なサポートを行う仕事です。
IT業界の拡大に伴ってサポート人材の需要が高まっており、学歴不問・職種未経験の求人も多く見られます。
年収は平均すると620万円ほどと高く、「ITパスポート」や「基本情報技術者」などの資格を取得することで手当が上乗せされる会社もあります。
経験を積めば、システムエンジニアやネットワークエンジニアなど、IT系の上位職種へのキャリアアップを実現しやすい点も魅力といえるでしょう。
| 平均年収 | 628.9万円 |
| 役に立つ資格 | ・ITパスポート ・基本情報技術者試験 ・CompTIA A+ |
| 仕事に就くには? | ・IT企業、システム開発会社に就職する ・IT関連のスクールや職業訓練でパソコンスキルを身につけてから応募する |
出典:厚生労働省「ヘルプデスク(IT) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
6. ファイナンシャル・プランナー
ファイナンシャル・プランナーは資格が収入に直結しやすいため、高卒でも稼げる仕事といえます。平均年収は903.2万円と、非常に高水準です。
個人や法人の資産運用や保険選び、税金対策など、お金に関する幅広い相談に応じたり、顧客のライフプランに合わせて最適な金融商品を提案したりすることが主な仕事です。
FP技能士や、AFP・CFPなどの資格は高卒でも取得でき、金融知識を証明する手段になります。学歴よりも知識と提案力が重視され、会社によっては資格手当が支給されることも特徴です。
独立開業も可能で、経験を積んで顧客基盤を築けば年収1,000万円以上を目指せる可能性もあります。
| 平均年収 | 903.2万円 |
| 役に立つ資格 | ・ファイナンシャル ・プランニング技能検定(FP技能士) ・AFP ・CFP |
| 仕事に就くには? | ・保険会社、証券会社、銀行などの金融機関に就職する ・FP資格を取得してから独立開業し、個人向けの資産運用相談業務を行う |
出典:厚生労働省「ファイナンシャル・プランナー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
7. 中小企業診断士
中小企業診断士も資格が収入に直結しやすいため、高卒でも稼げる仕事といえます。
中小企業の経営課題を分析し、改善策を提案する経営コンサルタント業務が主な仕事で、財務診断や事業計画、マーケティング戦略など幅広い支援を行います。
国家資格である中小企業診断士は、学歴に関係なく受験でき、知識や実務経験が重視されるため高卒でも努力次第で高収入を狙えます。
平均年収は900万円前後とかなり高く、企業内で働く診断士として資格手当を得ることでプラスの収入を手にできる可能性もあるでしょう。
独立後に実績を積むことで、時給1万円以上のコンサルティング業務を行っている診断士も少なくありません。
| 平均年収 | 903.2万円 |
| 役に立つ資格 | ・中小企業診断士 ・日商簿記検定(2級以上) ・MBA(経営学修士) |
| 仕事に就くには? | ・コンサルティング会社、経営コンサルタント事務所に就職する ・中小企業診断士資格を取得後、独立してコンサルタントとして開業する |
出典:厚生労働省「中小企業診断士 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
8. Webマーケティング
Webマーケティングは実力主義の傾向が強いため、高卒でも稼げる仕事といえます。
Google広告やFacebook広告の運用、SEO対策、アクセス解析などのデジタル施策を通じ、WebサイトやSNSへの集客力を高めることが主な業務です。
高卒でも稼げる理由は、広告の効果や売上などの成果や数値が重視される仕事のため、学歴や知識量よりも「いかに実績をあげられるか」が評価対象となるケースが多いからです。
年収は経験によって異なりますが、平均年収は690万円ほどと高く、成果を出せば年収700万円以上も可能です。
| 平均年収 | 690.7万円 |
| 役に立つ資格 | ・ウェブ解析士 ・Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ) ・マーケティング ・ビジネス実務検定 |
| 仕事に就くには? | ・Web制作会社、デジタルマーケティング会社、広告代理店に就職する ・オンライン講座やスクールでWebマーケティングスキルを習得し、フリーランスとして活動する |
出典:厚生労働省「Webマーケティング(ネット広告・販売促進) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
9. 港湾荷役作業員
港湾荷役作業員は人手不足で需要が高いため、高卒でも稼げる仕事といえます。
港湾においてコンテナ船や貨物船から荷物を積み下ろし、倉庫への運搬や仕分けを行うことが主な業務です。クレーンやフォークリフトを操作して重い貨物を移動させ、船舶の入出港に合わせて24時間体制で作業します。
高卒でも稼げる理由は、体力を必要とする作業のため働き手が不足しており、学歴に関係なく高待遇で人材を確保する傾向があるからです。
年収は地域や企業によって異なりますが、平均して590万円前後の収入を期待できます。
夜勤手当や危険手当、残業手当が充実している会社も多いため、基本給に加えて大幅な手当が上乗せされるケースも少なくありません。
| 平均年収 | 591.5万円 |
| 役に立つ資格 | ・フォークリフト運転技能講習 ・玉掛け技能講習 ・クレーン ・デリック運転士 |
| 仕事に就くには? | ・港湾運送会社、物流会社、倉庫業者に就職する ・港湾関連の技能講習を受講し、必要な資格を取得してから現場での実務経験を積む |
出典:厚生労働省「港湾荷役作業員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
10. キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント
キャリアカウンセラー(キャリアコンサルタント)はインセンティブが手に入る可能性があるため、高卒でも稼げる仕事といえます。
主な業務は、転職や就職を希望する人に対してキャリア相談を行い、職業選択についてアドバイスをすることです。面接対策や履歴書の書き方の指導、企業とのマッチングサポートなどを行う場合もあります。
高卒でも稼げる理由は、学歴に関係なく採用が活発かつ、特に人材紹介会社では成果報酬制度を導入していることが多いからです。
求職者と企業とのマッチングを成功させることで、多くのインセンティブが手に入る可能性があり、平均年収も590万円ほどと高くなっています。
| 平均年収 | 591万円 |
| 役に立つ資格 | ・国家資格キャリアコンサルタント ・CDA ・産業カウンセラー |
| 仕事に就くには? | ・人材紹介会社(転職・就職エージェント)、大学のキャリアセンターに就職する ・キャリアコンサルタント資格を取得し、独立してキャリア相談業務を行う |
出典:厚生労働省「キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
11. イベント企画・運営
イベント企画・運営は実力主義の側面が強いため、成果次第で昇給・昇格がしやすく、高卒でも稼げる仕事といえます。
コンサートや展示会、企業の発表会などの企画から当日の運営まで幅広く担当し、会場の選定や出演者との交渉、スタッフ手配、予算管理などを通じてイベントを成功に導きます。
仕事の成果が集客数や売上といった数値で評価されるため、学歴よりも企画力や実行力が重視されます。平均年収は600万円台後半と高く、大規模なイベントの責任者になれば700万円以上を狙うことも可能です。
経験を積めば独立開業も視野に入り、フリーランスのイベントプロデューサーとして高収入を手にしている人も少なくありません。
| 平均年収 | 690.7万円 |
| 役に立つ資格 | ・イベント検定 ・イベント業務管理士 ・PRプランナー検定 |
| 仕事に就くには? | ・イベント企画会社、広告代理店、PR会社に就職する ・イベント関連のアルバイトから始めて経験を積み、正社員として採用される |
出典:厚生労働省「イベントの企画・運営 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
12. せり人
せり人は実力が重視されるため、高卒でも稼げる仕事といえます。
主な仕事内容は、卸売市場で魚や肉などの生鮮品を対象に行う「せり」によって、商品を仲卸業者や小売業者に売りさばくことです。「せり」とは、買い手が次々に価格を提示し、もっとも高い価格を提示した相手に商品を販売する方法を指します。
就職にあたって特別な学歴は求められず、未経験からのスタートも可能です。多くの場合、最初は卸売業者に営業職として入社し、取引や商品の知識を身につけたうえで、所定の「登録試験」に合格することでせり人として認められます。
年収が高い理由は、一定の市場業務経験や、法律・取引に関わる専門知識が必要だからです。せり人としていきなり働くのは難しいですが、高収入を手にしたい高卒の方は、まずは卸売業者の求人をチェックしてみましょう。
| 平均年収 | 662.3万円 |
| 役に立つ資格 | 特になし |
| 仕事に就くには? | ・卸売業者に就職する ・営業担当として販売業務を数年経験したあと、「登録試験」に合格する |
出典:厚生労働省「せり人 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
高卒でも稼げる仕事の特徴
高卒でも稼げる仕事には、インセンティブ制度があったり、資格取得で収入アップが見込めたり、といった特徴があります。
営業職は成果に応じて歩合給が支給されるケースが多く、特に不動産・自動車・広告・保険営業では学歴関係なく高収入が狙えます。
高卒でも受験できるファイナンシャル・プランナーや中小企業診断士などの資格を取得すれば、専門職として年収600万円以上を目指すことも可能です。
また、人手不足の業界では待遇が良い傾向もあり、実力主義の職場では年齢や学歴に関係なく昇給・昇格が期待できる点も魅力といえるでしょう。
1. インセンティブ制度がある
インセンティブ制度がある職種は、成果に応じて基本給に上乗せされる仕組みがあるため、学歴に関係なく高収入を狙えます。
たとえば、住宅・不動産営業であれば1件成約で数十万円、自動車営業なら1台販売で数万円から十数万円の歩合が基本給にプラスされることもあります。
広告営業でも契約金額の一定割合が歩合として支給されるケースが多く、実力次第で月収50万円以上を目指せる職場も珍しくありません。
このようにインセンティブ制度がある仕事では、努力と成果が直接収入に反映されるため、高卒でもしっかりと稼げる可能性が高いのです。
2. 資格が収入に直結しやすい
資格が収入アップに直結する職種は専門性が評価されやすいため、高卒でも努力次第で高収入を実現できます。
