TOEICは就活に必要?アピールしやすい企業や点数の目安も解説

TOEICは就活に必要?アピールしやすい企業や点数の目安も徹底解説

「TOEICの高スコアは就活に有利なの?」「志望する企業から内定をもらうためにはTOEICを受けておいたほうがいい?」と考えている就活生もいるでしょう。この記事では、TOEICと就活の関係性や、TOEICが企業から評価される理由、就活でのアピールに役立てるために高スコアを取るためのポイントなどについてご紹介します。

 

TOEICと就活の関係とは

TOEICと就活の関係とは

TOEICが就活にどのような影響を与えるのか、就活や入社後にどのように役立つのかについて知りましょう。

日本企業はTOEICを参考にするのか

「TOEICを持っていると就活が有利になる」といわれることも多いですが、実際にどの程度の企業がTOEICを参考にしているのか、よくわかっていない就活生もいるでしょう。

2019年に、企業や団体、ビジネスパーソンを対象に行われた英語活用実態調査では、50%以上の企業が採用者を選ぶ時にTOEICのスコアを判断材料にしているという結果が出ています。半分以上の企業がTOEICを参考にしているということから、TOEICは就活生を判断する際の一定の評価項目のひとつになっているといえるでしょう。

しかし、企業によってどの程度TOEICを参考にするかは温度差があります。TOEICを足切りの判断材料にするのか、持っていれば有利になる程度なのかは企業によってさまざまです。

また、業種や職種によって求められる英語力は変わるため、TOEICを持っているかどうかをまったく気にしない企業もあります。そのため、TOEICが重要な判断材料になるかどうか、どの程度のスコアが必要なのかは状況によって大きく変わります。

日本企業における英語力の必要性

「日本企業で働くならば英語力は必要ない」と考えている就活生もいるかもしれません。たしかに、業務上ではまったく英語を使わない企業もありますが、英語でのコミュニケーションが必須という企業も多くなってきています。それが、日本企業でもTOEICを重視するようになった理由のひとつです。

なぜこういった企業が増えたのかというと、経済のグローバル化が進んでいることが理由です。日本の市場が飽和状態になっている、少子化による人口減少などの理由から、日本国内で市場を広げるのが難しくなっていることもあり、企業は海外進出に積極的になっているのです。

グローバル化が進むと、高い英語力を身に付けた人材の需要も増えていきます。海外の拠点に行くことがなくても海外とのやり取りは増えてくるため、企業は英語を使って問題なくコミュニケーションできる人材を求めています。そういった人材を獲得するために、TOEICを持っているかどうかを採用基準のひとつにする企業も増えているのです。

入社後もTOEICの点数は重要

就活で有利になることも多いTOEICですが、配属や昇進にも大きくかかわってくるケースもあるため、業界や企業によっては入社してからも必要になります。

たとえば入社した後に海外拠点ができたり、海外と取引が始まったりすることもあるため、TOEICを受験して英語力を身につけておけばその際に役立ちます。また、就活だけでなく、転職することになった際にも有利になることが少なくないのがTOEICです。

ただし、新卒の就活にくらべると、実務経験を身につけた転職者が企業から求められるTOEICの点数は上がるため、将来的に転職する可能性も視野に入れている場合には、入社後も英語力を身につける努力が必要になるでしょう。

いずれにしても、学生のうちにTOEICを受験し試験形式に慣れておくことは大切です。入社前に英語の基礎力を身に付けておけば、入社後もより英語力を伸ばしやすくなります。

TOEICスコアでアピールできるのは英語力だけではない

TOEICは英語力をアピールするために必要と考えている就活生も多いと思いますが、実は、英語力以外にもアピールできることがたくさんあります。

TOEICは多くの人に知られるテストであるため、高スコアを出すのがどれほど難むずかしいのかについても、企業から理解されやすいでしょう。TOEICを持っていることで、目標達成力や向上心の高さなどをアピールできるでしょう。

もちろんほかの資格試験でもアピールできますが、TOEICの場合、論理的思考力やタイムマネジメント力などの能力までアピールできます。

タイムマネジメント力や論理的思考力は、どのような業種でも求められるものです。TOEICをアピールポイントのひとつにするならば、面接などでこういった能力を積極的にアピールするとよいでしょう。

面接官に「入社後は早い段階で戦力になってくれそうだ」という印象を持ってもらえれば、採用の確率も高くなるでしょう。

TOEICの高スコアが就活で評価される企業とそうでない企業

TOEICのスコアが就活の選考に影響したり仕事で役立つ企業、そうでない企業についてそれぞれご紹介します。

TOEICなどの英語力が必要な業界や職種

外資系企業やグローバル展開をしている企業には日本人以外の社員がいることも多く、海外市場を視野に入れて事業をおこなっているため、英語力が強く求められます。

業界でいうと、商社は特に高い英語力を求められるケースが多いといえます。商社は海外と取引することが多く、外国人と英語で交渉しなければならないケースも出てきます。それだけでなく海外出張や駐在などの機会もあるため、一定の英語力がなければつとまりません。

ほかにも、海外に製造拠点を多く持っているメーカーやグローバルな仕事も多い物流、小売、金融、旅行などの業界は、高い英語力が必要になることがあります。

職種でいうと、貿易事務や海外営業などは高い英語力を求められます。こういった業種や職種を志望している就活生は、英語力を身につけておく必要があるでしょう。

ただし、高い英語力を求められる企業にエントリーする学生はTOEICを受験していることが多いため、それだけではアピールになりにくいといえます。高いスコアを持っていることはもちろん、それと合わせてほかのアピールポイントも用意しておく必要があるでしょう。

TOEICなどの英語力を必要とされない業界や職種

IT関係や官公庁、マスコミなどの業界では、もちろん仕事内容や職種などにもよりますが、基本的にはあまり英語力を必要とされません。仕事のうえで海外とやり取りをしていない、海外展開していないような企業では、仕事で英語を使う機会はそれほどないと考えてよいでしょう。

そのような企業を志望している場合、就活で英語力の高さを見られることはないでしょう。TOEICを持っていると就活に有利といわれることは多いものの、英語力を求められない企業への就職を考えている就活生は、あわててTOEICの受験勉強をする必要はありません。

しかし、なかには「就活を有利にするために勉強して、すでにTOEICを受験し高スコアを取った」という学生もいるでしょう。そのような学生が英語力を求められない企業を志望した場合、その努力がムダになってしまうと思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。

TOEICで高スコアを取得するには、かなりの努力が必要です。それを学生時代にがんばったエピソードとして面接などで話せば、アピールポイントになるでしょう。

TOEICが就活で評価される目安

TOEICが就活で企業から評価されやすい理由や、就活でアピールできるスコアの目安などについて知りましょう。

なぜほかの試験ではなくTOEICなのか

英語に関する試験や資格には、TOEICのほかにも英検などさまざまなものがありますが、その中でなぜTOEICが重視されるのか気になる就活生もいるでしょう。

その理由のひとつが、受験者数が多いことです。一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会のデータによれば、2018年に日本でTOEICを受験した人数は、約266万人となっています。受験者数が多くなればなるほど基準がわかりやすくなるため、企業としても正当な評価がしやすくなります。

そのため、TOEICを採用する時の判断材料にしている企業が多くなっています。スコアが細かくきざまれているのも、TOEICが重視されている理由です。英検は1級、準1級のようにレベルが大まかにしか分けられていませんが、TOEICは10から990の間でスコアが細かく決められているので、レベルが分かりやすく判断材料にしやすいのです。

TOEICが英語力を測るだけの試験ではなく、ビジネスシーンを想定している試験というのも、企業が重視する理由といえるでしょう。TOEICで高スコアを出すためには、英語力だけではなく倫理的志向や読解力、集中力、マネジメント力などさまざまな能力が必要になります。これらの能力は、ビジネスシーンにおいて必要不可欠なものです。

TOEICで高スコアを出している学生は、入社後も英語力のみならずほかの部分でも活躍してもらえる人材になる可能性が高くなるということで、重視されるケースがあります。

TOEICは何点あれば就活に有利か

TOEICを持っていることよりも、就活で重要になるのがスコアです。企業によってはTOEICが足切りに使われることもあり、スコア次第ではアピールにならないこともあります。

平均点は590点から600点程度のため、TOEICを就活の際にアピールポイントとして使うならば、600点以上は必要になるでしょう。600点あれば平均点は取れているということなので、受験者の中でも一定レベル以上の英語力があるとアピールできます。

逆に600点以下の場合は「自分は平均以下の英語力しかない」ということを、わざわざアピールすることにもなりかねません。TOEICはスコアによってプラスだけでなくマイナスの印象を与えてしまう場合があるため、スコアが低い場合は、あえてエントリーシートなどに書かないことも検討したほうがよいでしょう。

TOEICの平均点は600点程度なので、700点あれば、強みとして十分アピールできるでしょう。しかしこれは、それほど英語力を必要とされていない仕事の場合です。高い英語力を求められるような仕事の場合は、800点あれば、アピールポイントになると考えられます。

大学のレベル別でTOEICの必要な点数は違う?

就活で企業の採用を勝ち取るためにはほかの学生と差をつけることが大切ですが、TOEICがどの程度有利に働くかは大学レベルによっても変わってきます。

あまり英語力を売りにしていない一般レベルの学生ならば、600点あれば評価対象になるでしょう。これは、企業内の昇進要件の最低水準を600点としている企業が多いためです。しかし、これはあくまで「持っていない学生より有利になる程度」なので、英語力をアピールしたいと考えているならば、やはり700点以上は必要になります。

MARCHレベルでも600点あれば評価対象にはなりますが、周りの学生と差をつけるまでには至らないことが多いでしょう。ほかの学生と差をつけるほどのアピールポイントにしたいならば、700点以上は獲得しておきたいところです。

早慶レベルになってくると700点の学生は多くいるため、600点から700点程度では、あまりアピールにはなりません。800点以上で、やっとアピールポイントになると考えておいたほうがよいでしょう。

TOEICで就活を有利にしたい学生が知るべきこと

TOEICで就活を有利にしたい学生が知るべきこと

TOEICを就活に役立てたいと考えている学生向けに、TOEICの試験概要や適した受験時期、高スコアを取るための方法についてご紹介します。

TOEIC初心者向け:TOEICとはどのような試験か

就活を有利にするために、TOEICの試験内容を理解せず、ざっくりとした知識しかないまま受験しようとする就活生もいるかもしれません。しかし、TOEICで高スコアを獲得するためには。試験内容を把握して準備することが大切です。

TOEICは、簡単にいうと世界中で用いられているメジャーな英語テストのひとつで、リスニングとリーディングが出題されます。リーディング100問、リスニング100問の計200問のマークシート選択式問題です。試験時間は2時間で、990点満点のテストとなっています。

10点から990点の間でスコアが決まるだけでなく、AからEまでのレベルに分類され、Eは英語でコミュニケーションする能力がまだ身についていない、Cなら限定された範囲内でコミュニケーションができるなど、レベルに応じで英語能力の評価が変わります。

Listening & Reading Test、Speaking & Writing Test、Speaking Test、Writing Testの4種類のテストがありますが、就活に使うことを考えている場合は、Listening & Readingを受験するとよいでしょう。

就活でアピールするならいつ受験すべき?

TOEICのスコアを就活でアピールするために使いたいのならば、いつ受験するかも重要なポイントになります。TOEICは、年に10回開催されているテストです。その年によって変わりますが、基本的に1ヶ月か2ヶ月に1回開催されるため、試験日を事前にチェックしておきましょう。いつでも受験できるわけではないので、開催日程に合わせて就活のスケジュールを組むことが大切です。

受験するためには予約が必要になるため、ギリギリに申し込むと就活のエントリー時には間に合わないことがあるため注意しましょう。予約の期限は試験日の約1ヶ月半前です。これを過ぎると、次回の開催まで待たなければなりません。

結果が出るまでには1ヶ月程度かかるため、予約から結果が出るまで最低でも2ヶ月半はかかることになります。履歴書やエントリーシートに書く場合は、遅くともその3ヶ月前には受験するようにしましょう。

TOEICの点数を短期間で上げる方法

TOEICは受験者が多い試験のため、点数を上げるための教材やノウハウ、スクールなどを見つけるのに困ることはないでしょう。しかし、あまりに選択肢が多すぎて、何を使って勉強すればよいか迷ってしまう人は多いといえます。

TOEICを受験しようと考えているならば、まずは問題集を解きながら、どういう形式の問題が出るのか理解することからスタートしましょう。TOEICでよく出題される構文や単語があるので、市販の問題集を使ってTOEICに慣れることがスコアアップにつながります。

問題集にはリーディングとリスニングの問題が出題されているので、解いているうちに、自分が苦手としているものが分かってくるでしょう。そのうえで、自分が苦手な分野に特化して勉強すれば、効率的にTOEICの点数を上げることができます。

TOEICだけにこだわらず就活対策をしよう

TOEICはどの程度英語力を身につけているかの指標になるものですが、これだけで採用が決まるわけではありません。TOEICだけに頼るのではなく、自己分析をして、自分にどんな強みがあるのか見つけておくことが大切です。そのほかにも、企業や業界についてしっかり研究する、企業の担当者を納得させるだけの志望理由を作りこむなど、手を抜かずに就活に取り組むことが採用への近道です。

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