
既卒で職歴なし。そのため履歴書や面接対策も不安で、自分は就職が可能なのかどうか心配という方もいるのではないでしょうか。
この記事では、既卒・職歴なしの人の現状や、就職するための方法について解説していきます。
既卒におすすめの仕事についても紹介するので、自分に合った仕事を見つける参考にしてください。

確かに、不安になる気持ちもわかるけど、しっかりと知識を知って、準備していけば正社員就職できるわ!解説していくので一つ一つ進めていきましょう。
この記事の目次
既卒職歴なしは就職できない?
まず結論から言いますと、職歴なしの既卒者でも就職はできます。ただし、新卒者よりも就職率の点で劣ります。
既卒職歴なしの就職率とは
リクナビとマイナビが発表した、新卒・既卒の就職率は下記のとおりです。
- 新卒の就職内定率:92.4%
- 既卒の就職内定率:42.4%
既卒の就職内定率は、新卒の半分程度しかないことがわかります。

既卒と新卒だと大きく就職率が違うんだね。しっかりと準備・対策が既卒は必要そう。
職歴なしの既卒が不利になる理由
職歴なしの既卒が就職で不利になる理由として、以下のことが挙げられます。
- 就職しなかった理由を聞かれる
- 「社会人としての基礎力があるか」不安に思われる
- 自信のなさが面接に出やすい
しかし、面接対策をしっかりと行い、企業が懸念していることを払拭できれば、就職できるチャンスが広がります。
それぞれの理由と対処法について詳しく解説していきます。
就職しなかった理由を聞かれる
職歴なしの既卒が不利になる理由の一つとして、就職しなかった理由を聞かれることがあげられます。
職歴のない既卒者は、面接でほぼ必ず「なぜ新卒で就職しなかったのか」と聞かれます。
「就職活動が上手くいかなかった」「やりたいことが見つからず、なんとなく過ごして来てしまった」などネガティブな理由の場合、マイナスイメージを持たれてしまいがちです。
就職しなかった理由を答える際には、正直な理由を伝え、反省点やこれからどのようにしていきたいか伝えることがポイントです。
例えば、「就職活動が上手くいかなかった」のであれば、「自己分析が不足していたため、自分の強みを十分にアピールできませんでした。その後、キャリアカウンセリングを受け、自己分析をやり直しました。」といった具体的な行動と反省点を伝えることで、面接官に成長意欲や改善能力を示すことができます。
「社会人としての基礎力があるか」不安に思われる
就職経験がない場合、「職場での基本的なマナーや社会人としての基礎力が身についているのだろうか」と採用担当者に不安を持たれる可能性があります。
この不安を払拭するためには、面接時の礼儀やマナーが重要です。加えて、具体的なアルバイト経験やボランティア活動などから得た成果やスキルをしっかりとアピールしましょう。それにより、社会人として必要な土台が備わっていることを示すことができます。
自信のなさが面接に出やすい
職歴なしの既卒者が面接において苦戦する理由の一つに、準備不足やこれまでの経歴に対する自信のなさが挙げられます。これにより、面接時に堂々と振る舞えなかったり、返答に詰まったりすることで、採用担当者にネガティブな印象を与えることがあります。
しかし、自己分析や模擬面接などを通じて準備を重ねることで、自信は確実に身につけられるものです。1人で就職活動をするのではなく、就職エージェントなどのサポートを活用することがポイントとなります。
既卒・職歴なしでも正社員を目指せる理由
既卒職歴なしでも正社員で就職するのは無理ではありません。なぜなら、人手不足・売り手市場から既卒採用をする企業や、経験よりもポテンシャルを重視して採用を行う企業が増えているからです。
既卒採用は増えている
最近では、企業の採用方針が柔軟になり、既卒者を積極的に受け入れる企業が増えています。特に中小企業やベンチャー企業では、新卒枠だけで人材を確保しきれず、既卒者に目を向けるケースが多くなっています。
加えて、既卒者向けの求人やサービスも拡充されており、支援を利用することで就職のチャンスを広げることが可能です。これによって、「既卒だから不利」という固定観念を捨て、自信を持って就職活動を進めることができます。
売り手市場だから
現在、多くの業界で人手不足が問題となっており、労働市場は売り手市場と言われています。このような状況では、企業側も「即戦力」にこだわりすぎず、未経験の既卒や職歴なしの求職者にも目を向けています。
特に、20代という若さは一つの武器であり、ポテンシャルや柔軟性を評価してもらいやすい年代です。この市場環境を最大限に活用することで、既卒者や職歴がない場合でも正社員としての道を開くことができます。
既卒職歴なしからの正社員就職の方法
既卒の具体的な就職方法は、下記の3つです。
- ハローワーク
- 転職サイト
- 転職エージェント
1つずつ特徴を解説します。
ハローワーク
ハローワークは国が運営する就職相談窓口で、既卒者も利用が可能です。
利用するメリットには、以下のような点があります。
- 就職サイトに載ってない求人がある
- 地元企業の求人が多い
- 職業訓練を受けられる
一方、デメリットは以下の通りです。
- いわゆるブラック企業の求人が混ざっている可能性がゼロではない
- 既卒専門の相談窓口ではない
- 「あなたの適性に合った会社」が紹介されるとは限らない
ハローワークは公的機関であるため、原則としてどの企業の求人も受け付けていることから、実態がブラック企業に該当するような会社の求人も混ざっている可能性は否めません。
また、ハローワークは利用者が多く、求職者間の公平を期すため、個々人の適性に合った企業とのマッチングサービスや紹介などもありません。既卒専門の相談窓口ではない事も理解しておきましょう。基本的には、あなたが希望した企業への応募手続きを行ってくれるのみと考えておきましょう。
転職サイト
転職サイトでも既卒の就活は可能です。中には、既卒者を募集している求人もあります。
名前を聞いたことがある有名企業も既卒の募集をしていることがありますので、根気よくサイトを見ながら探してみましょう。
ただ、転職サイトを使った就活では、すべての手配を自分ひとりでやらないといけません。
- 企業分析
- 応募手続き
- 履歴書の作成
- 面接対策
上記の対策を、すべてあなた自身で行います。
既卒に特有の「なぜ新卒時に就職しなかったんですか?」という質問にも、自分でしっかり回答を用意して臨む必要があります。
転職エージェント
転職エージェントを活用する方法もあります。
特に「既卒の就活に強いエージェント」に相談してみましょう。既卒ならではの悩みにも、的確に答えてくれるからです。
- 履歴書の書き方(既卒者が気を付ける点や工夫のアドバイス)
- 面接対策(「なぜ就職しなかったんですか?」という質問への対応策)
- 「既卒を積極的に採用している企業」の採用情報
- あなたに合っている仕事や会社の選び方(自己分析、企業分析のサポート)
これらの相談に、転職エージェントはすべて対応してくれます。
詳しくは次の章で解説しますが、既卒の人に特におすすめする就職方法は「転職エージェント」の活用です。

既卒の就活方法はいくつかあるみたいだね。自分に合った方法で進めていこう。
既卒職歴なしなら就職エージェントがおすすめな理由
既卒者であっても、「エージェントの支援サービス」をうまく活用すれば就職の成功率が大幅にアップします。
前述のとおり、既卒の平均的な内定率は【34.4%】というデータがあります。
これまでに既卒職歴なしの状態から正社員での就職を成功させた先輩は数多くいますが、その理由として以下の3つが挙げられます。
- 1.就職活動の準備が一からできる
- 2.一社一社の企業を理解した上で、求人紹介してくれる
- 3.自分に合った仕事を見つけることができる
順に、ご紹介していきましょう。
1.就職活動の準備が一からできる
はじめて就職活動を行う場合、「どんな準備をしたらいいか、何からはじめればいいか分からない」のは当然です。
エージェントは、まずあなたに適した仕事を探るための「自己分析」、さらに「業界分析」や「企業分析」など、個々の状況に応じた分析のアドバイスを行います。
また、履歴書や職務経歴書の添削・模擬面談の実施・面接日程の調整代行など、実務的な活動をサポートする仕組みも充実しています。特に既卒の方の場合、面接での対策(既卒になった理由など答えにくい質問への対応方法など)に万全が求められます。
既卒者の就職に強いエージェントには、既卒向けならではの知見やノウハウが蓄積されています。ちなみに、私たちジェイックも「既卒の就活に強い転職エージェント」です。さらに、就職準備の対策だけでなく、就職後のサポートも行っています。どうぞお気軽にご相談ください。
2.一社一社の企業を理解した上で、求人紹介してくれる
たとえば「就職サイト」には大量の求人情報が掲載されていますが、それらはあくまでも「求人広告」であり、サイト運営会社はすべての求人企業を実際に訪問している訳ではありません。
一方、エージェントは求人企業を一社一社訪問し、企業情報や求人の内容について丁寧にヒアリングを行っています。その中には、広く一般には公開されていない「非公開求人」も含まれています。
エージェントでは、就職を希望する個人ともしっかり面談していますので、個々の適性に合った企業が紹介されます。
3.自分に合った仕事を見つけることができる
エージェントはたくさんの求職者と面談し、求人企業からも豊富な情報を得ているため、その知見やデータを活かして、的確なマッチングが可能となります。
前述のとおり「自己分析」からサポートしていますので、あなたの将来的な目標や意向、さらには入社後の適性も考慮し、「あなたに合った仕事、企業」が紹介される確率が高まるのです。

一人で就活をすると、求人を見極めるのは難しい。だけど、エージェントを活用すれば企業のことを知ったうえで求人紹介してくれるからおすすめだよ!
既卒職歴なしが就職するためのコツ
ここでは、既卒者の就職のコツと注意点を解説します。就職活動を始める前に、ぜひ知っておいてください。
既卒を積極採用している求人を探す
内定獲得の確率を上げるコツは「既卒者を積極的に採用している企業に応募すること」です。
新卒や中途採用と異なり、既卒者を想定している企業は、職歴がないケースにも柔軟に対応してくれる傾向があります。特に、IT業界や販売・サービス業界では未経験者を歓迎する名目で、既卒者を積極的に募集していることが多いです。
求人票や企業サイトの採用ページを見て、以下のような文言が書かれていればチャンスと言えるでしょう。
- 既卒採用
- 既卒枠
大手企業も既卒者を募集している場合があるので、日々こまめに情報収集を心がけてください。
行動量を重視する
既卒者の就職活動では、行動量の多さがとても重要になります。
就職活動は採用人数が限られており、応募数が少ないと、思うような結果が出ないこともあります。そのため、できるだけ多くの企業にアプローチし、選考を受けることが重要です。
行動量を増やすことで得られるメリットは、下記のとおりです。
・就活の経験値が上がり、的確な行動がとれるようになる
・失敗したとしても、その経験を次に活かせる
・自分がどういう会社に求められているか(向いているか)が見えてくる
面接や応募数を増やすことで、自分に合った職種や企業が見えてくるだけでなく、面接の経験値も増え、自然と自信がついてくるでしょう。また、応募後の結果が思わしくなくても、失敗を学びに変える姿勢が必要です。
「一社応募して不採用。また一社応募して不採用」とのんびり活動するのではなく、同時並行で数社への応募・選考を進めるのもポイントです。早目にコツがつかめれば、内定獲得の確率も高まります。
やる気をしっかりと伝え、第一印象を大切にする
既卒で職歴がない場合、企業が最も重視するのは「その人のやる気」と「ポテンシャル」です。面接では、自分がこの企業で何をしたいのか、どのように貢献していきたいのかを明確に伝えることが求められます。曖昧な説明や受け身の姿勢は避け、熱意を言葉と態度で示しましょう。
面接で企業側にやる気を伝える方法は、以下のとおりです。
・笑顔で明るい雰囲気
・面接官の話をよく聞き、素直に受け答えをする
・面接官が聞き取りやすいように、はっきりと話す
・大学時代の活動をアピールする
・アルバイトの実績をアピールする
基本は笑顔で、相手が聞き取りやすいように話すことです。
うまくできるか不安がある人は、あらかじめ模擬面接で練習しておきましょう。就職エージェントでは担当者が模擬面接を行うサービスもあります。
ひとりで練習する際は、スマートフォンで自分の受け答えを録画してチェックしてみましょう。「面接官の目線」でチェックすると、改善した方が良い部分が客観的に見えてきます。
また、「なぜ就職しなかったんですか?」という質問には、ポジティブな姿勢で対応できるよう準備しましょう。具体的なポイントは、下記のとおりです。