たとえば「ファイナンシャル・プランナー(FP)」は学歴不問で受験でき、資格取得後は金融機関などで働くことで年収600万円以上を目指せます。
「中小企業診断士」も高卒でも挑戦可能な資格で、取得すれば経営コンサルタントとして独立開業ができたり、企業内での昇進・昇給も期待できたりするでしょう。
このように学歴よりも専門知識や技能が重視される分野では、資格が“実力の証明”となるため収入アップを実現しやすいのです。
3. 人手不足で需要が高い
慢性的な人手不足に悩む業界は、働き手の確保のために高待遇を提示するケースが多いため、高卒でも稼げる仕事に出会える可能性があります。
たとえば港湾荷役作業員は体力仕事のため担い手が少ない一方、夜勤手当や危険手当が付くことも多いため月収35万円以上を稼ぐ人も珍しくありません。
ITヘルプデスクや施工管理も人手不足が深刻ですが、研修制度が充実している会社が多く、残業代込みで年収500万円台を目指せる職場が多く存在します。
人手不足の業界は、学歴よりも働く意欲や継続性を重視する傾向もあるため、高卒でも安定した収入を得やすいでしょう。
4. 実力主義のため昇給・昇格しやすい
実力主義の職場は年齢や学歴よりも成果が重視されるため、高卒でも短期間で昇進や昇給を狙えます。
たとえばWebマーケティングは、成果をあげれば20代前半でもチームリーダーや主任に抜擢されるケースが多く見られます。
イベント企画の仕事は、成功したイベントの集客数や売上実績が明確に数値化されるため、優秀な成果を出せば入社2〜3年でマネージャー職に就任する人も珍しくありません。
このように、実績や能力が判断される職場は自分自身の努力が給与や地位に直結するため、学歴関係なく平等に高収入を実現できるチャンスがあるのです。
高卒でも稼げる業界3選
情報通信業・建設業・運輸業はそれぞれ高卒の平均年収が480万円を超えており、高卒でも高収入を目指しやすい業界といえます。
情報通信業は技術力が重視されるため、スキル次第では学歴関係なく年収550万円以上も可能です。
建設業は人手不足によって高待遇の会社が多く、たとえば「高卒でも稼げる仕事」と言われる施工管理は実務経験や資格取得によってさらなる収入アップが狙えます。
運輸業も物流需要の高まりから安定性があり、大型ドライバーや宅配は歩合給により高収入を実現できる可能性もあるなど、高卒でも努力次第で高収入を手にしやすい業界です。
1. 情報通信業
情報通信業は技術力が重視される業界のため、学歴に関係なく高収入を目指せます。
高卒者の平均年収は564万円(※)と、全業界の中でもトップクラスの水準です。
プログラマーやシステムエンジニアは未経験からでもスタートでき、スキルを身につければ年収500万円以上を狙えます。
Webデザイナーやネットワークエンジニアも需要が高く、資格取得や実務経験を積むことで着実に収入アップが期待できる職種です。
デジタル化が進む現代では、IT関連の知識や技術を持つ人材の需要が急速に拡大しているため、高卒でも努力次第で高収入を実現できる業界といえるでしょう。
※出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査|学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
2. 建設業界
建設業界は慢性的な人手不足から高待遇で人材を確保する傾向があるため、高卒でも安定した収入を得やすい業界です。
高卒者の平均年収は507万円(※)で、各種手当を含めるとさらに高い収入が期待できます。
たとえば施工管理は経験を積めば年収600万円以上も可能で、建設機械オペレーターやとび職なども技能レベルに応じて高収入を狙えます。
電気工事士などの専門職は資格手当が支給されることが多く、独立開業して年収1,000万円を超える人も珍しくありません。
建築業界はインフラ整備など社会に不可欠な仕事も多いので、長期的に安定した需要が見込めるでしょう。
※出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査|学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
3. 運輸業・郵便業
運輸業・郵便業は物流の重要性が高まっている現代社会で欠かせない業界のため、高卒でも安定収入を確保しやすい分野です。
高卒者の平均年収は482万円(※)で、各種手当を含めると実際の収入はさらに高くなる傾向が見られます。
特に大型トラック運転手は月収40万円以上を稼ぐ人も多く、宅配ドライバーも配達件数に応じた歩合給によって高収入を目指せることもあります。
EC市場の拡大によって物流需要は今後も増加が予想される一方、人手不足によって学歴関係なく採用が活発なため、高卒者にとっては将来性の高い業界といえるでしょう。
※出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査|学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
まとめ
この記事では、高卒でも稼げる仕事として、広告営業やファイナンシャル・プランナーや、施工管理といった仕事を紹介してきました。
インセンティブが発生する仕事や、資格が収入に直結しやすい仕事は、学歴関係なく高収入を手にできる可能性があります。
今回の記事を参考に、今以上に“稼げる仕事”への転職を検討してみましょう。





































