

※1. 2018/2/1~2018/7/31の当社研修参加者の内、当社が把握している就職決定者の割合
※2. 2005/5/1~2020/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3. 調査期間:2021年9月17日~9月19日(日本コンシューマーリサーチ)
自宅で仕事をするという働き方が、ここ最近、にわかに注目を集めています。自宅で仕事をしたいなら、まずはどんな仕事なら問題なくこなせるのかを知っておきましょう。さらに、自宅で仕事をするメリットやデメリットについて把握しておくことも大切です。
この記事では、自宅でできる代表的な仕事14選をご紹介しつつ、在宅での仕事に向いている人・向いていない人の特徴、さらに実際に仕事をする具体的な方法までを一挙に解説します。外に働きに行くのが難しい人や、家でできる仕事をしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
自宅でできる仕事や求人14選

自宅でできる代表的な仕事を「クリエイティブ系」「教育・レッスン系」「営業系」の3つに分けて順番にご紹介します。
クリエイティブ系
「クリエイティブ系」とは、新しいものを生み出す仕事です。デジタルデータを取り扱う仕事が多く、現代ではパソコンとインターネット環境さえあれば受注から納品まで完結させることができるものが多くあります。
まれに現物やデータの入ったメディアの納品を要求される場合もありますが、郵送や宅配で済むことがほとんどですので、自宅でやりやすい仕事だといえるでしょう。
ライター・編集者・校正者
「ライター」は文章を書く仕事、「編集者」は雑誌やWebサイトの企画を立てて全体を組み立てる仕事、「校正者」は文章をチェックする仕事です。
いずれの仕事も、インターネット上に掲載される「Web系」と、本・雑誌などの「紙媒体系」では少しずつ仕事内容が異なり、自宅でやりやすいのはWeb系です。専業ライターや専業編集者として働くこともできますが、企画からライティング、校正までできる人は単価が高くなります。仕事内容によっては、取材をしたり、カメラで写真を撮ったり、図表を用意したりすることもあります。
おすすめポイント | ・ビジネス系、生活系、エンターテイメント系など、さまざまなジャンルの仕事がある ・未経験者が取り組める案件も多い ・仕事の量を調整しやすく、副業にも向いている ・高価なソフトウェアが必要ない |
注意点 | ・未経験者OKの仕事は報酬が低め ・専門性や資格(弁護士・看護師・栄養士など)があれば高報酬を狙える ・初心者でも少しずつ実績を積むことで報酬アップにつながる |
平均年収 | 200万~400万円 |
データ入力・テープ起こし
「データ入力」は手書きやアナログの資料をデータとして入力する仕事、「テープ起こし」は録音された音声を聞きながらテキストに起こしていく仕事です。
初心者や未経験者でも可能な仕事が多く、副業を始めてみたい人にも向いています。
おすすめポイント | ・未経験者や専門的なスキルを持っていない人でも取り組みやすい ・仕事の量を調整しやすく、副業にも向いている ・パソコンがあれば作業できる |
注意点 | ・全体的に報酬が安め ・スピーディーで正確なタイピングが求められる ・社外秘データを扱うこともあるのでセキュリティも大切 ・タイピング技術だけでなく、扱うデータに関する知識も身につく |
平均年収 | 150万~300万円 |
Webデザイナー
「Webデザイナー」はWebサイトをデザインする仕事です。デザインだけを作る人を指す場合もありますが、見えない部分の設計やコーディング(専用の言語を使って体裁を整えること)をこなす場合もあり、できることが多いほど報酬は高くなります。
Webサイトを制作する際はチームで作業を分担することも多いので、メンバーと連絡を取り合うマメさやコミュニケーション能力も必要です。
おすすめポイント | ・将来性が高い ・成果物をたくさんの人に見てもらえる ・運営にも関われば継続的に報酬が入る |
注意点 | ・「Adobe Dreamweaver」「Adobe Illustrator」「Adobe Photoshop」などのソフトウェアを使いこなす必要がある ・技術面や時代の流行といった情報のアップデートが欠かせない ・教材やオンラインセミナーなどが多く勉強しやすい |
平均年収 | 300万~400万円(インターネットアカデミー) |
DTPデザイナー
「DTPデザイナー」とは、チラシやポスター、書籍など印刷物のレイアウトを制作する仕事です。DTPソフトを使って作業します。
紙媒体のデジタル化が進んでいるとはいえ、印刷物には一定の需要があり、制作したチラシなどがpdfファイルや画像ファイルの形でWeb上に掲載されることもあります。
おすすめポイント | ・1度スキルを身につけてしまえば長く続けやすい |
注意点 | ・「Quark XPress」「Adobe InDesign」「Adobe Illustrator」などのソフトウェアを習得する必要がある ・入稿・色校正・文字組みなど印刷に関する知識も大切 ・Web系のデザインやライティングなどの知識があると、仕事の幅が広がる |
平均年収 | 250万~400万円 |
プログラマー・エンジニア
「プログラマー」は、専門のプログラミング言語を使ってシステムやソフトウェアを作る仕事です。「エンジニア」の仕事は幅が広く、自宅でできるのはシステムの構築や運用などを担当するIT系がメインとなります。
いずれも専門性が高い仕事ですので、まずは独学やスクールで知識を学ぶ必要があります。日々技術が進歩する分野でもあるので、毎日の勉強も欠かせません。
おすすめポイント | ・専門性が高いぶん報酬も高い ・人材不足で豊富に仕事がある |
注意点 | ・専門知識が必須 ・常に情報をアップデートし続ける必要がある ・緊急事態が発生したときは夜間や休日に対応しなくてはいけないこともある ・インターネット回線さえあれば旅先や海外にいてもOKなことも |
平均年収 | 400万~800万円 |
イラストレーター
「イラストレーター」は挿絵やイラストを描く仕事です。雑誌や本、Webメディアなどに掲載するイラストをはじめ、商品のパッケージやキャラクターデザインを手がけることもあります。
企業や個人から直接依頼を受けて希望のイラストを描く仕事のほか、ストックイラストを扱うWebサイトに作品を掲載し、必要とする人に広く販売することもできます。
おすすめポイント | ・資格が必要ない ・好きなことを仕事にできる |
注意点 | ・「Adobe Illustrator」「Adobe Photoshop」などのソフトウェアを使いこなす必要がある ・解像度やファイル形式といった画像に関する基礎知識が必要 ・ファンがつけば報酬が上がりやすい |
平均年収 | 300万~400万円 |
翻訳家
「翻訳家」は、外国語を日本語に訳したり、日本語を外国語に訳したりする仕事です。書籍や映像、ゲームなどの翻訳を担当します。
日本国内の翻訳家が扱う一番メジャーな言語は英語ですが、中国語や韓国語、フランス語、イタリア語なども一定のニーズがあります。
おすすめポイント | ・語学力を生かせる |
注意点 | ・専門書を翻訳する場合は、その業界の専門知識も必要 ・扱う言語がハナされている国の文化やしきたりを知っているとより精度の高い仕事ができる ・ニッチな言語を扱えると強みになる |
平均年収 | 300万~500万円(elan) |
動画編集者
「動画編集者」はYouTubeやWebサイトに掲載する動画を制作する仕事です。動画はエンターテイメントのひとつとして普及したほか、企業のPRや広告にも使われることが増えています。
おすすめポイント | ・さまざまなジャンルの仕事がある ・仕事の量を調整しやすく、副業にも向いている |
注意点 | ・「Adobe Premiere Pro」などの動画編集ソフトを扱うので、それなりのスペックのパソコンでないと作業効率がよくない ・扱うデータが重いので大容量のストレージが必要 ・単純な編集だけだと単価が低め ・マーケティングや視聴率を意識した動画編集ができるようになれば報酬アップを見込める |
平均年収 | 200万~350万円 |
作曲家
「作曲家」は名前の通り曲を作る仕事です。ゲームや動画で使われる音楽を作ったり、ステージ用のBGMを作曲したりします。また、ストックミュージックを扱うWebサイトに登録し、音楽素材を販売するという方法もあります。
おすすめポイント | ・自分のセンスを生かして仕事ができる ・印税収入を得られる可能性がある |
注意点 | ・楽器やソフトウェアなど、作曲のための機材が必要 ・スランプを乗り越える精神力も重要 ・場所を選ばずアイデア出しができる |
平均年収 | 300万~450万円 |
教育・レッスン系
教育・レッスン系とは、自分が得意なことや専門にしていることを人に教えたり、伝えたりする仕事です。自分の特技や専門性を生かして働くことができます。
講師
「講師」は知識を教える職業全般を指します。学校で講師として働くには免許が必要ですが、フリーランスの講師なら特に資格は必要ありません。自宅でできるオンラインレッスンの一例をご紹介します。
- 英会話をはじめとする外国語講座
- 子ども向けの家庭教師
- パソコン・スマートフォン教室
- ヨガ教室
- 囲碁・将棋・チェス教室
おすすめポイント | ・得意なことや好きなことを教えて収入を得られる ・質が高い授業を提供することでリピーターがつきやすい ・都合のいい時間帯に開講できる |
注意点 | ・WebカメラやWeb会議システムが必要 ・カメラ越しに生徒と会話する際は身だしなみも大切 ・集客にある程度のコストや時間がかかる ・ファンがつけば収入アップしやすい |
平均年収 | 250万~400万円 |
カウンセラー
「カウンセラー」とは、依頼者の悩みや苦しみに寄り添い、カウンセリングの技術や知識をもとに解決へと導く仕事です。カウンセリングや心理学の資格には「公認心理師」や「臨床心理士」などがありますが、カウンセラーとして開業するだけなら資格は不要です。
本格的な「心理カウンセラー」のほか、占いで人助けをする「占い師」といった選択肢もあります。
おすすめポイント | ・困っている人の力になれる ・スマートフォンだけでも仕事ができる ・資格が必要ない |
注意点 | ・相談者に引きずられないよう、自分のメンタルを安定させることも大切 ・占い師には占いの知識も重要 ・実績がないうちはお客さんがつきづらい ・売れっ子になれば高収入を狙える |
平均年収 | 200万~400万円 |
営業系
営業系とは、モノやサービスをアピールし、買ってもらうための仕事です。相手は企業の場合もあれば、個人の場合もあります。どんな商売をするにしても多かれ少なかれ営業は必要になってくるので、決してなくならない仕事のひとつだといえるでしょう。
営業
ひと昔の「営業」といえば、実際に顔を合わせる対面が主流でしたが、近年ではオンラインでの営業がスタンダードになりつつあります。とくに商談前のメールや電話を使ったアポ取りなどは、在宅のアルバイトや業務委託に任せている企業が少なくありません。
在宅での営業には、「アポイント1件につき◯◯円」など成果を出せば出すほど報酬を獲得できるようになっている仕事もあります。バリバリ働きたい人や、営業力に自信がある人に向いているといえるでしょう。
おすすめポイント | ・未経験でもOKな仕事が多い ・特技や専門知識がない人も始めやすい ・がんばりしだいで高収入を目指せる |
注意点 | ・コミュニケーション能力が重要 ・勤務時間に縛りがある場合も多い ・静かな場所が必要 ・個人の実力を発揮しやすい |
平均年収 | 300万~600万円 |
カスタマーサポート
「カスタマーサポート」とは、カスタマー(顧客)の困りごとを解決する仕事です。顧客から来る問い合わせの電話やチャット、メールなどに対応します。人とやりとりをすることが多いので、コミュニケーションが好きな人に向いています。
カスタマーサポートの仕事は、顧客のサポートを行う以上、企業の商品やサービスについて熟知しておくことが重要です。研修期間を設けている企業も多いので、応募する前に確認しておきましょう。
おすすめポイント | ・困っている人の力になれる ・高度なパソコンスキルが必要ない |
注意点 | ・勤務時間に縛りがある場合も多い ・無事解決できたときは感謝してもらえる ・電話対応であれば静かな環境が必要 |
平均年収 | 250万~350万円 |
コンサルタント
「コンサルタント」とは、組織や個人が抱える問題に対して解決策を示し、サポートする仕事です。個人の働き方やキャリアの形成を助ける「キャリアコンサルタント」や、企業の経営を健全化する「経営コンサルタント」などが活躍しています。
コンサルタントと名のつく業務は幅広く、中でも企業の経営に関わるコンサルタントは経歴や実績が重視されるので、未経験から独立開業するのはハードルが高いといわざるを得ません。
このほか、恋愛や婚活の悩みに対応する「恋愛・結婚コンサルタント」や、Webサイトの問題点を見つけて改善する「Webコンサルタント」など、特技や専門性を生かした働き方もできます。資格がなくてもコンサルタントと名乗って活動できるため、自己PRや売り込みが得意な人には向いているでしょう。
おすすめポイント | ・働き方しだいではかなり高収入を狙える ・専門知識を生かせる |
注意点 | ・常に結果を出すことを求められる ・課題を解決できたときには大きな喜びややりがいを感じられる |
平均年収 | 400万~1,000万円 |
自宅で仕事をするメリット
自宅で仕事をすることには、時間的にも金銭的にもたくさんのメリットがあります。
通勤をしなくてよい
最大のメリットは何といっても「通勤する必要がない」ということです。首都圏では通勤に片道1時間以上かけている人も多く、旅行サイト「エアトリ」の調査によると、働いている人のうち6割以上の人が通勤をストレスに感じています。通勤しないことによりストレスから開放されるだけでなく、次のようなメリットがあります。
- 満員電車に乗らなくていい
- 職場への移動時間がゼロになる
- 交通費(電車代・バス代・駐車場代など)がかからない
- 通勤用の服や靴を揃えなくてもいい
- 体力を温存できる
- 女性の場合はメイクを省略できる
さらに、通勤中につい寄り道をして買い物や外食をしてしまう人なら、外出しないことで余計な出費を減らし、外食をやめることで健康にもプラスになるでしょう。
家庭・他の仕事と両立しやすい
「育児」や「介護」など家庭内でやることがある人には、家庭内の用事や家事と仕事を両立しやすいというメリットがあります。また、別の仕事とのかけもちをしたり、副業として収入を得たりすることも可能です。両立の例をみてみましょう。
- 子どもが幼稚園に行っている時間を利用して仕事をする
- 農業や観光業など時期によって波がある仕事のオフシーズンに在宅で働く
- 家業を手伝いながらスキマ時間を活用する
- 劇団やバンド活動と両立しながら空いた時間に働く
自宅での仕事は時間の自由がききやすいため、歌手や声優などの夢を追いかけながら働きたい人や、本業の忙しくない時期だけ別の仕事をしたい人にも向いています。
集中しやすい
自宅での仕事は自分で好きなように環境を整えられるうえ、電話を取ったり来客の応対をしたりすることもありません。同僚に話しかけられることもないので、目の前の作業に集中できます。
- 室温や湿度、BGMなどを自分の好みに合わせてコントロールできる
- 好きなタイミングで休憩できるので集中力を維持しやすい
- コピー用紙の補充や備品の発注など、雑用全般をしなくていい
- 早朝や夜間など、自分が集中できる時間帯に働ける
仕事内容にもよりますが、自宅で仕事をするなら、働くペースを自由に決められます。集中できる環境や時間帯は人それぞれ。自宅で仕事をすれば、「周囲が静かな深夜のほうが仕事がはかどる」「さわやかな早朝に働きたい」など、自分のタイプに合わせた働き方もでき、集中しやすいのです。
自宅で仕事をするデメリット
自宅で仕事をすることはメリットばかりというわけではなく、デメリットもついて回ります。よくあるデメリットをチェックしておきましょう。
同居人が気になる
自宅に家族や同居人がいて、その人のお世話が必要だったり、ひんぱんに話しかけられたりする場合は、仕事の効率が落ちてしまいがちです。在宅なら子どもの世話をしながら働けますが、「まだ小さくて一人で遊べない」「歩き始めたばかりでずっと見ていないといけない」という状況だと、実際に自宅で育児と仕事を両立させるのはかなり大変。結果的に仕事も育児も中途半端になってしまう、なんていうこともあるでしょう。
- 子どもから目が離せない
- 家にいる人に話しかけられて集中力が途切れてしまう
- 来客が多く応対しなくてはならない
- 同居人がテレビやラジオをつけていて音声が気になる
こういったことがデメリットとして考えられます。
また、同居人に問題がなくても、「自宅が繁華街にあり、周囲がにぎやかで集中できない」「外で長期間にわたって工事をしていてうるさい」など、環境がマイナスになることもあります。
誘惑に負けやすい
自宅には上司や同僚がおらず、他人の目がないので、仕事をサボっても誰にも怒られません。そのため誘惑に負けやすく、結果として仕事がおろそかになってしまいがちです。
- 寝坊してしまい予定通りの時間に仕事を始められない
- 何時間も昼寝をしてしまう
- ゲームがなかなかやめられない
- 動画をずっと見てしまう
- SNSに入り浸ってしまう
こんなふうにダラダラと過ごしてしまうと、いつまで経っても仕事が終わりません。誘惑に弱い自覚があるのなら、負けないための工夫も必要です。
- 仕事専用の部屋を作る
- スマホやパソコンをプライベート用と仕事用に分ける
- 誰かに監視を頼む(オンライン会議をつなぎながら作業する)
こういった方法である程度は対策できますが、そのぶんお金や手間もかかるので、ある程度は強い意思を持って誘惑を跳ね返すことも大切です。
ツールを揃える必要がある
会社員なら仕事に必要なツールは会社が用意してくれますが、自宅で仕事をするとなると、自分で手配をしなければならない場合があります。
- パソコン
- プリンター
- インターネット回線
- 電話回線(スマートフォン)
- セキュリティ対策のためのソフト
- 椅子や机
- 文房具
どんな仕事をするにしても、このくらいは揃っていないと自宅で仕事をするのは難しいでしょう。ただし、会社で準備してくれる場合もあるので、仕事を始める前に「仕事をするのにどんなツールが必要なのか」「会社はどこまで支給してくれるのか」をしっかりと確認しておいてください。
自宅で仕事をするのに向いている人
人によって得意なことや好きなことが違うように、在宅での仕事にも向き不向きがあります。自宅で仕事をするのに向いている人の特徴について解説します。
向いてる人1.自己管理ができる人
自宅で仕事をするのに向いている人は、自分でスケジュールを管理でき、仕事とプライベートの区別をきっちりとつけられる人です。自宅には何かと誘惑が多いので、いかにセルフマネジメントできるかがカギとなります。
- 自主的に毎日規則正しい生活が送れる
- 無理のないスケジュールを立てられる
- 自分が立てたスケジュール通りに仕事を進められる
- イレギュラーなできごとがあっても対応できるような余裕を持てる
こんな人なら自宅で仕事をしても誘惑に負けることなく、きっちりと職務をこなせるでしょう。
また、仕事上のマネジメントだけでなく、健康管理も欠かせません。自宅で仕事をすると出歩く機会が減り、どうしても運動不足になってしまいます。ストレッチや筋トレ、ジョギングなどを取り入れ、食事にも気をつけて過ごすことが大切です。
向いてる人2.専門スキル・知識がある人
自宅での仕事は専門知識が求められるジョブ型のものが多いので、何らかの専門スキルを持っているほうが有利です。デジタルコンテンツに関わるクリエイティブ系やエンジニア系、もしくはコンサルタント系の専門スキルや知識を持っている人なら、明日からでも自宅で仕事を始められるでしょう。
裏を返せば、これといった専門スキルがない人は初心者や未経験者でも可能な仕事からスタートしなくてはならず、最初は報酬が安かったり仕事がなかなか見つからなかったりするかもしれません。とはいえ、その分野で実績を積んでいけば少しずつ仕事の幅は広がっていきます。専門スキルがないうちは、専門性を身につけるためにコツコツとがんばることも大切です。
向いてる人3.主婦・主夫
自宅にいる時間が長い主婦や主夫は、自宅で仕事をするのに向いています。
- 配偶者が外に働きに出ているので家事全般を担当している
- 子育てや介護があり外で働くのが難しい
- 近くにパート・アルバイトとして働けるようなお店や施設がない
- 配偶者に転勤が多く、勤めに出てもすぐに辞めなければいけない
- 妊活中なので体に負担をかけずに働きたい
こんな人は、外で働くよりも、時間の自由がきく自宅での仕事だと都合がいいですよね。実際、在宅可案件を多く取り扱っている主婦専門の求人サイトやサービスは少しずつ増えています。自分の持っているスキルでこなせる仕事や、条件に合った仕事、チャレンジしてみたい仕事を探してみましょう。
自宅で仕事をするのに向いていない人
自宅で仕事をするのに向いている人の特徴を把握できたところで、反対に向いていない人の特徴もご紹介します。
向いていない人1.家では休みたい
家はのんびりくつろぐ場所と決めているような、環境によってオンとオフが切り替わる人は、自宅で仕事をするのには向いていません。こういう人は、自宅ではなかなか「仕事モード」に切り替えられないからです。
この場合の解決策として有効なのは、自宅の中で「休む場所」と「仕事をする場所」を決めておくことです。「仕事部屋には仕事に必要なものしか置かない」「リビングには仕事を持ち込まない」など、ルールを明確にしておきましょう。家族や同居人がいる場合は、仕事部屋にいるときは話しかけないように頼むなど、仕事モードを維持できる環境づくりが重要です。
向いていない人2.総合的に色々な仕事をしたい
自宅でできる仕事は専門性が高いものが多く、基本的には毎日同じ業務を続けることになるので、「いろいろな仕事を経験してみたい」と考えている人にはあまり向いていません。「営業もしてみたいし、クリエイティブ部門にも関わってみたい」といった希望があるなら、企業の総合職がおすすめです。
「やりたいことが決まっていない」「自分に合った仕事が何なのか分からない」という場合も、まずは就職してさまざまな業務を経験したほうが自分の可能性が広がります。
向いていない人3.人と会って話すのが好き
自宅での仕事は、基本的にリモートワーク(テレワーク)で、朝から晩まで一人です。とくにジョブ型の仕事では黙々と作業に没頭することになるので、常に周囲とコミュニケーションを取りながら仕事を進めたい人には不向きでしょう。「同僚とのランチが楽しみ」「人と話していたほうがアイデアがひらめく」という人は、作業効率が落ちたり、知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまったりすることもあります。
ただ、リモートワークをしているスタッフ同士のコミュニケーションを重視している会社も少なくありません。「一人で作業をするのが苦手だけれど、事情があって自宅で仕事をしたい」という人は、求人を探すときにその点もチェックしてみてください。
自宅で仕事をする方法
自宅で仕事をする方法は、おおまかに分けて次の3種類です。それぞれの特徴やメリットをご紹介します。
方法1.在宅可能なアルバイト・業務委託案件を探す
在宅可能なアルバイトや業務委託案件は単発でできる仕事も数多く、副業にもおすすめの方法です。報酬は「時給◯◯円」や「成果物1本あたり◯◯円」といった形で決められているのが一般的で、金額は作業量や内容によって異なります。傾向として、専門性が高い内容だと高く、未経験者でもできるような単純作業は低めです。
アルバイトや業務委託では、パソコンやソフトウェアなどのツールは基本的に自分で用意することになるので、持っていなければ初期費用がかかります。実際に仕事に応募する際は、自分の環境で作業ができるかどうかも確認しておきましょう。
さらに業務委託契約を結ぶときは、契約内容をよく確認し、必ず契約書を交わすようにしましょう。成果物の取り扱いや報酬の取り決めなどは特に重要です。一方的に不利な契約内容を提示するような企業もないとはいえず、思わぬリスクを背負ってしまう可能性があります。
方法2.自宅で開業する
「パソコンだけでできるビジネスを始める」「自宅のちょっとしたスペースを利用して開業する」というのもひとつの方法です。
- ピアノ教室
- 英会話教室
- 茶道・華道の教室
- ハンドメイド作品の受注生産
- ネットショップの運営
- カフェ
こういった事業は、自宅開業の定番といえるでしょう。自分でビジネスを作れば、特技やアイデアをもとに収入を得られます。
開業のために事務所や店舗を新たに借りるには資金がかかりますし、失敗したときのリスクも大きいといわざるをえません。ビジネスを立ち上げたいなら、今あるものを活用する形を考えてみましょう。
方法3.在宅ワークOKな会社に入社する
在宅勤務ができる会社に入社すれば、自宅で働くことができます。新型コロナウイルス感染症の流行によりリモートワークが推奨され、入社してすぐに在宅勤務ができる求人が増えています。
この場合、会社員として生活が保障されるうえ、パソコンやソフトウェア、通信機器などのツールはセキュリティの観点から支給されることが多く、元手もかかりません。ただし、ひと言で在宅ワークといっても会社ごとに細かな違いがあるので、入社の際には次のような条件を確認しておいてください。
- フルで在宅勤務なのか、定期的な出社が必要なのか、在宅ワークの頻度
- 勤務初日から在宅勤務できるのか、それとも一定の出社期間があるのか
- 仕事をするのに必要な電気代や通信費などの経費は、どうやって精算するのか
- 勤務や休憩の時間はどのように決めるのか
- 住む場所はどこでも良いのか、ある一定の範囲内でなければいけないのか
まとめ
自宅でできる仕事というと、以前は一部のクリエイティブ系やIT系に限定されていましたが、通信技術の発達や働き方改革などを経て、営業や秘書などもオンラインで仕事をこなせるようになりました。ただし在宅勤務は向いている人と向いていない人がいるので、誰もが問題なく取り組めるというわけではありません。自分の性格や特性、自宅の環境から、できそうかどうかを客観的に見きわめるようにしましょう。
在宅での仕事内容は、未経験可のものから専門スキルを必要とするものまで幅広く、報酬や条件もさまざまです。「専門知識はないけれど在宅勤務したい」「適度に人と関わりながら仕事したい」という人は、在宅勤務が可能な会社に就職するのがおすすめです。ジェイックでは、在宅で働ける求人も数多く取り扱っています。自宅で仕事をしたい人はぜひ相談してください。
「自宅 仕事」によくある質問
自宅でできる仕事は大きく分けて4つに分かれています。クリエイティブ系、DTPデザイナー、教育・レッスン系、営業系の4つです。詳しくは、「自宅でできる仕事や求人14選」で解説をしております。
自宅での仕事が向いている人は、3つの特徴があります。自己管理ができる人、専門スキル・知識がある人、主婦・主夫の3つです。詳しくは、「自宅で仕事をするのに向いている人」で解説をしております。

こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい