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職業訓練受講給付金がもらえない?厳しい審査の条件や給付のメリット・デメリットを解説

職業訓練給付金がもらえない? 厳しい審査の条件や落ちた事例を解説

職業訓練給付金の厳しい審査に落ちてしまい、給付金をもらえない人は多くいます。

たしかに、職業訓練給付金の審査は厳しく、なかなか通過できないことがあります。しかし、審査の詳細や、審査に落ちてしまう理由をあらかじめ知っておけば、審査を通過する確率を上げることはできます。

この記事では、職業訓練給付金の審査に関するさまざまな情報と、実際に審査に落ちてしまった事例を紹介します。そのうえで、職業訓練給付金を受給するメリットやデメリットを解説するので、受給するか迷っている方も参考にしてください。

記事のPoint
  • 職業訓練給付金とは、条件を満たす人が職業訓練に通いながら10万円が支給される制度
  • 職業訓練給付金がもらえない理由として最も多いのは、失業手当を受け取っている場合
  • 職業訓練給付金はもらえなくても、失業手当を得ながら職業訓練を受けることは可能
  • あらかじめ「職業訓練給付金をもらうための審査基準や条件」を把握しておこう

職業訓練給付金がもらえない場合がある

職業訓練給付金がもらえない場合がある

職業訓練給付金がもらえない理由として最も多いのは、失業手当を受け取っている場合です。

失業手当と職業訓練給付金は、同時に支給されない決まりになっています。したがって、失業手当が給付される最大1年間は、職業訓練給付金がもらえないということになります。

ただ、失業手当をもらっているからといって、職業訓練を受講できないわけではありません。職業訓練給付金がもらえないだけで、失業手当を受け取りながら職業訓練を受けることはできます。

また、フリーランスの方で、そもそも失業手当の受給資格がない場合は、職業訓練給付金の受給対象者になるので、ハローワークに求職の登録をすれば、職業訓練給付金の審査を受けることができます。

職業訓練給付金とはそもそも何?

職業訓練給付金は、職業訓練を受講しながら、国から支給される給付金のことです。

ここからは、職業訓練給付金について詳細を紹介します。

職業訓練給付金の概要

職業訓練給付金とは、簡単に言えば「規定の条件を満たす人が職業訓練に通いながら10万円が支給される」制度です。

職業訓練は、就職に必要なスキルや資格を習得するための公的な制度で、正確には「公的職業訓練」といいます。また、「ハロートレーニング(ハロトレ)」の愛称で呼ばれることもあります。

職業訓練給付金は、そもそも訓練受講中の求職者の生活を支援するために立ち上げられた制度で、訓練中の経済的困窮者を減らすもので、月額10万円が支給されます。また、条件はありますが、職業訓練所までの交通費も支給されます。

このように、職業訓練給付金は求職者にとって大きなメリットがある制度です。職業訓練給付金についての知識を増やし、賢く利用してください。

職業訓練の種類

職業訓練には、公共職業訓練(離職者訓練)と求職者支援訓練の2つがあります。

この2種類の訓練は、対象者や訓練期間、訓練コースが違いますが、どちらも無料で受講することができます。また、どちらも職業訓練給付金は支給されます。

種類1.公共職業訓練

公共職業訓練は、主に雇用保険を受給している求職者を対象にした職業訓練です。雇用保険を受給しているのは、正社員などのフルタイム労働者、一部のパートタイム労働者となります。

訓練コースは、ものづくり系の科目が充実しています。具体的には、機械・建築・造園・電気・塗装・印刷・ファッションになります。訓練期間は課目によって異なりますが、2ヶ月~2年となっており、入校時期は1月、4月、7月、10月です。

また、民間の機関に委託された「委託訓練」があり、科目が異なります。こちらではJAVA、WEBデザイン、介護、財務、貿易など、専門的な技能を学ぶことができます。訓練期間は3ヶ月~2年となっており、入校は毎月受け付けています。どちらの訓練も無料で受講できますが、テキスト等は自己負担になります。

種類2.求職者訓練

求職者訓練は、正しくは「求職者支援制度」といいます。職業訓練給付金が支給されるのは、こちらの求職者訓練です。離職しても雇用保険を受給できない人や、収入が一定額以下の人を対象にしています。

主な対象者は、フリーランス・自営業を廃業した人、雇用保険の受給が終了した人、一定額以下の収入で正社員を目指している人になります。

主な訓練科目は、ビジネスパソコンやオフィスワークといった基礎的なものから、WEBアプリ開発・JAVAプログラムのIT科目、DTPクリエイター・WEBデザイナーのデザイン科目、医療事務、介護福祉などと多岐にわたります。

また、給付金の支払い要件を満たさない場合でも、無料の職業訓練を受けることはできます。

職業訓練給付金をもらうための審査は厳しい?

自分がやりたい仕事に就いて学びながら給付金をもらえるのは、大きなメリットです。ただし、誰にでも支給されるわけではありません。職業訓練給付金の審査は厳しいといわれています。

ここでは、職業訓練給付金の審査について紹介していきます。

事前審査に厳しい条件あり

職業訓練や職業訓練給付金は、まず申し込むときに審査があります。とりあえず申し込んでおこう、というのはできません。ハローワークで受講、受給の相談をし、相談員が「本当に受講する必要がある」と判断して、はじめて申し込むことができます。

まず、就職意欲があるかどうかを判断されます。「とりあえず資格を取得したい」「ただお金がほしい」では事前審査で弾かれます。

また、希望職種と受けたいコースがマッチしているか、スキルや資格を習得済みではないか、授業についていけるか、といった点が判断されます。

さらに、相談当日に申し込めるのはレアケースなので、何度もハローワークに足を運ぶ必要があることも覚えておきましょう。

職業訓練給付金の受給条件

厳しいといわれている職業訓練給付金の受給条件を紹介します。

  • 本人の収入がつき8万円以下
  • 世帯全体の収入が月25万円以下
  • 是泰全体の金融資産が300万円以下
  • 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
  • すべての職練実施日に出席する
  • 世帯の中で同時にこの給付金を支給して訓練を受けている者がいない
  • 過去3年以内に、偽りその他不正行為により特定の給付金の支給を受けていない

以上、7つの条件をクリアしなければなりません。

注意すべきは、2番目の「.世帯全体の収入が月25万円以下」。これは、別世帯でも住所が同じ場合、収入を含めて計算するケースがあります。

たとえば、世帯分離をしている場合は要注意です。たとえ自分の収入が8万円以下でも、同じ住所に住んでいる親が16万円以上の収入を得ている場合、この条件に引っかかって給付金を受給することができなくなります。

審査通過後も定期的な続きが必要

一度審査をクリアすれば、訓練期間を通して職業訓練給付金が支給されるわけではありません。収入や資産に変化があれば、受給要件を満たさなくなるケースもあり、その場合は受給資格を失うことになります。

訓練期間中は、毎月1回審査が行われます。アルバイトやフリーランスで収入があった場合や、同居している家族に収入があった場合など、毎回チェックされることになり、その審査をクリアして、毎月の給付金が支払われます。
したがって、どこかで受給条件を満たさなくなると、以降の給付金を受け取ることができません。
また、この際、職業訓練に遅刻・欠席していないかもチェックされます。やむを得ない理由以外での遅刻や欠席が一度でもあると、審査に落ちてしまいます。

一度審査に落ちてしまうと、すぐに再審査を申請するのが難しくなります。収入が増える分には、生活上問題ないのですが、遅刻や欠席で受給できないとなると苦しくなりますので注意してください。

職業訓練の事前審査に落ちた人の例

それでは、ここからは職業訓練の事前審査に落ちた具体例を紹介します。

落ちた例1.実家暮らし

まず、上記で紹介したように、同居の家族がいる場合です。家族の収入も含めてチェックされるので、給付金が支給されないケースが多くあります。

親と同居していると1家計で見られる

職業訓練給付金の審査で落ちる理由で一番多いのが、世帯収入で引っ掛かるケースです。収入に関する条件は「自分の月収入が8万円以下」「世帯収入が月25万円以下」です。

世帯収入とは、一緒に暮らしている配偶者、両親、兄弟などの収入も合算した収入をいいます。たとえ自分の収入が8万円以下であっても、世帯収入が25万円を超えてしまうと、事前審査で落とされてしまいます。

また、一人暮らしをしている場合でも、住民票を移していない場合は気をつけてください。同居していなくても、住民票が家族と一緒だと、家族の収入が審査に影響することもあります。職業訓練給付金の審査を受けようと思っている人は、とにかく早く住民票を移しておいてください。

金融資産も世帯単位で計算

条件には「世帯全体の金融資産が300万円以下」というものもあります。ここでいう世帯全体も、前記した世帯と同じなので気をつけてください。

金融資産とは、外貨を含む現金・預貯金、外国株を含む株式、債権、投資信託、生命保険などが含まれます。したがって、同居している家族の金融資産の額をしっかり把握しておくことが重要になります。

家族間であっても、なかなか資産の話題にはなりにくいものです。とくに、長期で保有している株式や投資信託の場合、思いがけず利益が出ているケースもあるので、漏らさずチェックしてください。
また「現在住んでいる所以外に土地・建物を所有していない」という条件もあるので、気をつけてください。たとえば自身の知らないところで、親が土地を生前贈与していたり、名義を変更していたりしていないか確認してください。

世帯分離をすることで受給可能に

同居しながら、家族間の世帯を分けることを世帯分離といい、世帯分離をすることで住民票の世帯も分けることになります。世帯分離をすれば、職業訓練給付金を受給することができる可能性があります。
ただ、最近では世帯分離していても、同居している場合では受給できないケースの方が多いのですが、それでもハローワークによっては世帯分離をすることで、受給できるようになることもあります。

住民票を移すなら、同居をやめて一人暮らしをする方が確実です。一人暮らしであれば、世帯収入は自分の収入だけで計算されるので、職業訓練給付金を受給できるようになります。
ただし、世帯分離をする、住民票を移す場合、申請の直前にこれを行うと、給付金目当てと判断されて審査に落ちるケースがあります。給付申請を考えている人は、なるべく早く世帯分離をしておいた方が良いでしょう。

世帯分離を偽装するとバレる?

世帯分離の話をすると、実際には世帯分離をしていないのに、世帯分離をしていると嘘をつく人が必ず出てきますが、これは絶対にやめておいてください。

ハローワークの審査では、必ず住民票をチェックされます。そうなれば世帯分離しているかしていないかはすぐにわかります。

虚偽の申請を行うと、今後いずれの給付金を受給することが困難になります。職業訓練給付金だけでなく、たとえば介護給付金や生活保護なども、申請が下りなくなる可能性が高まります。
また、審査前にバレてしまえばまだいいのですが、万が一、虚偽の申請書が提出されてしまうと犯罪になるリスクがあります。たとえ、まだ給付金を受け取っていなくても、申請するだけで詐欺罪に問われて罰金を払う必要が出てくる可能性がありますので、絶対に虚偽の報告はしないでください。

落ちた例2.アルバイトをして対象から外れた

受給対象から外れてしまうケースの1つに、アルバイトやパート、フリーランスの仕事をしてしまったというケースがあります。

1カ月以上勤続すると雇用保険加入者に

審査前にアルバイトをしていても、月収入が8万円以下なら受給対象になります。また、職業訓練中もアルバイトやパート、フリーランスの仕事をすることはできます。
ただし、職業訓練中に「自分の月収入が8万円以下」「世帯収入が月25万円以下」の条件を満たさないと対象から外れてしまいます。
また、「1カ月以上継続勤務」すると、雇用保険に加入しなければならなくなります。雇用保険に加入すると、それがアルバイトでも「就職した」とみなされてしまい、対象から外れることになります。
ただ、実際に職業訓練に通い出すと、約6時間の講義に加え、さまざまな課題が出されます。勉強についていけるように予習・復習も必要ですし、資格を取得するなら試験勉強も必須です。その間に就職活動もしなければならないので、アルバイトをするにしても、賢く両立できるように注意してください。

週に20時間働いた場合も同様

雇用保険に加入する条件は、上記以外にも「週20時間以上働く」というものがあります。週20時間以上働くと、雇用側に雇用保険加入の義務が生じるので、たとえ雇用側に「職業訓練給付金を受け取るために加入しないでほしい」といっても通用しません。
また、フリーランスの仕事や、メルカリやヤフオクなどの売買収入の場合、それが一時的であれば収入には含まれません。ただし、毎月でなくても、ある程度定期的に行っている場合は収入に含まれるケースもあるので注意してください。

アルバイトなどで収入があった場合は、必ず認定日に報告しましょう。後でバレてしまった場合、虚偽申請になる可能性もあるので、注意してください。

1日4時間以上働くとその日の受給権利がなくなる

勤務時間が4時間を超えるアルバイトをした場合、実際に働いた日の給付金の支給が延長されるので、気をつけてください。

この場合、支給が延長されるだけで、実際に受け取れる金額は同じです。ただ、支給が延長されて実際に受け取る日が受給終了日より後の場合は、延長分は受け取れなくなります。

労働時間や労働期間に気をつけるだけでなく、給付金の受給期間にも気を配っておきましょう。

隠れてバイトをするとバレる?

こうしたことを書くと、中には隠れてバイトをする人が出てきます。嘘をつくケースは、上記にある「1カ月以上の継続勤務」「週20時間以上働く」「1日4時間を超えて働く」の3パターンです。そうでなければ嘘をつく必要はありません。
ただ、上記の「1カ月以上の継続勤務」「週20時間以上働く」の2つのケースでは、雇用側が雇用保険の申請をするので、すぐにバレます。「1日4時間を超えて働く」のケースでも、自分の口座に賃金の振り込みがあれば、認定日の審査でバレてしまいます。
日払いのアルバイトで手渡しならバレないと思うかもしれませんが、源泉徴収されていれば、これもすぐにバレます。
アルバイトをした場合でも、正直に報告・申請するようにしてください。

職業訓練給付金を受給するメリット4選

ここまで職業訓練給付金を受給するまでの流れを紹介しましたが、面倒な審査を受けてまで職業訓練給付金を受給するメリットとはなんでしょうか。

ここでは、職業訓練給付金を受給するメリットについて紹介していきます。

メリット1.職業訓練期間も安定した生活ができる

何よりのメリットは、職業訓練期間中の経済的困窮を回避することができるということです。

先にも紹介しましたが、職業訓練は約6時間の講義があり、課題も出されます。予習・復習や試験勉強、肝心の就職活動の時間も必要となり、実際にはなかなか働く時間を捻出できません。

そんな中でも、10万円の職業訓練給付金がもらえれば、安定した生活を送ることができます。勉強や資格取得、スキル習得に集中できるので、結果として就職活動もうまくいきます。

メリット2.スキルをじっくり身につけられる

職業訓練給付金が支給されないと、その間の生活費を自分で稼ぐ必要があります。アルバイトをしたり、フリーランスの仕事をしたりと、そちらに時間を取られてしまいがちです。そうなると、やはり勉強にも身が入りません。
しかし、10万円の職業訓練給付金がもらえれば、勉強を差し置いて仕事をしなくてもよくなります。そうなれば勉強にも集中できるので、じっくりスキルを身につけることができます。
また、資格取得を目指しているのであれば、職業訓練の勉強以外に試験勉強もしなくてはなりません。時間的な余裕があれば、資格取得もぐっと近づいてきます。

メリット3.職業訓練を受け続けるモチベーションになる

何度も紹介していますが、職業訓練は、おそらく皆さんが思っている以上にきついです。実際、職業訓練の授業についていけなくなって挫折してしまう人もいます。

6時間の講義の後でアルバイトをするなどしていると、最初の頃はよいのですが、いずれ心身ともに疲れがピークに達します。すると、人間不思議なもので、どれだけやる気があってもモチベーションが続きません。仕事の疲れと経済面での不安が、モチベーションを奪ってしまいます。
しかし、10万円の職業訓練給付金がもらえれば、経済面の不安が軽減するので、たとえ仕事をしても心身が疲れる前に一息つく余裕ができます。

職業訓練を続けるには、モチベーションは非常に大事です。給付金を受け取りながら、上手にモチベーションを維持し、スキルや資格の習得に励んでください。

職業訓練給付金を受給するデメリット3選

一方で、やはりデメリットも存在します。

ここでは、職業訓練給付金を受給するデメリットについて解説するので、デメリットもしっかり把握し、職業訓練給付金を受給するか判断してください。

デメリット1.事務手続きに時間がかかる

職業訓練給付金を受給するためには、その受給要件だけでなく、手続きも非常にやっかいです。手続きの流れは以下のとおりです。

  • ハローワークで求職の登録を行い、2~3回の職業相談を受ける
  • 訓練受講の申し込みと手続きと、給付金の事前審査の申請を行う
  • 訓練受講申込書を提出する
  • 訓練実施期間で、指定日に選考試験を受ける
  • 訓練開始前日までにハローワークで「主食支援計画」を作成する
  • 訓練受講中は、月に1回ハローワークが指定する日にハローワークを訪れて職業相談を受ける

職業訓練給付金を受給するには、以上の手続きが必要になり、どれか一つでも欠けてしまうと受給することができません。手間も時間もかかるので、職業訓練給付金を受給する場合は、これら一連の流れを把握し、心の準備をしてからスタートしてください。

デメリット2.給付がなくなった際に負担がくる

職業訓練給付金の受給期間が終了すると、お金の心配が出てきます。経済的な負担がのしかかることになります。

ただし、職業訓練給付金は訓練中の経済的負担を軽減するもので、基本的には職業訓練が終了したら就職をしなければなりません。そのための職業訓練なので、職業訓練を連続で受講して、給付金をもらい続けるということは不可能です。

どうしても就職が決まらない、就職は決まったがすぐに退職してしまったという場合でも、前回受講開始日から3年以上が経過していないと、新たな職業訓練を受けることができません。

職業訓練が終わってからも、就職が決まるまではハローワークと連絡を取らなければなりません。連絡が面倒だからと放置していると、給付金の返還を要求されることもあるので、職業訓練終了後には、速やかに就職する必要があります。

デメリット3.就職が先延ばしになる

職業訓練を受けると、就職が先延ばしになることにもつながります。ただし、職業訓練中でも就職活動をすることはできるので(就職活動の選考試験が理由なら、遅刻・欠席は許可されます)、職業訓練と並行して就職活動は行うようにしてください。実際、職業訓練中に就職が決まる人も多くいます。
また、もう一つのデメリットは、職業訓練はイコール実務経験とはならないので、必ずしも就職活動にプラスになるとは限らないので、その点も注意しましょう。

最後のデメリットは、せっかく受講して就職した先がミスマッチだったとき、職業訓練に通っていた時間がムダになってしまうということです。自分が本当にやりたい仕事、就職先をしっかり考えてから、職業訓練に申し込むようにしましょう。

職業訓練給付金の受給をおすすめできる人

職業訓練給付金の受給をおすすめできる人について紹介します。
まず、ビジネススキルに自信がない人です。こういう人は、給付金を受け取りながら、職業訓練で基本スキルを学んで、自分はこのスキルが身につけられたという自信を持てるようにしましょう。
また、今までとは別の職種に就職したい人にもおすすめできます。資格が必要だったり、スキルが必要だったりする専門職への転職を考えている人は、給付金をもらいながら勉強ができる職業訓練給付金はおすすめです。

職業訓練給付金の受給をおすすめできない人

次に、職業訓練給付金の受給をおすすめできない人について紹介します。
就職するつもりがない人は受給をおすすめしません。こういう人は事前審査で落ちてしまいますが、審査に通過しても、厳しい職業訓練についていけなくなります。万が一、途中退行することになると、次に本当に職業訓練給付金を受けたい場合に足かせになる可能性があります。
また、給付金が目当ての人も向いていません。こちらも事前の審査で落ちますが、同じような理由から職業訓練を続けるのは難しいと思われます。
最後に、職歴や実務経験が豊富な人、すでに資格を取得している人も向きません。_すでに経験やスキルがあるなら、職業訓練を受けずに就職活動だけに取り組んだ方が、早くに結果が出るでしょう。

まとめ

以上、職業訓練給付金について、審査内容や申し込みまでの流れ、メリット・デメリットなどを紹介してきました。

職業訓練給付金は厳しく審査されますが、条件を満たしてさえいれば、給付される可能性は高いです。自分が対象者に含まれるかをまずはよく確認しましょう。

対象者であった場合は落ちた事例を参考に、自分が給付対象から外れてしまわないように生活しながら、職業訓練を受講してください。

そもそも、受講訓練に向いているのかわからない人は、自分の現在の経験やスキル状況を振り返り、受講が本当に必要なのか考えてみてください。

職業訓練給付金のために手間をかけたのに、結局もらえないという事態に陥らないためにも、この記事を参考にして給付手続きを進めていただければと思います。

「職業訓練 給付金」によくある質問

職業訓練給付金とは?

職業訓練給付金は「職業訓練を受講しながら、国から支給される給付金」のことです。「職業訓練給付金とはそもそも何?」の章では、職業訓練給付金の概要・訓練の2つの種類についを紹介しています。

職業訓練給付金を受給するメリットとは?

職業訓練給付金を受給するには「事前審査を通過すること」や「定期的な手続き」が必要になります。それらの手続きをしてまで受給するメリットとは何か。「職業訓練給付金を受給するメリット」の章では、3つのメリットについて紹介しています。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ゼロフリ」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター