
高卒で年収1000万円を稼げるのかと疑問に思う人は少なくないのではないでしょうか。
結論を先にお伝えすると、高卒でも年収1000万円を稼ぐことは可能です。
この記事では、高卒でも年収1000万円を稼げる可能性のある仕事や、その方法と注意点などについて詳しく解説します。
学歴に関係なくとにかく稼ぎたいという人は参考にしてみてください。


この記事の目次
高卒で年収1000万は稼げるのか?
高卒でも年収1000万円を稼ぐことは可能です。
ただし、一般的には高卒の平均年収は大卒に比べて低い傾向があります。
高卒で年収1000万円を目指すには、特定のスキルを磨き、自分の働き方を工夫しなければなりません。
まずは、高卒で年収1000万円を稼ぐ難しさを、平均年収や労働市場の実態をもとに見ていきましょう。
高卒の平均給与
以下は学歴と年齢階級別の賃金一覧です。
(単位:万円)
年齢区分 | 高校卒 | 専門学校卒 | 高専・短大卒 | 大学卒 | 大学院卒 |
---|---|---|---|---|---|
20~29歳 | 21.6~24.7 | 22.3~24.9 | 22.0~24.8 | 23.9~27.2 | 27.4~29.6 |
30~39歳 | 25.8~27.6 | 26.9~28.8 | 25.9~28.4 | 30.9~35.4 | 36.0~43.9 |
40~49歳 | 29.3~31.0 | 30.7~33.3 | 30.4~31.5 | 39.4~43.0 | 49.8~55.9 |
50~59歳 | 31.9~32.5 | 34.5~34.9 | 33.9~34.0 | 47.3~49.9 | 60.9~64.3 |
60歳~ | 23.6~26.6 | 27.1~28.5 | 26.5~29.0 | 36.8~38.3 | 60.9~64.3 |
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 学歴別にみた賃金」より引用
高卒の平均給与(月額賃金)は男女計で28万1,900円で、全ての年代で他の学歴よりも低い傾向にあります。
なお、このデータは「所定内給与額の平均」を示しており、残業手当やボーナスなどの手当は含まれていません。
高卒で年収1000万以上もらえる割合
国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、令和5年度において年収1000万円以上を稼いでいる人の割合は全体の約5.5%にとどまっています。
この数字は、給与所得者の中でもごく一部に限られた層が高収入を得ていることを示しており、多くの人にとって達成は難しいことが分かります。
高卒で年収1000万円以上を稼ぐ割合は明確ではありません。しかし、学歴が高いほど平均収入が上がる傾向を踏まえると、高卒で年収1000万円以上を稼ぐ割合は平均値よりも低いと考えられるでしょう。
日本国民の平均世帯年収は552万円
厚生労働省の「2019年 国民生活基礎調査の概況」によると、日本の全世帯における平均年収は552.3万円という調査結果になっています。
また、10年間の世帯年収推移を各年で見てみても550万円前後となっていますので、世帯年収の平均はおおよそ550万円であることが分かります。
ちなみにこうした統計データの場合、平均値を取ってしまうと高い数値に引っ張られる
形で高めに数字が出てしまうことから、「中央値」というより実態に近い数字を計算する方がよいとされています。
中央値で世帯年収を見てみると、437万円になります。
この結果は「世帯」年収ですので、夫婦共働きのケースも考えられます。
その点を鑑みると、一人の平均年収はこれよりも下がることが分かるでしょう。
つまり、年収1000万円というのは、平均値からも中央値からも大きく上回った年収額と言えます。
年収1000万円以上の世帯は12.1%
同じく厚生労働省の「2019年 国民生活基礎調査の概況」では、年収1000万円以上の世帯合計は全世帯のうち12.1%であるとまとめられています。
上記同様「個人」の年収ではない点に注意してください。
世帯ベースで年収1000万円を目指すのであれば、「夫が会社員で妻は専業主婦、もしくはその逆」か、「夫と妻が会社員で、互いにまとまった収入を稼ぐ」といった2パターンが考えられます。
高卒で年収1000万円を稼ぎたいのであれば、個人で稼ぐのか、世帯として稼ぐのかによって、取るべき行動やライフスタイルは異なります。
年収1000万でも自由な生活はできない?
