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既卒の就職率はどれくらい?就職率を高めるための就活のコツも解説

既卒の就職率はどれくらい?就職率を高めるための就活のコツも解説

既卒の就職率は新卒と比べて低くなる傾向にありますが、正しく就活対策を行うことができれば、社会人経験のない既卒でも内定獲得は十分に可能です。

実際に厚生労働省のデータでも約5割の企業が既卒者を採用しているため、正社員になりたい既卒者は、コツを意識しながら就活に取り組むことがポイントです。

この記事では、既卒者の就職率の実態や、今後就活を取り組む人がどのようにしたら就職率を高められるかといったコツについて分かりやすく解説します。

就活に漠然とした不安を感じているような既卒の人は、記事の内容を参考にしてみてください。

既卒の就職率

既卒の就職率は新卒と比べて低くなる傾向がありますが、実際に内定を獲得できている割合としては約50%程度に上ります。
特に既卒者は空白期間が長引くにつれて就職率が下がるといったデータがありますので、なるべく早く就職活動に取り組むことがポイントと言えます。

なお、求人募集をしている企業の約5割は既卒者を採用しているといったデータもあるため、既卒だと就職できないという事はありません。

しっかりと就活対策を進めていくためにも、まずは既卒の就職率における関連データを理解しておきましょう。

既卒で内定獲得している割合は49.3%

実態として既卒の就職率に関連する内定獲得者の割合を見てみましょう。

マイナビの「2024年度既卒者の就職活動に関する調査」によると、既卒者のうち内定を保有していると回答した割合は49.3%となっており、ほぼ半数の既卒者がどこかしらの企業から内定を獲得していることが分かります。

新卒者に比べると低めではあるものの、既卒者でも内定獲得のチャンスはあると言えます。特に学校を卒業してから3年以内の既卒者であれば新卒扱いで応募できる求人が多く、積極的な行動と就活対策が選考結果を大きく左右することに繋がります。

学校を卒業してから面接に至るまでの空白期間を説明する際は、ポジティブな経験や学びを伝えることがポイントです。アルバイト経験なども踏まえつつ、就職後の熱意をアピールすることで、既卒でも正社員としての就職を実現できると言えます。

新卒も含めると就職率は90%を超える

厚生労働省のガイドラインでは、卒業後3年以内の既卒者は新卒扱いで募集するよう事業者に呼びかけられています。このことも踏まえ、新卒を含めた就職率がどれぐらいなのかを見てみると以下の通りとなります。

区分就職希望率就職率
大学75.6%98.0%
-うち国公立53.4%97.6%
-うち私立86.7%98.1%
短期大学82.5%97.0%
高等専門学校57.8%99.6%
75.0%98.0%

出典:厚生労働省|令和6年度大学・短期大学・高等専門学校及び専修学校卒業者の
就職状況調査(4月1日現在)について

このように、新卒を含めると就職率は90%を超えるといった高い水準となっています。
この結果は、新卒一括採用の文化が日本に強く根付いており、卒業と同時に就職を決めるような新卒が多数派であることを示しています。

先程のマイナビのデータから既卒で内定獲得している割合は約5割となっていますので、新卒よりも既卒の方が就職率としては低いと考えられます。

そのため、既卒者の場合は、新卒が主に就活する時期とずらして求人に応募したり、空白期間でスキルアップに取り組むなどの工夫をすることが、理想の就職を実現する上で重要なアクションとなってきます。

既卒期間が長引くにつれて就職率は下がる

既卒者でも就職する事は可能ですが、既卒としての空白期間が長引けば長引くほど就職率が下がるといったデータがある点には注意が必要です。
労働政策研究・研修機構の報告によると、空白期間と正社員の就職率は以下のようになっています。

期間正社員になれた割合
1年以内68.8%
1年〜2年61.2%
2年〜3年58.6%
3年〜4年61.1%
4年〜5年37.9%
5年以上32.3%

出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構|図表4-33 男女別 フリーター継続期間と正社員になれた割合

このように、空白期間が4年を経過するまでであれば60%から70%程度の人が正社員になれていますが、4年を超えてくると正社員になれた割合が30%台になるなど、大きく就職率が下がることが分かっています。

空白期間が長引くと、企業側は「なぜ正社員にこれまでなってきていないのか」という点に不安を感じやすくなり、選考における評価が厳しくなる傾向にあります。

面接でそういった質問にうまく答えられないとネガティブな印象を与えることに繋がり、正社員にもなりづらくなるでしょう。

こうしたデータからも、既卒が少しでも就職率を高めていきたいのであれば、出来る限り早く就活を始めていくことが1つの鍵となると言えます。

約5割の企業が既卒者を採用している

ここまでは就職を希望する個人側のデータを見てきましたが、既卒者を受け入れることになる法人側のデータについても見てみましょう。労働政策研究・研修機構の「若年既卒者の雇用動向」によれば、採用活動を行う約5割の企業が既卒者を採用しているといったデータが見られます。

特に人手不足の業界や若手人材を積極的に採用している企業は、既卒者に対する抵抗感が少なく、熱意やポテンシャルを評価できれば正社員として迎え入れている傾向にあると考えられます。

また、既卒者は既卒枠を設けている企業だけでなく、通常の中途採用枠や未経験者歓迎の求人にも応募ができますので、最初から幅広く求人を検討しておければ、自身の就職率を高めることにも繋がるでしょう。

これまでのデータから、既卒であっても就職率はおよそ50%程度はあると推測できますので、早めに就活に取り組むとともに、理想の職場への就職を目指すためにも、面接対策や自己分析を進めていくことを意識してみてください。

既卒の就職率が低くなりやすい理由

既卒者でも一定の就職率の高さがあるものの、どうしても新卒の就職率より低いといった実情があります。この背景には、企業の採用文化や応募者に対する考え方や、既卒者自身の就活に対する姿勢など、様々な理由が複雑に絡み合っていることが考えられます。

特に既卒者の就職率が低くなりやすい理由としては、以下のような要因が挙げられます。

  • 新卒や経験者に比べると優先されにくい
  • 既卒枠がそもそも少ない
  • 新卒一括採用をする企業がまだまだ多い
  • 就職できていないことに不信感を感じられてしまう

ここからは、既卒の就職率が低くなりやすいと考えられる理由について具体的に解説します。
採用する企業側の視点を理解し、今後の就活に役立ててみてください。

1. 新卒や経験者に比べると優先されにくい

企業の採用現場においては、即戦力となる経験者か、これから社会に出るような新卒者が優先される傾向にあります。
新卒は一括採用するため、社内の教育や研修も考えるとコスト面で有利であり、経験者はすぐに業務に対応できる人材として歓迎されやすい傾向が見られます。

一方、既卒者はこのどちらにも該当しないため、新卒や経験者に比べると優先されにくいといった判断をされがちです。
書類選考を面接の段階で優先度が下がってしまうケースも少なくなく、熱意やポテンシャルをアピールできないと、就職率を高めることが難しいと考えられています。

2. 既卒枠がそもそも少ない

企業が募集をかける際には、新卒か中途経験者の二択になるケースが多く、わざわざ既卒者を狙って求人募集をする企業が少ないといった理由も挙げられます。
特に大企業や人気企業においては、新卒と中途採用枠で募集枠が埋まっているケースが多く、既卒向けのポジションが用意されていないこともあります。

ただ、学校卒業後3年以内の既卒者であれば新卒枠として応募を受け付けている企業もありますので、既卒枠が少ないからといって応募できる求人も少ないというわけではありません。

求人票をしっかりと確認しつつ、新卒枠で応募できる既卒求人がないかチェックすることがポイントです。

3. 新卒一括採用をする企業がまだまだ多い

昨今ではやや風潮が変わりますが、依然として新卒一括採用が主流であるという傾向は変わりません。
多くの企業が毎年同じ時期に新卒者をまとめて採用しているため、卒業後に就職できなかった既卒者はこのサイクルから外れてしまい、不利な立場になりがちです。

特に春の採用時期を逃してしまうと既卒が応募できる求人数が激減してしまうこともあるため、採用の仕組みを理解するとともに、通年採用を行う企業や中途採用枠も視野に入れながら就活を進めることがポイントです。

就活戦略をしっかりと考えるためにも、就職支援のプロである就職エージェントに相談することもおすすめです。

4. 就職できていないことに不信感を感じられてしまう

企業の採用担当者は応募者の学歴や経歴などを細かくチェックしており、中でも「卒業後にすぐに働かなかった理由」や「既卒となった理由」など、少しでもネガティブに映るような項目を見つけると、不信感を感じてしまう傾向が見られます。

無事に書類選考に通過できたとしても、面接で既卒になった理由にうまく答えられないと、そのまま不採用に繋がりかねません。採用担当者の印象を払拭するためには、既卒になった理由をうまく伝えつつ、空白期間で何をしていたのかをポジティブに伝えられるよう、面接対策に取り組んでおくことがポイントです。

既卒が就職率を高めるためのコツ

既卒者でも工夫次第で正社員としての内定を獲得することは十分に可能です。
就職率を高めるためには、ビジネスマナーや身だしなみなど基礎的な知識を習得した上で、積極的に求人に応募していくことがコツとなってきます。

また、1人で就活を進めてしまうとどうしてもスランプに陥ってしまったり、誤った就活でブラック企業に入社してしまうリスクを高めかねませんので、就職エージェントなど信頼できる第三者のサポートを受けながら就活を進めることが就職率を高める上で重要なアクションとなります。

ここからは、既卒が就職率を高めるためのコツについて詳しく解説します。

1. ビジネスマナーや身だしなみに気を付ける

既卒者が就職活動で好印象を与えるためには、まずは基本的なビジネスマナーを徹底することがコツとなってきます。
挨拶や言葉遣い、礼儀正しさなどは社会人としての基本であり、どんな職種や業態の企業であっても重視するポイントとなっています。

また、身だしなみも第一印象に大きな影響を与えますので、清潔感のある服装や髪型、顔周りの身だしなみを意識することが大切です。

既卒という立場に対して不安を感じる企業も少なくないため、丁寧で誠実な態度を持って面接に取り組むといった意識を持っておきましょう。

2. 既卒3年以内であれば新卒枠に応募する

厚生労働省の方針では、「卒業後3年以内であれば既卒者でも新卒扱いで募集をかける」ことを事業者に呼びかけています。したがって、卒業後しばらく就職していない場合であっても、3年以内であれば新卒枠で応募できるチャンスがあります。

特に新卒枠では、具体的な業務スキルではなくポテンシャルや人柄を重視する傾向にありますので、実務経験がない既卒でも前向きな姿勢や熱意を示すことで評価に繋がり、正社員就職が実現できることが考えられます。

加えて、新卒枠であれば研修制度も整っているため、就職後に安心してキャリアをスタートできるといったメリットもあります。既卒の自分がどんな求人に応募できるのかを正確に把握しておくことも重要なコツと言えます。

3. 積極的に求人に応募する

既卒者が就職率を高めるためには、積極的に求人に応募することもポイントです。新卒枠以外の求人の場合は書類選考で見送りになることも多く、応募数を増やして選考通過率の可能性を広げていくといったことも重要なアクションと言えるでしょう。

ただ、闇雲に求人に応募すれば良いというわけではありません。自己分析や企業研究を十分に行い、志望動機を明確に伝えるといった意識が重要になりますので、求人に応募する際は少しでも自分が興味のある会社かどうかは見定めるようにしてください。

どうしても求人を検索する時間がない場合は、自分に合った求人をピックアップして紹介してもらえる就職エージェントの活用を検討してみましょう。

4. 一人で就活を進めない

既卒の就活においては、情報をどれだけ収集できるかに加えて、孤独感を感じてモチベーションが下がってしまわないようにすることが重要です。

就活の手が止まることに繋がりかねないことからも、少しでも就活に関する不安を和らげるためには1人で就活を進めないといったことがポイントになってきます。

特に既卒の就職支援に特化している就職エージェントを活用することで、自己分析や企業研究などのやり方を教えてもらえるだけではなく、模擬面接を通じて面接対策を入念に進めることが可能になります。

また、就職エージェントではネットで公開されていないような非公開求人を紹介してくれるといった特徴もありますので、既卒で応募できる幅広い求人の中から自分にマッチしている会社を見つけたいと考えている人にもおすすめできる方法と言えます。

就活に対する不安を取り除きつつ、様々な求人の中から就職先を見つけたいと考えている人は、就職エージェントの活用を検討してみてください。

既卒でも高い就職率が見込める可能性のあるおすすめの仕事

既卒が少しでも就職率を高めていきたい場合は、人手不足で求人ニーズが高かったり、未経験者歓迎の求人が多いような職種に応募することがポイントです。特に営業職や事務職、介護職は、既卒者でも比較的内定を獲得しやすい職種と言われています。

ここからは、既卒でも高い就職率が見込める3つの職種について、どういった点が既卒におすすめなのかについて詳しく解説していきます。

営業職

営業職は企業規模や業界にかかわらず募集されている職種であり、未経験者歓迎求人も多いことから、既卒でも採用されやすい職種の1つです。特に営業職は顧客とのコミュニケーションによって契約をとっていく仕事であり、第一印象やコミュニケーション能力が面接で重視される傾向にあります。

既卒者の就活においては、就職に対する熱意や意欲を伝えることがポイントとなりますが、この要素が営業職としても求められる要素に直結しているため、面接対策をしっかりすることができれば営業職としても採用されやすいと考えられます。

事務職

事務職は多くの企業でマニュアルが用意されていることもあり、パソコンの基本操作やビジネスマナーが身に付いていれば、実務経験がない既卒でも採用されやすい職種と言えます。特に業務では正確さや丁寧な作業が求められるため、真面目でコツコツと取り組める人材であるアピールをすると良いでしょう。

事務職も営業職と同じように、業界や企業規模にかかわらず募集されている仕事ということもあって、自分の適性に合った求人を見つけやすいといった特徴があります。

特別な資格が必要ない求人も多く、まずは未経験として就職してから経験を積み、将来専門職を目指すといったキャリアの幅広さもおすすめできる理由です。

介護職

介護職は人手不足が深刻な職種ということもあり、未経験者や既卒者を積極的に受け入れている会社が多くなっています。実務経験がない状態でスタートしても、就職後に資格取得を支援する制度が整っている職場が多く、介護という仕事を通じて手に職をつけられる点がポイントです。

仕事としては体力や気配りが求められる反面、利用者から直接感謝される機会も多く、社会的意義を感じながら働ける点が魅力です。また、介護職はキャリアパスが明確であり、経験を積むことで全国様々な場所で働ける点もおすすめできる理由と言えます。

就職率を高めたい既卒におすすめの資格

既卒者が就活を有利に進めるためには、実務経験がないことを補えるスキルのアピールも重要であるため、資格取得は有用な手段の1つと言えるでしょう。

もちろん、資格がないと就職ができないというわけではありませんが、多くの仕事で汎用的に評価される以下のような資格を取得しておけば、学ぶ姿勢や就職の熱意を企業にアピールすることに繋がります。

  • ビジネスマナー検定
  • マイクロソフトオフィススペシャリスト
  • 日商簿記検定

ここからは、就職率を少しでも高めたい既卒におすすめできる上記の資格について詳しく解説していきます。

ビジネスマナー検定

ビジネスマナー検定は、社会人としての基本的なマナーや常識を身に付けていることを証明できる民間資格です。資格を取得することで、ブランク期間も社会人としての知識をインプットしていたアピールに繋がるだけでなく、面接での正しい振る舞いにも役立てることができます。

特に接客業や営業職などコミュニケーションが多い職種においては、ビジネスマナーが備わっているかが選考の判断基準となるケースも少なくありません。

実務に直結する内容も多く、採用担当者に好印象を与えることができるため、コミュニケーションに少しでも不安を感じている人は取得を検討してみると良いでしょう。

マイクロソフトオフィススペシャリスト

マイクロソフトオフィススペシャリストは、WordやExcelなどMicrosoft製品の操作スキルを証明できる資格です。

デスクワークに取り組むような仕事においてはオフィスソフトの使用が求められるため、資格取得によって基本的なパソコンスキルがある証明に繋がります。

資格の種類としては初級と上級に分かれており、合格率は非公開であるものの、初級であれば8割程度の合格率と言われていますので、少しでもパソコンスキルが求められるような仕事を目指す際は取得を検討してみると良いでしょう。

日商簿記検定

日商簿記検定は、企業のお金の流れを正確に理解して計算する力が証明できる資格です。特に経理職を始めとした数字の理解が重要になるような職種を目指す際は、業務に直結するスキルとして大きなアピールポイントに繋げられます。

難易度は1級から3級にまで分かれていますが、3級であれば基本的な能力を問う問題が多いため、まずは3級の合格を目指してみると良いでしょう。

独学でも取得できるレベルであることに加えて、知名度が高く、履歴書に書ける資格としての信頼性が高い点がポイントです。

既卒が就職成功のために注意すべきポイント

既卒者が就活を成功させるためには、前向きな行動やスタンスを身に付けるだけでなく、注意すべきポイントを理解しておくことも重要です。

特にネガティブな思考を持ってしまったり、無計画で就活を進めてしまうことは、内定の可能性を狭めてしまうため気をつけたいポイントと言えます。

また、どうしても就職したい職種や条件があるからといって、応募する求人を偏らせすぎてしまうと、就活に想像以上に時間がかかってしまうこともありますので、幅広く求人を見るといったことにも注意をしてください。

ここからは、既卒が就職成功のために注意すべきポイントを3つに絞って解説します。

1. 既卒だからといってネガティブにならない

既卒という状況に対して自信を失ったり、ネガティブな気持ちになったりしてしまうかもしれませんが、ネガティブな感情は就活において面接官に伝わりかねないため、できる限りポジティブな意識を持って就活に取り組めるよう注意してください。

企業側は既卒であることやブランクがあることそのものよりも、今後はどうやって働いていきたいかといった、未来への考え方を見ています。過去の経歴にとらわれることなく、これからどう働いていきたいかであったり、成長意欲を前向きに語る姿勢を持っておきましょう。

2. 期限を決めずに就活を進めない

既卒の場合は自由に使える時間が長いといったメリットがあるものの、期限を決めずに就活を進めてしまうとダラダラと時間だけが過ぎてしまい、モチベーションの低下や焦りに繋がることがありますので注意してください。

就活に取り組む際は、自分なりの期限を設定して計画的に取り組むことがポイントです。一般的に、就活を始めてから内定を獲得するまでの期間は3ヶ月程度と言われていますので、期限の目安がつかない人は、まずは3ヶ月後までに内定を獲得することを目標とすると良いでしょう。

自分でスケジュールを管理しながら動くことに苦手意識を持っている人は、就職エージェントを活用し、自分だけの就活スケジュールを作ってもらうこともおすすめです。

3. 求人を偏らせすぎない

就活において視野を狭めすぎてしまうと、自分に合った求人を見つけるチャンスを逃してしまう可能性があります。自らの可能性を狭めてしまわないためにも、特定の職種や雇用条件に偏って求人を見定めないように注意してみてください。

特に既卒者の場合は、未経験歓迎の職種を幅広く見るだけでなく、様々なエリアの求人を検索してみることで、将来のキャリアに繋がる機会が広がります。

実際に働いてみないと自分に向いているかどうかが分からないことも多いため、柔軟な意識を持って就活に取り組みましょう。

よくある質問

既卒が面接で聞かれやすいことは?

既卒者が面接で聞かれやすい質問としては、以下のようなものがあります。

  • 卒業後は何をしていたのか
  • なぜ正社員として働いていなかったのか
  • 今後はどういったキャリアを考えているのか

特に空白期間の過ごし方や今後のキャリアについては、自分の言葉でしっかりと語れるようにしておくことが重要です。
合わせて、前向きな理由を用意しておくことで、企業側にポジティブな印象を与えることができ、既卒であっても採用に繋がりやすくなります。

既卒で大企業に就職するのは無理ですか?

既卒だからといって大企業への就職が不可能というわけではありませんが、どうしても新卒や経験者の採用割合が多くなるため、狭き門である事は理解しておく必要があります。

もし既卒で大企業に就職したい場合は、自己分析や企業研究を十分に行いつつ、自分の魅力を最大限アピールできるように面接対策に取り組むことが大切です。

ただし、既卒で大企業だけにフォーカスして就活を進めてしまうと、就職までに時間がかかってしまう場合もありますので、まずは中小企業で実務経験を積んだ後に、中途採用枠で大企業を目指すといったキャリアパスを検討してみることもおすすめです。

既卒は新卒になるためにもう一度再入学した方がいい?

既卒だからといって、就職するために再入学することは避けておいた方が良いでしょう。
確かに再入学をすれば再び新卒として扱われますが、それに伴う時間や金銭的なコストの負担が大きく上回ります。

また、企業によっては再入学した理由を問われる場合もあり、再入学の目的が不明確だと、かえってネガティブな印象に繋がりかねません。
無理して再入学をするのではなく、既卒の立場で就活を進めることが良い選択肢だと考えられます。

まとめ

既卒の就活は、就職率から見ても新卒者や経験者に比べて不利とされることが少なくありませんが、正しい対策や行動を重ねることで就職率を高めることは十分に可能です。

特に空白期間でどんな過ごし方をしていたかや、今後のキャリアパスをどのように考えているかなど、前向きな姿勢を見せることがポイントになります。

どうしても既卒の就活で不安を感じていて一歩が踏み出せないような人は、既卒の就職支援に強い就職エージェントを活用し、丁寧なサポートを受けることも検討してみてください。

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