・過去の失敗を反省し、この経験を今後に活かしたいと伝える
・資格の勉強をしていた
・どうしてもやりたいことがあった
・海外留学していた
・家庭の事情
一番重要なのは「過去の失敗を反省し、この経験を今後に活かしたいと伝える」ことです。マイナスと思える経験を次に活かそうとしている姿勢が伝われば、ポジティブな方向に転換できます。
ここで、具体的な回答例をご紹介します。
新卒の就活では、あまり深く考えずに応募していました。
そのため、志望動機などを聞かれても表面的な話しかできませんでした。思慮が浅く、準備が不十分だったと、今では反省しています。
この失敗を活かして、今年の就活では「自分は将来、何をしたいのか?」から考えてみました。
私は将来◯◯をしたいとわかり、それを叶えられるのが御社での仕事だと考え応募しました。
過去の経験を活かして、前に進んでいる印象が感じられますね。あなたの事例にあてはめて、回答の準備をしっかり行っておきましょう。
既卒職歴なしの就職を成功させる就活のステップ
既卒職歴なしでも就職を成功させるには、事前準備が重要です。以下のステップで就職活動を進めることで、就職の成功確率が高まります。
- 自己分析でアピールポイントを見つける
- 業界研究・企業分析を徹底する
- 応募する求人を選ぶ
- 履歴書・職務経歴書を書く
- 面接対策をする
- 面接を受ける
1. 自己分析でアピールポイントを見つける
職歴なしでの就職を目指す際、まず重要なのは自己分析です。自身の強みやこれまでに培ってきた経験からアピールポイントを見つけることが大切です。
例えば、部活動やアルバイトでのリーダー経験がある人は、リーダーシップがあることを強調できます。また、学業で培ったスキルや資格があれば、それを活用できる分野を明確にすることで、企業にも貢献できる力をアピールできます。自己分析を通して、「やる気」と「ポテンシャル」を前面に押し出す準備をしましょう。
2. 業界研究・企業分析を徹底する
職歴なしでも就職成功を収めるためには、業界研究と企業分析の徹底が欠かせません。例えば、未経験を歓迎するIT業界やサービス業界など、既卒や職歴なしでも入りやすい業種を中心に調査し、自分が挑戦できるフィールドを見つけましょう。
また、志望企業については、その文化や求める人材像を把握し、自分の適性との一致を具体的に説明できるようにすると選考での印象が良くなります。
3. 応募する求人を選ぶ
応募する求人選びも、就職活動の成否を分ける重要なポイントです。既卒や職歴なしを積極的に採用している企業は増加傾向にありますので、こうした企業をターゲットにすることが効果的です。ハローワークや就活エージェント、求人サイトを上手に活用して、未経験者歓迎の職種を探しましょう。
また、譲れない条件を3つ以内に絞り、少しでも興味がある求人は積極的に応募することもポイントです。まずは幅広く選考を受けてみて、内定をもらった企業の中で比較検討することが就職成功への近道です。
4. 履歴書・職務経歴書を書く
職歴がない場合でも、履歴書や職務経歴書は非常に重要です。空白期間がある場合は、その間にどのような活動をしていたかをポジティブに記載しましょう。
例えば、アルバイトや資格取得、ボランティア活動などがあれば具体的に記します。また、志望動機ではやる気や入社後の目標を具体的に述べると効果的です。職歴なしなどの弱みを補うためには、自己PRで自分の強みをしっかり伝えましょう。
5. 面接対策をする
面接では、どうして職歴がないのか、卒業後に就職しなかった理由を聞かれることがあります。こうした質問に対しては、後ろ向きな印象を与えないよう、前向きな理由を伝えるのがポイントです。
また、自信を持った態度で面接に臨むことが重要です。よくある質問やシチュエーションに対する回答をあらかじめ考えておくと安心して対応できます。さらに、自分のやりたいことや会社を選んだ理由を明確かつ簡潔に説明できるよう準備しましょう。
6. 面接を受ける
実際の面接では、第一印象がとても重要です。清潔感のある身だしなみや、はきはきとした話し方を心がけ、礼儀正しい態度を重視しましょう。
面接官は、未経験や職歴の有無よりも、あなたのやる気や将来的な可能性を評価しています。そのため、自分が会社に貢献できる部分や入社後に達成したい目標を情熱的に伝えることがカギとなります。準備をしっかり整え、自信を持って臨むことが成功への一歩です。
既卒職歴なしの就職先におすすめの職種5選
既卒職歴なしでも就職しやすく、おすすめの仕事には以下の職種があります。
1. 営業職
営業職は、人と話すことが好きだったり、コミュニケーション力に自信がある方におすすめの職種です。職歴なしの場合でも、アルバイト経験や趣味などで培った対人スキルを積極的にアピールすることで採用されるチャンスがあります。
また、営業職は結果が重視されるため、経験よりもやる気や意欲が評価されやすいのも特徴です。さらに、営業スキルを身に付けることで今後のキャリアの幅が広がるため、職歴なしの方にとって魅力的な職種といえます。
営業職に向いてるのは、下記のようなタイプの人です。
- 人の話をよく聞き、ニーズを把握できる人
- 共感力がある人
- コミュニケーションが好きな人
そして、営業職に就くメリットとして、下記の要素があげられます。
- コミュニケーション力など、汎用的なスキルが身につく
- 自社以外での人脈・つながりが得られる
- 比較的に転職しやすい
業務を通じてコミュニケーションスキルが向上すれば、たとえば他業界へも営業職として転職できるなど将来の選択肢が広がります。
2. 製造・物流系
製造業や物流業は、体力に自信があり、真面目に仕事に取り組むことができる方に向いています。この分野では経験よりも仕事に対して誠実に取り組む姿勢や、基礎的なチームワークが評価されることが多いため、職歴なしでも採用の可能性があります。
正社員登用のチャンスがある企業も多く、将来を見据えたい方にも適した選択肢です。
3. IT業界のサポート職
IT業界のサポート職、例えばヘルプデスクやシステム運用のサポート担当などは、職歴なしの既卒者にも挑戦しやすい職種のひとつです。特に未経験者歓迎や研修制度が整った企業を選ぶことで、基礎から学べる環境が得られます。
ITスキルは現代社会で需要が高く、将来的なキャリアアップにもつながります。ITに興味がある方や新しい分野に挑戦したい方にとてもおすすめの職種です。
- 慢性的に人材不足のため、未経験者でも募集がある
- 文系出身者でも採用する企業がある
以上がおすすめする主な理由です。
そして、IT職に向いてるのは、下記のようなタイプの人です。
- 集中力がある人
- 物事をコツコツと続けられる人
- 論理的思考ができる人
なお、IT職に就くメリットとしては、下記の内容があげられます。
- 専門的な知識やスキルが身につく
- 転職しやすい(ポータブル・スキル)
- 今後もIT業界は成長が見込まれ、将来性に期待できる
IT業界が成長しているのはご存知の通りです。今後も人材の需要が高いので、キャリア形成や給与面でもメリットがある職種と言えるでしょう。
4. 施工管理
施工管理は建設業界で求められる重要な職種で、プロジェクト全体の進行を管理する役割を担います。未経験者でも資格を取得しながらスキルを磨くことができるケースが多く、資格取得をサポートしてくれる企業も少なくありません。
また、建築や設備に興味がある方にとって、学びながらキャリアをスタートさせる魅力的な機会を提供してくれる職種です。中途採用の枠も比較的多いため、既卒者が挑戦しやすいフィールドといえます。
5. 販売職
販売職も既卒の人におすすめです。
- 求人募集が多い
- 未経験であっても、採用されやすい
以上がおすすめする理由です。
販売職に向いてるタイプは、下記のような人です。
- 人当たりが良く、人と話すのが好きな人
- 人に何かを説明するのが得意な人
- 雰囲気が明るい人
そして、販売職に就くメリットは下記の通りです。
- コミュニケーションスキルが身につく
- 販売で経験を積むことで、営業職への転職も可能となる
好きなブランドや製品があったり、人と関わるのが好きな人にはおすすめです。

未経験でも採用してくれる職業だと狙い目だよ。
既卒職歴なしの履歴書の書き方
既卒職歴なしでの就職活動では、履歴書が採用担当者に与える第一印象を決定づけます。職歴がない場合でも、自分の強みや経験、やる気をしっかりとアピールすることで、正社員就職への可能性を広げることができます。以下は、履歴書作成時に考慮すべきポイントです。
- 自己PR・志望動機はしっかりと書く
- 空白期間の理由の説明を入れる
- 応募職種に役立つ資格を記載する
- 前向きな表現を心がける
まず、履歴書の基本情報は当然正確に記載しますが、自己PRや志望動機の欄が重要な鍵となります。この部分では、職歴がなくても自分の人柄やポテンシャル、学生時代やその後に取り組んだことを詳細に記載してください。例えば、アルバイト経験がある場合、そこで培ったコミュニケーション能力や問題解決力を具体的に記述すると良いでしょう。
次に、卒業後の空白期間の扱いです。履歴書には空白期間の理由を簡潔かつ前向きに説明することが求められます。「スキルを磨くために資格取得の勉強をしていました」「ボランティア活動を通じて社会貢献を行いました」など、ポジティブな姿勢を伝える内容にしましょう。このような経験は、人間性や意欲を示す材料になるため非常に重要です。
また、資格欄を活用して自分の努力やスキルをアピールすることも効果的です。たとえ職歴がなくても、職務に関連する資格や興味を示すために基礎的な資格(例:簿記やMOS資格)を記載しておくと、採用担当者の印象が良くなります。特にIT業界の就職を目指す場合には、基本的なITスキルを示す資格(例:ITパスポート)を取得することをおすすめします。
さらに、これまでの経験をアピールする際に前向きな表現を心がけることが重要です。「職歴なし」をネガティブに捉えすぎず、「新しい経験を積みたい」「自分の意欲を活かして貢献したい」というポジティブな意志を伝えましょう。
職歴のない既卒の就職経験談を紹介!
既卒で職歴の無い人の、就職経験談をご紹介します。
Aさんの体験談(成功パターン)
新卒で就活に臨むも、希望の企業では不採用
⇒内定がないまま卒業し、翌年に既卒として就活に挑む
Aさんがまず注目したのは、新卒の就活に失敗した理由でした。
冷静に考えてみると、大手企業とか有名企業ばかりにエントリーしていたため、志望動機も浅くなっていたようです。
- 大手で有名だから
- 大手は安定してそうだから
- 給料が多そうだから
これらの志望動機は表面的な理由ばかりで、面接で話すことはできません。そのため、Aさんは「自分は何をしたいのか?」を真剣に考えてみました。
出た答えは「手に職をつけたい!」というもの。終身雇用が崩壊しつつある現在、これからは企業のブランドではなく、専門性が高い仕事をした方がいいと考えました。
その中でAさんが選んだのは、IT業界でした。
文系出身でしたが、文系でもIT業界に就職できると知り、企業分析を開始。未経験から就職できるIT企業を見つけて応募したところ、無事に内定を獲得できました。
Aさんが既卒の就活に成功した理由
ずばり、自己分析をしっかりと行ったからです。
- 自分がやりたいことを見つける
- それを叶えられる企業を探す
きちんと自己分析をすれば、強い目的意識をもって就活に挑めます。自己分析ができれば、業界分析や企業分析もうまくいくものです。Aさんは働く理由も明確なので、すぐに辞めてしまう可能性も低いでしょう。
Bさんの体験談(失敗パターン)
働きたいという気持ちがなく、まともに就活しなかった
⇒書類選考は通るものの、面接で落とされることが続く
既卒の就活を始めて、Bさんが面接で一番困ったのは、「なぜ就職しなかったんですか?」という質問でした。
- なんとなくです。
- やりたいことがなくて…
- 自分の将来を考えていたら卒業の時期になってしまい…
明確な理由が説明できず、不採用になっていました。
Bさんは面接に苦手意識をもってしまい、現在はニートです。
Bさんが既卒の就活に失敗した理由
「なぜ就職しなかったんですか?」という問いに、しっかりと答えられませんでした。
就職しなかった理由がネガティブである場合、面接官は良い印象をもちません。なぜなら、「入社後、仕事への取り組み方も後ろ向きなのではないか?」と不安視するからです。
「なんとなく卒業してしまった」という人は、仕事でも「なんとなく仕事の期限が過ぎてしまった」と言いかねない怖さを感じさせてしまいます。
新卒で就職しなかった理由や経緯を「いかにポジティブに伝えるか」が重要です。

既卒で就活を成功させる人と失敗してしまう人にはそれぞれ特徴があるね。自分はどちらか一度考えてみよう。
既卒職歴なしから公務員を目指すのはあり?
結論から言いますと「あり」です。
公務員の就職は、民間企業とは違い「試験による選考がメイン」であるため、新卒・既卒という枠に関係なく、比較的公平に評価してもらえる傾向にあります。
また、ほとんどの公務員試験は30歳前後を受験資格の上限年齢としており、大学卒業後しばらくはチャレンジできる期間があるため、「既卒が不利」とは一概に言えません。
既卒でも公務員浪人を経て合格している人も実際に存在します。筆記試験や面接への対策を十分に行えば合格できる可能性があるという事です。
ただし、公務員と民間企業を比較すると、就職しやすいのは求人数が多い民間企業です。公務員の合格率は、職種にもよりますが10~30%程度です。特に既卒の人は、公務員を目指すと同時に、民間企業への就職活動も進めておくと安心です。
より詳しく知りたい方は、こちらの記事もお読みください。
職歴がなくても取るべき資格は?
職歴がなくても取るべき資格は、「基本情報技術者試験」「簿記検定」「介護職員初任者研修」「宅地建物取引士」などがあります。
「基本情報技術者試験」は、プログラミングやネットワークの基礎知識を証明できるため、職務経歴書や履歴書で効果的にアピールできるポイントとなります。
次に、事務職や経理職を目指す場合は「簿記検定」がおすすめです。特に日商簿記2級以上を取得することで、会計や経理の知識があることを証明でき、実務未経験でも企業の評価が上がるケースがあります。この資格は中途採用でも重視されるため、長期的にも役立ちます。
さらに、「介護職員初任者研修」などの資格も就職先の選択肢を広げる資格の一つです。介護・福祉業界では、未経験者歓迎の求人も多く、人材需要が高まっているため、既卒者でも職歴を問わず挑戦しやすい分野と言えます。
営業職や接客業を希望する方には「宅地建物取引士」(通称:宅建)も有力な資格です。不動産業界での就職を目指す際に活用でき、未経験者でも資格があることで面接官に好印象を与えることができます。
職歴なし既卒者は、資格を取ることで「学ぶ意欲」や「努力できる姿勢」を企業に示すことが大切です。資格取得は、就職に向けた大きな一歩となります。履歴書に記載する際にも、資格を上手にアピールすることで、自分の強みを際立たせることができます。
まとめ
既卒で職歴もない人の就職について、ここまで解説してきました。
「既卒の就職活動のコツや注意点」を意識しながら自分1人で就活するのが不安な方は、既卒の就職で多くの実績がある私たちジェイックにご相談ください。
既卒の就活に慣れている人はいません。目的は就活に慣れることではなく、あなたに適した会社に就職することですよね。そのために、もっとも成功率が高い方法で就職活動を進めていきましょう。
「既卒の職歴なし」に関するよくある質問
職歴なしの既卒者でも就職はできます。ただ新卒よりも不利になりがちなので、既卒に特化した履歴書対策・面接対策を行うことがとても重要です。
未経験でも可、人手不足、実力主義の職種がおすすめです。例えば「営業職・IT職・販売職」があります。それぞれに向いているタイプや、その職種のメリットもご紹介します。
ジェイックは「自己分析」からサポートしていますので、あなたの将来的な目標や意向、さらには入社後の適性も考慮して「あなたに適した仕事、企業」を紹介します。お気軽に『就職相談』をご利用ください。

こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい
既卒で職歴がないから、正社員就職できるか不安って人が多いみたい。