
既卒だと採用されないということはなく、正社員として就職するチャンスは十分にあります。
実際に既卒から内定を獲得している人も多く、正しい方法で就活を進めることで可能性を大きく広げることができます。そのためには、「なぜ既卒が採用されにくいのか」を理解し、「どんな準備と行動が必要か」を明確にすることが重要です。
この記事では、既卒が採用されないと言われる理由や採用されない人の特徴、採用されるための具体策や職種例まで徹底解説します。
読むことで既卒が採用されない理由と、どうしたら就活で採用されるか理解できますので、ぜひ最後まで読んでください。
この記事の目次
「既卒は採用されない」は本当か?
結論から言えば、「既卒=採用されない」は誤解であり、既卒から正社員として就職することは不可能ではありません。
なぜなら、既卒でも多数の人が採用されており、就職成功率は約49.3%というデータもあるからです。さらに、3年以内の既卒であれば新卒枠で応募できる企業も多く、チャンスは十分あります。
ただし、新卒と比較すると就職率は劣ってしまうため、既卒が正社員として採用されるためには、自己分析や職務経歴書の作成、面接対策といった基本を一層丁寧に行う必要があります。
ここでは、既卒から正社員就職に成功した人の割合と、新卒枠で応募できる企業もあることを解説します。
既卒者の内定率は約49.3%
文部科学省「令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況」によれば、現役大学生の内定率は2024年10月1日時点で、72.9%と公表されています。
一方、既卒者の内定率は、マイナビ「2024年度既卒者の就職活動に関する調査」によると、2024年9月後半時点で49.3%です。
つまり、既卒から正社員就職に成功した人の割合は、新卒に比べると6割強に留まるということになります。
新卒時の就職活動よりもしっかりとした準備や、既卒特有の対策が必須です。
新卒枠で応募できる企業もある
実は、既卒者の正社員就職成功に向けて、国は方針転換を進めています。
厚生労働省「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保方針」が改正されました~」によると、学校を卒業してから3年以内であれば、新卒枠での応募もできるそうです。
既卒から正社員就職を成功させるために有効ですので、新卒枠での応募活動も並行で行うのが良いでしょう。
ただし、すべての企業が新卒枠で応募できるとは限りませんので、注意が必要です。
また、新卒枠の場合、4月入社まで待機しないといけない可能性もあります。
メリットとデメリットを検討したうえで、自分に合った方法を選ぶことをお勧めします。
既卒が採用されない理由
既卒が「採用されない」と言われる理由は、企業側の懸念とライバルの存在が主な要因です。
特に「新卒時に内定が取れなかった=何か問題があるのでは」といったネガティブな印象を持たれやすく、また第二新卒や中途社員など社会人経験者と競合することになります。
既卒から正社員就職を成功させるためには、うまくいかない理由を企業目線で知っておくことが重要ですので、それぞれ解説します。
企業からネガティブなイメージを持たれやすいから
既卒者に対し、企業がどのような印象を持っているかといえば、残念ながらネガティブなイメージを持たれることが多いです。
理由としては、下記についての懸念が挙げられます。
- 学生時代、就活はしていなかったのか
- 就活していたとして、なぜ内定がもらえていないのか
- 他企業が内定を出していないのは、採用するリスクが高い候補者だからではないか
- そもそも、就職への覚悟が不足しているのではないか
実際、面接官に不採用理由を確認すると、よく耳にする内容です。
採用後は簡単に解雇できないことや、ミスマッチの際の悪影響を考慮すると、企業側が既卒の採用に躊躇するのも仕方ありません。
第二新卒や中途社員がライバルになるから
第二新卒や中途社員がライバルになってしまうのも、既卒が採用されないと言われる理由です。
なぜなら、既卒の場合は中途採用枠での応募となり、即戦力としての活躍や実績を求められる側面があるからです。
大学在学中の就活であれば、ライバルは同じく大学生になりますが、既卒になると社会人がライバルになります。
第二新卒も中途社員も、既に社会人経験を積んでおり、ビジネスマナーや知識、スキルを身に着けていると考えられます。
一方、既卒は社会人経験がないことから、即戦力としての活躍が難しいと判断され、不利になってしまうのが実情です。
既卒で採用されない人の特徴
既卒で採用されない人の特徴は、下記の6つです。
- 働く意欲・覚悟が伝わらない
- 自己分析や業界研究ができていない
- ネガティブ思考・自信がない
- 社会人としての基本ができていない
- ハードルの高すぎる求人ばかり狙っている
- 面接対策が不十分
企業は就職意欲や職場適応力を重視しており、それが伝わらないと面接で不利になります。
既卒者が避けるべきポイントを6つに整理し、改善のための具体的対策を紹介します。
1. 働く意欲・覚悟が伝わらない
企業側が最も重視する項目の一つに、働く意欲や覚悟をもっているかが挙げられます。
なぜなら、意欲や覚悟が感じられない人は、入社してもすぐにやめてしまうのではないかと懸念されるからです。
事実として、面接官や採用担当者から頻繁に不採用理由として挙げられています。
既卒は社会人経験がなく、スタートも遅れていることから、働く上での意欲や覚悟だけでも強く持っているかについて、企業側から強く関心を持たれています。
選考結果に大きく影響を及ぼす項目だからこそ、働く意欲や覚悟を伝えられるよう徹底した準備をすることが肝心です。
2. 自己分析や業界研究ができていない
自己分析や業界研究ができていなければ、既卒で採用されるのは難しいでしょう。
なぜなら、自己分析や業界研究ができていないと、自己PRや入社後のビジョンなど想定質問に答えることができないからです。
面接では、質問に対する回答を通じて、採用するメリットを面接官に感じてもらう必要があります。
そのためにも、自分の強みや働く覚悟などを伝えていくわけですが、自己分析や業界研究ができていないと説明が上手くできません。
既卒から採用されるには、就職活動の基本的な取り組みについて、新卒時よりも一段と準備を万端にしておく必要があります。
3. ネガティブ思考・自信がない
ネガティブ思考・自信がない人も、面接で不利になってしまい、既卒では採用されないと言えます。
なぜなら、ネガティブ思考や自信のなさを面接官に感じられてしまうと、入社後の活躍可能性や、社内・社外での対人関係構築力を懸念されてしまうからです。
ネガティブ思考や自信がないこと自体が悪いわけではありませんが、事実として就活においては損をしてしまいます。
既卒から採用されるためには、前向きで、自信があるように見える状態を作ることが大切です。
無理にポジティブになることや、自信を持つことを推奨するわけではありませんが、少なくとも就職活動中は意識しておきましょう。
4. 社会人としての基本ができていない
社会人としての基本ができていない、要するにビジネスマナーを理解していないことも採用されない人の特徴と言えます。
なぜなら、挨拶や報連相ができるか等のマナーが身についているかについて、面接官は確実に見ているからです。
例えば、面接開始と終了時の挨拶が元気よくできる、丁寧語が使える、清潔感があることは最低限求められるラインと言えます。
難しく考える必要はありませんので、アルバイト先や大学などで身に着けた、基本的な対人マナーを押さえておけるとよいでしょう。
5. ハードルの高すぎる求人ばかり狙っている
既卒で採用されない人は、ハードルの高すぎる求人、いわゆる大手企業や人気の職種ばかり狙っている可能性もあります。
実際、内定がないと悩んでいる既卒の方に就職活動の状況について聞くと、他の選択肢をうまく検討できていないことがあります。
決して悪いわけではありませんが、大手や人気の職種は選考倍率が高く、新卒や中途社員でも採用されないことが多いです。
既卒で応募しても、なかなか採用されないため、企業規模や職種を限定せず、視野を広げて就活を進めた方がよいでしょう。
6. 面接対策が不十分
面接対策が不十分だと、既卒で採用されることはありません。
なぜなら、自己分析や企業研究がしっかりできていたとしても、面接官に伝えることができなければ評価されないからです。
面接が苦手だと感じる人も多いと思いますが、既卒で採用される人は下記のような準備を徹底しています。
- 想定される質問への回答を文章でまとめる
- 録画しながら一人で話す練習をくりかえす
