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田舎暮らしでできる仕事とは?田舎でできる仕事と選ぶ基準について解説!

田舎暮らしでできる仕事とは?田舎でできる仕事と選ぶ基準について解説!
仕事選びFV

田舎暮らしをしてみたいが、仕事をどうやって選んだらいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では田舎へ移住してできる仕事選びと選ぶ基準、田舎暮らしで仕事をするためのおすすめの方法についてまとめました。あなたの目指す生活スタイルから、田舎でできる仕事を考えてみましょう。

記事のPoint
  • 田舎での仕事は種類が限られるが、業種や職種によっては仕事の数は十分にある
  • 田舎でできる仕事4選は「インフラ関連」「医療・介護」「製造業」「ネットビジネス」
  • 田舎暮らしで仕事をしていくためにおすすめの方法を4つご紹介

田舎暮らしでの仕事は選択肢が少ないだけ

田舎暮らしでの仕事は選択肢が少ないだけ

「田舎にいると、仕事を仕事を探すのが大変」という声をよく聞きます。

たしかに都心部に比べると、求人の案件数自体は少ないでしょう。しかしいろんな視点から見ると、仕事を見つけるのは可能です。

ではなぜ、田舎では仕事が少ないと言われることが多いのでしょうか。その理由と、地方での仕事の実態について解説します。

田舎での仕事は種類が限られる

田舎で仕事を探そうとすると、業種や職種の選択肢は限られます。なぜならば、都会には企業が密集していて住む人も多いため、おのずと求人の数や種類も、都会のほうが圧倒的に多くなるからです。

たとえば、最新のショップや飲食店、就職人気上位に入るような大企業やメガベンチャー、芸能事務所の本社などは、ほとんど田舎には存在していません。「都会にしかないような仕事」は、多くの若者が憧れる職業となっているという事実はあるでしょう。もちろん田舎でも仕事はありますが、若い人たちに人気の仕事は少ないため、貴重な労働人口が都会に流れてしまっている側面はあるでしょう。

「田舎には仕事がない」と言われることがあるのは、実際に求人がない(少ない)ということ以外にも、こうした背景があると考えられます。

仕事内容によっては、むしろ求人は豊富

田舎は仕事の種類が限られる一方で、田舎でこそ求められる仕事もあります。たしかに、田舎では単純な数だけで見る求人数は少ないでしょう。しかし田舎にはそもそもの人口が少ないので、同じ求人数であれば、相対的に田舎の方が仕事の需要は高くなります。

つまり、一見求人数が少ないように見えても、実際には仕事が豊富な地域も多いのです。仕事内容によっては人手不足の業界もあり、業種や職種によっては仕事の数はじゅうぶんにあります。

都会の場合、未経験の仕事への転職は、年齢が上がると厳しくなりやすい側面があります。一方で地方は高齢化が特に進んでいるため、年齢が上がっても「若い」とみなされ、就職や転職のチャンスがあるのです。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

田舎でできる仕事

田舎でできる仕事

田舎でできる仕事はたくさんありますが、その中でも、都会と田舎で仕事内容の差が少ないものを4種類ご紹介します。

インフラ関連事業

インフラ事業とは、鉄道航空電気ガスなどの社会生活において必要不可欠なものを取り扱う事業を指します。

インフラ関連事業が田舎でも必要とされる理由は明確で、人が住んでいる地域には、必ずインフラ関連の整備が必要になるからです。逆にいえば、インフラ関連の整備がされていない地域だと人が離れていってしまうため、国や自治体もそれを防ごうとします。

そのためインフラ関連事業は、人が一定数生活している地域であれば、じゅうぶん需要のある仕事といえるでしょう。

医療・介護

田舎はとくに高齢者の割合が高いため、医療・介護を必要とする人が多くいるからです。こちらもインフラ関連事業と同様、人が生活している地域にはなくてはならない事業でしょう。

とくに最近では「地域包括ケアシステム」という、介護状態が必要になっても住み慣れた地域や環境で生活を続けられることを目指した動きがあります。地域包括ケアシステムは多くの市区町村が力を入れており、今後も田舎で医療介護の仕事は必要とされるでしょう。

