中卒から公務員を目指すメリットを紹介【向いている人の特徴も】

中卒から公務員を目指すメリットを紹介【向いている人の特徴も】

「中卒から公務員を目指せるのかな」と思っていませんか?この記事では中卒からでも公務員を目指すメリット、デメリットと共に、公務員に向いている人の特徴、おすすめの職種も解説しています。最後まで読んで、公務員就職に向けて行動してみましょう。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

公務員とは

公務員とは

まず、そもそも「公務員」とは何かについて説明します。

公務員の種類についてもお伝えしますので、参考にしてみてください。

公務員とは

公務員とは、営利目的ではなく国や地方自治体で働く人々のことです。

営利とは、簡単にいうと「お金を稼ぐこと」です。つまり公務員は、お金儲けを目的に仕事をしない人々のことを指します。

公務員の主な仕事は、国や地方の環境づくりやルール設定を行うことです。

人々の生活が快適に、そして不自由なく暮らせるように、公務員は縁の下の力持ちとして働いています。

公務員の種類

公務員は、大きく下記の2つに分けられます。

  • 地方公務員
  • 国家公務員

それぞれ説明しますね。

地方公務員

地方公務員とは、都道府県や、市区町村を管轄する自治体で働く人々のことです。

地方公務員の仕事は多岐にわたります。たとえば、街づくりの計画策定、市民からの相談窓口サービスの運営も地方公務員の仕事です。

市民生活の安定と向上に向けて、地方公務員は働いています。

国家公務員

国家公務員とは、国家機関で働く人々のことです。

厚生労働省などの省庁で働く人、裁判所の裁判官、ハローワーク職員も国家公務員です。たとえば、国の財政運営や、外交、防衛、教育に関わる制度設計も国家公務員の仕事です。

国家公務員は、日本のいま、未来に関わるスケールの大きな仕事をしています。

中卒でも公務員になれるのか

結論として、一部の職種を除き、中卒でも公務員になることができます。

ただ、公務員試験を受ける必要があるので勉強は必須です。公務員試験は、総合職、一般職、専門職の3つに分けられます。

総合職試験はさらに「大卒程度」「院卒」に分けられ、一般職試験は「高卒程度」「大卒程度」「社会人」に分かれます。専門職試験は、職種によって対象の学歴や学力レベルがさまざまです。

「○○程度」と書いてあるのは、それだけの学力を持っていれば誰でも受けられるということです。そのため中卒であっても、高校の学習範囲を終えていれば「高卒程度」を受験条件とする試験を受けられます。

公務員が人気な理由

公務員は、いつの時代も人気を集める仕事です。

具体的には、下記2つが理由です。

  • 雇用が安定している
  • 社会的信頼が高い

それぞれ説明します。

雇用が安定している

公務員は、雇用が安定している仕事の代表格といえます。

なぜなら国家の仕事や地方に関わる仕事は、どの時代であっても欠かせないからです。そのためリストラの心配がなく安心して働けることから、公務員は根強い人気を集めています。

社会的信頼が高い

社会的信頼が高いことも、公務員が人気の理由のひとつです。

たとえば、マイホームをローンで購入するときは審査が必要になります。信用がないと審査は下りにくいですが、公務員はよほどのことがない限り断られることがありません。

支払金利においても、社会的信用が高い人ほど優遇されることもあります。このように公務員の社会的信頼の高さは、生活を送るうえでメリットとなることが多いのです。

公務員に向いている人

公務員に向いている人の特徴についてお伝えします。

主に以下の2つです。

  • コツコツとした作業が苦ではない人
  • 国や地域の人々の役に立ちたい人

それぞれ説明しますね。

コツコツとした作業が苦ではない人

コツコツとした作業が苦に感じない人は、公務員に向いています。

なぜなら公務員の仕事は、資料作成や事務作業といったデスクワークが多いからです。また、公務員の仕事は、国や地方の人々の生活に大きな影響を与えます。

調査数値やデータの入力ミスなどは許されないので、細かいところまで気を配れることも大切です。

国や地域の人々の役に立ちたい人

国や地域の人々の役に立ちたい人も、公務員に向いています。

公務員は、国や地域の発展を支える仕事です。そして公務員がいなければ、人々の生活は成り立ちません。

一方で、ときに人々の批判を受けるなど辛い場面もあります。それでも「誰かの役に立ちたい」という強い想いがある人は、公務員はぴったりな仕事といえるでしょう。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

中卒で公務員を目指すメリットとデメリット

公務員は中卒でも目指せますが、デメリットもあります。

メリット、デメリット両方を踏まえ、公務員を目指すかを慎重に考えましょう。

中卒で公務員を目指すメリット

中卒から公務員を目指すメリットは、下記の2つです。

  • 民間企業と比べて収入が安定している
  • 努力次第で採用されるチャンスを広げられる

では、それぞれのメリットをお伝えします。

民間企業と比べて収入が安定している

公務員は、一般的に民間企業と比較して収入が安定しています。

なぜなら、景気悪化の影響をあまり受けない仕事だからです。つまり公務員としての仕事はなくならず、収入が途絶えることがないのです。

一方で民間企業の場合、景気の悪化を大きく受けてしまう会社は少なくありません。そのため民間企業は、公務員と比べると収入が安定しているとは言えないのです。

努力次第で採用されるチャンスを広げられる

努力次第で学歴のかべを乗り超えられるのは、公務員を目指すメリットです。

公務員は、職種や年齢にもよりますが、高卒程度の学力があれば誰でも目指すことができます。もちろん中卒であっても、試験に合格すれば採用されるチャンスがあるのです。

一方で民間企業の多くは、「高卒」「大卒」を応募条件とするところが少なくありません。そのため中卒だと、希望する会社に応募すらできないこともあります。

公務員試験は多くの受験者があつまる、難関試験です。しかし、しっかり勉強すれば、採用される可能性を自分の手で高められます。まずは高卒程度の学力を得ることを目標に、勉強を始めましょう。

中卒で公務員を目指すデメリット

中卒で公務員を目指すデメリットは、以下のとおりです。

  • 肉体労働に就くことが多い
  • 高収入があまり期待できない

それぞれ説明します。

肉体労働につくことが多い

中卒の公務員は、肉体労働の仕事に就くことが多いです。

後ほど詳しく説明しますが、自衛隊や警察官などですね。肉体労働を行う公務員には、その場の判断力や責任感、体力が必要です。

そのため学力に自信がなくても、肉体労働が伴う公務員は中卒でも働きやすい仕事といえます。しかし裏を返すと、体力に自信がない人にはデメリットになることもあります。

この場合、高卒、大卒の人に負けない勉強量や、専門知識の習得が必要となるでしょう。

高収入はあまり期待できない

公務員は安定した給与が魅力的な仕事ですが、高収入は期待できません。

民間企業であれば、スキルをつけたり、転職したりすることで収入を伸ばしやすいです。

一方で公務員は、仕事の成果やスキル向上が収入にそれほど影響しません。つまり頑張って仕事をしても、毎月の給料が大きく増えることがないのです。

少しでも多くの収入を得たい人は、民間企業への就職も視野に入れたほうが良いでしょう。

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中卒でも目指せる公務員の職種

中卒でも目指せる公務員の種類について紹介します。

具体的には、下記4つです。

  • 自衛隊
  • 警察官
  • 地方公務員 
  • 国家公務員

それぞれの仕事の受験資格や、おすすめのポイント、また向いている人の特徴もお伝えします。

公務員のなかでもどの仕事をしようか迷っている人は、参考にしてみてください。

中卒でも目指せる公務員の職種その1:自衛隊

一部の種目を覗き、自衛隊には中卒でも入れます。

「一般曹候補生」「自衛官候補生」では学歴は関係なく、18歳以上33歳未満であれば入隊できます。

自衛隊のおすすめポイント

自衛隊は、ときに命を懸けて働くこともある過酷な仕事です。しかし厳しい状況下で働くため、手当などの待遇は手厚くなっています。

たとえば自衛隊病院では無料で診察が受けられ、専用の官舎に住むと家賃が低く抑えられることもあります。

簡単な仕事ではありませんが、自衛隊にやりがいを持てる人であれば待遇の手厚さは魅力的に映るでしょう。

自衛隊に向いている人の特徴

自衛隊に向いている人は、周りと強調して働ける人です。

災害などの人命救助では、隊員1人の勝手な行動は命取りになります。そのため、隊員には協調性が求められるのです。

一方で集団生活が苦手な人は、自衛隊には向いていないでしょう。

中卒でも目指せる公務員の職種その2:警察官

警察官も中卒で目指すことができます。

警察庁の警察官になるには「大卒程度」の学力が必要で、かなり狭き門です。

一方で受験区分が「高卒程度」とされる都道府県警察の採用試験Ⅲ類であれば、中卒でも目指しやすいです。採用試験Ⅲ類には、17歳~30歳までの年齢制限や、視力などの身体要件が課されることもあります。

受験場所によって条件は異なるので、各都道府県警察の受験要項は必ず確認してください。

警察官のおすすめポイント

警察官は、社会的信用がかなり高い仕事です。そのためローンを組むときなどでも、比較的スムーズに審査に通ります。

警察官の業務はハードになりやすいぶん、待遇も手厚いです。

特別手当を加味すると、一般的な公務員よりも10%以上高い給与をもらえることもあります。

警察官に向いている人の特徴

責任感の強い人は、警察官に向いています。なぜなら警察官は、自分より他者のために働くことが求められる仕事だからです。

ときに長時間に及ぶ捜査や、危険な場面に遭遇することもあります。そのため、「誰かの役に立ちたい」といった強い想いがないと続けられない仕事でもあるのです。

中卒でも目指せる公務員の職種その3:地方公務員

地方公務員には、中卒でもなることができます。

おすすめは、「地方初級試験」に挑戦することです。

地方公務員の仕事は事務系と技術系に分かれますが、初級試験は中卒であればどちらも受験できます。ただ、17歳~20歳までと年齢制限を設ける自治体がほとんどです。

受験資格については、受験する自治体の試験要項をチェックしてみてください。

地方公務員のおすすめポイント

地方公務員は、民間企業と比べて「安定性」がある点でおすすめです。

民間企業だと倒産などのリスクがありますが、自治体がなくなることはほぼありません。そのため給与が大きく減らされたり、リストラに遭ったりする可能性が限りなく低いのです。

地方公務員に向いている人の特徴

地方公務員に向いている人は、事務作業が得意な人です。

任される仕事にもよりますが、地方公務員の仕事はデスクワークが中心です。

ルーティン作業が多いので、すぐに飽きてしまう人は向いていません。

一方で同じ仕事でも長く続けられる人は、地方公務員の適性があると言えるでしょう。

中卒でも目指せる公務員の職種その4:国家公務員

地方公務員だけでなく、中卒でも国家公務員になれます。

総合職、専門職、一般職がありますが、中卒でも目指しやすいのが一般職です。なぜなら一般職は、「高卒程度」の学力を必要とする試験だからです。

ただ、中学卒業後5年以内に受験しないと受験資格を失ってしまうことに注意してください。5年を過ぎてしまったら、「大卒程度」の学力を必要とする試験を受けることになります。

国家公務員のおすすめポイント

国家公務員の魅力は、自分が手掛けた仕事で社会をよくできることです。

そのぶん責任も大きく、関わる人が多いため気苦労も少なくありません。しかし「国の仕事」というスケールが大きな仕事ができるのは、国家公務員ならではの特徴です。

国家公務員に向いている人の特徴

国家公務員に向いている人は、正義感がある人です。

国家公務員は激務になりがちで、自分の生活を犠牲にすることも出てきます。

こうした状況のなかでも働き続けられるのは、「日本を良くしたい」という想いがあるからこそです。

自分の利益ではなく、国全体の利益のために行動できる人は国家公務員に向いていると言えるでしょう。

中卒公務員の給料・年収

中卒公務員の給料や年収は、一般的な中卒者と比べると高くなっています。

総務省発表の「平成30年地方公務員給与の実態」によると、中卒の地方公務員の場合、平均月収は約30万円です。賞与や手当を加味すると、年収は450万円~500万円が相場といえます。

一方で一般的な中卒者の場合、平均年収は約250万円です。もちろん仕事にもよりますが、年収に約2倍の開きがあることがわかります。しかし公務員の給料は、中卒に限らず、特別高級というわけではありません。

高い年収を目指すのであれば、自分で起業したり、会社で昇進を目指したりする道もあります。そのため、公務員になることが給与アップに繋がるとは一概に言えないことは覚えておきましょう。

中卒が公務員就職するために高卒認定試験を受験しよう

公務員になるためには、公務員試験を受けなければいけません。そして最低でも、高卒程度の学力を身につけておくことが必要です。

そこでおすすめなのが、高卒認定試験を受験することです。高卒認定試験に合格すると、大学、短大、専門学校の受験資格を得られます。高卒程度の学力が手に入るので、公務員試験の合格にも近づくでしょう。

高卒認定試験の試験範囲は広く、片手間に勉強していては合格できません。しかし、真面目に取り組めば合格を目指せる試験でもあります。

公務員になりたい人は、避けては通れない道と考え、高卒認定試験の勉強に取り組んでみてください。

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