- エージェントなどの相談できる人に模擬面接をお願いする
どれも特別なことではなく、準備をするか否かの差でしかないので、既卒から正社員就職を成功させたいなら着実に進めましょう。
既卒が採用されるためのコツ
既卒でも採用されるためには「優先順位を就活に置く」「自己理解を深める」など5つの行動が重要です。
- 就活を最優先にする
- 自己理解に取り組み、就活の軸を決める
- 企業に活かせる経験や能力をアピールする
- 想定質問に対する回答を準備する
- エージェントを賢く使う
早めに動くことで内定の可能性が高まり、正社員として就職できる現実的な道が見えてきます。
実践的な就活の進め方を段階的に解説しますので、自分に合う方法から取り組んでみてください。
1. 就活を最優先にする
既卒から採用されるためには、就活を最優先にする必要があります。なぜなら、空白期間が長くなれば長くなるほど就職で不利になっていくからです。
企業は「なぜ今まで就職しなかったのか」「この先も継続して働けるのか」といった点を重視して見ています。早めに行動を起こせば、やる気や改善意欲を伝えやすくなり、前向きな評価につながります。
アルバイトや家庭の事情など、就職活動を最優先にしたくても難しいと感じる人もいると思いますが、就職は人生の一大事です。
アルバイト先や親族、エージェントなど、必要に応じて周囲に相談しながら、就活を最優先にできるよう環境を整えましょう。
2. 自己理解に取り組み、就活の軸を決める
既卒の就活において、自己理解で整理するのは、強みと価値観です。
なぜなら、上記をもとに就活の軸をつくることで、応募先や就職先を選ぶ際の基準ができるからです。
ちなみに、ここでいう強みとは企業にアピールできる経験や能力、価値観とは自分が大切にしたい働き方や考え方を指します。
非常に重要な要素ですので、それぞれ見ていきましょう。
経験から強みを整理する
アルバイトや学生生活からでも全く問題ありませんので、どういった経験や能力を活かせるか、企業に伝えられるようにしましょう。
例えば、飲食店で接客のアルバイトをしていた場合、下記のような力が身についている可能性があります。
- 相手や状況に応じた対応力
- 全体を見渡す力
- 段取り力(先回り力)
上記のような形で、まずは自分にどんな経験や強みがあるか書き出すことから始めてみましょう。
その際、「こんな内容でいいのか」などと躊躇せず、一旦書き出してみることが強みを整理するためのコツです。
自分が働く上で大切にしたいことを把握する
価値観は、これまでの人生で、やりがいや充実感があった時の共通点を見つけることで把握できます。
人それぞれだと思いますが、一例として、私が実際に書いた内容を記載します。
- 試合で強豪校に勝つために猛特訓した
- 苦手科目の成績が伸びた
- 友達と自転車で行けるところまで冒険した
上記の内容から、私自身は「成長」に、やりがいや充実感を強く感じていたことを理解しました。
人生をふりかえり、共通点を見つけることで、働く上で何を大切にしたいのか、ぼんやりとでも分かるようになります。
価値観は人生経験を重ねていく中で、自然と変わるものでもありますし、現時点の内容で全く問題ないので、書き出してみましょう。
3. 企業に活かせる経験や能力をアピールする
自己理解にある程度取り組むことができたら、企業にアピールするための準備を進めていきます。
ここで重要なのは、企業にアピールできる経験をイメージすること、正社員で働いたことがなくても職務経歴書を用意することです。
企業にアピールできる経験や何かをイメージしておく
書類選考でも面接でも、企業が求めることをアピールできるかが結果を左右します。
そんな中、内定を獲得するためには、企業がどんな経験や能力を求めているかイメージすることが肝心です。
例えば、自分はコミュニケーション力に強みがあると自己分析していたとしましょう。
一方で応募する企業は、正確に作業を進める力を求めているとした場合、残念ながらアピールとして成立しません。
やみくもに応募するのではなく、想像力を働かせながら、自分の言葉でアピール内容を考えてみましょう。
最初は難しいかもしれませんが、くり返し取り組む中で、効果的なアピール内容が理解できるようになります。
正社員経験がなくても、職務経歴書は必要
職務経歴書の提出を求めない企業もありますが、基本的には用意しておいた方が好印象です。
なぜなら、ライバルは職務経歴書やエントリーシートを、履歴書と一緒に提出しており、比較検討されて選考が進むからです。
既卒の方は正社員としての経験がないので、アルバイト経歴書の形で用意しましょう。
アルバイトの在籍期間、業務内容、自己PRなどを、企業にアピールする形で1枚にまとめて記載するのがおすすめです。
4. 想定質問に対する回答を準備する
応募した後は、面接に向け、想定質問に対する回答を準備しましょう。
とくに重要な質問は、自己紹介・自己PR、既卒になった理由、志望動機です。
自己紹介・自己PR
自己紹介と自己PRの違いを説明します。
自己紹介は自分について知ってもらうためのもの、自己PRは自分の強みやアピールポイントについて伝えるためのものです。
面接では、自己紹介の中に自己PRを入れ込み、1分以内で伝えることがコツです。
既卒になった理由
なぜ既卒になったのか説明しつつ、これから社会人として働く覚悟を伝えることが採用されるために重要です。
決して嘘はつかず、既卒になった理由を誠実に説明してから、今後に向けた意欲や働く覚悟を伝えましょう。
志望動機
業界、職種、企業それぞれへの志望動機が必要です。
自己分析で整理した強みと価値観、企業にアピールできる内容をふまえながら、それぞれ伝えられるよう準備しましょう。
5. エージェントを賢く使う
ここまで伝えた内容を1人でやるのが、難しく感じる人もいるでしょう。
そんな人は、既卒から正社員就職を成功させるために、転職エージェントを使うのも有効です。
なぜなら、自己分析や求人検索、書類作成、面接対策など、就職活動を成功させるために必要なサポートを完全無料で行ってくれるからです。
信用できる担当者がついてくれると、スムーズに就職活動が進みますので、信用できるエージェントの特徴を記載します。
- 小さな約束を守る
- 自分では気付かない、マッチする職種や会社を提案をしてくれる
- 選考結果と理由を具体的に教えてくれる
- 返信・応答が90分以内
参考にしつつ、エージェントを賢く使いましょう。
既卒で採用されやすい仕事
実は、既卒でも採用されやすい職種があります。営業職・飲食・製造など、未経験者歓迎や人手不足を背景にチャンスのある業界です。
自分の適性に合う仕事を見つければ、正社員として安定して働くことも可能です。
既卒でも採用されやすい以下の5つの仕事について、それぞれの職種の仕事内容と向いている人の特徴を紹介します。
- 営業職
- 飲食・サービス業
- 工場・製造系
- 物流・運送業
- 施工管理
それぞれ見ていきましょう。
1. 営業職
営業職は、お客様(企業もしくは個人)の問題解決のため、商品やサービスを提案し、購入してもらう仕事です。
売上に直結する役割であることから、どの会社も営業職を採用したいと考えているため、既卒でも採用されるチャンスがあります。
仕事内容は、営業資料の作成、アポイントの調整、商談、契約書作成や契約後のフォローなどがあげられます。
人と話すのが得意な方、目標達成意欲の高い方、実力や頑張りに応じた評価をされたい方には向いているでしょう。
逆に、人と話すのが苦手な方、目標達成意欲の低い方、年功序列の環境を求めている方はミスマッチになる可能性もあります。
2. 飲食・サービス業
飲食・サービス業は、店舗運営と円滑なサービスの提供を通じ、お客様満足度と利益向上に取り組む仕事です。
堅調な需要に対し、人材不足が続いているため、既卒でも採用される可能性があります。
仕事内容は、お客様への接客や調理など、サービス提供に必要な内容を直接的に行います。
店長や副店長などの責任者になると、売上管理や勤怠管理、売上向上のための施策立案や採用業務など、多岐にわたって担当します。
人に喜んでもらうことが好きな方、マネジメントを早くから経験したい方には向いていると言えるでしょう。
一方で、傾向として長時間労働や立ち仕事になりやすく、ワークライフバランスを重視する方はミスマッチになる可能性もあります。
3. 工場・製造系
工場・製造系は、原材料の加工や部品の組立などを通じ、製品を生産する仕事です。
労働人口や理工系大学生の割合減少などから、人手不足が加速しているため、既卒や文系の方でも採用される可能性があります。
仕事内容は、素材を機械もしくは手作業で成形、切断する作業や、製品に不良がないか確認する作業などです。
向いている人の特徴として、集中力を維持して作業できる、正確に細かな作業に取り組める、モノ作りが好きなどがあげられます。
逆に、注意散漫になりがちな人や、繰り返しの作業が苦手な方は、避けた方が良いかもしれません。
4. 物流・運送業
物流・運送業は、必要とする人のもとに、ものを確実かつ効率的に届ける仕事です。
食料品や日用品、企業の経済活動を支える原材料や製品など、生活や経済活動に不可欠な役割を担います。
人材の高齢化や消費者のニーズ増加が続いており、既卒で採用される可能性がある職種です。
仕事内容は、届いた商品を倉庫で受け入れて保管棚に格納する倉庫管理や、荷積み荷下ろし、配送、梱包、伝票作成などがあります。
向いている人の特徴は、決まったことを決まった手順で進めることが得意、ルーティンワークが苦にならないなどがあげられます。
逆に、同じ作業を繰り返すことが苦手な人は、ミスマッチの可能性もあるため避けた方が良いかもしれません。
5. 施工管理
施工管理とは、工事を無事に終えられるよう、各種管理をする仕事です。
建設業の需要はコロナ以降も堅調である一方、労働者の高齢化が加速度的に進んでいるため、既卒でも採用される可能性があります。
仕事内容は、作業員の安全管理や、スケジュールと進捗の管理、関係各所に提出するための書類作成や手続きなどがあげられます。
様々な方と共同して工事を進めるため、チームで取り組むことが好きな方、マルチタスクに取り組める方は向いていると言えます。
逆に、協力や同時並行で物事を進めるのが苦手な方は避けた方が良いかもしれません。
既卒の就活でよくある質問
大手企業から内定はもらえる?
既卒でも大手企業に採用されることはあります。
なぜなら、既卒3年以内であれば新卒枠で応募を受け付けるケースもあるからです。
企業に活かせる経験や能力をアピールできるよう準備し、面接で伝えきることができれば採用される可能性もあるでしょう。
ただ、応募が多数集まっていることから、選考難易度は高い傾向があります。
そのため、大手企業に絞って就職活動を行うのではなく、中小企業含めて並行で進めるのがおすすめです。
会社の規模ではなく、自分の価値観や将来の希望とマッチしているかが重要ですので、視野を広げて取り組んでみましょう。
既卒になったら人生終了?
既卒になったら人生終了ではありません。なぜなら、既卒であっても正社員として採用される人は多く、企業側もポテンシャルや人柄を重視する採用を行っているからです。
実際に、既卒や第二新卒を対象とした求人も多数あり、卒業後すぐに就職しなかったことだけで評価が大きく下がるわけではありません。
既卒から正社員就職を成功させるために、下記の内容が重要です。
- 今すぐに行動を起こす
- 正しいやり方で進める
- 一人で抱え込まず相談しながら取り組む
- しんどい時はストレス発散などのメンタルケアを行う
まだまだ人生はこれからですし、既卒からでも十分巻き返すことができます。
この記事の内容を参考にしながら、まずはできる範囲で行動を起こしましょう。
既卒の就活は、どれくらい厳しい?
既卒者の内定率は、マイナビ「2024年度既卒者の就職活動に関する調査」によると、2024年9月後半時点で49.3%です。
楽ではありませんが、既卒特有の対策に取り組むことで、自分に合った仕事で正社員就職を成功させることは十分可能だと言えます。
まとめ
既卒は採用されないと言われる理由、採用されない人の特徴、採用されるためのコツ、採用されやすい仕事について解説しました。
結論としては、既卒でも正社員就職は十分可能です。
新卒や中途社員などのライバルの存在や、企業からネガティブな印象があることも事実ですが、前向きに就活を進めていきましょう。
既卒から採用されるためには、就活を最優先に、自己分析から企業へのアピール内容を整理して、面接準備を徹底して行うことです。
大手企業や人気の職種に限らず、既卒から採用されやすい職種や中小企業なども視野に入れながら、今すぐ行動を起こしましょう。
信頼できるエージェントと相談しながら進めることも有効ですので、自分に適した企業への正社員就職を目指したい既卒の方は、ぜひ一度ジェイックへご相談ください。

こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい