
向いてる仕事がわからないと悩んでいる人は多くいて、その内のほとんどは向いてる仕事がわからない理由からそもそもわかっていない傾向があります。
今回は、向いてる仕事がわからなくなる理由や、適職診断や性格診断、心理テストであるエニアグラムやホランド理論や、向いてる仕事、やりたい仕事の探し方も紹介します。就職や転職の参考にしてください。
この記事を監修している就職支援会社ジェイックは、自分に向いてる仕事を見つけるためのキャリアカウンセリングや、若者が就職を成功させるためのノウハウを教える相談会を開催中です。向いてる仕事を見つけて、より良い社会人生活を過ごしたい場合は、下のボタンより相談してみてください。
⇓⇓学生の方はコチラ⇓⇓

この記事の目次
向いてる仕事がわからない理由は何なのか

向いてる仕事の定義は人それぞれですが、ここでは「自分が満足できる仕事」とします。向いてる仕事に就職している人は、仕事での困難を「やりがい」としてとらえることができます。
しかし、今の仕事は向いていない、向いてる仕事がわからないと思っていると、仕事上の困難は単なる「嫌な出来事」としかとらえられません。
特に若いビジネスパーソンは経験が少なく、今の仕事が自分に向いてる仕事かどうかの判断がつきづらい場合もあります。まずは向いてる仕事がわからなくなってしまう理由から一緒に考えて、向いてる仕事を見つけていきましょう。
スランプに陥っている[理由1]
今の仕事は順調でしょうか?順調で社内での評価や成績が上がっているときは、向いてる仕事がわからないとは思いません。仕事は好きだが、同僚と比べてうまくいっていない、評価がされないなどと思っている場合はスランプの可能性があります。
しかし、仕事自体にもやりたくない、向いていないと思ってしまっている場合は注意が必要です。あなたの無意識にある本来のやりたいことから、ずれてしまっているかもしれません。
自分の好きなことがわからない[理由2]
あなたは何をするのが好きですか?この人生で何を成し遂げたいですか?この質問に答えが詰まるようでしたら要注意です。
好きなことをするためには、人生で成し遂げたいことをするためには、どんな仕事が向いてるのか?という考え方も、仕事選びで大切な考え方の一つです。
しかし、仕事に忙殺されてしまって、自分の時間が取れなかったり、上司や同僚に認められようと自分の気持ちを置き去りにしていることで、自分は何をすることが好きなのか、わからなくなってしまう人もいます。
自分の才能がわからない[理由3]
自分の才能や強みを、明確に認識しているでしょうか?なかなか自信が持てない日本人は多いです。自分の才能や強みというのは、自分で意識しなくても行動できることに表れています。
- とっさに上手くできてしまうこと
- 自分にとっては普通にできるのに、他人はなかなかできないこと
- 無意識でやったことなのに褒められたこと
すごく小さな規模で良いので、以上のような経験を思い出してみましょう。他人にとってはできないけど、自分はカンタンにできてしまうことが、あなたの強みや才能に結び付いています。
しかし、そのような経験が思い出せない、わからない状態は、自分への自信を失ってしまって、向いてる仕事もわからないと考えてしまうことにつながります。
世の中にある職業がわからない[理由4]
世の中には、膨大な数の職業があります。厚生労働省所轄の独立行政法人「労働政策研究・研修機構」の調査では、約17,000種類以上の職業が掲載されています。
職業自体を知らないことが原因で、向いてる仕事がわからないと考えてしまうことも多くあります。自分の好きなことや才能のことを意識して、向いてる職業を探していくことが必要です。
⇓⇓学生の方はコチラ⇓⇓

向いてる仕事と好きな仕事の優先度

向いている仕事と好きな仕事は、どちらを優先すべきなのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
向いている仕事のメリット・デメリット
向いている仕事のメリット・デメリットをご紹介します。
向いている仕事のメリット
向いている仕事をするメリットとしては、以下があります。
- 仕事を覚えるのがスムーズ
- 周囲から評価されやすい
- 手ごたえややりがいを感じやすい
- スキルアップや知識の吸収が早い
- 将来的に転職もしやすい
向いている仕事をするということは、自分に適性のあることをやるということですから、ほとんどの場合、人よりも仕事を覚えるスピード早くなるでしょう。仕事で成果もあげやすくなるため、職場ではよい評価を受けて働きやすくなる可能性が高まります。自分としても、仕事のやりがいを感じやすいでしょう。
スキルや知識を蓄えるスピードも早くなるため、同じ仕事をしていてもそこから吸収するものが多くなり、働く時間を有意義なものにできます。将来転職を考えたときも、それまでの実績や経験を活しやすくなるため、選択肢が広がることが考えられます。
向いている仕事のデメリット
向いている仕事をするデメリットとしては、以下があります。
- 本当にやりたい仕事ではないこともある
- 成長へのモチベーションが低くなることがある
- 頼りにされすぎて疲弊する可能性がある
- 職場環境によっては活躍しにくいことがある
- 向いている仕事が高収入とは限らない
まず、向いているからといって、その仕事が自分が本当にやりたいことであるとは限りません。また、ある程度器用にできることから「もっと仕事ができるようになりたい」というモチベーションが低くなるケースもあります。
向いているということはほとんどの場合仕事ができることとイコールですから、職場環境によっては忙しくなり、残業などが続き疲れてしまうこともあり得ます。また、いくら向いている仕事であってもブラック企業などであれば仕事にストレスを感じたりすることがあるほか、向いている仕事だからといって必ずしも給料がよいとも限りません。
好きな仕事のメリット・デメリット
好きな仕事のメリット・デメリットをご紹介します。
好きな仕事のメリット
好きな仕事をするメリットとしては、以下があります。
- 仕事が楽しいと感じやすい
- 大変なことがあってもがんばれる
- デメリットも気になりにくい
- 仕事が生きがいになりやすい
- 積極的に学ぶ姿勢を持つことができる
好きな仕事をする最大のメリットは、仕事に対して楽しいという気持ちを持ちやすいことです。多少大変なことやつらいことがあっても、前向きにがんばれるでしょう。また、勤務時間が長い、給料が安いなどのデメリットがあっても、好きという気持ちがカバーできることもあります。
好きな仕事に就けることは多くの場合、その人の生きがいとなるでしょう。仕事に関する知識や業界のニュース、競合他社などについても、積極的に学ぼうとする気持ちが起きやすくなります。
好きな仕事のデメリット
好きな仕事をするデメリットとしては、以下があります。
- 「やりがい搾取」になる可能性がある
- がんばりすぎて体調を崩すリスクがある
- 入社後にギャップを感じやすい
- 自分が活躍できるとは限らない
- 挫折したときのショックが大きい
長時間労働や低賃金、パワハラなどがある劣悪な環境で従業員を働かせ「好きなことができているんだからいいだろう」という会社も存在します。いくら好きな仕事だからといって、そういった環境で無理をして働き続けていると、体調を崩してしまう可能性もあり得ます。
また、好きな仕事であっても、自分が思っていたのとは雰囲気や仕事内容が違うことは十分にあり得ます。好きな仕事が必ずしも自分に適性があるとも限らないため、仮にその仕事に就けたとしても成果をあげられず、やがてつらくなってしまうこともあるかもしれません。
結論:「向いている」と「好き」を上手に使い分けるべき
「向いている」と「好き」を、仕事選びにおいて使い分けてみることをおすすめします。たとえば、まずは向いている仕事を収入を得る手段として本業にして、好きなことは副業からスタートすることもできます。
最初は思い切って好きな仕事にチャレンジしてみて、そこでうまくいかなければ向いている仕事にシフトチェンジする、と決めておくのもよいでしょう。
また、たとえば「細かい作業は苦手だがゲームが好き」なのであれば、ゲーム会社に応募し、開発職ではなく総合職でエントリーするという方法もあります。「向いている」「好き」のどちらかだけで決めるのではなく、自分のなかでメリット・デメリットを検討したうえで仕事選びをしましょう。
向いてる仕事がわからない時の対処法7選

いよいよ本題ですが、自分の向いてる仕事がわからない時はどうすればよいのでしょうか。ポジティブにとらえると、向いてる仕事が分からないことに悩んでいる状態は、人生の転機である可能性もあり、自分について深く考えるチャンスでもあります。
自分について深く考えていくことで、向いてる仕事を本質的に探して、ステップアップすることができます。
逆に、今の仕事が向いてないと思いながらも、自分の気持ちに蓋をして、向いてる仕事がわからないまま仕事を続けると、充実した人生を過ごすことは難しいでしょう。充実した社会人生活を過ごすためにも、自分と向き合い、向いてる仕事を見つけるための具体的な対処法について、代表的なものを7つ紹介していきます。
人生の目的を考えてみる [対処法1]
仕事は人生の大きな時間を占めますが、仕事自体は生きる手段でしかなく、人生の目的でありません。向いてる仕事がわからない人は、仕事そのものが人生の目的になっていませんか?
