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職業訓練の面接の質問と回答例を一挙解説!逆質問のポイントも紹介

職業訓練の面接の質問と回答例を一挙解説!逆質問のポイントも紹介

職業訓練の面接ではどんな質問がされるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか?特に人気のコースを受講したいと思っている場合は、面接対策をしっかりしておかないと落ちてしまうことも考えられます。

この記事では、職業訓練を受講する前に行われる面接で、どのような質問をされるのかを回答例とともに解説します。加えて、逆質問をする際のポイントについても解説しますので、これから職業訓練を受けたいと思っている人は参考にしてみてください。

職業訓練の面接で見られているポイント

まず最初に、職業訓練の面接ではどういった観点で合否の判断をされるのかについて理解を深めておきましょう。

特に職業訓練の面接では、以下のポイントを見られることになります。

  • 真面目に授業に出席してくれるか
  • 学びたい理由が明確にあるか
  • 学んだことを活かして就職できそうか

これらのポイントを理解した上で、質問例と回答例をインプットしていくことにより、面接通過率を高められるでしょう。それぞれ詳しく解説します。

真面目に授業に出席してくれるか

職業訓練を受講する上では、受講者側は無料となっていますが、訓練を実際に行う学校側はどれだけの生徒に勉強を教えたかによってハローワークや国から評価をされることになります。そのため、受講者が途中で何人もいなくなってしまうような講義をしていると思われると、学校側は事業運営ができなくなることも考えられるでしょう。

こうした理由から、職業訓練生として受け入れる人にはできるだけ通い続けてもらい、スキルを習得してもらいたいと学校側は考えています。従って、面接では「この人は真面目に授業に出席してくれそうか」というポイントを特に重視して見極めを行います。

継続力や真剣さが面接の場で足りないと感じられると、見送りになる可能性が大きく高まってしまうと考えられますので、面接では真剣さをアピールすることは大前提となるでしょう。

学びたい理由が明確にあるか

職業訓練には数多くのコースが存在しています。数あるコースの中でもなぜうちのコースを選んだのかという理由については、ほとんどの面接で聞かれることになるでしょう。

この質問意図は、先ほどと同じく真剣さの見極めに繋がるだけでなく、今後のビジョンをどれだけ考えている人なのかを知るために聞かれます。

中には「就職をしたくないから」という理由や、「毎月10万円の給付金をもらえるだけもらいたいから」といった不本意な理由で職業訓練を受講しようと考える人も少なくありません。そうした人を合格にしてしまうと、真剣に学びたいと考えている人の悪影響となるため、面接の段階で選別されることになります。

学んだことを活かして就職できそうか

職業訓練を終えた後の最良のゴールは、学習した内容を活かせる仕事への就職となります。職業訓練校側もこのことを意識してカリキュラムを組んでいますので、職業訓練校で学んだことを活かして就職できそうな人かは重要な見極めポイントとなります。

仮に学習意欲が高かったとしても、就職の意識が低い人だと職業訓練校側の目的が果たせません。従って、面接の結果としては厳しいものになることが予想されます。

職業訓練の面接は、あくまでも希望するコースで職業訓練を受けられるかどうかがゴールになるものの、その先にある就職を意識できているかも重要である点をしっかりと認識しておいてください。

ここで解説したこと以外に、職業訓練の面接で合格するための対策をより万全にしたいという人は、以下の記事も参考にしてみてください。
職業訓練の面接で合格するための対策方法と受かる人の特徴

職業訓練の面接の質問と回答例

ここからは、職業訓練の面接でよく聞かれる質問と、その回答例を計10例解説していきます。ここで解説する質問例とその質問意図について簡単にまとめますので、気になる例文があればそこから解説を読み進めても大丈夫です。

質問例質問意図
質問1. 自己紹介をしてください基本的なマナーがある人か。どんな人物か
質問2. なぜ職業訓練を受講したいと思っているのですか?就職意欲や職業訓練が必要な理由はなにか
質問3. このコースを志望する理由は?学習意欲の高さや将来のビジョンは何か
質問4. 前職の退職理由は?モチベーションの変化や人柄はどうか
質問5. 訓練終了後はどうなりたいですか?就職意欲の高さはどれくらいか
質問6. 現在の就職活動の状況は?就職意欲の高さはどれくらいか
質問7. 訓練中に内定が決まったらどうする?職業訓練で学ぶモチベーションはどれくらい高いか
質問8. 面接に落ちた場合どうする?どれくらい学びたい学問/スキルなのか
質問9. コミュニケーション能力に自信はあるか?入学後に他の生徒とトラブルにならないか
質問10. 自己PRをしてください学習意欲の高さやコミュニケーション能力はどれくらいか

