社会人が大学受験を成功させるには【入試の特徴やコツをご紹介】

社会人が大学受験を成功させるには【入試の特徴やコツをご紹介】

社会人が大学に入るのは様々な面から、難しいと思う人も多いようです。大学へ通う目的や社会人入試の特徴や成功のコツ、良くある質問などについて解説しますので、この記事を参考に大学受験の準備を始めてみてください。

社会人が大学へ通う目的とは?

社会人が大学へ通う目的とは?

社会人が大学へ通う目的は、さまざまです。あなたの状況にあうものを参考に、まずは大学へ行く必要があるのかどうかを考えてみましょう。

大卒の学歴を得るため

社会人が大学へ通う目的のひとつに、大卒の最終学歴を得るという理由があります。「大卒しか採用されない特定の企業に入りたい」、「資格などの試験を受けるために、大卒の最終学歴がいる」などといった大卒という学歴でしかできないことがあるからです。

しかし、「高卒の最終学歴にコンプレックスがある」ような、マイナススタートの理由は注意してください。卒業後の目標が明確でないまま大学に入ってしまうと、長い時間とお金を無駄につかってしまうからです。

大学でなにを学んで、卒業後になにをしたいか、きちんと目的をもって進むようにしましょう。最終学歴が変わっても、今より状況が悪くなる可能性もあります。

資格取得のため

資格の内容によっては、専門の大学を卒業しなければ得られないものがあります。教職員や薬剤師などが良い例です。

教職員の場合は、教育系の大学で単位を取得した後、教育実習を経て教員免許状をもらわないとなれません。人を教え導いていくための知識を、きちんと段階を経て学ばないといけないからです。

薬剤師の場合も、薬学部を卒業し、国家試験に合格しないとなれません。また、看護師の方などは、大学に入って学士の取得を目指す人もいるようです。学士のあるなしで、給料に差がでるからです。キャリアアップ転職のため大学進学が必須の場合は、大学受験を考えましょう。

勉強しに行く

単純に勉強をしたいという理由で、大学に入る人もいます。例えば、文系の学部を卒業したけど理系の知識も得たい、興味のあることを学び直したいといった理由を持って大学に入りなおす人がいます。

卒業後、なにかに活かすというよりも、知識を得ること・学ぶこと自体が目的です。長い時間とお金つかっても、学びたい意欲がある場合は、大学受験を検討してみましょう。

MBAを取得する

MBA(経営学修士、あるいは経営管理修士)を取得することが目的で、大学へ行く人もいます。MBAを取得するためには、大学で学士の学位を得た後でないと挑戦できません。その後、大学院などビジネススクールへ通い、所定の単位を取得して、やっと手にすることができます。

MBAは経営に関する実践的な知識や、経営幹部に求められる知識を習得した証として与えられる学位です。起業したい人やコンサルや外資系で活躍したい人には有効な資格です。キャリアアップを目指して、挑戦する人が大半です。

また、転職に有利であったり、収入をUPさせることができたり、メリットがたくさんあります。しかし、多額の費用と時間がかかるため、挑戦する際は慎重に判断し、きちんと計画を立てて進める必要があります。

社会人入試の特徴

社会人入試とは、「一般入試よりも科目数が少なく組まれている入試制度」です。働きながらでも受験ができるよう、学びたい意欲や理由、目指したいことを重視してもらえる、社会人に優しい試験です。では、具体的に社会人入試とはどのようなものなのか、特徴とポイントをご紹介します。

受験までのスケジュール感

社会人入試に挑戦する際は、計画的にスケジュールを立てて進めていくことが大切です。計画を立てずに挑戦すると、失敗しやすいからです。だいたい、半年~1年前から、準備をはじめると良いでしょう。

ざっくりしたスケジュール感は、下記のとおりです。

  • 4月:情報集め
  • 7月:出願準備
  • 9~11月:出願・受験期間
  • 1月:合格発表

一般入試は1~2月が受験の期間になるので、社会人入試は少し早めの日程です。しかし、各大学によって日程はまちまちなので、事前によく調べてみましょう。例えば、早稲田大学のように、出願・受験期間が8~9月という大学もあります。では次に、それぞれ何をすれば良いのかご紹介していきます。

4月:情報集め

まず、4月頃から大学の情報集めをはじめます。集めた情報をもとに、現実的に通い続けられるかどうかなど、冷静に判断していきましょう。せっかく合格しても、卒業できなければ意味がありません。

学費など必要な金額や奨学金などの制度の有無、授業の時間帯やキャンパスの所在地などをしっかり確認してください。細かい情報を集めて、あなたに合った大学を選択しましょう。

7月:出願準備

だいたい7月頃に、出願に必要な書類の取り寄せや、入試の対策をはじめます。

試験内容は、書類審査・小論文・面接が基本です。

しかし、筆記試験がある場合もあるので、事前に確認し、早め早めの対策を心がけましょう。

また、志望理由などは合否を左右する重要なポイントになるので、きちんと考える必要があります。

9~11月:出願・受験期間/1月 合格発表

出願・受験期間は、学校によって異なりますが、だいたい9~11月が多いようです。あなたの志望する学校の期間を、事前に調べておきましょう。せっかく受験の準備をしても、出願届を出し忘れてしまったり、受験自体ができないと、全てが無駄になってしまうからです。

また、合格が決まった後も、注意が必要です。所定の手続きを期限内にしないと、合格が取り消されてしまう場合があります。

出願資格

社会人入試には、一般入試とは違う出願資格が必要です。「社会人のため」の入試だからです。高校卒業または大学入学資格の有無や年齢や社会人としての勤務年数などを、判断基準にされる場合が多いようです。

明治大学などのように、受験できる年齢を30歳以上に設定している大学もあります。社会人として、なにをどれくらい続けてきたのか、今後なにをしたいのか、経験や価値観が評価されます。会社勤務をしていない専業主婦の方も、主婦業を「実務経験」とみなされる場合が多いようです。

必要書類

社会人入試に必要な書類は、一般的に4種類あります。合否の判断基準になるものがあるので、しっかり考えて記入しましょう。就職活動の書類審査のようなもので、あなたの学習意欲や能力・人間性を、まず書類で判断されるからです。

必要書類は、下記になります。

  • 入学願書
  • 志望理由書
  • 最終学歴の成績証明書・卒業証明書
  • 推薦状

試験内容

社会人入試は一般入試と違い、受験科目が少ないです。社会人が仕事を続けながら、受験できるようにするためです。仕事をしながらの受験勉強は、体力的にも時間的にも難しいものがあります。

一般入試と同じでは、現役の学生に敵わないため、学習意欲や目的・人間性などを重視した内容になっています。書類審査や面接、小論文などの試験が一般的です。科目が少なくても、専門的な知識がいる場合があるので注意しましょう。

例えば、電通大の小論文試験は、理数科目の知識がないと答えられない内容になっています。また、大学によっては、英語などの筆記試験があるので、事前に調べて対策をしましょう。

社会人が大学進学を成功させるコツ

社会人が大学進学を成功させるコツは、一般的な大学受験とは異なります。社会人ということで、すべてが自己責任だからです。7つのコツをご紹介しますので、あなたの進学成功に役立ててください。

成功のコツその1:必要な金額の把握

まずは、大学を卒業するまでに必要な金額を把握しましょう。学費等が払えなければ、卒業以前に大学に通うことすらできなくなってしまいます。学費は入学費用などすべて含んで、平均約660万円かかるといわれます。

あなたの志望大学に必要な金額を算出し、通い続けられるかどうか判断しましょう。金額で選択肢をせばめたくない場合は、奨学金制度の利用なども検討してみると良いでしょう。

成功のコツその2:目標や目的を明確にする

卒業後の目標や、学ぶ目的を明確にすることはとても重要です。目標や目的が明確でないと、受験勉強の段階で挫折してしまいやすいからです。合格できたとしても、漠然と授業を受けることになり、お金と時間を無駄してしまいます。

資格をとりたい、○○という会社に転職したい、キャリアアップしたいなど、目標や目的があれば、辛くても頑張ることができるはずです。将来なにをしたいか、どうなっていたいか、具体的に想像することからはじめてみましょう。

成功のコツその3:入試形態の選択

大学入試の形態は、主に一般入試、AO入試、社会人入試の3種類です。

一般入試

一般入試は、どちらかと言えば、社会人に不利な受験形態です。現役高校生と同じように、学力で合否を判断される試験だからです。現役と違いブランクがあり、とくに働きながらの場合は、体力的・時間的に仕事と受験勉強の両立が難しくなります。

逆に、「学力だけで判断される方が明快で良い」などの場合は、一般入試を選択すると良いかもしれません。

AO入試

AO入試とは、Admissions Office入試の略で、学校が求める人物を、学力以外で発掘しようとする入試方法です。個性や資質を重視し、面接や小論文で合否の判断をします。大学とのマッチングがポイントになるので、行きたい大学が明確で、優れた技術や能力がある場合は挑戦してみましょう。

社会人入試

社会人が大学入試に挑戦する場合は、社会人入試がおすすめです。社会人が働きながらでも、受験しやすいように作られた制度だからです。年齢や社会人経験の期間など、一定の条件をクリアした人が対象です。

学力ではなく、あなたの人柄や経験が評価されます。上手にアピールできるよう、面接や小論文の対策は必須です。

成功のコツその4:仕事を続けるかどうか選択する

大学入試を受け、大学に通う場合、仕事を続けるかどうかの判断をしなければなりません。仕事をしていては、通えない大学もあるからです。仕事を辞めた場合と続けた場合、どのようなメリット・デメリットがあるかご紹介します。

仕事を辞めた場合

仕事を辞めた場合、勉強に集中できたり、夜間大学・通信大学の他に、全日制の大学も選択可能になるため、学部学科の選択肢が豊富になるなど、より勉強するための環境が整えられる点です。

しかし、学費などの資金の調達が難しく、仕事のブランクできるといったデメリットもあります。仕事を辞めた場合、生活の保障や卒業後の保障がなくなってしまいます。

仕事を続けた場合

仕事を続けた場合のメリットは、経済面の安定や仕事のブランクが発生しない、スムーズにキャリアアップできるなど、金銭面の不安が少ない点や、卒業後のビジョンがより明確にしやすい点です。

逆にデメリットは、夜間大学や通信大学に限定されやすく、勉強と仕事、どっちつかずになりやすいなどといった勉強だけに集中できる状態ではなくなってしまう点です。

仕事を辞める・続ける、どちらが良いか答えはありません。あなた次第ですが、ご家族や会社の仲間などに、理解を得られるようにすることが大切です。しっかり検討して、後悔のないようにしましょう。

成功のコツその5:仕事のブランクできる入試科目で選択しない

受験する大学を決める際、入試科目を基準に選択してはいけません。苦手科目がある大学を除外することで、学びの幅をせばめてしまうからです。自分が受かりそうな所ではなく、将来のためになるところ選ぶようにしましょう。

大切なのは、大学に入ってなにが学びたいか・なにが得られるかです。また、苦手科目を遠ざけるのではなく、受験勉強を通じて、大学の勉強の基礎を身につけていると考えるようにしましょう。前向きな姿勢は、すべてをプラスにします。まずは、情報を収集し、なにを勉強すればよいのか知ることからはじめましょう。

成功のコツその6:スケジュール管理をする

大学受験をする際は、必ずスケジュール管理をしましょう。スケジュール管理が上手くできないと、準備期間でつまずいたり、受験自体できなかったりと、思わぬ失敗をまねくからです。仕事と並行して勉強する場合は、特に気をつけましょう。

仕事や体調に支障がないように、無理なく進められるスケジュールを組む必要があります。いつまでにどれくらいの内容をクリアするか、クリアするために一日どれくらい進めるか現実的で具体的な目標を設定してください。不安かと思いますが、あなたには社会人経験という、大きな強みがあります。

学生の時と比べて、管理能力は確実に上がっているはずです。仕事のスケジュールを組む感覚で、受験のスケジュールも組んでみましょう。

成功のコツその7:年齢を気にしない

大学受験をするにあたって、一番気にしなくて良いものは年齢です。年齢を理由に、夢をあきらめる必要はありません。

まわりが若者ばかりで浮いてしまうかも…、この歳になってから勉強しても遅いのでは?、物覚えに不安があるし、授業についていけないかもしれないなど、不安は尽きないかもしれません。

しかし、目標第一と思っていれば、まわりの目も気にならず自分のことに集中できます。実際入学してみると、様々な年齢の方がいますし、特に年齢をきにすることはないようです。

社会人経験がある分、学生の時より効率的に学習できるはずですし、いまのあなたにしかない強みもたくさんあります。年齢を理由に立ち止まるのは、やめましょう。

社会人入試に関する良くある質問

社会人入試に関する良くある質問を、4つほどご紹介します。社会人入試を受けるかどうか、判断する参考にしてみましょう。

Q1.社会人入試を受けるメリット・デメリットを教えてください。

メリットとしては、「給与が高くなる」、「キャリアアップできる」、「転職が有利になる場合もある」などがあります。

デメリットとしては、「時間と費用がかかる」、「就職先の保障がない(仕事を辞めた場合)」、「企業によっては転職・就職試験で不利に働く場合もある」などがあります。自己投資と思って頑張るか、そこまでする必要はないと考えるか、選択はあなた次第です。

Q2.学費はいくらくらいですか?また、用意できない時はどうしたら良いですか?

卒業までに必要な学費は、入学金も込みで平均約660万円です。国立と私立でも、金額が違うので注意しましょう。最も安い国公立が約460万円、最も高い私立理系で約820万円です。

学費がどうしても用意できない場合は?

どうしても学費の確保が難しい場合は以下のような方法を検討してみましょう。しかし、いずれも審査や準備が必要なので、早めに調べて手続きを進めましょう。

  • 日本学生支援機構の奨学金を受ける→利子なしの「第一種」と、利子のつく「第二種」ある。
  • 各大学の奨学金制度を利用する→貸与型の他、学費の免除や給与型、下宿代の補助などがある。
  • 地方創生枠奨学金を受ける→大学を卒業した後に地元の企業に就職、その地に定住をした場合には、奨学金の一部または全額返済を免除する制度

Q3.現在25歳ですが、大学を卒業し就活をする際は新卒採用枠になりますか?

卒業した時に25歳前後であれば、新卒扱いとなります。現在25歳とのことですので、卒業後は中途扱いになるでしょう。大学で得た知識や社会人経験は強みになりますので、中途採用でも希望する職種を狙える可能性は十分にあります。

Q4.高卒より大卒の方が、就職・転職に有利ですか?

実際のところ、大卒の方が採用されやすいのは事実です。しかし、現在は売り手市場ですし、若さを武器にした「ポテンシャル採用」もあります。

大切なものは、学歴ではなく、自分がどうしたいか・なにをしたいかです。高卒であっても、希望の企業や職種に、就職・転職は可能です。就職エージェントなどを利用して、あなたに合った仕事を探してみましょう。

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