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海に関わる仕事とは?種類別に20選を解説!目指す時の注意点も

海に関わる仕事とは?種類別に20選を解説!目指す時の注意点も
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海に関わる仕事に就職したいと考えているものの、そもそもどういった仕事があるのか知りたいという人も多いのではないでしょうか?

この記事では、海に関わる仕事の種類を解説しつつ、種類別に20選にしてご紹介します。また、海に関わる仕事に就職する際の注意点も解説しますので、仕事選びの参考にしてみてください。

海に関わる仕事とは?

海に関わる仕事は、いくつかの種類に分けられます。

  • 海のレジャーに関わる仕事
  • 公務員として海の安全に関わる仕事
  • 船に乗り込み海の上で業務を行う仕事
  • 海の生物に関わる仕事

いずれも業務で海に関わる仕事ですが、関わり方が若干異なります。

海のレジャーに関わる仕事は、海水浴やマリンスポーツなどに関連した業務となり、海で楽しもうとする人をサポートする役割です。スタッフのようなポジションが多く、正社員以外にもアルバイトやパートといった働き方が可能なのが特徴です。

公務員については海上保安官など、海全体の安全を守る仕事です。国家公務員試験に合格しなければならず、就職する難易度が高いものの海に長く関わり続けられるといった特徴を持っています。

海上で働く仕事は漁師や船長など、船に乗り込んで仕事を行います。1年の大半を海の上で働くことになるため、この中でも最も海に深く関わる仕事と言えるでしょう。

海の生物に関わる仕事は、水族館スタッフや学者など、海の中で生きている生物と密接に関わります。実地調査などで海に行く機会もあるため、ほどよい距離感で海に関われるのが特徴です。

また、上記4つ以外にも海に関わることができる仕事がありますので、この記事では5つのジャンルに分け、海に関わる仕事を合計20個ご紹介していきます。

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海に関わる仕事【レジャー編】

海のレジャーに関わる仕事としては、以下が挙げられます。

  • ライフセーバー
  • インストラクター
  • マリンスポーツ運営
  • 観光船スタッフ
  • 海の家スタッフ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ライフセーバー

海水浴場などで監視を行い、万が一海に溺れた人を見つけたら、率先して救助を実施する仕事です。人命救助が仕事となる関係で、泳ぎが人並み以上に得意であることはもちろん、瞬発力や判断力、体力など幅広いスキルが求められます。

全国各地にあるライフセーバー団体に所属することで仕事ができますが、海水浴のシーズンである夏以外はどうしても仕事ができませんので、平均年収としては低めになります。

勤務時間中は常に海と隣り合わせで働くことになるため、海に直接的に関わることができる仕事です。

①平均年収200~250万円
②必要なスキル体力
瞬発力
判断力
スイミングスキル
応急処置に関する知識
③向いてる人海水浴場で長い時間働きたい人
咄嗟のトラブルに瞬発的に対応できる人
仲間意識を持って働きたい人
④仕事に就くためには?ライフセーバー団体に所属し、各地の海水浴場に派遣される
ライフセーバーを募集している求人に、求人サイトや就職エージェント経由で応募する

平均年収出典:株式会社M.and.Agency「ライフセーバーの仕事内容・資格・ニーズ・給料をチェック! | Greenfield(グリーンフィールド)

インストラクター

ダイビングやサーフィンなど、マリンレジャーに関するインストラクターとして、楽しみ方や安全面の注意などを行う仕事です。レジャーが楽しめる場所で働くことになりますので、勤務地は地方郊外になることが大半です。

また、海のレジャーには常に命の危険がある関係で、高い安全意識も重要になります。働き方としてはレジャーが盛り上がる夏頃は特に繁忙期となり、それ以外は暇な日が増えます。場合によってはオフシーズンは別の仕事をしなければならないこともあるでしょう。

①平均年収383万円
②必要なスキルコミュニケーション能力
海に関わるスポーツやレジャーの知見
安全意識
行動力
瞬発力
説明力
③向いてる人自分の好きなことを仕事にしたい人
体を動かすような仕事をしたい人
常に安全意識を持ち、危機管理力が高い人
④仕事に就くためには?インストラクター協会に所属する
所定のライセンスを取得し、経験を積む

平均年収出典:厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag

マリンスポーツ運営

ビーチボールを始めとした、マリンスポーツの大会の運営業務を行います。事務的な業務が多くなるものの、海に関わることができるという点で非常に珍しい仕事と言えます。

求人によっては、マリンスポーツを趣味やレジャー程度に楽しみたいという人向けの受付業務だけをするといったものもあり、アルバイトから始められる点がポイントです。

こちらもマリンスポーツのオフシーズン時には働くことができませんので、別の収入源を確保するよう意識が必要になってきます。

①平均年収254万円
②必要なスキル携わるマリンスポーツに関連する資格
体力
コミュニケーション能力
事務管理スキル
③向いてる人マリンスポーツが好きで、世の中に広めたいと思っている人
間接的でも海に関われればいいという人
特定のマリンスポーツを今も楽しんでいる人
④仕事に就くためには?リゾートバイト系の派遣会社に登録し、マリンスポーツ運営の案件を受ける
求人サイトや就職エージェント経由でマリンスポーツに関連した求人に応募する

平均年収出典:indeed「日本でのスポーツ施設運営の平均給与」

観光(クルーズ)船スタッフ

世界旅行をするようなクルーズ船に乗り込み、接客や調理などを行う仕事です。船に住み込む形で働けるため、常に生活の一部に海がある状態となります。その一方、家族と過ごせる時間が大きく減ってしまうといったデメリットも考えられます。

業務においては常に英語を使ってコミュニケーションを取る必要があり、語学力が必要です。様々な制限や求められるスキルがありますが、一生に一度しか経験できないような世界一周の経験を複数回積めるという点で、かけがえのないやりがいを感じられる仕事と言えます。

①平均年収336万円
②必要なスキル体力
コミュニケーション能力
丁寧さ
精神力
語学力
③向いてる人長期間家を空けても問題ない人
普通の人が一生に一回しか経験しないようなことを仕事にしたい人
密室空間にずっといても耐えられる人
④仕事に就くためには?観光船ビジネスをしている海運会社に求人サイトや就職エージェント経由で応募する

平均年収出典:ホテル人材バンク「クルーズ船の仕事内容・職種、給料、大変なこと、働き方、仕事の探し方がまるわかり!」

海の家スタッフ

海水浴場に併設されている海の家を運営するスタッフとして働きます。業務としては「受付・会計」「調理」の主に2パターンとシンプルで、アルバイトからでも就けるのがポイントです。アルバイトで働く場合は、シフトによって働き方が大きく変わってきます。

なお、海の家を自分で経営することも可能です。ただ、海水浴場ごとに存在する組合に加入し、営業権を得なければならず、新規参入をするのは非常に難易度が高いという声もあります。

働き方や雇用形態に特別なこだわりがないのであれば、海に関わる仕事の中でもトップレベルに就職しやすい仕事だと言えます。

①平均年収212万円
②必要なスキル体力
コミュニケーション能力
調理スキル
簡単な計算能力
③向いてる人海で楽しむ人を見ながら働きたい人
夏の短い期間だけ働きたい人
暑さに慣れている人
④仕事に就くためには?海の家のアルバイト求人に応募する
海の家を経営したい場合は、海水浴場ごとの組合に加入して営業権を獲得する

平均年収出典:indeed「日本での屋台・海の家スタッフの平均給与」

海に関わる仕事【公務員編】

公務員として海の安全に関わる仕事としては、以下が挙げられます。

  • 海上保安官
  • 海事技術専門官

それぞれ詳しく見ていきましょう。

海上保安官

海上保安官は、巡視船や航空機などを使って海の安全を保つ国家公務員の仕事です。業務では常に海と向きあうことになり、どっぷりと海に関わることが可能です。

ただ、就職の方法は海上保安格好か海上保安大学校を卒業しなければならず、これから就職するにはハードルが高いといった事実があります。

働き方は公務員であるため、比較的安定しています。ただ、海上でトラブルが生じれば緊急対応をすることもありますので、あらかじめ認識しておいてください。

①平均年収675万円
②必要なスキル極めて高い体力
極めて高い精神力
コミュニケーション能力
協調性
誠実さ
行動力
瞬発性
専門的な知識
③向いてる人海の安全を守りたいという思いが強い人
安定した稼ぎを得られる仕事をしたい人
寮生活など、複数人と一緒に生活することに苦手意識がない人
④仕事に就くためには?海上保安大学校か海上保安学校に入学して卒業する(これ以外の就職方法はない)

平均年収出典:株式会社アガルート「海上保安官になるには?仕事内容・年収・試験概要・難易度を解説」

海事技術専門官

船の計器に関する知見を活かし、全国にある船の点検や検査を行う仕事です。船に関する高い知識が必要となるプロフェッショナルな仕事であり、国土交通省管轄の国家公務員として働く仕事となっています。

自身の仕事が船の安全、ならびに船に乗り込む船員の安全にも繋がるので、責任のある働き方が求められます。機械や電気系の知識を持っている人の方が、採用試験に有利になることもあります。

①平均年収300~400万円
②必要なスキルコミュニケーション能力
専門知識
判断力
瞬発力
③向いてる人プロフェッショナルな仕事をしたい人
技術を高めていくことにやりがいを感じる人
安全を守る仕事がしたい人
④仕事に就くためには?国土交通省が実施する採用試験に合格する
合格後、国土交通省に入省して辞令を受け、仕事に就ける

平均年収出典:doda「海事技術専門官/船の安全を守る専門職 – 国土交通省の求人情報」

海に関わる仕事【海の上で働く仕事編】

船に乗り込み、海の上で働く仕事としては以下が挙げられます。

  • 漁師
  • 船長
  • 航海士
  • 機関士
  • 潜水士

それぞれ詳しく見ていきましょう。

漁師

船に乗り込み漁に出発し、魚を獲ってくる仕事です。獲物にもよりますが日が出ていない時間帯から漁に出ることも多く、体力が重要となります。

一人で漁師として働くこともできますが、漁業組合や漁業関連の会社に勤めて複数人で漁をすることもあります。仕事中は常に海の上で働くことになりますので、最も海に近い仕事と言っても過言ではありません。

なお、漁師の世界も人材不足が嘆かれている関係で、後継者を探している漁師の元に弟子入りするのも一つの手です。いきなり一人で独立するためには多額の初期投資が必要になることも合わせて認識しておきましょう。

①平均年収360万円
②必要なスキル体力
腕力
海に関する幅広い知識
集中力
危機察知能力
③向いてる人一人で黙々と海で働きたい人
釣りが好きな人
船の運転をしたい人
④仕事に就くためには?個人事業主として開業する
会社として漁師を募集している企業に応募する

平均年収出典:厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」

船長

船の運航において、最高責任者として船内を取り仕切るマネジメント業務を担います。運航に必要な幅広い専門的な知識・経験を持っていることはもちろん、船員全員をまとめ上げるリーダーシップが求められます。

また、計画力や臨機応変な対応力も重要であり、長い期間経験を積んだ船員が船長にキャリアアップすることが大半です。そのため、船長になりたいのであれば、まずは航海士や機関士などの別の仕事に就職する必要があります。

船長として運航を取り仕切る船によって働き方は変わります。

小型船の場合は外洋の航海がありませんので、普通の会社員と同じような働き方ができる傾向にあります。

ただ、大型船の場合は各地の港を回ることになるため、一度出航すると長期間家に帰れず船内で寝泊まりすることが基本になります。

①平均年収770~860万円
②必要なスキル乗船に関する幅広い知識
海に関する専門的な知識
体力
コミュニケーション能力
マネジメントスキル
③向いてる人航海を仕事にしたい人
多くの人をまとめあげた経験がある人
集団生活において手本となれるような人
④仕事に就くためには?海技士免許試験を合格する
外航海運会社や内航海運会社に就職した後、航海士として経験を積んだ後に船長にステップアップする

平均年収出典:日本かつお・まぐろ漁業協同株式会社「乗組員の収入はどれくらいあるの?」

航海士

船長の指示を受け、航海計画に基づいて船上での各種業務を担当する仕事です。出航準備のために食料や計器のメンテナンス・確認を行ったり、航海中は現在位置を海図上で確認したりなど、目的地に事故なく計画通りに辿り着くことがミッションとなります。

乗り込む船の大きさによって、複数人の航海士と一緒に働くこともあります。また、長期間の航海になる場合は寝泊まりを一緒にすることになりますので、規律に対する意識やチームワークが重要です。

①平均年収453万円
②必要なスキルチームワーク
コミュニケーション能力
誠実さ
危機管理能力
情報処理能力
③向いてる人多くの人と何かを成し遂げることが得意な人
てきぱきと物事を進めるのが得意な人
自分を律して真面目に仕事に取り組める人
大きな船に乗り込んで仕事をしたい人
④仕事に就くためには?海技士免許試験を合格する
外航海運会社や内航海運会社に就職する

平均年収出典:厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」

機関士

船におけるエンジンや発電機、ボイラーなどの機器管理を行う仕事です。航海中に船の計器にトラブルがあれば事故は免れませんので、集中力と技術力だけでなく、高い責任感が重要となります。

また、船の各部品・計器にトラブルがあった場合、すぐに船員や船長に報告することが重要ですので、コミュニケーション能力やチームワークも必要なスタンスと言えます。

長期間の航海を担当する場合は、数ヶ月まるまる仕事をして、その後3〜4カ月まとまった休みを取るといった働き方が基本的になります。やや不規則な働き方ではありますが、極端に休みが少ない仕事ではありません。

①平均年収453万円
②必要なスキルチームワーク
協調性
体力
忍耐力
電気系の知識
③向いてる人保守やメンテナンス系の仕事に興味がある人
報告、連絡、相談が適切にできる人
自分の仕事に責任を持てる人
④仕事に就くためには?海技士免許試験を合格する
外航海運会社や内航海運会社に就職する

平均年収出典:厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」

潜水士

潜水スーツを身につけて海に潜り、水中で業務を行う仕事です。具体的な業務としては、サルベージや船の清掃・点検、マスコミ関連の水中撮影や災害時のレスキュー対応など多岐に渡ります。

海に潜ることそのものが仕事とも言えますので、体力やスイミングのスキルは必須です。また、海そのものの特性として、常に命の危険がある仕事という点には注意が必要と言えます。

会社に勤めるのか、官庁に勤めるのかによって働き方は若干異なりますが、事故防止の観点で法令によって働ける時間の上限が設けられています。そのため、働く時間が極端に長くなるといったことがないのも特徴と言えるでしょう。

①平均年収460万円
②必要なスキルダイビングスキル
行動力
体力
視力
度胸
チームワーク
スイミングスキル
③向いてる人海の中で働きたい人
人とは違う仕事をしてみたい人
ダイビングを趣味で行っている人
④仕事に就くためには?潜水士免許試験に合格する
海洋、港湾建設会社に就職する
警察や海上保安庁に入職する

平均年収出典:厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」

海に関わる仕事【生物編】

海の生物に関わる仕事としては、以下が挙げられます。

  • 水族館スタッフ
  • 海洋生物学者
  • 出版社

それぞれ詳しく見ていきましょう。

水族館飼育員

水族館で飼育している海洋生物の飼育を担う仕事です。餌付けや清掃がメインの仕事となりますが、生物が病気になっていないかの観察やショーの出演などの業務を担うこともあります。

自分の働きが海洋生物の命に直結する関係で、責任の重い仕事となっていますが、ルーティンワークが得意であったり、観察力に優れている人であれば活躍できるでしょう。

働き方は水族館ごとに異なりますが、どの水族館も閉園時間が決められていることもあるため、長時間の残業が発生しにくい傾向にあります。アルバイトからでも始められるので、気になる水族館があるなら、ホームページのチェックをしてみるのがおすすめです。

①平均年収360万円
②必要なスキル生物に関する専門的な知識
タスク管理能力
大勢の前でパフォーマンスをする度量
細かな変化に気づける観察眼
③向いてる人ルーティンワークを楽しめる人
海の生き物に特に興味がある人
海の生き物の魅力を他人に伝えることが好きな人
④仕事に就くためには?水族館の求人に求人サイトや就職エージェント経由で応募する
アルバイトを募集しているケースもあるので、気になる水族館のホームページから応募するのもおすすめ

平均年収出典:厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」

海洋生物学者

海洋生物の特性を研究したり、未知の海洋生物を発見したりする研究職です。探究心がとにかく重視される仕事のため、海の生物について並々ならぬ情熱を持っている人に特に向いている仕事と言えるでしょう。

一般的には大学教授になるか、海洋調査を行っている独立行政法人に就職することで働けます。働く時間が明確に定められていることは少なく、特に大学教授の場合は自分の研究に応じて好きなスピードで研究と向き合うことができます。

①平均年収400~600万円
②必要なスキル海洋生物に関する幅広い知識
探究心
好奇心
仮説思考
論理的思考力
行動力
計画力
③向いてる人海洋生物に関する好奇心がとにかく強い人
自分で何かを調べて発表する仕事がしたい人
仮説と検証が好きな人
④仕事に就くためには?海洋調査を行う独立行政法人に就職する
大学教授を目指して博士号を取得する

平均年収出典:株式会社ミニマル「【職業図鑑】海洋学者:仕事内容や進学すべき大学

出版社

間接的な関わり方となりますが、釣りや海洋生物に関する本・雑誌を出版している出版社で編集として働くといった方法もあります。出版社の編集担当として、本に盛り込む内容や構成を考えたり、雑誌の全体的なレイアウトを考える業務を担います。

読者がどういった情報を知りたいのかを考えて本に落とし込んでいくため、海に対する知識だけでなく、読者の目線に立って考えられるような想像力も重要な仕事です。

ただ、出版社の編集は人気が非常に高い求人のため、狭き門であることは認識しておく必要があります。もし就職を目指したいのであれば、念入りに就活準備をすることをおすすめします。

①平均年収697万円
②必要なスキルプレゼンスキル
コミュニケーション能力
文章力
論理的思考力
マーケティングスキル
集中力
③向いてる人海に間接的に関わりたい人
ものづくりの仕事がしたい人
デザインセンスを活かしたい人
④仕事に就くためには?出版社に求人サイトや就職エージェント経由で応募して就職する

平均年収出典:厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」

海に関わる仕事【その他】

これまでのジャンルには属さないものの、海に関わる仕事としては以下が挙げられます。

  • 造船設計
  • 造船製造
  • 料理人
  • ITエンジニア
  • 水先人

それぞれ詳しく見ていきましょう。

造船設計

船を造るにあたり、素材や組み立て方、製造方法など設計を担当する仕事です。船は全てオーダーメイドとなっていますので、一隻一隻設計できるやりがいに溢れた仕事と言えるでしょう。

造船に関する幅広い知見が求められるため、造船製造の経験を積んできた人が設計に回るパターンが比較的多い傾向にあります。設計職とは言え、造船に関わる他の人との打ち合わせを行うことも多く、コミュニケーション能力も大切です。

①平均年収470万円
②必要なスキル計画力
造船製造に関する知見
責任感
コミュニケーション能力
集中力
③向いてる人船の製造に関わりたい人
ものづくりに携わりたい人
計画を立てることが好きな人
④仕事に就くためには?専門学校や大学で造船に関する知識を学び、造船会社に就職する

平均年収出典:厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」

造船製造

造船設計者が策定した設計書に基づいて、製造業務を担う仕事です。資材の切断や加工、溶接、塗装など自分の手で船を作り上げていけるため、海に関わるものづくりに携わりたい人にとってぴったりな仕事と言えます。

造船メーカーの会社員として勤めるため、一般的な会社員と同じように完全週休二日制といった勤務形態で働くことになります。また、雇用改善の傾向も見られ、女性の就業者も徐々に増えてきています。

①平均年収470万円
②必要なスキル行動力
製造に関する知見
読解力
コミュニケーション能力
集中力
器用さ
③向いてる人船の製造に関わりたい人
ものづくりに携わりたい人
職人のようなプロフェッショナルな仕事に関わりたい人
④仕事に就くためには?専門学校や大学で造船に関する知識を学び、造船会社に就職する

平均年収出典:厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」

料理人

食材を調理し、来店客に提供する仕事です。特に日本料理である寿司や天ぷらは海外での人気も高く、観光客をメインに活躍する料理店が多数存在しますし、海外で日本料理店を開くシェフも増えてきています。

海鮮系の料理人の場合は、市場で行われるせりに参加することもあり、間接的に海に関わることが可能です。体力や目利き力など料理人として優れたスキルが求められますが、自分の店を持って独立することもでき、やりがいを感じやすい仕事と言えるでしょう。

①平均年収339万円
②必要なスキル調理スキル
想像力
集中力
臨機応変な対応力
目利き力
体力
③向いてる人自分の料理で誰かを喜ばせたい人
料理が好きな人
海鮮系のシェフになりたい人
④仕事に就くためには?料亭や日本料理店で弟子になり経験を積む
自分で開業して出店する

平均年収出典:厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」

ITエンジニア

ITシステムやツールの開発、運用を行う仕事です。最近では海の現場でもDX化が進んできており、ITエンジニアとして海に関わる案件を受託するケースも増えてきています。そのため、直接海に行くわけではありませんが、間接的に海に関わる仕事と言えるでしょう。

ITに関する幅広い知識が求められるものの、仕事そのもののニーズが高まっていることから未経験でも就職できる求人が多数存在します。ITエンジニアとしてデビューしたいのであれば、就職エージェントなどを活用して未経験歓迎の求人に応募することがおすすめです。

①平均年収550万円
②必要なスキルプログラミングスキル
ITに対する幅広い知見
論理的思考力
学習意欲
コミュニケーション能力
③向いてる人海に関わる仕事のサポートをしたい人
手に職をつけたい人
海に関わりつつ、好きな場所で働きたい人
④仕事に就くためには?ITエンジニアを未経験で募集する求人に求人サイトや就職エージェント経由で応募する

平均年収出典:厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」

水先人

船に乗り込み、船長へアドバイスするのがメインの仕事です。いくら経験を積んだ船長と言えど、海の状況を逐一完璧に把握できるわけではありません。水先人は特に操船が難しい水域の航海において、専門的な知識を持って船長のサポートを行います。

航海士としての現場経験はもちろんのこと、水先人の仕事では英語が必須となっている関係で、英語力も求められます。なお、水先人になるためには水先人国家試験に合格する必要がありますが、そこでの試験分野としても英語力が問われます。

①平均年収900万円
②必要なスキルコミュニケーション能力
英語力
判断力
責任感
③向いてる人海の流れを見る仕事をしたい人
アドバイスやサポート役に向いてる人
とにかく責任感が強い人
④仕事に就くためには?水先人試験に合格し、所定大学の養成課程を修了。その後水先人国家試験に合格する

平均年収出典:株式会社ライボ「【水先人とは?】年収や仕事内容・なり方・将来性についてご紹介! | JobQ[ジョブキュー]」

海に関わる仕事を目指す時の注意点

今回紹介した海に関わる仕事を目指す上では、以下3つの注意点を意識することが大切です。

  • 命の危険と隣り合わせの仕事も多い
  • 規律が遵守される職場が多い
  • 異業種異業界への転職が難しい

特に船に乗り込む航海士や機関士といった仕事は、一歩間違えれば命の危険があるような仕事ですし、危険な状況を防止するためにも規律が非常に重視される傾向にあります。

また、海に関わる仕事はそれぞれの分野におけるプロフェッショナルであることが求められる反面、スキル自体が別の職種や業種で活かしにくいため、キャリアチェンジをするのが難しいといった注意点が考えられます。

まとめ

海に関わる仕事はたくさんありますが、それぞれ求められるスキルや業務内容が大きく異なりますので、自分はどのように海と関わっていきたいかによって、就職する仕事を選ぶようにしてください。

また、ほとんどの仕事において海の危険性と隣り合わせになるため、もし安全安心に働ける職場がいいと感じるのであれば、別の仕事も検討してみましょう。

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古庄 拓取締役
株式会社ジェイック取締役。IT業界・コンサルティング業界等への転職支援からキャリアを開始。大学キャリアセンターとの就職支援プロジェクト(2021年2月末:102大学と連携)、新卒の就職支援事業、リーダー研修事業など、複数サービスや事業の立上げを担当し、現在に至る。新卒の就職、中途の転職、また企業側の採用・育成事情に詳しい。 7つの習慣R認定担当インストラクター、原田メソッド認定パートナー、EQPI認定アナリスト等