あなたは自分の人生を、どんな風に過ごしたいのでしょうか?何をしていたいのでしょうか。家族と過ごすこと、仲間と遊ぶこと、好きな趣味に没頭するためなどに人生はあります。
自分の人生の目的となることが何なのか、自分自身に問いかけていきましょう。人生の目的から考えることで、仕事に求めることや、向いてる仕事に必要な要素がわかってきます。
未来の教育に貢献したいとか、社会に名を残す人になりたいなど、壮大なテーマを掲げる必要はありません。自分自身がどうなりたいのかを、素直に考えてみましょう。
自分の好きなことを考えてみる [対処法2]
人生の目的について考えよう!といきなり言われても、考えるのが難しいようであれば、好きなことから考えていきましょう。人と話すことが好き、分析したり考えることが好き、マイペースな時間が好き、様々な好きなことがあると思います。
ノートなどに箇条書きしていくのがよいでしょう。自分の本当に好きなことと仕事が一致すると、働く時間がとても楽しいものになります。
自分は何が得意か考えてみる [対処法3]
向いてる仕事がわからないなら、向いてることの前に、得意なことを考えてみることも重要です。人によっては好きなことと得意なことが一致していない人もいます。そんなに好きではないけど、なぜかうまくできてしまうことはありませんか?
好きでなくても得意なことを仕事にすることで、長く働いていく間に仕事が好きになることもよくあるケースです。
逆に好きだけど得意でないことを仕事にする場合は、最終的に向いてない仕事になる場合もあり、注意が必要です。
向いてないことを明確にする [対処法4]
好きなこと、得意なことがわからない場合、自分の苦手なこと、向いてないことからはっきりさせていく方法もあります。これまでに経験したアルバイトや仕事で、向いてないなと思ったことを思い出して、ノートに書き出していきましょう。
得意なことと苦手なこと、向いてることと向いてないことは表裏一体な場合もあります。
具体的な職業を調べる [対処法5]
先ほどもお伝えしたように、世間にどんな仕事があるかわからないから、向いてそうな仕事すらわからない人も多いです。そのような方は、世の中に存在する職業を調べていくことで、自分に向いてそう、やりたいと思える仕事を探していく方法をオススメします。
企業名を知っていても、仕事内容まで見えないことも多々あります。インターネットや書籍で情報を集め、自分の興味が出る業界、職種から調べていきましょう。ワクワクするような感覚があれば、やりたい仕事や向いてる仕事の可能性があります。
総務省の「日本標準職業分類」や厚生労働省の「厚生労働省編職業分類」が参考になります。
参考: 「日本標準職業分類」 「厚生労働省編職業分類」
適職診断や就職カウンセリングを受けて向いてる仕事を探す [対処法6]
これまでお伝えしてきたように、自分と向き合う自己分析は効果的ですが、難しそうでなかなかヤル気にならないという人もいます。
気軽に自分に向いてる仕事を調べたい場合は、WEBサイト上にある適職診断もおすすめです。質問に直感的にチェックしていくことで、自分に向いてる仕事を提案してくれます。
また、就職支援会社が無料で行っている就職カウンセリングは第三者視点で、向いてる仕事を見つける支援をしてくれます。適職診断や就職カウンセリングの活用方法について紹介している記事をご紹介しますので、参考にしてください。
向いてる仕事がわからない状態から脱出するには、プロの力を借りることも重要です。私たちジェイックでは、若者向けに無料の就職カウンセリングや相談会を提供しています。自分に向いてる仕事に就職して、充実した生活を過ごしたい方は、気軽に相談しに来てください。
性格診断を受けてみる [対処法7]
向いてる仕事を探す前に、自分の性格をわかっておくことは重要です。
しかし、自分の性格は自分ではわかりづらいものです。特に潜在意識とよばれる無意識の領域は、自分自身で認識することができません。そんな時は性格診断を活用することが有効になります。性格診断をした上で、出てきたタイプを参考に、自分で深掘りしていきましょう。
非常に有名な性格診断である「エニアグラム」と「ホランド理論」について、この後紹介していきます。
エニアグラムで生まれつき持っている性格を知ろう!

エニアグラムとは、個人が生まれつき持っている性格を9つのタイプに分類するものです。エニアグラムという言葉は、ギリシャ語で「9」を意味する「エネア」と「図」を意味する「グラム」の造語で、2000年以上の歴史があります。
生まれ持った性格を9つのタイプに分け、それぞれの思考や行動、強みや苦手なことを教えてくれます。自分の生まれ持った性格のタイプを知ることで、向いてる仕事を探す強力な助けになります。タイプ別に紹介していきましょう。
完全主義者
完全主義者は野球のイチロー選手のような、目標達成のために驚異的な努力をするタイプで、以下のような特徴があります。
- 自分に厳しい
- ストイックな努力家
- 行動力がある
- 使命感がある
- 強い目的意識がある
- 本能と情熱がある
完全主義者は自分のストイックさゆえに、さぼっている人を許せないことがあります。楽天的な要素を取り入れ、自分とは違う意見や考えを受け入れることがポイントです。
努力家であり目的意識も強いので、地道な勉強が必要なエンジニア職などが向いている仕事である傾向があります。
献身家
献身家は人に対する思いやりがあり、人との関わりやコミュニケーションを大切にするタイプです。
特徴は以下の通り、自分ではない他人に意識を向けるものが多いです。
- 対人関係を大切にする
- 他人のために自分を犠牲にできる
- 他人のために尽くす
- 他人の人生に積極的に関わる
- 他人のために動きすぎて、自分がわからなくなる
- おおらかな性格
献身家は尽くすタイプなので「この人は私がいなかったら大変!」と思って行動できる人です。他人のために頑張るような、アシスタントする職業やサポートを行う業界が向いてる仕事の可能性が高いです。
ただし、自分の許容範囲を超えてしまうと急にわがままになったりします。献身家は自分自身と向き合うことで、真価を発揮します。
達成者
達成者はApple社のスティーブ・ジョブズ氏のように、偉業を成し遂げて大成功するタイプです。
以下のような、パワーあふれる人が多いです。
- 目標達成しながら人生を生きる
- 成功するための手段を択ばない
- 尊敬されることが多い
- 自分の能力を伸ばすことの大切さを知っている
- 他人の才能を引き出すことに喜びを感じる
- 「何者かわからない」と言われることを嫌う
実は達成者は自分の中に弱みを抱えていて、自分の弱みがばれて人から嫌われることに不安を感じています。そのため、ビッグマウスになったり自分を大きく見せようとすることがあります。達成者は堅実的に考え行動することでバランスがとれるようになります。
芸術家
芸術家はマイケルジャクソンのように特別な才能を持っている繊細な人です。
以下のような特徴があげられます。
- 自分は特別だと思っている
- 自分を理解してくれる人と過ごしたい
- 自分の世界観を持っている
- 繊細で直感的
- 自己評価は常に低い
- 人と違うこと、自分のダメな部分を意識してしまう
芸術家タイプは自分には才能があると信じながらもその才能に不安を感じています。普段から自分に才能があると信じている分、自分がダメだとわかったときは激しく落ち込みます。目標をもって確実に進んでいく完全主義者の要素をもつと才能が開花します。
観察者
観察者は自分が興味をもったものをとことん調べて研究するタイプです。観察者の特徴は以下の通りです。
- 世界とつながるために知識を得たい
- 理論的に説明したい
- なぜそうなっているのか気になる
- 自分に自信がない
- 集中力がある
- 小さなことで幸せを感じられる
観察者は知識量で自分のポジションを保つことがあります。周りから見ると博学で、何でも知っているように見えます。ですが、知識武装するのは自分の自身のなさからくるものです。
知識量を持ちながらも人とのコミュニケーション力がつくと大きな力を発揮します。
堅実家
堅実家は社交的で誰からも好かれるトゲのないタイプの人です。堅実化の特徴は、まさに角の立たない人間です。
- 周りに気を配る
- 律儀で丁寧
- 社交的
- ひとりでは挑戦しない
- 決断力がない
- 長いものに巻かれる
堅実家は周りに気を使います。誰からも嫌われないポジションを保っていますが、それは人から裏切られることの不安からくるものです。自分が楽しめるもの、気分が良くなることにも目を向けることでバランスがとれるようになります。
楽天家
楽天家は文字通り楽天的で、問題が起きても「まぁどうにかなるよね!」と明るく元気で前向きなタイプです。
以下のように、ポジティブな特徴を多く持っています。
- 楽しいことが好き
- いろんなことに手を出しすぎる
- 頭の回転が速い
- 楽観的
- 自分が何をすべきかわからなくなる
- 現実的
楽天家は楽しいことを基準に行動するので、過去にやると言っていたことをやっていなかったり、今を楽しむことに重点を置くので、気をつけないと人から信用を失うこともあります。
特に完全主義者とのつきあいは要注意です。やりたいことが多いのは良いことですが、どれも中途半端で終わることもあります。冷静に分析すること、1つ1つをきちんとやることで大きな成果をあげるタイプです。
統率者
統率者はドラえもんのジャイアンのような人で、リーダーシップとカリスマ性で回りを引っ張るタイプです。
- リーダー性がある
- 自分の力を高めたい
- 挑戦が楽しい
- 周りの人を守る
- 個人主義
- 人にコントロールされたくない
統率者は強い自分であることに価値を感じ、弱者を助けようとします。人情味が厚く、涙もろい一面もあります。
ただし、リーダーシップと仲間を大切にする思いが一方通行になることがあるので注意です。人の立場に立って、想像してみることで持ち前のパワーを発揮します。
調停者
調停者はおだやかでのんびりしていて、癒し系の人です。特徴としては、献身家と少し似ています。
- 人を支えるのが好き
- 流れに身を任せる
- マイペース
- 争いを好まない
- 自己主張が苦手
調停者は変化を好みません。今の自分の状態の維持が大切で、自分の中にない考え方を強要されると去っていきます。うまくいっているときは良いですが、うまくいかなくなったときに過去の自分の経験からしか情報を取り出せないことも多く、行き詰ってしまうこともあります。
ときには目標をもって、他人の意見を聞いてみる柔軟さが成長をもたらします。
また、調停者のようにマイペースな人には、実は様々な職業が向いている可能性があります。以下の記事では、マイペースな人に向いてる仕事についてまとめてあります。
マイペースをさらに分解して、細かく解説しているので、自己分析の参考にもしてみてください。
ホランド理論で向いてる仕事を診断

ホランド理論とは、アメリカの心理学者であるジョン・L・ホランドが提唱した、適職を診断するための理論です。
働く人のパーソナリティ(性格の特徴)を6つの典型的なパターンに分類しています。具体的には、以下の6パターンに分類します。
- 現実的
- 研究的
- 芸術的
- 社会的
- 企業的
- 慣習的
の6つのパターンに分類します。このパターンは、生まれつきの性格や、子供のころからの環境による価値観、出会った人や受けた教育によって形成されています。
エニアグラムよりも、後天的な要素も多く含まれ、向いてる仕事を考える上ではより実践的な理論といえるでしょう。
向いてる仕事とやりたい仕事のどちらを優先するか

向いてる仕事とやりたい仕事はどちらを優先する方が良いのでしょうか?向いてる仕事をするメリットとデメリットを見てみましょう。
メリット:向いてるので仕事の成果が出やすく評価されやすい
デメリット:仕事はできてもやりたいこととは限らない
ただ、向いてる仕事は成果が出やすいので楽しくなり、いつの間にか「やりたい仕事」になっていることも多いです。やりたい仕事のメリットとデメリットは、例えば以下のようなものです。
メリット:やりたいことをやっている充実感がある
デメリット:やりたい仕事が適職とは限らない
もし明日あなたが死んでしまうとしたら、やりたい仕事をやった方が良いでしょう。
ですが、あなたはまだ若く、今後の人生は長いです。やりたい仕事が適職でない場合は仕事を嫌いになってしまうリスクもあります。
結論をいうと、向いてる仕事とやりたい仕事それぞれにメリットとデメリットがあるということです。この記事では向いてる仕事について解説してきましたが、「自分のやりたい仕事がわからない」「自分がやりたい仕事を知りたい」という人は、以下の記事でも紹介しているので参考にしてみましょう。
あなたのやりたい仕事の見つけ方を解説しています。