製造業

製造業(工場や分社など)が田舎に多いのは、以下の理由があります。

  • 田舎の方が土地が安いから
  • 民家が少なく、騒音などのトラブルを予防しやすいから

とくに大きな工場を必要とする事業は土地の安さが重視されるため、田舎に工場を構える傾向が見られます。工場の規模が大きいほど当然人手も必要になるため、製造業の求人は田舎にたくさん存在します。

製造業の仕事は、学歴に自信がない人や特別な資格を持っていない人でも、健康である程度の体力があれば始められるのも魅力です。ただし都会に比べると、田舎の製造業の仕事は、全体的に給料が低い傾向にあります。

インターネットビジネス

インターネット環境には基本的に全国どこからでもアクセスできるため、パソコン一台あればできる仕事ならば、どこに移住しても問題ありません。仕事のしやすさでいえば、田舎は都会に比べて誘惑となるものが少ないので、人によっては都会より仕事が捗る環境にもなるでしょう。

最近ではリモートワークを導入する企業も増えていることから、都内の企業でリモートワーク勤務をしていた場合、移住しても働き続けることができるケースも少なくありません。

ただし孤独を感じやすい人には、田舎暮らしが寂しく感じてしまう可能性もあります。現在はオンライン上で人との関わりを持つこともできますが、やはり直接会えないことに比べると、寂しさを感じやすいこともあるでしょう。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

田舎に移住した人がやりやすい仕事

田舎に移住した人がやりやすい仕事

田舎でできる仕事をご紹介しました。次に「都会よりも田舎に移住した方がやりやすい仕事」について、それぞれご紹介します。

地域起こし協力隊

地域起こし協力隊は、以下のような地域で地域活性化を促す活動を行う人たちを指します。

  • 人口が減少して過疎化が進んだ地域
  • 高齢化が進行している地域
  • 世間にPRしたい産業や観光地がある地域

この地域起こし協力隊は、1年以上3年以内の期間1つの対象地域において、住民や自治体と一緒に地域活性化に向けた活動を行います。給料は自治体によって多少の差がありますが、大体20万円前後と、田舎で生活するには困らない給料が支払われます。

地域活性化に興味のある人にとっては、非常にやりがいを感じられる仕事です。

農業・林業

農業や林業は、田舎だからこそやりやすい仕事の代表例です。これらの一次産業は人手不足が深刻になっています。とくに若い人の就職が少なく、後継者不足に悩んでいる農家も多いのが現状です。

田舎に移住する人の中には「自給自足生活をしたい」という人がいます。そのような人にとって農業関連の仕事は最高の手段となるでしょう。農業の基本を学び、自分で食物を育てることができるようになれば、生活のために稼がないといけない金銭的ハードルも下がります。

ただし、農業は天候にも大きく左右される業界かつ体力を使う仕事でもあるため、大変さを感じやすい仕事でもあります。

高齢者向けのサービス

顧客対象が高齢者の商品やサービスは田舎の方が活動しやすく、求人も多いことが考えられます。理由は、田舎の方が高齢者の割合が高いからです。医療介護系の仕事もそのひとつですが、現在はさまざまな高齢者向けビジネスが展開されています。

具体的には、以下のような商品やサービスです。

  • 訪問による家事サポート
  • 宅配配食サービス
  • 墓石クリーニング
  • 外出のサポート

これらはすべて「若い頃は不自由なくできていたが、加齢や体力の低下によって困難となった」高齢者の方々の手助けをする事業です。アプローチの角度によってさまざまな高齢者向けサービスのニーズがあり、このようなサービスは田舎でこそさらに価値が高まるといえるでしょう。

民宿やゲストハウス運営

民宿やゲストハウス運営も、田舎の方が仕事をしやすい業種です。その理由は、田舎では空き家が多数存在するからです。人が住んでいない空き家を安く購入してリノベーションし、民宿やゲストハウスとして活用している事例も増えています。古民家や空き家をリノベーションする際には、自治体から助成金や補助金を受けることもできます。

このような田舎での民宿やゲストハウスには、都会からも人が宿泊に訪れます。なぜなら普段都会で生活している人の中には、都会に殺伐とした空気を感じていたり、人間関係に疲れた人がいるからです。

田舎でのリフレッシュを求める人は常に一定数いるため、田舎での民宿やゲストハウス運営に興味がある人は、やりがいを持って仕事ができることでしょう。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

田舎暮らしで仕事をするために必要なこと

田舎暮らしで仕事をするために必要なこと

田舎暮らしで仕事をして生活していくためにやっておいたほうがよいこと、おすすめの方法を4つご紹介します。

移住者向けの説明会や相談会に参加する

移住といっても、移住先によって雰囲気や移住者向けの制度などは大きく異なっています。「なんとなく田舎暮らしに興味がある」という人は、まずは情報を仕入れることからスタートしましょう。

移住者向けの説明会や相談会は、全国各地で常に開催されています。直接現地まで足を運ばなくとも、オンライン開催のものも多いため、気になる移住先がいくつかあれば複数参加してみましょう。

説明会や相談会に参加したからといって、その土地に住まなければいけないわけではありません。「まずは移住について知る第一歩」という気軽な気持ちで大丈夫ですので、積極的に参加してみることをおすすめします。

ニッポン移住・交流ナビふるさと回帰支援センターオンライン移住相談センターなどに、全国の移住説明会・相談会などの情報が掲載されています。

田舎暮らしの想像

田舎暮らしにあこがれる人は、都会や都心近郊で育ってきた人も多いかもしれません。田舎暮らしをしたらどのような暮らしになるのか、できる限り想像してみましょう。

たとえば、以下の要素をどうするか、どうなるのか考えてみるとよいでしょう。

  • 住まいをどうするのか(一軒家、アパート、寮など)
  • 働き方をどうするのか(現地で就職、独立、リモートワークなど)
  • 人付き合いはどうなるのか(近所付き合いや地域のイベントなど)
  • お金について(支出はどれくらいになりそうか、貯金の目安など)
  • 毎日の暮らしについて(買い物はどうするのか、遊びや旅行など)
  • ライフプランについて(いつまで移住先で暮らすつもりか、など)

いかがでしょうか。「田舎暮らし」というと少しぼんやりしていますが、具体的に一つひとつ考えていくと、リアルになっていくはずです。頭で考えるだけでなく、思いついたものを書き出していくとより明確になっていくでしょう。

U・I向けの転職サイトや自治体サイトを調べる

田舎暮らしは、生まれ育った地元へ戻って就職する「Uターン」や、都心で生まれ育ち、都心で働いていた人が地方へ移住する「Iターン」などのケースもあります。

UターンやIターンをする場合、その地域にどのような仕事や求人があるのかわからないケースがほとんどです。「Uターン・Iターン歓迎」などで検索できる転職サイトも多く、そういったものを活用すれば、移住のための仕事探しがスムーズに進むでしょう。

「北海道へ移住したい」「移住するなら九州エリア」など、すでに移住先の希望がはっきりしている人は、直接、自治体のサイトを見てみましょう。自治体のサイトは、希望する地域に特化した移住者向けの制度や最新情報などが詳細に掲載されているため、具体的な移住計画を立てるのに役立ちます。

移住体験ツアーへの参加

移住の情報だけを見聞きしても、いまひとつピンと来ない人もいるかもしれません。その場合は、移住体験ツアーに参加し、実際に移住先の雰囲気や暮らしに触れてみるのがおすすめです。

移住体験ツアーは、一泊二日~二泊三日などの短期間のものが比較的多いですが、数か月~半年、1年程度と中長期的なものもあります。できれば一定期間住むか何度か足を運んだほうが移住先の理解も進み、メリットだけでなくデメリットも理解でき、ミスマッチを軽減できるでしょう。

近年では、新型コロナウイルスの影響で県をまたいだ移動がしづらいこともあり、オンラインで地域の様子に触れたり、現地の人と交流できたりするオンラインツアーも増えています。まずはオンラインで参加してみて、本格的に検討する段階で現地へ足を運ぶ、という方法もあります。

TURNSJOINなどのサイトなどにも移住体験ツアーの情報が掲載されているため、参考にしてみると良いでしょう。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

田舎暮らしで仕事を選ぶ基準

田舎暮らしで仕事を選ぶ基準

ここまで、田舎暮らしをしながらできる仕事について解説してきました。しかし、これまでに田舎で生活をしながら働いた経験のない人は「果たして本当に、自分が田舎暮らしをしながら仕事ができるのかわからない」と不安に感じていることでしょう。

最後に、田舎暮らしで仕事を選ぶ基準についてご説明します。基本的には「毎月の生活費」と理想の「生活スタイル」のふたつを考えてみるのがポイントです。それぞれについて、解説します。

毎月の生活費

まずは、田舎暮らしでかかる生活費について考えてみましょう。理由は、田舎と都会では、かかる生活費と内容に差があるからです。

あくまで目安ですが、基本的に田舎暮らしの方が、生活費は少なくともおよそ4~5万円ほど抑えられます。工夫すれば、それ以上抑えられることもあるかもしれません。まず、家賃は都会に比べれば圧倒的に安いですし、都会ほどお金をかけなくてもできる遊びも多いことが想定されるからです。自給自足をすれば、野菜を自分たちでつくって節約といったこともできます。

反対に、電気代やガス代は都会よりもかかる傾向にあります。また、地方は車移動が中心となるため、交通費は都会に比べて高くなる可能性が高いでしょう。

これらの観点から田舎での1人暮らしを基準に考えると、月に10~15万円程度稼げれば最低限の生活費は賄えます。ただし人によって必要な額は異なりますから、もしあなたが田舎暮らしを検討しているのであれば、一度細かい生活費をシミュレーションし、自分に必要な生活費を稼げる仕事を選びましょう。

仕事を選ぶ際の注意点としては、田舎の方が給料が低い傾向にあるということです。ただし生活コストは下がるため、移住先の会社に就職して働くとしても、お金に困るリスクはかなり低いでしょう。

生活スタイル

生活スタイルに応じた仕事を選ぶことも大切です。なぜなら、あなたのおくりたい生活スタイルによって、選ぶべき仕事も大きく変わるからです。

たとえば、その地域が大好きで定住したいと思っているのなら、土地に根付いた仕事や地域活性化に向けた仕事をすることで、大きなやりがいを感じられるでしょう。一方で「ずっと移住先で暮らすかはまだわからない」という場合は、パソコンでできる仕事やリモートワークなど、いわゆる「住む場所を問わない仕事」をを選んだほうが、身動きは取りやすくなります。

仕事を決める際は「自分の希望する生活スタイルは、これから就く仕事で実現できるか」を考えることで、あとから「こんなはずではなかった」と感じる可能性を減らすことができます。

移住といっても意外と選択肢は広く、「こうしなければいけない」という縛りが少ないやり方もあります。まずは自分軸で考えてみて、どんな暮らしをしていきたいのかを具体的にしていきましょう。

まとめ

田舎暮らしで仕事をしていくことはできます。移住をして、理想のライフスタイルをおくることも不可能ではありません。一方で「田舎暮らしにあこがれて移住したけれど、自分には合わない」と感じる人も一定数います。実際に暮らしてみなければ見えてこない部分はありますが、できる限り情報収集や現地での仕事・生活をシミュレーションしたうえで、田舎暮らしを目指したほうが良いでしょう。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

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古庄 拓取締役
株式会社ジェイック取締役。IT業界・コンサルティング業界等への転職支援からキャリアを開始。大学キャリアセンターとの就職支援プロジェクト(2021年2月末:102大学と連携)、新卒の就職支援事業、リーダー研修事業など、複数サービスや事業の立上げを担当し、現在に至る。新卒の就職、中途の転職、また企業側の採用・育成事情に詳しい。 7つの習慣R認定担当インストラクター、原田メソッド認定パートナー、EQPI認定アナリスト等