この10例について事前に準備しておくだけでも、職業訓練の面接の通過率を大きく上げることができるはずです。面接まで時間的に余裕がある人は、それぞれ自分なりの回答を準備しておくのがおすすめです。

質問1. 自己紹介をしてください

ほとんどの面接でまず最初に聞かれるのが、自己紹介です。自己紹介を聞く理由は、その人の性格や人柄に加えて基本的なマナーがある人かどうかを知るためです。特に適切な敬語表現ができる人かは注意深く見られる傾向にありますので気をつけましょう。

自己紹介については、特別なアピールをする必要はありません。基本的に自己紹介の回答内容によって面接の合否が決まってしまうようなことはなく、どちらかというとネガティブな要素がないかのチェックに活かされることが多いと考えられます。

また、面接での自己紹介については、プライベートの自己紹介とは異なり、趣味や特技などを事細かに話す必要はありません。仕事や学歴などの分野に絞って話すようにしましょう。目安としては、1分程度で簡潔に自己紹介をまとめられるかどうかがポイントになります。

質問1. の回答例

XXと申します。高校はXX高校、大学はXX大学をそれぞれ卒業しており、新卒では地域への社会貢献をしたいという軸で会社を選び、XX株式会社に就職いたしました。

2年ほど働いた後、別のスキルを学んでXX職に就きたいという気持ちが強くなり、会社を退職いたしました。現在はXX職に就くためのインプットをしていきたいと考え、今回職業訓練のXXコースを志望しています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

質問2. なぜ職業訓練を受講したいと思っているのですか?

実際のところ、職業訓練を受講しなくても就職をすることは可能です。そうした状況にも関わらず、なぜ職業訓練を受講しようとしているのかについては、多くの面接官が気になるポイントです。この質問では、職業訓練を受講したいという気持ちの真剣さが確認されることとなります。

「なんとなく受講した方がいいと思った」や、「ハローワークの人に勧められたから」などと受け身な価値観が垣間見える回答をしてしまうと、選考倍率が高いコースでの合格は難しいものとなるでしょう。

自分は将来どのような仕事に就きたいと考えていて、そのためにどういったスキルが必要だと感じているのかを言語化することができれば、自分から積極的に職業訓練を受けたいと考えているのかをアピールすることに繋がり、面接官からの好印象にも繋がるはずです。

質問2. の回答例

これからキャリアと真剣に向き合っていきたいと考え、まずは次に就職できた会社では腰を据えて長く働きたく職業訓練の受講を希望しています。

前職は2年程度で退職してしまったのですが、この経験を省みて、自分の性格を改めて分析してみたところ、前提となる知識がどれだけ持てているかで仕事への自信が変わり、ストレスの増減に影響してくることが分かりました。

言い換えると、これまでの自分の知識のインプットができていればできているほど、自信

持って楽しく日々の業務に向き合えるであろうということです。

職業訓練では実務にも活かせる実践的なスキルを学べると伺っています。数ヶ月間集中して学習することで、自分の自信に繋げ、実務経験を長く習得していきたいと考え、職業訓練の受講を希望しています。

質問3. このコースを志望する理由は?

職業訓練では様々なコースが開講されていますので、どうしてこのコースに応募したのかという理由も代表的な質問です。こちらも理由がふわふわしていると真剣さのアピールに繋がらなくなるため、面接対策では必ず考えておくようにしてください。

なお、コースを志望する理由については、変に職業訓練校側にこびを売るようなものにする必要はありません。「この学校の雰囲気がよかった」「見学に来た際にXXさんがよくしてくれたから」など、学校にフォーカスした理由だと、コースを志望する理由とは捉えられません。

あくまでも、そのコースを何故学びたいと考えているかに着目して回答していきましょう。

質問3. の回答例

次の就職先としては、ITエンジニアに関する仕事に就きたいと考えているためです。

既にITエンジニアは経験者が不足しており、日本全体として人材不足が嘆かれている仕事と聞いています。私もITサービスを普段から使っていますので、仕事としての将来性はもちろんのこと、ITに関わるものづくりに携わりたいという思いがあります。

ただ、どうしてもITエンジニアは未経験者でそのまま就職しても働けるか不安なため、このコースでまずは知識を深め、基本情報技術者試験の資格を取得した上で就職活動を勧めていきたいと考えています。本コースではその資格取得も目指せると伺い、志望しています。

質問4. 前職の退職理由は?