高卒が高年収を稼ぎたいと考える場合、「額面」と「手取り」の概念も理解しておくことが大切です。
一般的に年収と言えば額面のことを指しますが、年収1000万円だからと言って口座に一年間で1000万円が入金されるということではありません。
会社で働くのであれば、月収から社会保険料や年金などが差し引かれた金額が口座に入金されます。これを「手取り」と呼びます。
あるファイナンシャルプランナーの計算によると、個人で年収を1000万円稼いだとしても、手取りは約722万円であるとされています。
年収が上がるにつれて税金の負担率も上がりますので、仮に1000万円稼げてもそれだけ自由に使えるお金が増えるということではない点を認識しておきましょう。
高卒が年収1000万を稼ぐための方法
高卒が年収1000万円を稼ぐのは、日本の平均世帯年収から見ても決して楽な道ではないということが分かったのではないでしょうか。
しかし、最初に述べた通り高卒でも次のような方法に取り組めば、年収1000万円を稼ぐことは不可能ではありません。
給料の高い仕事に就職する
高卒が年収を上げる方法として最もメジャーなのが「給料の高い仕事に就職する」というものです。
日本には数多くの職種が存在し、また同じ職種でも業界が違えば仕事内容も給料のベースも変わります。
基本的に職種や業界によってある程度平均年収が決まってきます。
難易度の高い仕事や、経験者が少ないような職種・業界では、学歴に関係なく年収が高くなることも考えられますので、次の見出しで高年収を狙うのにおすすめの仕事を8つ紹介します。
キャリアアップのチャンスが多い企業で働く
年収1000万円を稼ぐなら、キャリアアップのチャンスが多い企業で働くことがおすすめです。高卒で年収1000万円を稼ぐのに学歴は絶対条件ではなく、重要なのは実務経験や職場での実績です。
研修やスキルアップの支援制度が充実している企業では、実務を通じてスキルを磨きながら高収入を目指せます。
自分の得意分野を深めたり、これまで経験がなかった新しい分野に挑戦したりすれば、キャリアの選択肢が増え、収入も増加するはずです。
サラリーマンをしながら副業をする
最近では副業で稼ぐことも注目されてきていますが、高卒で年収1000万円を目指すのであればぜひチャレンジしたいところです。
サラリーマンをしながら副業をするのはメリットは2点あります。
1点目は「サラリーマンの昇給スパンよりも早いスピードで収入を増やせる可能性がある」という点です。
多くの企業では昇給制度が設けられていますが、年1,2回しか昇給タイミングはありません。
加えて、昇給する額も数千円程度のため、同じ仕事を続けていても「稼げるようになった」と実感を持つのは難しいでしょう。
一方、副業であれば月に数万円を稼ぐことも可能ですので、サラリーマンの昇給スピードよりも早く収入を増やすことができます。
また2点目として、副業の収入が安定してきたら独立をし、さらに収入を増やすこともできるのも魅力的です。
サラリーマンとしての収入を安定的に稼ぎ、副業でプラスアルファを稼いでいくと、年収1000万円も夢ではありません。後ほど高卒でもできるおすすめの副業も紹介します。
資格を取得する
収入を高めるには資格取得もおすすめの方法です。
資格取得と言ってもなんでもいいということではなく、平均年収が高い職種になるために必要な資格を取得することが大切です。
難易度が高いと言われている資格でも、受験資格に学歴を設けていないものもありますので、高卒でも難関資格に挑戦する権利はあります。
一方、ほとんどの場合は資格取得したからといってすぐに就職に繋がるということではないので、資格取得の勉強を始めてから稼げるようになるまでには時間がかかるといった点に注意が必要です。
株やFXなどの投資で勝つ
株やFXなどの金融資産を使った稼ぎも考えられますが、以下の2点から高卒にはあまりおすすめはできません。
1点目は「稼ぎが安定せず運にも左右される」といった理由です。
FXはほぼ運で稼ぎが決まる投機なので実質的にギャンブルと変わりありませんし、株は市場予測や企業分析などで一定勝率を高められる可能性はありますが、あまり現実的ではありません。
株の運用は既に数万人の単位でプロのファンドトレーダーが参入していますので、知識や経験で高卒が勝てることはほとんどありません。
そうしたトレードのプロと安定して勝ち続けるのはほぼ不可能と言ってもいいでしょう。
2点目は「投資は軍資金の額が重要」といった理由です。
例えあなたが天才的な市場分析の能力を持っていて、どの株が上がるかを絶対的中させられたとしても、投資の世界では投資資金がものを言います。
高卒の場合の平均年収は低く、月で投資できる金額はあって数万円ですので、そこから年収1000万円を稼ぐほどの利益を得るには相当の年月が必要となってしまいます。
以上の2点から、株やFXといった資産運用で短期的に年収1000万円を目指すのはおすすめできませんので、他の3つの方法で収入を増やす検討をしていきましょう。
キャリアプランに基づいて仕事を決める
高卒で年収1000万円を超えるには、キャリアプランに基づいて仕事を決めることが重要です。キャリアプランが定まっていないと方向性が曖昧になり、仕事に対するやりがいやモチベーションを保ちにくくなります。
その結果、成果が出せず、キャリアアップや高収入を目指すのが難しくなるでしょう。
一方、明確なキャリアプランがあれば、目標に向かって計画的に行動でき、仕事への意欲も高まって成果につながりやすくなります。
高卒でも年収1000万円を達成するには、将来の目標を明確にした上で就職先を決めるようにしましょう。
年収の高い業界・職種ランキング
ここからは、年収の高い業種と職種ランキングをご紹介します。
キャリア選びや就職・転職活動の参考にしてください。
どの業種や職種が高収入を得やすいのかを知れば、自分のスキルや興味に合った分野を見つけやすくなるはずです。
【業界】年収の高い仕事ランキング
業界別の年収の高い仕事ランキングは、以下のとおりです。
ランキング | 業種 | 年収(万円) |
---|---|---|
1 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 775 |
2 | 金融業・保険業 | 652 |
3 | 情報通信業 | 649 |
4 | 学術研究・専門技術サービス | 551 |
5 | 建設業 | 548 |
6 | 複合サービス事業 | 535 |
7 | 製造業 | 533 |
8 | 運輸業・郵便業 | 473 |
9 | 不動産業・物品賃貸業 | 469 |
10 | 医療・福祉 | 404 |
11 | 卸売業・小売業 | 387 |
12 | サービス業 | 378 |
13 | 農林水産・鉱業 | 333 |
14 | 宿泊業・飲食サービス業 | 264 |
国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」より引用
最も年収が高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」で、金額も9,300万円と突出しています。次いで「金融業・保険業」「情報通信業」が続きます。
これらの業界は専門性が求められるうえ需要が高いため、高収入が期待できる業界といえるでしょう。
高卒者が狙うべきなのは、保険業や情報通信業など学歴に関係なく資格や実務経験が重視される業界です。
例えば、第9位の不動産業の場合、宅地建物取引士の資格を取得すれば、高卒でも十分高収入を得られます。
【職種】年収の高い仕事ランキング
年収の高い仕事ランキングを10位までご紹介します。
ランキング | 職種 | 年収(万円) |
---|---|---|
1 | 航空機操縦士 | 1,732 |
2 | 医師 | 1,267 |
3 | 法務従事者 | 1,117 |
4 | 大学教授(高専含む) | 1,070 |
5 | その他の経営・金融・保険専門職業従事者 | 898 |
6 | 歯科医師 | 894 |
7 | 管理的職業従事者 | 879 |
8 | 大学准教授(高専含む) | 858 |
9 | 研究者 | 708 |
10 | 公認会計士,税理士 | 700 |
総務省統計局「e-Stat(政府統計の総合窓口)令和5年賃金構造基本統計調査」より引用
高収入な職業ランキングの第1位は「航空機操縦士(パイロット)」です。
パイロットの仕事は、身体的な負担に加えて、精神的な集中力も求められます。そのため、その責任の重さに見合った高い年収が特徴です。
ただし、大手航空会社では、採用条件として四年制大学や大学院を卒業した新卒者を求めるケースが多く、高卒からの挑戦は難易度が高いと言えるでしょう。
第5位の「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」であれば、高卒でも金融や保険業界で働きながら資格を取得し、経験を積むことで高収入の専門職を目指せます。
今回ご紹介した職種の年収ランキングを参考に、高卒でも目指せる仕事に積極的に挑戦してみましょう。
高卒でも年収1000万を稼げる仕事10選
ここからは、高卒でも年収1000万円を稼げる仕事を8つ紹介します。
もちろんこれらの仕事に就職したら誰でも必ず年収1000万円が稼げるということではありませんので、平均年収と合わせて参考にするようにしてください。
また、情報は大手転職サイトを始めとした求人票を参考にしています。
1. 不動産営業
不動産営業は、住宅や土地の売買、賃貸契約を仲介する仕事です。顧客の要望をヒアリングし、最適な物件を提案することで取引を成功に導きます。
成果に応じてインセンティブが支給されるため、契約件数が増えれば短期間で収入を大きく伸ばすことが可能です。
学歴よりも成果が重視される仕事のため、ハウスメーカーや賃貸仲介業者では、努力次第で年収1000万円以上を実現するチャンスがあります。
一方で、不動産市場の変動や契約件数により収入が安定しにくい面もありますが、顧客との信頼関係を築き、地道に実績を積むことで安定的な収入も期待できます。
目標達成に向けて努力を継続できる人や、顧客の満足を第一に考えられる人にとって、不動産営業はやりがいが大きく高収入を狙える魅力的な職業です。
平均年収 | 579.5万円 |
必要なスキル | ・営業スキル ・コミュニケーション能力 ・交渉力 |
関連する資格 | ・宅地建物取引士 |
向いている人 | ・成果に応じた報酬を求める人 ・顧客との信頼関係を築ける人 ・努力を継続できる人 |
仕事に就くためには? | ・不動産会社の求人応募やエージェントを利用する ・不動産市場に関する基本知識を学ぶ |
2. 生命保険の営業
生命保険の営業は、顧客のライフスタイルや家族構成に合った保険商品を提案する仕事です。新規顧客の開拓や既存顧客への見直しを提案して、契約をまとめます。
外資系保険会社では、完全成果主義の給与体系が採用されており、成績次第で年収1000万円以上を目指すことが可能です。成果に応じて収入が増えるため、目標達成意識が高く、努力を継続できる方に特に向いています。
生命保険の営業は、学歴よりも営業力や信頼関係の構築が重視されるため、高卒でも実力次第でキャリアを築ける点が大きな魅力です。
一方で、成績が伸びない時期は収入が不安定になるリスクもあるため、忍耐力とメンタルの強さも求められます。それでも、人と接することが好きで、やりがいや高収入を追求したい方にとって、生命保険の営業は大きなチャンスを提供する仕事といえるでしょう。
平均年収 | 469.2万円 |
必要なスキル | ・プレゼンテーション力 ・提案力 ・信頼関係構築力 |
関連する資格 | ・生命保険一般課程試験 |
向いている人 | ・人と接するのが好きな人 ・結果を追求する人 ・継続的に努力できる人 |
仕事に就くためには? | ・保険会社の求人応募を通じて就職 ・保険商品の基本知識を学ぶ |
3. ITエンジニア
ITエンジニアは、システム開発やプログラムの設計・実装、バグ修正などをする仕事です。初めはコーディングやデバッグといった比較的簡単な業務からスタートし、経験を積むことでシステム設計やプロジェクト管理といった上流工程へ進みます。
IT業界は学歴よりもスキルが重視されるため、高卒でも活躍できます。プログラミングやシステム設計の知識があれば、需要が高いIT分野で収入を大きく伸ばすことが可能です。
最近では、機械学習やデータサイエンスといった専門的な分野の求人が増加しており、年収1000万円以上を目指すチャンスも広がってきました。
働き方としては、納期前に忙しくなることがある一方で、経験を積んだ後は独立や副業で収入を増やせます。ただし、常に新しい技術を学び続ける姿勢や、ストレスに耐える精神力が求められる仕事です。
「手に職をつけたい」「専門スキルを活かして高収入を得たい」という方には、ITエンジニアは非常におすすめの職業といえるでしょう。
平均年収 | 557.6~684.9万円 |
必要なスキル | ・プログラミングスキル ・問題解決力 ・システム設計力 |
関連する資格 | ・基本情報技術者試験 ・応用情報技術者試験 |
向いている人 | ・新しい技術を学ぶのが好きな人 ・論理的思考が得意な人 ・ものづくりが好きな人 |
仕事に就くためには? | ・専門学校やプログラミングスクールでスキルを学ぶ ・未経験者歓迎の求人を探す |
4. 飲食業界
飲食業界は、現場スタッフとして接客や調理をしながら、キャリアアップを目指せる職業です。大手チェーン店では、店長やエリアマネージャー、スーパーバイザーといった役職に昇進することで、収入を大幅に伸ばせる仕組みが整っています。
飲食業界は学歴や資格を問わないため、高卒でも努力次第で高収入を実現できる点が魅力です。特に、独立して複数店舗を経営するまで成長できれば、年収1000万円以上を目指すことも可能です。
ただし、労働時間が長く体力的な負担が大きい側面もあります。それでも、頑張った分が成果に直結しやすい業界のため、目標に向かって努力できる方には大きなやりがいがあります。
平均年収 | 327.9~358.9万円 |
必要なスキル | ・接客スキル ・チームマネジメント力 ・経営ノウハウ |
関連する資格 | ・食品衛生責任者 ・防火管理者 |
向いている人 | ・人と接するのが好きな人 ・マネジメントに興味がある人 ・目標を持って努力できる人 |
仕事に就くためには? | ・アルバイトから正社員を目指す ・飲食チェーンの新人研修を活用する ・接客スキルや調理経験を積む |
5. 施工管理
施工管理は、建設現場で工事が計画通りに進むよう監督・指導する仕事です。主な業務は、施工図をもとに作業員の配置や工期の調整、安全管理、品質確認など現場全体の管理を担います。
施工管理は慢性的な人手不足により学歴に関係なく就職しやすく、実務経験を積むことでキャリアアップが可能です。
特に「施工管理技士」の資格を取得すれば、大規模な現場を任されるようになり、年収1000万円以上を狙えるチャンスも広がります。そのため、高卒からでも努力次第で高収入を実現できる職業といえるでしょう。
一方で、勤務時間が長く、現場作業には体力や忍耐力が求められる点も理解しておく必要があります。しかし、実績を重ねながらスキルを磨くことで、建設業界で確実にキャリアを築ける仕事です。
平均年収 | 603.9万円~632.8万円 |
必要なスキル | ・リーダーシップ ・工程管理能力 ・問題解決力 |
関連する資格 | ・施工管理技士 |
向いている人 | ・チームをまとめるのが得意な人 ・計画的に仕事を進められる人 ・現場作業にやりがいを感じる人 |
仕事に就くためには? | ・建設会社の求人に応募 ・資格取得支援制度を活用 |
6. 工場の管理職
工場の管理職は、製造現場において製品の品質管理や効率的な生産体制の構築、従業員のマネジメントをする仕事です。製造ラインの運営やコスト管理を担当し、工場全体が計画通りに稼働するよう指導・監督します。
工場の管理職は現場での経験を積み重ねることで班長やライン長、さらに工場長へとキャリアアップできるのが特徴です。特に、学歴に関係なく、日々の努力とリーダーシップを発揮すれば管理職に就けるチャンスがあります。
一方で、工場管理職は責任が大きく、ストレスを感じる場面も少なくありません。専門的な知識が求められる職場もあるため、事前に求人要件を確認することが大切です。
それでも、現場経験を活かしてキャリアを築きたい方にとって、やりがいのある仕事といえるでしょう。
平均年収 | 340.1~497.3万円 |
必要なスキル | ・生産管理能力 ・品質管理能力 ・チームマネジメント力 |
関連する資格 | ・特になし |
向いている人 | ・責任感が強い人 ・チームで成果を出すのが好きな人 ・製造業に興味がある人 |
仕事に就くためには? | ・製造現場での実務経験を積む ・求人サイトで未経験者歓迎の仕事を探す |
7. 農家
農家は、野菜や果物、穀物などを栽培・収穫し、消費者に届ける仕事です。学歴を問わず挑戦できる点が魅力で、親から農地や設備を引き継ぐ場合や、新規就農支援制度を活用して始める方法があります。
特に、複合経営や耕作面積を拡大しながら規模を拡大していくことで、安定した収入を得られるようになるでしょう。さらに、農業法人を設立すれば年収1000万円も現実的な目標になります。
ただし、肉体労働が多く、天候や市場価格の影響を受けやすい仕事です。そのため、リスクを理解した上で計画的に取り組む姿勢が重要です。
農家は、自分の手で作物を育てたい方や自然と向き合いたい方にとって、やりがいがあり大きな可能性を秘めた職業といえるでしょう。
平均年収 | 374.4万円 |
必要なスキル | ・作物栽培技術 ・マーケティング力 ・経営スキル |
関連する資格 | ・普通自動車免許 ・大型特殊自動車免許 |
向いている人 | ・自然が好きな人 ・体力に自信がある人 ・経営に興味がある人 |
仕事に就くためには? | ・農地を借りるか、親族からの継承が必要 ・農業法人や研修制度を活用して技術を学ぶ |
8. YouTuber
YouTuberは、動画コンテンツを作成し、視聴者に楽しんでもらうことで収益をもらう仕事です。収入源は主に広告収入、スポンサー契約、グッズ販売など多岐にわたり、自分のアイデアや個性次第で大きく稼ぐことが可能です。
また、YouTuberは学歴に関係なく挑戦できる点が魅力です。視聴者のニーズを捉えた動画を継続的に投稿し、SNSを活用して拡散するなど、地道な努力とマーケティングスキルが求められます。
ただし、収益は不安定なため、初めから本業にするのではなく、副業として始めるのが安全です。趣味や興味のある分野から動画投稿を始め、徐々に軌道に乗れば本業へシフトすることでリスクを最小限に抑えられます。
YouTuberは、自分のアイデアを形にし、自由な働き方を実現したい人にぴったりの職業です。
平均年収 | 0~数億円以上※動画再生数に応じて広告収入が異なるため、年収幅が大きい0~数億円以上※動画再生数に応じて広告収入が異なるため、年収幅が大きい-万円(青天井) |
必要なスキル | ・動画編集スキル ・マーケティング力 ・企画力 |
関連する資格 | ・特になし |
向いている人 | ・自分のアイデアを発信したい人 ・継続力がある人 ・自由な働き方を目指す人 |
仕事に就くためには? | ・副業として始める ・動画編集やSNS運用を学ぶ ・継続的に投稿を続ける |
9. M&Aアドバイザー
M&Aアドバイザーは、企業の合併や買収をサポートし、対象企業の選定や交渉、企業価値の評価(デューデリジェンス)をする専門職です。契約が成立すれば高額な成功報酬をもらうことが可能であり、年収1000万円以上を目指せます。
財務や法務の知識、交渉力、マーケット分析力が求められますが、学歴よりも実務経験が重要になります。高卒でも専門知識を磨き、金融機関やコンサルティング会社で経験を積むことでキャリアアップが可能です。
一方で、M&Aは期限内に結果を出す必要があり、大きなプレッシャーと責任が伴います。また、未経験から始めるにはハードルが高いため、まずは関連業界で経験を積んだり、専門知識を学ぶ準備が大切です。
経営の最前線に立ちながら、やりがいと高収入を両立できる魅力的な職業といえるでしょう。
平均年収 | 947.6万円 |
必要なスキル | ・財務知識 ・交渉力 ・マーケット分析力 |
関連する資格 | ・公認会計士(あると有利) ・中小企業診断士(あると有利) |
向いている人 | ・論理的に考えられる人 ・交渉が得意な人 ・高い責任感がある人 |
仕事に就くためには? | ・金融機関やコンサルティング会社での経験を積む ・専門知識を学び実務経験を積む ・新卒採用で育成を受ける例も増えている |
10. 会社経営者
会社経営者は、自分のビジネスを立ち上げ、経営方針の決定や事業戦略の策定、資金調達、従業員のマネジメントなど幅広い業務を担う職業です。業績が自分の収入に直結するため、年収1000万円以上を目指せます。
会社経営者は学歴に関係なく挑戦できる点が魅力で、特に独立心やアイデアを形にしたい方に向いています。また、努力次第で大きな成果を得られるため、自由度とやりがいのある職業です。
一方、従業員10名未満の小規模な会社では、経営者自らが営業や経理など複数の役割をこなす必要があります。市場の変化に柔軟に対応し、経営スキルやリーダーシップを磨くことが成功のカギです。
リスクと責任を伴うものの、自分のビジネスで社会に貢献し、大きな達成感と収入を得られる魅力的な職業といえるでしょう。
平均年収 | 0~6,771万円※売り上げによって収入が異なるため、年収幅が大きい0~6,771万円※売り上げによって収入が異なるため、年収幅が大きい-万円(青天井) |
必要なスキル | ・経営スキル ・リーダーシップ ・意思決定力 |
関連する資格 | ・特になし |
向いている人 | ・自分のアイデアを形にしたい人 ・リスクを恐れない人 ・リーダーシップがある人 |
仕事に就くためには? | ・起業や事業承継で経営者になる ・経営計画や財務知識を学ぶ ・市場調査や資金を調達する |
高卒が年収1000万に近づくためにできる副業5選
高卒が年収1000万を目指す方法の二つ目として、サラリーマンをしながら副業をすると解説しました。
ここからは、高卒でも稼げる見込みのある副業を4つ紹介します。
現在サラリーマンの場合は、「今いる会社が副業OKか」「年間20万円以上の稼ぎになったら確定申告が必要になる」という点に注意しながら参考にしてみてください。
1. アルバイト
アルバイトは学歴が重視されることも少ないので、高卒でも取り組める副業です。
自分の時間を切り売りしてお金に変えるため、本業と両立させると仕事の疲れが取りきれず、本業と副業が共に疎かになりかねない点に注意が必要です。
また、アルバイト先の給料計算次第では、本業の勤め先にアルバイトをしていることがバレてしまうこともありますので、一定のリスクがある点には注意しましょう。
2. ブログ
「ブログで稼ぐ」というのは、「ブログ記事で広告収入を得る」ということです。
広告収入というと、YouTubeによる動画投稿が主流にはなってきていますが、今でもブログで稼ぐことは可能です。
記事を執筆し、その記事の中で紹介したサービスに加入してもらったり、商品を購入してもらうことにより広告収入が発生し、稼げるといったビジネスモデルになっています。
ブログに取り組む時の注意点としては、「サーバー代などの利用料が年間1〜2万円かかる」「稼ぐためには継続して記事を書く必要がある」というものが挙げられます。
特に後者は、YouTuberと同じく報酬がない中で記事を作り続けなければいけないため、稼げるようになる前に諦めてしまう人も多いのが現実です。
3. プログラミング
プログラミングは本業としても、副業としても年収1000万円に近づけるスキルです。
Webページ制作やアプリ開発、システム自動化など様々な案件がありますが、実績を積めばクラウドソーシングサイトで案件を見つけてきてまとまった金額を稼ぐことが可能です。
また、手が早ければその分時給単価は上がりますし、好きな時間に好きな場所で取り組めますので、本業との両立がしやすいといったメリットがあります。
一方、未経験であれば当然知識を習得する期間が必要になる点には注意しましょう。
学習期間は人それぞれにはなりますが、短くて3〜6カ月は必要になりますので、根気よく勉強できる人に向いています。
4. ハンドメイド
手先が器用で黙々と作業できるのであれば、ハンドメイドで作ったものを販売するといった副業も検討してみてもいいでしょう。
原価と売り上げの関係も理解でき、商売の基本構造の理解にも役立ちます。
また、SNSを活用したマーケティングやECサイトの立ち上げなど、本格的に取り組むことで自分の新たなキャリアの可能性を見つけることもできますので、収入以外にも手に入るものがあるかもしれません。
5. 動画編集
高卒が年収1000万円に近づくための副業として、動画編集がおすすめです。
他の副業に比べても短期間でスキルを習得できる上、初心者向けの教材が充実しており、学びやすい環境が整っています。
さらに、動画編集者が不足している現在、特にYouTubeやSNS向けの需要が高く、初心者でも案件を獲得しやすい状況です。
実際に動画編集で年収1000万円を達成した例もあり、大きく収入を伸ばせる可能性があります。
高卒でも年収1000万が稼げるようになる資格
高卒が年収1000万円を稼ぐためには、高い年収が期待できる仕事に就くための資格を取得するのも一つの手です。
ここでは、高卒でも受験資格があり、かつ資格を活用した仕事で年収1000万円も目指せるものを6つ紹介します。
1. 公認会計士
公認会計士は、財務系国家資格の中ではトップレベルの難易度を誇る資格です。
試験頻度 | 年一回 |
合格率 | 10.1%(令和2年試験) |
資格を活用して就ける仕事と平均年収 | 公認会計士・平均年収992万円 |
受験資格に学歴は関係ありませんので、もちろん高卒でも受験可能です。
また、公認会計士の資格を取得し、無事に公認会計士として就職できれば平均年収は992万円と非常に高くなっていることからも、多くの人が年収1000万円以上を稼いでいることが分かります。
高卒の公認会計士試験についてはこちらの記事でより詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
2. 不動産鑑定士
不動産鑑定士とは、不動産の価値を鑑定評価ができることを認められた国家資格のことを指します。
試験頻度 | 年一回 |
合格率 | 短答式試験:33.1% 論文式試験:17.7% (令和2年試験) |
資格を活用して就ける仕事と平均年収 | 不動産鑑定士・平均年収823.6万円 |
不動産鑑定士の仕事は不動産があり続ける限り無くならないことが考えられますので、将来性の高い仕事であると言えます。
また、平均年収が高いことはもちろん、不動産鑑定士の資格を活かして不動産コンサルティング業を行うこともでき、さらに年収アップを期待することもできます。
3. 証券アナリスト
証券アナリストとは、証券、つまり株における助言を行う知識があると証明された民間団体が主催する資格です。
試験頻度 | 年2回 |
合格率 | 第1次レベル:51.8%(2021年春) 第2次レベル:52.1%(2021年) |
資格を活用して就ける仕事と平均年収 | 証券アナリスト・平均年収824万円 銀行員・平均年収608万円 ファンドマネージャー・平均年収748万円 など |
証券アナリストは金融系の資格になりますので、資格取得後は金融業界や、企業の経理系ポジションなどで活躍できるでしょう。
また、合格率も比較的高いのが特徴ですが、受験をするためには高卒含む全ての人が試験主催元である「公益社団法人日本証券アナリスト教会」の実施する通信教育講座に申し込む必要がある点に注意しましょう。
4. 中小企業診断士
中小企業診断士は、「ビジネスパーソンが新たに取得したい資格第一位」に選ばれたことのある程人気の資格です。
試験頻度 | 年一回 |
合格率 | 第1次試験:42.5% 第2次試験:18.4% (令和2年度試験) |
資格を活用して就ける仕事と平均年収 | 中小企業診断士・平均年収739.3万円 |
中小企業診断士を取得できると、企業経営に関わる網羅的な知識がある証明になりますので、たとえ中小企業診断士にならなかったとしても、民間企業への就職で大きなプラスになるでしょう。
また、中小企業診断士は独立開業も狙える仕事です。
日本にある会社のうち99.7%は中小企業ですので、仕事の将来性も高いといった特徴も持ちます。
5. 1級施工管理技士
1級施工管理技士は、建設工事全般の管理業務を行う技術者としての国家資格です。
試験頻度 | 年一回 |
合格率 | 第一次検定:41.6% 第二次検定:45.5%(令和5年試験) |
資格を活用して就ける仕事と平均年収 | 建築施工管理技術者・平均年収632.8万円 |
試験は第一次検定と第二次検定に分かれており、第一次検定は19歳以上であれば誰でも受験可能です。(受験年度末時点)
第二次検定は一定の実務経験が必要ですが、1級施工管理技士を取得すれば主任技術者や監理技術者など現場の責任者として活躍でき、収入アップも期待できるでしょう。
6. 宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産取引に関する専門知識を持ち、不動産の売買や賃貸に関わる契約手続きをサポートする国家資格です。
試験頻度 | 年一回 |
合格率 | 18.6%(令和6年試験) |
資格を活用して就ける仕事と平均年収 | 住宅・不動産営業・平均年収579.5万円 |
試験は国内居住であれば年齢や学歴による制限がなく、誰でも受験できます。
不動産会社では、法律により5人に1人以上の割合で宅建士を配置することが義務付けられているため、就職やキャリアアップがしやすくなります。
高卒でも、資格があれば不動産業界で活躍するチャンスが大きく広がるでしょう。
高卒が年収1000万を目指す時の注意点
高卒で年収1000万円を稼げばほとんどの人が賞賛すると思いますが、いくつか注意点がありますので、アクションに移す前に気をつけるべきポイントを見ておきましょう。
年収1000万円=勝ち組ではない
よく「稼いでいることが正義である」と考えている人がいますが、高卒で年収1000万円を稼げたからといって必ずしも人生における勝ち組とは言えません。
お金を稼ぐことにだけ執着して、自分自身の体調や周りの人の人間関係を犠牲にしてしまえば、人生を長い目で見た時に勝ち組であるとは言えないのではないでしょうか。
そもそも人生において「勝ち組」も「負け組」も存在はしません。
もしかしたら年収1000万円を稼げなかったとしても、幸せな人生を送れるかもしれないのです。
高年収を望む高卒の人は、自分にとって本当に大切なものを見失わないように心がけてください。
激務で体調を崩してしまう場合がある
高卒で年収1000万円を目指す過程で、過度な働き方が原因で体調を崩してしまうケースがあります。収入やキャリアアップを目指して懸命に努力し続けるあまり、仕事に没頭して時間を忘れてしまうのです。
高収入が期待できる管理職などのポストに就くと、それに伴い重い責任がのしかかります。
睡眠時間を削って働き続けると、最悪の場合、体調を崩して倒れてしまう可能性が高いです。
目標を達成するためには、適度に休息を取り、適切な食事や運動を心がけましょう。
収入やキャリアアップに向けた努力だけでなく、自分の健康を守りながら長期的に働ける環境を作ることが大切です。
手取り額は1000万円ではない
手取り額が1000万円ではないことにも注意が必要です。年収1000万円の場合、所得税や住民税が多く引かれるため、実際に受け取る金額(手取り)は年収よりも大幅に少なくなります。
高収入になると「贅沢をしたい」という欲求が高まりがちです。しかし、年収1000万円を稼いでも、その全額が手元に残るわけではありません。
すぐに生活水準を上げるのではなく、実際に使える金額を考え、無理のない生活水準を維持しましょう。
税負担が重くなる
日本では所得に対しての課税は「累進課税制度」が採用されています。
累進課税制度とは、簡単にいうと「稼げばその分所得税の税率が引き上げられる」といったもので、稼ぎに応じて税率は5%から45%まで変動します。
高卒であることは関係なく、年収1000万円を稼いだらその所得に対して33%の所得税がかかりますので、稼いでもその分税金に持ってかれてしまうことを認識しておきましょう。
ちなみに、年収1000万円の場合の税率は33%ですが、年収695万円から899万円までの場合の税率は23%です。
控除額といった別の話もありますが、税金を加味すると必ずしも年収1000万円が自分にとって望ましい結果になるとは限りません。
人間関係に注意が必要になる
高卒で年収1000万円も稼いでしまうと、人間関係にも影響が出てくる可能性があります。
恋愛にしろ、友人関係にしろ、お金を持っていることを知られてしまえば、自分という一人の人間としてではなく、「金持ち」として見られてしまうようになるかもしれません。
そうなってしまうと、今まで味わったことのないような打算的な考えで自分に接してくる人も増えてしまい、思わぬところでトラブルに巻き込まれる恐れもあります。
高卒が年収1000万を稼ぐためには副業も有効
ここからは高卒が年収1000万円を稼ぐためにおすすめのステップについて解説します。
1. ストレスの少ない職場に就職する
現在就業中という人も、そうでない人も、ストレスの少ない職場に就職することを検討してみてください。
高卒が年収1000万円を目指していくには、相応の努力をしなければいけませんが、心身ともに安定して働ける職場でなければその気力すら湧かないことでしょう。
逆に自分らしく働ける職場であれば、昇進・昇格のスピードも上がるかもしれませんし、副業に取り組む余力も残せますので、結果的に収入を増やすことになると考えられます。
自分に合っている職場かどうかを見極めるには、ネット上の情報だけでなく、「選考時に直接企業と会話し、その企業の雰囲気を知る」ことが非常に大切になってきます。できるだけ企業側と直接話をして、比較検討できるような環境で就職活動を進めていくことをおすすめします。
2. スキルの身に付く副業を並行して行う
サラリーマンで働く以上、インセンティブなどが特別設けられているような仕事でない場合、収入の増え幅には大きな期待ができません。
そのため、本業で働きながらスキルの身に付く副業に挑戦することをおすすめします。
プログラミングやハンドメイドなど、この記事で紹介した初心者でも始めやすい副業に取り組んでみることで、収入を増やせるだけでなく、将来的な自分の市場価値を高めることにも繋がるでしょう。
3. 副業で安定してきたら独立する
副業がもし安定して稼げるようになってきたら、独立を検討してみてもいいかもしれません。
独立をすることで、「やったらやった分だけ収入が増える」といった環境になり、会社員をしている時よりも年収1000万円に到達する可能性やスピードが早まる期待が持てます。
もちろん、今の会社で昇格していって年収アップを目指すというのも立派な判断ですし、独立は全ての高卒が目指すべきゴールということでもありません。
ただ、独立できる状態になるということは、それだけ自分の市場価値が高いということにもなりますので、将来的に高待遇の就職もできるかもしれません。
高卒が年収1000万を稼ぐには就職エージェントを利用しよう
高卒が年収1000万円を目指すためには、「自分に合った職場に就職する」ことがおすすめだと解説しました。
高卒の人でも企業の雰囲気を知りながら就職活動を進めていくのにおすすめなのが、就職エージェントのサービスです。
就職エージェントの利用
正社員就職を目指すなら、就職エージェントを上手く活用するのがおすすめです。
就職エージェントとは「キャリアアドバイザー」と呼ばれる就職支援のプロがマンツーマンで、求職者の就活をサポートするサービスです。
就職エージェントの利用が特におすすめなタイプは、「就職支援のプロに相談しながら就活を進めたい」と考える人です。これまでの経歴や自己PRに自信がない人は、就職エージェントに相談することで効率よく就活を進められますし、自信を持って臨めるようになるでしょう。
就職エージェントは、会社ごとにサービスの対象が変わります。
- 第二新卒向け
- 20代向け
- 就職未経験に強い
- 女性向け
就職エージェントを利用するときは「このサービスは自分の属性に合っているか」をよく考えて登録しましょう。複数の就職エージェントに登録しても構いません。気になるものがいくつかある人は一通り登録して、利用しながら比較・検討していくのがおすすめです。
エージェントによってサービス内容も異なりますが、一般的には以下のサービスが利用できます。
- 求人の紹介
- 求人の申し込み
- 応募書類の添削
- 個別面談
- 面接対策
私たちジェイックも就職エージェントを運営しており、社会人経験が少ない人の就職支援を得意としています。
ジェイックの「就職カレッジ®️」では、転職活動のノウハウやビジネスの基本が学べる「就職支援講座」も行っています。
支援講座の受講者は、社会人経験が短い人であっても採用したいと考えている優良企業20社と一斉に面接ができる「集団面接会」に参加できます。書類選考なしで、1日に複数の会社と面接ができるため、最短2週間で内定の獲得も可能なシステムです。転職できるか不安な人にも、利用しやすいサービスとなっています。
まずは、就職やキャリアの悩みを相談したいという方でもご利用可能です。
転職エージェントの活用に興味のある人は、ぜひご検討ください。
まとめ
高卒が年収1000万円を稼ぐ方法には、高年収を狙える仕事に就職、資格取得、副業といったものが挙げられます。
日本では学歴に限らず年収1000万円以上という人がそもそも少ないですので、決して楽な道ではありませんが、この記事で解説したようなステップや注意点を意識してアクションしてみてください。
また、高卒が年収1000万円を稼ぐには、自分に合った企業への就職が大切です。そのためにも就職エージェントを利用してみることがおすすめです。
「高卒年収 1000万」によくある質問
もちろん、年収1000万を稼ぐのはすごいことです。日本の全世帯における平均年収は552.3万円ですから、それを大きく上回ります。
高卒でも、年収1000万円を稼ぐことは不可能ではありません。この記事では、「サラリーマンをしながら副業をする」など4つの方法をご紹介しています。
勝ち組を高収入を狙える仕事とするなら、以下の職種がおすすめです。
・不動産営業
・生命保険の営業
・ITエンジニア
・飲食業界
・施工管理
・工場の管理職
・農家
・YouTuber
・M&Aアドバイザー
・会社経営者
不動産営業や生命保険営業は、成果報酬型の仕組みであるため、自分の実績次第で大幅な収入増が期待できます。ITエンジニアや飲食業界も、学歴よりもスキルや経験、実績が評価されるため、挑戦しやすい職種といえるでしょう。
高卒で「勝ち組」になるには、自分の興味や強みを活かせる職業を選び、努力やスキルアップを続けることが重要です。
「勝ち組」の定義は人それぞれで、具体的な基準は決まっていません。「年収500万円を超えたら勝ち組」と考える人もいれば「1000万円を超えないと勝ち組とは言えない」と感じる人もいます。
収入に対する価値観は生活環境やライフスタイルによって異なるので、明確な基準を決めるのは難しいでしょう。
ただ、一つの目安として、日本の平均給与である460万円を上回れば勝ち組と考えるのも一つの方法です。(参考:国税庁「令和5年民間給与実態統計調査」)
女性が高卒でも稼げる仕事として、IT系の職種は非常におすすめです。
具体的には、プログラマーをはじめとしたITエンジニアの仕事が挙げられます。
IT業界では、学歴よりもスキルや実績が重視されるため、高卒でも専門スキルを身につければキャリアアップが可能です。
また、業界全体が人手不足で、今後も高い需要が続くと予想されています。そのため、IT系職種は女性にとっても努力次第で高収入を目指せる選択肢と言えるでしょう。

こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい