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職歴なしの書き方をご紹介!履歴書への記載方法の実例やポイント

職歴なしの履歴書の書き方をご紹介!
ニートFV

職歴なし書き方が履歴書で分からないと思っている方も多いのではないでしょうか?

実は職歴なしの履歴書の書き方には、2パターンあります。学歴のみ記載の場合と、学歴と職歴を記載する場合です。

こちらの記事を読むことで、職歴なしの履歴書の書き方について理解できるでしょう。気になる方は、是非読んでみて下さい。

履歴書に書ける職歴の基準とは?

履歴書に書ける職歴の基準とは?

履歴書に書ける「職歴」の基準をお伝えします。結論からお伝えすると、次のとおりです。

  • 契約社員以上で働いた経験がある場合:企業勤めの経験を記載する(アルバイト経験は記載しない)
  • 契約社員や派遣を含め企業で働いた経験がない場合:アルバイト経験の記載はOK

まず職歴とは、履歴書の1枚目に記載する項目の一つです。これまで経験してきた職務の経歴を記載し、原則として入社年月、そして退社年月を記載します。

また、一般には契約社員以上での企業勤めの経歴を記載するものとされ、アルバイトの経験を書くことはNGとされることがほとんどです。しかし企業勤めの経験がない場合には、アルバイトの経歴を記載することが認められています。

仕事の難易度や責任などには当然違いがありますが、アルバイトといえども仕事経験には違いありません。そして経歴にブランクがあるよりは、アルバイトであっても伝えておくほうがアピールにつながる可能性もあります。そのため企業勤めの経験がない場合で、アルバイトの経験はある場合には、そのアルバイトを職歴として記載するようにしましょう。

職歴がない時の履歴書の書き方

職歴がない場合の履歴書の書き方を紹介します。具体的には、次の2つのパターンに分けてお伝えします。

  • 学歴のみ記載
  • 学歴とアルバイト経験を記載

学歴のみ記載

履歴書には、学歴を記載する欄があります。職歴がなく、アルバイト経験もない場合には、学歴はきっちりと書くようにしましょう。

書き方に関しては、次の図を参考にしてください。

学歴のみ記載

学歴を書く際は、次のポイントをしっかりと押さえましょう。

  • 入学年と卒業年は「元号」か「西暦」で統一させる
  • 学歴は「中学校卒業」から記載する
  • 学校名は正式名称で書く。特に高校は「高等学校」と書くことに注意
  • まだ卒業していない場合には「卒業見込み」と記入する

また、アルバイト経験がない場合には、職歴の左側に「なし」と記載します。右下に「以上」と書くことも忘れないようにしましょう。

学歴とアルバイト経験を記載

アルバイト経験がある場合には、学歴のほかに、その経験も記載しましょう。具体的には、次のように記載します。

学歴とアルバイト経験を記載

アルバイトの経験を書く際は、次のポイントを意識しましょう。

  • 応募先にアピールできる経験を優先して書く
  • 社会保険に加入していたアルバイトを書く
  • スペースに余裕があれば仕事内容を伝えてもOK
  • アルバイトを辞めた場合の書き方に注意する

参考:TOWN WORKマガジン

応募先にアピールできる経験を優先して書く

履歴書の職歴欄のスペースには限界があります。そのため、もしも複数のアルバイトを経験している場合には、基本的には応募先にアピールになるものを優先して記入するようにしてください。たとえば接客の仕事を希望しているのであれば、工場でのアルバイト経験ではなく、コンビニエンスストアでレジ打ちをした経験を優先して書く、といったことです。記入の際は、次の書き方も参考にしてみてください。

応募先にアピールできる経験を優先して書く

社会保険に加入していたアルバイトを書く

複数のアルバイトを経験している場合には、社会保険に加入していたアルバイトを優先して書くのも一つの手です。なぜなら、「長期的にしっかり働いていた」といったイメージを読み手に与えられるからです。

そもそも社会保険は、アルバイトでも加入が可能です。しかし、たとえば1週間に2~3時間だけ、といった勤務の場合には入れません。具体的な加入条件は次のとおりです。

  • 週の所定労働時間が20時間以上
  • 賃金月額が月8.8万円以上(年約106万円以上)
  • 勤務期間が1年以上の見込みがある
  • 学生でない(※夜間や定時制などの場合には学生でも加入できる場合もある)
  • 以下の企業のうちのいずれかで働いている
  1. 従業員が501名以上(厚生年金の被保険者数)の勤務先
  2. 従業員数が500人以下の勤務先でも、社会保険に加入することを労使で合意がなされている
  3. 勤務先が国または地方公共団体に属している

より詳しい条件は、政府広報の以下のサイトを確認してみてください。

政府広報オンライン|「パート・アルバイトの皆さんへ 社会保険の加入対象が広がっています。」

アルバイトを辞めた場合の書き方に注意する

アルバイトを辞めた場合には、その旨も記載します。このとき、辞めた理由を書く必要はありません。書き方としては、次のように「一身上の都合により退職」と書くのがマナーです。また、退職した年と月も忘れずに記載しましょう。

アルバイトを辞めた場合の書き方に注意する

ニートの履歴書の書き方を知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

ニートの履歴書の書き方!簡単に志望動機を書く方法

職歴なしの印象をカバーする方法

先述したように、もしも企業勤めの経験がない場合には、アルバイトの経験を書くことは良しとされています。しかしなかには、アルバイトの経験がない人もいるかもしれません。

こうした人は、そもそも職歴では企業にアピールできないため、ほかの方法でアピールをする必要があります。具体的には、次のような対策が効果的です。

  • 志望動機を練る
  • 自己PRは相手目線で考える
  • 資格取得を目指す
  • 添え状で熱意を伝える

志望動機を練る

まずは志望動機をしっかりと練ることを意識しましょう。なぜなら、企業は入社意欲も採用の参考にするからです。

具体的には、次のポイントをあらかじめ踏まえて志望動機を作成してください。

  • なぜその業界を選んでいるのか?
  • なぜその会社に入りたいのか?
  • なぜその仕事をしたいのか?

志望動機を考えることは面倒くさく感じるかもしれませんが、しっかりと考えられた志望動機は採用担当者の気持ちを動かします。特にこれまで働いた経験がなく、未経験から飛び込む場合には「働く意欲」をアピールすることが欠かせません。

まずはどのような業界があるのか、そして志望する会社のライバル企業はどこか、といったリサーチを積みつつ、「なぜその会社で働きたいのか」といった理由を固めていきましょう。

自己PRは相手目線で考える

職歴がない場合には、自己PRも大切な意味を持ちます。そもそも自己PRとは「あなたが求めているものを私は持っていますよ」とアピールするものです。つまり採用の場面では、「企業が求めている力やスキルなどを、私は持ち合わせています」とアピールすることが重要になります。

そのため、たとえば「高校生のときに絵画コンクールで優勝しました」といった“私はすごい自慢”はなかなか評価されません。一方で、たとえばコミュニケーション能力や、細かいこともコツコツこなせる、といった力を企業が求めていて、自分にも当てはまるものがあれば、その力があることをアピールすると企業から評価される可能性が高いのです。

ちなみに「自己PR」と聞くと、自分がほかの人より優れていることは何だろう、と過去の経験ばかりに目が行きがちです。もちろん過去を思い出すことも大切ですが、より相手に届く自己PRをつくるためには、「相手が求めているもの」を把握することも欠かせません。企業の採用ページなどを確認しつつ、自分がアピールすべき力を把握するようにしましょう。

資格取得を目指す

資格取得を目指すことも、職歴がない場合には有効な手段の一つです。

たとえばプログラマーを目指すのであれば、IT系の資格取得を目指しておいて損はありません。そもそもIT人材が不足しているため、特にIT系の企業は未経験であっても採用する傾向にあります。それでも、ITに興味もなく、意欲が感じられない人は採用しても辞めてしまうリスクが高いため、こうした人は内定をなかなかもらえません。一方で未経験であっても資格の勉強を続け、プログラミングスクールなどに通っている場合には、それだけで評価される可能性があります。

資格取得は、入社意欲の高さという点でもアピールにつながります。職歴がない場合でもあきらめず、ぜひ資格の勉強も考えてみてください。

なおスキルを磨きたい場合には、ハローワークが実施している「職業訓練(ハロートレーニング)」への参加も検討してみましょう。職業訓練とは、業務上必要なスキルや知識を実質無料で習得できる講座のことで、さまざまなコースが用意されています。

さらには受講条件を満たすことで「月10万円+交通費」が手当として支給されるなど、金銭的な補助も充実しています。詳しくは以下のサイトで紹介されているので、気になる場合には確認してみてください。

厚生労働省|ハロートレーニング

添え状で熱意を伝える

これは奥の手とも呼べる方法ですが、「添え状」で熱意を伝えるのも効果的です。添え状とは、履歴書などの書類を郵送する際に同封する手紙のことで、ビジネス上のマナーの一つに数えられるものです。

「履歴書を郵送いたします」といった文を記すのが一般的ですが、記載する内容についてこれといった厳格なルールはありません。そのためたとえば入社意欲などを綴っておくことで、意欲を伝えられる可能性があるのです。なお、履歴書をPDF化して企業にメールで送る場合には、そのメールの本文内に熱意を記しておくのも手といえるでしょう。

職歴なしについて詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

職歴なしでもOK!理由やおススメの仕事、履歴書・職務経歴書のコツ&仕事の探し方をご紹介!

まとめ

職歴がない人のなかには、「履歴書に書くものがない……」と悩んでしまう人も多いかもしれません。「自分なんか採用されない」と落ち込んでしまい、履歴書を書くことすらイヤになってしまう人もいるのではないでしょうか?

しかし、まだ諦めるのは早いです。たとえ企業で働いた経験がなかったとしても、アルバイトの経験があれば、それを書くことは認められています。そしてアルバイト経験がなかったとしても、志望動機や自己PRをしっかりと考えること、また資格取得を目指すことなどによっても、職歴なしをカバーすることができます。

「働いた経験がない」といった事実は変えられませんが、これからの自分の行動は変えられます。まずは今回お伝えしたことを参考に、まだまだ可能性が残されていることを理解したうえで、企業に評価されるような履歴書作りを進めていきましょう。

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池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」