職業訓練のコースによっては、数ヶ月に渡って学校に通い続けて座学を学んでいかなければならないものもあります。そうしたコースの場合、特に継続力が生徒側に求められる要素となるため、前職を退職した理由を聞かれることがあります。

特に前職を数ヶ月で退職したような人だと、職業訓練もすぐに辞めてしまうのではないかという懸念に繋がるという点を意識しておきましょう。前職の経験年数が短い人は、継続力がない人と認識されないような伝え方をするのが重要です。

また、職業訓練の面接は就職面接とは異なりますので、ハラスメントや給料未払いなどの会社側が一方的に悪い場合、その理由をストレートに職業訓練の面接で回答しても問題ありません。ただし、前職を執拗に悪く言う発言をすると、人間性に問題があると考えられて見送りに繋がることがあるため注意してください。

質問4. の回答例

前職は自身のやりたいことと異なると感じたため退職いたしました。

入社前は自分でどんどん業績を上げていくような営業職が自分に向いていると考えていたのですが、実際に入社して働いてみると、自分が業績を上げるよりも誰かが業績を上げることをサポートする業務の方が向いていると感じました。

前職には異動制度がなかったため、一度会社を辞め、職業訓練で営業事務に必要なスキルを身につけて再就職したいと考えています。

質問5. 訓練終了後はどうなりたいですか?

質問意図としては、職業訓練終了後の就職意欲の確認となります。繰り返しになりますが、職業訓練は再就職を目標として行うべきものですので、その目標に沿った応募者かどうかを確認される質問です。

基本的には再就職をしたいと回答することが望ましいですが、事業を興したいなど自営業に関わることでも問題ありません。ただし、結婚や出産などのライフイベントの展望について聞かれているわけではない点には注意してください。

質問5. の回答例

訓練を終えたあとは、営業職として活躍できる仕事に就きたいと思っています。

私はこれまで正社員としての社会人経験がありませんので、ビジネスマナーや電話応対、オフィス系ソフトに対する知識などが浅いと考えています。これらのスキルは営業職として活躍していく上で必須と考えているため、こちらのコースで習得した上で就職活動を進めていきたいです。

質問6. 現在の就職活動の状況は?

就職意欲を聞く質問として、現在の就職活動の状況を質問されることもあります。基本的に職業訓練を受けようとする人は失業者のため、再就職先を見つけるためにやっていることがあれば伝えるようにしてください。

また、失業してからすぐに職業訓練に通おうとしている場合は、特に就職活動をしていないという回答をして問題ありません。ただし、失業から3ヶ月以上ブランクがあるにも関わらず、就職活動を何もしていないと回答するとネガティブな印象に繋がりかねないため注意してください。

質問6. の回答例

現在は就職活動の準備のために、様々なインプットをしている最中になります。

前職ではミスマッチを感じたため、まずは自分にはどんな仕事が向いているのかを知るために自己分析を行いました。また、ハローワークの方にも手伝ってもらい、興味のある業界の研究を実施し、ミスマッチをできるだけ減らそうと試みています。

現在はメーカーの事務職として働くことが自分に向いていると考えていますので、事務職として求められるスキルを職業訓練で習得できればと思っています。

質問7. 訓練中に内定が決まったらどうする?

職業訓練で学ぶモチベーションについて深掘りされる際に質問されることがあります。訓練中は基本的に平日の日中が全て埋まってしまうため、就職活動を進めることは難しいものの、人によっては訓練修了前に内定が出ることもあるでしょう。

これはどう答えるのが正解というものがない質問になるため、自分の意思を分かりやすくストレートに伝えて大丈夫です。なお、質問の意図がわからなければ面接官に「どういった意味のご質問でしょうか?」など聞き返しても問題ありません。

質問7. の回答例

職業訓練中は基本的に学習に集中していきたいと考えていますので、内定が出ることはあまり考えていません。ただ、ご縁があって内定がいただけるとなった際は、まず先方に職業訓練の修了まで入社を待って欲しい旨を打診します。

入社時期が遅らせられない場合は、大変申し訳ないのですが職業訓練を途中で終わりにさせていただきたいと思っています。しかし、繰り返しになりますが訓練期間中はどこかの求人に応募することは考えていません。

質問8. 面接に落ちた場合どうする?

本当にそのコースの学習をしていきたいのかの真意を見極めるための質問です。面接に落ちても、そのコースの勉強を独学でやるつもりということを伝えられれば、職業訓練を受講したいというモチベーションの高さのアピールに繋がるでしょう。

もし、面接に落ちたら就職活動をすると答えてしまうと、本当に学びたいと思ってはいないのではないかと考えられてしまい、モチベーションが低い人として印象づく可能性があります。

そのため、スタンスとしては面接に落ちてもその分野の勉強をするといったものを持っておくのが良いでしょう。仮に面接に落ちてしまったとしても、独学をしているかどうかは職業訓練校側に伝わることはありませんので安心してください。

質問8. の回答例

あまり考えたくないことではありますが、もしこの面接に落ちてしまった場合は、コースのカリキュラムで学ぶはずであった知識を独学でインプットしたいと思っています。理由としては、やはりITエンジニアに携わる仕事に就職したいといった思いが強いからです。

独学で勉強をすることはそこまで得意ではありませんので、エンジニアの友人にも声をかけながら知識の習得に努められればと思っています。

また、差し支えなければこのコースで使用する予定のテキストのタイトルをお教えいただくことは可能でしょうか?

質問9. コミュニケーション能力に自信はあるか?

職業訓練校では、10名前後のクラスメイトと一緒になって勉強を進めていくことになります。また、コースによっては数名のグループワークを行うこともあり、クラスメイトと適度な距離感でコミュニケーションできるかは重要な要素となってきます。

コミュニケーション能力に問題がある人が1人でもコースに入ってしまうと、その1人が原因でカリキュラムが上手く進められなくなってしまったり、周囲の生徒からクレームが出てしまったりすることがあるため、面接の時点でコミュニケーション能力について聞かれることがあるのです。

ここでいうコミュニケーション能力は、場を盛り上げたり、ユーモアのあるトークができたりすることではありません。集団生活の中で適切なタイミングで適切な会話ができることや、相手の話をしっかりと聞けるような傾聴力のことを指しています。

学生時代の時に使われる「コミュ力」とは異なる素養が必要となる点も合わせて覚えておきましょう。

質問9. の回答例

集団の中で協力して生活していくという分には、問題ないコミュニケーション能力があると思っています。

高校卒業後には1年間居酒屋でアルバイトをしていました。そこでは毎回3−4名ほどのバイト仲間と一緒に業務をしていまして、常にコミュニケーションは意識できていたと思います。

自分からその場を盛り上げるようなことは苦手ではありますが、複数人で協力していくために何ができるかを考え、適切な発言をすることには自信があります。

質問10. 自己PRをしてください

どれだけ本気で職業訓練を学びたいと思っている人なのかであったり、コミュニケーション能力が一定以上あるかを確認するために質問されることがあります。

自己PRとは自分のアピールポイント、つまり客観的に見て良い点を伝えることになりますので、自己紹介とは異なります。自分はどういったことができるのか、どんな点が強みなのかを端的に伝えるようにしてください。

もしアピールできるようなポイントがない場合は、真剣に職業訓練の受講を志望していることを伝えるのもおすすめです。基本的に面接では感情的になることは避けるべきですが、自己PRに限って言えばその限りではありません。

「自分はこういう強みがあるので、職業訓練を受講させて欲しい」と心から思っていることをアピールできるように準備しておいてください。

質問10. の回答例

私は継続力が強みです。一度やると決めたことに対しては全力で向き合い続けることができます。学生時代の話にはなりますが、大学1年から始めた家庭教師のアルバイトを、自分が受け持った生徒が卒業するまでの3年間やり続けた実績があります。

このコースでは平日毎日講義があり、それが3ヶ月続くと聞いています。私は自身の継続力を武器に学習を続け、ここで得た知識を就職活動に活かしていきたいと思っています。何卒よろしくお願いいたします。

職業訓練の面接で逆質問をする時のポイント

職業訓練の面接では、最後に面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。応募者側から面接官側に質問することを逆質問といい、比較的高い確率で逆質問を聞かれる傾向にあります。

ここからは、職業訓練の面接で促されることのある逆質問について解説します。

逆質問を一つもしないのは避ける

逆質問は総じて「何か質問はありますか?」という聞かれ方をします。文字通りに受け取れば、質問がない場合は「ありません」で答えてもいいと考えてしまうかもしれませんが、逆質問を一切しないことはおすすめできません。

相手に何かを聞くということは、自分が興味を持っているという証明になります。したがって、逆質問がないということは、職業訓練で学ぶことに対するモチベーションが低いのではないかと感じられてしまう可能性があるのです。

もちろん、とんちんかんな逆質問はイメージダウンに繋がる恐れもありますが、適切な逆質問を投げかけることができれば、自分の印象を良くすることはもちろん、職業訓練校に対する理解度を上げることにも繋がるでしょう。

合格後のイメージができる質問をする

自分にとってプラスな逆質問にするために、面接に合格した後のイメージができるような質問をしてみましょう。

  • 今からやっておけることはありますか?
  • 具体的に、修了生の就職先としてはどういったところがありますか?
  • カリキュラムのスケジュールを教えてください
  • 受講者の年齢としてはどういった構成になっていますか?
  • パソコンを持っておいた方がよいですか?

上記のような質問であれば、多くのコースで逆質問に使えるだけでなく、合格後のイメージを膨らませることに役立つのでおすすめです。

就職したい仕事に紐づけて話すのがおすすめ

よりモチベーションをアピールしたいのであれば、将来就職したいと思っている仕事に紐づけた逆質問をするのがおすすめです。

「将来XX職に就職したいと思っているのですが、具体的にXX職で活かせるようなスキルとしてはどういったものが学べますか?」などの逆質問であれば、コースのミスマッチが生じるリスクも減らせるでしょう。

就職したい仕事が具体的に決まっていないような人の場合は、自分のなりたい姿に近づけるかどうかという観点で逆質問をしてみてください。

職業訓練の面接でボロボロにならないためのコツ

職業訓練の面接は、全く準備をしないとボロボロで終わることも考えられます。ボロボロにならないためには以下のコツを試してみるのもおすすめです。

  • 職業訓練校の見学をしておく
  • 自己分析をする
  • ハローワークで面接対策をする

それぞれ詳しく解説します。

職業訓練校の見学をしておく

職業訓練校に応募する前は、興味のある職業訓練校に見学をしにいくことが可能です。模擬授業を受けるといったことはできませんが、職業訓練校の雰囲気を知ることができるため、面接に活かせるでしょう。

また、職業訓練校の見学に来たことがあるという事実だけで、モチベーションの高さをアピールすることにも繋げられます。見学をした学校に面接を受けにいく場合は、自己紹介や自己PRの回答をする際に、見学をしたことがある旨を合わせて伝えるのがおすすめです。

自己分析をする

職業訓練は、将来就きたいと思っている仕事に関係するコースのものを選ぶのが最適です。そのためにも、自分にはどういった仕事が向いていそうかを知ることが大切になりますので、自己分析をしておくと良いでしょう。

自己分析とは、今までの経験を棚卸しすることで長所と短所を自己認識し、自分に向いてる仕事の特徴を知る分析のことを言います。自己分析をすることによって、ミスマッチの少ない就職活動ができると言われています。

適切に自己分析を行い、向いてる仕事を特定した上で職業訓練のコースを選ぶことができれば、自ずとモチベーションの高さをアピールすることに繋がり、面接でボロボロになることを防げるはずです。

ハローワークで面接対策をする

ハローワークでは模擬面接のサポートをしてもらえますので、面接自体に慣れていない人は模擬面接で面接対策をしていくのがおすすめです。また、模擬面接をしている時間がないという場合は、面接のテクニックをハローワークの職員に聞くだけでも良いでしょう。

加えて、特にいきたい職業訓練校が決まっている場合は、その職業訓練校ではどういった質問がされるのかをハローワークの職員に聞いてみるのもおすすめです。全ての質問を教えてくれるということではありませんが、事前準備に役立つといった期待ができます。

職業訓練の面接でよくある質問

最後に、職業訓練の面接に関して良くある質問について解説します。

面接当日の流れは?

面接当日になったら、指定された場所に指定された時間で到着します。当日の交通機関の乱れも考慮し、指定時間の10分〜15分前を目指して出発するのが良いでしょう。

面接会場に着いたら、自分の名前が呼ばれるまで控室で待機し、呼ばれ次第面接が開始となります。面接は15分から20分程度と短い時間となっていますので、あっという間に終わったと感じることもあるでしょう。

面接が終わったら速やかに帰宅します。面接会場付近にい続けると、悪印象に繋がりかねませんので注意してください。

面接時の服装はどうすればいい?

職業訓練の面接は就職面接ではありませんので、スーツであることは必須ではありません。しかし、変に面接官に悪印象を与えないためにも、オフィスカジュアルのように清潔感のある服装を心がけてください。

Tシャツやジーパンだと、就職に対して意欲が低いのではないかと感じられてしまうこともあるため、不安な人はスーツでいくのも良いでしょう。

まとめ

職業訓練の面接でよく聞かれる質問を10選にして回答例とともに解説しました。職業訓練の面接は30分未満で行われる短い面接のため、この全てが聞かれるということではありませんが、事前に全ての回答を考えておくだけでも合格率を高められるでしょう。

また、どうしても面接が不安という場合は、ハローワークの職員と模擬面接をしておくのもおすすめです。ここで面接対策をしておけると、就職活動をする際の面接対策にも役立てることができます。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ゼロフリ」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター